JP2888015B2 - 半導体装置の検査用治具及びその位置合わせ方法 - Google Patents

半導体装置の検査用治具及びその位置合わせ方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の電気的特
性を検査するのに用いる検査用治具及びその位置合わせ
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置(チップ)の電気的特
性検査に用いられる検査用治具は図2に示すように、検
査用基板1′の中央部に開口部12が設けられ、その開
口部12の開口縁よりウェハー14上に設けられたチッ
プ6′の電極5′に対向するように、タングステン等の
金属針13が開口部12の中央付近に向けて引き出され
ている。
【0003】チップ6′の電気的特性検査は、検査基板
1′に設けられた開口部12より前記金属針先端のチッ
プ6′の電極5′に当る部分とチップ上の電極5′をウ
ェハーの数点において人間が目合せを行ない、その座標
とチップ6′のウェハー14内ピッチとを検査装置に記
憶させて他のチップの座標についても計算し、基板1の
金属針13の先端と電極5′の位置合せをウェハー14
内の全チップにおいて行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の基板を用い
た検査方法においては、基板に設けられた金属針をチッ
プ上の電極に接触抵抗を低減するために一定圧力で押し
つけ、金属針と電極の導通を取っている。
【0005】金属針は、基板より斜めに電極に向かって
形成されているので、押しつけられると、金属針先端の
位置がチップ上の電極の位置からずれて、導通が取れな
い場合がある。
【0006】特に、電極のサイズが小さい場合に上記不
具合が起きやすくなる。
【0007】また、金属針先端の位置とチップ上の電極
の位置合わせにおいて、ウェハー内数点のチップの位置
と、チップ間のピッチにより、他のチップの位置を決定
していることにより、累積誤差が生じ、金属針と電極の
位置がずれるという不具合があった。
【0008】本発明の目的は、前記課題を解決した半導
体装置の検査用治具及びその位置合わせ方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の検査用治具は、透明基板
に、電極用突起を半導体装置の電極に対向するように設
け、 前記電極用突起から引き出された配線層を前記電極
突起より遠ざかるにつれて太くなるように前記透明基板
上に設け、 透明基板の裏面にカーボン層を電極突起と同
じ位置で設けたものである。
【0010】また、前記透明基板は、前記電極用突起の
存在する領域より外側の領域の表面が傾斜し、 前記電極
用突起より離れるにつれて、基板表面の高さが低くなる
ようにしたものである。
【0011】また、本発明に係る半導体装置用検査治具
の位置合わせ方法は、検査用治具の電極用突起とチップ
の電極との位置合わせを行なう電極の位置合わせ方法で
あって、 検査用治具の電極用突起とチップの電極とは、
垂直に接触するものであり、 レーザ光をプリズムに反射
させ検査用治具の透明基板を通してチップの電極に照射
し、その反射光を前記透明基板及びプリズムに通してセ
ンサーに入光させ、 さらに前記チップの対角に位置する
電極に対してレーザ光をX方向とY方向に移動させ、反
射光の変化をセンサーで検出することにより、検査用治
具の電極用突起とチップの電極との位置合わせを行なう
ものである。
【0012】
【作用】検査用基板には、チップ電極に対向するように
電極用突起が設けられており、チップを検査する場合に
は、基板の電極用突起とチップの電極とを接触させる。
【0013】この場合、電極用突起は、チップ電極に垂
直に当たるので、従来技術のように金属針が電極からず
れて導通が取れないという不具合は生じない。
【0014】また、上記電極用突起とチップの電極との
位置合わせは、透明な基板の裏面からレーザー光を基板
を通して電極に当て、反射光を検出することにより行な
うので、ウェハー内の各々のチップに対して精度良く位
置合わせできる。従って、従来技術のような累積誤差に
よる位置合わせ時のずれはなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。図1(a)は、本発明の一実施例に係る検査基板を
示す平面図、(b)は、図1(a)のA−A′線断面図
である。
【0016】図1において、本実施例に係る検査基板
は、石英製などの透明基板1に、電極用突起2をチップ
6の電極5に対向させて設けてある。
【0017】電極用突起2から引き出された金属製の配
線層3は、電極用突起2より遠ざかるにつれて太くなる
ように透明基板1上に設けてある。4は、配線層3の終
端に設けた引出端子である。
【0018】透明基板1の裏面には、カーボン層11が
電極用突起2と同じ位置で100〜200μmの膜厚に
設けてある。
【0019】さらに透明基板1は、電極用突起2の存在
する領域より外側の領域の表面1aが傾斜し、電極用突
起2より離れるにつれて基板表面の高さが低くなるよう
に形成してある。
【0020】次に、本発明に係る検査基板を製造する場
合について説明する。
【0021】まず、基板1上の全面にTiを2000Å
スパッタし、配線層3を所望の形状にパターニングす
る。パターニングはリソグラフィー技術を用いる。
【0022】次に、同じくリソグラフィー技術を用い電
極用突起2を形成するため、レジストに開口部を設け、
電気めっきによりAuの電極用突起2を20μmの高さ
で成長させる。
【0023】引出端子4は、基板1に有機系接着材で接
着する。また、カーボン層11は、有機塗料を塗布した
後にリソグラフィー技術により、表面の配線層3と同じ
位置にパターニングする。
【0024】次に、本発明に係る検査基板を用いてチッ
プの電気的特性を検査する際に、電極用突起2とチップ
の電極5との位置合わせ方法を図1(c)に基いて説明
する。
【0025】レーザー発振器7より発せられたレーザー
光8は、プリズム10により反射され、基板1を通して
チップ6の電極5に当り、反射して基板1及びプリズム
10を通ってセンサ9に入る。
【0026】基板1を移動させることにより、電極用突
起2とチップの電極5との位置が一致すると、カーボン
層11は電極用突起2と同じ位置にあるため、カーボン
層11はレーザー光8を吸収し、センサ9にレーザー光
8の反射光が入射しなくなる。このレーザー光8の変化
をセンサ9で検出する。
【0027】このレーザー光検出方法をチップの対角に
位置する2つの電極5に対し、図1(a)のX方向及び
Y方向について行なうことにより、チップ6と基板1と
の位置合わせを正確に行なうことができる。
【0028】X方向とY方向のレーザー光の切替は、レ
ーザー発振器7をX方向にレーザー光が向うものと、Y
方向に向うものとを用い、プリズム10を各々のレーザ
ー光に向けることにより行なう。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来技術で使われていた金属針による接続がなくなり、金
属針のたわみによるチップの電極からのずれはない。
【0030】また、レーザー反射光によりチップ毎に、
チップの電極と電極用突起との位置合わせを行なうた
め、従来技術で生じた累積誤差によるチップの電極と電
極用突起の位置ずれが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係る検査用基板
を示す平面図、(b)は、図1(a)のA−A′線断面
図、(c)は、本発明において電極用突起とチップの電
極との位置合わせを行なう方法を示す概略図である。
【図2】従来技術によるチップの電気的特性検査方法を
示す概略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 電極用突起 3 配線層 4 引出端子 5 チップの電極 6 チップ 7 レーザー発振器 8 レーザー光 9 センサ 10 プリズム 11 カーボン層 12 開口部 13 金属針 14 ウェハー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/66 H01L 21/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板に、電極用突起を半導体装置の
    電極に対向するように設け、 前記電極用突起から引き出された配線層を前記電極突起
    より遠ざかるにつれて太くなるように前記透明基板上に
    設け、 透明基板の裏面にカーボン層を電極突起と同じ位置で設
    けたことを特徴とする半導体装置の検査用治具。
  2. 【請求項2】 前記透明基板は、前記電極用突起の存在
    する領域より外側の領域の表面が傾斜し、 前記電極用突起より離れるにつれて、基板表面の高さが
    低くなるようにしたことを特徴とする請求項に記載の
    半導体装置の検査用治具。
  3. 【請求項3】 検査用治具の電極用突起とチップの電極
    との位置合わせを行なう電極の位置合わせ方法であっ
    て、 検査用治具の電極用突起とチップの電極とは、垂直に接
    触するものであり、 レーザ光をプリズムに反射させて検査用治具の透明基板
    を通してチップの電極に照射し、その反射光を前記透明
    基板及び前記プリズムに通してセンサーに入光させ、 さらに、前記チップの対角に位置する電極に対してレー
    ザ光をX方向とY方向に移動させ、反射光の変化をセン
    サーで検出することにより、検査用治具の電極用突起と
    チップの電極との位置合わせを行なうことを特徴とする
    半導体装置用検査治具の位置合わせ方法。
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