JP4893843B2 - データファイル管理装置およびコンピューター読み取り可能なデータファイル管理用記録媒体 - Google Patents
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−第一の実施の形態−
図1は、本発明の第一の実施の形態によるファイル管理装置の概要を表す図である。図1において、ファイル管理装置は電子スチルカメラ1とパソコン(PC)2とがIEEE-1394
ケーブル3で接続されている。電子スチルカメラ1は、MPU11と、CFカード12と、インターフェイス回路13とを有する。電子スチルカメラ1は、撮影した画像データを所定の形式でCFカードに記録する。また、電子スチルカメラ1は、インターフェイス回
路13およびIEEE-1394ケーブル3を介して、撮影した画像データをパソコン2へ送るこ
とができる。電子スチルカメラ1の動作は、MPU11により制御される。
フェイス回路23を介してパソコン2に取り込まれる。パソコン2に取り込まれた画像データは、記録装置22内の所定の記録領域に記録される。パソコン2の動作は、MPU21により制御される。
図、図5(b)は取込み済み管理テーブル601を説明する図である。
別のファイル名が付与されてCFカード12内に記録されている。サブディレクトリ130の名称が「100NIKON」で与えられるフォルダ内に、ファイル名140の名称が「DSCN0001.JPG」〜「DSCN0003.JPG」で与えられる3つのファイルが記録されている。また、サブディレクトリ130の名称が「101NIKON」で与えられるフォルダ内に、ファイル名140の名称が「DSCN0001.JPG」〜「DSCN0004.JPG」で与えられる4つのファイルが記録されている。ここでは、「101NIKON」のフォルダ内の「DSCN0004.JPG」ファイルを新たにパソコン2側へ送る場合を考える。
される。取込み済み管理テーブル601で管理される管理項目は、取込み済み管理定義テーブル602で定義される。つまり、記録装置22内に記録されている各々の画像データファイルの属性データのうち、取込み済み管理定義テーブル602で定義されている管理項目のデータがテーブル化され、取込み済み管理テーブル601として記録装置22内に記録される。属性データは、電子スチルカメラ1で画像データがCFカード12に画像データファイルとして記録されるとき、画像データファイルの本質を表す情報としてCFカード12に記録される複数の情報である。上述した4つの管理項目のデータの他に、撮影者や撮影条件などの撮影情報、ファイルの誤消去を防止するプロテクタなどが含まれている。
始される。ステップS61において、パソコン2のMPU21は、電子スチルカメラ1から属性データのみをパソコン2へ送出するように要求する。電子スチルカメラ1のMPU11は、属性データの要求を受けるとCFカード12内の該当ファイルの属性データをパ
ソコン2へ送る。図6の処理が起動されて1回目のステップS61では、CFカード12内の先頭ファイル、すなわち、「100NIKON」で与えられるフォルダ内のファイル名「DSCN0001.JPG」の画像データファイルの属性データのみがパソコン2へ送られる。ステップS62において、パソコン2のMPU21は、記録装置22から取込み済み管理テーブル601のデータを読み出して、ステップS63に進む。
3の否定判定)とステップS64へ進む。ステップS64において、MPU21は、ステ
ップS61で属性データを取込んだ画像データファイルを電子スチルカメラ1からパソコン2へ送出するように要求する。電子スチルカメラ1のMPU11は、画像データファイルの要求を受けるとCFカード12内の該当する画像データファイルをパソコン2へ送る。パソコン2のMPU21は、取込んだ画像データファイルを記録装置22の所定の記録領域に記録してステップS65へ進む。
の否定判定)とステップS67へ進む。
(1)パソコン2の記録装置22に記録されている画像データのそれぞれについて、フォルダ名、ファイル名、画像データが撮影された日時、および画像データのファイルサイズの4つの管理項目のデータを含めた取込み済み管理テーブル601を作成し、記録装置22内に記録する。パソコン2が画像データファイルを電子スチルカメラ1から取込むとき、電子スチルカメラ1は属性データのみを先に送り(ステップS61)、パソコン2は記録装置22に記録されている管理項目のデータについて、電子スチルカメラ1から取込んだ属性データと一致するか否かを判定する(ステップS63)ようにした。したがって、電子スチルカメラ1が画像データファイルを送る前に、画像データファイルに比べてデータ数が少ない属性データだけを送ることによって、パソコン2で記録装置22に記録済みの画像データファイルか否かを判定できる。この結果、画像データファイルを送ってから記録済みファイルか否かを判定する場合に比べて、判定に要する時間を短かくすることができる。とくに、画像データようにサイズが大きなデータファイルを送る場合は、ファイルの伝送時間が長いので大きな効果が得られる。
(2)上記(1)に加えて、第一の実施の形態による画像データファイルの管理装置では、管理項目のデータが属性データと一致すると判定されないとき、電子スチルカメラ1からパソコン2に画像データファイルを送り、画像データファイルを記録装置22に記録し、管理項目のデータが属性データと一致すると判定されるとき、電子スチルカメラ1がパソコン2に画像データファイルを送らずに、画像データファイルを記録装置22に記録しないようにした。したがって、パソコン2の記録装置22に記録済みの画像データファイル
を重複して記録しないので、記録装置22の記録容量を抑えることが可能になる。
電子スチルカメラ1で連写撮影を行うと、1秒間に数コマの撮影が行われる。したがって、1回の撮影時に作成される画像データファイルの数は、単コマずつ撮影される場合に比べて多くなる。したがって、連写撮影により撮影された画像データは、単コマずつ扱うよりも、グループ化してまとめて扱う方が都合がよい。第二の実施の形態は、CFカード12に記録されている画像データファイルの属性データを用いて、画像データファイルが連写撮影されたものか否かを判定し、連写撮影された画像データファイルであると判定した場合に、これらの画像データファイルをグループ化してファイル管理を行う。
1において、パソコン2のMPU21は、電子スチルカメラ1からファイル名と日付に関する属性データのみをパソコン2へ送出するように要求する。電子スチルカメラ1のMPU11は、属性データの要求を受けるとCFカード12内の複数の画像データファイルのファイル名と日付に関する属性データをパソコン2へ送る。複数の画像データファイルとは、CFカード12に記録されている全ての画像データファイルである。
ステップS81)が、あらかじめ指定されているサブディレクトリ名130で与えられる
フォルダ内に記録されている画像データファイルのみについて属性データを送るようにしてもよい。この場合には、パソコン2のMPU21がステップS84で画像データファイルを記録装置22の所定の記録領域に記録するとき、CFカード12内のあらかじめ指定されているフォルダ内に記録されている画像データファイルが記録装置22に記録される。
第三の実施の形態による画像データファイルの管理装置では、パソコン2であらかじめ画像データファイルの属性データを指定し、パソコン2が画像データファイルを電子スチルカメラ1から取込むとき、電子スチルカメラ1は属性データのみを先に送る。パソコン2はあらかじめ指定されている属性データについて、電子スチルカメラ1から取り込んだ属性データと一致するか否かを判定する。パソコン2で属性データが一致すると判定されると、電子スチルカメラ1がパソコン2に画像データファイルを送る。
が撮影された日時)、画像データのファイルサイズの他に、DOS形式の「読取専用」、「隠しファイル」、「アーカイブ」、画像データのヘッダ部の情報などがある。これらの中から、あらかじめパソコン2で任意の属性データを指定しておく。図9は、属性データを指定する取込み指定定義テーブル603を示す図である。図9において、2つの属性データが指定されている。1つ目は読取専用であり、ファイルを誤って消去しないように、画像データファイルにプロテクトフラグが付与されているファイルを指定するものである。2つ目は日時であり、2000年4月4日の16時30分に撮影されたファイルを指定するものである。このように、取込み指定定義テーブル603において、少なくとも1つの属性データをあらかじめ指定しておく。
動する。
定判定)とステップS104へ進む。一方、一致しないと判定する(ステップS103の否定判定)とステップS105へ進み、この場合には、電子スチルカメラ1に対して画像デ
ータファイルをパソコン2に送出するように要求しない。ステップS104において、MPU21は、ステップS101で属性データを取込んだ画像データファイルを電子スチルカメラ1からパソコン2へ送出するように要求する。電子スチルカメラ1のMPU11は、画像データファイルの要求を受けるとCFカード12内の該当する画像データファイルをパソコン2へ送る。パソコン2のMPU21は、取込んだ画像データファイルを記録装置22の所定の記録領域に記録してステップS105へ進む。
(1)パソコン2で取込み指定定義テーブル603により属性データを指定し、記録装置22内に記録する。パソコン2が画像データファイルを電子スチルカメラ1から取込むとき、電子スチルカメラ1は属性データのみを先に送り(ステップS101)、パソコン2は記録装置22に記録されている属性データについて、電子スチルカメラ1から取込んだ属性データと一致するか否かを判定する(ステップS103)ようにした。したがって、電子スチルカメラ1が画像データファイルを送る前に、画像データファイルに比べてデータ数が少ない属性データだけを送ることによって、パソコン2で必要な画像データファイルか否かを判定できる。
(2)上記(1)に加えて、第三の実施の形態による画像データファイルの管理装置では、指定されている属性データが電子スチルカメラ1から送られた属性データと一致すると判定されるとき、電子スチルカメラ1からパソコン2に画像データファイルを送り、指定されている属性データが電子スチルカメラ1から送られた属性データと一致しないとき、電子スチルカメラ1がパソコン2に画像データファイルを送らないようにした。したがって、属性データを指定するだけで、電子スチルカメラ1内の数多くの画像データの中から必要とする画像データを自動的に選択してパソコン2に送ることができ、全ての画像データファイルを電子スチルカメラ1からからパソコン2に送ってから選択する場合に比べて、取込み処理に要する時間と手間を大幅に短縮することが可能になる。
、IrDAなど他のインターフェイスに変換するアダプタを介して接続される。いずれの場合でも、各々の電子機器間において、有線接続や無線接続にかかわらず、所定のデータ通信プロトコルにしたがって画像データのようなファイルサイズが大きいデータを送る場合に、第一〜第三の実施の形態を適用することができる。
3…ケーブル、 11,21…MPU、
12…CFカード、 13,23…インターフェイス回路、
22…記録装置、 600…CFカードに記録されている画像データファイル、 140…ファイル名、
141…ヘッダ部、 142…数値部、
150…日付け部、 160…時刻部、
601…取込み済み管理テーブル、 602…取込み済み管理定義テーブル、
603…取込み指定定義テーブル
Claims (5)
- データファイルの属性情報を読み込む読み込み手段と、
前記読み込み手段により読み込まれた第1データファイルの第1属性情報と第2データファイルの第2属性情報とに基づいて、前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性があるか否かを判定する判定手段と、
前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性があると前記判定手段により判定されたとき、連続性があることを示す連続性情報を前記第1データファイルと前記第2データファイルとに付与し、前記第1データファイルと前記第2データファイルとを独立したファイルとして記録媒体に記録させる記録手段と、
前記記録媒体に記録されている複数のデータファイルそれぞれに対応する複数の属性情報を記憶する属性情報記憶手段とを備え、
前記判定手段は、前記読み込み手段により読み込まれたデータファイルの属性情報が、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記複数の属性情報と完全一致するか否かを判定し、
前記読み込み手段により読み込まれたデータファイルの属性情報が、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記複数の属性情報と完全一致しないと前記判定手段により判定されたとき、前記記録手段は、完全一致しないと前記判定手段により判定された属性情報に対応するデータファイルを記録媒体に記録させ、
前記属性情報記憶手段に記憶されている前記複数の属性情報は、所定期間だけ保持されること
を特徴とするデータファイル管理装置。 - 請求項1に記載のデータファイル管理装置において、
前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性がないと前記判定手段により判定されたとき、前記記録手段は、前記連続性情報を前記第1データファイルと前記第2データファイルとに付与することなく、前記第1データファイルと前記第2データファイルとを独立したファイルとして記録媒体に記録させること
を特徴とするデータファイル管理装置。 - 請求項1または請求項2に記載のデータファイル管理装置において、
前記第1データファイルのファイル名の一部と前記第2データファイルのファイル名の一部とを同一にすることで前記連続性情報を前記第1データファイルと前記第2データファイルとに付与すること
を特徴とするデータファイル管理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデータファイル管理装置において、
前記読み込み手段により読み込まれた前記第1属性情報と、前記第2属性情報と、第3データファイルの第3属性情報と、第4データファイルの第4属性情報とに基づいて、前記第1データファイルと前記第2データファイルと前記第3データファイルと前記第4データファイルとのうち、前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性があり、前記第3データファイルの生成時と前記第4データファイルの生成時とに連続性があると前記判定手段により判定されたとき、前記記録手段は、前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性があることを示す第1連続性情報を前記第1データファイルと前記第2データファイルとに付与し、前記第3データファイルの生成時と前記第4データファイルの生成時とに連続性があることを示す第2連続性情報を前記第3データファイルと前記第4データファイルとに付与すること
を特徴とするデータファイル管理装置。 - データファイルの属性情報を読み込む読み込み処理と、
前記読み込み処理により読み込まれた第1データファイルの第1属性情報と第2データファイルの第2属性情報とに基づいて、前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性があるか否かを判定する判定処理と、
前記第1データファイルの生成時と前記第2データファイルの生成時とに連続性があると前記判定処理により判定されたとき、連続性があることを示す連続性情報を前記第1データファイルと前記第2データファイルとに付与し、前記第1データファイルと前記第2データファイルとを独立したファイルとして記録媒体に記録させる記録処理とをコンピューターに実行させるためのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能なデータファイル管理用記録媒体であって、
前記判定処理は、前記読み込み処理により読み込まれたデータファイルの属性情報が、前記記録媒体に記録されている複数のデータファイルそれぞれに対応する複数の属性情報を記憶する属性情報記憶手段に記憶されている前記複数の属性情報と完全一致するか否かを判定し、
前記読み込み処理により読み込まれたデータファイルの属性情報が、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記複数の属性情報と完全一致しないと前記判定処理により判定されたとき、前記記録処理は、完全一致しないと前記判定処理により判定された属性情報に対応するデータファイルを記録媒体に記録させ、
前記属性情報記憶手段に記憶されている前記複数の属性情報は、所定期間だけ保持されていること
を特徴とするコンピューター読み取り可能なデータファイル管理用記録媒体。
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