JP3042600B2 - 分散ファイルの同期方式 - Google Patents

分散ファイルの同期方式

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JP3042600B2
JP3042600B2 JP8239853A JP23985396A JP3042600B2 JP 3042600 B2 JP3042600 B2 JP 3042600B2 JP 8239853 A JP8239853 A JP 8239853A JP 23985396 A JP23985396 A JP 23985396A JP 3042600 B2 JP3042600 B2 JP 3042600B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散ファイルの同期
方式に関し、特にファイルの集合全体を管理するセンタ
コンピュータと、センタコンピュータと間欠的に接続さ
れ一部分のファイルのコピーを分散して持つローカルコ
ンピュータとで構成され、それぞれで非同期に更新され
るファイルについて接続時に更新内容を相互に反映し不
整合が生じないようにする分散ファイルの同期方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散ファイルの同期方式では、セ
ンタコンピュータとローカルコンピュータとが接続され
た時点で全ファイルを転送して同期化するか、その方式
では転送量が膨大になる可能性があるので、転送量を抑
制するために、ファイルの更新状態を通常のファイル管
理システムが保持しているファイルの最終更新日時の情
報をまず転送し、前回の同期化日時より新しいファイル
のみを転送するか、あるいはファイル毎に前回の同期化
以降の更新差分を管理し、その差分のみを転送する方式
が採られていた。
【0003】なお、この種の分散ファイルの同期方式に
関連する従来技術の文献としては、例えば、特開平4−
305751号公報,特開平5−73393号公報等が
挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の分散フ
ァイルの同期方式では、いずれもファイル名をキーとし
ていたので、ファイルの削除,名前変更,ディレクトリ
移動などの構成の変更についての情報が欠落するという
問題点があった。例えば、ローカルコンピュータ側で、
あるファイル実体のファイル名をAからBに変更したと
すると、同期処理時にセンタコンピュータ側でファイル
Bのファイル実体の新規作成(ローカルコンピュータか
らセンタコンピュータへのファイル実体の転送を伴う)
と既存のファイル名Aのファイル実体の削除とに置き換
えられ、同期処理で無駄なデータ転送が発生するという
問題点があった。
【0005】さらに、従来の分散ファイルの同期方式で
は、ローカルコンピュータでは不要だがセンタコンピュ
ータで保持する必要のあるファイルを、ローカルコンピ
ュータでは削除してセンタコンピュータでのみ保持して
おく(以下、この状態を保管という)ようにすると、ロ
ーカルコンピュータ側で非同期にファイルを削除してお
き、同期処理時にセンタコンピュータ側で一致しないフ
ァイルを実際に削除してよいかどうかを操作者に問い合
わせるようにしなければならず、操作者が同期処理時ま
でそのファイルをセンタコンピュータ側から削除してよ
いファイルなのかセンタコンピュータ側で保管しなれば
ならないファイルなのかを覚えておかなければならない
という問題点があった。このため、実際には、ローカル
コンピュータ側でファイル実体を保持しておかざるを得
ず、削除できないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、ファイルの同期化にあた
ってファイル名の変更等に対しても無駄なデータ転送が
発生しない分散ファイルの同期方式を提供することにあ
る。
【0007】また、本発明の他の目的は、ファイル容量
が少ないローカルコンピュータにおいてファイルを削除
し、センタコンピュータ側でのみ保管しておける分散フ
ァイルの同期方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の分散ファイルの
同期方式では、ファイルの集合全体を管理するセンタコ
ンピュータと、このセンタコンピュータと間欠的に接続
され一部分のファイルのコピーを分散して持つローカル
コンピュータとからなるファイル管理システムにおい
て、両コンピュータ上に、スタンドアロン用のファイル
操作手段と、ファイル管理テーブルとに加えて、ファイ
ル実体の一つ一つを識別するための識別子をファイル名
に対応させ、そのファイル実体の状態として、新規,内
容変更,パス名変更,削除,保管等を管理する拡張ファ
イル管理テーブルと、上位プログラムからのファイル操
作指示を検出し、ファイルの状態変化を拡張ファイル管
理テーブルに反映する拡張ファイル操作手段とを設け
る。識別子はファイルの新規作成毎に生成され、同期化
により同じファイル実体に対しては、常にセンタコンピ
ュータおよびローカルコンピュータで同じ識別子が対応
する。同期化の実際の処理には、センタコンピュータと
ローカルコンピュータとを接続する通信手段と、両コン
ピュータの拡張ファイル管理テーブルの内容を通信手段
を通して入手して比較し、相互のファイルの状態変更を
同期させるための処理を決定し、必要なだけのデータ交
換を通信手段を通して実行する同期サーバと同期クライ
アントとをセンタコンピュータとローカルコンピュータ
とに分散して設け、互いに連携して実行する。同期サー
バは、ローカルコンピュータに設けられ、同期指示を与
えられたときに、通信手段による同期クライアントとの
接続後に、同期クライアントからの要求に応じて拡張フ
ァイル操作手段経由で拡張ファイル管理テーブルの参照
/更新を行い、ファイル操作手段経由でファイル管理テ
ーブルおよびファイルの実体の参照/更新を行い、通信
手段による同期クライアントとの接続を解除する。同期
クライアントは、センタコンピュータに設けられ、同期
指示を与えられたときに、通信手段による同期サーバと
の接続後に、ローカルコンピュータ側の状態が新規の各
エントリに対してセンタコンピュータおよびローカルコ
ンピュータの同時未使用のエントリを予約し、ローカル
コンピュータ側の新規ファイルの実体をセンタコンピュ
ータ側にも新規ファイルとして登録し、センタコンピュ
ータおよびローカルコンピュータともに拡張ファイル管
理テーブルの予約エントリに 登録変更して状態を変更な
しとし、センタコンピュータ側の状態が新規の各エント
リに対してセンタコンピュータ側の新規ファイルの実体
をローカルコンピュータ側にも新規ファイルとして登録
し、ローカルコンピュータ側の拡張ファイル管理テーブ
ルのエントリに登録変更してセンタコンピュータおよび
ローカルコンピュータともに状態を変更なしとし、セン
タコンピュータ側の各使用中エントリに対して同一id
のセンタコンピュータおよびローカルコンピュータの両
拡張ファイル管理テーブルのエントリの状態に応じて決
定される処理を実行してセンタコンピュータおよびロー
カルコンピュータともに状態を変更なしとし、同様に保
管属性に応じて決定される処理を実行し、通信手段によ
る同期サーバとの接続を解除する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態に係る分散
ファイルの同期方式が適用されたコンピュータシステム
の構成を示すブロック図である。このコンピュータシス
テムは、センタコンピュータ1と、ローカルコンピュー
タ2とから、その主要部が構成されている。
【0011】センタコンピュータ1は、上位プログラム
11と、ファイル操作手段12と、ファイル管理テーブ
ル13と、ファイル14と、拡張ファイル操作手段15
と、拡張ファイル管理テーブル16と、同期クライアン
ト17と、通信手段18とを含んで構成されている。
【0012】ローカルコンピュータ2は、上位プログラ
ム21と、ファイル操作手段22と、ファイル管理テー
ブル23と、ファイル24と、拡張ファイル操作手段2
5と、拡張ファイル管理テーブル26と、同期サーバ2
7と、通信手段28とを含んで構成されている。
【0013】ファイル管理テーブル13および23は、
パス名,属性,更新日時,位置の各フィールドから構成
されている。パス名には、ディレクトリ構造についての
リンク情報も含むファイル名を格納する。また、属性に
は、アクセス権(リード/ライト/実行可否)等を格納
する。さらに、更新日時には、ファイル14の更新日時
を格納する。位置には、ファイル14のファイル装置
(図示せず)内での先頭位置,ファイルサイズ等を格納
する。
【0014】拡張ファイル管理テーブル16および26
は、パス名,状態,保管属性,更新日時の各フィールド
から構成されている。パス名には、ディレクトリ構造に
ついてのリンク情報も含むファイル名を格納する。ま
た、状態には、「未使用」, 「新規」, 「変更なし」,
「パス名変更」, 「パス名+内容変更」, 「削除」を管
理する。さらに、保管属性には、「新規保管」, 「保管
中」, 「保管解除」を管理する。さらにまた、更新日時
には、状態の設定時の日時を記録する。
【0015】図2は、通常のファイル操作時(ファイル
操作手段15および25経由)の拡張ファイル操作手段
15および25での状態の変更処理による拡張ファイル
管理テーブル16および26のエントリの状態遷移を示
す図である。
【0016】図3は、拡張ファイル操作手段15および
25での保管属性の変更処理による拡張ファイル管理テ
ーブル16および26のエントリの状態遷移を示す図で
ある。
【0017】図4を参照すると、同期サーバ27の処理
は、操作者指示入力待ちステップS101と、指示判定
ステップS102と、保管属性表示/変更処理実行ステ
ップS103と、同期クライアント接続ステップS10
4と、拡張ファイル管理テーブル参照/更新ならびにフ
ァイル管理テーブルおよびファイル実体参照/更新ステ
ップS105と、接続解除ステップS106とからな
る。
【0018】図5を参照すると、同期クライアント17
の処理は、操作者指示入力待ちステップS201と、指
示判定ステップS202と、保管属性表示/変更処理実
行ステップS203と、同期サーバ接続ステップS20
4と、ローカルコンピュータ側各新規状態エントリに対
する処理ステップS205と、センタコンピュータ側各
新規状態エントリに対する処理ステップS206と、セ
ンタコンピュータ側各使用中エントリに対する処理ステ
ップS207と、接続解除ステップS208とからな
る。
【0019】図6は、同期クライアント17がステップ
207で行う状態に応じた処理を決定するための表であ
る。
【0020】図7は、同期クライアント17がステップ
207で行う保管属性に応じた処理を決定するための表
である。
【0021】次に、このように構成された本実施の形態
に係る分散ファイルの同期方式の動作について説明す
る。
【0022】(1) まず、センタコンピュータ1およ
びローカルコンピュータ2のそれぞれで非同期に行われ
るファイル操作時の動作について説明する。なお、ファ
イル操作時の動作は、センタコンピュータ1およびロー
カルコンピュータ2ともに同様なので、センタコンピュ
ータ1側のみについて説明する。
【0023】上位プログラム11は、従来からのスタン
ドアロンシステムと同じ方法で、ファイル操作手段12
を通してファイル操作を指示する。
【0024】すると、ファイル操作手段12は、ファイ
ル操作指示に基づいてファイル14を操作し、ファイル
管理テーブル13を更新する。
【0025】また、拡張ファイル操作手段15は、ある
時点でファイル管理テーブル13上に管理されているフ
ァイル14の実体毎に、拡張ファイル管理テーブル16
で識別子としてid(エントリ番号)を割り振り、状態
を管理する。そして、拡張ファイル操作手段15は、フ
ァイル操作手段12の操作を検出し、パス名をキーに拡
張ファイル管理テーブル16のエントリを特定して更新
する。例えば、同期を実行した以降、内容変更されたフ
ァイル14は、その更新日時については、拡張ファイル
管理テーブル16に管理される。
【0026】詳しくは、拡張ファイル操作手段15は、
ファイル操作手段12の操作を検出すると、図2に示す
ように、現在の状態が「変更なし」であれば、拡張ファ
イル管理テーブル16の当該ファイル名のエントリの状
態を「内容変更」に設定し、更新日時を設定する。
【0027】また、ファイル14が新規作成された場合
は、拡張ファイル操作手段15は、拡張ファイル管理テ
ーブル16に新たなエントリを割り付け、拡張ファイル
管理テーブル16の状態に「新規」として登録し、更新
日時を設定する。新規に作成されたファイル14は、同
期実行までの間に変更されても「新規」の状態を保ち、
削除指示が出れば、拡張ファイル管理テーブル15およ
びファイル管理テーブル13からエントリが直ちに削除
される(状態が「未使用]とされる)。
【0028】ファイル名の変更やディレクトリの移動な
どのパス名変更指示に対しては、ファイル操作手段12
は、ファイル管理テーブル13のパス名を更新するのみ
で更新日時は更新しない。
【0029】一方、拡張ファイル操作手段15は、パス
名変更指示を検出すると、当該パス名を変更し、拡張フ
ァイル管理テーブル16の状態に「パス名変更」を設定
し、更新日時を設定する。また、現在の状態が「新規」
以外であれば、拡張ファイル操作手段15は、状態を
「パス名変更」に設定し、更新日時を設定する。
【0030】ファイル14の削除指示に対しては、ファ
イル操作手段12は、ファイル管理テーブル13からエ
ントリを削除し(状態を「未使用」とし)、対象のファ
イル14を通常のスタンドアロン処理と同様に抹消す
る。
【0031】一方、拡張ファイル操作手段15は、ファ
イル14が抹消されると、拡張ファイル管理テーブル1
6にエントリを残し、現在の状態が「新規」以外であれ
ば、状態を「削除」に設定し、更新日時を設定する。ま
た、現在の状態が「新規」であれば、拡張ファイル操作
手段15は、拡張ファイル管理テーブル26から該当す
るエントリを削除する。
【0032】また、操作者からセンタコンピュータ1で
のみ保管しローカルコンピュータ2から抹消したいファ
イル14のファイル保管属性操作があると(ステップS
101およびS102)、同期クライアント17および
同期サーバ27は、独立動作のときでも、操作者のファ
イル保管属性操作指示に基づき、ファイル管理テーブル
13および23はそのままに、拡張ファイル操作手段1
5および25を経由して、図3に示すように、拡張ファ
イル管理テーブル16および26のエントリの保管属性
に保管指示が出たことを記録する(ステップS10
3)。
【0033】(2) 次に、同期時の動作について説明
する。
【0034】センタコンピュータ1とローカルコンピュ
ータ2とでファイル14とファイル24とを同期化する
際には、操作者が同期クライアント17および同期サー
バ27に同期指示を与える(ステップS101およびS
201)。
【0035】すると、同期クライアント17および同期
サーバ27は、操作者からの指示が同期操作であると判
定すると(ステップS102およびS202)、通信手
段18および28を利用してセンタコンピュータ1とロ
ーカルコンピュータ2とを接続する(ステップS104
およびS204)。
【0036】次に、同期サーバ27は、同期クライアン
ト17からの要求に応じて、拡張ファイル操作手段25
経由で拡張ファイル管理テーブル26の参照/更新を行
い、ファイル操作手段22経由でファイル管理テーブル
23およびファイル24の実体の参照/更新を行う(ス
テップS105)。
【0037】続いて、同期サーバ27は、通信手段28
による同期クライアント17との接続を解除する(ステ
ップS106)。
【0038】一方、同期クライアント17は、同期指示
であれば、通信手段18による同期サーバ27との接続
後(ステップS204)、ローカルコンピュータ2側の
状態が「新規」の各エントリに対して、センタコンピュ
ータ1およびローカルコンピュータ2の同時未使用のエ
ントリを予約し(id=m)、ローカルコンピュータ2
側の新規ファイル24の実体をセンタコンピュータ1側
にも新規ファイル14として登録し、センタコンピュー
タ1およびローカルコンピュータ2ともに拡張ファイル
管理テーブル16および26の予約エントリ(id=
m)に登録変更し、状態を「変更なし]とする(ステッ
プS205)。
【0039】次に、同期クライアント17は、センタコ
ンピュータ1側の状態が「新規」の各エントリ(id=
m)に対し、センタコンピュータ1側の新規ファイル1
4の実体をローカルコンピュータ2側にも新規ファイル
24として登録し、ローカルコンピュータ2側の拡張フ
ァイル管理テーブル26のエントリ(id=m)に登録
変更し、センタコンピュータ1およびローカルコンピュ
ータ2ともに状態を「変更なし」とする(ステップS2
06)。
【0040】続いて、同期クライアント17は、センタ
コンピュータ1側の各使用中エントリに対して、同一i
dのセンタコンピュータ1およびローカルコンピュータ
2の両拡張ファイル管理テーブル16および26のエン
トリの状態に応じて、図6によって決定される処理を実
行してセンタコンピュータ1およびローカルコンピュー
タ2ともに状態を「変更なし」とし、同様に保管属性に
応じて図7によって決定される処理を実行する(ステッ
プS207)。
【0041】ここで、図6によって決定される処理につ
いて詳しく説明すると、同期クライアント17は、セン
タコンピュータ1側のエントリの状態が「変更なし」の
ときは、ローカルコンピュータ2側のエントリの状態が
「変更なし」であれば何もせず、「内容変更」, 「内容
+パス名変更」および「パス名変更」であれば変更をセ
ンタコンピュータ1側に反映し、「削除」であればセン
タコンピュータ1側およびローカルコンピュータ2側と
もにファイルを抹消する。また、センタコンピュータ1
側のエントリの状態が「内容変更」, 「内容+パス名変
更」および「パス名変更」のときは、ローカルコンピュ
ータ2側のエントリの状態が「変更なし」であれば変更
をローカルコンピュータ2側に反映し、「内容変更」,
「内容+パス名変更」および「パス名変更」であれば更
新日時の新しい方をもう一方に反映し、「削除」であれ
ば更新日時を比較し、削除側が新しければセンタコンピ
ュータ1側およびローカルコンピュータ2側ともにファ
イルを抹消し、そうでなれば変更をもう一方に反映す
る。さらに、センタコンピュータ1側のエントリの状態
が「削除」のときは、ローカルコンピュータ2側のエン
トリの状態が「変更なし」であればセンタコンピュータ
1側およびローカルコンピュータ2側ともにファイルを
抹消し、「内容変更」, 「内容+パス名変更」および
「パス名変更」であれば更新日時を比較し、削除側が新
しければセンタコンピュータ1側およびローカルコンピ
ュータ2側ともにファイルを抹消し、そうでなれば変更
をもう一方に反映し、「削除」であればセンタコンピュ
ータ1側およびローカルコンピュータ2側ともにファイ
ルを抹消する。
【0042】また、図7によって決定される処理につい
て詳しく説明すると、同期クライアント17は、センタ
コンピュータ1側のエントリの保管属性が「保管なし」
のときは、ローカルコンピュータ2側のエントリの保管
属性が「保管なし」, 「保管中」および「保管解除」で
あれば何もせず、「新規保管」であればローカルコンピ
ュータ2側のファイル24の実体を削除し、センタコン
ピュータ1側およびローカルコンピュータ2側ともに保
管属性を「保管中」に変更する。また、センタコンピュ
ータ1側のエントリの保管属性が「新規保管」のとき
は、ローカルコンピュータ2側のエントリの保管属性が
「保管なし」および「新規保管」であればローカルコン
ピュータ2側のファイル24の実体を削除し、センタコ
ンピュータ1側およびローカルコンピュータ2側ともに
保管属性を「保管中」に変更し、「保管中」および「保
管解除」であれば何もしない。さらに、センタコンピュ
ータ1側のエントリの保管属性が「保管中」のときは、
ローカルコンピュータ2側のエントリの保管属性が「保
管なし」,「新規保管」および「保管中」であれば何も
せず、「保管解除」であればローカルコンピュータ2側
にセンタコンピュータ1側にあるファイル14の実体を
コピーしてファイル24として登録し、センタコンピュ
ータ1側およびローカルコンピュータ2側ともに保管属
性を「保管なし」に変更する。さらにまた、センタコン
ピュータ1側のエントリの保管属性が「保管解除」のと
きは、ローカルコンピュータ2側のエントリの保管属性
が「保管なし」および「新規保管」であれば何もせず、
「保管中」および「保管解除」であればローカルコンピ
ュータ2側にセンタコンピュータ1側にあるファイル1
4の実体をコピーしてファイル24として登録し、セン
タコンピュータ1側およびローカルコンピュータ2側と
もに保管属性を「保管なし」に変更する。
【0043】最後に、同期クライアント17は、同期サ
ーバ27との接続を解除する(ステップS208)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファイル実体をファイル名ではなく識別子で識別してい
るので、ファイル名の変更に対しても、ファイル実体の
無駄なデータ転送を無くし、ファイル名の書き替えだけ
で処理できるという効果がある。
【0045】さらに、センタコンピュータで保管されて
いればよいファイルや本当に不要なファイルはローカル
コンピュータで保管指示も削除も管理できるので、セン
タコンピュータおよびローカルコンピュータともに非同
期な状態で操作者が指示でき、操作者が同期処理時まで
削除してよいファイルを覚えておく必要がなくなるた
め、ローカルコンピュータではファイルを実際に削除で
き、ファイル容量の節約もできるという効果がある。
【0046】また、上位プログラムからは、従来のスタ
ンドアロンのファイル管理システムと同様にアクセスで
きるため、通常の処理に影響を与えないという副次的な
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る分散ファイルの同期方
式が適用されたコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】通常のファイル操作時(ファイル操作手段経
由)の拡張ファイル操作手段での状態の変更処理による
拡張ファイル管理テーブルのエントリの状態遷移を示す
図である。
【図3】拡張ファイル操作手段での保管属性の変更処理
による拡張ファイル管理テーブルのエントリの状態遷移
を示す図である。
【図4】図1中の同期サーバの処理を示すフローチャー
トである。
【図5】図1中の同期クライアントの処理を示すフロー
チャートである。
【図6】図1中の同期クライアントが図5中のステップ
207で行う状態に応じた処理を決定するための表であ
る。
【図7】図1中の同期クライアントが図5中のステップ
207で行う保管属性に応じた処理を決定するための表
である。
【符号の説明】
1 センタコンピュータ 2 ローカルコンピュータ 11,21 上位プログラム 12,21 ファイル操作手段 13,23 ファイル管理テーブル 14,24 ファイル 15,25 拡張ファイル操作手段 16,26 拡張ファイル管理テーブル 17 同期クライアント 18,28 通信手段 27 同期サーバ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−265424(JP,A) 特開 平2−110643(JP,A) 特開 平2−183843(JP,A) 特開 平3−216733(JP,A) 特開 平4−17039(JP,A) 特開 平4−98434(JP,A) 特開 平4−354046(JP,A) 特開 平7−84850(JP,A) 特開 平7−160566(JP,A) 特開 平7−168747(JP,A) 特開 平7−234812(JP,A) 特開 平7−334352(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルの集合全体を管理するセンタコ
    ンピュータと、このセンタコンピュータと間欠的に接続
    され一部分のファイルのコピーを分散して持つローカル
    コンピュータとからなり、前記センタコンピュータおよ
    び前記ローカルコンピュータ上にスタンドアロン用のフ
    ァイル操作手段とファイル管理テーブルとを備え、前記
    センタコンピュータおよび前記ローカルコンピュータの
    それぞれでファイルの生成,更新および削除を非同期に
    行うコンピュータシステムにおいて、前記センタコンピュータおよび前記ローカルコンピュー
    タにそれぞれ設けられ、 ファイル実体の一つ一つを識別
    するために識別子を付け、そのファイル実体の状態とし
    て新規,内容変更,パス名変更,削除,保管等を管理す
    る拡張ファイル管理テーブルと、前記センタコンピュータおよび前記ローカルコンピュー
    タにそれぞれ設けられ、 上位プログラムからのファイル
    操作指示を検出し、ファイルの状態変化を前記拡張ファ
    イル管理テーブルに反映する拡張ファイル操作手段と、前記センタコンピュータおよび前記ローカルコンピュー
    タにそれぞれ設けられ、 前記センタコンピュータと前記
    ローカルコンピュータとを接続する通信手段と、前記ロ
    ーカルコンピュータに設けられ、同期指示を与えられた
    ときに、前記通信手段による同期クライアントとの接続
    後に、前記同期クライアントからの要求に応じて前記拡
    張ファイル操作手段経由で前記拡張ファイル管理テーブ
    ルの参照/更新を行い、前記ファイル操作手段経由で前
    記ファイル管理テーブルおよびファイルの実体の参照/
    更新を行い、前記通信手段による前記同期クライアント
    との接続を解除する同期サーバと、 前記センタコンピュータに設けられ、同期指示を与えら
    れたときに、前記通信手段による前記同期サーバとの接
    続後に、前記ローカルコンピュータ側の状態が新規の各
    エントリに対して前記センタコンピュータおよび前記ロ
    ーカルコンピュータの同時未使用のエントリを予約し、
    前記ローカルコンピュータ側の新規ファイルの実体を前
    記センタコンピュータ側にも新規ファイルとして登録
    し、前記センタコンピュータおよび前記ローカルコンピ
    ュータともに前記拡張ファイル管理テ ーブルの予約エン
    トリに登録変更して状態を変更なしとし、前記センタコ
    ンピュータ側の状態が新規の各エントリに対して前記セ
    ンタコンピュータ側の新規ファイルの実体を前記ローカ
    ルコンピュータ側にも新規ファイルとして登録し、前記
    ローカルコンピュータ側の前記拡張ファイル管理テーブ
    ルのエントリに登録変更して前記センタコンピュータお
    よび前記ローカルコンピュータともに状態を変更なしと
    し、前記センタコンピュータ側の各使用中エントリに対
    して同一idの前記センタコンピュータおよび前記ロー
    カルコンピュータの両拡張ファイル管理テーブルのエン
    トリの状態に応じて決定される処理を実行して前記セン
    タコンピュータおよび前記ローカルコンピュータともに
    状態を変更なしとし、同様に保管属性に応じて決定され
    る処理を実行し、前記通信手段による前記同期サーバと
    の接続を解除する前記同期クライアントと を有すること
    を特徴とする分散ファイルの同期方式。
  2. 【請求項2】 前記同期サーバおよび前記同期クライア
    ントが、前記拡張ファイル管理テーブルの保管属性が保
    管のときにファイルを削除し、保管属性はそのまま残す
    請求項1記載の分散ファイルの同期方式。
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