JP2887982B2 - 車両の排気装置 - Google Patents

車両の排気装置

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JP2887982B2
JP2887982B2 JP3265075A JP26507591A JP2887982B2 JP 2887982 B2 JP2887982 B2 JP 2887982B2 JP 3265075 A JP3265075 A JP 3265075A JP 26507591 A JP26507591 A JP 26507591A JP 2887982 B2 JP2887982 B2 JP 2887982B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両の排気装置に係
り、詳しくは車両に搭載された内燃機関の排気管に排気
制御弁を備えた排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば実開
平1−83123号公報に開示された「車両の排気装
置」が知られている。この技術では、エンジンの排気マ
ニホールドに連結された2本の排気管を連通する連通路
に開閉弁を設けている。そして、その開閉弁をエンジン
回転数の変化に応じて制御することにより、排気騒音の
音圧レベルを低減させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては、車両の走行に伴って排気管が振動するこ
とから、開閉弁が排気管の振動の激しい部分、すなわ
ち、振動の腹の部分に位置している場合には、その振動
により、開閉弁の円滑な作動が困難になる可能性があっ
た。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は排気管の振動にかかわらず排
気制御弁の円滑な開閉を確保することの可能な車両の排
気装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明においては、車両に搭載された内燃機関
の排気系を構成する排気管と、排気管の途中に設けられ
て排気の流れを制御するために開閉される排気制御弁と
を備えた車両の排気装置において、排気管の途中にその
排気管の屈折を許容する自在継手を設け、排気制御弁を
自在継手の近傍に設けるようにしている。
【0006】また、第2の発明においては、車両に搭載
された内燃機関の排気系を構成する排気管と、排気管の
途中に設けられて排気の流れを制御するために開閉され
る排気制御弁とを備えた車両の排気装置において、排気
制御弁の近傍を排気管のサポート部材により支持するよ
うにしている。
【0007】
【作用】上記第1の発明によれば、排気管が車両の走行
に伴い振動した場合に、自在継手はその振動の比較的少
ない節部となる。そして、排気制御弁はこの自在継手の
近傍に設けられていることから、排気制御弁の振動も比
較的少なくて済む。従って、排気制御弁の開閉は振動の
影響を受けにくくなる。
【0008】また、上記第2の発明によれば、排気管が
車両の走行に伴い振動した場合に、サポート部材はその
振動の比較的少ない節部となる。そして、排気制御弁は
このサポート部材の近傍に設けられていることから、排
気制御弁の振動も比較的少なくて済む。従って、排気制
御弁の開閉は振動の影響を受けにくくなる。
【0009】
【実施例】
(第1実施例)以下、第1の発明を具体化した第1実施
例を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
【0010】図2はこの実施例における車両の排気装置
を説明するための概略平面図である。同図において、車
両の前部に搭載された内燃機関としての4気筒エンジン
1の排気系には、各気筒毎の4つの排気ポート2A,2
B,2C,2Dに連通する一対の排気マニホールド3,
4が設けられている。一方の排気マニホールド3は前後
2つの排気ポート2A,2Dに接続され、他方の排気マ
ニホールド4は中央の2つの排気ポート2B,2Cに接
続されている。これら一対の排気マニホールド3,4に
は、排気管を構成する排気フロントパイプ5,6の一端
が各々連結固定されている。また、排気フロントパイプ
5,6の他端側は、バルブユニット7及び自在継手8を
介して触媒コンバータ9,10に連結されている。さら
に、触媒コンバータ9,10の下流側は集合パイプ1
1、サブマフラ12を介して分岐パイプ13に連結さ
れ、同分岐パイプ13の端部はメインマフラ14,15
に連結されている。
【0011】そして、エンジン1の各排気ポート2A〜
2Dより排出された排気ガスは各排気マニホールド3,
4、排気フロントパイプ5,6、バルブユニット7及び
自在継手8を通って触媒コンバータ9,10内に流入す
る。そして、排気ガスはこの触媒コンバータ9,10内
で金属触媒等によって浄化された後、集合パイプ11、
サブマフラ12、分岐パイプ13及びメインマフラ1
4,15を介して外部へ放出されるようになっている。
【0012】前記各排気フロントパイプ5,6の途中に
設けられたバルブユニット7の内部には、両パイプ5,
6の間を連通する連通路16が設けられている。また、
その連通路16には、開閉用の排気制御弁17が設けら
れている。この排気制御弁17が開閉されることによ
り、連通路16が開放・閉塞され、結果として排気騒音
が低減されるようになっている。
【0013】そして、このバルブユニット7に隣接して
自在継手8が設けられている。次に、バルブユニット7
及び自在継手8について詳しく説明する。図2におい
て、バルブユニット7はステンレス製のユニット本体1
8を備え、そのフランジ18aが排気フロントパイプ
5,6のフランジ19に図示しないガスケットを介して
ボルトにより連結固定されている。このユニット本体1
8は軽量化を図るため減圧鋳造により薄肉加工されてい
る。
【0014】図1はバルブユニッ7及び自在継手8の部
分を示す断面図であり、図3は図1におけるA−A線部
分断面図である。これらの図からも明らかなように、ユ
ニット本体18内の連通路16は断面矩形状をなし、そ
の内部に排気制御弁17が配設されている。この排気制
御弁17は、中央部が肉厚で、かつ連通路16の断面に
対応して矩形状をなす弁体20と、この弁体20の基端
に一体形成された円板部21とを備えている。この円板
部21の中心からは下方へ軸22が突出形成され、弁体
20の中心から上方へは同じく軸23が突出形成されて
いる。また、連通路16の底壁には軸22に対応する軸
受凹部24が形成されるとともに、円板部21に対応す
る凹部25が形成されている。そして、軸受凹部24に
はブッシュ26を介して軸22が嵌め込まれ、回動可能
に支持されている。また、凹部25には連通路16の底
壁と面一となるように円板部21が嵌め込まれている。
【0015】一方、図3に示すように、連通路16内の
排気制御弁17に対応する位置には上方へ開口する開口
部27が形成されている。そして、この開口部27から
軸23が上方へ突出配置されている。この軸23の周囲
には開口部27を塞ぐようにブッシュ28が配設され、
軸23を回動可能に支持している。また、ブッシュ28
上にて、軸23の周囲にはリテーナ29が外嵌され、リ
テーナ29とブッシュ28の間にはリングシール30,
31が介在されている。さらに、図3,4に示すよう
に、このリテーナ29の周囲を覆うとともに、ブッシュ
28の上面を覆うように、ユニット本体18の上面に
は、略菱形状のプレート32がボルト33により締付固
定されている。このように、排気制御弁17が軸22,
23を中心に回動可能に支持されている。
【0016】そして、プレート32から上方へ突出した
軸23の先端部には、レバー34が軸23と一体回動可
能に取着されている。また、レバー34の一端部には上
方へ突出するピン35が設けられている。レバー34と
プレート32との間には、プレート32の一部を覆うよ
うにスプリングプレート36が介在されている。このス
プリングプレート36には軸23を中心に円弧状をなす
突起36aが形成されており、その突起36aがレバー
34の下面に当接している。これによって、レバー34
は上方へ付勢され、そのガタツキが防止されるようにな
っている。
【0017】図5,6に示すように、ユニット本体18
の側部には、レバー34を回動させるためのアクチュエ
ータ37がブラケット38を介してボルト39により取
付固定されている。アクチュエータ37内部には、一対
の挟持部材40,41が設けられ、これら挟持部材4
0,41間にはダイヤフラム42が挟持されている。ダ
イヤフラム42の周縁はアクチュエータ37の外周に突
出するフランジ43に取着されるとともに、そのダイヤ
フラム42によってアクチュエータ37の内部が負圧室
37aと大気圧室37bとに区画されている。両挟持部
材40,41の中心部には、大気圧室37bから外部へ
突出して延びる作動ロッド44の基端が連結されてい
る。そして、この作動ロッド44の先端はピン35に回
動可能に連結されている。また、負圧室37aにおい
て、挟持部材41とアクチュエータ37の底壁の間に
は、圧縮スプリング45が介在されている。そして、こ
の圧縮スプリング45によって両挟持部材40,41及
びダイヤフラム42が付勢されることにより、作動ロッ
ド44が図5に実線で示すように、外方へ延びる方向へ
付勢されている。この状態では、レバー34が図5の実
線位置に配置され、排気制御弁17を開く開弁位置に配
置されている。
【0018】また、負圧室37aには外方へ延びる圧力
ポート46が設けられている。そして、この圧力ポート
46を通じて負圧室37aに負圧が導入されることによ
り、挟持部材40,41及びダイアフラム42が圧縮ス
プリング45の付勢力に抗して引かれて、作動ロッド4
4が図5に2点鎖線で示すようにアクチュエータ37の
内部へ縮む方向へ引かれる。この状態では、レバー34
が図5の2点鎖線位置に配置され、排気制御弁17が連
通路16を閉じる閉弁位置に配置される。
【0019】そして、この実施例では、レバー34の位
置を規制するためのストッパが設けられている。すなわ
ち、図5に示すように、レバー34の近傍において、ユ
ニット本体18の上面には、上方へ突出するブラケット
47が設けられている。このブラケット47には、スト
ッパを構成する一対のボルト48,49がナット50〜
53によって平行に取付けられている。一方のボルト4
8はレバー34のピン35に近い一端に当接可能に配置
されている。また、他方のボルト49はレバー34の他
端に当接可能に配置されている。
【0020】従って、ナット50〜53を調節し、各ボ
ルト48,49のレバー34に対する当接位置を調整す
ることによりレバー34の回動範囲が規制され、もって
排気制御弁17の開弁位置、閉弁位置が決定される。
【0021】この実施例において、アクチュエータ37
の負圧室37aに対する負圧、大気圧の導入は図示しな
いバキュームスイッチングバルブ(VSV)によって切
換えられるようになっている。従って、図5に実線で示
す状態、すなわち、排気制御弁17が開弁位置にある状
態で前記VSVの制御によって負圧室37aに負圧が導
入されると、作動ロッド44が縮む方向へ移動してレバ
ー34が図5に2点鎖線位置まで回動され、排気制御弁
17が閉弁位置に切換えられる。また、前記VSVの制
御によって負圧室37aへの導入を負圧から大気圧に切
換える。これにより、作動ロッド44が延びる方向へ移
動して、レバー34が図5の実線位置まで回動復帰さ
れ、排気制御弁17が開弁位置へ戻される。
【0022】このようにして、排気制御弁17がエンジ
ン回転数等に応じて適宜に開閉制御されることにより、
エンジン1の排気騒音の低減が図られるのである。次
に、自在継手8の構成について説明する。
【0023】図1に示すように、自在継手8は中央部が
幾分縮径された可撓性を有する一対の中継パイプ54,
55を備え、これら中継パイプ54,55の一端がユニ
ット本体18の下流側の2つの開口部18b,18cに
対して嵌め込まれている。これら中継パイプ54,55
には、中央部に蛇腹状の可撓部56を有するベローズ管
57,58が外嵌されている。また、そのベローズ管5
7,58の外周を覆うように一対のサポートカバー5
9,60が互いに一部をオーバーラップさせながら配設
されている。図1,7に示すように、一方のサポートカ
バー59は固定部59a、拡径部59b及びカバー部5
9cから構成されている。固定部59aは、ベローズ管
57,58の一端の外周面に嵌合される部分であり、拡
径部59bは、固定部59aに連なり、可撓部56にい
くにつれて拡径するテーパ状となっている。また、カバ
ー部59cは、可撓部56の外周を覆うように形成さ
れ、その両側には2つの突起59dが突出形成されてい
る。そして、一方のサポートカバー59の基端が前記ユ
ニット本体18の両開口部18b,18cに対し、全周
溶接W1によって接合されている。
【0024】また、他方のサポートカバー60も固定部
60a、拡径部60b及びカバー部60cから構成され
ている。このカバー部60cは前記一方のサポートカバ
ー59のカバー部59cの内側に位置しており、前記両
側の突起59dに対応する位置にはピン穴60dが形成
されている。
【0025】これら両サポートカバー59,60は、突
起59d及びピン穴60d部分に設けられた連結ピン6
1により、ワイヤメッシュ62を介して相互に連結され
ている。このワイヤメッシュ62は細径のワイヤを編み
込んだものを所定の形状に圧縮したものであり、弾性を
有する。また、連結ピン61は円筒部61aと同円筒部
61aの基端部から半径方向に突出するフランジ部61
bとから形成されている。この連結ピン61のフランジ
部61bは、スポット溶接W2によって内側のサポート
カバー60の内面に固定されている。連結ピン61の円
筒部61aは、サポートカバー60のピン穴60dを貫
通し、一方のサポートカバー59の突起59d内まで延
びている。
【0026】このように、この実施例における自在継手
8は、ピンジョイント型の継手構造をなしており、両連
結ピン61を中心として両サポートカバー59,60が
上下方向へある程度相対回動可能になっている。また、
両サポートカバー59,60がが回動されるときには、
ベローズ管57,58及び中継パイプ54,55の屈曲
が多少許容されるようになっている。
【0027】従って、車両の走行中に振動を受けた場合
には、ベローズ管57,58の可撓部56及び連結ピン
61部分のワイヤメッシュ62が弾性的に変形する。ま
た、サポートカバー59,60を連結する2つの連結ピ
ン61は同ピン61を中心として上下方向にある程度回
動することから、排気フロントパイプ5,6の振動は吸
収されて小さくなる。
【0028】次に、上記のように構成した車両の排気装
置の作用を説明する。車両は、走行中には、路面の凹凸
等に起因して多少なりとも振動を受ける。これに伴い、
排気管を構成する排気フロントパイプ5,6も振動を受
けることになる。このとき、自在継手8は排気フロント
パイプ5,6のなかでも比較的屈曲が容易であるため、
この自在継手8は振動の節の一つとなる。この実施例に
おいては、排気制御弁17を自在継手8、すなわち節の
近傍に設けたので、排気制御弁17付近における振動も
比較的少なくて済む。そのため、振動に起因して排気制
御弁17とユニット本体18とが干渉し合うことがなく
なり、排気制御弁17の円滑な開閉を確保することがで
きる。
【0029】また、上述したように、排気制御弁17の
開閉が円滑に行える分だけ、排気制御弁17とユニット
本体18とのクリアランスをより小さくすることができ
る。これにより、排気制御弁17の全閉時における排気
ガスの洩れを少なくすることができ、排気騒音の低減効
果をより有効なものとすることができる。
【0030】さらに、この実施例では、ベローズ管5
7,58のほとんどをサポートカバー59,60によっ
て覆った構成としている。従ってベローズ管57,58
を飛石や路面干渉から確実に保護することができる。
【0031】加えて、これらサポートカバー59,60
によって、路面凍結を防止するための融雪塩がベローズ
管57,58に付着する量が低減される。そのため、ベ
ローズ管57,58の高温塩害腐食の進行を抑制するこ
とができる。
【0032】併せて、連結ピン61部分には弾性を有す
るワイヤメッシュ62を介装させているので、サポート
カバー59,60同士の接触及び連結ピン61とサポー
トカバー59,60との直接接触を防止できるととも
に、振動による打音の発生を防止することができる。
【0033】(第2実施例)次に、第2の発明を具体化
した第2実施例を図8,9に基づいて詳細に説明する。
【0034】図8はこの実施例における車両の排気装置
を説明する概略図である。同図において、車両の前部に
搭載された内燃機関としての4気筒エンジン71の排気
系には、各気筒毎の4つの排気ポート72A,72B,
72C,72Dに連通する排気マニホールド73が設け
られている。この排気マニホールド73には、排気フロ
ントパイプ74の一端が連結固定されている。また、排
気フロントパイプ74の他端側は、触媒コンバータ75
に連結されている。さらに、触媒コンバータ75の下流
側は排気管を構成する排気リアパイプ76に連結され、
同排気リアパイプ76の端部はマフラ77に連結されて
いる。
【0035】そして、エンジン71の各排気ポート72
A〜72Dより排出された排気ガスは各排気マニホール
ド73及び排気フロントパイプ74を通って触媒コンバ
ータ75内に流入する。そして、排気ガスはこの触媒コ
ンバータ75内で金属触媒等によって浄化された後、排
気リアパイプ76、マフラ77を介して外部へ放出され
るようになっている。
【0036】前記排気リアパイプ76の途中には、バル
ブユニット78が配設されている。このバルブユニット
78の本体内には、排気ブレーキ用の排気制御弁79が
設けられている。この排気制御弁79は、図示しないバ
キュームシリンダによって開閉駆動されるものであり、
車両走行中に排気制御弁79が閉じられることにより、
排気制御弁79中の排気ガスの流れが堰止められ、エン
ジン71の内部抵抗が増大してエンジンブレーキがかけ
られ、車両が減速されるようになっている。
【0037】このバルブユニット78及びマフラ77下
流側には、上方へ突出する管側ブラケット80,81が
設けられている。また、車体82において、各管側ブラ
ケット80,81に対応する位置には、下方へ垂下する
車体側ブラケット83,84がそれぞれ設けられてい
る。そして、これら管側ブラケット80,81と車体側
ブラケット83,84とがサポート部材85を介して連
結され、これによって排気リアパイプ76及びマフラ7
7が車体82に支持されている。
【0038】図9に示すように、サポート部材85はゴ
ム弾性体によって略四角環状に形成され、その上下に相
対向する部位には、それぞれ取付孔86,87が形成さ
れている。上側の取付孔86には車体側ブラケット8
3,84が、上側の取付孔87には管側ブラケット8
0,81がそれぞれ嵌入されている。また、このサポー
ト部材85の左右に相対向する部位は伸縮可能な弾性ア
ーム部88,89となっている。そして、その弾性アー
ム部88,89によって振動が吸収されるようになって
いる。
【0039】次に、上記のように構成した車両の排気装
置の作用及び効果を説明する。車両の走行中に排気リア
パイプ76及びマフラ77が振動を受けると、これら排
気リアパイプ76及びマフラ77はサポート部材85の
部分で振動が吸収されることになる。従って、排気リア
パイプ76及びマフラ77のなかでもサポート部材85
の近傍が振動の最も少ない節部となる。そして、この実
施例では、排気ブレーキ用の排気制御弁79がサポート
部材85の近傍に設けられていることから、排気制御弁
79の付近における振動も比較的少なくなる。
【0040】その結果、振動に起因して排気制御弁79
とバルブユニット78とが干渉し合うことがなくなり、
排気制御弁79の円滑な開閉を確保することができる。
なお、この発明は前記各実施例に限定されるものではな
く、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に
変更して次のように実施することもできる。
【0041】(1)前記第1実施例では、自在継手8の
サポートカバー59,60を連結ピン61で連結するい
わゆるピンジョイント型継手構造としたが、その外にも
例えばヒンジ型継手や球面継手により連結する構成とし
てもよい。
【0042】(2)前記第1実施例では、排気騒音を低
減するための排気制御弁17を自在継手8の近傍に設
け、前記第2実施例では排気ブレーキ用の排気制御弁7
9の近傍をサポート部材85により支持する構成とした
が、それとは逆に第1実施例の排気制御弁17の近傍を
サポート部材により支持したり、第2実施例の排気制御
弁79を自在継手の近傍に設ける構成としてもよい。
【0043】(3)前記第1実施例では、排気騒音を低
減するための排気制御弁17を設け、前記第2実施例で
は排気ブレーキ用の排気制御弁79を設けたが、排気管
の途中に設けられる排気制御弁であればいかなる目的の
ものであってもよい。
【0044】(4)前記第1実施例では、サポートカバ
ー60と連結ピン61は別部材で構成されているが、サ
ポートカバー60にプレス成形によって連結ピン61に
準じたピンを成形する構成としてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、排気制御弁を排気管の自在継手部の近傍に設けるよ
うにしたので、排気管の振動にもかかわらず、排気制御
弁の円滑な開閉を行うことができるという優れた効果を
奏する。
【0046】また、第2の発明によれば、排気制御弁の
近傍を排気管サポートにより支持するようにしたので、
排気管の振動にもかかわらず、排気制御弁の円滑な開閉
を行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を具体化した第1実施例における主
要部としてのバルブユニット及び自在継手を示す平断面
図である。
【図2】第1実施例において車両の排気装置を示す平面
図である。
【図3】第1実施例において排気制御弁の取付構造を示
す図1のA−A線断面図である。
【図4】第1実施例においてバルブユニットのレバーの
動きを示す部分平面図である。
【図5】第1実施例においてバルブユニットの外観を示
す平面図である。
【図6】第1実施例においてバルブユニットの外観を示
す端面図である。
【図7】第1実施例における自在継手を示す側面図であ
る。
【図8】第2の発明を具体化した第2実施例における車
両の排気装置を示す側略図である。
【図9】第2実施例におけるサポート部材等を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,71…内燃機関としてのエンジン、5,6…排気管
を構成する排気フロントパイプ、8…自在継手、17,
79…排気制御弁、76…排気管を構成する排気リアパ
イプ、85…サポート部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 7/08 F02D 9/04 B60K 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された内燃機関の排気系を構
    成する排気管と、 前記排気管の途中に設けられて排気の流れを制御するた
    めに開閉される排気制御弁とを備えた車両の排気装置に
    おいて、 前記排気管の途中にその排気管の屈折を許容する自在継
    手を設け、前記排気制御弁を前記自在継手の近傍に設け
    たことを特徴とする車両の排気装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載された内燃機関の排気系を構
    成する排気管と、 前記排気管の途中に設けられて排気の流れを制御するた
    めに開閉される排気制御弁とを備えた車両の排気装置に
    おいて、 前記排気制御弁の近傍を前記排気管のサポート部材によ
    り支持したことを特徴とする車両の排気装置。
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