JP2888357B2 - 刷版の絵柄面積率測定システム - Google Patents

刷版の絵柄面積率測定システム

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JP2888357B2
JP2888357B2 JP1303084A JP30308489A JP2888357B2 JP 2888357 B2 JP2888357 B2 JP 2888357B2 JP 1303084 A JP1303084 A JP 1303084A JP 30308489 A JP30308489 A JP 30308489A JP 2888357 B2 JP2888357 B2 JP 2888357B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、刷版の絵柄面積率測定システムに関する。
[従来の技術] 従来の、オフセット印刷等の印刷システムは、例えば
以下の如くなされる。
焼付現像の終わった刷版を絵柄面積率測定装置に搬入
し、絵柄面積率測定用センサにより測定した刷版各部の
絵柄面積率データをカセット磁気テープに記憶する。
この時、絵柄面積率データは、絵柄面積率測定用セン
サの測定データの最小測定単位(1センサの1回測定デ
ータ)を、インク供給量調整装置の1インク帯域幅(1
キーピッチ)内にて平均化した1キー内平均データにて
記憶している。
上記刷版を印刷機に装着し、上記カセット磁気テープ
を制御装置に入れる。
制御装置は、カセット磁気テープが記憶している上述
の絵柄面積率データ(1キー内平均データ)を読出し、
この読出しデータに従って印刷機のインク供給量調整装
置を制御し、印刷を行なう。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来技術では、カセット磁気テープ
に記憶される絵柄面積率データが、印刷機のインク供給
量調整装置毎に特定される1キーピッチ内にて平均化し
た1キー内平均データにて記憶されているため、下記の
問題点がある。
刷版が複数の印刷機にて使用される場合、今回使用さ
れる印刷機におけるインク供給量調整装置のインク帯域
数(キー数)や帯域幅が当初使用対象として想定してい
た印刷機におけるものと異なり、結果としてその1キー
ピッチが記憶データのものと異なる結果、該記憶データ
が使用不能となる。
本発明は、絵柄面積率測定用センサの測定データを、
刷版が使用される印刷機のインク供給量調整装置のイン
ク帯域数や帯域幅の変動によらず、全ての印刷機におい
て確実かつ容易に利用できるようにすることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、絵柄面積率測定用センサ
により測定した刷版各部のデータを記憶し、印刷機のイ
ンク供給量調整装置の各インク帯域に対応する刷版各領
域の絵柄面積率を上記の記憶データに基づいて決定し、
インク供給量調整装置の各インク帯域におけるインク供
給量を上記の絵柄面積率に従って調整可能とする刷版の
絵柄面積率測定システムであって、絵柄面積率測定用セ
ンサにより測定された刷版各部のデータは、該絵柄面積
率測定用センサの最小測定単位毎に該刷版に付された識
別マークとともに記憶され、印刷機側にはマーク読取装
置が備えられ、このマーク読取装置が刷版の識別マーク
を自動で読取り、読取った識別マークに対応する上記の
記憶データを呼出してこれに基づき当該印刷機のための
前記刷版各領域の絵柄面積率を決定するようにしたもの
である。
請求項2に記載の本発明は、絵柄面積率測定用センサ
により測定した刷版各部のデータを記憶し、印刷機のイ
ンク供給量調整装置の各インク帯域に対応する刷版各領
域の絵柄面積率を上記の記憶データに基づいて決定し、
インク供給量調整装置の各インク帯域におけるインク供
給量を上記の絵柄面積率に従って調整可能とする刷版の
絵柄面積率測定システムであって、絵柄面積率測定用セ
ンサにより測定された刷版各部のデータは、該絵柄面積
率測定用センサの最小測定単位を、インク帯域幅方向に
対応する刷版幅方向に直交する方向で平均化した単位幅
内平均データ毎に該刷版に付された識別マークとともに
記憶され、印刷機側にはマーク読取装置が備えられ、こ
のマーク読取装置が刷版の識別マークを自動で読取り、
読取った識別マークに対応する上記の記憶データを呼出
してこれに基づき当該印刷機のための前記刷版各領域の
絵柄面積率を決定するようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、記憶装置に記憶さ
れる絵柄面積率決定用データが、絵柄面積率測定用セン
サの最小測定単位毎に記憶されるため、下記の作用があ
る。
刷版が複数の印刷機にて使用される場合、今回使用さ
れる印刷機におけるインキ供給量調整装置のインク帯域
数(キー数)や帯域幅に応じ、その1キーピッチ(第6
図のP参照)内にて、上記記憶データとしての測定デー
タの最小測定単位(1センサの1回測定データ)(第6
図のE参照)を平均化する。この平均化した1キー内平
均データは、今回のキー数をもつインク供給量調整装置
の各インク帯域に対応する刷版各領域の絵柄面積率に対
応する。これにより、記憶装置の記憶データを、刷版が
使用される印刷機のインク供給量調整装置のインク帯域
数や帯域幅によらず、全ての印刷機に最適なデータとし
て利用し、今回のインク供給量調整装置の各インク帯域
におけるインク供給量を調整できる。
請求項2に記載の本発明によれば、記憶装置に記憶さ
れる絵柄面積率決定用データが、絵柄面積率測定用セン
サの最小測定単位を、インク帯域幅方向に対応する刷版
幅方向に直交する方向で平均化した単位幅内平均データ
毎に記憶されるため、下記の作用がある。
刷版が複数の印刷機にて使用される場合、今回使用さ
れる印刷機におけるインク供給量調整装置のインク帯域
数(キー数)や帯域幅に応じ、その1キーピッチ内に
て、上記記憶データとしての単位幅(第6図のW参照)
内平均データを平均化する。この平均化した1キー内平
均データは、今回のキー数をもつインク供給量調整装置
の各インク帯域に対応する刷版各領域の絵柄面積率に対
応する。これにより、上記と同様に、記憶装置の記憶デ
ータを、刷版が使用される印刷機のインク供給量調整装
置のインク帯域数や帯域幅によらず、全ての印刷機に最
適なデータとして利用し、今回のインク供給量調整装置
の各インク帯域におけるインク供給量を調整できる。
また、請求項1、2に記載の本発明では、更に以下の
作用もある。
絵柄面積率測定装置が測定したデータを印刷機の側に
引出すのに、刷版に付された識別マークを印刷機側に備
えてあるマーク読取装置によって自動的に読取る。これ
により、今回使用対象となる印刷機の側への絵柄面積率
データの引き出し作業性が向上し、然も刷版と測定デー
タとを識別マークにより確実に結び付けることができ
る。
[実施例] 第1図は本発明が実施される印刷システムの一例を示
す模式図、第2図は現像装置と絵柄面積率測定装置を示
す模式図、第3図は絵柄面積率測定装置を示す模式図、
第4図は印刷機を示す模式図、第5図は印刷機のインク
供給量調整装置を示す模式図、第6図は刷版を示す模式
図である。
印刷システム10は、第1図に示す如く、製版室11と印
刷工場12とから構成され、製版室11に焼付装置13、現像
装置14、絵柄面積率測定装置15、記憶装置(大容量メモ
リデータターミナル)16を設置し、印刷工場12に複数組
の印刷機17及び制御装置(リモコンデスク)18並びに中
間ターミナル19を設置している。ここで、絵柄面積率測
定装置15と記憶装置16、記憶装置16と中間ターミナル1
9、中間ターミナル19と各制御装置18、各制御装置18と
対応する印刷機17のそれぞれは、信号線にて連結され
る。
焼付装置13は、原画フィルム20の画像を刷版21に焼付
ける。この時、焼付装置13は、刷版21に刷阪21の絵柄面
積率測定時に用いられるキャリブレーションマーク12
8、並びに特定の識別マーク(例えば図示の例では
“7")22を付する。尚、バーコード等を識別マークとし
て用いることもできる。
現像装置14は、原画フィルム20の画像を焼付装置13に
より焼付けられた刷版21を現像及び定着する。現像装置
14は、例えば第2図に示す如く、現像液供給ノズル14
A、水洗ノズル14B、定着液供給ノズル14C、水洗ノズル1
4D、及び乾燥ローラ14Eにて構成される。
絵柄面積率測定装置15は、刷版21の絵柄面積率を測定
する。絵柄面積率測定装置15は、第2図に示す如く搬送
装置100、光学的検出ヘッド101、エッジ検出装置102、
マーク読取装置103を有し、刷版21の移動中に、その絵
柄面積率が検出ヘッド101によって測定される。搬送装
置100は、刷版21の搬送方向に沿ってその搬送面下に設
けられた吸引ベルト100A並びに刷版12におけるその搬送
方向に直交する方向端縁を上部より押さえ付ける押さえ
ローラ100Bから構成される。尚、吸引ベルト100Aの駆動
軸にはエンコーダ104が設けられる。
光学的検出ヘッド101は、ボックス状のヘッドケーシ
ング110を有し、このケーシング110内に、第3図(A)
に原理的に示すように、照明光学系111と光学的検出装
置112とが設けられる。照明光学系111は線状照明光源と
して並設された2本の螢光灯113、113を有し、この螢光
灯113、113は端部近傍が図示省略の固定保持具で保持さ
れ、ケーシング110の両側底部に固定される。
又、光学的検出装置112は、第3図(B)に示すよう
に両螢光灯113、113間の中間部上方に設置され、切断L
字状の取付固定具115によりケーシング110の底壁に固定
され、ケーシング110のボックス状内に収容される。光
学的検出装置112は列状に整列配置された多数の遮光ボ
ックス116と、この遮光ボックス116の頂部に取付けられ
た受光器としてのフォトダイオード等の光センサー117
とを有する。遮光ボックス116の下部は開口する一方、
この下端開口部にスリット118が設けられる。前記螢光
灯113は上記遮光ボックス116の下端開口部の両側に設置
される。
照明光学系111を構成する螢光灯113、113はマスク120
で両外方から覆わている。マスク120、120はケーシング
110の下部に取付けられ、螢光灯113、113を外側から覆
う円弧状或いは楕円状曲線部121と、この曲線部121の外
側下端から刷版21又はテーブル面に向って斜めに延びる
直線部122とを有する。螢光灯113は曲線部121の中心又
は焦点位置に配置されて刷版21面側に開口している。
又、上記曲線部121は螢光灯113からの照射光を反射する
反射面121Aとして形成される。又、両マスク120の直線
部122は黒色塗布され、螢光灯113からの照明光を吸収す
る非反射面122Aとして形成され、この非反射面122Aから
の反射による悪影響を未然に防止している。非反射面12
2Aの領域は螢光灯113の反射光がスリット118から光学的
検出装置112の遮光ボックス116内に直接入射されるのを
防止できる範囲内であれば良い。
又、マスク120の両直線部122、122は刷版面側に向っ
て漸次接近する方向に傾斜して、刷版21面近傍で終端
し、細長い矩形の窓部125が形成される。この窓部125は
螢光灯113の長手方向に平行に延びており、螢光灯113か
らの照射光が窓部125を通して検出域Aをスリット露光
させるようになっている。
尚、符号127は刷版21のキャリブレーションマーク128
を通る位置の両側に取付けられた遮光板である。
次にエッジ検出装置102は、近傍センタ等が用いら
れ、現像装置14を通過した刷版21の進行方向先端が絵柄
面積率測定装置15に到達したことを検出するもので、こ
の検知信号と、既述したエンコーダ104の値に基づき、
移動中の刷版21において、現在どの領域(後述するイン
ク供給量調整装置24のインク帯域幅方向に対応する刷版
幅方向の領域)が検出ヘッド101に対向しているかが検
知される。
又マーク読取装置103は、公知の認識装置が用いら
れ、刷版21に印刷された前述の識別マーク22(図示の例
では“7")を読み取るものである。
このような絵柄面積率測定装置15において、刷版21
は、吸引ベルト100Aと押さえローラ100Bによって位置決
めされつつ順次検出ヘッド101の下を通過する。検出ヘ
ッド101は、照明光学系111の両螢光灯113、113からの照
明光を、マスク120の矩形窓部125を通して、検出域Aに
照射し、その部分をスリット露光する。スリット露光に
より、検出域Aにおける刷版21からの反射光はスリット
118を通り、光学的検出装置112の各遮光ボックス116内
に入り、それらの各頂部に設置された受光器としてのフ
ォトダイオード等の光センサ117で受光され、その反射
光の強弱により各遮光ボックス116にて画定される光セ
ンサ117の測定データの最小測定単位(第6図のE参
照)毎に刷版21の絵柄面積率が計測される。この際キャ
リブレーションマーク128からの反射光は、遮光板127の
存在により周辺からの悪影響を受けずに所定の光センサ
117に入力され、この光センサ117により正確にキャリブ
レーション値が読み取られる。このキャリブレーション
値は、刷版21の絵柄部(画線部)測定に際し、測定基準
となる。然して、各遮光ボックス116の光センサ117がそ
れぞれ絵柄面積率を測定することにより、インク供給量
調整装置24のインク帯域幅方向に対応する刷版幅方向に
直交する方向でスリット露光されたパネル検出域A内の
各最小測定単位での絵柄面積率が測定される。
そして刷版21における検出域Aは、刷版21の移動によ
り刷版21に対して相対移動することとなるが、エッジ検
出装置102、並びに搬送装置100に設けられたエンコーダ
104に基づいて検出ヘッド101に現在対向している刷版上
の領域が検知できることは既述のとおりであり、これに
より刷版21の幅方向の各所定領域における各最小測定単
位での絵柄面積率がそれぞれ測定されることとなる。こ
の刷版21の絵柄面積率データは記憶装置16に記憶させる
が、その記憶態様については後に詳述する。尚、絵柄面
積率の測定は、刷版21を停止状態に保ち、検出ヘッド10
1を刷版21の検出面に沿って平行移動させて行なっても
良い。
印刷機17は、第4図に示すように、版ローラ17Aに刷
版21を装着し、版ローラ17Aと接触して回転する浸し水
ローラ17Bによって刷版21の絵柄以外の部分に水を供給
するとともに、版ローラ17Aと練ローラ17Cを介して回転
するインク元ローラ17Dによって刷版21の絵柄部分にイ
ンクを供給して印刷する。尚、版ローラ17Aに装着され
ている刷版21の絵柄部分に供給されたインクは、ブラン
ケット胴(ゴムローラ)17Eを介して印刷紙23に転写さ
れる。
印刷機17は、インク供給量調整装置24を備えている。
インク供給量調整装置24は、刷版21の各領域a〜e(イ
ンク元ローラ17Dのインク帯域A1、A2、A3……の少なく
とも一部に対応する領域)における絵柄面積率に応じ
て、それら各領域に対するインク供給量を調整する。即
ち、インク供給量調整装置24は、第5図に示すように、
インク元ローラ17Dの長手方向に連続してハウジング24A
に保持されている平板状のインクブレード24Bと、イン
ク元ローラ17Dの長手方向に区分される各インク帯域A
1、A2、A3……に対応して設けられ、インク元ローラ17D
の各インク帯域に対するインクブレード24Bの進退度合
を調整して各インク帯域のインク供給量を調整する複数
のインク調整子(インク調整ねじ)24Cと、インク調整
子24Cの現在の設定量(即ちインク元ローラ17Dとインク
ブレード24Bの現在のインク供給間隙量)を検出するポ
テンショメータ24Dと、各インク調整子24Cを駆動するイ
ンク調整子駆動モータ24Eとからなる。尚、インク調整
子駆動モータ24Eの回転は、ギア25A、25B、25Cを介して
ポテンショメータ24Dに伝えられる。
制御装置18は、絵柄面積率測定装置15の測定結果を予
め定められている変換係数を用いて各インク帯域に対す
るモータ駆動量に変換し、各インク帯域に対応するイン
ク調整子駆動モータ24Eを駆動制御する。尚、制御装置1
8には随時ポテンショメータ24Dの検出量がフィードバッ
クされ、各インク帯域におけるインク元ローラ17Dとイ
ンクブレード24Bの間隙が絵柄面積率測定装置15の測定
結果に対応する状態になって停止する。
然して、印刷システム10にあっては、第2図に示す如
く、現像装置14にて現像及び定着された刷版21を搬送ロ
ーラ26そして吸引ベルト100Aにて現像装置14から絵柄面
積率測定装置15に自動搬送する。尚、第1図の例では、
絵柄面積率測定装置15が現像装置14の刷版出口部に一体
化されている。但し、現像装置14と絵柄面積率測定装置
15とは別置とされる状態で、刷版21を自動搬送するベル
トコンベヤ等にて連結されるものであっても良い。
又、絵柄面積率測定装置15は前述の如く刷版21の絵柄
面積率を光学的検出ヘッド101にて測定するとともに、
焼付装置13により該刷版21に付された識別マーク22をマ
ーク読取装置103にて検出する。尚、識別マーク22は、
焼付装置13により付されることなく、絵柄面積率測定装
置15又は刷版21の搬送途中に設けられるマーキング装置
にて付されるものであっても良い。
ここで、絵柄面積率測定装置15が測定した刷版21の絵
柄面積率データは、マーク読取装置103が読み取った識
別マーク22とともに、記憶装置16に記録される。
この時、記憶装置16は、上述の刷版21の絵柄面積率デ
ータを下記(A)又は(B)のいずれかの態様にて記憶
する。
(A)各光センサ117の測定データの最小測定単位(第
6図のE参照)毎に、絵柄面積率データとして記憶する
態様。
(B)各光センサ117の測定データの最小測定単位をイ
ンク帯域幅方向に対応する刷版幅方向に直交する方向で
平均化した単位幅(第6図のW参照)内平均データ毎
に、絵柄面積率データを記憶する態様。
他方、各印刷機17にはマーク読取装置27が設けられ、
印刷機17の版ローラ17Aに装着された刷版21の識別マー
ク22はマーク読取装置27にて読取られる。このマーク読
取装置27の読取結果は制御装置18に転送される。
制御装置18は上記マーク読取装置27が読取った識別マ
ーク22に基づいて該識別マーク22に対応する刷版21の絵
柄面積率データを記憶装置16から受信し、その受信結果
に基づいて今回使用対象となる印刷機17のインク供給量
調整装置24の各インク帯域に対応する刷版各領域a〜e
の絵柄面積率を上記(A)又は(B)の記憶データから
算出し、インク供給量調整装置24の各インク帯域におけ
るインク供給量を上記の算出データに従って調整する。
以下、上記印刷システム10による印刷動作について説
明する。
焼付装置13により原画フィルム20の画像を刷版21に焼
付けるとともに、該刷版21にその識別マーク22を焼付け
る。
現像装置14にて現像及び定着された刷版21を搬送ロー
ラ26そして吸引ベルト100Aにて現像装置14から絵柄面積
率測定装置15に自動搬送し、刷版21各部の絵柄面積率を
光センサ117の最小測定単位毎に測定する。この時、刷
版21の識別マーク22も同時に読取る。
刷版21の絵柄面積率データを、識別マークと一対とし
て、新たな刷版21毎に、前述の(A)又は(B)の態様
にて記憶装置16に記録、蓄積する。
刷版21を製版室11から印刷工場12へ送り、印刷機17の
版ローラ17Aに装着する。
制御装置18は各印刷機17のマーク読取装置27により該
印刷機17に装着されている刷版21の識別マーク22を読み
取り、その識別マーク22に対応する刷版21の絵柄面積率
測定データを記憶装置16に要求する。
記憶装置16は制御装置18に指定された識別マーク22に
対応する刷版21の絵柄面積率測定データを制御装置18に
送信する。
制御装置18は記憶装置16からの送信データを受信し、
今回使用対象としての印刷機17におけるインク供給量調
整装置24の各インク帯域に対応する刷版各領域a〜eの
絵柄面積率を上記(A)又は(B)の記憶データから算
出し、インク供給量調整装置24の各インク帯域における
インク供給量を上記の算出データに従って調整し、印刷
機17による印刷を行なう。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、記憶装置16に記憶される絵柄面
積率データが、前記(A)の態様において、光センサ11
7の測定データの最小測定単位毎に記憶される時、下記
の作用がある。
刷版21が複数の印刷機17にて使用される場合、今回使
用される印刷機17におけるインク供給量調整装置24のイ
ンク帯域数(キー数)や帯域幅に応じ、その1キーピッ
チ(第6図のP参照)内にて、上記記憶データとしての
測定データの最小測定単位(1センサの1回測定デー
タ)(第6図のE参照)を平均化する。この平均化した
1キー内平均データは、今回のキー数をもつインク供給
量調整装置24の各インク帯域に対応する刷版各領域の絵
柄面積率である。これにより、記憶装置16の記憶データ
を、刷版21が使用される印刷機17のインク供給量調整装
置24のインク帯域数や帯域幅によらず、全ての印刷機17
に最適なデータとして利用し、今回のインク供給量調整
装置24の各インク帯域におけるインク供給量を調整でき
る。
又、記憶装置16に記憶される絵柄面積率データが、前
記(B)の態様において、光センサ117の測定データの
最小測定単位を、インク帯域幅方向に対応する刷版幅方
向に直交する方向で平均化した単位幅内平均データ毎に
記憶される時、下記の作用がある。
刷版21が複数の印刷機17にて使用される場合、今回使
用される印刷機17におけるインク供給量調整装置24のイ
ンク帯域数(キー数)や帯域幅に応じ、その1キーピッ
チ内にて、上記記憶データとしての単位幅(第6図のW
参照)内平均データを平均化する。この平均化した1キ
ー内平均データは、今回のキー数をもつインク供給量調
整装置24の各インク帯域に対応する刷版各両域の絵柄面
積率である。これにより、上記と同様に、記憶装置16の
記憶データを、刷版21が使用される印刷機17のインク供
給量調整装置24のインク帯域数や帯域幅によらず、全て
の印刷機17に最適なデータとして利用し、今回のインク
供給量調整装置24の各インク帯域におけるインク供給量
を調整できる。
また、絵柄面積率測定装置15が測定したデータを印刷
機17の側に引出すのに、刷版に付された識別マーク22を
印刷機17側に備えてあるマーク読取装置27によって自動
的に読取る。これにより、今回使用対象となる印刷機17
の側への絵柄面積率データの引き出し作業性が向上し、
然も刷版21と測定データとを識別マーク22により確実に
結び付けることができる。
尚、上記実施例においては、記憶装置16に、各センサ
117の測定データの最小測定単位毎、或いは刷版幅方向
に直交する方向で平均化した単位幅内平均データ毎の、
絵柄面積率データを記憶するようにした。然しながら、
各センサ117の受光量データを最小測定単位毎、或いは
単位幅内平均データ毎に記憶するようにし、今回使用対
象としての印刷機17におけるインク供給量調整装置24の
各インク帯域に対応する刷版各領域a〜eの絵柄面積率
を、制御装置18が、記憶データ(受光量データ)とキャ
リブレーション値から算出するようにしても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、絵柄面積率測定用セ
ンサの測定データを、刷版が使用される印刷機のインク
供給量調整装置のインク帯域数や帯域幅の変動によら
ず、全ての印刷機において確実かつ容易に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が実施される印刷システムの一例を示す
模式図、第2図は現像装置と絵柄面積率測定装置を示す
模式図、第3図は絵柄面積率測定装置を示す模式図、第
4図は印刷機を示す模式図、第5図は印刷機のインク供
給量調整装置を示す模式図、第6図は刷版を示す模式図
である。 15……絵柄面積率測定装置、 16……記憶装置、 17……印刷機、 18……制御装置、 21……刷版、 22……識別マーク、 24……インク供給量調整装置、 27……マーク読取装置、 117……光センサ(絵柄面積率測定用センサ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B41F 31/00 - 35/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄面積率測定用センサにより測定した刷
    版各部のデータを記憶し、印刷機のインク供給量調整装
    置の各インク帯域に対応する刷版各領域の絵柄面積率を
    上記の記憶データに基づいて決定し、インク供給量調整
    装置の各インク帯域におけるインク供給量を上記の絵柄
    面積率に従って調整可能とする刷版の絵柄面積率測定シ
    ステムであって、 絵柄面積率測定用センサにより測定された刷版各部のデ
    ータは、該絵柄面積率測定用センサの最小測定単位毎に
    該刷版に付された識別マークとともに記憶され、 印刷機側にはマーク読取装置が備えられ、このマーク読
    取装置が刷版の識別マークを自動で読取り、読取った識
    別マークに対応する上記の記憶データを呼出してこれに
    基づき当該印刷機のための前記刷版各領域の絵柄面積率
    を決定する刷版の絵柄面積率測定システム。
  2. 【請求項2】絵柄面積率測定用センサにより測定した刷
    版各部のデータを記憶し、印刷機のインク供給量調整装
    置の各インク帯域に対応する刷版各領域の絵柄面積率を
    上記の記憶データに基づいて決定し、インク供給量調整
    装置の各インク帯域におけるインク供給量を上記の絵柄
    面積率に従って調整可能とする刷版の絵柄面積率測定シ
    ステムであって、 絵柄面積率測定用センサにより測定された刷版各部のデ
    ータは、該絵柄面積率測定用センサの最小測定単位を、
    インク帯域幅方向に対応する刷版幅方向に直交する方向
    で平均化した単位幅内平均データ毎に該刷版に付された
    識別マークとともに記憶され、 印刷機側にはマーク読取装置が備えられ、このマーク読
    取装置が刷版の識別マークを自動で読取り、読取った識
    別マークに対応する上記の記憶データを呼出してこれに
    基づき当該印刷機のための前記刷版各領域の絵柄面積率
    を決定する刷版の絵柄面積率測定システム。
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