JP2005004661A - データ管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】素材サーバに蓄積された素材データをOAサーバとの間で同期させて一括管理する。
【解決手段】生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの素材サーバ43へ順次蓄積し、放送網へ送出する素材データを蓄積する少なくとも1つのOAサーバ44に対し素材サーバ43に蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、素材サーバ43とOAサーバ44とに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を素材サーバ43とOAサーバ44との間で同期化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの素材サーバ43へ順次蓄積し、放送網へ送出する素材データを蓄積する少なくとも1つのOAサーバ44に対し素材サーバ43に蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、素材サーバ43とOAサーバ44とに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を素材サーバ43とOAサーバ44との間で同期化させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された映像/音声信号からなる素材データを例えば放送網へ送出する際に、これをサーバに蓄積して管理するデータ管理システム及び方法、プログラム、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送局により行われる番組放送では、放送用のビデオカメラで撮影した映像/音声信号としての素材データを、ノンリニアアクセス可能なサーバへ一度記録する。そして、サーバから事後的に再生される上記素材データに対して、更にコマーシャル用の素材データ等を挿入することによりテレビジョン放送用に編集して、これを放送網へ送出する。このような用途における素材データの記録又は再生処理は、例えば特許文献1に示すようなデータ記録再生装置を介して実行される。
【0003】
図5は、かかるデータ記録再生装置の構成を示している。このデータ記録再生装置9において、外部から入力された素材データを記録する場合には、端子161Aを介して入力されたデータをエンコーダ162にて圧縮し、更にこれをバッファメモリ166に一時的に記憶する。データ管理部134Aは、自己に割り当てられたタイムスロットの期間において記録再生部133へアクセスし、バッファメモリ166に記憶されたデータにつき内部バス130を介して記録再生部133へ転送する。
【0004】
記録再生部133では、転送されてきたデータをバッファメモリ149へ一時的に記憶させた後これを所定の単位で分割し、更にパリティデータを付加しつつこれをHDD145に記録する。
【0005】
またHDD145に記録されているデータを外部へ出力する場合には、先ずデータ管理部134が自己に割り当てられたタイムスロットの期間において、記録再生部133へアクセスしてデータの再生を要求する。記録再生部133は、かかる要求を受けてビデオ用ディスクコントローラ147がHDD145に記録されているデータ並びにパリティデータを読み出して、エラー訂正を施し、素材データを再生する。この再生された素材データは、バッファメモリ149へ一時的に記憶された後、読み出されて内部バス130を介してデータ管理部134Bへ転送される。
【0006】
この転送された素材データは、データ管理部134Bにおけるバッファメモリ167を経てデータ入出力部137B内のデコータ163によって伸長され、スイッチ165を経て端子161Bより外部へ出力される。
【0007】
また、この素材データに更にコマーシャル用の素材データ等を挿入することによりテレビジョン放送用に編集する場合において、編集部151は、外部より入力されたデータ或いは記録再生部133により再生されたデータの少なくとも一方を抽出してこれを実行する。編集部151は、抽出したデータにつき自己が有するマトリックススイッチャやオーディオミキサ等を利用し、また必要に応じて特殊効果部139を利用してこれを編集する。即ち、この従来のデータ記録再生装置では、1台の装置によりデータの記録再生、入出力及び編集の機能を有することになる。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−149410号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き従来のデータ記録再生装置に対して、生成された素材データを先ず記録するための素材サーバと、オンエア用に再編集する素材データを蓄積するためのOAサーバの2種のストレージで記録再生処理を実現するシステムが提案されている。
【0010】
かかるシステムにおいて、特に、素材サーバとオンエアサーバ(以下、OAサーバにという。)同一の素材データを記録し、これら各サーバに存在する当該素材データを1つのメタデータとして取り扱うことができるシステムが従来望まれている。また、何れかの一方のサーバに存在する素材データのみを削除等することができるシステムも望まれている。
しかしながら、素材サーバとOAサーバに同一の素材データを記録する場合に、従来では、素材サーバに格納されている素材データをOAサーバへ転送する必要があった。ちなみにこの転送レートは、一定の速度以下に制限されるため、大量の素材データをOAサーバへ転送する場合に長時間を要し、ひいては迅速な転送処理を実現することができないという問題点があった。
【0011】
また、素材サーバとOAサーバの双方に記録されている同一の素材データを削除する場合やフォルダ間で移動させる場合、更にはファイル名を変更する場合等において、ユーザはこれらの処理動作をサーバ単位で実行しなければならず、労力の負担が過大になるという問題点があった。
【0012】
更に上記システムでは、素材サーバに記録されている素材データのうち、OAサーバへの転送を望む素材データを容易に分類することができ、またこれらを階層化させて一覧表示することにより、上記システムを管理するユーザの利便性を向上させる必要性もあった。
【0013】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、素材サーバに蓄積された素材データをOAサーバとの間で同期させて一括管理することができるデータ管理システム及び方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した問題点を解決するために、生成された映像/音声信号からなる素材データを1以上の第1のサーバへ順次蓄積し、放送網へ送出する素材データを蓄積する1以上の第2のサーバに対し第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させるデータ管理システム及び方法、プログラム、記録媒体を発明した。
【0015】
即ち、本発明を適用したデータ管理システムは、生成された映像/音声信号からなる素材データを順次蓄積する少なくとも1つの第1のサーバと、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバと、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて、上記第2のサーバに対し同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定するための属性特定手段と、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同期属性を有する同一の素材データに対する処理動作を同期化させる同期化手段とを有する電子機器とを備える。
【0016】
本発明を適用したデータ管理方法は、生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させる。
【0017】
本発明を適用したプログラムは、生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、当該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させることをコンピュータに実行させる。
【0018】
また、本発明を適用した記録媒体は、生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、当該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させることを実行させるためのプログラムを記録する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
本発明は、映像/音声信号からなる素材データを管理するためのデータ管理システムに適用される。このデータ管理システム1は、主として放送局等に設置され、例えば図1に示すように、局内上位サブシステム2と、操作サブシステム3と、データベースサブシステム4と、大容量記憶サブシステム5と、送出系サブシステム6とを備えている。
【0021】
局内上位サブシステム2は、例えば番組制作部門等に設置される上位管理システム21と、この上位管理システム21に接続されるデータゲートウェイ22を有する。上位管理システム21は、番組制作部門等により作成された放送番組のスケジュールを送信する。データゲートウェイ22は、ネットワーク対応のパーソナルコンピュータ(PC)等により構成される。このデータゲートウェイ22では、例えば2枚のネットワークカードをスロットに挿入し、一方のカードを上位管理システム21へ接続するとともに、他方のカードをデータ管理システム1におけるLAN7に接続して、両ネットワーク間における必要なデータを選択的に転送する。
【0022】
操作サブシステム3は、複数の端末装置31〜35を備えている。この端末装置31〜35は、ユーザにより操作されるPC等で構成され、各素材データを管理するためのアプリケーションがそれぞれインストールされている。これらの端末装置31〜35は、例えば、収録、編集、送出監視、システム管理等、各処理動作別に役割分担させるようにしてもよいし、上述した処理動作を1台の端末装置で実現するようにしてもよい。
【0023】
また、各端末装置31〜35には、それぞれGUI(Graphical User Interface)31a〜35aが搭載され、更にはシステムを管理するユーザが各端末装置31〜35を操作するためのマウスやキーボードからなる操作部31b〜35bが設けられている。
【0024】
データベースサブシステム4は、例えば、SQL(Structured Query Language)データベースエンジンに代表されるネットワーク対応のデータベースエンジンを搭載している。またこのデータベースサブシステム4は、各端末装置31〜35の操作部31b〜35bを介して、レコードデータの参照、更新、追加を自由に行うことができるデータベーステーブルを備えている。このデータベーステーブルは、上位管理システム21から送られてきたスケージュールデータや各端末装置31〜35で設定されたシステム設定値等のデータも管理する。
【0025】
大容量記憶サブシステム5は、生成された素材データを先ず記録するための素材サーバ、並びにオンエア用に再編集する素材データを蓄積するOAサーバの2種のストレージで構成されている。この大容量記憶サブシステム5は、SMS(Server Management System)41と、IDC(Intelligent Device Controller)42と、素材サーバ43と、OAサーバ44と、カセットオートチェンジャー46と、オートチェンジャー制御部47と、モニタ部48と、コマンド中継装置49とを備えている。
【0026】
SMS41a,bは、操作サブシステム3からLAN7を介して送信される制御コマンドに応じて、OAサーバ44a,bにおける入出力ポート等を始めとした各種リソース割り当てを制御するとともに、IDC42に対して当該制御コマンドを送出する。
【0027】
IDC42a,bは、SMS41a,bから送出される制御コマンドに応じて、素材サーバ43及びOAサーバ44a,bをリアルタイム制御する。
【0028】
素材サーバ43は、高解像度の素材データを格納することができるストレージ(以下、同期元ストレージという。)により構成され、接続された端子45を介して外部機器から送信される素材データを記録する。またこの素材サーバ43は、後述するカセットオートチェンジャー46に装着された磁気テープから再生される素材データを記録するようにしてもよい。
【0029】
OAサーバ44a,bは、高解像度の素材データを格納することができる2つのストレージ(以下、同期先ストレージa,bという。)により構成され、IDC42a,bによる制御の下、自身に蓄積されているオンエア用の素材データを送出サブシステム6へ送出する。
【0030】
カセットオートチェンジャー46は、OAサーバ44a,bに蓄積されている素材データを磁気テープへ記録する。オートチェンジャー制御部47は、操作サブシステム3による制御の下、カセットオートチェンジャー46における各種リソース割り当てを制御する。モニタ装置48は、操作サブシステム3からの指示に応じて、OAサーバ44a,bから読み出された素材データをプレビューする。
【0031】
コマンド中継装置49は、操作サブシステム3と大容量記憶サブシステム5間におけるいわゆるコマンドインターフェースをとるための装置である。このコマンド中継装置49は、例えば「Server Management端末」と、「EZMAX端末」と呼ばれる2つの装置で構成してもよい。ちなみに、このコマンド中継装置49の機能を操作サブシステム3や大容量記憶サブシステム5に振り分けて構成することにより、システム構成を簡略化してもよい。
【0032】
送出系サブシステム6は、送出制御システム61と、この送出制御システム61に接続された送出制御ゲートウェイ62a,bと、マスタースイッチャー63とを備えている。
【0033】
送出制御システム61は、スタンバイコマンドやスタンバイステータスデータ等に基づく通知データを送出制御ゲートウェイ62a,bへ出力する。また、この送出制御システム61は、OAサーバ44a,bに記録されている素材データを再生する場合において、IDC42a,bに対して再生開始信号を送信する。送出制御ゲートウェイ62a,bは、データベースサブシステム4におけるテーブルデータを更新する。マスタースイッチャー63は、オンエア可能時において、IDC42a,bに対してその旨の信号を通知する。かかる信号と上記再生開始信号を受けたIDC42a,bは、OAサーバ44a,bにつき、記録されている素材データをマスタースイッチャー63へ送出するように制御する。マスタースイッチャー63へ送出された素材データは、そのまま放送網へ送出されることになる。
【0034】
上述の構成からなるデータ管理システム1では、外部機器から送信される素材データを先ず素材サーバ43に蓄積する。そして操作サブシステム3からの制御の下、所望の素材データをOAサーバ44a、bへ同期させる。これにより、素材サーバ43に蓄積されている素材データをOAサーバ44a,b上へ転送した場合とほぼ同様の効果が得られる。OAサーバ44a,bは、自身に記録されている素材データにつき、IDC42a,bを介して再生する旨の指示を受けて、これをマスタースイッチャー63を介して外部の放送網へ送出する。
【0035】
ここでいう同期とは、素材サーバ43とOAサーバ44とに存在する同一の素材データに対する処理動作を一致させることをいう。例えば素材サーバ43に対して新たにデータを生成するという処理動作を実行した場合には、同様の処理動作がOAサーバにおいて実行されることになる。また同期素材データを構成するファイル(以下、同期ファイルという。)の名前を変更する場合には、素材サーバ43に存在する同期ファイルの名前を変更するという処理動作を実行するのみで、OAサーバに存在する同一の素材データを構成するファイルの名前が変更することになる。
【0036】
なお、このデータ管理システム1において、管理すべき素材データを記録する各サーバ43,44は、アイランドと呼ばれる論理的な集合により定義することができる。即ち、このアイランドは、図2に示すように1つから2つのストレージから構成される。この図2に示す2つのストレージからなるアイランドでは、オンエア事故を防止するために案出したものであり、アイランドを構成する2つのストレージ内の素材データを完全に同期させることができる。ちなみに、上述した図1の構成例では、素材サーバ43と、OAサーバ44という2つのアイランドを定義したものであり、OAサーバ44を構成する2つの同期先ストレージa,bに記録される素材データは、完全に同期することになる。
【0037】
これらの各サーバ43,44は、上述した素材データに加えて、素材データを構成するファイルを収納するためのフォルダを記録することができる。ユーザは、操作部31b〜35bを介して、素材サーバ43側においてフォルダを作成し、名前を変更し、移動し、削除する等の各種処理動作を実行することができる。
【0038】
また、素材サーバ43に蓄積されている素材データやフォルダについてアイランド間で同期する同期属性、又はアイランド間で同期しない非同期属性の何れを有するか決定することができる。このとき、アイランド直下にあるフォルダに対して何れかの属性が決定された場合には、そのフォルダの配下に作成されたフォルダや素材データは全て上位にある親フォルダの属性を継承することになる。
【0039】
図3は、同期属性並びに非同期属性のフォルダが存在する場合におけるデータ構造を示している。この図3に示すアイランドqは、同期元ストレージを有する素材サーバ43に該当し、またアイランドrは、同期先ストレージa,bを有するOAサーバ44に該当する。素材サーバ43に存在する5つのフォルダs〜wのうち、同期属性を有するフォルダは、フォルダu〜wであり、非同期属性を有するフォルダは、フォルダs,tである。
【0040】
同期属性を有するフォルダu〜wは、何れのアイランドq,rにもリンクするのに対して、非同期属性を有するフォルダは、直上のアイランドqのみにリンクする点において異なる。
【0041】
ちなみに、非同期属性を有するフォルダsには、素材データL1を構成するファイルyが収納され、また同期属性を有するフォルダuには素材データL2を構成するファイルzが収納されている。各フォルダの配下にある素材データは、親フォルダと同一の属性を有するため、同期属性を有するフォルダuに収納される素材データL2は、各アイランドq、rにリンクする全てのストレージに記録されるのに対して、非同期属性を有するフォルダsにある素材データL1は、アイランドqにリンクする同期元ストレージのみに記録されることになる。
【0042】
ユーザは、各素材データにつき、同期属性を持たせるか、非同期属性を持たせるかを各端末装置31〜35の操作部31b〜35bを介して、ドラッグアンドドロップ操作することにより、容易に特定することができる。具体的には、素材データを構成するファイルを、同期属性を有するフォルダ又は非同期属性を有するフォルダの何れかに収納することにより、これを実現することが可能となる。
【0043】
即ち、本発明を適用したデータ管理システム1では、素材サーバ43において同期属性を持たせた素材データを、異なるアイランドにあるOAサーバ上に同期させることができる。これにより、素材サーバ43とOAサーバ44とに存在する当該素材データを1つのメタデータとして取り扱うことができる。また素材サーバ43において既に格納されている素材データをOAサーバ44へ転送することなく、各サーバ内において同一の素材データを迅速に記録させることが可能となる。
【0044】
また、素材サーバ43において既に格納されている素材データをOAサーバ44へ転送する際には、両者間をリンクするケーブルを各サーバ43,44における入出力ポートに接続する必要が生じるが、上述の如く各サーバ43,44間で素材データを同期させるデータ管理システム1では、使用する入出力ポート数を削減することができ、システム全体の効率を上げることができる。特にOAサーバ44における各入出力ポートは、オンエア時において、放送網へリンクするためのケーブルが主として接続されることになり、素材サーバ43とのリンク接続用に多くを割り当てることができないが、かかる場合においても使用する入出力ポート数を削減することができる本発明は有利となる。
【0045】
またこのデータ管理システム1では、OAサーバ44における全ての入出力ポートを放送網へのリンク接続に割り当てる場合であっても、事後的に素材サーバ43とOAサーバ44を接続することにより、素材サーバ43における素材データ等への各種処理動作をOAサーバ44上の素材データへ同期させることが可能となる。
【0046】
なお、本発明を適用したデータ再生システム1では、上述した素材データやフォルダを階層化させたいわゆるツリー構造を、各端末装置31〜35におけるGUI31a〜35a上に表示してもよい。
【0047】
図4は、かかるGUI31a〜35a上に表示されるツリー構造の例を示している。図4(a)に示されるルートディレクトリの直下には、“素材サーバ”と“OAサーバ”が存在し、“素材サーバ”の直下には更に“非同期フォルダ”、“同期フォルダ”が用意されている。この“同期フォルダ”は、同期属性を有するフォルダを意味し、また“非同期フォルダ”は、非同期属性を有するフォルダを意味している。また“OAサーバ”の直下には“同期フォルダ”が用意されている。
【0048】
“素材サーバ”側の“同期フォルダ”と、“OAサーバ”側の“同期フォルダ”には、共に、素材データM1,M2が収納されている。また、“非同期フォルダ”には、素材データN1,N2が収納されている。
【0049】
即ち、このGUI31a〜35aの表示例では、各サーバ43、44に記録される素材データやフォルダを、同期属性を有するか、又は非同期属性を有するか分類してこれを1つの画面上に一覧表示することができる。これにより、ユーザはGUI31a〜35a上の画面を視認することにより、各サーバ43、44に記録されている素材データの属性を容易に見極めることができ、システム全体を管理するユーザの利便性を向上させることができる。またユーザは、このGUI31a〜35a上に表示されるツリー構造を視認しつつ、操作部31b〜35bを介して所望の素材データにつきドラッグアンドドロップ操作することができるため、さらに労力の負担を軽減させることができる。
【0050】
また、このGUI31a〜35a上に表示されるツリー構造として、例えば図4(b)に示すように、各“同期フォルダ”及び“非同期フォルダ”の直下において更に“部署A1”、“部署A2”、・・からなるフォルダを設けるようにしてもよい。部署毎に階層化したフォルダを新たに設けることにより、複数の部署で本システム1を共有する場合において、特に利便性を向上させることができる。
【0051】
このとき、都合により他の部署のユーザに対して見られたくない素材データが存在する場合等において、上記部署毎に階層化したフォルダにつき他の部署のユーザに対するアクセス制限を設けるようにしてもよい。このアクセス制限では、例えば、部署A1以外のユーザが、“部署A1”のフォルダをクリックした場合において、アクセス制限がされている旨をGUI31a〜35a上に表示するとともに、当該フォルダ内にある素材データをGUI31a〜35a上に表示させないように制御してもよいし、また、部署A1以外にある端末装置31〜35のGUI31a〜35a上に、上記“部署A1”のフォルダを表示させないように制御してもよい。
【0052】
なおこれらのフォルダや素材データにつき、ユーザは、操作部31b〜35bを用いることにより、更に名前を変更させることができる。このとき、例えば図4(a)に示すGUI31a〜35a画面上において、“素材サーバ”直下の“同期フォルダ”内にあるフォルダや素材データをクリックして、フォルダ名等を変更するという処理動作を実行する。これにより、“OAサーバ”直下の“同期フォルダ”内にある同一のフォルダ等のフォルダ名等が、上記処理動作に連動して変更されることになる。即ち、同期元としての素材サーバ43内にあるフォルダ等の名前を変更することにより、当該変更されたフォルダ等に同期する、他のアイランドにリンクするフォルダ等の名前を即座に変更することができる。
【0053】
また、ユーザは、操作部31b〜35bを用いることにより、フォルダや素材データを削除することができる。このとき、例えば図4(a)に示すGUI31a〜35a画面上において、“素材サーバ”直下の“同期フォルダ”内にあるフォルダや素材データをクリックして削除するという処理動作を実行する。これにより、“OAサーバ”直下の“同期フォルダ”内にある同一のフォルダ等が、上記処理動作に連動して削除されることになる。即ち、同期元としての素材サーバ43内にあるフォルダ等を削除することにより、当該削除されたフォルダ等に同期する、他のアイランドにリンクするフォルダ等を即座に削除することが可能となる。
【0054】
また、ユーザは、操作部31b〜35bを用いることにより、上述したフォルダや素材データを、他のフォルダ直下へ移動させることができる。このとき、例えば図4(a)に示すGUI31a〜35a画面上において、“素材サーバ”直下の“同期フォルダ”内にあるフォルダや素材データをクリックして、他のフォルダ直下へ移動させる処理動作を実行する。これにより、“OAサーバ”直下の“同期フォルダ”内にある同一のフォルダ等が、上記処理動作に連動して、当該他のフォルダ直下へ移動することになる。即ち、同期元としての素材サーバ43内にあるフォルダ等を移動することにより、当該移動させられたフォルダ等に同期する、他のアイランドにリンクするフォルダ等を即座に移動させることが可能となる。
【0055】
このように、本発明を適用したデータ管理システム1において、ユーザは、素材サーバ43に記録されている素材データに対して、操作部31b〜35bを用いることにより、実行すべき処理動作を指定する。そして、素材サーバ43側において、同期属性を示す素材データに処理動作が指定された場合には、当該処理動作を素材サーバ43とOAサーバ44間で同期させた各素材データに対して実行する。
【0056】
これにより、素材サーバ43とOAサーバ44の双方に同期する素材データを削除する場合やフォルダ間で移動させる場合、更にはファイル名を変更する場合等において、ユーザはこれらの処理動作をサーバ単位で実行する必要がなくなり、労力の負担を軽減することができる。
【0057】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。上記データ管理システム1では、素材サーバ43の数を1つで構成し、OAサーバ44の数を2つで構成する場合を例にとり説明をしたが、この素材サーバ43の数、OAサーバの数は、共に1以上であれば、いかなる数で構成してもよい。かかる場合において、各サーバ43、44の数を増加させた場合には、これらがデージーチェーン接続されて、図1に示す縦方向、又は横方向に連なることになる。
【0058】
また本発明では、素材データ又はフォルダにつきにつき同期属性又は非同期属性の何れを有するかにつき、ユーザが操作部31b〜35bを処理操作することにより特定するが、かかる場合に限定されるものではなく、端末装置31〜35が自動的に特定するようにしてもよいし、端末装置にインストールするアプリケーションの出荷時において予め特定されているようにしてもよい。更に、この素材データ又はフォルダについては、或る特定のユーザのみが、同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定できるようにしてもよい。
【0059】
また本発明は、上述したデータ管理システム1に適用される場合に限定されるものではなく、例えば、上述した動作を端末装置31〜35に実行させるためのアプリケーションプログラムとして適用してもよいし、また、かかるプログラムが記録された記録媒体として適用してもよいことは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明を適用したデータ管理システム及び方法、プログラム、記録媒体は、生成された映像/音声信号からなる素材データを1以上の第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する1以上の第2のサーバに対し第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、同期属性を有する素材データを上記第2のサーバに対して同期させる。
【0061】
これにより、第1のサーバと第2のサーバとに存在する素材データを1つのメタデータとして一括管理することができ、また第1のサーバにおいて既に格納されている素材データを第2のサーバへ迅速に記録させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ管理システムの構成を示す図である。
【図2】アイランド並びにこれを構成するストレージにつき説明するための図である。
【図3】同期属性並びに非同期属性のフォルダが存在する場合におけるデータ構造を示す図である。
【図4】GUI上に表示されるツリー構造の例を示す図である。
【図5】従来におけるデータ記録再生装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 データ管理システム、2 局内上位サブシステム、3 操作サブシステム、4 データベースサブシステム、5 大容量記憶サブシステム、6 送出系サブシステム、31〜35 端末装置、43 素材サーバ、44 OAサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された映像/音声信号からなる素材データを例えば放送網へ送出する際に、これをサーバに蓄積して管理するデータ管理システム及び方法、プログラム、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送局により行われる番組放送では、放送用のビデオカメラで撮影した映像/音声信号としての素材データを、ノンリニアアクセス可能なサーバへ一度記録する。そして、サーバから事後的に再生される上記素材データに対して、更にコマーシャル用の素材データ等を挿入することによりテレビジョン放送用に編集して、これを放送網へ送出する。このような用途における素材データの記録又は再生処理は、例えば特許文献1に示すようなデータ記録再生装置を介して実行される。
【0003】
図5は、かかるデータ記録再生装置の構成を示している。このデータ記録再生装置9において、外部から入力された素材データを記録する場合には、端子161Aを介して入力されたデータをエンコーダ162にて圧縮し、更にこれをバッファメモリ166に一時的に記憶する。データ管理部134Aは、自己に割り当てられたタイムスロットの期間において記録再生部133へアクセスし、バッファメモリ166に記憶されたデータにつき内部バス130を介して記録再生部133へ転送する。
【0004】
記録再生部133では、転送されてきたデータをバッファメモリ149へ一時的に記憶させた後これを所定の単位で分割し、更にパリティデータを付加しつつこれをHDD145に記録する。
【0005】
またHDD145に記録されているデータを外部へ出力する場合には、先ずデータ管理部134が自己に割り当てられたタイムスロットの期間において、記録再生部133へアクセスしてデータの再生を要求する。記録再生部133は、かかる要求を受けてビデオ用ディスクコントローラ147がHDD145に記録されているデータ並びにパリティデータを読み出して、エラー訂正を施し、素材データを再生する。この再生された素材データは、バッファメモリ149へ一時的に記憶された後、読み出されて内部バス130を介してデータ管理部134Bへ転送される。
【0006】
この転送された素材データは、データ管理部134Bにおけるバッファメモリ167を経てデータ入出力部137B内のデコータ163によって伸長され、スイッチ165を経て端子161Bより外部へ出力される。
【0007】
また、この素材データに更にコマーシャル用の素材データ等を挿入することによりテレビジョン放送用に編集する場合において、編集部151は、外部より入力されたデータ或いは記録再生部133により再生されたデータの少なくとも一方を抽出してこれを実行する。編集部151は、抽出したデータにつき自己が有するマトリックススイッチャやオーディオミキサ等を利用し、また必要に応じて特殊効果部139を利用してこれを編集する。即ち、この従来のデータ記録再生装置では、1台の装置によりデータの記録再生、入出力及び編集の機能を有することになる。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−149410号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き従来のデータ記録再生装置に対して、生成された素材データを先ず記録するための素材サーバと、オンエア用に再編集する素材データを蓄積するためのOAサーバの2種のストレージで記録再生処理を実現するシステムが提案されている。
【0010】
かかるシステムにおいて、特に、素材サーバとオンエアサーバ(以下、OAサーバにという。)同一の素材データを記録し、これら各サーバに存在する当該素材データを1つのメタデータとして取り扱うことができるシステムが従来望まれている。また、何れかの一方のサーバに存在する素材データのみを削除等することができるシステムも望まれている。
しかしながら、素材サーバとOAサーバに同一の素材データを記録する場合に、従来では、素材サーバに格納されている素材データをOAサーバへ転送する必要があった。ちなみにこの転送レートは、一定の速度以下に制限されるため、大量の素材データをOAサーバへ転送する場合に長時間を要し、ひいては迅速な転送処理を実現することができないという問題点があった。
【0011】
また、素材サーバとOAサーバの双方に記録されている同一の素材データを削除する場合やフォルダ間で移動させる場合、更にはファイル名を変更する場合等において、ユーザはこれらの処理動作をサーバ単位で実行しなければならず、労力の負担が過大になるという問題点があった。
【0012】
更に上記システムでは、素材サーバに記録されている素材データのうち、OAサーバへの転送を望む素材データを容易に分類することができ、またこれらを階層化させて一覧表示することにより、上記システムを管理するユーザの利便性を向上させる必要性もあった。
【0013】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、素材サーバに蓄積された素材データをOAサーバとの間で同期させて一括管理することができるデータ管理システム及び方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した問題点を解決するために、生成された映像/音声信号からなる素材データを1以上の第1のサーバへ順次蓄積し、放送網へ送出する素材データを蓄積する1以上の第2のサーバに対し第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させるデータ管理システム及び方法、プログラム、記録媒体を発明した。
【0015】
即ち、本発明を適用したデータ管理システムは、生成された映像/音声信号からなる素材データを順次蓄積する少なくとも1つの第1のサーバと、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバと、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて、上記第2のサーバに対し同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定するための属性特定手段と、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同期属性を有する同一の素材データに対する処理動作を同期化させる同期化手段とを有する電子機器とを備える。
【0016】
本発明を適用したデータ管理方法は、生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させる。
【0017】
本発明を適用したプログラムは、生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、当該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させることをコンピュータに実行させる。
【0018】
また、本発明を適用した記録媒体は、生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、当該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させることを実行させるためのプログラムを記録する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
本発明は、映像/音声信号からなる素材データを管理するためのデータ管理システムに適用される。このデータ管理システム1は、主として放送局等に設置され、例えば図1に示すように、局内上位サブシステム2と、操作サブシステム3と、データベースサブシステム4と、大容量記憶サブシステム5と、送出系サブシステム6とを備えている。
【0021】
局内上位サブシステム2は、例えば番組制作部門等に設置される上位管理システム21と、この上位管理システム21に接続されるデータゲートウェイ22を有する。上位管理システム21は、番組制作部門等により作成された放送番組のスケジュールを送信する。データゲートウェイ22は、ネットワーク対応のパーソナルコンピュータ(PC)等により構成される。このデータゲートウェイ22では、例えば2枚のネットワークカードをスロットに挿入し、一方のカードを上位管理システム21へ接続するとともに、他方のカードをデータ管理システム1におけるLAN7に接続して、両ネットワーク間における必要なデータを選択的に転送する。
【0022】
操作サブシステム3は、複数の端末装置31〜35を備えている。この端末装置31〜35は、ユーザにより操作されるPC等で構成され、各素材データを管理するためのアプリケーションがそれぞれインストールされている。これらの端末装置31〜35は、例えば、収録、編集、送出監視、システム管理等、各処理動作別に役割分担させるようにしてもよいし、上述した処理動作を1台の端末装置で実現するようにしてもよい。
【0023】
また、各端末装置31〜35には、それぞれGUI(Graphical User Interface)31a〜35aが搭載され、更にはシステムを管理するユーザが各端末装置31〜35を操作するためのマウスやキーボードからなる操作部31b〜35bが設けられている。
【0024】
データベースサブシステム4は、例えば、SQL(Structured Query Language)データベースエンジンに代表されるネットワーク対応のデータベースエンジンを搭載している。またこのデータベースサブシステム4は、各端末装置31〜35の操作部31b〜35bを介して、レコードデータの参照、更新、追加を自由に行うことができるデータベーステーブルを備えている。このデータベーステーブルは、上位管理システム21から送られてきたスケージュールデータや各端末装置31〜35で設定されたシステム設定値等のデータも管理する。
【0025】
大容量記憶サブシステム5は、生成された素材データを先ず記録するための素材サーバ、並びにオンエア用に再編集する素材データを蓄積するOAサーバの2種のストレージで構成されている。この大容量記憶サブシステム5は、SMS(Server Management System)41と、IDC(Intelligent Device Controller)42と、素材サーバ43と、OAサーバ44と、カセットオートチェンジャー46と、オートチェンジャー制御部47と、モニタ部48と、コマンド中継装置49とを備えている。
【0026】
SMS41a,bは、操作サブシステム3からLAN7を介して送信される制御コマンドに応じて、OAサーバ44a,bにおける入出力ポート等を始めとした各種リソース割り当てを制御するとともに、IDC42に対して当該制御コマンドを送出する。
【0027】
IDC42a,bは、SMS41a,bから送出される制御コマンドに応じて、素材サーバ43及びOAサーバ44a,bをリアルタイム制御する。
【0028】
素材サーバ43は、高解像度の素材データを格納することができるストレージ(以下、同期元ストレージという。)により構成され、接続された端子45を介して外部機器から送信される素材データを記録する。またこの素材サーバ43は、後述するカセットオートチェンジャー46に装着された磁気テープから再生される素材データを記録するようにしてもよい。
【0029】
OAサーバ44a,bは、高解像度の素材データを格納することができる2つのストレージ(以下、同期先ストレージa,bという。)により構成され、IDC42a,bによる制御の下、自身に蓄積されているオンエア用の素材データを送出サブシステム6へ送出する。
【0030】
カセットオートチェンジャー46は、OAサーバ44a,bに蓄積されている素材データを磁気テープへ記録する。オートチェンジャー制御部47は、操作サブシステム3による制御の下、カセットオートチェンジャー46における各種リソース割り当てを制御する。モニタ装置48は、操作サブシステム3からの指示に応じて、OAサーバ44a,bから読み出された素材データをプレビューする。
【0031】
コマンド中継装置49は、操作サブシステム3と大容量記憶サブシステム5間におけるいわゆるコマンドインターフェースをとるための装置である。このコマンド中継装置49は、例えば「Server Management端末」と、「EZMAX端末」と呼ばれる2つの装置で構成してもよい。ちなみに、このコマンド中継装置49の機能を操作サブシステム3や大容量記憶サブシステム5に振り分けて構成することにより、システム構成を簡略化してもよい。
【0032】
送出系サブシステム6は、送出制御システム61と、この送出制御システム61に接続された送出制御ゲートウェイ62a,bと、マスタースイッチャー63とを備えている。
【0033】
送出制御システム61は、スタンバイコマンドやスタンバイステータスデータ等に基づく通知データを送出制御ゲートウェイ62a,bへ出力する。また、この送出制御システム61は、OAサーバ44a,bに記録されている素材データを再生する場合において、IDC42a,bに対して再生開始信号を送信する。送出制御ゲートウェイ62a,bは、データベースサブシステム4におけるテーブルデータを更新する。マスタースイッチャー63は、オンエア可能時において、IDC42a,bに対してその旨の信号を通知する。かかる信号と上記再生開始信号を受けたIDC42a,bは、OAサーバ44a,bにつき、記録されている素材データをマスタースイッチャー63へ送出するように制御する。マスタースイッチャー63へ送出された素材データは、そのまま放送網へ送出されることになる。
【0034】
上述の構成からなるデータ管理システム1では、外部機器から送信される素材データを先ず素材サーバ43に蓄積する。そして操作サブシステム3からの制御の下、所望の素材データをOAサーバ44a、bへ同期させる。これにより、素材サーバ43に蓄積されている素材データをOAサーバ44a,b上へ転送した場合とほぼ同様の効果が得られる。OAサーバ44a,bは、自身に記録されている素材データにつき、IDC42a,bを介して再生する旨の指示を受けて、これをマスタースイッチャー63を介して外部の放送網へ送出する。
【0035】
ここでいう同期とは、素材サーバ43とOAサーバ44とに存在する同一の素材データに対する処理動作を一致させることをいう。例えば素材サーバ43に対して新たにデータを生成するという処理動作を実行した場合には、同様の処理動作がOAサーバにおいて実行されることになる。また同期素材データを構成するファイル(以下、同期ファイルという。)の名前を変更する場合には、素材サーバ43に存在する同期ファイルの名前を変更するという処理動作を実行するのみで、OAサーバに存在する同一の素材データを構成するファイルの名前が変更することになる。
【0036】
なお、このデータ管理システム1において、管理すべき素材データを記録する各サーバ43,44は、アイランドと呼ばれる論理的な集合により定義することができる。即ち、このアイランドは、図2に示すように1つから2つのストレージから構成される。この図2に示す2つのストレージからなるアイランドでは、オンエア事故を防止するために案出したものであり、アイランドを構成する2つのストレージ内の素材データを完全に同期させることができる。ちなみに、上述した図1の構成例では、素材サーバ43と、OAサーバ44という2つのアイランドを定義したものであり、OAサーバ44を構成する2つの同期先ストレージa,bに記録される素材データは、完全に同期することになる。
【0037】
これらの各サーバ43,44は、上述した素材データに加えて、素材データを構成するファイルを収納するためのフォルダを記録することができる。ユーザは、操作部31b〜35bを介して、素材サーバ43側においてフォルダを作成し、名前を変更し、移動し、削除する等の各種処理動作を実行することができる。
【0038】
また、素材サーバ43に蓄積されている素材データやフォルダについてアイランド間で同期する同期属性、又はアイランド間で同期しない非同期属性の何れを有するか決定することができる。このとき、アイランド直下にあるフォルダに対して何れかの属性が決定された場合には、そのフォルダの配下に作成されたフォルダや素材データは全て上位にある親フォルダの属性を継承することになる。
【0039】
図3は、同期属性並びに非同期属性のフォルダが存在する場合におけるデータ構造を示している。この図3に示すアイランドqは、同期元ストレージを有する素材サーバ43に該当し、またアイランドrは、同期先ストレージa,bを有するOAサーバ44に該当する。素材サーバ43に存在する5つのフォルダs〜wのうち、同期属性を有するフォルダは、フォルダu〜wであり、非同期属性を有するフォルダは、フォルダs,tである。
【0040】
同期属性を有するフォルダu〜wは、何れのアイランドq,rにもリンクするのに対して、非同期属性を有するフォルダは、直上のアイランドqのみにリンクする点において異なる。
【0041】
ちなみに、非同期属性を有するフォルダsには、素材データL1を構成するファイルyが収納され、また同期属性を有するフォルダuには素材データL2を構成するファイルzが収納されている。各フォルダの配下にある素材データは、親フォルダと同一の属性を有するため、同期属性を有するフォルダuに収納される素材データL2は、各アイランドq、rにリンクする全てのストレージに記録されるのに対して、非同期属性を有するフォルダsにある素材データL1は、アイランドqにリンクする同期元ストレージのみに記録されることになる。
【0042】
ユーザは、各素材データにつき、同期属性を持たせるか、非同期属性を持たせるかを各端末装置31〜35の操作部31b〜35bを介して、ドラッグアンドドロップ操作することにより、容易に特定することができる。具体的には、素材データを構成するファイルを、同期属性を有するフォルダ又は非同期属性を有するフォルダの何れかに収納することにより、これを実現することが可能となる。
【0043】
即ち、本発明を適用したデータ管理システム1では、素材サーバ43において同期属性を持たせた素材データを、異なるアイランドにあるOAサーバ上に同期させることができる。これにより、素材サーバ43とOAサーバ44とに存在する当該素材データを1つのメタデータとして取り扱うことができる。また素材サーバ43において既に格納されている素材データをOAサーバ44へ転送することなく、各サーバ内において同一の素材データを迅速に記録させることが可能となる。
【0044】
また、素材サーバ43において既に格納されている素材データをOAサーバ44へ転送する際には、両者間をリンクするケーブルを各サーバ43,44における入出力ポートに接続する必要が生じるが、上述の如く各サーバ43,44間で素材データを同期させるデータ管理システム1では、使用する入出力ポート数を削減することができ、システム全体の効率を上げることができる。特にOAサーバ44における各入出力ポートは、オンエア時において、放送網へリンクするためのケーブルが主として接続されることになり、素材サーバ43とのリンク接続用に多くを割り当てることができないが、かかる場合においても使用する入出力ポート数を削減することができる本発明は有利となる。
【0045】
またこのデータ管理システム1では、OAサーバ44における全ての入出力ポートを放送網へのリンク接続に割り当てる場合であっても、事後的に素材サーバ43とOAサーバ44を接続することにより、素材サーバ43における素材データ等への各種処理動作をOAサーバ44上の素材データへ同期させることが可能となる。
【0046】
なお、本発明を適用したデータ再生システム1では、上述した素材データやフォルダを階層化させたいわゆるツリー構造を、各端末装置31〜35におけるGUI31a〜35a上に表示してもよい。
【0047】
図4は、かかるGUI31a〜35a上に表示されるツリー構造の例を示している。図4(a)に示されるルートディレクトリの直下には、“素材サーバ”と“OAサーバ”が存在し、“素材サーバ”の直下には更に“非同期フォルダ”、“同期フォルダ”が用意されている。この“同期フォルダ”は、同期属性を有するフォルダを意味し、また“非同期フォルダ”は、非同期属性を有するフォルダを意味している。また“OAサーバ”の直下には“同期フォルダ”が用意されている。
【0048】
“素材サーバ”側の“同期フォルダ”と、“OAサーバ”側の“同期フォルダ”には、共に、素材データM1,M2が収納されている。また、“非同期フォルダ”には、素材データN1,N2が収納されている。
【0049】
即ち、このGUI31a〜35aの表示例では、各サーバ43、44に記録される素材データやフォルダを、同期属性を有するか、又は非同期属性を有するか分類してこれを1つの画面上に一覧表示することができる。これにより、ユーザはGUI31a〜35a上の画面を視認することにより、各サーバ43、44に記録されている素材データの属性を容易に見極めることができ、システム全体を管理するユーザの利便性を向上させることができる。またユーザは、このGUI31a〜35a上に表示されるツリー構造を視認しつつ、操作部31b〜35bを介して所望の素材データにつきドラッグアンドドロップ操作することができるため、さらに労力の負担を軽減させることができる。
【0050】
また、このGUI31a〜35a上に表示されるツリー構造として、例えば図4(b)に示すように、各“同期フォルダ”及び“非同期フォルダ”の直下において更に“部署A1”、“部署A2”、・・からなるフォルダを設けるようにしてもよい。部署毎に階層化したフォルダを新たに設けることにより、複数の部署で本システム1を共有する場合において、特に利便性を向上させることができる。
【0051】
このとき、都合により他の部署のユーザに対して見られたくない素材データが存在する場合等において、上記部署毎に階層化したフォルダにつき他の部署のユーザに対するアクセス制限を設けるようにしてもよい。このアクセス制限では、例えば、部署A1以外のユーザが、“部署A1”のフォルダをクリックした場合において、アクセス制限がされている旨をGUI31a〜35a上に表示するとともに、当該フォルダ内にある素材データをGUI31a〜35a上に表示させないように制御してもよいし、また、部署A1以外にある端末装置31〜35のGUI31a〜35a上に、上記“部署A1”のフォルダを表示させないように制御してもよい。
【0052】
なおこれらのフォルダや素材データにつき、ユーザは、操作部31b〜35bを用いることにより、更に名前を変更させることができる。このとき、例えば図4(a)に示すGUI31a〜35a画面上において、“素材サーバ”直下の“同期フォルダ”内にあるフォルダや素材データをクリックして、フォルダ名等を変更するという処理動作を実行する。これにより、“OAサーバ”直下の“同期フォルダ”内にある同一のフォルダ等のフォルダ名等が、上記処理動作に連動して変更されることになる。即ち、同期元としての素材サーバ43内にあるフォルダ等の名前を変更することにより、当該変更されたフォルダ等に同期する、他のアイランドにリンクするフォルダ等の名前を即座に変更することができる。
【0053】
また、ユーザは、操作部31b〜35bを用いることにより、フォルダや素材データを削除することができる。このとき、例えば図4(a)に示すGUI31a〜35a画面上において、“素材サーバ”直下の“同期フォルダ”内にあるフォルダや素材データをクリックして削除するという処理動作を実行する。これにより、“OAサーバ”直下の“同期フォルダ”内にある同一のフォルダ等が、上記処理動作に連動して削除されることになる。即ち、同期元としての素材サーバ43内にあるフォルダ等を削除することにより、当該削除されたフォルダ等に同期する、他のアイランドにリンクするフォルダ等を即座に削除することが可能となる。
【0054】
また、ユーザは、操作部31b〜35bを用いることにより、上述したフォルダや素材データを、他のフォルダ直下へ移動させることができる。このとき、例えば図4(a)に示すGUI31a〜35a画面上において、“素材サーバ”直下の“同期フォルダ”内にあるフォルダや素材データをクリックして、他のフォルダ直下へ移動させる処理動作を実行する。これにより、“OAサーバ”直下の“同期フォルダ”内にある同一のフォルダ等が、上記処理動作に連動して、当該他のフォルダ直下へ移動することになる。即ち、同期元としての素材サーバ43内にあるフォルダ等を移動することにより、当該移動させられたフォルダ等に同期する、他のアイランドにリンクするフォルダ等を即座に移動させることが可能となる。
【0055】
このように、本発明を適用したデータ管理システム1において、ユーザは、素材サーバ43に記録されている素材データに対して、操作部31b〜35bを用いることにより、実行すべき処理動作を指定する。そして、素材サーバ43側において、同期属性を示す素材データに処理動作が指定された場合には、当該処理動作を素材サーバ43とOAサーバ44間で同期させた各素材データに対して実行する。
【0056】
これにより、素材サーバ43とOAサーバ44の双方に同期する素材データを削除する場合やフォルダ間で移動させる場合、更にはファイル名を変更する場合等において、ユーザはこれらの処理動作をサーバ単位で実行する必要がなくなり、労力の負担を軽減することができる。
【0057】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。上記データ管理システム1では、素材サーバ43の数を1つで構成し、OAサーバ44の数を2つで構成する場合を例にとり説明をしたが、この素材サーバ43の数、OAサーバの数は、共に1以上であれば、いかなる数で構成してもよい。かかる場合において、各サーバ43、44の数を増加させた場合には、これらがデージーチェーン接続されて、図1に示す縦方向、又は横方向に連なることになる。
【0058】
また本発明では、素材データ又はフォルダにつきにつき同期属性又は非同期属性の何れを有するかにつき、ユーザが操作部31b〜35bを処理操作することにより特定するが、かかる場合に限定されるものではなく、端末装置31〜35が自動的に特定するようにしてもよいし、端末装置にインストールするアプリケーションの出荷時において予め特定されているようにしてもよい。更に、この素材データ又はフォルダについては、或る特定のユーザのみが、同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定できるようにしてもよい。
【0059】
また本発明は、上述したデータ管理システム1に適用される場合に限定されるものではなく、例えば、上述した動作を端末装置31〜35に実行させるためのアプリケーションプログラムとして適用してもよいし、また、かかるプログラムが記録された記録媒体として適用してもよいことは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明を適用したデータ管理システム及び方法、プログラム、記録媒体は、生成された映像/音声信号からなる素材データを1以上の第1のサーバへ順次蓄積し、送出される素材データを蓄積する1以上の第2のサーバに対し第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、同期属性を有する素材データを上記第2のサーバに対して同期させる。
【0061】
これにより、第1のサーバと第2のサーバとに存在する素材データを1つのメタデータとして一括管理することができ、また第1のサーバにおいて既に格納されている素材データを第2のサーバへ迅速に記録させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ管理システムの構成を示す図である。
【図2】アイランド並びにこれを構成するストレージにつき説明するための図である。
【図3】同期属性並びに非同期属性のフォルダが存在する場合におけるデータ構造を示す図である。
【図4】GUI上に表示されるツリー構造の例を示す図である。
【図5】従来におけるデータ記録再生装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 データ管理システム、2 局内上位サブシステム、3 操作サブシステム、4 データベースサブシステム、5 大容量記憶サブシステム、6 送出系サブシステム、31〜35 端末装置、43 素材サーバ、44 OAサーバ
Claims (6)
- 生成された映像/音声信号からなる素材データを順次蓄積する少なくとも1つの第1のサーバと、
送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバと、
上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて、上記第2のサーバに対し同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定するための属性特定手段と、上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同期属性を有する同一の素材データに対する処理動作を同期化させる同期化手段とを有する電子機器とを備えること
を特徴とするデータ管理システム。 - 上記属性特定手段は、上記素材データを構成するファイルを収納するためのフォルダにつき、同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、
上記同期化手段は、同期属性を有するフォルダに収納される素材データを上記第2のサーバとの間で同期させること
を特徴とする請求項1記載のデータ管理システム。 - 上記電子機器は、上記第1のサーバに記録されている素材データに対して実行すべき処理動作を指定するための動作指定手段をさらに備え、
上記同期化手段は、同期属性を有する素材データに対して上記処理動作が指定された場合には、当該処理動作を上記第2のサーバとの間で同期させた素材データに対して実行すること
を特徴とする請求項1記載のデータ管理システム。 - 生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、
送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、
上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させること
を特徴とするデータ管理方法。 - 生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、
送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、
上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、当該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させること
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 生成された映像/音声信号からなる素材データを少なくとも1つの第1のサーバへ順次蓄積し、
送出される素材データを蓄積する少なくとも1つの第2のサーバに対し、上記第1のサーバに蓄積されている素材データについて同期属性又は非同期属性の何れを有するか特定し、
上記第1のサーバと上記第2のサーバとに存在する同一の素材データが同期属性を有する場合には、当該素材データに対する処理動作を上記第1のサーバと上記第2のサーバとの間で同期化させることを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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