JPH06508219A - プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物の分析方法及びこの分析方法を繊維素溶解系の変化の尺度として利用する方法 - Google Patents

プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物の分析方法及びこの分析方法を繊維素溶解系の変化の尺度として利用する方法

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JPH06508219A JP5517841A JP51784193A JPH06508219A JP H06508219 A JPH06508219 A JP H06508219A JP 5517841 A JP5517841 A JP 5517841A JP 51784193 A JP51784193 A JP 51784193A JP H06508219 A JPH06508219 A JP H06508219A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物の分析方法及びこの分析方法を繊 維素溶解系の変化の尺度として利用する方法 本発明はプラスミン−02−アンチプラスミン錯化合物の定量的分析方法及びこ の分析方法を繊維素溶解の変化の尺度として利用する方法に関する。
緒言 α2−アンチプラスミンは最も重要なプラスミン阻害剤である。そのプラスミン との反応は同成分の各1分子より構成される非活性の錯化合物の形成をもたらす 。この過程には2つの段階が含まれ、その第1段階ではそのプラスミンのリジン 結合部位と02−アンチプラスミン分子のカルボキシル末端の対応部位との間で 可逆的な錯化合物が形成される。第2段階においてはその阻害剤内でのペプチド 結合の解裂により非可逆的な錯化合物が形成される。プラスミノーゲンのプラス ミンへの活性化及びそのプラスミンの作用の間に、主として液相において生ずる プラスミン−02−アンチプラスミン錯化合物の生成と、フィブリン表面へのプ ラスミンの結合並びにその作用との間に平衡が現れる。プラスミンはフィブリン に結合されてα2−アンチプラスミンによる阻害作用に対して保護される。けれ どもフィブリンが溶解してしまったならばただちに、そのフィブリンの表面から 解放されたプラスミンはすぐに02−アンチプラスミンにより錯化される。
循環の中でフィブリンが生ずると、この過程は、よ(知られている組織プラスミ ノーゲンアクチベータ(t−PA)へのフィブリンの作用に基づいて常に繊維素 溶解系の活性化を伴う。従って生じたプラスミンは部分的にα2−アンチプラス ミンによって錯化され、そして血漿内のプラスミン−02−アンチプラスミン錯 化合物の高められた値に導く。従ってこのようなPAP−錯化合物の高められた 値は、例えば血栓症、凝固性亢進、播種住血管内凝固、エンドトキシンショック 、白血病、肝臓病、ネフローゼ症候群及び重大な外科処置の予後のような多くの 場合にフィブリン形成の増大とともに見出された。静脈を血試験の後でさえ、フ ィブリン形成の増進及び静脈閉鎖−血漿における組織プラスミノーゲンーアクチ ベータの高められた値と一致してほとんどの場合にプラスミン−02−アンチプ ラスミン水準の高められることが見出された。
従って血清採取に際して時間に依存してPAP−錯化合物の発生に至ることも予 想することができる。この場合にその血清の中で形成されるPAP−錯化合物の 量は、それぞれの環境の中で現れる他のプラスミノーゲン及びプラスミノーゲン アクチベータ阻害剤並びに対応する受容体及び結合蛋白質に依存して予想するこ とができる。
上述した全ての場合において、PAP−濃度のほんの僅かな上昇しか観測できな いけれども、繊維素溶解系の活性を引き伸ばすことによる結線溶解療法は液相内 での強いプラスミン生成及び最大のPAP−1化合物生成をもたらす。特に例え ばストレプトキナーゼやウロキナーゼのようなフィブリン−非特異性のプラスミ ノーゲンアクチベータはプラスミン−阻害剤の完全な消費をもたらすことができ 、そしてブスミン血症に基づく出血の傾向が高められることをもたらし得る。
この場合にはそのプラスミンの作用はもはやその特異的基質としてフィブリンに 限定されるのではなくて、フィブリノーゲンや他の種々の凝固因子のような非特 異的基質にも移行することができる。プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化 合物の分析は、従って一方においてフィブリノーゲン及びα2−アンチプラスミ ンの消費並びに存在し得る出血傾向を伴う繊維素溶解冗進的な種々の状態におけ る一般的なプラスミン血症の表示手段として用いることができ、また他方におい て血漿のプラスミン−02−アンチプラスミン錯化合物の僅かに高められた水準 は、例えば血栓症や血清中のPAP−錯化合物のような絶えず生じている血栓の 形成と名解についての総合的な繊維素溶解能に対するひとつの示唆である。
PAPの 折のために い′る 々の 法:PAP−錯化合物の分析のために既 に多くの試験方法が発表されており、中でも2次元的免疫電気泳動法、ラテック ス試験法、RIA、そしてより最近には種々のELISA系が発表されている。
まず最初、Plow 等により、かなり感度の低いPAP−錯化合物分析のため のラテックス凝集試験法が提出された。次いで2次元的電気泳動法が記述された が、これにおいてはtIW′!のa2−アンチプラスミンと錯化されたそれとの 異なった易動度が利用されている。これらの方法はまだ感度が充分ではなく、そ してかなり時間がかかり、かつ多数の試料には適していなかった。プラスミンの B−鎖と02−アンチプラスミンとの錯化合物に対してポリクローナル抗血清を 用いてWiman 等によりRIAが開発されたが、これはそのようにして生の ままのプラスミノーゲンやプラスミンによっては左右されなかった。しかしなが ら、まだなお生のままののα2−アンチプラスミンはPAP−錯化合物と一緒に いずれにしても著しく僅かな程度でしか検出されなかった。
種々のELISA系において用いられているような二重サンドイツチ法の開発は 大きな利益であった。既に、結合抗体としててα2−アンチプラスミンに対する 抗体を用い、かつ定量化のためにその酵素に対する成る抗体を用いるか、又はそ の逆に用いて、種々の方法がこれまでに開発されている。Harpel等は、結 合抗体としてa2−アンチプラスミンに対するポリクローナル抗体、及び検出系 としてプラスミノーゲンに対するPox で標識したFab フラグメントを用 いて感度の高い分析方法を最初に発表したが、その際、生のままの各抗体に比し てFabフラグメントはプラスミノーゲン及び他の種々の血漿蛋白質の減少した 非特異的結合の利点をもたらす。Ho1voet 等及びMimuro等によっ て他のELISA系が記述されているが、これらはその錯化合物のそれぞれ1部 に対する2つのモノクローナル抗体を用いるか、又はポリクローナル抗体とモノ クローナル抗体とを用いている。つい最近になって初めてHasada等により リボソーム−免疫−溶解法(L I LA)が提出された。これまでに記述され ているELISA試験系又はLILA試験系は、上に記述した全ての方法がその 錯化合物のみならず、それら本来の錯化されていない分子をも認識するような抗 体を用いているためにそのPAP−錯化合物の著しく低い濃度に比しての錯化さ れていないα2−アンチプラスミン又はプラスミノーゲンの大過剰によってはい ずれにしても成る限度までしか損なわれなかった。
ドイツ特許DE−Al 4115933 に1つの方法が公開されているが、こ れはモノクローンナル抗体BMA PAP6及びそれに従属するハイブリドーマ 細胞系(BWPAP6)を得ることに関するものであり、この抗体はPAP−f i化合物に対して或る特異的親和性を有し、そしてこの錯化合物の個々の成分に 対してはまったく親和性を有しないか、又は極めて僅かの親和性しか有しない。
この抗体はアンモニア処理により分解されたPAP−錯化合物による免疫発現に よって得られたものである。しかしながらこの抗体もまたELISAにおいてし か機能性を持たず、そしてウェスターン法によっては特性付けられていない。
従ってここでPAP−!化合物中のネオ抗原に対して指向された他の成る特異的 なモノクローナル抗体を包含する試験系が提案されるが、ここでこの抗体はアン モニア処理されていない天然のPAP−錯化合物で免疫化することにより得られ たものであり、またこの抗体はウェスターン法においてもそのPAP−錯化合物 とのみ反応するものであり、そしてこの抗体は結合抗体として用いられるもので ある。これにより、対応するPAP−錯化合物−ELISA法は血漿中環境にお いても、血清中環境においても高特異性でかつ高感度になる。
PAP−′A のネオ 7に・ る の び ゛ :本発明に用いられる抗体M PW7APは英国サリスバリーのPublic HealthLaborato ry 5ervice の動物細胞培養物ヨーロッパ収集所に寄託された該当す るハイブリドーマ細胞系から分泌されるものである。この細胞系は公知の方法に よりマウスの骨髄腫細胞系(NSO)と天然のPAP−錯化合物で免疫化された マウスの牌臓細胞との融合により得られたものである。この分泌されたモノクロ ーナル抗体はウェスターン法においてはそのPAP−錯化合物とのみ特異的であ るけれどもそれぞれの成分とは反応しないと言うことによって特徴づけられる( 第1図)。
越腋の原理: ここで記述する試験の方法は固相酵素免疫分析法であり、その際PAP−錯化合 物のネオ抗原に特異的なモノクローナル抗体であるMPW7APをプラスチック マイクロタイタープレートの上に吸着させる。試験試料とともにインキュベーシ ョンしたときにそれらPAP−錯化合物が選択的に結合し、そして結合しなかっ た物質を除去した後でその錯化合物をその錯化合物のプラスミノーゲン部分のク リングル1−3領域に対するペルオキシダーゼ−標識したモノクローナル抗体で あるMPW2PG POXによって検出する。この標識された抗原−抗体の複合 体の定量化はペルオキシダーゼに対する色原性基質であるABTSによって行わ れる。
材料反りに1: O高い結合能を有する96個の窪を有するマイクロタイタープレート〔例えばN UNCInmnoplate 庸■1sorp 4−93454又はGREIN ERaISA プレート(No、 6550611、プレート表面上(例えばC 03TAR3095) ]O波長405 nm及び492 runのための肚l 5A−リーダー(例えばオーストリア国のZinsser の Anthos  Reader 200110 PAP−ネオ抗原に対する抗体MPW7AP及び Pox で標識された、プラスミノーゲンのクリングル1−3領域に対する抗体 MPW2PGPOX (オーストリア国ウィーンのTechnoclone 社 )Q PAP−錯化合物標準血漿及びPAP−錯化合物を除いた血漿(オースト リア国ウィーンのTechnoclone 社)ドイツ国マンハイムのBoah ringer社のABTS [2−2’−アジノビス−(3−エチルベンゾ−チ アゾリンスルホン酸]Oアプロチニン(Trasylol (登録商標):ドイ ツ国し−フエルクーゼンのBeyer社1 0 2−(エチル水銀チオト安息香酸のナトリウム塩[ドイツ国Merck 社 の[Thimerosal (登録商標) ] 818957]Oポリオキシエ チレンソルビタンモノオレアート[米国Sigma 社のTween20、P  1379 ] ○ 牛血清アルブミン:最純(BSA)ORHO20/21 (ドイツ国Beh ring)○ ベンズアミジンクロリド(ドイツ国Merck 社)清液: 被覆用緩衝液: 1.59g のNa1COs・lOH,0,2,93g のN aHCOs及び100mg のThimerosalを蒸留水で11にする。p H=9.6被覆用溶液 : 被覆用緩衝液中の20μ/mlのMPW?AP 、 窪当り100μmtAFil(!J8: W、A+?1.、習L%−Z、lGl :j:O,,1°44 g (7)Nag)IPOn洗浄用緩衝液: PBS+ 0.5%Tween 20ブロック用溶液:PBS+1%BSA 稀釈用緩衝液2: DB1+1% PAP除去血漿(DB2) ff#Cπ簀!M液3: DB1+10%PAP除去血漿検出用緩衝液+ DB I中の10 ug/ml MPW2PG Box ; 100 u1fFM停止 用溶液 : NaF 300 mg/100 ml蒸留水;1ooul/i’! 反応工Ω安定牲: 被覆用緩衝液及び被覆されたプレートに抗微生物物質を加えておき、そして従っ て4℃において安定である。他の各蛋白質含有溶液及び洗浄用緩衝液は微生物の 繁殖を防ぐために新しく作られたものであるか、又は滅菌条件のもとに保たれな ければならなかった。抗生物質はペルオキシダーゼとの不都合な反応を防ぐため にこれらの場合においては使用すべきではなかった。
方法ニ プレートの被r!I: ELISAプレートの各層を100μm1の被覆用溶液で満たす(最良には多管 マイクロピペットを用いて)。次にそのプレートを粘着性のプラスチックフィル ムで覆い、そして少なくとも16時間、又は成る場合には任意の長時間にわたり 4℃において貯蔵する。使用の前にその被覆されたプレートを空にし、そして窪 1個当り100LLLのブロック用溶液を加えて37℃において1時間インキュ ベーションしてそのプレート表面上の過剰の反応性基をブロッキングする。全て のインキュベーション段階の間中それらのプレートはプラスチックフィルムで覆 ったままにしておく。
試且の皿処腫: 標準クエン酸液又はEDTA−血漿を使用することができるが、阻害されなかっ たプラスミノーゲンアクチベータをPAP−fi化合物の試験管内形成かもたら されるように注意すべきである。従って特に血栓溶解治療用の市販の標準物の場 合にはけ常に各血液試料にその採取に際して種々のインヒビターを添加すべきで ある(例えば2000 KUI/ml のアプロチニン+20mM のベンズア ミジンの最終濃度) 各血漿試料はPAP−錯化合物の低濃度のものについてはDBIで1:lOに、 そして高濃度のものについては1 : 100 に稀釈する。窪1つ当り100 μmが必要であり、そして2度の測定が推奨される。
標ヱ剪処瑠: PAP−錯化合物標準血漿は蒸留水に溶解し、そしてPAP濃度の低い試料に対 して使用するためにはDB3で、またPAP濃度の高い試料に対して使用するた めにはDB2で1 : 100 ないし1 : 1800の1運の稀釈割合のも の、または零値のものを作る。この場合も100μν窪及び2度測定が推奨され る。
12二上り洗浄: 全てのインキュベーション段階の間で各プレートは1窪当り約300μの洗浄用 緩衝液で人手により、又は自動洗浄装置を用いて3回洗浄する。各洗浄過程の後 でそのプレートを吸取紙の上でたたいて脱液する。
試秋過程= 1、) ELISAプレートを4℃において1夜被覆させる。
2) ブロック用溶液を用いて37℃で1時間インキュベーションする。
3) 洗浄する。
4) 試料を1夜4℃においてインキュベーションする。
5) 洗浄する。
6) Poxで標識した抗体とともに37℃で2時間インキュベーションする。
7) 洗浄する。
8) 基質溶液を用い、光を防ぎながら室温において30分間インキュベーショ ンする。
9) 停止用溶液を加える。
10) リニヤ尺の検量線を作製し、そして高又は低PAP濃度についての対応 的標準曲線からその試料についての値を読み取る。稀釈率を掛算する。
稙里の評価: 結果を評価するためにその試料の読み取り値を対応するPAP−錯化合物の参照 試料のそれと比較する。
慝準化; プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物は困難にしか安定な精製された形 で作ることができないので〔この錯化合物は容易に蛋白質分解的に解裂され、そ してこの錯化合物がプラスミンから又はその阻害剤から過剰に形成されたかに従 って各種のエピトープが生じ得る(1)] 、PAP−錯化合物を直接血漿中で 作り出し、そしてこれを各精製した成分からのPAP−錯化合物により検定する ことにした。この目的のために、充分以上の濃度のウロキナーゼとともにクエン 酸−血漿をインキュベーションして可能な最大の量のプラスミン−α2−アンチ プラスミン錯化合物を得た。次にその反応をベンズアミジンとトラジロールとの 添加によって停止させた。そのようにして形成された錯化合物は一70℃におい て凍結されるか、又は4℃において凍結乾燥されて安定である。標準血漿の中の 錯化合物の実際の量を測定するために、この標準物のELISA測定値を各精製 さスミンを作り、そしてこのウロキナーゼ−セファ0−ゼを除去した後で、その 生じた活性を、S−2251により直ちに、また精製した02−プラスミンとと もに37℃において30分間インキュベーションした後に測定した。このプラス ミン活性の差は形成されたPAP−錯化合物の量に相当する(第2図)。
葺屋性: 上に記述した試験方法はプラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物に対して 特異的であり、そしてその標準物がPAPの除去された血漿の中でその試験され るべき血漿試料と同じ濃度で溶解されていたことを仮定して、良好な血漿回収率 を与える。
感1及び正宣値: この分析においては検出下限は、精製された系においても血漿においても10n g/mlである。
f;XIL: 正常の対照物集団密度ではPAP−平均値はクエン酸のものについて152±7 2ng/mlであり、そしてEDTA−血漿については132±72 ng/m l であって、血清試料においては殆どの場合にPAP−値は高くなっている。
鷹皿値: 血栓溶解療法はPAP−血漿値>800 ng/mlを与える。経皮的トランス ルミナル冠動脈造影法(PTCS)で成功裏に処置された冠動脈性毛嫉患を有す る患者においては12ケ月の後にもなお高いPAP−値であった(第3図)。
々の の患 におしるPAP−イA の :方法 患者 血漿水準 外科的患者3,4 2.1 ug/rn1ELISA 癌腫 0.12−0.1 5 uM急性前骨髄性白血病 >0.28μM 出血性ショック >0.28μM 敗血症11 2.2 μg/11+1 血栓性血小板減少性紫斑病122.1 LLIK/m1敗血性紅斑性狼癒4′1 8 高められている゛ のPAP−イA物: 採血の後で異なった時間を経過した後に血清を分離してその得られた血清の中の PAP−錯化合物含有量を分析した場合には、特定の患者群において時間に依存 するPAP−錯化合物の上昇をきたすことが示されている(第4図)。血清中の そのようなPAP上昇を示した1群は繊維素溶解能が例えばアスピリン(アセチ ル酸)の摂取により変化することを示す患者を対象としている。この場合、例え ば1日当り100 mgのアスピリンの摂取の場合に1週間後に著しいPAP− 錯化合物の上昇に達し、これは2週間摂取した後には更に強められている。アス ピリン投与の終了の1週間後にはPAPの上昇は少ないけれどもなお検出可能で ある(第5図)。
復明1妊1嘗1里: 現在はPAP標準は入手できない。従って標準化は、安定な錯化合物を形成した 、新たに各精製した成分から直接作られたPAPM化合物を含むPAP鑵化金化 合物標準血漿用して比較することにより達成される。
のちのとのデータの :傘 * :多数の試薬の入手の支障のために試験系の直接の比較ができなかった。
**:この系はTe1jin社より市販で得られるPAP−キットに相当する。
*傘*二本発明の対象のもの。
第1図: PAP−錯化合物の1成分であるα2−アンチプラスミンに対して指 向されている3つのモノクローナル抗体のウェスターン法。
第2図:精製された成分からなるPAP−錯化合物を含む血漿の中で行われたP AP−錯化合物の比較。図には緩衝液で、又は過剰の02−アンチプラスミンで インキュベーションされた、新しく作られたプラスミンのアミド分解の活性が示 されている。両方の活性の差から、阻害されたプラスミンに応じて対応する錯化 合物の濃度が計算される。
第3因二冠動脈性心疾患を有する患者と対照被検者におけるPAP−錯化合物。
第4図:反応性被検者の血清の中のPAP−錯化合物の時間的経過。
第5図:アスピリン投与の前(0)、1週間後(・)及び2週間後(ム)、並び にその投与の終了の1週間後(△)の、血清中でのPAP−錯化合物の発生の経 時的変化。
#1 #2 #3 モノクローナルα2−AP 抗体 国際調査報告

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物を定量的に分析する方法にお いて、ウェスターン法において専らそのPAP−錯化合物とのみ反応する、その 錯化合物中の或るネオアンチゲンに対して特異的なモノクローナル抗体を使用す ることを特徴とする方法。
  2. 2.抗体MPW7APの特性を有するモノクローナル抗体を使用することを特徴 とする、請求の範囲1の方法。
  3. 3.サンドイッチELISA系を使用することを特徴とする、請求の範囲1又は 2の方法。
  4. 4.結合抗体として抗PAP−ネオアンチゲンを使用することを特徴とする、請 求の範囲3の方法。
  5. 5.結合抗体として抗PAP−ネオアンチゲンを、そして検出用抗体としてプラ スミノーゲンに対する抗体を使用することを特徴とする、請求の範囲3の方法。
  6. 6.繊維素溶解の変化を検出するために請求の範囲1ないし5の方法を使用する 方法。
  7. 7.繊維素溶解能の変化を検出するために血清中のPAP−錯化合物を分析する 請求の範囲6の方法を使用する方法。
  8. 8.アスピリン投薬の制御のために請求の範囲6又は7の方法を使用する方法。
  9. 9.血清中のPAP−錯化合物の分析によるアスピリン投薬の制御のために請求 の範囲8の方法を使用する方法。
JP5517841A 1992-04-14 1993-04-14 プラスミン−α2−アンチプラスミン錯化合物の分析方法及びこの分析方法を繊維素溶解系の変化の尺度として利用する方法 Pending JPH06508219A (ja)

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CHEMICAL ABSTRACTS=1983 *
THE TOHOKU JOURNAL OF EXPERIMENTAL MEDICINE=1987 *
TROMBOSIS AND HAEMOSTASIS=1986 *

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AU3817693A (en) 1993-11-18
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WO1993021532A1 (de) 1993-10-28
ATA77292A (de) 1993-12-15
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