JP2891327B2 - 車両情報収集装置 - Google Patents

車両情報収集装置

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JP2891327B2
JP2891327B2 JP5890095A JP5890095A JP2891327B2 JP 2891327 B2 JP2891327 B2 JP 2891327B2 JP 5890095 A JP5890095 A JP 5890095A JP 5890095 A JP5890095 A JP 5890095A JP 2891327 B2 JP2891327 B2 JP 2891327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば宅配物等の荷物
を車両により運搬し配送する際等に用いる車両情報収集
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、宅配便業者等が車両を用いて荷
物を配送する際には、荷物の配送状況を管理するため
に、車両情報収集装置が用いられる。この車両情報収集
装置では、例えば、車両の出入庫の時刻、荷物を積んだ
状態(実車状態)での走行距離及び走行時間、荷物を全
て降ろしてから入庫するまで(空車中)の走行距離及び
走行時間、並びに、積み込んだ荷物と降ろした荷物の内
容がICカードやメモリカード等の記憶媒体に記憶され
る。
【0003】図14は従来の車両情報収集装置の概略構
成を一部ブロックで示す説明図であり、図中1で示す車
両情報収集装置は、ハンディターミナル3、ペンリーダ
5、リーダライタ7、並びに、コントロールボックス9
を備えている。前記ハンディターミナル3は、図15に
正面図で示すように、実車、空車、荷積、荷降の各ボタ
ン3a〜3dと、配送中に利用した高速料金や給油を行
った際の給油量、給油代等の各種数値を入力するための
ファンクション(F1〜F8)キー3e及びテンキー3
fと、入力数値確定用のセットボタン3gと、入力数値
取消用のクリアボタン3hと、リーダライタ7に書込を
指示する書込ボタン3jと、テンキー3fによる入力数
値等を表示する表示部3kを備えている。
【0004】前記ペンリーダ5は、内部に読取光を出力
する発光源と受光素子(いずれも図示せず)を収容して
いる。そして、前記ペンリーダ5は、バーコード(図示
せず)をペン先でなぞることで、ペン先の通孔(図示せ
ず)から出射されてバーコードに照射された発光源から
の読取光の反射光を受光素子が受光し、これにより、バ
ーコードのパターンに応じたパルス状のバーコード信号
を出力するように構成されている。
【0005】前記リーダライタ7は、スロット7aから
挿入されたカード状記憶媒体13に、前記ハンディター
ミナル3やペンリーダ5から入力される各種情報等を書
き込むものである。前記コントロールボックス9は、内
部にマイクロコンピュータ(図示せず)を有しており、
このマイクロコンピュータには、走行センサ、カレンダ
機能付きの時計IC(いずれも図示せず)、前記ハンデ
ィターミナル3、ペンリーダ5、並びに、リーダライタ
7が接続されている。前記コントロールボックス9は、
前記走行センサからの走行パルスを基に走行距離を算出
すると共に、前記時計ICからのカレンダデータを基に
走行時間を算出し、これら走行距離及び走行時間、並び
に、前記ハンディターミナル3やペンリーダ5から入力
される各種情報をリーダライタ7により前記カード状記
憶媒体13に書き込ませるものである。
【0006】そして、このような構成による従来の車両
情報収集装置1では、カード状記憶媒体13をリーダラ
イタ7のスロット7aに挿入することで出庫時刻が登録
されると共に、空車走行距離及び空車走行時間の計測が
開始される。また、その後、配送センタ等に到着した際
に荷積ボタン3cを操作し、続いて、荷物(図示せず)
を積み込む毎に、図14に示すように、その荷物に対応
する前記配送伝票11からバーコード11aを読み取る
ことで、そのバーコード11aが荷積時刻と共にカード
状記憶媒体13に書き込まれる。さらに、積み込みの終
了後に実車ボタン3aを操作することで、空車走行距離
及び空車走行時間の計測が中断されると共に、実車走行
距離及び実車走行時間の計測が開始される。
【0007】また、前記従来の車両情報収集装置1で
は、各配送先で荷物を降ろす毎に、荷降ボタン3dを操
作し、続いて、その荷物に対応する前記配送伝票11の
バーコード11aを読み取ることで、そのバーコード1
1aが荷降時刻と共にカード状記憶媒体13に書き込ま
れる。そして、最後の荷物を降ろしてバーコード11a
を読み取った後に、空車ボタン3bを操作することで、
実車走行距離及び実車走行時間の計測が終了して計測値
がカード状記憶媒体13に書き込まれると共に、空車走
行距離及び空車走行時間の計測が再開される。さらに、
入庫に伴い書込ボタン3jを操作することで、空車走行
距離及び空車走行時間の計測が終了して計測値がカード
状記憶媒体13に書き込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車両情報収集装置1では、荷物を積み込む際
に、荷積ボタン3cの操作、ペンリーダ5による配送伝
票11からのバーコード11aの読み取り、並びに、実
車ボタン3aの操作という3種類の操作を正しく行わな
ければ、積荷の内容や実車、空車の各走行距離及び走行
時間をカード状記憶媒体13に正しく記憶させることが
できないという不具合があった。また、荷物を降ろす際
にも、積込の際と同様に、荷降ボタン3dの操作、ペン
リーダ5による配送伝票11からのバーコード11aの
読み取り、並びに、空車ボタン3bの操作という3種類
の操作を正しく行わなければ、降ろした積荷の内容や実
車、空車の各走行距離及び走行時間をカード13に正し
く記憶させることができないという不具合があった。本
発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的
は、正確な車両情報の収集を可能とし収集情報の信頼性
を向上させることができる車両情報収集装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、図1に基本構成図で示すように、荷物のバー
コードを読み取って、車両に積み込んだ前記荷物のバー
コードを荷積情報として収集すると共に、前記車両から
降ろした前記荷物のバーコードを荷降情報として収集す
る車両情報収集装置において、前記読み取った荷物のバ
ーコードを格納するためのバーコードデータ格納手段2
97Aと、前記読み取った荷物のバーコードが前記バー
コードデータ格納手段297Aに格納されているか否か
を判別する格納判別手段297Bと、前記読み取った荷
物のバーコードが前記バーコードデータ格納手段297
Aに格納されていないと前記格納判別手段297Bが判
別した時に、該バーコードを前記バーコードデータ格納
手段297Aに格納させるバーコード格納指示手段29
7Cと、前記読み取った荷物のバーコードが前記バーコ
ードデータ格納手段297Aに格納されていないと前記
格納判別手段297Bが判別した時に、該バーコードを
荷積情報として収集し、前記読み取った荷物のバーコー
ドが前記バーコードデータ格納手段297Aに格納され
ていると前記格納判別手段297Bが判別した時に、該
バーコードを荷降情報として収集する情報収集手段29
7Dとを備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記読み取った荷物のバ
ーコードが前記バーコードデータ格納手段297Aに格
納されていると前記格納判別手段297Bが判別した時
に、該バーコードを前記バーコードデータ格納手段29
7Aから消去させるバーコード削除指示手段297E
と、該バーコードデータ格納手段297Aに格納された
バーコードの数と、前記格納判別手段297Bの判別結
果とを基に、前記車両が前記荷物を積んだ実車状態であ
るか、前記荷物を積んでいない空車状態であるかを判別
する実車空車状態判別手段297Fとをさらに備え、該
実車空車状態判別手段297Fの判別結果に応じて、前
記車両の実車及び空車に関する情報を前記情報収集手段
297Dによりさらに収集するものとした。さらに、本
発明は、前記荷物のバーコードが、荷物である旨を示す
コード部分を有しており、該コード部分の内容を基に、
前記読み取ったバーコードが荷物のものであるか否かを
判別する物品判別手段297Gをさらに備え、前記格納
判別手段297Bは、前記読み取ったバーコードのうち
前記物品判別手段297Gが荷物のものであると判別し
たバーコードを対象に、前記バーコードデータ格納手段
297Aに格納されているか否かの判別を行うものとし
た。
【0011】
【作用】本発明によれば、車両に積み込んだ荷物のバー
コードを読み取る時点では、そのバーコードがバーコー
ドデータ格納手段297Aに格納されていないので、バ
ーコード格納指示手段297Cによりそのバーコードが
バーコードデータ格納手段297Aに格納されると共
に、情報収集手段297Dによりそのバーコードが荷積
情報として収集される。一方、車両から降ろした荷物の
バーコードを読み取る時点では、車両に積み込んだ時点
でその荷物のバーコードがバーコードデータ格納手段2
97Aに格納されているので、情報収集手段297Dに
よりそのバーコードが荷降情報として収集される。従っ
て、読み取った荷物のバーコードを荷積情報や荷降情報
として収集するに当り、そのバーコードの荷物が車両に
積み込んだものか、或は、車両から降ろしたものかをボ
タンの操作等により逐一指定する必要がなくなる。
【0012】また、本発明によれば、車両が空車状態か
ら実車状態に移行する場合には、読み取った荷物のバー
コードがバーコードデータ格納手段297Aに格納され
ておらず、且つ、該バーコードデータ格納手段297A
に格納されたバーコードの数がゼロである。一方、車両
が実車状態から空車状態に移行する場合には、読み取っ
た荷物のバーコードがバーコードデータ格納手段297
Aに格納されており、且つ、該バーコードデータ格納手
段297Aに格納されたバーコードの数が「1」であ
る。このため、バーコードデータ格納手段297Aに格
納されているバーコードの数、及び、その内容を基に、
実車空車状態判別手段297Fが実車と空車のどちらの
状態であるかを判別することが可能となる。従って、読
み取った荷物のバーコードを荷積情報や荷降情報として
収集するのに加えて、車両の実車及び空車に関する情報
をさらに収集するに当り、車両が荷物を積んだ実車状態
であるか、或は、荷物を積んでいない空車状態であるか
をボタンの操作等により逐一指定する必要がなくなる。
【0013】尚、荷物のバーコードが荷物である旨を示
すコード部分を有している場合、物品判別手段297G
が、前記コード部分の内容を基に、前記読み取ったバー
コードが荷物のものでないと判別した場合には、読み取
ったバーコードがバーコードデータ格納手段297Aに
格納されているか否かの格納判別手段297Bによる判
別は行われない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2乃至図13を
参照して説明する。図2は本発明の一実施例による運行
情報収集装置の概略構成を示す説明図で、図2中全体符
号21で示す運行情報収集装置は、例えば宅配便用のト
ラック等、荷物運搬用の車両(図示せず)に搭載される
もので、図14に示す従来の運行情報収集装置1と同様
のペンリーダ25及びリーダライタ27と、従来の運行
情報収集装置1とは異なるハンディターミナル23及び
コントロールボックス29とを備えている。前記ハンデ
ィターミナル23は、図3に正面図で示すように、通常
時以外に所望の運行情報(イベントデータ)を作成する
際等に操作されるファンクション(F1〜F8)キー2
3a及びテンキー23bと、入力数値確定用のセットボ
タン23cと、入力数値取消用のクリアボタン23d
と、リーダライタ27に書込を指示する書込ボタン23
eと、テンキー23bによる入力数値等を表示する表示
部23fを備えている。
【0015】前記ペンリーダ25は、図14に示す従来
の運行情報収集装置1が備えているペンリーダ5と同様
に、内部に読取光を出力する発光源と受光素子(いずれ
も図示せず)を収容している。そして、前記ペンリーダ
25は、バーコード(図示せず)をペン先でなぞること
で、ペン先の通孔(図示せず)から出射されてバーコー
ドに照射された発光源からの読取光の反射光を受光素子
が受光し、これにより、バーコードのパターンに応じた
パルス状のバーコード信号を出力するように構成されて
いる。
【0016】尚、本実施例では、図2に示すように、例
えば荷物(図示せず)の配送先や内容が記載された配送
伝票31上のバーコード31aや、有料道路の通行料金
の金額をコード化した一覧表(図示せず)上のバーコー
ド等の読み取りがこのペンリーダ25を用いて行われ
る。配送伝票31上のバーコード31aは、物品区別コ
ード部分31bとシリアルナンバ部分31cで構成され
ており、前記配送伝票31のバーコード31の物品区別
コード部分31bは、荷物に割り当てられた区別コード
をバーコードパターン化して構成されている。同様に、
通行料金一覧表上のバーコードの物品区別コード部分
は、通行料金に割り当てられた区別コードをバーコード
パターン化して構成されている。また、配送伝票31上
のバーコード31aや、通行料金一覧表上のバーコード
の種類としては、NW7、インターリーブド2of9、
JAN、コード39等、先頭及び最後尾のチェックコー
ドのあるなしを問わず、任意のものを用いることができ
る。
【0017】前記リーダライタ27は、スロット27a
から挿入されたICカードやメモリカード等のカード状
記憶媒体(以下、カードと称する)33に、前記ハンデ
ィターミナル23やペンリーダ25から入力される各種
情報等を書き込むもので、カード33のスロット27a
に対する挿入は手動で行い、スロット27aからのカー
ド33の排出は、書込ボタン23eが操作されて、カー
ド33に対する書込処理が終了した後に、リーダライタ
27内の排出機構(図示せず)が自動で行う。図4は、
前記車両の出庫時のデータとしてカード33に書き込ま
れる出庫イベントデータのフォーマットを示し、この出
庫イベントデータとしては、出庫を示すイベントコード
番号である「F0」、この運行情報収集装置21が搭載
された車両固有のコード番号(最大6桁)、並びに、出
庫時刻(「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」)等
の項目がある。
【0018】図5は、車両に積み込む荷物の配送伝票3
1からのバーコード31aの読み取りに基づいてカード
33に書き込まれる、荷積イベントデータのフォーマッ
トを示し、この荷積イベントデータとしては、荷積を示
すイベントコード番号である「F2」、バーコード31
aのコード番号(最大12桁)、並びに、荷積時刻
(「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」)等の項目
がある。図6は、車両から降ろす荷物の配送伝票11か
らのバーコード11aの読み取りに基づいてカード33
に書き込まれる、荷降イベントデータのフォーマットを
示し、この荷降イベントデータとしては、荷降を示すイ
ベントコード番号である「F3」、バーコード31aの
コード番号(最大12桁)、並びに、荷降時刻
(「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」)等の項目
がある。
【0019】図7は、前記車両の入庫時のデータとして
カード33に書き込まれる入庫イベントデータのフォー
マットを示し、この入庫イベントデータとしては、入庫
を示すイベントコード番号である「F1」、実車走行距
離(最大99999.9km/h)、空車走行距離(最
大99999.9km/h)、実車走行時間(最大99
99分)、空車走行時間(最大9999分)、エンジン
回転時間(最大9999分)、エンジン総回転数〔最大
99999(×100回転)〕、この運行情報収集装置
21が搭載された車両固有のコード番号(最大6桁)、
並びに、入庫時刻(「月」、「日」、「時」、「分」、
「秒」)等の項目がある。尚、前記カード33に書き込
まれるデータとしては、上述の各イベントデータの他
に、ワンタッチイベントデータがあり、このワンタッチ
イベントデータは、ファンクション(F1〜F8)キー
23aが操作された時点で、例えば、前記入庫イベント
データ中に含まれる項目のうち、前記テンキー23bの
操作内容(数値)に対応する項目を抜粋した内容で作成
される。そして、前記入庫イベントデータを除く各イベ
ントデータは、作成される毎に、リーダライタ27によ
りカード33に順次書き込まれる。
【0020】前記コントロールボックス29は、図8に
ブロック図で示すように、電源部291と、E2 PRO
M(Electrically Erasable Programmable Read-Only M
emory )293と、カレンダ機能付きの時計IC295
と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記す
る)297を備えている。
【0021】前記電源部291は、車両のバッテリ(図
示せず)から供給される電力を、ハンディターミナル2
3、ペンリーダ25、リーダライタ27、並びに、マイ
コン297に分配して供給するもので、この電源部29
1には、前記バッテリからの電力供給が断たれた場合
に、所定時間に亘りマイコン297に電力を供給するバ
ックアップ電池291aが接続されている。前記E2
ROM293には、この運行情報収集装置21が搭載さ
れた車両固有のコード番号、カード33に書き込むイベ
ントコード番号、及び、前記バーコード31の物品区別
コード部分31bを構成する各物品の区別コード番号の
データや、ハンディターミナル23のファンクション
(F1〜F8)キー23aに割り当てられた機能のデー
タ等が格納されている。前記時計IC295は、これに
接続された電源295aからの給電を受けて、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」からなるカレ
ンダデータを出力する。
【0022】前記マイコン297は、基本的にはCPU
(中央処理装置)297a、RAM(Random Access Me
mory)297b、ROM(Read Only Memory)297
c、インタフェース部297dで構成されており、前記
バッテリからの電力供給が断たれた場合に、RAM29
7bの記憶内容は、バックアップ電池291aから供給
される電力により前記所定時間に限って保持される。
【0023】前記CPU297aには、前記RAM29
7b、ROM297c、インタフェース部297d、並
びに、E2 PROM293が接続されている。前記RA
M297bは、図9にメモリエリアマップで示すよう
に、各種データ記憶用のデータエリア及び各種処理作業
に用いるワークエリアを有している。このうち、前記デ
ータエリアには、E2 PROM293から読み出したデ
ータを格納するシステムデータエリア等が設けられてお
り、一方、前記ワークエリアには、演算、実車フラグ、
荷物コード格納、積荷数カウンタ、バーコードデータ1
〜n、イベントデータバッファの各エリア等が設けられ
ている。前記ROM297cには、CPU297bに各
種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納され
ている。
【0024】前記インタフェース部297dは、4系統
のシリアルI/Oインタフェース(以下、S−I/Oと
略記する)297e〜hと、1系統のパラレルI/Oイ
ンタフェース(以下、P−I/Oと略記する)297j
を備えている。このうち、前記各S−I/O297e〜
gには、前記ハンディターミナル23、ペンリーダ2
5、並びに、リーダライタ27が、それぞれのインタフ
ェース23k,25a,27bを介して接続されてお
り、S−I/O297hには、RS−232C対応の予
備インタフェース35aが接続されている。また、前記
P−I/O297jには、走行センサ及びエンジン回転
センサ(いずれも図示せず)が、それぞれのインタフェ
ース35b,35cを介して接続されており、さらに、
例えば車両の荷物室(図示せず)内の温度が閾値を越え
たか否かを検出する温度センサ(図示せず)等が接続さ
れる、外部入力用の10チャンネル分のインタフェース
35dが接続されている。
【0025】次に、ROM297cに格納されたプログ
ラムに従ってCPU297aが行う車両情報の収集処理
を、図10のゼネラルフローチャートを参照して説明す
る。コントロールボックス29の不図示の電源スイッチ
が投入されてプログラムがスタートすると、CPU29
7aは、まず、ハンディターミナル23及びペンリーダ
25からの入力の受け付けと、リーダライタ27のカー
ド33の挿抜状態の監視とを行うコマンド入力、状態監
視処理を実行する(ステップS1)。
【0026】次に、リーダライタ27の前記排出機構に
よるカード33の排出等を行うカードハンドリング処理
を実行し(ステップS3)、さらに、エンジン回転セン
サからの信号を基に、エンジン回転時間及びエンジン総
回転数を、RAM297bの演算エリアで算出すると共
に、RAM297bの実車フラグの状態に応じて、走行
センサから入力される走行パルスを基に、実車及び空車
走行距離(km単位)と、実車及び空車走行時間(分単
位)とを演算エリアで算出するデータ収集処理を実行す
る(ステップS5)。尚、走行距離の算出は、前記走行
パルスを基に1秒毎に算出した距離を積算し、100m
未満を49捨50入することで行われ、走行時間及びエ
ンジン回転時間の算出は、前記走行パルス及びエンジン
回転センサからの出力信号を基に、車両の走行、停止及
びエンジンの回転、停止を1秒毎に判断して秒単位で累
積し、秒数部分を29捨30入することで行われる。
【0027】続いて、前記RAM297bのイベントデ
ータバッファエリアに格納された、入庫イベントデータ
を除く各イベントデータのリーダライタ27によるカー
ド33への書込と、ハンディターミナル23の書込ボタ
ン23eの操作に応じた、前記イベントデータバッファ
エリアの入庫イベントデータのリーダライタ27による
カード33への書込と、ハンディターミナル23の表示
部23fによる各種表示と、時計IC295からのカレ
ンダデータの取り込みとを行うデータ書込、時間管理処
理を実行する(ステップS7)。さらに、ペンリーダ2
5からの入力の受け付けを行うバーコード入力処理を実
行し(ステップS9)、次に、ペンリーダ25が読み取
ったバーコードのうち、荷物を表す区別コード以外の区
別コードを含むバーコードに応じて動作を行うその他処
理を実行し(ステップS11)、その後は、ステップS
1乃至ステップS11を順次サイクリックに繰り返し実
行して行く。
【0028】次に、ステップS1のコマンド入力、状態
監視処理について、図11乃至図13のフローチャート
を参照して説明する。まず、図11に示すように、CP
U297aは、E2 PROM293から車両のコード番
号、イベントコード番号、物品の区別コード番号、並び
に、ハンディターミナル23のファンクション(F1〜
F8)キー23aに割り当てられた機能のデータ等を読
み込んで、RAM297bのシステムデータエリアに格
納する(ステップS101)。
【0029】続いて、前記システムデータエリアの格納
データのうち、荷物を示す区別コード番号を、RAM2
97bの荷物コード格納エリアに格納し(ステップS1
03)、RAM297bの実車フラグエリアのフラグF
を「0」に設定すると共に(ステップS105)、積荷
数カウンタエリアのカウント値Cをゼロリセットし(ス
テップS107)、さらに、RAM297bの実車及び
空車走行距離レジスタエリアに「0」をそれぞれ格納す
ると共に(ステップS109)、実車及び空車走行時間
レジスタエリアに「0」をそれぞれ格納する(ステップ
S111)。
【0030】次に、リーダライタ27のスロット27a
にカード33が挿入されているか否かを確認し(ステッ
プS113)、挿入されていない場合は(ステップS1
13でN)、挿入されるまでステップS113をリピー
トし、挿入された場合は(ステップS113でY)、挿
入されたカード33が記憶残量等の所定の条件を満たし
ているか否かを確認する(ステップS115)。前記所
定の条件を満たしていない場合は(ステップS115で
N)、ハンディターミナル23の表示部23fにカード
33の交換を指示するメッセージを表示させるための要
求を出力(ステップS117)、スロット27aからカ
ード33が排出されたか否かを確認する(ステップS1
19)。
【0031】スロット27aからカード33が排出され
ていない場合は(ステップS119でN)、排出される
までステップS119をリピートし、カード33が排出
された場合は(ステップS119でY)、ステップS1
13にリターンする。一方、前記ステップS115で挿
入されたカード33が前記所定の条件を満たしている場
合は(Y)、前記出庫イベントデータを作成し(ステッ
プS121)、この出庫イベントデータを、RAM29
7bのイベントデータバッファエリアに格納する(ステ
ップS123)。
【0032】次に、ハンディターミナル23のファンク
ション(F1〜F8)キー23aが操作されたか否かを
確認し(ステップS125)、操作されていない場合は
(ステップS125でN)、後述するステップS137
に進み、操作された場合は(ステップS125でY)、
テンキー23bの入力を受け付け(ステップS12
7)、その後、クリアボタン23dが操作されたか否か
を確認する(ステップS129)。クリアボタン23d
が操作された場合は(ステップS129でY)、ステッ
プS125にリターンし、操作されていない場合は(ス
テップS129でN)、セットボタン23cが操作され
たか否かを確認する(ステップS131)。
【0033】セットボタン23cが操作されていない場
合は(ステップS131でN)、ステップS125にリ
ターンし、操作された場合は(ステップS131で
Y)、ステップS125で操作を確認したファンクショ
ン(F1〜F8)キー23aに割り当てられた機能の下
で、ステップS127で受け付けたテンキー23bの操
作による数値に応じたワンタッチイベントデータを作成
し(ステップS133)、イベントデータバッファエリ
アに格納した後(ステップS135)、ステップS12
5にリターンする。
【0034】一方、前記ステップS125でファンクシ
ョン(F1〜F8)キー23aが操作されていない場合
は(N)、図12に示すように、ペンリーダ25からの
バーコード信号の入力があるか否かを確認し(ステップ
S137)、入力がない場合には(ステップS137で
N)、後述するステップS177に進み、入力がある場
合には(ステップS137でY)、入力されたバーコー
ド信号中の物品区別コード部分に対応する信号部分X
が、RAM297bの荷物コード格納エリアに格納され
た区別コードZと一致するか否かを確認する(ステップ
S139)。前記信号部分Xが区別コードZと一致しな
い場合は(ステップS139でN)、この信号部分Xで
表される区別コードの内容に応じた他のデータ処理を行
った後(ステップS141)、ステップS125にリタ
ーンし、信号部分Xが区別コードZと一致する場合は
(ステップS139でY)、積荷数カウンタのカウント
値Cが「0」であるか否かを確認する(ステップS14
3)。
【0035】カウント値Cが「0」である場合は(ステ
ップS143でY)、積荷数カウンタのカウント値Cを
「1」に設定し(ステップS145)、カウント値Cと
同じRAM297bのバーコードデータエリア1に、ス
テップS137で入力を確認したバーコード信号から割
り出されるバーコード番号を格納する(ステップS14
7)。続いて、荷積のイベントコード番号「F2」を含
む荷積イベントデータを作成し(ステップS149)、
この荷積イベントデータをイベントデータバッファエリ
アに格納し(ステップS151)、次に、実車フラグエ
リアのフラグFを「1」に設定した後(ステップS15
3)、ステップS125にリターンする。
【0036】一方、ステップS143で積荷数カウンタ
のカウント値Cが「0」でない場合には(N)、バーコ
ードデータエリア1〜n中に、ステップS137で入力
を確認したバーコード信号から割り出されるバーコード
番号と同一のバーコード番号が格納されているか否かを
確認する(ステップS155)。同一のバーコード番号
が格納されていない場合は(ステップS155でN)、
積荷数カウンタのカウント値Cを「1」インクリメント
し(ステップS157)、カウント値Cと同じバーコー
ドデータエリア2〜nに、ステップS137で入力を確
認したバーコード信号から割り出されるバーコード番号
を格納する(ステップS159)。続いて、荷積イベン
トデータを作成し(ステップS161)、この荷積イベ
ントデータを、イベントデータバッファエリアに格納し
た後(ステップS163)、ステップS125にリター
ンする。
【0037】また、ステップS155で、ステップS1
37において入力を確認したバーコード信号から割り出
されるバーコード番号と同一のバーコード番号が、バー
コードデータエリア1〜n中に格納されている場合は
(Y)、バーコードデータエリア1〜n中の同一のバー
コード番号を消去して(ステップS165)、荷降イベ
ントデータを作成し(ステップS167)、この荷降イ
ベントデータを、イベントデータバッファエリアに格納
する(ステップS169)。次に、積荷数カウンタのカ
ウント値Cを「1」デクリメントして(ステップS17
1)、さらに、積荷数カウンタのカウント値Cが「0」
であるか否かを確認し(ステップS173)、「0」で
ある場合は(ステップS173でY)、実車フラグエリ
アのフラグFを「0」に設定した後(ステップS17
5)、ステップS177に進み、「0」でない場合には
(ステップS173でN)、ステップS175をスキッ
プしてステップS177に進む。
【0038】ステップS177では、図13に示すよう
に、ハンディターミナル23の書込ボタン23eが操作
されたか否かを確認し、操作されていない場合は(ステ
ップS177でN)、ステップS125にリターンし、
操作された場合は(ステップS177でY)、入庫イベ
ントデータを作成し(ステップS179)、この入庫イ
ベントデータを、イベントデータバッファエリアに格納
する(ステップS181)。そして、最後に、スロット
27aからカード33が排出されたか否かを確認し(ス
テップS183)、排出されていない場合は(ステップ
S181でN)、排出されるまでステップS183をリ
ピートし、排出された場合は(ステップS183で
Y)、処理を終了しステップS3に進む。尚、前記イベ
ントデータバッファエリアに格納した出庫、荷積、荷
降、入庫、並びに、ワンタッチの各イベントデータは、
ステップS7においてリーダライタ27によりカード3
3に書き込まれる。
【0039】以上の説明からも明らかなように、本実施
例では、請求項中のバーコードデータ格納手段297A
がRAM297bのバーコードデータエリア1〜nで構
成され、格納判別手段297Bが図12のフローチャー
トにおけるステップS143及びステップS155で構
成され、バーコード格納指示手段297Cが図12中の
ステップS147及びステップS159で構成されてい
る。また、本実施例では、請求項中の情報収集手段29
7Dが図12中のステップS149、ステップS15
1、ステップS161、ステップS163、ステップS
167、並びに、ステップS169で構成されている。
さらに、本実施例では、請求項中のバーコード削除指示
手段297Eが図12中のステップS165で構成さ
れ、実車空車状態判別手段297FがステップS153
及びステップS175で構成され、物品判別手段297
gが図12中のステップS139で構成されている。
【0040】次に、このように構成された本実施例の運
行情報収集装置21の動作(作用)について説明する。
まず、出庫に伴い、リーダライタ27のスロット27a
にカード33を挿入すると、図4に示す出庫イベントデ
ータが作成され、RAM297bに一旦格納された後
に、リーダライタ27によりカード33に書き込まれ
る。また、この時点で、走行センサからの走行パルスを
基にした空車走行距離及び空車走行時間の算出と、エン
ジン回転センサからの出力信号を基にしたエンジン回転
時間及びエンジン総回転数の算出とが開始する。
【0041】その後、車両が出庫して配送センタ等に到
着し、積み込む荷物の配送伝票31からバーコード31
aをペンリーダ25で読み取り始めると、最初に積み込
む荷物のバーコード31aを読み取った時点で、車両の
状態が空車から実車に移ったものとして、空車走行距離
及び空車走行時間の算出が終了すると共に、実車走行距
離及び実車走行時間の算出が開始する。これと同時に、
バーコード31aを読み取った荷物の荷積イベントデー
タが作成され、RAM297bに一旦格納された後に、
リーダライタ27によりカード33に書き込まれると共
に、そのバーコード31aの番号が、積み込んだ荷物の
データとしてバーコードデータエリア1〜n中に書き込
まれ、且つ、積荷数カウンタのカウント値Cが「1」イ
ンクリメントされる。
【0042】以後は、積み込む荷物の配送伝票31から
バーコード31aをペンリーダ25で読み取る毎に、そ
の荷物の荷積イベントデータが作成され、上述と同様に
してリーダライタ27によりカード33に書き込まれる
と共に、そのバーコード31aの番号が、積み込んだ荷
物のデータとしてバーコードデータエリア1〜n中に書
き込まれ、且つ、積荷数カウンタのカウント値Cが
「1」インクリメントされる。
【0043】そして、前記配送センタ等の積込箇所から
出発し、各荷物の配送先に到着する毎に、その荷物の配
送伝票31のバーコード31aをペンリーダ25で読み
取ると、積込の際にそのバーコード31aが既に一度読
み取られており、積み込んだ荷物のデータとしてバーコ
ードデータエリア1〜n中に書き込まれているので、そ
のバーコード31aの番号がバーコードデータエリア1
〜n中から消去され、且つ、積荷数カウンタのカウント
値Cが「1」デクリメントされる。さらに、配送する荷
物の荷降イベントデータが作成され、RAM297bに
一旦格納された後に、リーダライタ27によりカード3
3に書き込まれる。
【0044】以後は、各配送先で配送する荷物の配送伝
票31からバーコード31aをペンリーダ25で読み取
る毎に、その荷物の荷降イベントデータが作成され、上
述と同様にしてリーダライタ27によりカード33に書
き込まれると共に、そのバーコード31aの番号が、降
ろした荷物であるものとしてバーコードデータエリア1
〜n中から消去され、且つ、積荷数カウンタのカウント
値Cが「1」デクリメントされる。そして、全ての荷物
を配送し終えて、それらの荷降イベントデータがリーダ
ライタ27によりカード33に全て書き込まれ、未配送
の荷物がなくなると、バーコードデータエリア1〜n中
に書き込まれているバーコード31aの番号が全て消去
され、且つ、積荷数カウンタのカウント値Cが「0」と
なることから、車両の状態が実車から空車に移ったもの
として、実車走行距離及び実車走行時間の算出が終了す
ると共に、空車走行距離及び空車走行時間の算出が再開
する。
【0045】さらにその後、車両が入庫してハンディタ
ーミナル23の書込ボタン23eを操作すると、空車走
行距離及び空車走行時間の算出と、エンジン回転時間及
びエンジン総回転数の算出とが終了し、これまでに算出
した実車及び空車走行距離、実車及び空車走行時間、エ
ンジン回転時間及びエンジン総回転数等を基に入庫イベ
ントデータが作成され、RAM297bに一旦格納され
た後に、リーダライタ27によりカード33に書き込ま
れる。
【0046】尚、出庫後入庫までの間にファンクション
(F1〜F8)キー23a及びテンキー23bが操作さ
れると、その操作に応じた内容でワンタッチイベントデ
ータが作成され、出庫、荷積、荷降、並びに、入庫の各
イベントデータと同様に、RAM297bに一旦格納さ
れた後に、リーダライタ27によりカード33に書き込
まれる。また、通行料金一覧表等、配送伝票31以外に
記載されたバーコードがペンリーダ25で読み取られる
と、そのバーコード中の物品区別コード部分の内容に応
じた内容の別処理が行われ、例えば通行料金一覧表上の
バーコードの場合には、有料道路の通行料金処理が行わ
れる。
【0047】このように本実施例によれば、配送伝票3
1上のバーコード31aをペンリーダ25で読み取る毎
に、RAM297b中のバーコードデータエリア1〜n
内に同一のバーコード31aの番号が格納されているか
否を確認し、格納されていない時には、その荷物を積み
込んだものと判別すると共に、読み取ったバーコード3
1aの番号をバーコードデータエリア1〜n内に格納
し、同一のバーコード31aの番号が格納されている時
には、その荷物を降ろしたものと判別する構成とした。
【0048】このため、従来のように荷積や荷降のボタ
ンをハンディターミナルに設けて操作しなくても、バー
コード31aを読み取った荷物を積み込んだのか降ろし
たのかを区別して、荷積及び荷降イベントデータをカー
ド33に確実に書き込ませることができる。従って、荷
積の際や荷降の際の乗務員の操作を簡略化することがで
き、しかも、荷積や荷降のボタンの操作が不要となるこ
とから、ハンディターミナル23の構成を簡略化するこ
とができると共に、ボタン操作のミスや操作忘れ等によ
る荷積及び荷降イベントデータのカード33への書込漏
れ等を防止することができる。
【0049】尚、配送伝票31上からペンリーダ25で
読み取ったバーコード31aと同一の番号がバーコード
データエリア1〜n内に格納されている時に、そのバー
コード31aの番号をバーコードデータエリア1〜nか
ら消去する構成とするか否かは任意である。しかし、そ
のように構成すれば、バーコードデータエリア1〜n内
に格納されているバーコード31の数を示す積荷数カウ
ンタのカウント値Cを基に、荷積の開始と荷降の終了と
を判別し、車両の状態が空車であるか実車であるかを区
別することができる。従って、従来のように実車や空車
のボタンをハンディターミナルに設けて操作しなくて
も、車両の状態が空車である時と実車である時とに分け
る実車及び空車走行距離や実車及び空車走行時間を確実
に算出することができ、乗務員の操作をより一層簡略化
することができると共に、実車や空車のボタンの操作が
不要となることから、ボタン操作のミスや操作忘れ等に
より前記実車及び空車走行距離や実車及び空車走行時間
の各データの内容に狂いが生じること等を防止すること
ができ、有利である。
【0050】また、ペンリーダ25で読み取ったバーコ
ード中の物品区別コードが、荷物に割り当てられた区別
コードであるか否かを確認する構成とするか否かも任意
である。しかし、そのように構成すれば、例えば、有料
道路の通行料金の一覧表上のバーコードをペンリーダ2
5で読み取った場合等に、そのバーコードが荷物の配送
伝票31上のバーコード31aであるものと誤判別する
のを防止することができる。
【0051】さらに、本実施例では、配送伝票31上か
らバーコード31aをペンリーダ25で読み取った荷物
が積み込んだ荷物であるか降ろした荷物であるかを判別
するために、積み込んだ荷物のバーコード31aの番号
を格納するバーコードデータエリア1〜nをRAM29
7b中に設ける構成としたが、これを省略し、その代わ
りに、配送伝票31上からペンリーダ25で読み取った
バーコード31aの番号を、荷積イベントデータ中のバ
ーコード31aの番号と照合する構成としてもよい。
尚、その場合、RAM297b中に確保したエリアに全
荷積イベントデータを格納して、この格納データ中のバ
ーコード31aの番号と照合する構成とするか、或は、
カード33に書き込まれた全荷積イベントデータ中のバ
ーコード31aの番号と照合する構成とするかは任意で
ある。
【0052】また、本実施例では、カード33をICカ
ードやメモリカードからなるものとしたが、例えば、フ
ロッピーディスク等のディスク状記憶媒体を用いる等、
収集した情報を記憶させる記憶媒体の内容は、本実施例
で示したものに限らず任意である。さらに、出庫、荷
積、荷降、入庫、並びに、ワンタッチイベントデータの
内容は、本実施例で示した内容に限らず任意で、例え
ば、入庫イベントデータ中の走行距離及び走行時間を実
車と空車に分けない内容としたり、エンジン回転時間及
びエンジン総回転数のうち少なくとも一方を省略した内
容としたり、或は、RS−232C対応の予備インタフ
ェース35aや、外部入力用のインタフェース35dに
接続された、例えば、車両の荷物室内の温度を検出する
センサ等の接続対象から入力されるデータを加えた内容
としてもよい。
【0053】また、本実施例では、荷物の配送伝票31
からバーコード31aを読み取るものとしたが、荷物の
パッケージに貼着したラベル上のバーコードや、パッケ
ージに直接印刷されたバーコード等、ペンリーダ25で
読み取るバーコードは、荷物自体に付けられたバーコー
ドであっても、或は、本実施例のように、荷物に対応し
た配送伝票31上のバーコード31aであってもよい。
さらに、本実施例では、バーコード31aをペンリーダ
25で読み取るものとしたが、バーコードを読み取る装
置は、ハンドスキャナ等のペンリーダ25以外のもので
あってもよい。また、ハンディターミナル23の各キー
23a,23bや各ボタン23c,23d,23eの配
列や、表示部23fを含むハンディターミナル23全体
の構成は、本実施例で示した内容に限らず任意である。
そして、本発明は、本実施例で示した宅配便用のトラッ
ク等に限らず、荷物を積み降ろしする車両における情報
の収集に広く適用できることは勿論のことである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、荷
物のバーコードを読み取って、車両に積み込んだ前記荷
物のバーコードを荷積情報として収集すると共に、前記
車両から降ろした前記荷物のバーコードを荷降情報とし
て収集する車両情報収集装置において、前記読み取った
荷物のバーコードを格納するためのバーコードデータ格
納手段と、前記読み取った荷物のバーコードが前記バー
コードデータ格納手段に格納されているか否かを判別す
る格納判別手段297Bと、前記読み取った荷物のバー
コードが前記バーコードデータ格納手段に格納されてい
ないと前記格納判別手段297Bが判別した時に、該バ
ーコードを前記バーコードデータ格納手段に格納させる
バーコード格納指示手段297Cと、前記読み取った荷
物のバーコードが前記バーコードデータ格納手段に格納
されていないと前記格納判別手段297Bが判別した時
に、該バーコードを荷積情報として収集し、前記読み取
った荷物のバーコードが前記バーコードデータ格納手段
に格納されていると前記格納判別手段297Bが判別し
た時に、該バーコードを荷降情報として収集する情報収
集手段297Dとを備える構成とした。
【0055】このため、読み取った荷物のバーコードを
荷積情報や荷降情報として収集するに当り、そのバーコ
ードの荷物が車両に積み込んだものか、或は、車両から
降ろしたものかをボタンの操作等により逐一指定する必
要がなくなり、これにより、荷積の際や荷降の際の乗務
員の操作を簡略化することができ、ボタン操作のミスや
操作忘れ等による荷積情報や荷降情報の収集漏れ等を防
止し、正確な車両情報の収集を可能として収集情報の信
頼性を向上させることができる等の効果を奏する。
【0056】また、本発明によれば、前記読み取った荷
物のバーコードが前記バーコードデータ格納手段297
Aに格納されていると前記格納判別手段297Bが判別
した時に、該バーコードを前記バーコードデータ格納手
段297Aから消去させるバーコード削除指示手段29
7Eと、該バーコードデータ格納手段297Aに格納さ
れたバーコードの数と、前記格納判別手段297Bの判
別結果とを基に、前記車両が前記荷物を積んだ実車状態
であるか、前記荷物を積んでいない空車状態であるかを
判別する実車空車状態判別手段297Fとをさらに備
え、該実車空車状態判別手段297Fの判別結果に応じ
て、前記車両の実車及び空車に関する情報を前記情報収
集手段297Dによりさらに収集する構成とした。この
ため、車両の実車及び空車に関する情報をさらに収集す
るに当り、車両が荷物を積んだ実車状態であるか、或
は、荷物を積んでいない空車状態であるかをボタンの操
作等により逐一指定する必要がなくなり、これにより、
乗務員の操作をより一層簡略化し、ボタン操作のミス等
により収集情報の信頼性が低下するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による運行情報収集装置の概
略構成を示す説明図である。
【図3】図2に示すハンディターミナルの正面図であ
る。
【図4】図2のカードに書き込まれる出庫イベントデー
タのフォーマットを示す説明図である。
【図5】図2のカードに書き込まれる荷積イベントデー
タのフォーマットを示す説明図である。
【図6】図2のカードに書き込まれる荷降イベントデー
タのフォーマットを示す説明図である。
【図7】図2のカードに書き込まれる入庫イベントデー
タのフォーマットを示す説明図である。
【図8】図2に示すコントロールボックスの概略構成を
示すブロック図である。
【図9】図8に示すコントロールボックスのマイクロコ
ンピュータのRAMの目盛りエリアマップである。
【図10】図8に示すコントロールボックスのマイクロ
コンピュータのROMに格納されたプログラムに従いC
PUが行う処理を示すゼネラルフローチャートである。
【図11】図10に示すコマンド入力、状態監視処理を
示すフローチャートである。
【図12】図10に示すコマンド入力、状態監視処理を
示すフローチャートである。
【図13】図10に示すコマンド入力、状態監視処理を
示すフローチャートである。
【図14】従来の運行情報収集装置の概略構成を示す説
明図である。
【図15】図14に示すハンディターミナルの正面図で
ある。
【符号の説明】
21 車両情報収集装置 297 マイクロコンピュータ 297a CPU 297b RAM 297c ROM 297A バーコードデータ格納手段 297B 格納判別手段 297C バーコード格納指示手段 297D 情報収集手段 297E バーコード削除指示手段 297F 実車空車状態判別手段 297G 物品判別手段 31a バーコード 31b 物品区別コード部分
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 G06F 17/60 G06K 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各荷物固有のコードを読み取って、車両
    に積み込んだ前記荷物のバーコードを荷積情報として収
    集すると共に、前記車両から降ろした前記荷物のバーコ
    ードを荷降情報として収集する車両情報収集装置におい
    て、 前記読み取った荷物のバーコードを格納するためのバー
    コードデータ格納手段と、 前記読み取った荷物のバーコードが前記バーコードデー
    タ格納手段に格納されているか否かを判別する格納判別
    手段と、 前記読み取った荷物のコードが前記バーコードデータ格
    納手段に格納されていないと前記格納判別手段が判別し
    た時に、該バーコードを前記バーコードデータ格納手段
    に格納させるバーコード格納指示手段と、 前記読み取った荷物のバーコードが前記バーコードデー
    タ格納手段に格納されていないと前記格納判別手段が判
    別した時に、該バーコードを荷積情報として収集し、前
    記読み取った荷物のバーコードが前記バーコードデータ
    格納手段に格納されていると前記格納判別手段が判別し
    た時に、該バーコードを荷降情報として収集する情報収
    集手段と、 を備えることを特徴とする車両情報収集装置。
  2. 【請求項2】 前記読み取った荷物のバーコードが前記
    バーコードデータ格納手段に格納されていると前記格納
    判別手段が判別した時に、該バーコードを前記バーコー
    ドデータ格納手段から消去させるバーコード削除指示手
    段と、該バーコードデータ格納手段に格納されたバーコ
    ードの数と、前記格納判別手段の判別結果とを基に、前
    記車両が前記荷物を積んだ実車状態であるか、前記荷物
    を積んでいない空車状態であるかを判別する実車空車状
    態判別手段とをさらに備え、該実車空車状態判別手段の
    判別結果に応じて、前記車両の実車及び空車に関する情
    報を前記情報収集手段によりさらに収集するようにした
    請求項1記載の車両情報収集装置。
  3. 【請求項3】 前記荷物のバーコードは、荷物である旨
    を示すバーコード部分を有しており、該バーコード部分
    の内容を基に、前記読み取ったバーコードが荷物のもの
    であるか否かを判別する物品判別手段をさらに備え、前
    記格納判別手段は、前記読み取ったバーコードのうち前
    記物品判別手段が荷物のものであると判別したバーコー
    ドを対象に、前記バーコードデータ格納手段に格納され
    ているか否かの判別を行う請求項1又は2記載の車両情
    報収集装置。
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