JP2888278B2 - 相互ホットスタンバイシステム待機系選択方式 - Google Patents

相互ホットスタンバイシステム待機系選択方式

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JP2888278B2
JP2888278B2 JP7262302A JP26230295A JP2888278B2 JP 2888278 B2 JP2888278 B2 JP 2888278B2 JP 7262302 A JP7262302 A JP 7262302A JP 26230295 A JP26230295 A JP 26230295A JP 2888278 B2 JP2888278 B2 JP 2888278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数台の電子計算機
で構成される相互ホットスタンバイシステムに関し、特
に3台以上の電子計算機により構成されている相互ホッ
トスタンバイシステムでのオンラインデータ処理を行う
稼動系処理機能と、オンラインデータ処理に異常が発生
したときにオンラインデータ処理を引き継ぎ稼動系処理
機能となって処理を続行するための待機系処理機能との
対応付けを行う相互ホットスタンバイシステム待機系選
択方式に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機を使用したオンラインデータ
処理が、電子計算機の障害等により続行不可能となった
場合に、オンラインデータ処理をすみやかに引き継ぎ、
オンラインデータ処理を継続して行える高信頼性システ
ムとして、複数台の電子計算機で構成された相互ホット
スタンバイシステムと呼ばれるシステムが存存する。
【0003】例えば、図9に示すように、3台の電子計
算機1,2,3により構成される相互ホットスタンバイ
システムは、電子計算機1,2,3がパス512,52
3,531を介して互いに接続されて構成されている。
【0004】各電子計算機1,2,3は、オンラインデ
ータ処理を行うための稼動系処理機能11,21,31
と、障害発生時にオンラインデータ処理を引き継ぐため
の待機系処理機能12,22,32とを有し、電子計算
機1,2,3間を接続するパス512,523,531
を介して稼働系処理機能11と待機系処理機能22と
が、稼動系処理機能21と待機系処理機能32とが、稼
動系処理機能31と待機系処理機能12とがそれぞれ動
作状態を監視してホットスタンバイ関係を構築してい
る。
【0005】稼動系処理機能11,21,31が電子計
算機1,2,3に分散されているのは、オンラインデー
タ処理の負荷を各電子計算機1,2,3に分散し、オン
ラインデータ処理の処理速度を低下させないために行わ
れる方法である。また、待機系処理機能12,22,3
2が電子計算機1,2,3に分散されているのは、ある
電子計算機の障害でホットスタンバイ関係により待機系
処理機能がオンラインデータ処理を引き継いだときに、
1台の電子計算機にオンラインデータ処理が集中しない
ようにするため、および、逆にある電子計算機の障害で
待機系処理機能が動作している電子計算機がなくなって
しまわないようにするために行われる方法である。
【0006】このような従来の相互ホットスタンバイシ
ステムでは、操作員の意図するように各電子計算機1,
2,3の負荷の分散を行うために、稼動系処理機能1
1,21,31と待機系処理機能12,22,32との
ホットスタンバイ関係を構築する対応付けは、各稼働系
処理機能11,21,31および待機系処理機能12,
22,32の起動時に操作員が指定していた。
【0007】図10は、電子計算機1で障害が発生し、
電子計算機1が処理を停止し、ホットスタンバイ関係に
基づいてオンラインデータ処理が引き継がれた後の状態
を示す。ここで、電子計算機2の待機系処理機能22
は、稼動系処理機能11の処理を引き継いで稼働系処理
機能22’となり、かつ、対応する待機系処理機能は存
在しない状態であり、電子計算機3の稼働系処理機能3
1は対応する待機系処理機能が存在しなくなった状態で
ある。この状態は、2台の電子計算機2,3が正常に動
作しているにもかかわらず、3つの稼働系処理機能2
1,22’,31のうちの2つが対応付けられた待機系
処理機能の存在しない状態であり、信頼性が著しく低下
している。
【0008】この状態は、操作員が、電子計算機3で稼
動系処理機能22’に対応付けする待機系処理機能を起
動し、電子計算機2で稼動系処理機能31に対応付けす
る待機系処理機能を起動するか、または電子計算機1を
再起動し電子計算機2の稼働系処理機能22’および電
子計算機3の稼動系処理機能31に対応する待機系処理
機能を起動するまで回復しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の3台以
上の電子計算機で構成されている相互ホットスタンバイ
システムでは、1台の電子計算機が停止した場合に、2
台以上の電子計算機が正常に動作しているにもかかわら
ず、稼働系処理機能に対応付けられる待機系処理機能が
存在しない状態になるので、さらにもう1台の電子計算
機が停止した場合にはオンラインデータ処理の一部が停
止してしまうという著しく信頼性が低下した状態になっ
てしまい、信頼性を向復するためには操作員による操作
が必要であるという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上述の点に鑑み、各電子
計算機での稼動系処理機能および待機系処理機能の起動
の順番にかかわらず稼働系処理機能が操作員が指定した
電子計算機上で動作する待機系処理機能と優先的に対応
付けられるようにした相互ホットスタンバイシステム待
機系選択方式を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、電子計算機の
障害により稼動系処理機能に対応付けられた待機系処理
機能が存在しなくなった場合に、操作員の操作なしに新
たに対応付け可能な待機系処理機能を選択して対応付け
を行い、自動的にホットスタンバイ関係を構築すること
により信頼性を回復することができるとともに、各電子
計算機での稼動系処理機能および待機系処理機能の起動
の順番にかかわらず稼働系処理機能が操作員が指定した
電子計算機上で動作する待機系処理機能と優先的に対応
付けられるようにした相互ホットスタンバイシステム待
機系選択方式を提供することにある。
【0012】なお、先行技術として、特開平3−116
337号公報に開示された「相互待機業務処理装置」が
あるが、この装置は、複数台の計算機の相互が待機状態
に設定され、複数のジョブを1台の計算機で実行する系
において、相互の待機状態を管理するジョブ管理表を参
照して切り替えを実行することにより、計算機切替時に
ジョブの分散を防止できるようにしたものであり、本願
発明とはその目的および効果が異なるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の相互ホットスタ
ンバイシステム待機系選択方式は、3台以上の電子計算
機からなり、オンラインデータ処理を行っている稼動系
処理機能を負荷分散させるように各電子計算機で動作さ
せるとともに、オンラインデータ処理に異常が発生した
ときにオンラインデータ処理を引き継ぎ稼動系処理機能
となって処理を続行するための待機系処理機能を稼働系
処理機能と異なる電子計算機にて動作させるようにした
相互ホットスタンバイシステムにおいて、自電子計算機
で動作する稼働系処理機能の識別子,稼働系処理機能と
ホットスタンバイ関係を構築するように対応付けられた
待機系処理機能の識別子該待機系処理機能が動作する
電子計算機の番号および待機系処理機能の対応付けを優
先すべき電子計算機の番号からなる情報と、自電子計算
機で動作する待機系処理機能の識別子,待機系処理機能
とホットスタンバイ関係を構築するように対応付けられ
た稼働系処理機能の識別子および該稼働系処理機能が動
作する電子計算機の番号からなる情報とを登録する処理
機能管理表と、この処理機能管理表の待機系処理機能の
対応付けを優先すべき電子計算機の識別子を参照して稼
働系処理機能に対応付ける待機系処理機能が動作してい
る電子計算機の選択の優先順位の制御を行う優先制御手
段と、稼動系処理機能および待機系処理機能に対応付け
の変更通知を行う対応変更通知手段とを含み、電子計算
機での稼動系処理機能および待機系処理機能の動作状況
が変化したときに、前記処理機能管理表を参照して稼働
系処理機能に優先電子計算機番号が示す電子計算機以外
の電子計算機で動作する待機系処理機能が対応付けられ
ていれば、稼働系処理機能と待機系処理機能との対応付
けを解除し、対応付けを優先すべき電子計算機の待機系
処理機能を選択して要求元の稼働系処理機能に対応付け
自動的にホットスタンバイ関係を変更させる処理機能管
理手段とを有する。
【0014】また、本発明の相互ホットスタンバイシス
テム待機系選択方式は、3台以上の電子計算機からな
り、オンラインデータ処理を行っている稼動系処理機能
を負荷分散させるように各電子計算機で動作させるとと
もに、オンラインデータ処理に異常が発生したときにオ
ンラインデータ処理を引き継ぎ稼動系処理機能となって
処理を続行するための待機系処理機能を対応する稼働系
処理機能と異なる電子計算機にて動作させるようにした
相互ホットスタンバイシステムにおいて、自電子計算機
で動作する稼働系処理機能の識別子,稼働系処理機能と
ホットスタンバイ関係を構築するように対応付けられた
待機系処理機能の識別子,該待機系処理機能が動作する
電子計算機の番号および待機系処理機能の対応付けを優
先すべき電子計算機の番号からなる情報と、自電子計算
機で動作する待機系処理機能の識別子,待機系処理機能
とホットスタンバイ関係を構築するように対応付けられ
た稼働系処理機能の識別子および該稼働系処理機能が動
作する電子計算機の番号からなる情報とを登録する処理
機能管理表と、この処理機能管理表の待機系処理機能の
対応付けを優先すべき電子計算機の識別子を参照して稼
働系処理機能に対応付ける待機系処理機能が動作してい
る電子計算機の選択の優先順位の制御を行う優先制御手
段と、稼動系処理機能および待機系処理機能に対応付け
の変更通知を行う対応変更通知手段とを含み、電子計算
機の障害発生時に対応付けられた待機系処理機能がなく
なった稼働系処理機能からの要求に応じて前記処理機能
管理表を参照して他の電子計算機の対応付けられた稼働
系処理機能のない待機系処理機能を選択して要求元の稼
働系処理機能に対応付け自動的にホットスタンバイ関係
を構築させるとともに、電子計算機での稼動系処理機能
および待機系処理機能の動作状況が変化したときに、前
記処理機能管理表を参照して稼働系処理機能に優先電子
計算機番号が示す電子計算機以外の電子計算機で動作す
る待機系処理機能が対応付けられていれば、稼働系処理
機能と待機系処理機能との対応付けを解除し、対応付け
を優先すべき電子計算機の待機系処理機能を選択して要
求元の稼働系処理機能に対応付け自動的にホットスタン
バイ関係を変更させる処理機能管理手段とを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例に係る相互ホッ
トスタンバイシステム待機系選択方式が適用された相互
ホットスタンバイシステムの構成を示すブロック図であ
る。この相互ホットスタンバイシステムは、3台の電子
計算機1,2,3から構成され、電子計算機1,2,3
間はパス512,523,531を介して接続されてい
る。各電子計算機1,2,3は、オンラインデータ処理
を行うための稼動系処理機能11,21,31と、障害
発生時にオンラインデータ処理を引き継ぐための待機系
処理機能12,13,22,23,32,33と、稼動
系処理機能11,21,31と待機系処理機能12,1
3,22,23,32,33との対応を制御する処理機
能管理手段51,52,53とをそれぞれ有し、処理機
能管理手段51,52,53は、処理機能管理表61,
62,63をそれぞれ備えている。
【0017】図2は、図1の状態で動作しているときに
電子計算機1が障害により停止した場合の状態遷移図を
示す。
【0018】図3を参照すると、処理機能管理表61,
62,63は、自電子計算機で動作中の稼働系処理機能
の識別子を登録する稼働系処理機能識別子と、対応付け
の有無を登録する対応付け有無と、対応付けられた待機
系処理機能が存在する電子計算機の番号を登録する対応
電子計算機番号と、対応付けられた待機系処理機能の識
別子を登録する対応待機系処理機能識別子との各フィー
ルドからなる複数のエントリと、自電子計算機で動作中
の待機系処理機能の識別子を登録する待機系処理機能識
別子と、対応付けの有無を登録する対応付け有無と、対
応付けられた稼働系処理機能が動作する電子計算機の番
号を登録する対応電子計算機番号と、対応付けられた稼
働系処理機能の識別子を登録する対応稼働系処理機能識
別子との各フィールドからなる複数のエントリとから構
成されている。
【0019】図4を参照すると、処理機能管理手段5
1,52,53の図1から図2の状態に遷移する際の処
理は、他電子計算機待機系処理機能情報取得ステップS
101と、他電子計算機待機系処理機能検索ステップS
102と、対応付け判定ステップS103と、検索待機
系処理機能対応付け要求ステップS104と、対応付け
許可判定ステップS105と、対応付け完了通知ステッ
プS106と、他電子計算機全待機系処理機能検索終了
判定ステップS107と、全他電子計算機検索処理終了
判定ステップS108と、未検索処理電子計算機待機系
処理機能情報取得ステップS109と、対応付け待機系
処理機能無し通知ステップS110とからなる。
【0020】次に、このように構成された第1実施例の
相互ホットスタンバイシステム待機系選択方式の動作に
ついて説明する。
【0021】各電子計算機1,2,3で起動された稼動
系処理機能11,21,31は、自電子計算機1,2,
3に存在する処理機能管理手段51,52,53に、対
応付けされる待機系処理機能の選択を要求する。
【0022】処理機能管理手段51,52,53は、電
子計算機1,2,3間を接続するパス512,523,
531を介して、他の電子計算機1,2,3の処理機能
管理手段51,52,53から処理機能管理表61,6
2,63に記録された稼働系処理機能識別子,対応付け
有無,対応電子計算機番号および対応待機系処理機能識
別子の情報を取得し、取得した待機系処理機能12,1
3,22,23,32,33の情報をもとに対応付けす
る待機系処理機能を選択し、その結果を要求元の稼働系
処理機能11,21,31に通知する。
【0023】例えば、電子計算機1で稼働系処理機能1
1の動作が開始した場合、稼働系処理機能11は、自電
子計算機1の処理機能管理手段51に稼働系処理機能1
1の起動の通知と、対応付けられる待機系処理機能の選
択の要求とを行う。
【0024】要求を受けた処理機能管理手段51は、処
理機能管理表61に1エントリを確保して稼働系処理機
能11の識別子を記録するとともに、接続パス512を
介して他電子計算機2の処理機能管理手段52(処理機
能管理表62)から他電子計算機2で動作する待機系処
理機能22,23の識別子,対応付け有無,対応電子計
算機番号および対応稼働系処理機能識別子の情報を取得
し(ステップS101)、対応付けられていない待機系
処理機能の有無を調べる(ステップS102)。いま、
対応付けられていない待機系処理機能22があるので
(ステップS103でイエス)、処理機能管理手段51
は、待機系処理機能22と自電子計算機1の稼働系処理
機能11との対応付けを行うことを待機系処理機能22
が存在する電子計算機2の処理機能管理手段52に要求
する(ステップS104)。
【0025】要求を受けた処理機能管理手段52は、さ
らに他の電子計算機からの要求との競合がないかなどの
対応付けを妨げる要因がなければ、処理機能管理表62
の待機系処理機能22の識別子に対応させて対応付け有
り,対応付けられた稼働系処理機能11が動作する電子
計算機1の番号および対応付けられた稼働系処理機能1
1の識別子を記録し、対応付けられた稼働系処理機能1
1の情報を待機系処理機能22に通知し、要求を行った
電子計算機1の処理機能管理手段51に対応付け許可を
返信する。一方、対応付けを妨げる要因がある場合に
は、処理機能管理手段52は、電子計算機1の処理機能
管理手段51に対応付け不可を返信する。
【0026】電子計算機1の処理機能管理手段51は、
対応付け許可を受け取った場合には(ステップS105
でイエス)、処理機能管理表61の稼働系処理機能11
の識別子に対応させて対応付け有り,対応付けられた待
機系処理機能22が動作する電子計算機2の番号および
対応付けられた待機系処理機能22の識別子を記録し、
待機系処理機能22の情報を要求元の稼働系処理機能1
1に通知する(ステップS106)。対応付け不可を受
け取った場合には(ステップS105でノー)、処理機
能管理手段51は、電子計算機2の全ての待機系処理機
能について検索したかどうかを判定し(ステップS10
7)、未検索の待機系処理機能があれば、ステップS1
02に制御を戻してステップS102〜S107の処理
を繰り返す。そして、対応付けを行うために情報を取得
した電子計算機2の待機系処理機能についてすべて対応
付け不可を受け取った場合には(ステップS107でイ
エス)、さらに全ての他の電子計算機3について検索処
理を行ったかどうかを判定し(ステップS108)、未
検索処理の電子計算機3があれば待機系処理機能の情報
を取得し(ステップS109)、ステップS102に制
御を戻し、ステップS102〜S109の処理を繰り返
す。ステップS108で全ての他の電子計算機について
検索処理が終了すると、対応付けする待機系処理機能が
存在しないことを要求元の稼働系処理機能11に通知す
る(ステップS110)。
【0027】各電子計算機1,2,3の稼働系処理機能
11,21,31および待機系処理機能12,22,3
2は、通知された相手の情報をもとに、ホットスタンバ
イ関係の構築のための処理を行う。例えば、稼働系処理
機能11から待機系処理機能22への使用資源情報等の
連絡等の処理を行う。
【0028】上記処理の結果、稼働系処理機能11は待
機系処理機能22と、稼動系処理機能21は待機系処理
機能32と、稼働系処理機能31は待機系処理機能12
と対応付けられたものとする。
【0029】なお、図1の状態において、待機系処理機
能13,23,33は、対応付けされる稼動系処理機能
が存在しない状態で動作している。これらは、故障など
により電子計算機が停止したために対応付けされる待機
系処理機能をなくした稼働系処理機能に対して新たに対
応付けを行うためのものであり、事前に動作させておく
ことが必要となる。
【0030】図1の状態で動作しているときに、図2に
示すように、電子計算機1が障害により停止した場合、
電子計算機1に存在した稼動系処理機能11に対応付け
られていた電子計算機2で動作する待機系処理機能22
は、オンラインデータ処理を引き継ぎ新たに稼動系処理
機能22’となり、かつ、対応付けられる待機系処理機
能が存在しない状態となり、処理機能管理手段52は、
処理機能管理表62の待機系処理機能22の情報を稼働
系処理機能22’の情報に書き変える。同じく、電子計
算機1に存在した待機系処理機能12がなくなったため
に電子計算機3で動作する稼動系処理機能31は、対応
付けられる待機系処理機能がなくなり、処理機能管理手
段53は、処理機能管理表63の待機系処理機能31の
情報を書き変える。
【0031】待機系処理機能との対応付けがない稼動系
処理機能22’は、自電子計算機2の処理機能管理手段
52に対応付けされる待機系処理機能の選択を要求す
る。
【0032】要求を受けた処理機能管理手段52は、接
続パス523を介して電子計算機3の処理機能管理手段
53(処理機能管理表63)から電子計算機3で動作し
ている待機系処理機能32,33の識別子,対応付け有
無,対応電子計算機番号および対応稼働系処理機能識別
子の情報を取得し(ステップS101)、対応付けられ
ていない待機系処理機能の有無を調べる(ステップS1
02)。いま、対応付けられていない待機系処理機能3
3があるので(ステップS103でイエス)、処理機能
管理手段52は、待機系処理機能33と自電子計算機2
の稼働系処理機能22’との対応付けを行うことを待機
系処理機能33が動作する電子計算機3の処理機能管理
手段53に要求する(ステップS104)。
【0033】要求を受けた処理機能管理手段53は、さ
らに他の電子計算機からの要求との競合がないかなどの
対応付けを妨げる要因がなければ、処理機能管理表63
の待機系処理機能33の識別子に対応させて対応付け有
り,対応付けられた稼働系処理機能22’が動作する電
子計算機1の番号および対応する稼働系処理機能22’
の識別子を記録し、要求を行った電子計算機2の処理機
能管理手段52に対応付け許可を返信する。
【0034】電子計算機2の処理機能管理手段52は、
対応付け許可を受け取った場合には(ステップS105
でイエス)、処理機能管理表61の稼働系処理機能2
2’の識別子に対応させて対応付け有り,対応付けられ
る待機系処理機能33が動作する電子計算機3の番号お
よび対応付けられる待機系処理機能33の識別子を記録
し、待機系処理機能33の情報を要求元の稼働系処理機
能22’に通知する(ステップS106)。これによ
り、電子計算機2の稼動系処理機能22’と電子計算機
3の待機系処理機能33とが対応付けられる。
【0035】電子計算機3の稼動系処理機能31と電子
計算機2の待機系処理機能23とについても、処理機能
管理手段53,パス523および処理機能管理手段52
により対応付けされる。
【0036】以上により、電子計算機2,3において、
稼動系処理機能22’,31と待機系処理機能33,2
3との対応付けが操作員の操作なしに行われ、ホットス
タンバイ関係が構築される。
【0037】ところで、上記第1実施例では、縮退運転
となるときの稼働系処理機能と待機系処理機能との対応
付けを操作員の操作なしに行う。この操作員の操作なし
に稼働系処理機能と待機系処理機能とを対応付ける処理
を、縮退運転となるときだけでなく、稼働系処理機能を
動作させたときにも適用すると、操作員が稼働系処理機
能と対応付ける待機系処理機能を動作させ忘れていた場
合でも、その時点で動作している待機系処理機能と対応
付けすることができる。
【0038】しかし、第一実施例では、稼働系処理機能
と待機系処理機能との対応付けはすべて処理機能管理手
段がその時々の各電子計算機で動作している稼働系処理
機能と待機系処理機能とから選択し、以降、ある電子計
算機が停止するまで対応付けの変更が行われないため、
各電子計算機での稼働系処理機能と待機系処理機能との
起動順序を考慮しなければ操作員が意図する稼働系処理
機能と待機系処理機能との対応付けが行われず、従っ
て、電子計算機の負荷分散が実現しない。
【0039】図5は、本発明の第2実施例に係る相互ホ
ットスタンバイシステム待機系選択方式が適用された相
互ホットスタンバイシステムの構成を示すブロック図で
ある。この相互ホットスタンバイシステムは、電子計算
機1,2,3の負荷分散を実現するために、第1実施例
の相互ホットスタンバイシステム待機系選択方式が適用
された図1に示した相互ホットスタンバイシステムにお
いて、処理機能管理手段51,52,53に、処理機能
管理表61’,62’,63’と、対応付ける待機系処
理機能が動作している電子計算機1,2,3の選択の優
先順位の制御を行う優先制御手段71,72,73と、
処理機能管理手段51,52,53から稼動系処理機能
および待機系処理機能に対応付けの変更通知を行う対応
変更通知手段81,82,83とを設けるようにしたも
のである。なお、図1に示した相互ホットスタンバイシ
ステムと対応する各手段,各機能等については、同一符
号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
【0040】各電子計算機1,2,3では、オンライン
データ処理を行うための稼動系処理機能11,21,3
1と、障害発生時にオンラインデータ処理を引き継ぐた
めの待機系処理機能12,32,33とが起動されてい
るものとする。
【0041】図6は、図5の状態から操作員が電子計算
機2で待機系処理機能22を起動した場合の状態遷移図
を示す。
【0042】図7を参照すると、処理機能管理表6
1’,62’,63’は、自電子計算機で動作中の稼働
系処理機能の識別子を登録する稼働系処理機能識別子
と、対応付けの有無を登録する対応付け有無と、対応付
けられた待機系処理機能が存在する電子計算機の番号を
登録する対応電子計算機番号と、対応付けられた待機系
処理機能の識別子を登録する対応待機系処理機能識別子
と、待機系処理機能の対応付けを優先すべき電子計算機
の番号を登録する優先電子計算機番号との各フィールド
からなる複数のエントリと、自電子計算機で動作中の待
機系処理機能の識別子を登録する待機系処理機能識別子
と、対応付けの有無を登録する対応受け有無と、対応付
けられた稼働系処理機能が動作する電子計算機の番号を
登録する対応電子計算機番号と、対応付けられた稼働系
処理機能の識別子を登録する対応稼働系処理機能識別子
との各フィールドからなる複数のエントリとから構成さ
れている。
【0043】図8を参照すると、処理機能管理手段5
1,52,53の図5から図6の状態に遷移するときの
処理は、稼働系処理機能優先電子計算機番号取得ステッ
プS201と、対応待機系処理機能優先電子計算機存在
有無判定ステップS202と、優先電子計算機待機系処
理機能情報取得ステップS203と、優先電子計算機待
機系処理機能検索ステップS204と、対応付け判定ス
テップS205と、検索待機系処理機能対応付け要求ス
テップS206と、対応付け許可判定ステップS207
と、対応付け解除ステップS208と、対応待機系処理
機能情報通知ステップS209と、優先電子計算機全待
機系処理機能検索処理終了判定ステップS210とから
なる。
【0044】次に、このように構成された第2実施例の
相互ホットスタンバイシステム待機系選択方式の動作に
ついて説明する。
【0045】まず、操作員が電子計算機1で待機系処理
機能12を起動し、電子計算機3で待機系処理機能3
2,33を起動したとする。なお、操作員が電子計算機
1で待機系処理機能12を起動するとき、および電子計
算機3で待機系処理機能32,33を起動するときに
は、対応付けする電子計算機の稼働系処理機能の指定は
行わなくてよい。
【0046】次に、操作員が電子計算機1で稼働系処理
機能11を電子計算機2の待機系処理機能と対応付けす
るように指定して起動し、電子計算機2で稼動系処理機
能21を電子計算機3の待機系処理機能と対応付けする
ように指定して起動し、電子計算機3で稼動系処理機能
31を電子計算機1の待機系処理機能と対応付けるよう
に指定して起動したとする。
【0047】すると、電子計算機3の稼働系処理機能3
1は、処理機能管理手段53に対し電子計算機1に存在
する待機系処理機能との対応付けを優先するように選択
を要求する。
【0048】処理機能管理手段53は、優先制御手段7
3により、処理機能管理表63’の稼働系処理機能31
の識別子に対応する優先電子計算機番号に電子計算機1
の番号を記録するとともに、処理機能管理表63’を参
照すると稼働系処理機能31と対応付けできる待機系処
理機能は電子計算機1の待機系処理機能12のみのた
め、待機系処理機能12を選択し処理機能管理表63’
の稼働系処理機能31の識別子に対応する対応電子計算
機番号に電子計算機1の番号を、対応待機系処理機能識
別子に待機系処理機能12の番号を記録する。次に、処
理機能管理手段53は、対応付けする待機系処理機能1
2の情報を稼働系処理機能31に通知するとともに、本
選択の結果をパス531を介して電子計算機1の処理機
能管理手段51に通知する。
【0049】処理機能管理手段51は、処理機能管理表
61’の待機系処理機能12の識別子に対応する対応電
子計算機番号に電子計算機3の番号を、対応稼働系処理
機能識別子に稼働系処理機能31の番号を記録し、対応
付けする稼働系処理機能31の情報を待機系処理機能1
2に通知する。
【0050】これにより、電子計算機3の稼働系処理機
能31と電子計算機1の待機系処理機能12とがホット
スタンバイ関係を構築するように対応付けられる。この
対応付けは、操作員が優先指定した電子計算機1の待機
系処理機能に一致する。
【0051】また、電子計算機1の稼働系処理機能11
は、電子計算機2の待機系処理機能と対応付けするよう
に指定されて起動されると、処理機能管理手段51に対
し電子計算機2に存在する待機系処理機能との対応付け
を優先するように選択を要求する。
【0052】処理機能管理手段51は、優先制御手段7
1により、処理機能管理表61’の稼働系処理機能11
の識別子に対応する優先電子計算機番号に電子計算機2
の番号を記録するとともに、処理機能管理表61’を参
照すると稼働系処理機能11と対応付けできる待機系処
理機能は電子計算機3の待機系処理機能32および33
のみのため、待機系処理機能32を選択し処理機能管理
表61’の稼働系処理機能11の識別子に対応する対応
電子計算機番号に電子計算機3の番号を、対応待機系処
理機能識別子に待機系処理機能32の番号を記録する。
次に、処理機能管理手段51は、対応付けする待機系処
理機能32の情報を稼働系処理機能11に通知するとと
もに、本選択の結果をパス531を介して電子計算機3
の処理機能管理手段53に通知する。
【0053】処理機能管理手段53は、処理機能管理表
63’の待機系処理機能32の識別子に対応する対応電
子計算機番号に電子計算機1の番号を、対応稼働系処理
機能識別子に稼働系処理機能11の番号を記録し、対応
付けする稼働系処理機能11の情報を待機系処理機能3
2に通知する。
【0054】これにより、電子計算機1の稼働系処理機
能11と電子計算機3の待機系処理機能32とがホット
スタンバイ関係を構築するように対応付けられる。この
対応付けは、操作員が優先指定した電子計算機2の待機
系処理機能とは異なるものである。
【0055】電子計算機2の稼動系処理機能21と電子
計算機3の待機系処理機能33とについても、電子計算
機1の稼働系処理機能11と電子計算機3の待機系処理
機能32の場合と同様に、処理機能管理手段52,優先
制御手段72および処理機能管理手段53によりパス5
23を介してホットスタンバイ関係を構築するように対
応付けられる。この対応付けは、操作員の優先指定に一
致したものである。
【0056】ところで、図5の状態は、電子計算機3に
1つの稼働系処理機能31と、2つの待機系処理機能3
2,33とが動作しており、かつ、2つの待機系処理機
能32,33は他の電子計算機1,2にある稼働系処理
機能11,12と対応付けられているため、常に稼働系
処理機能11,12のオンラインデータ処理を引き継ぐ
ための処理を行っており、電子計算機3は他の電子計算
機1,2より負担が高くなっている。
【0057】図5の状態で動作しているときに、図6で
示すように、操作員が電子計算機2で待機系処理機能2
2を起動した場合、処理機能管理手段52が処理機能の
動作状況が変更になったことをパス512およびパス5
23を介して電子計算機1の処理機能管理手段51およ
び電子計算機3の処理機能管理手段53にそれぞれ通知
する。
【0058】電子計算機1の処理機能管理手段51は、
電子計算機2で待機系処理機能22が起動されたことを
パス512を介して知ると、自電子計算機1で稼働系処
理機能11が動作しているため、優先制御手段71によ
り処理機能管理表61’から自電子計算機1で動作して
いる稼動系処理機能11の識別子に対応する優先電子計
算機番号(電子計算機2の番号)を取得する(ステップ
S201)。これにより、処理機能管理手段51は、稼
動系処理機能11が電子計算機2で動作する待機系処理
機能との対応付けを優先していることを認識する。
【0059】次に、処理機能管理手段51は、処理機能
管理表61’を参照して稼働系処理機能11の識別子に
対応する対応電子計算機番号(電子計算機3の番号)と
優先電子計算機番号(電子計算機2の番号)とを取得
し、稼働系処理機能11が対応付けられている待機系処
理機能が優先電子計算機番号で指定されている電子計算
機に存在しているかどうかを判定する(ステップS20
2)。処理機能管理手段51は、対応電子計算機番号
(電子計算機3の番号)と優先電子計算機番号(電子計
算機2の番号)と一致していないために稼働系処理機能
11が対応付けられている待機系処理機能が優先電子計
算機番号で指定されている電子計算機に存在していない
と判断し(ステップS202でノー)、パス512を介
して優先電子計算機番号で指定されている電子計算機2
の処理機能管理手段52(処理機能管理表62)から電
子計算機2で動作する待機系処理機能識別子,対応付け
の有無,対応電子計算機番号および対応稼働系処理機能
識別子の各情報を取得し(ステップS203)、対応付
けられていない待機系処理機能の有無を調べる(ステッ
プS204)。いま、対応付けられていない待機系処理
機能22があるので(ステップS205でイエス)、処
理機能管理手段51は、待機系処理機能22と稼動系処
理機能11との対応付けを電子計算機2の処理機能管理
手段52に要求する(ステップS206)。
【0060】処理機能管理手段52は、処理機能管理表
62’の待機系処理機能22の識別子に対応させて対応
付け有り,対応付けする電子計算機1の番号および対応
付けする稼働系処理機能11の識別子の情報を記録し、
電子計算機1の処理機能管理手段51に対応付け許可を
返信する。
【0061】処理機能管理手段51は、対応付け許可を
受け取ると(ステップS207でイエス)、対応変更通
知手段81により稼働系処理機能11に対応変更を通知
してすでに対応付けられている待機系処理機能32に対
する対応付けの解除を行い、電子計算機3の処理機能管
理手段53に対応付け解除処理実行要求を行う(ステッ
プS208)。
【0062】処理機能管理手段53は、処理機能管理表
63’の待機系処理機能32の識別子に対応する対応付
けの有無を対応付け無しにするとともに、対応電子計算
機番号および対応稼働系処理機能番号を消去する。ま
た、処理機能管理手段53は、稼働系処理機能11の情
報を待機系処理機能32に通知し稼働系処理機能11と
の対応付けを解除させる。
【0063】次に、処理機能管理手段51は、処理機能
管理表61’の稼働系処理機能11の識別子に対応する
対応付けの有無を対応付け有りにするとともに、対応電
子計算機番号に電子計算機2の番号を、対応待機系処理
機能番号に待機系処理機能22の番号を記録して対応付
けを更新する。また、処理機能管理手段51は、対応変
更通知手段81により、対応付けた待機系処理機能22
の情報を稼働系処理機能11に通知する(ステップS2
09)。
【0064】これにより、電子計算機1の稼働系処理機
能11と電子計算機2の待機系処理機能22とがホット
スタンバイ関係を構築するように対応付けられる。この
対応付けは、操作員が優先指定した電子計算機2の待機
系処理機能に一致する。
【0065】一方、電子計算機3の処理機能管理手段5
3は、電子計算機2で待機系処理機能22が起動された
ことをパス523を介して知ると、自電子計算機3で稼
働系処理機能31が動作しているため、優先制御手段7
3により処理機能管理表63’から自電子計算機3で動
作している稼動系処理機能31の識別子に対応する優先
電子計算機番号(電子計算機1の番号)を取得する(ス
テップS201)。これにより、処理機能管理手段53
は、稼動系処理機能31が電子計算機1で動作する待機
系処理機能との対応付けを優先していることを認識す
る。
【0066】次に、処理機能管理手段53は、処理機能
管理表63’を参照して稼働系処理機能31の識別子に
対応する対応電子計算機番号(電子計算機1の番号)と
優先電子計算機番号(電子計算機1の番号)とを取得
し、稼働系処理機能31が対応付けられている待機系処
理機能が優先電子計算機番号で指定されている電子計算
機に存在しているかどうかを判定する(ステップS20
2)。処理機能管理手段53は、対応電子計算機番号
(電子計算機1の番号)と優先電子計算機番号(電子計
算機1の番号)と一致しているために稼働系処理機能3
1が対応付けられている待機系処理機能が優先電子計算
機番号で指定されている電子計算機に存在していると判
断し(ステップS202でイエス)、対応付け変更のた
めの処理は行わない。
【0067】以上により、各電子計算機1,2,3での
稼動系処理機能と待機系処理機能との起動順序にかかわ
らず、操作員の意図する電子計算機間で稼動系処理機能
と待機系処理機能との対応付けが行われる。
【0068】なお、優先する電子計算機の全ての待機系
処理機能について検索した結果、対応されていない待機
系処理機能がなかった場合には(ステップS205でノ
ー、かつステップS210でイエス)、処理機能管理手
段51,52,53は、稼働系処理機能11,21,3
1に待機系処理機能を対応付けずに処理を終了する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、3台以上
の電子計算機で動作する稼働系処理機能と待機系処理機
能との間で相互にホットスタンバイ関係が構築されるよ
うにした相互ホットスタンバイシステムにおいて、稼動
系処理機能と待機系処理機能との対応を制御する処理機
能管理手段に、処理機能管理表と、対応付ける待機系処
理機能が動作している電子計算機の選択の優先順位の制
御を行う優先制御手段と、処理機能管理手段から稼働系
処理機能および待機系処理機能に対応付けの変更通知を
行う対応変更通知手段とを設け、複数台の電子計算機で
の稼働系処理機能および待機系処理機能の動作状況に合
わせて対応付けを変更できるようにしたことにより、各
電子計算機での稼動系処理機能および待機系処理機能の
起動の順番にかかわらず稼働系処理機能が操作員が指定
した電子計算機上で動作する待機系処理機能と優先的に
対応付けることができるという効果がある。
【0070】また、3台以上の電子計算機で動作する稼
働系処理機能と待機系処理機能との間で相互にホットス
タンバイ関係が構築されるようにした相互ホットスタン
バイシステムにおいて、稼動系処理機能と待機系処理機
能との対応を制御する処理機能管理手段に、処理機能管
理表と、対応付ける待機系処理機能が動作している電子
計算機の選択の優先順位の制御を行う優先制御手段と、
処理機能管理手段から稼働系処理機能および待機系処理
機能に対応付けの変更通知を行う対応変更通知手段とを
設け、処理機能管理手段により稼動系処理機能と待機系
処理機能との対応付けを行いホットスタンバイ関係を構
築するとともに、複数台の電子計算機での稼働系処理機
能および待機系処理機能の動作状況に合わせて対応付け
を変更できるようにしたことにより、ある電子計算機の
障害により稼動系処理機能に対応付けられた待機系処理
機能が存在しなくなった場合に、処理機能管理手段が新
たに対応付け可能な待機系処理機能を選択して対応付け
を行い、操作員の介入なしに自動的にホットスタンバイ
関係を構築することによって相互ホットスタンバイシス
テムとしての高信頼性を保つことができるとともに、
電子計算機での稼動系処理機能および待機系処理機能の
起動の順番にかかわらず稼働系処理機能が操作員が指定
した電子計算機上で動作する待機系処理機能と優先的に
対応付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る相互ホットスタンバ
イシステム待機系選択方式が適用された相互ホットスタ
ンバイシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した相互ホットスタンバイシステムの
遷移状態を示す図である。
【図3】図1中の処理機能管理表の内容を例示する図で
ある。
【図4】図1中の処理機能管理手段の図1から図2の状
態に遷移する際の処理を示す流れ図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る相互ホットスタンバ
イシステム待機系選択方式が適用された相互ホットスタ
ンバイシステムの構成を示す図である。
【図6】図5に示した相互ホットスタンバイシステムの
遷移状態を示す図である。
【図7】図5中の処理機能管理表の内容を例示する図で
ある。
【図8】図5中の処理機能管理手段の図5から図6の状
態に遷移する際の処理を示す流れ図である。
【図9】従来の相互ホットスタンバイシステムの構成を
例示するブロック図である。
【図10】図9に示した従来の相互ホットスタンバイシ
ステムの遷移状態を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 電子計算機 11,21,32 稼動系処理機能 12,13,22,23,32,33 待機系処理機能 51,52,53 処理機能管理手段 61,62,63,61’,62’,63’ 処理機能
管理表 71,72,73 優先制御手段 81,82,83 対応変更通知手段 512,523,531 パス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 15/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3台以上の電子計算機からなり、オンラ
    インデータ処理を行っている稼動系処理機能を負荷分散
    させるように各電子計算機で動作させるとともに、オン
    ラインデータ処理に異常が発生したときにオンラインデ
    ータ処理を引き継ぎ稼動系処理機能となって処理を続行
    するための待機系処理機能を稼働系処理機能と異なる電
    子計算機にて動作させるようにした相互ホットスタンバ
    イシステムにおいて、 自電子計算機で動作する稼働系処理機能の識別子,稼働
    系処理機能とホットスタンバイ関係を構築するように対
    応付けられた待機系処理機能の識別子該待機系処理機
    能が動作する電子計算機の番号および待機系処理機能の
    対応付けを優先すべき電子計算機の番号からなる情報
    と、自電子計算機で動作する待機系処理機能の識別子,
    待機系処理機能とホットスタンバイ関係を構築するよう
    に対応付けられた稼働系処理機能の識別子および該稼働
    系処理機能が動作する電子計算機の番号からなる情報と
    を登録する処理機能管理表と、この処理機能管理表の待機系処理機能の対応付けを優先
    すべき電子計算機の識別子を参照して稼働系処理機能に
    対応付ける待機系処理機能が動作している電子計算機の
    選択の優先順位の制御を行う優先制御手段と、稼動系処
    理機能および待機系処理機能に対応付けの変更通知を行
    う対応変更通知手段とを含み、電子計算機での稼動系処
    理機能および待機系処理機能の動作状況が変化したとき
    に、前記処理機能管理表を参照して稼働系処理機能に優
    先電子計算機番号が示す電子計算機以外の電子計算機で
    動作する待機系処理機能が対応付けられていれば、稼働
    系処理機能と待機系処理機能との対応付けを解除し、対
    応付けを優先すべき電子計算機の待機系処理機能を選択
    して要求元の稼働系処理機能に対応付け自動的にホット
    スタンバイ関係を変更させる 処理機能管理手段とを有す
    ることを特徴とする相互ホットスタンバイシステム待機
    系選択方式。
  2. 【請求項2】 3台以上の電子計算機からなり、オンラ
    インデータ処理を行っている稼動系処理機能を負荷分散
    させるように各電子計算機で動作させるとともに、オン
    ラインデータ処理に異常が発生したときにオンラインデ
    ータ処理を引き継ぎ稼動系処理機能となって処理を続行
    するための待機系処理機能を対応する稼働系処理機能と
    異なる電子計算機にて動作させるようにした相互ホット
    スタンバイシステムにおいて、 自電子計算機で動作する稼働系処理機能の識別子,稼働
    系処理機能とホットスタンバイ関係を構築するように対
    応付けられた待機系処理機能の識別子,該待機系処理機
    能が動作する電子計算機の番号および待機系処理機能の
    対応付けを優先すべき電子計算機の番号からなる情報
    と、自電子計算機で動作する待機系処理機能の識別子,
    待機系処理機能とホットスタンバイ関係を構築するよう
    に対応付けられた稼働系処理機能の識別子および該稼働
    系処理機能が動作する電子計算機の番号からなる情報と
    を登録する処理機能管理表と、 この処理機能管理表の待機系処理機能の対応付けを優先
    すべき電子計算機の識別子を参照して稼働系処理機能に
    対応付ける待機系処理機能が動作している電子計算機の
    選択の優先順位の制御を行う優先制御手段と、稼動系処
    理機能および待機系処理機能に対応付けの変更通知を行
    う対応変更通知手段とを含み、電子計算機の障害発生時
    に対応付けられた待機系処理機能がなくなった稼働系処
    理機能からの要求に応じて前記処理機能管理表を参照し
    て他の電子計算機の対応付けられた稼働系処理機能のな
    い待機系処理機能を選択して要求元の稼働系処理機能に
    対応付け自動的にホットスタンバイ関係を構築させると
    ともに、電子計算機での稼動系処理機能および待機系処
    理機能の動作状況が変化したときに、前記処理機能管理
    表を参照して稼働系処理機能に優先電子計算機番号が示
    す電子計算機以外の電子計算機で動作する待機系処理機
    能が対応付けられていれば、稼働系処理機能と待機系処
    理機能との対応付けを解除し、対応付けを優先すべき電
    子計算機の待機系処理機能を選択して要求元の稼働系処
    理機能に対応付け自動的にホットスタンバイ関係を変更
    させる処理機能管理手段とを有することを特徴とする相
    互ホットスタンバイシステム待機系選択方式。
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