JP2890250B2 - ヒトプラスミン−α2−プラスミンインヒビター複合体の免疫学的測定法および免疫学的測定用試薬 - Google Patents

ヒトプラスミン−α2−プラスミンインヒビター複合体の免疫学的測定法および免疫学的測定用試薬

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトプラスミン−
α2−プラスミンインヒビター複合体(Plasmin
−α2−Plasmin Inhibitor Com
plex:以下PICと略す)の免疫学的測定法および
免疫学的測定用試薬に関する。
【0002】
【従来の技術】汎発性血管内凝固症候群(以下DIC
(Disseminated intravascul
ar coagulation)と略す)患者等の血漿
中では、プラスミノーゲン(PLG)が組織型プラスミ
ノーゲンアクチベータ(t−PA)、ウロキナーゼ型プ
ラスミノーゲンアクチベータ(u−PA)等のアクチベ
ータにより活性化されて、プラスミン(Pm)が生成す
る。生成したPmのほとんどは、循環血漿中では即座に
α2−プラスミンインヒビター(α2PI:Moro
i,M. and Aoki,N.,J.Biol.C
hem.251,5956−5965,1976)と
1:1の割合で結合し、複合体すなわち前記のPICを
形成する(B.Wiman & D.Collen.,
J.Biol.Chem.254,9291−929
7,1979)。したがって、ヒトPICを測定するこ
とは、Pmの生成、DICの診断や血栓溶解療法のモニ
ターに重要である。このためには、血液または血漿中の
ヒトPICの量を正確かつ簡便に測定する必要がある。
【0003】従来知られているヒトPIC測定方法とし
ては、特公平7−21499号公報、特開平6−94号
公報、特開昭62−238463号公報、特公平5−3
5827号公報等に記載された方法が知られているが、
これらは検体を希釈したり、半定量性であるため、より
優れた方法の開発が望まれていた。他方、プラスミンが
K1〜K5からなる5つのループを有し、その内K5を
除く全てのループがリジンバインディングサイトを有す
ること(Wirn,E.S. et al., Eu
r. J. Biochem. 104, 579−5
86, 1980; Moroi,M. and Ao
ki,N., 前掲文献)、およびε−アミノカプロン
酸やtrans−4−(アミノメチル)シクロヘキサン
カルボン酸(以下AMCHAと略す)がリジンバインデ
ィングサイトと結合すること(Marhus,G. e
t al., J. Biol. Chem. 25
3, 727−732, 1978; Thorse
n,S. Biochim. Biophys.Act
a 395, 55−65, 1975)が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】抗ヒトプラスミノーゲ
ンモノクローナル抗体またはその性質を有するポリクロ
ーナル抗体と抗ヒトα2−プラスミンインヒビターモノ
クローナル抗体またはその性質を有するポリクローナル
抗体を用いてヒトPICを免疫学的に測定すると、非特
異反応が生じ、ヒトPICを正確にかつ再現性良く測定
できない。本発明者らは、鋭意研究をした結果、上記の
免疫反応系にEACAおよびAMCHAの少なくとも一
つを存在させる場合には、非特異反応を抑制できること
を見出した。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決する本
発明は、抗ヒトプラスミノーゲン抗体と抗ヒトα2−プ
ラスミンインヒビター抗体を用いて、ヒトプラスミン−
α2−プラスミンインヒビター複合体(ヒトPIC)を
免疫学的に測定するに際し、免疫反応の反応系にEAC
AおよびAMCHAの少なくとも一つを存在させること
を特徴とするヒトPICの免疫学的測定法、およびEA
CAおよびAMCHAの少なくとも一つを含有してな
る、ヒトPICの免疫学的測定用試薬に関する。
【0006】本発明によりヒトPICを測定する場合の
測定系は特に限定されず、通常の酵素免疫測定法(EI
A)、放射免疫測定法(RIA)、蛍光免疫測定法、ラ
テックス凝集法等を利用することができるが、ラテック
ス凝集法が特に好適に用いられる。本発明では、ヒトP
ICの免疫学的測定をEACAおよびAMCHAの少な
くとも一つの存在下に行う点に特徴を有するのであっ
て、他の点、例えば、使用抗体(一方は必要に応じ酵素
標識、放射標識または蛍光標識されていてもよい)、そ
れらの使用量、反応媒体(緩衝液等)、使用する場合の
ラテックス、その粒径および濃度、免疫反応の温度、p
H条件、免疫反応時間等については、通常使用される物
および条件をそのまま用いることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるEACAまた
はAMCHAを免疫反応系に存在させる方法としては、
反応前に、被測定抗原ヒトPICに対する抗体(すなわ
ち、抗ヒトプラスミノーゲン抗体または抗ヒトα2−プ
ラスミンインヒビター抗体)、検体または緩衝液中に添
加しておく等の方法を用い得る。これらの抗体として
は、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体のいずれ
も使用可能である。EACAおよびAMCHAの少なく
とも一つの反応系での濃度(=免疫反応開始時の濃度)
は、0.1mM〜1M、さらには1mM〜500mM、
特に10mM〜200mMであることが好ましい。0.
1mM未満では非特異的を抑制できず、1Mより高い場
合は経済的でない。
【0008】本発明における抗原抗体反応は、一般的な
抗原抗体反応の条件下で行われ、例えば、中性、弱塩基
性または弱酸性に調整したリン酸緩衝液、グリシン−水
酸化ナトリウム緩衝液等の緩衝液を液媒体として、4℃
〜40℃で30秒〜72時間行う。反応系には、ポリエ
チレングリコール等の反応の促進剤、アルブミン(例え
ば、ウシ血清アルブミン(BSA))等の安定化剤、ア
ジ化ナトリウム等の防腐剤等を適宜添加することができ
る。これらの添加剤は、被測定物を失活させることがな
く、かつ抗原抗体反応または免疫凝集反応を阻害しない
ものであればいずれも使用できる。
【0009】本発明によりヒトPICを測定する場合の
測定系は特に限定されず、通常のEIA、RIA、蛍光
免疫測定法、ラテックス凝集法等を利用することができ
るが、ラテックス凝集法が特に好適に用いられる。ラテ
ックス凝集法により、ヒトPICを測定する場合の本発
明は、抗ヒトプラスミノーゲン抗体および抗ヒトα2−
プラスミンインヒビター抗体で感作したラテックス懸濁
液と、ヒトPICの含有を検査する検体とを、EACA
およびAMCHAの少なくとも一つの存在下に、混合
し、生じるラテックス粒子の凝集の程度を混合物の吸光
度または光の透過度として測定することによってPIC
を測定することを特徴とするPICの免疫学的測定法、
およびEACAおよびAMCHAの少なくとも一つを含
有してなる、ヒトPICをラテックス凝集法により免疫
学的に測定する際に使用する試薬と表現することができ
る。
【0010】EACAおよびAMCHAの少なくとも一
つを免疫反応系に存在させる態様としては、感作ラテッ
クス懸濁液に存在させる、検体に添加して存在させる、
検体を希釈するための緩衝液に存在させる等の態様が可
能である。換言すれば、本発明の測定用試薬は、例え
ば、EACAおよびAMCHAの少なくとも一つおよび
抗体を含有する1液系の試薬(またはキット)、例えば
EACAおよびAMCHAの少なくとも一つを含有する
感作ラテックス懸濁液;抗体を含有する第1試薬、例え
ば感作ラテックス懸濁液とEACAおよびAMCHAの
少なくとも一つを含有する緩衝液とで構成される2液系
の試薬(またはキット)等の形態であり得る。
【0011】本発明で使用するラテックス粒子として
は、ラテックス凝集法に通常使用されるポリスチレン、
スチレン−ブタジエン共重合体、アクリル酸ポリマー、
メタクリル酸ポリマー、アクリルニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、ポリビニルピリジン、ポリ酢酸ビ
ニルアクリレート等からなるものを挙げることができ
る。ラテックス粒子の平均粒径は、通常使用される0.
03〜3μm、特に0.08〜1μmが好ましい。抗ヒ
トプラスミノーゲン抗体および抗ヒトα2−プラスミン
インヒビター抗体によるラテックスの感作は、例えば、
4℃〜70℃、好ましくは20℃〜45℃の温度で行う
のが適当である。感作ラテックス懸濁液におけるラテッ
クス粒子の濃度は、通常使用される0.01〜5重量
%、特に0.1〜3重量%が好ましい。また、感作時の
各抗体のラテックス粒子に対する使用量は、ラテックス
粒子単位g当たり、1〜1000mg、特に10〜30
0mgが適当である。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 実施例1 (1)抗原ヒトプラスミン−α2−プラスミンインヒビ
ター複合体の作製 100mlのヒト血漿(健常人)に、ウロキナーゼ(J
CR Pharmaceuticals社製)を100
0I.U./mlとなるように添加し、25℃で1時間
保温した。1時間後にフルオロリン酸ジイソプロピル
(和光純薬社製)を1mM、aprotinin(和光
純薬社製)を1000U/ml、benzamidin
e(SIGMA社製)を5mMとなるように添加し、2
5℃で1時間保温し、反応を停止した。このウロキナー
ゼ処理血漿をトリス0.05M、NaCl 0.1M、
pH7.4緩衝液(以下、「TBS」という)で平衡化
したリジン−セファロース4Bカラム(30mlベッド
容)に通し、TBSでカラムを十分に洗浄後、0.02
5M EACA含有TBSでヒトプラスミン−α2−プ
ラスミンインヒビター複合体を溶出させ、イオン交換ク
ロマト法(DEAE−セファロースカラム)で精製し
て、ヒトプラスミン−α2−プラスミンインヒビター複
合体(ヒトPIC)1mgを得た。
【0013】(2)ラテックス試薬の調製 2.5mgの抗ヒトプラスミノーゲンモノクローナル抗
体((株)コスモバイオより入手)と2.5mgの抗ヒ
トα2−プラスミンインヒビターモノクローナル抗体
((株)コスモバイオより入手)を、0.1Mグリシン
−NaOH緩衝液(pH8.5)で0.5%(v/v)
になるように調製した粒径0.12μmのポリスチレン
ラテックス(積水化学社製)5mlに添加し、37℃で
1時間攪拌した。混合物を15000rpmで30分間
遠心分離した。0.02%(w/v)アジ化ナトリウム
を含有する0.1Mグリシン−NaOH緩衝液(pH
8.5)5mlを残渣に添加し、超音波でよく分散させ
てPIC測定用ラテックス試薬を得た。
【0014】(3)EACAまたはAMCHAを含有す
るか含有しない検体希釈用緩衝液の調製 表1に示す通りの組成の、7種の検体希釈用緩衝液を調
製した。
【0015】
【表1】
【0016】(4)標準抗原および検体の調製 (1)で得られたヒトPICを1%(w/v)BSAを
含有する0.05Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)
または正常血漿で40、20、10、5および2.5μ
g/mlに希釈し標準抗原とした。また、3人のDIC
患者の血漿を検体とした。
【0017】(5)測定 標準抗原または検体5μlと、(3)で調製したEAC
AもしくはAMCHAを含有するか含有しない検体希釈
用緩衝液1〜7それぞれ200μlとを混合し、5分後
に、該PIC測定用ラテックス試薬50μlを添加混合
し、5分間反応させた。この操作は自動分析装置(日立
社製7150形)で行い、2ポイント法(27−50)
による吸光度(570nm)変化を測定した。各標準抗
原の検量線を図1および2に示す。図1のそれぞれの検
量線から検体のPIC濃度を求めた。また、参考例とし
て同じ検体をPIC測定用EIAキット(帝人社製)で
測定した。結果を表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】図1および2、および表1および2から分
かるごとく、緩衝液にEACAまたはAMCHAを1m
M以上添加した場合と添加しなかった場合とを比較する
と、添加した緩衝液において、非特異的結合が減少し、
EIA法と同様正確に定量された。
【0020】実施例2 (1)で得られたヒトPICを1%(w/v)BSAを
含有する0.05Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)
で希釈した希釈液(PIC 20μg/mlまたは2μ
g/ml含有)に、PIC測定法において影響を受ける
と思われるヒトプラスミノーゲン((株)コスモバイオ
より入手)(図4、および図6〜11では単にPLGと
表示)またはヒトα2−プラスミンインヒビター
((株)コスモバイオより入手)(図3および5では単
にα2P1と表示)を図3〜11に示す種々の濃度とな
るように添加したものを検体とし、検体中のヒトPIC
を実施例1と同様の操作で、表1に示した、EACAも
しくはAMCHAを含有するか含有しない検体希釈用緩
衝液1〜7を用いて測定した。結果を図3〜11に示
す。図3と図5においてヒトα2−プラスミンインヒビ
ターの影響は、EACAの添加するしないに拘らず、
影響がなかったので、3以降の緩衝液については実施し
ていない。また、ヒトプラスミノーゲンの影響は、緩衝
液3、4、6および7(それぞれ図7、8、10および
11に対応)は影響をほとんど受けなかったが、それ以
外の緩衝液では、ヒトプラスミノーゲン濃度依存的に非
特異凝集が認められた。
【0021】
【発明の効果】抗ヒトプラスミノーゲン抗体と抗ヒトα
2−プラスミンインヒビター抗体を用いてヒトPICを
免疫学的に測定するに際し、免疫反応系にEACAおよ
びAMCHAの少なくとも一つを存在させることによっ
て、非特異反応を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】希釈剤として、検体希釈用緩衝液1〜7(EA
CAまたはAMCHAを含有しないか種々の濃度で含有
する)を用いた場合の、標準抗原(実施例1の(1)で
得られたヒトPICを1%(w/v)BSAを含有する
0.05Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)で種々の
倍率に希釈したもの)の検量線である。
【図2】希釈剤として、検体希釈用緩衝液1〜7(EA
CAまたはAMCHAを含有しないか種々の濃度で含有
する)を用いた場合の、標準抗原(実施例1の(1)で
得られたヒトPICを正常血漿で種々の倍率に希釈した
もの)の検量線である。
【図3】種々の濃度のヒトα2−プラスミンインヒビタ
ー存在下で、既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液1
(EACAおよびAMCHA不含有)を用いて測定した
場合の測定結果を示す図である。
【図4】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下で、
既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液1(EACAおよ
びAMCHA不含有)を用いて測定した場合の測定結果
を示す図である。
【図5】種々の濃度のヒトα2−プラスミンインヒビタ
ー存在下で、既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液2
(EACA 1mM含有)を用いて測定した場合の測定
結果を示す図である。
【図6】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下で、
既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液2(EACA 1
mM含有)を用いて測定した場合の測定結果を示す図で
ある。
【図7】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下で、
既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液3(EACA 5
0mM含有)を用いて測定した場合の測定結果を示す図
である。
【図8】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下で、
既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液4(EACA 1
00mM含有)を用いて測定した場合の測定結果を示す
図である。
【図9】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下で、
既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液5(AMCHA
1mM含有)を用いて測定した場合の測定結果を示す図
である。
【図10】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下
で、既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液6(AMCH
A 50mM含有)を用いて測定した場合の測定結果を
示す図である。
【図11】種々の濃度のヒトプラスミノーゲン存在下
で、既知濃度のPICを検体希釈用緩衝液7(AMCH
A 100mM含有)を用いて測定した場合の測定結果
を示す図である。
【符号の説明】
図1および図2において、△mABSは50ポイントで
の吸光度と27ポイントでの吸光度の差を示し、1〜7
の番号は検体希釈用緩衝液の番号を示す。
フロントページの続き (72)発明者 近藤 績 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社 コスモ総合研究所研究開発センター内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/53 G01N 33/531

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗ヒトプラスミノーゲン抗体と抗ヒトα
    2−プラスミンインヒビター抗体を用いて、ヒトプラス
    ミン−α2−プラスミンインヒビター複合体を免疫学的
    に測定するに際し、免疫反応の反応系にε−アミノカプ
    ロン酸(以下EACAと略す)およびtrans−4−
    (アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸(以下AM
    CHAと略す)の少なくとも一つを存在させることを特
    徴とするヒトプラスミン−α2−プラスミンインヒビタ
    ー複合体の免疫学的測定法。
  2. 【請求項2】 EACAおよびAMCHAの少なくとも
    一つを0.1mM〜1M存在させることを特徴とする請
    求項1記載の免疫学的測定法。
  3. 【請求項3】 EACAおよびAMCHAの少なくとも
    一つを含有してなる、ヒトプラスミン−α2−プラスミ
    ンインヒビター複合体の免疫学的測定用試薬。
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