JP2886029B2 - 交差偏波補償回路 - Google Patents

交差偏波補償回路

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衛星放送や衛星
通信において、互いに直交する2つの偏波成分のうち、
受信しようとする1つの偏波に他方の偏波成分が含まれ
る交差偏波を除去するための、交差偏波補償回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば衛星放送や衛星通信では、同一周
波数で互いに直交する垂直偏波及び水平偏波において、
異なる情報を伝送することが一般的である。このような
衛星放送や衛星通信を受信する場合、これら直交する2
つの偏波を同時にローノイズブロックコンバータに供給
し、これら2つの偏波をそれぞれ低い周波数に周波数変
換することがある。
【0003】図5は、このような直交する2つの直線偏
波をローノイズブロックコンバータに入力する部分を示
したもので、例えばパラボラ反射鏡で反射され、その反
射鏡の焦点位置に配置された一次放射器から、導波管1
0内に導入された、直交する2つの直線偏波、例えば垂
直偏波と水平偏波とは、互いに直交するように配置され
たプローブ12V、12Hによって受信される。無論、
これらプローブ12V、12Hは、図6に示すように導
波管10の終端部から約λg /4(λg は受信しようと
する垂直及び水平偏波の電波の導波管内波長)の位置に
配置されている。
【0004】これらプローブ12V、12Hによって受
信された垂直偏波及び水平偏波は、マイクロストリップ
ライン14V、14Hを経て、ローノイズブロックコン
バータの初段の増幅素子16H、16Vに供給され、以
後、垂直偏波は、垂直偏波用の高周波増幅回路、周波数
変換回路、中間周波増幅回路によって、水平偏波は、水
平偏波用の高周波増幅回路、周波数変換回路、中間周波
増幅回路によって、それぞれ処理され、水平偏波及び垂
直偏波をそれぞれ独立して、低い周波数に変換して、ロ
ーノイズブロックコンバータから取り出される。なお、
18、20はアース、22H、22Vはマイクロストリ
ップラインで、後続の回路素子に増幅素子16H、16
Vの出力を供給するためのものである。
【0005】或いは、増幅素子16H、16Vの電源供
給線路に高周波スイッチング素子を設け、これらスイッ
チング素子によって増幅素子16H、16Vのいずれか
一方を動作させることにより選択された、垂直偏波及び
水平偏波の一方が、高周波増幅回路に供給され、以後、
周波数変換回路、中間周波増幅回路に供給され、水平及
び垂直偏波のうち選択された一方のみが低い周波数に変
換されて、ローノイズブロックコンバータから取り出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置で
は、構成は簡単であるが、交差偏波成分を除去するため
の対策を施していないので、交差偏波識別度はプローブ
12H、12Vの性能に依存するため約10乃至20d
Bしかとれず、充分とは言えない。1偏波のみの受信用
であれば、不要な成分を吸収するための吸収抵抗等の交
差偏波抑圧素子を設けることによって、交差偏波識別度
を向上させることもできるが、直交する2偏波の受信用
であるので、交差偏波抑圧素子を設けることはできな
い。従って、交差偏波成分も、所望の偏波成分と共に、
増幅、周波数変換されるので、受信した衛星信号の品質
が低下するという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明では、第1及び第2の入力部と、第1及
び第2の出力部とを有する伝送ラインのみからなる伝送
ライン回路が設けられている。この伝送ライン回路は、
第1及び第2の入力部への同相の第1及び第2の入力信
号の供給に応じて、第1の出力部に、振幅が第1の振幅
値である、第1の入力信号に対応する第1の出力信号
と、振幅が第2の振幅値である、第2の入力信号に対応
する第2の出力信号とを、生成する。また、第2の出力
部に、振幅が第3の振幅値である、第1の入力信号に対
応する第3の出力信号と、振幅が第4の振幅値である、
第2の入力信号に対応する第4の出力信号とを発生す
る。この伝送ライン回路は、第1及び第2の出力信号が
互いに逆相となる状態に、第1及び第2の入力部から第
1及び第2の出力部まで伸びる伝送ラインを有し、かつ
この伝送ラインのインピーダンスを、第1の振幅値と第
2の振幅値との絶対値がほぼ等しい状態に、定めてあ
る。第1の入力部への第1の入力信号は、第2の入力部
への第2の入力信号に基づいて発生した交差偏波成分で
ある。
【0008】また、上記回路は、第1及び第2の入力部
からと、第1及び第2の出力部とから見て、対称に構成
することができる。
【0009】
【作用】本発明によれば、第2の入力信号に基づく交差
偏波成分である第1の入力信号によって、第1の出力部
に第1の出力信号が発生している。また、第2の入力信
号に基づいて、第1の出力部に第2の出力信号が発生し
ている。これら第1及び第2の出力信号は、位相が逆相
であって、かつその振幅値である第1の振幅値と第2の
振幅値とは、その絶対値がほぼ等しい。従って、第1の
出力部では、第1の出力信号と第2の出力信号との加算
値はほぼ零となり、交差偏波成分が除去される。また、
上記回路は、第1及び第2の入力部からと、第1及び第
2の出力部とから見て、対称に構成すると、その対称性
から、第2の入力部に生じた、第1の入力部に供給され
た信号に基づく交差偏波成分も、第2の出力部において
除去される。
【0010】
【実施例】この実施例の交差偏波補償回路20を、図2
に示す。この交差偏波補償回路20は、第1の入力部
a、第2の入力部b、第1の出力部c、第2の出力部d
を有し、これらの間を伝送ライン22、24、26、2
8、30、32、34で梯子状に所定の幅を持つマイク
ロストリップ線路で接続してある。
【0011】即ち、第1の入力部aと第1の出力部cと
の間を伝送ライン22が接続しており、第2の入力部b
と第2の出力部dとの間を伝送ライン24が接続してい
る。第1の入力部aと第2の入力部bとの間を伝送ライ
ン26、28が接続しており、第1の出力部cと第2の
出力部dとの間を伝送ライン30、32が接続してい
る。そして、伝送ライン26、28の接続点eと、伝送
ライン30、32の接続点fとを、伝送ライン34が接
続している。
【0012】これら伝送ライン22、24、26、2
8、30、32、34は、いずれも、その長さがλg/
4(λgは、受信しようとする垂直及び水平偏波の電波
のストリップライン上の伝送波長)に選択されている。
また、伝送ライン22、24は、そのインピーダンスが
共にZ1とされ、伝送ライン26、28、30、32
は、そのインピーダンスが共にZ2とされ、伝送ライン
34は、そのインピーダンスがZ3とされている。
【0013】従って、この交差偏波補償回路20は、第
1及び第2の入力部a、b側と、第1及び第2の出力部
c、d側とから見ると、対称に構成されている。
【0014】この交差偏波補償回路20の第2の入力部
bに、第2の入力信号B、例えば値が「1」の電力を供
給すると、第1の出力部cには、主に次の4つの経路を
通って信号B1乃至B4が生じる。即ち1)第2の入力
部b−接続点e−第1の入力部a−第1の出力部c、
2)第2の入力部b−第2の出力部d−接続点f−第1
の出力部c、3)第2の入力部b−接続点e−接続点f
−第1の出力部c、4)第2の入力部b−第2の出力部
d−接続点f−接続点e−第1の入力部a−第1の出力
部cである。この場合、1)、2)、3)は、線路長が
いずれも(3/4)λgであり、4)は、線路長が(5
/4)λgである。これら以外にも、第2の入力部bか
ら第1の出力部cへの伝送経路は、種々にあるが、いず
れも、その線路長は、上記の1)乃至4)の線路長に伝
送波長λgの整数倍を加えた長さになる。
【0015】また、1)乃至4)の場合に、第1の出力
部cに生じる信号B1乃至B4の振幅の絶対値|B1|
乃至|B4|のうち、|B1|乃至|B3|は、線路長
がいずれも(3/4)λgと等しいのでほぼ等しく、|
B4|は(5/4)λgと|B1|乃至|B3|よりも
長いので、|B1|乃至|B3|よりも電力が小さくな
る。
【0016】図3に1)乃至4)の場合の各部の位相位
置bを0度とする波形を示す。第1の出力部cに生じる
出力信号Bcは、上記のB1乃至B4を合成したものと
なるので、|B1|+|B2|+|B3|−|B4|と
なり、その位相は、第2の入力信号Bよりも(3/4)
λg進んだものとなる。
【0017】また、この交差偏波補償回路20の第2の
入力部bに、第2の入力信号Bを供給すると、第2の出
力部dには、主に次の4つの経路を通って信号B5乃至
B8が生じる。即ち、5)第2の入力部b−第2の出力
部d、6)第2の入力部b−接続点e−接続点f−第2
の出力部d、7)第2の入力部b−接続点e−第1の入
力部a−第1の出力部c−接続点f−第2の出力部d、
8)第2の入力部b−接続点e−接続点f−第1の出力
部c−第1の入力部a−接続点e−接続点f−第2の出
力部dである。この場合、5)では線路長はλg/4、
6)では線路長は(3/4)λg、7)では線路長は
(5/4)λg、8)では線路長は(7/4)λgとな
る。これら以外にも、第2の入力部bから第2の出力部
dへの伝送経路は、種々にあるが、いずれも、その線路
長は、上記の7)乃至8)の線路長に伝送波長λgの整
数倍を加えた長さになる。
【0018】また、7)乃至8)の場合に、第2の出力
に生じる信号B5乃至B8の振幅の絶対値|B5|
乃至|B8|は、線路長がそれぞれ異なるので、|B5
|>|B6|>|B7|>|B8|となる。
【0019】図4に5)乃至8)の場合の各部の位相位
置bを0度とする波形を示す。第2の出力部dに生じる
出力信号Bdは、上記のB5乃至B8を合成したものと
なるので、|B5|−|B6|+|B7|−|B8|と
なり、その位相は、第2の入力信号Bよりもλg/4進
んだものとなる。
【0020】第1の入力部aに、第2の入力信号Bと同
じ信号Aを供給したとき、第1の出力部cに生じる出力
信号Acと、第2の出力部dに生じる出力信号Adと
は、回路20の対称性から、|Ac|=|Bd|、|A
d|=|Bc|となり、Acの位相は出力信号Aよりλ
g/4だけ進み、Adの位相は出力信号Aより(3/
4)λg進んでいる。
【0021】仮に垂直偏波を電力1の信号Aとして第1
の入力部aに供給し、水平偏波を電力1の信号Bとして
第2の入力部bに供給する場合を考える。ここで、信号
Aには、垂直偏波の成分の1/100が交差偏波成分と
して含まれていると仮定する。この信号Aの交差偏波成
分によって第1の出力部cには、振幅の絶対値が|Ac
|/100で、位相がλg/4だけ進んだ交差偏波信号
Aαが発生する。また、信号Bによって第1の出力部c
には、振幅の絶対値が|Bc|で、位相が(3/4)λ
gだけ進んだ信号Bαが発生する。
【0022】ここで、信号Aの信号源から第1の入力部
aまでの伝送ライン36と、信号Bの信号源から第2の
入力部bまでの伝送ライン38との長さを共に等しく、
かつ両伝送ライン36、38のインピーダンスをZ0 と
すると、第1の入力部a、第2の入力部bでの信号A、
Bは共に同相となる。そして、上記の交差偏波補償回路
20の上述した対称性から、|Ac|=|Bd|であ
る。従って、伝送ライン22乃至34のインピーダンス
Z1、Z2、Z3を、|Bd|/100=|Bc|とな
るように選択しておけば、第1の出力部cに生じている
Aαの絶対値|Ac|/100は、|Bd|/100に
等しく、これは、第1の出力部cに生じているBαの絶
対値|Bc|と等しい。そして、Aαの位相はa点より
λg/4、Bαの位相はb点より(3/4)λgそれぞ
れ進んでおり、逆位相であるので、AαとBαの加算値
である、第1の出力部cの出力信号には、交差偏波成分
が発生しない。
【0023】なお、第2の入力部bに供給した信号Bに
よって、信号Bα以外にも、第2の出力部dや第1の入
力部aにも信号が生じる。しかし、第2の出力部dに生
じる信号は、本来伝送しようとするものであるので、問
題はない。
【0024】第1の入力部aに生じた信号Bβは、伝送
ライン36を介して信号Aの信号源に至り、ここで一部
反射されて、再び第1の入力部aに戻る。これの振幅は
非常に微弱であるが、第1の出力部cに伝送されると、
信号Aの信号源で反射されているので、Bαと逆相にな
り、交差偏波を除去する性能を劣化させる。この劣化を
補償する必要のあるときには、伝送ライン22乃至34
のインピーダンスZ1、Z2、Z3を、|Bd|/10
0=|Bc|となるように選択するのに代えて、|Bc
|=|Bd|/100+|Bβ|/γとなるように、伝
送ライン22乃至34のインピーダンスZ1、Z2、Z
3を選択すればよい。但し、|Bβ|/γは、Bβが反
射して第1の出力部cに生じたときの振幅の絶対値であ
る。
【0025】上記の説明は、第1の入力部aに交差偏波
成分が生じた場合の説明であるが、交差偏波補償回路2
0の対称性により、第2の入力部bに交差偏波成分が生
じた場合にも、同様にして交差偏波成分を除去できる。
【0026】図1は、上記の交差偏波補償回路20を、
垂直偏波及び水平偏波の受信用のローノイズブロックコ
ンバータに実施した実施例を示すもので、交差偏波補償
回路20は、マイクロストリップラインによって構成さ
れており、その第1の入力部aは、マイクロストリップ
ラインによって構成した伝送ライン36を介して垂直偏
波受信用のプローブ40Vに接続されている。同様に、
第2の入力部bは、マイクロストリップライン38を介
して水平偏波受信用のプローブ40Hに接続されてい
る。これら両プローブ40H、40Vは、導波管42内
に互いに直交するように配置されている。無論、両プロ
ーブ40H、40Vは、図6に示したプローブ12H、
12Vと同様に導波管42の閉塞端部からλg/4の位
置に配置されている。
【0027】交差偏波補償回路20の第1の出力部c
は、マイクロストリップラインによって構成したインピ
ーダンスがZ0の伝送ライン44Vを介してローノイズ
ブロックコンバータの垂直偏波受信用の回路の初段の増
幅素子46Vに入力されている。同様に、交差偏波補償
回路20の第2の出力部dは、マイクロストリップライ
ンによって構成したインピーダンスがZ0の伝送ライン
44Hを介してローノイズブロックコンバータの水平偏
波受信用の回路の初段の増幅素子46Hに入力されてい
る。48、50はアースである。
【0028】上記の実施例では、交差偏波成分を1/1
00として説明し、これを除去するように説明したが、
これは説明の便宜上であって、交差偏波成分の大きさ
は、使用するアンテナ(プローブ)に応じた大きさとす
ることができ、また補償する値もアンテナ(プローブ)
の性能により所要の値を選択することができる。
【0029】また、上記の実施例では、信号源としてプ
ローブ40V、40Hを用いたが、パッチ等の共振素子
を使用することもできる。また、上記の実施例では、共
通の導波管42内にプローブ40V、40Hを設けた
が、2個の導波管内に、それぞれ1個ずつプローブを設
け、これらプローブからの信号を交差偏波補償回路20
の第1の入力部a、第2の入力部bに供給してもよい。
【0030】また、上記の実施例では、水平偏波用の回
路と垂直偏波用の回路とを設けたローノイズブロックコ
ンバータを使用したが、水平偏波及び垂直偏波共用の回
路を設け、増幅素子46H、46Vの電源供給線路にス
イッチング素子を設け、これを利用して、第1の出力部
c及び第2の出力部dの出力のうち選択したものを、水
平偏波及び垂直偏波共用の回路に供給するようにしても
よい。
【0031】また、上記の実施例では、垂直偏波と水平
偏波を受信する場合について説明したが、右旋及び左旋
の円偏波の双方または一方を受信する場合にも、交差偏
波補償回路20を使用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、伝送ラ
インのみからなる伝送ライン回路の第1の入力部に供給
された第1の入力信号に基づく第1の出力信号と、第2
の入力部に供給された第2の入力信号に基づく第2の出
力信号とが互いに逆相となる状態に、第1及び第2の入
力部から第1及び第2の出力部まで伝送ラインを設け、
かつ第1の出力信号の振幅値と第2の出力信号の振幅値
との絶対値がほぼ等しい状態に、上記伝送ラインのイン
ピーダンスを定めてあるので、第1の入力信号が、第2
の入力部への第2の入力信号に基づいて発生した交差偏
波成分であっても、第1の出力部に、この交差偏波成分
が発生するのを防止することができる。しかも、このよ
うな交差偏波成分の除去を伝送ラインのみで行っている
ので、構成が簡単であり、例えばローノイズブロックコ
ンバータ等に容易に組み込むことができる上に、いちい
ち伝送ラインを調整する必要がなく、安定した特性を得
ることができる。さらに、第1及び第2の入力部から
と、第1及び第2の出力部とから見て、上記回路を対称
に構成してあるので、第2の出力部に生じる交差偏波成
分も同様に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交差偏波補償回路を実施したロー
ノイズブロックコンバータの1実施例の構成を示す図で
ある。
【図2】同実施例における交差偏波補償回路の平面図で
ある。
【図3】図2の回路において第2の入力部に加えた信号
によって第1の出力部cに伝送される各信号を示す図で
ある。
【図4】図2の回路において第2の入力部に加えた信号
によって第2の出力部dに伝送される各信号を示す図で
ある。
【図5】従来のローノイズブロックコンバータの構成を
示す図である。
【図6】図5のローノイズブロックコンバータに接続さ
れている導波管の縦断面図である。
【符号の説明】
a 第1の入力部 b 第2の入力部 c 第1の出力部 d 第2の出力部 20 交差偏波補償回路 22−34 伝送ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01P 1/161 H01P 5/22 H04J 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の入力部と、第1及び第2
    の出力部とを有し、第1及び第2の入力部への同相の第
    1及び第2の入力信号の供給に応じて、第1の出力部
    に、振幅が第1の振幅値である、第1の入力信号に対応
    する第1の出力信号と、振幅が第2の振幅値である、第
    2の入力信号に対応する第2の出力信号とを、生成し、
    かつ第2の出力部に、振幅が第3の振幅値である、第1
    の入力信号に対応する第3の出力信号と、振幅が第4の
    振幅値である、第2の入力信号に対応する第4の出力信
    号とを発生する伝送ラインのみからなる伝送ライン回路
    を、有し、この伝送ライン回路は、第1及び第2の出力
    信号が互いに逆相となる状態に、第1及び第2の入力部
    から第1及び第2の出力部まで伸びる伝送ラインを有
    し、かつこの伝送ラインのインピーダンスを、第1の振
    幅値と第2の振幅値との絶対値がほぼ等しい状態に、定
    めてなり、第1の入力部の第1の入力信号が、第2の入
    力部への第2の入力信号に基づいて発生した交差偏波成
    分である交差偏波補償回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の交差偏波補償回路におい
    て、第1及び第2の入力部からと、第1及び第2の出力
    部とから見て、対称に構成してなる交差偏波補償回路。
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