JPS643947Y2 - - Google Patents

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JPS643947Y2
JPS643947Y2 JP16864384U JP16864384U JPS643947Y2 JP S643947 Y2 JPS643947 Y2 JP S643947Y2 JP 16864384 U JP16864384 U JP 16864384U JP 16864384 U JP16864384 U JP 16864384U JP S643947 Y2 JPS643947 Y2 JP S643947Y2
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JP
Japan
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secondary air
combustion
burner head
cylinder
vaporization cylinder
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JP16864384U
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JPS6184320U (ja
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  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は温水ボイラ等に使用される液体燃料の
燃焼装置に関するものである。
(従来技術) 従来、第4図に示すように、温水ボイラの燃焼
室10の上部開口部10aに有底の気化筒11を
配設し、該気化筒11の隔壁板11aの下側に有
底のバーナヘツド12を取付け、かつ、該気化筒
11及びバーナヘツド12の周囲にのみ2次空気
Aを流通させる燃焼装置が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記燃焼装置では、バーナヘツド12の周壁に
て形成された燃焼炎Bは収束する性質を有するこ
とから、該燃焼炎Bの中央部にまで2次空気Aを
供給することが困難であり燃焼効率の向上は勿論
のこと、燃焼幅を充分に拡大することも困難とな
つていた。また、該中央部への2次空気Aの供給
不良は燃焼炎Bの長炎化をもたらし、小型の燃焼
室10での高負荷燃焼を困難としていたし、更に
は、該燃焼炎Bの中央部で形成される燃焼炎Bの
循環流がバーナヘツド12を異常に加熱し、燃焼
炎Bの燃焼速度と気化燃料の噴霧速度とのバラン
スを崩し、逆火現象を発生させるという問題点を
有していた。
(考案の目的) 本考案は前記従来の問題点に鑑み、燃焼炎の中
央部に2次空気を供給することにより、燃焼効率
の向上、燃焼幅の充分な拡大、高負荷燃焼の実
現、更には、逆火現象の発生を防止する燃焼装置
を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記の目的を達成するため、一次空気
と噴霧燃料を取込む気化筒30の内部を区画する
隔壁板31の該一次空気下流側に有底のバーナヘ
ツド60を取付け、該気化筒30及びバーナヘツ
ド60の周囲に2次空気Aを流通させる燃焼装置
において、前記気化筒30の隔壁板31には前記
2次空気Aを流入する2次空気流通路を設けると
ともに、該2次空気流通路34の一端に連通し、
かつ、該気化筒30の隔壁板31から一次空気下
流方向に延び、前記バーナヘツド60の底板62
の略中央から該バーナヘツド60の外部に連通す
る2次空気パイプ35を設けたことを特徴とす
る。
(作用) 本考案によれば、前記気化筒の隔壁板には前記
2次空気を流入する2次空気流通路を設けるとと
もに、該2次空気流通路の一端に連通し、かつ、
前記バーナヘツドの底板の略中央から該バーナヘ
ツドの外部に連通する2次空気パイプを設けたの
で、燃焼炎の中央部へも2次空気が供給され、燃
焼効率の向上は勿論のこと燃焼幅も充分に拡大さ
れるし、また、燃焼炎の短炎化が図られ小型の燃
焼室でも高負荷燃焼を実現することが出来る。更
に、燃焼炎の循環流によりバーナヘツドが加熱さ
れたとしても該2次空気により該バーナヘツドが
冷却され逆火現象の発生が防止される。
(実施例) 第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、従来例と同一構成部分は同一符号を持つて
表す。即ち、10は温水ボイラの燃焼室、10a
は該燃焼室10の上部開口部である。
20はバーナ本体で、液体燃料を気化させる有
底の気化筒30と、該気化筒30を取付けかつ該
気化筒30の周囲を覆う如く設けられたバーナベ
ース40と、該気化筒30の隔壁板31に溶着し
該気化燃料と1次空気とを混合させる混合リング
50と、該混合リング50の下側に溶着し該混合
された気化燃料をその周壁の炎口部61にて燃焼
させる有底のバーナヘツド60と、2次空気Aを
案内する案内板70とからなる。
前記気化筒30の周壁にはヒータ32を埋設
し、また、該隔壁板31には前記混合リング50
に連通する貫通孔33と、該隔壁板31の中央か
ら十字状に周方向に延びる2次空気流通路34
と、該隔壁板31の中央から下方向に延びる2次
空気パイプ35とを設け、該2次空気流通路34
は一端を該気化筒30と前記バーナベース40と
の間に、他端を該2次空気パイプ35にそれぞれ
連通している。また、該2次空気パイプ35の先
端は前記バーナヘツド60の底板62の中央を貫
通して該バーナヘツド60の外部に連通してい
る。
前記バーナベース40は前記バーナヘツド60
を前記燃焼室10の上部開口部10aに臨ませて
該燃焼室10に取付けている。また、下部のフラ
ンジ部41の下面に取付けられた基板42には2
次空気送出孔43を設け、前記気化筒30と該バ
ーナベース40との間に形成された空間と該燃焼
室10とを上部開口部10aを介して連通し、ま
た、該バーナベース40の天板40aの周縁寄り
には2次空気流入孔44を設けている。
前記案内板70は円板状に形成され、前記バー
ナヘツド60の底板62と所定間隔をおいて位置
するとともに、該バーナヘツド60を前記気化筒
30に固定するボルト80を介して該気化筒30
に固定されている。
尚、90は図示しない送風機の燃焼用空気を流
通させる送風筒、91は前記気化筒30の上端に
立設された1次空気を流入する整流筒、92は該
整流筒91内に配置し、先端を該気化筒30に向
けた噴霧ノズル、93は該気化筒30に取付けた
サーミスタ、94は該バーナベース40に取付け
た点火ブラグである。
本考案は前述の如く構成されていることから、
送風筒90から気化筒30とバーナベース40と
の間の空間に流入した2次空気Aの一部は、基板
42の2次空気送出孔43から燃焼室10に流出
し、バーナヘツド60の炎口部61にて形成され
る燃焼炎Bの外側に供給される。また、他の2次
空気Aは該気化筒30の2次空気流通路34と2
次空気パイプ35とを介してバーナヘツド60の
底板62の中央から外側に流出し、更に案内板7
0を介して該燃焼炎Bの内側に供給される。従つ
て、該2次空気Aは燃焼炎Bの内外から供給され
燃焼効率を向上させることは勿論のこと、完全燃
焼が促進されることに伴い、燃焼炎Bの短炎化を
図ることが出来、高負荷燃焼を小型の燃焼室10
で行うことが出来る。
また、該燃焼炎Bの内側から供給される2次空
気Aにより、燃焼幅を拡大することが出来るし、
また、バーナヘツド60の冷却を行うことが出
来、バーナヘツド60の炎口部61の温度上昇を
防止することが出来るから、該燃焼炎Bの燃焼速
度と気化燃料の噴出速度とのバランスが保たれ、
逆火現象を防止することが出来る。本実施例では
案内板70により2次空気Aを該バーナヘツド6
0の周方向に送風されることから、燃焼幅の拡大
及び該バーナヘツド60の冷却がより促進され
る。尚、従来例と本実施例の灯油における燃焼幅
を二酸化炭素と一酸化炭素との対比で示すなら
ば、第3図に示すように、従来例(実線イ)は燃
焼幅が約3vol%(体積パーセント)しか得られな
いのが通常であるが、本実施例(破線ロ)は燃焼
幅が約6vol%まで拡大している。従つて、本実施
例では理論空気量に近い空気量で完全燃焼が行な
われ、かつ、過剰空気の状態でも完全燃焼が行な
われることとなる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は一次空気と噴霧
燃料を取込む気化筒の内部を区画する隔壁板の該
一次空気下流側に有底のバーナヘツドを取付け、
該気化筒及びバーナヘツドの周囲に2次空気を流
通させる燃焼装置において、前記気化筒の隔壁板
には前記2次空気を流入する2次空気流通路を設
けるとともに、該2次空気流通路の一端に連通
し、かつ、該気化筒の隔壁板から一次空気下流方
向に延び、前記バーナヘツドの底板の略中央から
該バーナヘツドの外部に連通する2次空気パイプ
を設けたので、該2次空気は該バーナヘツドの中
央からも流入し、該バーナヘツドの周囲及び下側
に形成された燃焼炎の中央にも供給されることか
ら、気化燃料の完全燃焼が行なわれ、燃焼効率が
向上することは勿論のこと、燃焼炎の短炎化を図
ることが出来、高負荷燃焼を小型の燃焼室で行う
ことが出来るという利点を有する。また、該2次
空気により、燃焼幅を大きくとることが出来る
し、また、バーナヘツドの冷却を行うことが出
来、バーナヘツドの温度上昇を防止することが出
来るから、該燃焼炎の燃焼速度と気化燃料の噴出
速度とのバランスが保たれ、逆火現象を防止する
ことが出来るという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の説明に供するもので、第1図乃
至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は本
考案の燃焼装置を示す断面図、第2図は本考案の
要部を示す斜視図、第3図は燃焼幅を示すグラ
フ、第4図は従来の燃焼装置を示す断面図であ
る。 図中、30……気化筒、31……気化筒の隔壁
板、34……2次空気流通路、35……2次空気
パイプ、60……バーナヘツド、62……バーナ
ヘツドの底板、A……2次空気。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一次空気と噴霧燃料を取込む気化筒の内部を区
    画する隔壁板の該一次空気下流側に有底のバーナ
    ヘツドを取付け、該気化筒及びバーナヘツドの周
    囲に2次空気を流通させる燃焼装置において、前
    記気化筒の隔壁板には前記2次空気を流入する2
    次空気流通路を設けるとともに、該2次空気流通
    路の一端に連通し、かつ、該気化筒の隔壁板から
    一次空気下流方向に延び、前記バーナヘツドの底
    板の略中央から該バーナヘツドの外部に連通する
    2次空気パイプを設けたことを特徴とする燃焼装
    置。
JP16864384U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPS643947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16864384U JPS643947Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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JP16864384U JPS643947Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6184320U JPS6184320U (ja) 1986-06-03
JPS643947Y2 true JPS643947Y2 (ja) 1989-02-02

Family

ID=30726407

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JP16864384U Expired JPS643947Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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