JP2889804B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
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- JP2889804B2 JP2889804B2 JP5318066A JP31806693A JP2889804B2 JP 2889804 B2 JP2889804 B2 JP 2889804B2 JP 5318066 A JP5318066 A JP 5318066A JP 31806693 A JP31806693 A JP 31806693A JP 2889804 B2 JP2889804 B2 JP 2889804B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石油給湯機、石油温水
暖房機、石油暖房機等の液体燃料燃焼装置に関し、特に
ガンタイプバーナを備えた液体燃料燃焼装置に関する。
暖房機、石油暖房機等の液体燃料燃焼装置に関し、特に
ガンタイプバーナを備えた液体燃料燃焼装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の液体燃料燃焼装置は、例
えば、特開平４ー２６８１６３号公報に開示されている
ように、内胴と外胴との間に水室が形成されるととも
に、内胴の内部に燃焼室が形成された熱交換器を備え、
この熱交換器の側壁の下部にはバーナを挿通させる取付
口が設けられ、この取付口にはバーナチューブとこのバ
ーナチューブ内に設けられた液体燃料噴霧ノズルとを有
するガンタイプバーナが水平に取り付けられている。
えば、特開平４ー２６８１６３号公報に開示されている
ように、内胴と外胴との間に水室が形成されるととも
に、内胴の内部に燃焼室が形成された熱交換器を備え、
この熱交換器の側壁の下部にはバーナを挿通させる取付
口が設けられ、この取付口にはバーナチューブとこのバ
ーナチューブ内に設けられた液体燃料噴霧ノズルとを有
するガンタイプバーナが水平に取り付けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の液体燃料燃焼装置では、ガンタイプバーナが熱交換
器の側壁に設けられた取付口に水平に取り付けられてい
るため、噴霧ノズルから噴霧される液体燃料に巻き込み
現象が生じたり、或いは噴霧停止時に噴霧ノズルに後だ
れが生じた場合には、液体燃料がバーナチューブ内に溜
り、その一部がバーナチューブの基端部と取付口の取付
フランジとの間に介装したパッキンに浸透して、熱交換
器の外部に漏出する問題があった。
来の液体燃料燃焼装置では、ガンタイプバーナが熱交換
器の側壁に設けられた取付口に水平に取り付けられてい
るため、噴霧ノズルから噴霧される液体燃料に巻き込み
現象が生じたり、或いは噴霧停止時に噴霧ノズルに後だ
れが生じた場合には、液体燃料がバーナチューブ内に溜
り、その一部がバーナチューブの基端部と取付口の取付
フランジとの間に介装したパッキンに浸透して、熱交換
器の外部に漏出する問題があった。
【０００４】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであり、液体燃料の熱交換器外部への漏出を防止し、
ガンタイプバーナを備えた液体燃料燃焼装置の安全性の
向上を図りつつ、構成の複雑化を招くことがないように
することを目的としている。
のであり、液体燃料の熱交換器外部への漏出を防止し、
ガンタイプバーナを備えた液体燃料燃焼装置の安全性の
向上を図りつつ、構成の複雑化を招くことがないように
することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に燃焼室
が形成された熱交換器と、この熱交換器の側壁に設けら
れた取付口部と、バーナチューブ及びこのバーナチュー
ブ内に設けられた液体燃料噴霧ノズルを有するガンタイ
プバーナと、このガンタイプバーナのバーナチューブを
保持し、かつ、取付口部に着脱自在に取り付けられる取
付板とを備え、この取付板とバーナチューブとの間にガ
ンタイプバーナを燃焼室に向かって斜め下方へ傾斜させ
るリング状の傾斜板を介在させた構成である。
が形成された熱交換器と、この熱交換器の側壁に設けら
れた取付口部と、バーナチューブ及びこのバーナチュー
ブ内に設けられた液体燃料噴霧ノズルを有するガンタイ
プバーナと、このガンタイプバーナのバーナチューブを
保持し、かつ、取付口部に着脱自在に取り付けられる取
付板とを備え、この取付板とバーナチューブとの間にガ
ンタイプバーナを燃焼室に向かって斜め下方へ傾斜させ
るリング状の傾斜板を介在させた構成である。
【０００６】
【作用】このように構成すると、バーナチューブ内の底
部に滴下した液体燃料は、燃焼室に向かって斜め下方に
傾斜したバーナチューブの内底面を伝って燃焼室側に流
れ、バーナチューブの先端部から燃焼室内に滴下させる
ことができるため、熱交換器外部に漏出する心配がな
い。また、取付板とバーナチューブとの間にリング状の
傾斜板を介在させるだけで、ガンタイプバーナ全体を燃
焼室に向かって斜め下方へ傾斜させることが可能となっ
た。
部に滴下した液体燃料は、燃焼室に向かって斜め下方に
傾斜したバーナチューブの内底面を伝って燃焼室側に流
れ、バーナチューブの先端部から燃焼室内に滴下させる
ことができるため、熱交換器外部に漏出する心配がな
い。また、取付板とバーナチューブとの間にリング状の
傾斜板を介在させるだけで、ガンタイプバーナ全体を燃
焼室に向かって斜め下方へ傾斜させることが可能となっ
た。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図３の
図面に基づいて説明する。図３において、１は一実施例
としての石油温水暖房機の外装体であり、この外装体１
内の一側部には、支持台２、この支持台２上に載置固定
された縦置きでステンレス鋼製の缶体３及びこの缶体３
の上部に連結された消音器４が収容されるとともに、外
装体１内の他側部には、前記缶体３を加熱するガンタイ
プバーナ５、このガンタイプバーナ５に燃焼空気を供給
する送風機６及びこの送風機６の吸い込み口に下部を連
結した合成樹脂製の給気管７が収容されている。
図面に基づいて説明する。図３において、１は一実施例
としての石油温水暖房機の外装体であり、この外装体１
内の一側部には、支持台２、この支持台２上に載置固定
された縦置きでステンレス鋼製の缶体３及びこの缶体３
の上部に連結された消音器４が収容されるとともに、外
装体１内の他側部には、前記缶体３を加熱するガンタイ
プバーナ５、このガンタイプバーナ５に燃焼空気を供給
する送風機６及びこの送風機６の吸い込み口に下部を連
結した合成樹脂製の給気管７が収容されている。
【０００８】前記缶体３は内胴８、外胴９及び複数の煙
管１０、１０等から構成され、前記内胴８の内側にはガ
ンタイプバーナ５の先端部を臨ませた燃焼室１１が形成
されるとともに、内胴８と外胴９との間には水にエチレ
ングリコール等の不凍液を混入させた熱媒液を貯溜する
液室１２が形成されており、また、前記複数の煙管１
０、１０は、内胴８の頂部よりも上方の液室１２を貫通
している。
管１０、１０等から構成され、前記内胴８の内側にはガ
ンタイプバーナ５の先端部を臨ませた燃焼室１１が形成
されるとともに、内胴８と外胴９との間には水にエチレ
ングリコール等の不凍液を混入させた熱媒液を貯溜する
液室１２が形成されており、また、前記複数の煙管１
０、１０は、内胴８の頂部よりも上方の液室１２を貫通
している。
【０００９】前記燃焼室１１で燃焼された高温の排気ガ
スは、図３に示すように、複数の煙管１０、１０を通
り、液室１２の熱媒液と熱交換され、その後、消音器４
を通って排気管１３から外装体１の外部に排出される。
また、適温に加熱された液室１２の熱媒液は、循環ポン
プ（図示せず）を駆動することにより、行き管１４及び
この行き管１４に接続された循環パイプ（図示せず）を
通って、床暖房パネル、ファンコンベクター等の外部放
熱機（図示せず）に流れ、そこで熱交換された後、再び
液室１２に戻される。
スは、図３に示すように、複数の煙管１０、１０を通
り、液室１２の熱媒液と熱交換され、その後、消音器４
を通って排気管１３から外装体１の外部に排出される。
また、適温に加熱された液室１２の熱媒液は、循環ポン
プ（図示せず）を駆動することにより、行き管１４及び
この行き管１４に接続された循環パイプ（図示せず）を
通って、床暖房パネル、ファンコンベクター等の外部放
熱機（図示せず）に流れ、そこで熱交換された後、再び
液室１２に戻される。
【００１０】前記行き管１４の上部は液室１２よりも上
方に延出して気液分離部１５と成され、この気液分離部
１５の頂部、即ち、行き管１４の上端には、可撓性の細
パイプ１６を介してリザーブタンク１７と連通した２方
向性の圧力調節弁装置１８を装備している。この圧力調
節弁装置１８は、缶体３の運転によって熱媒液が膨張
し、液室１２や行き管１４内の圧力が所定値を越える
と、行き管１４内の熱媒液を細パイプ１６を通してリザ
ーブタンク１７に排出し、一方、液室１２や行き管１４
内の圧力が所定値以下になると、リザーブタンク１７内
に貯溜された熱媒液を細パイプ１６を通して行き管１４
内に補給できるようにしている。
方に延出して気液分離部１５と成され、この気液分離部
１５の頂部、即ち、行き管１４の上端には、可撓性の細
パイプ１６を介してリザーブタンク１７と連通した２方
向性の圧力調節弁装置１８を装備している。この圧力調
節弁装置１８は、缶体３の運転によって熱媒液が膨張
し、液室１２や行き管１４内の圧力が所定値を越える
と、行き管１４内の熱媒液を細パイプ１６を通してリザ
ーブタンク１７に排出し、一方、液室１２や行き管１４
内の圧力が所定値以下になると、リザーブタンク１７内
に貯溜された熱媒液を細パイプ１６を通して行き管１４
内に補給できるようにしている。
【００１１】１９は缶体３の側壁に設けられた中空円筒
状の取付口筒であり、この取付口筒１９は先端部を前記
内胴８と外胴９に貫通させて、それらに溶接により固着
するとともに、缶体３の側部に突出した基端部の外周に
は取付フランジ２０が設けられている。
状の取付口筒であり、この取付口筒１９は先端部を前記
内胴８と外胴９に貫通させて、それらに溶接により固着
するとともに、缶体３の側部に突出した基端部の外周に
は取付フランジ２０が設けられている。
【００１２】前記ガンタイプバーナ５は、送風機６から
燃焼空気が供給されるバーナチューブ２１と、このバー
ナチューブ２１内に収容され、周壁及び底壁に複数の一
次空気孔２２、２２が設けられた内筒２３と、この内筒
２３の底壁を貫通して噴出口部２４Ａを内筒２３内に臨
ませた液体燃料噴霧ノズル２４と、点火プラグ２５と、
液体燃料噴霧ノズル２４及び点火プラグ２５を内筒２３
に固定するための取付具２６と、内筒２３の先端部に固
定された漏斗状のリング板２７と、周壁に複数の二次空
気孔２８、２８、２９、２９を有し、前記噴霧ノズル２
４よりも前方のバーナチューブ２１内に設けられた燃焼
筒３０と、前記噴霧ノズル２４よりも前方に位置し、か
つ、その燃焼筒３０の基端部に装着されたスタビライザ
３１と、前記バーナチューブ２１の先端部と燃焼筒３０
の先端部とを連結する環状の連結板３２とから構成され
ている。
燃焼空気が供給されるバーナチューブ２１と、このバー
ナチューブ２１内に収容され、周壁及び底壁に複数の一
次空気孔２２、２２が設けられた内筒２３と、この内筒
２３の底壁を貫通して噴出口部２４Ａを内筒２３内に臨
ませた液体燃料噴霧ノズル２４と、点火プラグ２５と、
液体燃料噴霧ノズル２４及び点火プラグ２５を内筒２３
に固定するための取付具２６と、内筒２３の先端部に固
定された漏斗状のリング板２７と、周壁に複数の二次空
気孔２８、２８、２９、２９を有し、前記噴霧ノズル２
４よりも前方のバーナチューブ２１内に設けられた燃焼
筒３０と、前記噴霧ノズル２４よりも前方に位置し、か
つ、その燃焼筒３０の基端部に装着されたスタビライザ
３１と、前記バーナチューブ２１の先端部と燃焼筒３０
の先端部とを連結する環状の連結板３２とから構成され
ている。
【００１３】また、前記バーナチューブ２１の基端部に
は外向きフランジ２１Ａが設けられ、この外向きフラン
ジ２１Ａは、図１及び図２に示すようにリング状の傾斜
板３３を介して取付板３４にネジ（図示せず）止め装着
されている。そのため、図１に示すように、取付板３４
を環状のパッキン３５を介して前記取付口筒１９の取付
フランジ２０に複数のボルト３６とナット（図示せず）
を用いて固定することにより、前記ガンタイプバーナ５
は、先端部が前記燃焼室１１に向かって斜め下方に傾斜
するように取付口筒１９に取り付けられており、その傾
斜角度θは、水平線イに対して約２〜５度に設定されて
いる。３７、３７は前記ボルト３６に対応して取付板３
３に設けられた複数の挿通穴である。
は外向きフランジ２１Ａが設けられ、この外向きフラン
ジ２１Ａは、図１及び図２に示すようにリング状の傾斜
板３３を介して取付板３４にネジ（図示せず）止め装着
されている。そのため、図１に示すように、取付板３４
を環状のパッキン３５を介して前記取付口筒１９の取付
フランジ２０に複数のボルト３６とナット（図示せず）
を用いて固定することにより、前記ガンタイプバーナ５
は、先端部が前記燃焼室１１に向かって斜め下方に傾斜
するように取付口筒１９に取り付けられており、その傾
斜角度θは、水平線イに対して約２〜５度に設定されて
いる。３７、３７は前記ボルト３６に対応して取付板３
３に設けられた複数の挿通穴である。
【００１４】上述の構成において、ガンタイプバーナ５
の運転を開始すると、まず送風機６が駆動し、この送風
機６からの燃焼空気は、ガンタイプバーナ５のバーナチ
ューブ２１内に供給され、このバーナチューブ２１内に
供給された燃焼空気の一部は、一次空気孔２２、２２か
ら一次空気として内筒２３内に流れ、残りは二次空気孔
２８、２８、２９、２９から二次空気として燃焼筒３０
内に流れる。ここで、電磁ポンプ（図示せず）を駆動さ
せると、液体燃料噴出ノズル２４の噴出口部２４Ａから
液体燃料が噴霧され、この噴霧された液体燃料は一次空
気と混合し、点火プラグ２５の放電スパークによって着
火され、こうして、ガンタイプバーナ５は缶体３の燃焼
室１１に火炎Ｆを形成して燃焼を開始する。前記燃焼室
１１で燃焼された高温の排気ガスは、煙管１０、１０を
通り、液室１２の熱媒液と熱交換され、その後、消音器
４を通って排気管１３から外装体１の外部に排出され
る。
の運転を開始すると、まず送風機６が駆動し、この送風
機６からの燃焼空気は、ガンタイプバーナ５のバーナチ
ューブ２１内に供給され、このバーナチューブ２１内に
供給された燃焼空気の一部は、一次空気孔２２、２２か
ら一次空気として内筒２３内に流れ、残りは二次空気孔
２８、２８、２９、２９から二次空気として燃焼筒３０
内に流れる。ここで、電磁ポンプ（図示せず）を駆動さ
せると、液体燃料噴出ノズル２４の噴出口部２４Ａから
液体燃料が噴霧され、この噴霧された液体燃料は一次空
気と混合し、点火プラグ２５の放電スパークによって着
火され、こうして、ガンタイプバーナ５は缶体３の燃焼
室１１に火炎Ｆを形成して燃焼を開始する。前記燃焼室
１１で燃焼された高温の排気ガスは、煙管１０、１０を
通り、液室１２の熱媒液と熱交換され、その後、消音器
４を通って排気管１３から外装体１の外部に排出され
る。
【００１５】本実施例によれば、バーナチューブ２１の
基端部に外向きフランジ２１Ａを設け、この外向きフラ
ンジ２１Ａをリング状の傾斜板３３を介して取付板３４
に装着し、この取付板３４をパッキン３５を介して缶体
３の側壁に設けられた取付口筒１９の取付フランジ２０
に取り付けることにより、ガンタイプバーナ５は、先端
部が燃焼室１１に向かって斜め下方に傾斜するように取
付口筒１９に取り付けられるため、例えば、液体燃料噴
霧ノズル２４の噴出口部２４Ａから噴霧される液体燃料
に巻き込み現象が生じたり、或いは噴霧停止時に噴出口
部２４Ａに後だれが生じた場合、液体燃料がバーナチュ
ーブ２１内の底部に滴下するが、この滴下した液体燃料
は、燃焼室１１に向かって斜め下方に傾斜したバーナチ
ューブ２１の内底面を伝って燃焼室１１側に流れ、バー
ナチューブ２１の先端部と連結板３２との接合部から燃
焼室１１内に滴下させることができる。そのため、従来
のように、バーナチューブ内の底部に滴下した液体燃料
が、バーナチューブの基端部と取付口の取付フランジと
の間に介装したパッキンに浸透して、缶体の外部へ漏出
するような心配がない。また、図１及び図２に示すよう
に、取付板３４とバーナチューブ２１の外向きフランジ
２１Ａとの間にリング状の傾斜板３３を介在させるだけ
で、ガンタイプバーナ５全体を燃焼室１１に向かって斜
め下方へ傾斜させることができるので、取付口筒１９を
燃焼室１１に向かって斜め下方へ傾斜させるような複雑
な構造を採用せずに済み、構成の複雑化を招く心配がな
い。
基端部に外向きフランジ２１Ａを設け、この外向きフラ
ンジ２１Ａをリング状の傾斜板３３を介して取付板３４
に装着し、この取付板３４をパッキン３５を介して缶体
３の側壁に設けられた取付口筒１９の取付フランジ２０
に取り付けることにより、ガンタイプバーナ５は、先端
部が燃焼室１１に向かって斜め下方に傾斜するように取
付口筒１９に取り付けられるため、例えば、液体燃料噴
霧ノズル２４の噴出口部２４Ａから噴霧される液体燃料
に巻き込み現象が生じたり、或いは噴霧停止時に噴出口
部２４Ａに後だれが生じた場合、液体燃料がバーナチュ
ーブ２１内の底部に滴下するが、この滴下した液体燃料
は、燃焼室１１に向かって斜め下方に傾斜したバーナチ
ューブ２１の内底面を伝って燃焼室１１側に流れ、バー
ナチューブ２１の先端部と連結板３２との接合部から燃
焼室１１内に滴下させることができる。そのため、従来
のように、バーナチューブ内の底部に滴下した液体燃料
が、バーナチューブの基端部と取付口の取付フランジと
の間に介装したパッキンに浸透して、缶体の外部へ漏出
するような心配がない。また、図１及び図２に示すよう
に、取付板３４とバーナチューブ２１の外向きフランジ
２１Ａとの間にリング状の傾斜板３３を介在させるだけ
で、ガンタイプバーナ５全体を燃焼室１１に向かって斜
め下方へ傾斜させることができるので、取付口筒１９を
燃焼室１１に向かって斜め下方へ傾斜させるような複雑
な構造を採用せずに済み、構成の複雑化を招く心配がな
い。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、内部に燃焼室が形成された熱交換器と、この熱交換
器の側壁に設けられた取付口部と、バーナチューブ及び
このバーナチューブ内に設けられた液体燃料噴霧ノズル
を有するガンタイプバーナと、このガンタイプバーナの
バーナチューブを保持し、かつ、取付口部に着脱自在に
取り付けられる取付板とを備え、この取付板とバーナチ
ューブとの間にガンタイプバーナを燃焼室に向かって斜
め下方へ傾斜させるリング状の傾斜板を介在させた構成
であるから、次のような効果を奏する。バーナチュー
ブ内の底部に滴下した液体燃料を、バーナチューブを利
用して燃焼室側に流し、燃焼室に滴下させることができ
るため、ガンタイプバーナを備えた液体燃料燃焼装置の
安全性を向上させることができる。取付板とバーナチ
ューブとの間にリング状の傾斜板を介在させるだけの簡
単な構成で、ガンタイプバーナ全体を燃焼室に向かって
斜め下方へ傾斜させることができるため、取付口筒を燃
焼室に向かって斜め下方へ傾斜させるような複雑な構造
を用いる必要がなく、構成の複雑化を招かないようにで
きる。
に、内部に燃焼室が形成された熱交換器と、この熱交換
器の側壁に設けられた取付口部と、バーナチューブ及び
このバーナチューブ内に設けられた液体燃料噴霧ノズル
を有するガンタイプバーナと、このガンタイプバーナの
バーナチューブを保持し、かつ、取付口部に着脱自在に
取り付けられる取付板とを備え、この取付板とバーナチ
ューブとの間にガンタイプバーナを燃焼室に向かって斜
め下方へ傾斜させるリング状の傾斜板を介在させた構成
であるから、次のような効果を奏する。バーナチュー
ブ内の底部に滴下した液体燃料を、バーナチューブを利
用して燃焼室側に流し、燃焼室に滴下させることができ
るため、ガンタイプバーナを備えた液体燃料燃焼装置の
安全性を向上させることができる。取付板とバーナチ
ューブとの間にリング状の傾斜板を介在させるだけの簡
単な構成で、ガンタイプバーナ全体を燃焼室に向かって
斜め下方へ傾斜させることができるため、取付口筒を燃
焼室に向かって斜め下方へ傾斜させるような複雑な構造
を用いる必要がなく、構成の複雑化を招かないようにで
きる。
【図１】本発明による液体燃料燃焼装置の一実施例を示
す石油温水暖房機の要部断面図である。
す石油温水暖房機の要部断面図である。
【図２】同じくガンタイプバーナの断面図である。
【図３】同じく温水暖房機全体の断面図である。
３ 缶体（熱交換器） ５ ガンタイプバーナ １１ 燃焼室 １９ 取付口筒（取付口部） ２１ バーナチューブ ２４ 液体燃料噴霧ノズル
フロントページの続き (72)発明者 村田 秀和 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭64−88011（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−144203（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−34246（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24H 9/18 302 F23D 11/24
Claims (1)
- 【請求項１】 内部に燃焼室が形成された熱交換器と、
この熱交換器の側壁に設けられた取付口部と、バーナチ
ューブ及びこのバーナチューブ内に設けられた液体燃料
噴霧ノズルを有するガンタイプバーナと、このガンタイ
プバーナのバーナチューブを保持し、かつ、取付口部に
着脱自在に取り付けられる取付板とを備え、この取付板
とバーナチューブとの間にガンタイプバーナを燃焼室に
向かって斜め下方へ傾斜させるリング状の傾斜板を介在
させたことを特徴とする液体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5318066A JP2889804B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 液体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5318066A JP2889804B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174413A JPH07174413A (ja) | 1995-07-14 |
| JP2889804B2 true JP2889804B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18095105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5318066A Expired - Fee Related JP2889804B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2889804B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009180380A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Corona Corp | 燃焼装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100388302B1 (ko) * | 2000-06-29 | 2003-06-19 | 라니산업주식회사 | 보일러용 소음기 |
| JP5443752B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2014-03-19 | 株式会社長府製作所 | 圧力噴霧式バーナのノズル取付用の底壁部材 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634246U (ja) * | 1979-08-21 | 1981-04-03 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP5318066A patent/JP2889804B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009180380A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Corona Corp | 燃焼装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07174413A (ja) | 1995-07-14 |
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