JP2886713B2 - 高強度pcパイル - Google Patents

高強度pcパイル

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Daido Konkuriito Kogyo Kk
DAIDOO KONKURIITO HONKON Ltd
KAWATETSU TEKUNO WAIYA KK
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DAIDOO KONKURIITO HONKON Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、合金鋼製の超高強
度でかつ低リラクゼーションの高強度PC鋼棒を用いた
高強度PCパイルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、高強度のPCパイル、PCポール
等(本明細書ではPCパイルと総称する)を製造するた
めに高強度PC鋼棒が使用されている。最高強度を有す
るPC鋼棒としてJIS G 3109に規定されている引張強
さ:145kgf/mm2以上、耐力:130kgf/mm2 以上の機械的
強度を有する異形棒D種SBPD 130/145が既知である。 【0003】また、この種の高強度PCパイルとして、
特開昭59−213816号公報には炭素量が 0.4wt%(以下%
で示す)以下でかつSiを 1.5〜2.0 %含有する線材を熱
間圧延後、所定の製造工程を経て焼戻し中に温間矯正を
施してパイル製造時の高温高圧蒸気養生条件下でのリラ
クゼーション値が8%級のPC鋼棒を軸筋として使用
し、その軸筋に螺旋鉄筋をスポット溶接し、かつ前記軸
筋を緊張状態でコンクリート中に埋設し、高温高圧蒸気
養生して 50 kg/cm2以上の有効プレストレス量の高強度
PCパイルを製造することが開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】PCパイルに用いられ
るPC鋼棒の強度は、後述するパイル中の有効プレスト
レスとの関係から高いほど本質的には有利であるが、実
際上は強度が高くなるほどPCパイル等への使用前後に
遅れ破壊を生じる危険性が高い。したがって、上述した
JIS G 3109に規定の異型棒D種SBPD 130/145によるPC
鋼棒を用いる場合においても、引張強さが規格下限値の
145 kgf/mm2程度、最高でも 155 kgf/mm2のものが限度
とされている。 【0005】一方、PC鋼棒を用いているPCパイルに
おいては、近年高強度パイルが普及し、その製造方法と
して生産性および品質の見地から高温高圧蒸気養生法が
一般的になってきている。この高温高圧蒸気養生におい
ては、通常、90℃以下の温度で3〜5時間蒸気養生した
後、 200℃以下で3時間以内のオートクレープ養生を実
施している。しかし、この際、PC鋼棒のリラクゼーシ
ョンロスの値が後述する有効プレストレスに大きく影響
するため、高温高圧蒸気養生中におけるリラクゼーショ
ン値の低いPC鋼棒が求められている。これがためこの
高温高圧養生中のPC鋼棒のリラクゼーション値が15%
以下、更に、最近では8%以下のものが実用されつつあ
る。 【0006】また、PC鋼棒をPCパイル等に使用する
場合に、PC鋼棒に与える初期張力は、後述する有効プ
レストレス量を高めるために、大きければそれだけ有利
であるが、初期張力を上ればそれだけリラクゼーション
ロスの値が一般的に大きくなり、更に実作業において通
常行う端末固定法であるヘッディングのヘッド部や微小
な表面キズ部等を起点とする遅れ破壊の危険性が高まる
ため、JIS G 3109においても初期張力はPC鋼材の規格
引張強さの 0.7倍以下又は降伏点荷重の 0.8倍以下に制
限されている。 【0007】一方、高強度パイル等に導入される有効プ
レストレス量は、コンクリートの弾性変形、コンクリー
トのクリープおよび乾燥収縮およびPC鋼材のリラクゼ
ーションを考慮して次の式から求められる。 有効プレストレスσce( kgf/cm2)は 【数1】 【0008】(1)式から明らかなように、σpiを大きく
し、Δσp およびΔσr をできるだけ小さくすることに
よって有効プレストレス量を効果的に上げることがで
き、同一有効プレストレス量が必要な場合、使用PC鋼
材量の少ない経済性の高いPCパイル等を供給すること
ができる。そして、この場合、簡易式として次式で有効
プレストレス量を計算することができる。 【数2】【0009】しかしながら、上述したように、従来技術
によれば、遅れ破壊およびリラクゼーションを考慮して
JIS G 3109による異形棒D種SBPD 130/145を用いる場合
においても、PC鋼棒の初期張力は規格引張強さである
145 kgf/mm2の70%、すなわち 101.5 kgf/mm2に制限さ
れており、また、リラクゼーション値を測定する初期荷
重についても、上述した値が使用されている。 【0010】したがって、高強度パイルにおける有効プ
レストレス量のロスの実体は表1に示す通りである。 【表1】 表1に示すように、従来の高強度PC鋼棒を用いて製造
された従来の高強度PCパイルは有効プレストレス量の
ロスが大きく、PC鋼棒の使用量の低減効果があまり期
待できないという問題があった。 【0011】本発明の目的は、上記の問題を有利に解決
するもので、高強度であっても遅れ破壊を生じる危険性
が小さく、かつ初期張力を高くしてもリラクゼーション
の値が低く、従ってPCパイルに用いて有効プレストレ
ス量のロスが小さい高強度PC鋼棒を主筋として使用す
ることにより、高温高圧蒸気養生条件下でPC鋼棒の引
張強さの 0.7倍を超える初期張力を加えても、リラクゼ
ーションが8%以下である有効プレストレス量の大きな
高強度PCパイルを提供するところにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
C:0.25〜0.45%、Si:1.0 〜2.0 %、Mn:1.0 %以上
を含み、かつそのSiおよびMn含有量を〔Si〕, 〔Mn〕で
あらわした両者の比〔Si〕/〔Mn〕が1.20±0.50の条件
を満足する組成になる合金鋼材を、熱間圧延および焼入
れ後、焼戻し温度範囲が 350〜 500℃でかつ焼戻し工程
中に歪量 0.8%以上の曲げ加工、又は引抜き加工を施し
て得た引張り強さ: 160 kgf/mm2以上の強度を有する遅
れ破壊特性の優れた高強度PC鋼棒を主筋とし、この主
筋を、その周りに固定された螺旋鉄筋または帯鉄筋から
なるスターラップと共に、コンクリート中に緊張状態で
埋設し、ついで蒸気養生を施して得たPCパイルであっ
て、該スターラップ付き主筋を、コンクリートが固まる
以前に引張強さの 0.7倍を超えて緊張したことを特徴と
する、有効プレストレス量が 50 kgf/cm2 以上の高強度
PCパイルである。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明において、主筋として用い
るPC鋼棒は、従来のPC鋼棒と同様にC,Si, Mnの他
に機械的性質を満足させるために必要に応じ、他の成分
を含有するものであるが、本発明においては、C,Si,
Mnが重要な成分であり、特にSi/Mnの含有量比が重要で
ある。以下、これら成分の限定理由について説明する。 【0014】C:0.25〜0.45% Cは強度に関係し、0.25%未満では焼戻し後の高強度を
得るに不十分であり、一方0.45%を超えると点溶接部の
強度および伸びの劣化が著しくなるため、0.25〜0.45%
の範囲に限定した。 【0015】Si:1.0 〜2.0 % Si含有量が 1.0%以上になるとミクロクラックの伝播を
妨げる効果が顕著となり、高強度においても遅れ破壊に
対する安定度を増大するが、その効果は 2.0%付近で飽
和する。また 2.0%を超えると材料の靱性が損なわれる
傾向にあるので、Si量は 1.0〜2.0 %の範囲に限定し
た。 【0016】 Mn:1.0 wt%以上、かつ〔Si〕/〔Mn〕が1.20±0.50 Mnは、通常の脱酸および焼入れ効果の他に、点溶接性の
改善にも有効に寄与し、その有効範囲は 1.0%以上であ
る。また、SiおよびMnがそれぞれ1%以上の所謂合金鋼
成分範囲においては、SiおよびMnのミクロ偏析に基づく
縞状組織に起因して、ヘッディング加工時においてヘッ
ド下部が脆化するだけでなく、その部分の遅れ破壊感受
性も増大する。かようなヘッディング加工時におけるヘ
ッド下部の脆化やその部分の遅れ破壊感受性の増大を抑
止するためには、〔Si〕/〔Mn〕比の管理が重要で、
〔Si〕/〔Mn〕比を1.20±0.50の範囲に制限する必要が
あり、出来れば1.20±0.30の範囲に制限することが望ま
しい。 【0017】焼戻し工程中の温度および歪み量は、PC
鋼棒の強度およびリラクゼーション値を決定する要素で
あり、とりわけ高強度でしかも高初期荷重における低リ
ラクゼーションを達成する場合は、特に、その重要性が
高まる。焼戻し温度が 350℃より低いときは、良好なリ
ラクゼーション値が得られず、又 500℃を超えた場合
は、必要な強度が得られないため焼戻し温度は 350〜50
0 ℃とすることが必要である。更に、歪み量は、特に良
好なリラクゼーション値を得るために、0.8 %以上とす
ることが必要である。 【0018】かくして、引張り強さが 160 kgf/mm2以上
で遅れ破壊特性に優れ、しかも高初期張力下においてリ
ラクゼーションロスの小さな高強度PC鋼棒が得られる
が、本発明では、かかる高強度のPC鋼棒を主筋として
PCパイルを構成する。この高強度PC鋼棒をコンクリ
ート中に埋設するに際しては、この主筋の他、その周り
に固定された螺旋鉄筋または帯鉄筋からなるスターラッ
プを共にコンクリート中に緊張状態で埋設する。つい
で、蒸気養生を施すが、この蒸気養生は、60〜90℃の蒸
気養生でも、またかような蒸気養生後にさらに高温高圧
下で飽和蒸気養生を施すいずれの処理でも良い。 【0019】本発明の特徴は、上記のスターラップ付き
主筋を、緊張状態でコンクリート中に埋設するに際し、
引張強さの 0.7倍を超える張力で緊張するところにあ
る。すなわち、従来は前述したとおり、初期張力を上れ
ばそれだけリラクゼーションロスの値が大きくなり、ま
た実作業において遅れ破壊の危険性が高まるため、初期
張力はPC鋼材の規格引張強さ(145 kgf/mm2)の 0.7倍
以下に制限されていたのであるが、本発明の主筋である
上記高強度PC鋼棒は、初期張力を高くしてもリラクゼ
ーションの値が低く、また遅れ破壊の危険性もないた
め、初期張力の付加に際し、引張強さの基準値を従来レ
ベルを超える 160 kgf/mm2とし、さらにこの基準引張強
さの 0.7倍を超える張力で緊張しても何ら問題がなく、
かくして有効プレストレス量が 50 kgf/cm2 以上の高強
度PCパイルを効果的に得ることができるのである。 【0020】 【実施例】本発明による実施例を従来例と比較して表2
および表3に示す。リラクゼーションの測定では図1に
示す蒸気養生による温度履歴後の初期荷重の変化により
値いを求めた。さらに初期荷重については、従来の145k
gf/mm2×線径毎の断面積×0.7 とともに本発明の主筋の
効果が大きく認められる160kgf/mm2×線径毎の断面積×
0.75についても行った。 【0021】遅れ破壊テストは所定のヘッディング加工
を行った後、図2に示す試験治具により試験片に160kgf
/mm2×0.75×断面積の荷重をかけて固定し、図3に示す
高温高湿用試験槽により60℃の飽和水蒸気中に 180日間
保持し、遅れ破壊の発生頻度を試験したものである。 【0022】なお図2は試験治具1を示し、2は保護
板、3は試験片頭部支持板、4は胴部、5は軸力保持
板、6は軸力保持用ナット、7は試験片飛出し防止ナッ
ト、8は通気孔、9は試験片を示す。 【0023】また、図3は高温高湿用試験槽を示し、10
は恒温槽、11は飽和蒸気室、12は60℃に加熱された油、
13は攪拌器、14は60℃に保持された水、15は蒸気冷却
器、そして16は飽和蒸気室11内の蒸気中に図2示の試験
治具1を保持するための支持台を示す。 【0024】 【表2】【0025】 【表3】【0026】表2,表3から明らかなように、本発明の
主筋である高強度PC鋼棒は、従来品の高強度PC鋼棒
に比較して著しく強度が高い上、遅れ破壊性が著しく改
善され、更にリラクゼーション値が低く、初期荷重を16
0kgf/mm2×断面積×0.75にした場合でも、歪み量 0.8%
以上でリラクゼーション値を8%以下の値とすることが
できた。 【0027】表4に、本発明の主筋であるPC鋼棒の強
度限界および種々のヘッディング条件下での安定性の確
認テストの結果を示す。同表に示したとおり、本発明の
主筋であるPC鋼棒の強度限界は 173〜178 kgf/mm2
範囲内にある。そして強度限界が 160〜173 kgf/mm2
範囲内では、ヘッディング条件が変化しても極めて安定
していた。 【0028】 【表4】 【0029】なお、PC鋼棒の線径毎の断面積を表5に
示す。 【表5】【0030】次に、本発明の主筋であるPC鋼棒を使用
して鋼材量を20%以上節約した高強度パイルの実施例に
ついて説明する。高強度パイルは外径 500mm、肉厚 100
mmのもので有効プレストレス量 50 kgf/cm2 以上の規格
品を製作した。使用したPC鋼棒を表6に示す。 【0031】 【表6】 【0032】次に使用鋼材量を算定する。従来例はリラ
クゼーション値が15%程度であり、更にコンクリートの
弾性変形ロスおよびコンクリートのクリープおよび乾燥
収縮ロスは一定で11.5%と算定される。したがって、P
C鋼棒の必要本数は次のように算定される。 【数3】本発明によるPC鋼棒のリラクゼーションは160kgf/mm2
×0.75の初期張力付加時に8%以下であることから 【数4】 【0033】これらの算出結果を表7にまとめて示す。 【表7】 【0034】次に本発明のPCパイルの断面積比(所要
PC鋼棒の合計断面積÷PCパイルの断面積×100)%
を、比較例の特開昭59−213816号公報に開示の8%級低
リラクゼーションPC鋼棒および従来通常使用されてい
る15%低リラクゼーションPC鋼棒と比較して表8に示
す。 【0035】 【表8】【0036】次に代表的なPCパイルの径・肉厚および
種別(有効プレストレスから50 kgf/cm2級、80 kgf/cm2
級=JISB種、100kgf/cm2級=JISC種の3種)に
ついてPC鋼棒の面積比率を算定し、その結果を表9に
示す。 【表9】上述したPC鋼棒の面積比率は使用するPC鋼棒の直径
をかえた場合でもほぼそのまま適用できる。例えば、パ
イル径1000mm (肉厚130mm)、パイルの種別 100 kgf/cm2
級を各種のPC鋼棒を9.2 φとした場合の面積比率は次
表10のとおりである。 【表10】 【0037】 【発明の効果】本発明で主筋として用いる高強度PC鋼
棒は、従来品の高強度PC鋼棒に比較して著しく強度が
高い上、遅れ破壊性が著しく改善され、更にリラクゼー
ション値が低いことから、初期荷重を160kgf/mm2×断面
積×0.75とした場合でも、歪み量 0.8%以上でリラクゼ
ーション値をほぼ8%以下の値とすることができる。従
って、本発明のPCパイルでは、従来のものと比較して
PC鋼材の使用量を20%以上削減でき、非常に経済的な
PCパイルが製造可能であり、更に遅れ破壊に対して大
変有利な高性能かつ高強度のPCパイルを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】リラクゼーションの測定に用いられた蒸気養生
の温度履歴曲線図である。 【図2】遅れ破壊テストに用いた試験用治具の線図的側
面図である。 【図3】遅れ破壊テストに用いた高温高湿用試験槽の線
図的縦断面図である。 【符号の説明】 1 試験治具 2 保護板 3 試験片頭部支持板 4 胴部 5 軸力保持板 6 軸力保持用ナット 7 試験片飛出し防止ナット 8 通気孔 9 試験片 10 恒温槽 11 飽和蒸気室 12 60℃に加熱された油 13 攪拌器 14 60℃に保持された水 15 蒸気冷却器 16 支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 大同コンクリート工業 株式会社 東京都墨田区両国2−10−14 (72)発明者 武井 雅光 千葉県千葉市新浜町1番地 川鉄鋼線工 業株式会社千葉工場内 (72)発明者 上妻 弘幸 香港 ニュー テリトリーズ タイポ タイポ インダストリアル エステイツ ダイシン ストリート 3 (72)発明者 西野 正 東京都千代田区神田神保町2−4 九段 富士ビル 大同コンクリート工業株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭57−82431(JP,A) 特開 昭57−169020(JP,A) 特開 昭58−157921(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.C:0.25〜0.45wt%、Si:1.0 〜2.0 wt%、Mn:1.
    0 wt%以上を含み、かつそのSiおよびMn含有量〔S
    i〕, 〔Mn〕であらわした両者の比〔Si〕/〔Mn〕1.2
    0±0.50の条件を満足する組成になる合金鋼材を、熱間
    圧延および焼入れ後、焼戻し温度範囲が 350〜 500℃で
    かつ焼戻し工程中に歪量 0.8%以上の曲げ加工、又は引
    抜き加工を施して得た引張り強さ 160 kgf/mm2以上の
    強度を有する遅れ破壊特性の優れた高強度PC鋼棒
    筋と、この主筋を、その周りに固定された螺旋鉄筋ま
    たは帯鉄筋からなるスターラップと共に、コンクリート
    中に緊張状態で埋設し、ついで蒸気養生を施して得たP
    Cパイルであって、該スターラップ付き主筋を、コンク
    リートが固まる以前に引張強さの 0.7倍を超えて緊張
    たことを特徴とする、有効プレストレス量が 50 kgf/cm
    2 以上高強度PCパイル。
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JPS5782431A (en) * 1980-11-08 1982-05-22 Sumitomo Metal Ind Ltd Production of high tension wire rod
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JPS63151720A (ja) * 1986-12-11 1988-06-24 川鉄テクノワイヤ株式会社 高強度pc鋼棒の製造方法

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