JP2887287B2 - 亜鉛合金線の製造方法及び着色メッキ用亜鉛合金線 - Google Patents
亜鉛合金線の製造方法及び着色メッキ用亜鉛合金線Info
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- JP2887287B2 JP2887287B2 JP63141542A JP14154288A JP2887287B2 JP 2887287 B2 JP2887287 B2 JP 2887287B2 JP 63141542 A JP63141542 A JP 63141542A JP 14154288 A JP14154288 A JP 14154288A JP 2887287 B2 JP2887287 B2 JP 2887287B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、着色亜鉛合金線の製造方法及びその線の用
途に関する。
途に関する。
発明の従来技術 亜鉛合金線(99.99%Znより純度の悪いものを含む)
の製造に当っては、特に長いもの(1m以上)を簡易に得
る方法がなく、例えば蒸留亜鉛(Zn約98.5%)であって
も、1m前後の脆い線のみしか得ることができず、望まし
い方法が要望されている。また特に、溶射用の線を得る
ためには、長いものが巻き取れるほど、強度及び延性が
あることが望ましい。
の製造に当っては、特に長いもの(1m以上)を簡易に得
る方法がなく、例えば蒸留亜鉛(Zn約98.5%)であって
も、1m前後の脆い線のみしか得ることができず、望まし
い方法が要望されている。また特に、溶射用の線を得る
ためには、長いものが巻き取れるほど、強度及び延性が
あることが望ましい。
溶射用の線の中でも、着色亜鉛のようにチタン、マン
ガン等の添加物を蒸留亜鉛に添加したものは、さらに、
脆化し易く、上記溶射用線の特性にあったものを簡易に
得る方法が見い出されていなかった。
ガン等の添加物を蒸留亜鉛に添加したものは、さらに、
脆化し易く、上記溶射用線の特性にあったものを簡易に
得る方法が見い出されていなかった。
発明の構成 本発明は、上記問題点を解決するものであって、0.01
〜5%の着色元素を含有し、溶解された着色亜鉛合金を
加熱された鋳型を介して1mの長さに引出し、強度の高い
着色亜鉛用合金線を直接得ることを特徴とする着色亜鉛
合金線の製造方法、及びこの方法により製造された亜鉛
合金線を溶射による着色亜鉛メッキに使用する該合金線
に関する。
〜5%の着色元素を含有し、溶解された着色亜鉛合金を
加熱された鋳型を介して1mの長さに引出し、強度の高い
着色亜鉛用合金線を直接得ることを特徴とする着色亜鉛
合金線の製造方法、及びこの方法により製造された亜鉛
合金線を溶射による着色亜鉛メッキに使用する該合金線
に関する。
発明の具体的説明 本発明の対象となる亜鉛合金は、蒸留亜鉛を含むZn純
度が、99.99%未満の亜鉛に着色合金成分であるMn、Ti,
Fe等1種以上を0.01〜5%含ませたものである。
度が、99.99%未満の亜鉛に着色合金成分であるMn、Ti,
Fe等1種以上を0.01〜5%含ませたものである。
上記対象合金を、溶解炉で溶融し、加熱鋳型により鋳
造線を得る。
造線を得る。
加熱鋳型は、後述の第1図に示すように鋳型の溶解炉
に突出し、溶体により加熱されるもの、さらに鋳型が、
加熱装置により加熱される両者を含むものである。後者
は第2図に示すように、溶解炉2の下側側面に設けた鋳
型6を加熱部材10により加熱する方式のものである。な
お、1は溶湯、3は亜鉛合金線、7はピンチローラーで
ある。
に突出し、溶体により加熱されるもの、さらに鋳型が、
加熱装置により加熱される両者を含むものである。後者
は第2図に示すように、溶解炉2の下側側面に設けた鋳
型6を加熱部材10により加熱する方式のものである。な
お、1は溶湯、3は亜鉛合金線、7はピンチローラーで
ある。
亜鉛合金は、溶解炉で440〜500℃前後で溶解され、加
熱鋳型を通過し、鋳型線を得る。
熱鋳型を通過し、鋳型線を得る。
鋳造線の鋳造速度は、100〜500mm/分である。鋳造線
の径は2〜10mmφである。
の径は2〜10mmφである。
着色亜鉛合金線を用いて、溶射を行うことにより、セ
ラミックの表面、鉄錆表面等に、着色した亜鉛めっきを
容易に行うことができる。
ラミックの表面、鉄錆表面等に、着色した亜鉛めっきを
容易に行うことができる。
実施例 [実施例1] 蒸留亜鉛(Zn98.5%,Pb1%,Fe0.5%,Cd0.3%)を第1
図に示す溶解炉2で470℃で溶解し、溶解炉2の下部側
面に設け溶湯1に先端を突入され、溶湯により加熱され
た鋳型6から、亜鉛合金3をピンチロール7により引き
出した。鋳造速度は500mm/分で行った。
図に示す溶解炉2で470℃で溶解し、溶解炉2の下部側
面に設け溶湯1に先端を突入され、溶湯により加熱され
た鋳型6から、亜鉛合金3をピンチロール7により引き
出した。鋳造速度は500mm/分で行った。
線の径は3mmφのものが得られた。
線は脆さがないため、連続線を容易に得ることができ
た。
た。
溶射用の線として、好ましいものであった。
[実施例2] 蒸留亜鉛にTi0.5%,Mn0.1%を添加し、溶解炉で500℃
で溶解し、溶解炉の下部側面に設けた加熱、鋳型から線
を引き出した。鋳造速度は450mm/分で行った。線の径は
3mmφのものが得られた。
で溶解し、溶解炉の下部側面に設けた加熱、鋳型から線
を引き出した。鋳造速度は450mm/分で行った。線の径は
3mmφのものが得られた。
線は脆くないため、連続線を容易に得ることができ
た。
た。
着色亜鉛合金からなる溶射用の線が容易に得ることが
できた。
できた。
この線を用いて、溶射を行うことにより、赤、黄、
青、等の色を呈する亜鉛メッキが容易にできた。
青、等の色を呈する亜鉛メッキが容易にできた。
[比較例1] 実施例2で用いた亜鉛合金を通常の鋳造方法で線を得
たが、脆いため、長く強い線を得ることができなかっ
た。
たが、脆いため、長く強い線を得ることができなかっ
た。
発明の効果 (1)長く強い亜鉛合金を容易に得ることができる。
(2)特に溶射用の線を簡易に得ることができる。
(3)着色亜鉛合金の溶射用線を簡易に得ることがで
き、溶射により、赤、青、黄、緑等の着色亜鉛メッキが
容易にできる。
き、溶射により、赤、青、黄、緑等の着色亜鉛メッキが
容易にできる。
第1図は加熱鋳型の一実施例を示す図である。 第2図は加熱鋳型の別の実施例を示す図である。 1……溶湯 2……加熱炉 3……亜鉛合金線 6……鋳型 7……ピンチロール 10……加熱部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/16 C22F 1/16 B (56)参考文献 特開 昭61−169149(JP,A) 特開 昭60−191640(JP,A) 特開 昭63−51005(JP,A) 特開 昭54−125142(JP,A) 特開 昭63−247345(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】0.01〜5%のマンガン、チタン及び鉄から
なる群から選択された少なくとも1種の着色元素を含有
し、溶解された着色亜鉛合金を加熱された鋳型を介して
1m以上の長さで引出し、強度の高い着色亜鉛合金線を直
接得ることを特徴とする着色亜鉛合金線の製造方法。 - 【請求項2】請求項1の記載の方法により製造された、
溶射による着色メッキ用亜鉛合金線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63141542A JP2887287B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 亜鉛合金線の製造方法及び着色メッキ用亜鉛合金線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63141542A JP2887287B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 亜鉛合金線の製造方法及び着色メッキ用亜鉛合金線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01313149A JPH01313149A (ja) | 1989-12-18 |
JP2887287B2 true JP2887287B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=15294392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63141542A Expired - Lifetime JP2887287B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 亜鉛合金線の製造方法及び着色メッキ用亜鉛合金線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887287B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4565250B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-10-20 | Dowaメタルマイン株式会社 | 亜鉛線およびその製造方法 |
CN112813305B (zh) * | 2020-12-30 | 2021-12-03 | 苏州晶俊新材料科技有限公司 | 医用锌合金丝材及其制备方法、应用 |
CN113770337B (zh) * | 2021-08-07 | 2023-08-11 | 山东钢峰新材料科技有限公司 | 一种pc钢棒具有除锈功能的熔铸装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54125142A (en) * | 1978-03-23 | 1979-09-28 | Nishinippon Elec Wire Cable | Production of high temperatur heat conductive metal coating |
JPS60191640A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-30 | Nippon Light Metal Co Ltd | 加熱鋳型式連続鋳造法における鋳塊鋳造法 |
JPS61169149A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | Nippon Mining Co Ltd | 連続鋳造方法 |
JPS6351005A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-04 | 株式会社 オ−・シ−・シ− | 信号通信用電導線 |
-
1988
- 1988-06-10 JP JP63141542A patent/JP2887287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01313149A (ja) | 1989-12-18 |
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