JP2806141B2 - ホットスタンバイシステム - Google Patents

ホットスタンバイシステム

Info

Publication number
JP2806141B2
JP2806141B2 JP4109064A JP10906492A JP2806141B2 JP 2806141 B2 JP2806141 B2 JP 2806141B2 JP 4109064 A JP4109064 A JP 4109064A JP 10906492 A JP10906492 A JP 10906492A JP 2806141 B2 JP2806141 B2 JP 2806141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
file
online
files
status table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4109064A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05282187A (ja
Inventor
謙一 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4109064A priority Critical patent/JP2806141B2/ja
Publication of JPH05282187A publication Critical patent/JPH05282187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2806141B2 publication Critical patent/JP2806141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は疎結合多重プロセッサシ
ステムを、通常業務を運用するオンラインジョブを稼働
させる現用システムと、現用システムのオンラインジョ
ブが障害停止したときにその稼働状態を引き継いで運用
を継続するオンラインジョブを稼働させる待機システム
として構成するホットスタンバイシステムに係り、特に
システム間でのファイルの同時更新を制御する専用の処
理装置を有しない疎結合多重プロセッサシステムで構成
するホットスタンバイシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、システム間でのファイルの同時更
新を制御する専用の処理装置を有しない疎結合多重プロ
セッサシステムで構成するホットスタンバイシステムで
は、待機システムのオンラインジョブに予めファイルを
割り当てておくことおよびそのときに不用意な更新を防
止することは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のホット
スタンバイシステムでは、待機システムのオンラインジ
ョブに予めファイルを割り当てない場合には、現用系シ
ステムのオンラインジョブが障害停止してときにその稼
働状態を待機システムのオンラインジョブに速やかに引
き継ぐことができないという課題があった。また、待機
システムのオンラインジョブにファイルを割り当ててお
いた場合には、故意および偶然にもファイルを更新する
ことを防止することができないという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のホットスタンバ
イシステムは、一つ以上のシステムでオンラインジョブ
がファイルを割り当て中は、ファイル名とそのシステム
でファイルを少なくとも割り当て中のジョブ名の一覧表
でファイルを割り当て中のジョブの数とを各システムに
それぞれ登録しておくためのファイル割り当て状態表
と、所定のシステムでオンラインジョブがファイルを割
り当てまたは割り当てを止めるときに、そのシステムの
ファイル割り当て状態表にファイル名とジョブ名とを登
録または削除するシステム内ジョブ登録手段およびこれ
と同時に他システムのファイル割り当て状態表にファイ
ル名とジョブ数とを登録または削除することを送信する
システム間ジョブ登録送信手段と、このシステム間ジョ
ブ登録送信手段からの送信を受信し受信したシステムの
ファイル割り当て状態表に登録または削除するそれ自体
一つのジョブとして動作するシステム間ジョブ登録受信
手段と、待機システムでオンラインジョブがファイルを
アクセスする際に、参照はファイル編成等の属性情報を
入手できるよう常に許可するが、更新は現用システムで
当該ファイルを割り当て中のジョブがあれば拒否する、
アクセス判定手段とを備えている。
【0005】また、本発明の別の発明によるホットスタ
ンバイシステムは、一つ以上のシステムでバッチまたは
オンラインジョブがファイルを割り当て中は、ファイル
名と少なくともそのシステムでファイルを割り当て中の
ジョブ名の一覧表を割り当て中のジョブの数とを各シス
テムにそれぞれ登録しておくためのファイル割り当て状
態表と、所定のシステムでバッチまたはオンラインジョ
ブがファイルを割り当てまたは割り当てを止めるときに
そのシステムのファイル割り当て状態表にファイル名と
ジョブ名とを登録または削除するシステム内ジョブ登録
手段およびこれと同時に他システムのファイル割り当て
状態表にファイル名とジョブ数とを登録または削除する
ことを送信するシステム間ジョブ登録送信手段と、シス
テム間ジョブ登録送信手段からの送信を受信し受信した
システムのファイル割り当て状態表に登録または削除す
るそれ自体一つのジョブとして動作するシステム間ジョ
ブ登録受信手段と、現用システムのオンラインジョブが
障害停止したときにはファイル割り当て状態表からその
オンラインジョブとファイルを同時アクセスしていた現
用システムのジョブを特定して強制終了させる同時アク
セスジョブ終了手段と、待機システムでオンラインジョ
ブがファイルをアクセスする際に参照はファイル編成等
の属性情報を入手できるよう常に許可するが、更新は現
用システムで当該ファイルを割り当て中のジョブがあれ
ば拒否するアクセス判定手段とを備えている。
【0006】また、本発明のさらに別の発明によるホッ
トスタンバイシステムは、一つ以上のシステムでバッチ
またはオンラインジョブがファイルを割り当て中は、フ
ァイル名と少なくともそのシステムでファイルを割り当
て中のジョブ名の一覧表を割り当て中のジョブの数とを
各システムにそれぞれ登録しておくための、ファイル割
り当て状態表と、所定のシステムでバッチまたはオンラ
インジョブがファイルを割り当てまたは割り当てを止め
るときにそのシステムのファイル割り当て状態表にファ
イル名とジョブ名とを登録または削除するシステム内ジ
ョブ登録手段およびこれと同時に他システムのファイル
割り当て状態表にファイル名とジョブ数とを登録または
削除することを送信するシステム間ジョブ登録送信手段
と、このシステム間ジョブ登録送信手段からの送信を受
信し受信したシステムのファイル割り当て状態表に登録
または削除するそれ自体一つのジョブとして動作するシ
ステム間ジョブ登録受信手段と、現用システムのオンラ
インジョブが障害停止したときにはファイル割り当て状
態表からそのオンラインジョブとファイルを同時アクセ
スしていた現用システムのジョブを特定して強制終了さ
せる同時アクセスジョブ終了手段およびこれと同時に先
に登録済みの他システムのファイル割り当て状態表に現
用システムのオンラインジョブが障害停止してファイル
リカバリが開始したことを記すことを送信するリカバリ
開始通知送信手段と、このリカバリ開始通知送信手段か
らの送信を受信して受信したシステムのファイル割り当
て状態表にファイルリカバリが開始したことを記すそれ
自体一つのジョブとして動作するリカバリ開始通知受信
手段と、待機システムでオンラインジョブがファイルを
アクセスする際に参照はファイル編成等の属性情報を入
手できるよう常に許可するが、更新は現用システムで当
該ファイルを割り当て中のジョブがあってかつファイル
リカバリ中でなければ拒否するかまたはファイルリカバ
リ中ならば現用システムでそのファイルを割り当て中の
ジョブが無くなるまで待ち合わせるアクセス判定手段と
を備えている。
【0007】
【作用】本発明においては、システム間でファイルを同
時更新できない疎結合システムで構成したホットスタン
バイシステムで、待機システムのオンラインジョブにフ
ァイルを割り当てておいて迅速な切り換えが可能にな
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。ただし、システム間通信機能とファイルリカバリ
手段とは実装されているものとしているため、省略して
ある。この図1において、10は通常業務を運用するオ
ンラインジョブを稼働する現用システム、11は現用シ
ステム10のオンラインジョブが障害停止したときにそ
の稼働状態を引き継いで運用を継続するオンラインジョ
ブを稼働させる待機システムである。そして、この現用
システム10および待機システム11における20およ
び21はバッチまたはオンラインジョブがファイルを割
り当て中は、ファイル名とそのシステム内でファイルを
割り当てているジョブ名の一覧表および他システムでフ
ァイルを割り当てているジョブの数とを登録しておくた
めのファイル割り当て状態表である。
【0009】30および31はバッチまたはオンライン
ジョブがファイルを割り当てまたは割り当てを止めると
きに各システムのファイル割り当て状態表20および2
1にファイル名とジョブ名とを登録または削除する現用
システム10および待機システム11のシステム内ジョ
ブ登録手段、40および41はバッチまたはオンライン
ジョブがファイルを割り当てまたは割り当てを止めると
きにファイル割り当て状態表20および21にファイル
名とジョブ数とを登録または削除することを送信する現
用システム10および待機システム11のシステム間ジ
ョブ登録送信手段、42および43はそれぞれこのシス
テム間ジョブ登録送信手段30および31からの送信を
受信して受信した現用システム10のファイル割り当て
状態表20および待機システム11のファイル割り当て
状態表21に登録または削除するシステム間ジョブ登録
受信手段である。
【0010】51は待機システム11のオンラインジョ
ブがファイルをアクセスする際に、参照はファイル編成
等の属性情報を入手できるよう常に許可するが、更新は
現用システムでそのファイルを割り当て中のジョブがあ
ってかつファイルリカバリ中でなければ拒否するか、ま
たはファイルリカバリ中ならば現用システムでそのファ
イルを割り当て中のジョブが無くなるまで待ち合わせる
アクセス判定手段、60は現用システム10のオンライ
ンジョブが障害停止したときに、ファイル割り当て状態
表20からそのオンラインジョブとファイルを同時アク
セスしていた現用システム10のジョブを特定して強制
終了させる同時アクセスジョブ終了手段、70は現用シ
ステム10のオンラインジョブが障害停止したときに待
機システム11のファイル割り当て状態表21に、現用
システム10のオンラインジョブが障害停止してファイ
ルリカバリが開始したことを記すことを送信するリカバ
リ開始通知送信手段である。
【0011】73はリカバリ開始通知送信手段70から
の送信を受信して、待機システム11のファイル割り当
て状態表21にファイルリカバリが開始したことを記す
リカバリ開始通知受信手段、80,81は通常業務を運
用する現用システム10のオンラインジョブ、82,8
3は現用システム10のオンラインジョブが障害停止し
たときにその稼働状態を引き継ぐ待機システム11で動
作するオンラインジョブ、90,91は現用システム1
0でオンラインジョブ80,81とファイルを同時アク
セスするバッチジョブである。
【0012】そして、本発明は、システム間でのファイ
ルの同時更新を制御する専用の処理装置を有しない疎結
合多重プロセッサシステムであっても、待機システムの
オンラインジョブが故意および偶然にもファイルを更新
できないことを保証しつつ予めファイルを割り当ててお
くことができるように構成されている。
【0013】また、本発明の別の発明は、システムの間
でのファイルの同時更新を制御する専用の処理装置を有
しない疎結合多重プロセッサシステムであっても待機シ
ステムのオンラインジョブが故意および偶然にもファイ
ルを更新できないことを保証しつつ予めファイルを割り
当てておくことができ、かつ現用システムのオンライン
ジョブが障害停止したときには、これとファイルを同時
アクセスしていたジョブを強制終了させることで現用シ
ステムにおいてバッチおよびオンラインジョブがファイ
ルを同時にアクセスできるように構成されている。
【0014】また、本発明のさらに別の発明は、システ
ム間でのファイルの同時更新を制御する専用の処理装置
を有しない疎結合多重プロセッサシステムであっても、
待機システムのオンラインジョブが故意および偶然にも
ファイルを更新できないことを保証しつつ予めファイル
を割り当てておくことができるとともに現用システムの
オンラインジョブが障害停止した時には、これとファイ
ルを同時アクセスしていたジョブを強制終了させること
で現用システムにおいてバッチおよびオンラインジョブ
がファイルを同時にアクセスでき、かつさらに現用シス
テムのオンラインジョブが障害停止したことにより生ず
るファイルリカバリの完了を待機システムのオンライン
ジョブで検出してリカバリが完了したファイルから順次
アクセスできるように構成されている。
【0015】なお、現用システム10のアクセス判定手
段50、リカバリ開始通知受信手段72はそれぞれ待機
システム11のアクセス判定手段51、リカバリ開始通
知受信手段73と同じものが現用システム10にも存在
しているが、現用システム10にあっては動作せず、現
用システム10のオンラインジョブが障害停止して待機
システム11のオンラインジョブが運用を引き継ぎ新し
く現用システムとして運用を開始し、さらに現用システ
ム10をこれに対する待機システムとしたときに動作す
るために、上記説明からは除外し以降も説明しない。
【0016】また、同時アクセスジョブ終了手段61、
リカバリ開始通知送信手段71も同様にそれぞれ現用シ
ステム10の同時アクセスジョブ終了手段60、リカバ
リ開始通知送信手段70と同じものが待機システム11
にも存在しているが、待機システム11にあっては動作
せず、現用システム10のオンラインジョブが障害停止
して待機システム11のオンラインジョブが運用を引き
継ぎ新しく現用システムとして運用を開始した時に動作
するために、上記説明からは除外し以降も説明しない。
【0017】図2は図1におけるファイル割り当て状態
表の構成例を示す説明図で、(a)はファイル割り当て
状態表20を示し、(b)はファイル割り当て状態表2
1を示す。図3は図1の動作説明に供する各手段の動作
概要を示すフローチャートで、(a)(b)はファイル
を割り当てるときを示し、(c)はファイルをアクセス
するときを示す。図4は図1の動作説明に供する各手段
の動作概要を示すフローチャートで、(a),(b)は
現用システムのオンラインジョブが障害停止したときを
示し、(c),(d)はファイル割り当てを止めるとき
を示す。
【0018】つぎに図1に示す実施例の動作を図2ない
し図4を参照して説明する。まず、現用システム10の
オンラインジョブ80がファイル(以下、F1 と呼称す
る)を割り当てるとき、システム内ジョブ登録手段30
はファイル割り当て状態表20に図2に示す表100,
120を作成する(処理ステップ200)。ただし、こ
の時点では、表100にはファイル名F1 とジョブ名8
0、表120にはジョブ名80とファイル名F1 しか設
定されない。続いてシステム間ジョブ登録送信手段40
は、待機システム11のファイル割り当て状態表21に
ファイル名F1 とジョブ数1個とを登録することをシス
テム間ジョブ登録受信手段43に送信する(処理ステッ
プ201)。そして、システム間ジョブ登録受信手段4
3では、送信を受信すると、ファイル割り当て状態表2
1にファイル名F1 とジョブ数1を設定した表110を
作成する(処理ステップ202)。
【0019】この後現用システム10のオンラインジョ
ブ80がファイルF2 を、オンラインジョブ81がファ
イルF1,F2を、バッチジョブ90がファイルF1,F3
を、バッチジョブ91がファイルF3 をそれぞれ割り当
てたときの状態がファイル割り当て状態表20の表10
0〜102および120〜123である。ただし、この
時点では待機システム11のオンラインジョブ82,8
3が未だファイルを割り当てていないため、表100,
101にはジョブ数は設定されていない。また、待機シ
ステム11のファイル割り当て状態表21の表110,
111にはそれぞれファイル名とジョブ数とが設定され
る。
【0020】待機システム11でオンラインジョブ8
2,83がファイルF1とF2を割り当てるときも、上述
したものと同じ処理が待機システム11のシステム内ジ
ョブ登録手段31、システム間ジョブ登録送信手段41
および現用システム10のシステム間ジョブ登録受信手
段42とで行われる。図2はここまでの状態を表した図
になっている。また、ここでは現用システム10でオン
ラインジョブ80,81とバッチジョブ90がファイル
1 を同時アクセスするようにしている。さらに、待機
システム11のバッチジョブは現用システム10のバッ
チまたはオンラインジョブが割り当て中のファイルを割
り当てられないものとしている。
【0021】つぎに、待機システム11でオンラインジ
ョブ82がファイルF1またはF2をアクセスする際に、
アクセス判定手段51はそれが参照ならば許可するが
(判断ステップ210、処理ステップ211)、更新は
この時点では拒否する(判断ステップ212,213、
処理ステップ214)。オンラインジョブ83に対して
も同様である。そして、現用システム10でオンライン
ジョブ80が障害停止したときには、同時アクセスジョ
ブ終了手段60がファイル割り当て状態表20からジョ
ブ名80を探して表120を見つけ、オンラインジョブ
80はファイルF1,F2をアクセスしていることを知
る。つぎにファイル名F1,F2を探してそれぞれ表10
0,101を見つける。この結果、オンラインジョブ8
0とファイルを同時アクセスしているジョブにオンライ
ンジョブ81およびバッチジョブ90があることがわか
り、これらを強制終了させる(処理ステップ220)。
なお、バッチジョブ91はファイルF3 をアクセスして
いるが、オンラインジョブ80,81とは同時アクセス
しておらず、したがって他システムでもファイルF3
アクセスされないため、この時何ら影響を受けない。
【0022】つづいて、リカバリ開始通知送信手段70
は、待機システム11のファイル割り当て状態表21に
現用システム11のオンラインジョブが強制停止してフ
ァイルリカバリが開始したことを記すことをリカバリ開
始通知受信手段73に送信する(処理ステップ22
1)。このリカバリ開始通知受信手段73では、送信を
受信すると、ファイル割り当て状態表21にファイルリ
カバリが開始したことを記す(処理ステップ222)。
これ以降、待機システム11のオンラインジョブ82,
83がファイルF1 ,F2 を更新しようとすれば、アク
セス判定手段51はファイルリカバリが完了して、現用
システム10でファイルを割り当てているジョブの数が
0になるまで待ち合わせる(判断ステップ212,21
3、処理ステップ215)。
【0023】そして、現用システム10でオンラインジ
ョブ80が終了(これには障害停止、強制停止等のあら
ゆるジョブの終了が含まれ、障害停止、強制停止時には
同時にファイルリカバリ完了をも意味する)してファイ
ル割り当てを止めるときには、システム内ジョブ登録手
段30はファイル割り当て時と逆に、ファイル割り当て
状態表20の表100からジョブ名80を削除し、また
表120を削除する(処理ステップ230)。つづいて
システム間ジョブ登録送信手段40が、待機システム1
1のファイル割り当て状態表21からファイル名F1
2を割り当て中のジョブ数を1個ずつ減らすことを、
システム間ジョブ登録受信手段43に順次送信する(処
理ステップ231)。
【0024】システム間ジョブ登録受信手段43では、
送信を受信すると、ファイル割り当て状態表21のファ
イル名F1 の表110を見つけジョブ数を1個減らす
(処理ステップ232)。ファイル名F2 についても同
様である。また強制停止させられたオンラインジョブ8
2、バッチジョブ90に対してもこれと同様の処理が行
われるため、最終的に現用システム11でファイルF
1 ,F2 を割り当て中のジョブが無くなった時点で、ア
クセス判定手段51の待ち合わせが解ける(判断ステッ
プ212,213、処理ステップ215,211)。こ
れによってファイルリカバリが完了したファイルから順
次アクセスできるようになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、システム
間でファイルを同時更新できない疎結合システムで構成
したホットスタンバイシステムで、待機システムのオン
ラインジョブにファイルを割り当てておいて迅速な切り
換えをするようにしたので、システム間でのファイルの
同時更新を制御する専用の処理装置を有しない疎結合多
重プロセッサシステムで構成したホットスタンバイシス
テムであっても、待機システムのオンラインジョブが故
意および偶然にもファイルを更新できないことを保証し
つつ予めファイルを割り当てておいて、現用システムの
オンラインジョブが障害停止したときには、これとファ
イルを同時アクセスしていたジョブを強制終了させるこ
とで現用システムにおいてバッチおよびオンラインジョ
ブがファイルを同時にアクセスできるという効果を有
し、さらに現用システムのオンラインジョブが障害停止
したことにより生ずるファイルリカバリの完了を待機シ
ステムのオンラインジョブで検出して、リカバリが完了
したファイルから順次アクセスすることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるファイル割り当て状態表の構成例
を示す説明図である。
【図3】図1における各手段の動作概要を示すフローチ
ャートである。
【図4】図1における各手段の動作概要を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 現用システム 11 待機システム 20,21 ファイル割り当て状態表 30,31 システム内ジョブ登録手段 40,41 システム間ジョブ登録送信手段 42,43 システム間ジョブ登録受信手段 50,51 アクセス判定手段 60,61 同時アクセスジョブ終了手段 70,71 リカバリ開始通知送信手段 72,73 リカバリ開始通知受信手段 80〜83 オンラインジョブ 90,91 バッチジョブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 G06F 11/18 G06F 11/20 G06F 15/16 G06F 9/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎結合多重プロセッサシステムを、通常
    業務を運用するオンラインジョブを稼働させる現用シス
    テムと、この現用システムのオンラインジョブが障害停
    止したときにその稼働状態を引き継いで運用を継続する
    オンラインジョブを稼働させる待機システムとして構成
    するホットスタンバイシステムにおいて、一つ以上のシ
    ステムでオンラインジョブがファイルを割り当て中はフ
    ァイル名とそのシステムでファイルを少なくとも割り当
    て中のジョブ名の一覧表でファイルを割り当て中のジョ
    ブの数とを各システムにそれぞれ登録しておくためのフ
    ァイル割り当て状態表と、所定のシステムでオンライン
    ジョブがファイルを割り当てまたは割り当てを止めると
    きにそのシステムのファイル割り当て状態表にファイル
    名とジョブ名とを登録または削除するシステム内ジョブ
    登録手段およびこれと同時に他システムのファイル割り
    当て状態表にファイル名とジョブ数とを登録または削除
    することを送信するシステム間ジョブ登録送信手段と、
    このシステム間ジョブ登録送信手段からの送信を受信
    し、受信したシステムのファイル割り当て状態表に登録
    または削除するそれ自体一つのジョブとして動作するシ
    ステム間ジョブ登録受信手段と、待機システムでオンラ
    インジョブがファイルをアクセスする際に参照はファイ
    ル編成等の属性情報を入手できるよう常に許可するが、
    更新は現用システムでそのファイルを割り当て中のジョ
    ブがあれば拒否するアクセス判定手段とから構成され、
    システム間でのファイルの同時更新を制御する専用の処
    理装置を有しない疎結合多重プロセッサシステムであっ
    ても、待機システムのオンラインジョブが故意および偶
    然にもファイルを更新できないことを保証しつつ予めフ
    ァイルを割り当てておくことができるようにしたことを
    特徴とするホットスタンバイシステム。
  2. 【請求項2】 疎結合多重プロセッサシステムを、通常
    業務を運用するオンラインジョブを稼働させる現用シス
    テムと、現用システムのオンラインジョブが障害停止し
    たときにその稼働状態を引き継いで運用を継続するオン
    ラインジョブを稼働させる待機システムとして構成する
    ホットスタンバイシステムにおいて、一つ以上のシステ
    ムでバッチまたはオンラインジョブがファイルを割り当
    て中はファイル名と少なくともそのシステムでファイル
    を割り当て中のジョブ名の一覧表を割り当て中のジョブ
    の数とを各システムにそれぞれ登録しておくためのファ
    イル割り当て状態表と、所定のシステムでバッチまたは
    オンラインジョブがファイルを割り当てまたは割り当て
    を止めるときにそのシステムのファイル割り当て状態表
    にファイル名とジョブ名とを登録または削除するシステ
    ム内ジョブ登録手段およびこれと同時に他システムのフ
    ァイル割り当て状態表にファイル名とジョブ数とを登録
    または削除することを送信するシステム間ジョブ登録送
    信手段と、このシステム間ジョブ登録送信手段からの送
    信を受信し受信したシステムのファイル割り当て状態表
    に登録または削除するそれ自体一つのジョブとして動作
    するシステム間ジョブ登録受信手段と、現用システムの
    オンラインジョブが障害停止したときにはファイル割り
    当て状態表からそのオンラインジョブとファイルを同時
    アクセスしていた現用システムのジョブを特定して強制
    終了させる同時アクセスジョブ終了手段と、待機システ
    ムでオンラインジョブがファイルをアクセスする際に参
    照はファイル編成等の属性情報を入手できるよう常に許
    可するが、更新は現用システムでそのファイルを割り当
    て中のジョブがあれば拒否するアクセス判定手段とから
    構成され、システム間でのファイルの同時更新を制御す
    る専用の処理装置を有しない疎結合多重プロセッサシス
    テムであっても待機システムのオンラインジョブが故意
    および偶然にもファイルを更新できないことを保証しつ
    つ予めファイルを割り当てておくことができ、かつ現用
    システムのオンラインジョブが障害停止したときには、
    これとファイルを同時アクセスしていたジョブを強制終
    了させることで現用システムにおいてバッチおよびオン
    ラインジョブがファイルを同時にアクセスできるように
    したことを特徴とするホットスタンバイシステム。
  3. 【請求項3】 疎結合多重プロセッサシステムを、通常
    業務を運用するオンラインジョブを稼働させる現用シス
    テムと、現用システムのオンラインジョブが障害停止し
    たときにその稼働状態を引き継いで運用を継続するオン
    ラインジョブを稼働させる待機システムとして構成する
    ホットスタンバイシステムにおいて、一つ以上のシステ
    ムでバッチまたはオンラインジョブがファイルを割り当
    て中は、ファイル名と少なくともそのシステムでファイ
    ルを割り当て中のジョブ名の一覧表を割り当て中のジョ
    ブの数とを各システムにそれぞれ登録しておくためのフ
    ァイル割り当て状態表と、所定のシステムでバッチまた
    はオンラインジョブがファイルを割り当てまたは割り当
    てを止めるときに、そのシステムのファイル割り当て状
    態表にファイル名とジョブ名とを登録または削除するシ
    ステム内ジョブ登録手段およびこれと同時に他システム
    のファイル割り当て状態表にファイル名とジョブ数とを
    登録または削除することを送信するシステム間ジョブ登
    録送信手段と、このシステム間ジョブ登録送信手段から
    の送信を受信し、受信したシステムのファイル割り当て
    状態表に登録または削除するそれ自体一つのジョブとし
    て動作するシステム間ジョブ登録受信手段と、現用シス
    テムのオンラインジョブが障害停止したときにはファイ
    ル割り当て状態表からそのオンラインジョブとファイル
    を同時アクセスしていた現用システムのジョブを特定し
    て強制終了させる同時アクセスジョブ終了手段およびこ
    れと同時に先に登録済みの他システムのファイル割り当
    て状態表に現用システムのオンラインジョブが障害停止
    してファイルリカバリが開始したことを記すことを送信
    するリカバリ開始通知送信手段と、このリカバリ開始通
    知送信手段からの送信を受信して、受信したシステムの
    ファイル割り当て状態表にファイルリカバリが開始した
    ことを記すそれ自体一つのジョブとして動作するリカバ
    リ開始通知受信手段と、待機システムでオンラインジョ
    ブがファイルをアクセスする際に参照はファイル編成等
    の属性情報を入手できるよう常に許可するが、更新は現
    用システムでそのファイルを割り当て中のジョブがあっ
    てかつファイルリカバリ中でなければ拒否するか、また
    はファイルリカバリ中ならば現用システムでそのファイ
    ルを割り当て中のジョブが無くなるまで待ち合わせるア
    クセス判定手段とから構成され、システム間でのファイ
    ルの同時更新を制御する専用の処理装置を有しない疎結
    合多重プロセッサシステムであっても、待機システムの
    オンラインジョブが故意および偶然にもファイルを更新
    できないことを保証しつつ予めファイルを割り当ててお
    くことができ、かつ現用システムのオンラインジョブが
    障害停止したときには、これとファイルを同時アクセス
    していたジョブを強制終了させることで現用システムに
    おいてバッチおよびオンラインジョブがファイルを同時
    にアクセスでき、かつ現用システムのオンラインジョブ
    が障害停止したことにより生ずるファイルリカバリの完
    了を待機システムのオンラインジョブで検出してリカバ
    リが完了したファイルから順次アクセスできるようにし
    たことを特徴とするホットスタンバイシステム。
JP4109064A 1992-04-03 1992-04-03 ホットスタンバイシステム Expired - Lifetime JP2806141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109064A JP2806141B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 ホットスタンバイシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109064A JP2806141B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 ホットスタンバイシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05282187A JPH05282187A (ja) 1993-10-29
JP2806141B2 true JP2806141B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=14500686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4109064A Expired - Lifetime JP2806141B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 ホットスタンバイシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2806141B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05282187A (ja) 1993-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7085565B2 (ja) 分離されたネットワークスタックにわたるインテリジェントなスレッド管理
US6081826A (en) System using environment manager with resource table in each computer for managing distributed computing resources managed for each application
US4961224A (en) Controlling access to network resources
US5687372A (en) Customer information control system and method in a loosely coupled parallel processing environment
US8769040B2 (en) Service providing system, a virtual machine server, a service providing method, and a program thereof
US4849877A (en) Virtual execution of programs on a multiprocessor system
US10846185B2 (en) Method for processing acquire lock request and server
US6697901B1 (en) Using secondary resource masters in conjunction with a primary resource master for managing resources that are accessible to a plurality of entities
CN108616424B (zh) 一种资源调度方法、计算机设备和系统
JPH10301877A (ja) ネットワーク接続経路探索方法
EP0747814A1 (en) Customer information control system and method with transaction serialization control functions in a loosely coupled parallel processing environment
US5873067A (en) Work flow system
JP2001175460A (ja) プログラム配付管理システム
EP0747812A2 (en) Customer information control system and method with API start and cancel transaction functions in a loosely coupled parallel processing environment
CN109783196B (zh) 一种虚拟机的迁移方法及装置
JP2806141B2 (ja) ホットスタンバイシステム
JPH0981409A (ja) 相互ホットスタンバイシステム待機系選択方式
JP3110185B2 (ja) 計算機システム
JP2008135054A (ja) ワークフロー管理方法及びその実施システム
JPH02222336A (ja) 計算機アドレス管理方式
JPH09114684A (ja) ジョブ振り分け方法
JP2787107B2 (ja) バッファ制御方式及び装置
JPS6150356B2 (ja)
JPS6142053A (ja) ネツトワ−ク分散資源アドレス割当方式
JPH0756867A (ja) 分散型プロセスコントロール方法