JPH1099452A - 家庭用電気治療器 - Google Patents
家庭用電気治療器Info
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- JPH1099452A JPH1099452A JP25808996A JP25808996A JPH1099452A JP H1099452 A JPH1099452 A JP H1099452A JP 25808996 A JP25808996 A JP 25808996A JP 25808996 A JP25808996 A JP 25808996A JP H1099452 A JPH1099452 A JP H1099452A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、温熱・電位治療器や加温式電位治
療器の発熱線、電位線の電位出力構成に関し、電位治療
時、電位出力用の電位線が電位線に接触もしくは近傍の
温熱用の発熱線の影響による誘導電位出力の低下や、温
熱を加えながら電位治療できる加温式電位治療器での、
発熱線の温度検出部がこの電位線と発熱線との接触部等
で電位出力の影響を受ける発熱線の設定温度のシフトを
低減する。 【解決手段】 シート状構成材４に電位線３を挿入固定
する電位線挿入孔と発熱線２を挿入固定する発熱線挿入
孔をそれぞれ別個に構成する等、電位線３と発熱線２と
の距離を離して構成する手段により、電位線３と発熱線
２とが相互に影響し合うことがほとんどなくなり、電位
出力、発熱温度等の誤作動を軽減することができる。
療器の発熱線、電位線の電位出力構成に関し、電位治療
時、電位出力用の電位線が電位線に接触もしくは近傍の
温熱用の発熱線の影響による誘導電位出力の低下や、温
熱を加えながら電位治療できる加温式電位治療器での、
発熱線の温度検出部がこの電位線と発熱線との接触部等
で電位出力の影響を受ける発熱線の設定温度のシフトを
低減する。 【解決手段】 シート状構成材４に電位線３を挿入固定
する電位線挿入孔と発熱線２を挿入固定する発熱線挿入
孔をそれぞれ別個に構成する等、電位線３と発熱線２と
の距離を離して構成する手段により、電位線３と発熱線
２とが相互に影響し合うことがほとんどなくなり、電位
出力、発熱温度等の誤作動を軽減することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用電気治療
器、特に温熱・電位治療器や加温式電位治療器の発熱
線、電位線の電位出力構成に関する。
器、特に温熱・電位治療器や加温式電位治療器の発熱
線、電位線の電位出力構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の家庭用電気治療器は、例
えば、発熱線による温熱部とトランス等による数百ボル
トの電位出力部をふとん等の寝具に配設し、寝ながらに
して健康づくりのできる治療器として構成されていた。
この温熱部はふとんの足元から胸元まで構成され、電位
出力部は、背中部に構成されることが多かった。人体に
電位を作用させることにより、頭痛、肩こり、不眠症、
慢性便秘に効果・効能を奏するものであった。
えば、発熱線による温熱部とトランス等による数百ボル
トの電位出力部をふとん等の寝具に配設し、寝ながらに
して健康づくりのできる治療器として構成されていた。
この温熱部はふとんの足元から胸元まで構成され、電位
出力部は、背中部に構成されることが多かった。人体に
電位を作用させることにより、頭痛、肩こり、不眠症、
慢性便秘に効果・効能を奏するものであった。
【０００３】なお、温熱治療器としては、温熱効果、す
なわち、疲労の回復、血行をよくする、筋肉の疲れをと
る、筋肉のこりをほぐす、神経痛・筋肉痛の傷みの緩
解、胃腸の働きを活発にする効果・効能を有している。
なわち、疲労の回復、血行をよくする、筋肉の疲れをと
る、筋肉のこりをほぐす、神経痛・筋肉痛の傷みの緩
解、胃腸の働きを活発にする効果・効能を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た電位治療器等の家庭用電気治療器は、特に電位治療
時、電位出力用の電位線と温熱用の発熱線が接触する部
分が少なくないため、この接触部分の影響を受け、誘導
電位出力が低下するという課題を有していた。また、加
温式電位治療器のように、温熱を加えながら電位治療で
きるタイプの製品では、発熱線の温度検出部が電位出力
の影響を受け、発熱線の設定温度がシフトするという課
題も有していた。
た電位治療器等の家庭用電気治療器は、特に電位治療
時、電位出力用の電位線と温熱用の発熱線が接触する部
分が少なくないため、この接触部分の影響を受け、誘導
電位出力が低下するという課題を有していた。また、加
温式電位治療器のように、温熱を加えながら電位治療で
きるタイプの製品では、発熱線の温度検出部が電位出力
の影響を受け、発熱線の設定温度がシフトするという課
題も有していた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電位治療器は、人体に電位を作用させる電位
線と人体へ温熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱
線を面状に配線固定するシート状構成材よりなり、前記
シート状構成材は、繊維材料からなる２重の生地構成で
あり、前記電位線を挿入固定する電位線挿入孔と前記発
熱線を挿入固定する発熱線挿入孔を有してなるように構
成したものである。
に本発明の電位治療器は、人体に電位を作用させる電位
線と人体へ温熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱
線を面状に配線固定するシート状構成材よりなり、前記
シート状構成材は、繊維材料からなる２重の生地構成で
あり、前記電位線を挿入固定する電位線挿入孔と前記発
熱線を挿入固定する発熱線挿入孔を有してなるように構
成したものである。
【０００６】上記発明によれば、電位線はこの２重の生
地構成の電位線挿入孔に、発熱線は同生地構成の発熱線
挿入孔にそれぞれ挿入され固定されるので、電位線と発
熱線とが相互に影響し合うことがほとんどなくなり、電
位出力、発熱温度等の誤作動を軽減することができる。
地構成の電位線挿入孔に、発熱線は同生地構成の発熱線
挿入孔にそれぞれ挿入され固定されるので、電位線と発
熱線とが相互に影響し合うことがほとんどなくなり、電
位出力、発熱温度等の誤作動を軽減することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明は、人体に電位を作用させ
る電位線と人体へ温熱を供給する発熱線と前記電位線及
び発熱線を面状に配線固定するシート状構成材とを有す
るものである。
る電位線と人体へ温熱を供給する発熱線と前記電位線及
び発熱線を面状に配線固定するシート状構成材とを有す
るものである。
【０００８】このシート状構成材を２重の織物で構成
し、２重の生地間の接合部を織物構成で接合し、電位線
挿入孔及び発熱線挿入孔を形成することにより、誘導電
位出力の低下や発熱温度の誤作動を簡易に防止すること
ができる。
し、２重の生地間の接合部を織物構成で接合し、電位線
挿入孔及び発熱線挿入孔を形成することにより、誘導電
位出力の低下や発熱温度の誤作動を簡易に防止すること
ができる。
【０００９】さらに、この電位線を金属よりなる導線で
構成し、この導線に近接して電気絶縁物を介して導体を
配してなる構成により、誘導電位出力を他の導体まで拡
大できるので電位出力の低下を抑制することができる。
構成し、この導線に近接して電気絶縁物を介して導体を
配してなる構成により、誘導電位出力を他の導体まで拡
大できるので電位出力の低下を抑制することができる。
【００１０】さらに、この電位線を金属よりなる導線で
構成し、この導線に近接して誘電率の温度依存性を有す
る結晶性高分子材料あるいは正の抵抗温度係数を有する
導電材料を介して導体を配してなる構成であるので、誘
電率の温度依存性を有する結晶性高分子材料の場合は、
例えば人の寝ている相対的な高温部に電位出力を高める
ことができる。そして、正の抵抗温度係数を有する導電
材料の場合は、例えば温熱等で高温になりすぎた部分へ
の電位を抑制することができ、安全性が向上する。
構成し、この導線に近接して誘電率の温度依存性を有す
る結晶性高分子材料あるいは正の抵抗温度係数を有する
導電材料を介して導体を配してなる構成であるので、誘
電率の温度依存性を有する結晶性高分子材料の場合は、
例えば人の寝ている相対的な高温部に電位出力を高める
ことができる。そして、正の抵抗温度係数を有する導電
材料の場合は、例えば温熱等で高温になりすぎた部分へ
の電位を抑制することができ、安全性が向上する。
【００１１】また、上記の他の導体を電位線より長い導
線で構成することにより、人体に帯電させる誘導電位を
高めるとともに、万一電位線の断線があっても他の導体
を通じて電位出力できるので、耐久性を高めることもで
きる。
線で構成することにより、人体に帯電させる誘導電位を
高めるとともに、万一電位線の断線があっても他の導体
を通じて電位出力できるので、耐久性を高めることもで
きる。
【００１２】また、他の導体の電位線との反対面に電気
絶縁体を構成することにより、電気絶縁性能をさらに高
めることができる。
絶縁体を構成することにより、電気絶縁性能をさらに高
めることができる。
【００１３】このように、各種構成手段を導入して、人
体に帯電させる誘導電位を高めるように前記電位線と前
記発熱線との距離を離して構成する、もしくは、前記電
位線の電位発生面積を高めて構成することにより、人体
への誘導電位出力を確保して、治療効果を高めていくこ
とができる。
体に帯電させる誘導電位を高めるように前記電位線と前
記発熱線との距離を離して構成する、もしくは、前記電
位線の電位発生面積を高めて構成することにより、人体
への誘導電位出力を確保して、治療効果を高めていくこ
とができる。
【００１４】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。 （実施例１）図１は本発明の実施例１の家庭用電気治療
器としての温熱あるいは加温式電位治療器の外観図であ
る。また、図２はこの家庭用電気治療器の要部構成図で
ある。また、図３はこの家庭用電気治療器のシート状構
成材の構成図である。また、図４は比較説明用のシート
状構成材の構成図である。
明する。 （実施例１）図１は本発明の実施例１の家庭用電気治療
器としての温熱あるいは加温式電位治療器の外観図であ
る。また、図２はこの家庭用電気治療器の要部構成図で
ある。また、図３はこの家庭用電気治療器のシート状構
成材の構成図である。また、図４は比較説明用のシート
状構成材の構成図である。
【００１５】図において、１は家庭用電気治療器の治療
用のふとんであり、このふとん１中に発熱線２と電位線
３を配線固定したシート状構成材４を構成している。ま
た、５は電位出力用トランス、電位出力用の制限抵抗等
の安全回路、温度制御回路等を内蔵したコントローラで
ある。図２は発熱線２、電位線３及びシート状構成材４
の構成の詳細を示すが、発熱線２及び電位線３は所定の
間隔Ａを隔てて配線されるように構成されている。さら
に、このシート状構成材４の詳細を示す構成図を図３に
示すが、シート状構成材４は袋状に構成された布状構成
材であり、接結糸によって２重の生地が接合された接合
部６によって発熱線用及び電位線用の挿入孔が形成され
るように織られている。そして、発熱線２及び電位線３
はそれぞれの挿入孔に挿入固定されるように構成されて
いる。
用のふとんであり、このふとん１中に発熱線２と電位線
３を配線固定したシート状構成材４を構成している。ま
た、５は電位出力用トランス、電位出力用の制限抵抗等
の安全回路、温度制御回路等を内蔵したコントローラで
ある。図２は発熱線２、電位線３及びシート状構成材４
の構成の詳細を示すが、発熱線２及び電位線３は所定の
間隔Ａを隔てて配線されるように構成されている。さら
に、このシート状構成材４の詳細を示す構成図を図３に
示すが、シート状構成材４は袋状に構成された布状構成
材であり、接結糸によって２重の生地が接合された接合
部６によって発熱線用及び電位線用の挿入孔が形成され
るように織られている。そして、発熱線２及び電位線３
はそれぞれの挿入孔に挿入固定されるように構成されて
いる。
【００１６】実際に、発熱線２と電位線３の上記間隔Ａ
の距離を３５ｍｍとしたものと、上記間隔Ａの距離をと
らない比較例の構成とで比較実験を行った。ここで、こ
の比較例の構成としては、同一のシート状構成材４に発
熱線２及び電位線３を図４に示すように配線したものを
比較サンプルとした。この結果、電位線へのコントロー
ラ５の出力を６００Ｖにして、同一のふとん１の環境
で、この上に人が寝て、人体にかかる誘導電位を高圧電
圧計（入力抵抗：１０００ＭΩ）で測定した。この結
果、発熱線２、電位線３及びシート状構成材４の構成を
図４の比較例の構成にしたものでは３２０Ｖであった
が、本発明の図２の構成では、４５５Ｖの出力を確認で
きた。このように、発熱線２と電位線３との間隔をとる
構成にすることにより、発熱線等による電位の低下を軽
減できるという優れた効果を奏するものであった。
の距離を３５ｍｍとしたものと、上記間隔Ａの距離をと
らない比較例の構成とで比較実験を行った。ここで、こ
の比較例の構成としては、同一のシート状構成材４に発
熱線２及び電位線３を図４に示すように配線したものを
比較サンプルとした。この結果、電位線へのコントロー
ラ５の出力を６００Ｖにして、同一のふとん１の環境
で、この上に人が寝て、人体にかかる誘導電位を高圧電
圧計（入力抵抗：１０００ＭΩ）で測定した。この結
果、発熱線２、電位線３及びシート状構成材４の構成を
図４の比較例の構成にしたものでは３２０Ｖであった
が、本発明の図２の構成では、４５５Ｖの出力を確認で
きた。このように、発熱線２と電位線３との間隔をとる
構成にすることにより、発熱線等による電位の低下を軽
減できるという優れた効果を奏するものであった。
【００１７】さらに、加温式の電位治療器の場合、発熱
線と電位線を同時出力するが、発熱線にナイロン１２を
ベースとしたイオン伝導型、誘電型の高分子感熱体を用
いた温度検出機能を有した発熱線を用いて、本発明の上
記図２の構成と比較例の図４の構成で、コントローラか
ら電位出力６００Ｖを同時出力させることにより発熱温
度がどう変化するかを測定した。この結果、上記比較例
では、５℃の温度ドリフトがあったものの、本発明の図
２の構成では、１℃以内の温度変化であり、発熱温度の
誤作動を軽減するという効果を確認することもできた。
線と電位線を同時出力するが、発熱線にナイロン１２を
ベースとしたイオン伝導型、誘電型の高分子感熱体を用
いた温度検出機能を有した発熱線を用いて、本発明の上
記図２の構成と比較例の図４の構成で、コントローラか
ら電位出力６００Ｖを同時出力させることにより発熱温
度がどう変化するかを測定した。この結果、上記比較例
では、５℃の温度ドリフトがあったものの、本発明の図
２の構成では、１℃以内の温度変化であり、発熱温度の
誤作動を軽減するという効果を確認することもできた。
【００１８】（実施例２）図５は、人体に作用する電位
線を金属よりなる導線で構成し、この導線に近接して電
気絶縁物を介して導体を構成したものの斜視図である。
図５において、７は銅等の金属よりなる電位線であり、
この外表面を電気絶縁体８で被覆し、さらにこの外表面
に密着させて、アルミニウム等よりなる導体９を構成し
ている。これにより、導体９に電位線７からの誘導電位
が発生し、発熱線等からの影響を防止する方向に作用す
ることができる。
線を金属よりなる導線で構成し、この導線に近接して電
気絶縁物を介して導体を構成したものの斜視図である。
図５において、７は銅等の金属よりなる電位線であり、
この外表面を電気絶縁体８で被覆し、さらにこの外表面
に密着させて、アルミニウム等よりなる導体９を構成し
ている。これにより、導体９に電位線７からの誘導電位
が発生し、発熱線等からの影響を防止する方向に作用す
ることができる。
【００１９】さらに、この電気絶縁体８の部分に誘電率
の温度依存性を有する結晶性高分子材料あるいは正の抵
抗温度係数を有する導電材料を構成することにより、各
種効果を奏することができる。誘電率の温度依存性を有
する結晶性高分子材料を構成する場合には、例えば人の
寝ている側の面に誘電率の温度依存性を有する結晶性高
分子材料を介して、導体を構成することにより、ふとん
等の湿気等によることなく、さらに人体に帯電される誘
導電位を高めることができる。また、正の抵抗温度係数
を有する導電材料を構成する場合には、例えば温熱等で
高温になりすぎた部分への電位を抑制することができ、
安全性を向上させることができる。なお、電位線には、
制限抵抗等の安全回路が接続されており、電位線に直接
触れても感電するようなことはない。
の温度依存性を有する結晶性高分子材料あるいは正の抵
抗温度係数を有する導電材料を構成することにより、各
種効果を奏することができる。誘電率の温度依存性を有
する結晶性高分子材料を構成する場合には、例えば人の
寝ている側の面に誘電率の温度依存性を有する結晶性高
分子材料を介して、導体を構成することにより、ふとん
等の湿気等によることなく、さらに人体に帯電される誘
導電位を高めることができる。また、正の抵抗温度係数
を有する導電材料を構成する場合には、例えば温熱等で
高温になりすぎた部分への電位を抑制することができ、
安全性を向上させることができる。なお、電位線には、
制限抵抗等の安全回路が接続されており、電位線に直接
触れても感電するようなことはない。
【００２０】さらに、上記の導体を電位線より長い導線
で構成することにより、人体に作用させる誘導電位を高
める方向に作用でき、また前記電気絶縁物、前記結晶性
高分子材料、前記導電材料等に導線を巻き付けることに
より実現できるので、加工もしやすいという利点をもつ
ものである。
で構成することにより、人体に作用させる誘導電位を高
める方向に作用でき、また前記電気絶縁物、前記結晶性
高分子材料、前記導電材料等に導線を巻き付けることに
より実現できるので、加工もしやすいという利点をもつ
ものである。
【００２１】また、前記他の導体を構成するものにあっ
ては、前記他の導体を通じて電位出力できるので、万一
電位線が断線するようなことがあっても、他の導体から
誘導電位を出力できるので、この家庭用電気治療器の耐
久性を高めることにもつながる。
ては、前記他の導体を通じて電位出力できるので、万一
電位線が断線するようなことがあっても、他の導体から
誘導電位を出力できるので、この家庭用電気治療器の耐
久性を高めることにもつながる。
【００２２】（実施例３）図６は上記他の導体の電位線
との反対面に電気絶縁体を構成した、本発明の実施例３
の斜視図である。図６において、１０は電位線であり、
芯糸１１に巻き付けられており、この外表面を電気絶縁
体１２で被覆し、さらにこの外表面に金属導線よりなる
導体１３を巻き付け、さらに電気絶縁体１４を構成して
いる。電位出力は導体１３を用いてもよいが、電位線１
０に出力することにより、電位出力を高める効果の他、
電気絶縁体１４が損傷しても電気絶縁体１２で電気絶縁
できるので、電気絶縁性をさらに高める効果も有するも
のである。
との反対面に電気絶縁体を構成した、本発明の実施例３
の斜視図である。図６において、１０は電位線であり、
芯糸１１に巻き付けられており、この外表面を電気絶縁
体１２で被覆し、さらにこの外表面に金属導線よりなる
導体１３を巻き付け、さらに電気絶縁体１４を構成して
いる。電位出力は導体１３を用いてもよいが、電位線１
０に出力することにより、電位出力を高める効果の他、
電気絶縁体１４が損傷しても電気絶縁体１２で電気絶縁
できるので、電気絶縁性をさらに高める効果も有するも
のである。
【００２３】以上述べてきたように、各種構成手段を導
入して、人体に作用させる誘導電位を高めるように前記
電位線と前記発熱線との距離を離して構成されてなる、
もしくは、前記電位線の電位発生面積を高めて構成され
てなる家庭用電気治療器であれば、どのようなものであ
ってもよく、電位線と発熱線とが相互に影響し合うこと
がほとんどなくなり、電位出力、発熱温度等の誤作動を
軽減することができるものであり、実用上の効果もきわ
めて大きい。
入して、人体に作用させる誘導電位を高めるように前記
電位線と前記発熱線との距離を離して構成されてなる、
もしくは、前記電位線の電位発生面積を高めて構成され
てなる家庭用電気治療器であれば、どのようなものであ
ってもよく、電位線と発熱線とが相互に影響し合うこと
がほとんどなくなり、電位出力、発熱温度等の誤作動を
軽減することができるものであり、実用上の効果もきわ
めて大きい。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明の家庭用電気治療器
によれば、人体に電位を作用させる電位線と人体へ温熱
を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配線
固定するシート状構成材よりなり、このシート状構成材
に電位線を挿入固定する電位線挿入孔と発熱線を挿入固
定する発熱線挿入孔をそれぞれ構成することにより、電
位線と発熱線とが相互に影響し合うことがほとんどなく
なり、電位出力、発熱温度等の誤作動を軽減することが
できる。
によれば、人体に電位を作用させる電位線と人体へ温熱
を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配線
固定するシート状構成材よりなり、このシート状構成材
に電位線を挿入固定する電位線挿入孔と発熱線を挿入固
定する発熱線挿入孔をそれぞれ構成することにより、電
位線と発熱線とが相互に影響し合うことがほとんどなく
なり、電位出力、発熱温度等の誤作動を軽減することが
できる。
【００２５】また、この電位線を金属よりなる導線で構
成し、この導線に接近してさらに電気絶縁物を介して他
の導体を配してなる構成にすることにより、誘導電位出
力を他の導体まで拡大できるので電位出力の低下を抑制
することができる。
成し、この導線に接近してさらに電気絶縁物を介して他
の導体を配してなる構成にすることにより、誘導電位出
力を他の導体まで拡大できるので電位出力の低下を抑制
することができる。
【００２６】さらに、この電位線を金属よりなる導線で
構成し、この導線に接近して誘電率の温度依存性を有す
る結晶性高分子材料あるいは正の抵抗温度係数を有する
導電材料を介して他の導体を配する構成にすることによ
り、例えば人の寝ている相対的な高温部への誘導電位出
力を高めたり、温熱等で高温になりすぎた部分への電位
を抑制したりすることができ、性能・安全性を向上させ
るものでもある。
構成し、この導線に接近して誘電率の温度依存性を有す
る結晶性高分子材料あるいは正の抵抗温度係数を有する
導電材料を介して他の導体を配する構成にすることによ
り、例えば人の寝ている相対的な高温部への誘導電位出
力を高めたり、温熱等で高温になりすぎた部分への電位
を抑制したりすることができ、性能・安全性を向上させ
るものでもある。
【００２７】このように、各種構成手段を導入して、人
体に作用させる誘導電位を高めるように前記電位線と前
記発熱線との距離を離して構成する、もしくは、前記電
位線の電位発生面積を高めて構成することにより、人体
への誘導電位出力を確保して、治療効果を高めていくこ
とができる。
体に作用させる誘導電位を高めるように前記電位線と前
記発熱線との距離を離して構成する、もしくは、前記電
位線の電位発生面積を高めて構成することにより、人体
への誘導電位出力を確保して、治療効果を高めていくこ
とができる。
【図１】本発明の実施例１の家庭用電気治療器の外観図
【図２】同家庭用電気治療器の要部構成図
【図３】同家庭用電気治療器のシート状構成材の構成図
【図４】本発明の比較説明用の家庭用電気治療器の要部
構成図
構成図
【図５】本発明の実施例２の家庭用電気治療器の要部斜
視図
視図
【図６】本発明の実施例３の家庭用電気治療器の要部斜
視図
視図
１ 治療用ふとん ２ 発熱線 ３、７、１０ 電位線 ４ シート状構成材 ５ コントローラ ６ 生地の接合部 ８、１２、１４ 電気絶縁体 ９、１３ 導体 １１ 芯糸
Claims (8)
- 【請求項１】人体に電位を作用させる電位線と人体へ温
熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配
線固定するシート状構成材よりなり、前記シート状構成
材は、繊維材料からなる２重の生地構成であり、前記電
位線を挿入固定する電位線挿入孔と前記発熱線を挿入固
定する発熱線挿入孔とを有してなる家庭用電気治療器。 - 【請求項２】シート状構成材は２重の織物構成であり、
２重の生地間の接合部を織物構成で接合し、電位線挿入
孔及び発熱線挿入孔を形成してなる請求項１記載の家庭
用電気治療器。 - 【請求項３】人体に電位を作用させる電位線と人体へ温
熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配
線固定するシート状構成材よりなり、前記電位線は、電
位を出力する金属よりなる導線であり、この導線に近接
して電気絶縁物を介して導体を構成してなる家庭用電気
治療器。 - 【請求項４】人体に電位を作用させる電位線と人体へ温
熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配
線固定するシート状構成材よりなり、前記電位線は、電
位を出力する金属よりなる導線であり、この導線に近接
して誘電率の温度依存性を有する結晶性高分子材料を介
して導体を構成してなる家庭用電気治療器。 - 【請求項５】人体に電位を作用させる電位線と人体へ温
熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配
線固定するシート状構成材よりなり、前記電位線は、電
位を出力する金属よりなる導線であり、この導線に近接
して正の抵抗温度係数を有する導電材料を介して導体を
構成してなる家庭用電気治療器。 - 【請求項６】導体は導線からなり、電位線より長い導線
で構成されてなる請求項３ないし５のいずれか１項に記
載の家庭用電気治療器。 - 【請求項７】他の導体は、電位線との反対面に電気絶縁
体を構成されてなる請求項３ないし６のいずれか１項に
記載の家庭用電気治療器。 - 【請求項８】人体に電位を作用させる電位線と人体へ温
熱を供給する発熱線と前記電位線及び発熱線を面状に配
線固定するシート状構成材よりなり、人体に帯電させる
誘導電位を高めるように前記電位線と前記発熱線との距
離を離して構成されてなる、もしくは、前記電位線の電
位発生面積を高めて構成されてなる家庭用電気治療器。
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|---|---|---|---|
| JP25808996A JP3855316B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 家庭用電気治療器 |
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|---|---|---|---|
| JP25808996A JP3855316B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 家庭用電気治療器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1099452A true JPH1099452A (ja) | 1998-04-21 |
| JP3855316B2 JP3855316B2 (ja) | 2006-12-06 |
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ID=17315366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25808996A Expired - Fee Related JP3855316B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 家庭用電気治療器 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3855316B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008023080A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Shimada Shoji Kk | 電位治療機能付きヒーター |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101926703B (zh) * | 2009-06-24 | 2012-12-12 | 株式会社京都西川 | 褥垫形式的家庭用电气治疗仪 |
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1996
- 1996-09-30 JP JP25808996A patent/JP3855316B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2008023080A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Shimada Shoji Kk | 電位治療機能付きヒーター |
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