JP2885621B2 - ワークの乾燥装置 - Google Patents

ワークの乾燥装置

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JP2885621B2
JP2885621B2 JP27400493A JP27400493A JP2885621B2 JP 2885621 B2 JP2885621 B2 JP 2885621B2 JP 27400493 A JP27400493 A JP 27400493A JP 27400493 A JP27400493 A JP 27400493A JP 2885621 B2 JP2885621 B2 JP 2885621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄された水晶発振子
またはコンデンサ用のセラミック薄板等の板状のワーク
に付着した洗浄液をワークから取り除いて乾燥させるワ
ークの乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄装置によって水等の洗浄液で
洗浄された水晶発振子やコンデンサ用の極小さいセラミ
ック製の薄板等のワークを乾燥させる乾燥装置として、
例えば、特開平4−209515号公報に見られるもの
が知られている。該乾燥装置は、通気自在の底板を有す
るトレー上に複数のワークを収納し、トレーの上方から
熱風を吹きつけると同時にトレーの下方から熱風を吸引
してワークの隙間に強制的に熱風を通過させるものであ
る。このときワークに吹きつける熱風は洗浄液を蒸発さ
せることができる温度に加熱されている。
【0003】このような乾燥装置によると、熱風ダクト
から送風された熱風は単にワークの露出状態にある表面
の水分を乾燥させるだけでなく、複数のワークが重なり
合っている場合に、ワークとワークの隙間に熱風が侵入
してその隙間に付着する水分を乾燥することができる。
【0004】ところで、この種の乾燥装置によるワーク
の乾燥作業の前工程においては、該ワークを洗浄する作
業が行われる。特に、ワークが水晶発振子やコンデンサ
用のセラミック薄板等の極小さな軽量のものであり、こ
のようなワークを多数でトレーに収納した状態で洗浄液
に浸漬して超音波によって洗浄した場合には、トレーを
洗浄液から取り出したとき、トレー内の複数のワーク同
士が積層して洗浄液を介して密着されたブロック状のワ
ーク群が複数形成される。これらのワーク群を形成する
夫々のワーク同士の隙間は狭くそこには洗浄液が強固に
付着する。一方、ワーク群同士の隙間は前記ワーク同士
の隙間よりも広く、その隙間は場合によってはトレーの
上下方向に連通するほどの大きな隙間が形成されること
がある。
【0005】そして、このような状態にあるワークを前
記乾燥装置によって乾燥すると、熱風ダクトから送風さ
れた熱風は、比較的大きな隙間であるワーク群とワーク
群との間を縦方向に吹き抜けてしまい、ワーク群のワー
クに均一に熱風を吹きつけることができず、また、熱風
の熱も伝達されにくいので、全てのワークを完全に乾燥
するまでに長い時間が必要となる不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、多数の板状のワークを効率良く確実に乾
燥させることができるワークの乾燥装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、洗浄された板状のワークに付着した洗
浄液を乾燥させる乾燥装置であって、通気自在の底板と
該底板の周囲に起立する通気不能の側壁板とを備えて複
数のワークを収納するトレーと、該トレーの底板を傾斜
させて支持する支持部と、該支持部に支持された前記ト
レーの側壁板の上部に着脱自在に連結して該側壁板に包
囲されたトレーの内部に熱風を送風する熱風ダクトと、
前記支持部に支持されたトレーの底部に連結して前記熱
風ダクトにより送風された熱風を前記底板を介してトレ
ーの内部から強制的に吸引する吸引ダクトとを備えるこ
とを特徴とする。
【0008】また、前記支持部は、トレーの底部の端縁
部全周に密着する支持枠と、該支持枠を傾斜状態に固定
する脚部とによって構成されており、前記吸引ダクト
は、前記支持枠全周に一体に連結されていることが好ま
しい。
【0009】また、前記トレーはその側壁板の外面に一
対の把手部を備え、前記支持部に向かって昇降する昇降
手段を設け、該昇降手段は、前記トレーの把手部を掛止
して該トレーを支持すると共にトレーが支持部に支持さ
れた位置よりも下降して前記把手部との掛止状態が解除
される掛止部を備えることが好ましい。
【0010】このとき、前記熱風ダクトは、該熱風ダク
トが前記支持部に支持されたトレーに連結したとき、前
記昇降手段に対して上動自在に該昇降手段に吊設されて
いてもよい。
【0011】
【作用】本発明は、前記支持部によって前記トレーが傾
斜状態で支持されることにより、互いに重なり合ってい
た各ワークが水平状態から傾斜状態とされたときに自重
で動き、ワーク同士の重なり合いが容易に崩され、それ
と同時にワークに付着する水分が落下する。また、この
ようにワーク同士の重なり合いが崩されることによっ
て、例えば複数のワークが上下方向に積み重なって複数
のワーク群が形成されていても、各ワーク群が崩されて
ワーク群とワーク群の隙間が埋められ、熱風ダクトから
吸引ダクトへと吸引される熱風が各ワークの隙間を抜け
るようになる。
【0012】また、前記吸引ダクトを、前記支持部の支
持枠全周に一体に連結することにより、前記トレーが傾
斜状態で支持部に支持されると同時にトレーの底部に吸
引ダクトが連結される。これにより、トレーの支持部へ
の着脱動のみで吸引ダクトとトレーとの連結が可能とな
る。
【0013】また、前記トレーの側壁板の外面に一対の
把手部を設け、前記昇降手段に該把手部を掛止する掛止
部を設けることにより、昇降手段によってトレーを下降
させるだけで該トレーが支持部に支持される。
【0014】更に、前記熱風ダクトを前記昇降手段に対
して上動自在に該昇降手段に吊設することにより、該熱
風ダクトが前記支持部に支持されたトレーに連結したと
き、昇降手段が更に下降しても、熱風ダクトが上動して
トレーとの連結状態を確実に維持する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0016】図1は本実施例の乾燥装置を含む洗浄装置
の説明的平面図、図2は本実施例の乾燥装置を示す説明
図、図3は本実施例において採用したトレーを示す説明
的斜視図、図4(a)は水平状態のワークを模式的に示
す説明図、図4(b)は傾斜状態のワークを模式的に示
す説明図である。
【0017】図1に示す洗浄装置Aは、水晶発振子やコ
ンデンサ用のセラミック薄板のような板状のワークWを
洗浄するための装置であって、多数のワークWが収納さ
れたトレー1を連続して搬入する搬入部2と、搬入部2
から搬入されたトレー1を順次投入して各ワークWの洗
浄を行う予備洗浄槽3、超音波洗浄槽4、超音波リンス
槽5を備えた洗浄部6と、洗浄済の各ワークWを乾燥さ
せる乾燥部7と、乾燥部7から払出されたトレー1を搬
出する搬出部8とによって構成されている。
【0018】搬入部2は搬入コンベヤ9を備え、搬入コ
ンベヤ9にはトレー1を複数支持することができ、搬入
コンベヤ9の駆動によりトレー1が洗浄部6の予備洗浄
槽3に順次投入される。
【0019】予備洗浄槽3は、投入されたトレー1の上
方からトレー1に収納された各ワークW全体に向かって
洗浄液を噴きかけるシャワーノズル10を備えており、
シャワーノズル10によって各ワークWに予備洗浄を施
す。
【0020】超音波洗浄槽4は、その内部に脱気された
洗浄液が満たされておりその底部には超音波振動子11
を備えている。該超音波洗浄槽4の洗浄液内にはトレー
1に収納されたワークWが浸漬される。超音波振動子1
1は超音波洗浄槽4内の洗浄液内にキャビテーションを
発生させるものであり、このキャビテーションの崩壊に
よる衝撃波によってワークWが洗浄される。
【0021】超音波リンス槽5は、その内部に市水が満
たされておりその底部には超音波洗浄槽4と同様に超音
波振動子12を備えている。超音波振動子12は超音波
リンス槽5内の水中に超音波を放射してキャビテーショ
ンを発生させるものであり、このキャビテーションの崩
壊による衝撃波によってワークWの濯ぎが行われる。
【0022】トレー1は、図3に示すように線状部材を
網状に形成するか、或いは板材に多数の孔を形成するか
によって通気自在とされた方形状の底板13と、底板1
3の夫々の端縁に起立して設けられた通気不能の側壁板
14と、一方側で互いに対向する側壁板14の夫々の外
側に設けられた把手部15とによって構成されている。
トレー1は、上記の構成によって上部が開放されている
ので、トレー1への各ワークWの出し入れはその開放さ
れた上部から行われる。
【0023】なお、図示しないが、予備洗浄槽3と超音
波洗浄槽4との間、超音波洗浄槽4と超音波リンス槽5
との間には、トレー1を移送する移送手段が設けられて
おり、また、予備洗浄槽3、超音波洗浄槽4及び超音波
リンス槽5の夫々の上方には、移送手段から移送された
トレー1を下降させて各槽3,4,5の内部に収めると
共に、所定時間が経過した後にトレー1を上昇させて各
槽3,4,5の内部から取り出す昇降手段が設けられて
いる。
【0024】乾燥部7には、本発明の実施装置である乾
燥装置16が設けられている。乾燥装置16は、図2に
示すように、トレー1を収める乾燥槽17と、乾燥槽1
7の上方に設けられてトレー1を支持する一対の支持ア
ーム18を備えると共にトレー1の移送位置と乾燥槽1
7内部との間を図示しない駆動装置によって昇降される
昇降アーム19と、乾燥槽17の底部に設けられて昇降
アーム19によって乾燥槽17の内部に下降されたトレ
ー1の底縁部を支持することによって支持状態とする支
持部20とを備えている。昇降アーム19は、各槽3,
4,5の上方に設けられた昇降手段と連動してトレー1
を昇降する。支持部20は、トレー1の底縁部全周にお
いてのみ支持してその内方側は通気自在の支持枠21を
備え、支持枠21は、トレー1の底板を傾斜状態で支持
するように一方に傾斜して脚部22の先端に固定して設
けられている。
【0025】そして更に、図2に示すように、昇降アー
ム19には、熱風を送風する熱風ダクト23が昇降自在
に設けられている。支持枠21の下方には、熱風ダクト
23から送風された熱風を吸引する吸引ダクト24が連
結されている。
【0026】熱風ダクト23は、ヒータ25を介してフ
ィルタ26を備える送風装置27に接続されている。ヒ
ータ25は、熱風ダクト23から送風するエアを、洗浄
液を蒸発させることができる温度に加熱する。熱風ダク
ト23の先端に設けられたフード28は、支持部20に
支持されたトレー1の上方の開口の上縁全周に当接自在
となっている。フード28はその上部に延設された支持
部材29を介して昇降アーム19に対して昇降自在に吊
設されている。支持部材29は昇降アーム19のガイド
部30に沿って上昇することができ、下降したときには
ストッパー31により規制される。フード28は支持部
20に傾斜して支持されたトレー1に対応して、支持枠
21と同一方向に傾斜して設けられている。
【0027】吸引ダクト24は、吸引装置32を備える
と共に支持枠21に連結されている。支持部20にトレ
ー1が支持されたとき、トレー1の底部と吸引ダクト2
4の先端とが連結される。
【0028】次に、以上のように構成された洗浄装置A
の作動を説明する。
【0029】先ず、図1に示す搬入部2の搬入コンベヤ
9により多数のワークWが収納されたトレー1を洗浄部
6に搬入する。洗浄部6では、予備洗浄槽3による予備
洗浄処理、超音波洗浄槽4による洗浄処理及び超音波リ
ンス槽5によるリンス処理がトレー1内の各ワークW全
体に対して順次行われる。
【0030】次いで、図2に示すように、洗浄部6によ
る各ワークWの洗浄が終了し、洗浄部6の各槽3,4,
5において水が付着した多数のワークWを収納したトレ
ー1は、乾燥部7の昇降アーム19に受け渡される。昇
降アーム19は、支持アーム18の下端部に形成された
掛止部33をトレー1の把手部15に掛止した後、乾燥
槽17内部に向かって下降し、トレー1を支持部20に
支持する。このとき、支持枠21の傾斜によってトレー
1は傾斜して支持部20に支持され、それに伴って、昇
降アーム19の支持アーム18はトレー1の支持を解除
する。このように、トレー1が傾斜して支持部20に支
持される。
【0031】そして、昇降アーム19の下降によって支
持アーム18がトレー1の支持を解除すると同時に、熱
風ダクト23の先端部に備えるフード28が、傾斜する
トレー1の側壁板14の上部に自重で当接状態となる。
【0032】これにより、熱風ダクト23と吸引ダクト
24とは、その間に支持されたトレー1の内部を介して
連通状態となる。このとき、前記したように、トレー1
の底板13は通気自在であると共に側壁板14は通気不
能であるので、トレー1の内部にある各ワークWは熱風
ダクト23から送風される熱風にのみ接して外気とは遮
断された状態となる。
【0033】次いで、熱風ダクト23から熱風を送風す
ると同時に吸引ダクト24によって熱風を強制的に吸引
する。
【0034】本実施例の洗浄部6による洗浄では、超音
波洗浄槽4において超音波によって洗浄されたトレー1
内の多数のワークWは、トレー1が洗浄液から取り出さ
れることによって、図4(a)に示すように、上下に積
層されたブロック状のワーク群Yを複数形成する。しか
し、このような状態のワークWを収納したトレー1が乾
燥部7に投入されても、図4(b)に示すように、トレ
ー1が傾斜して支持部20に支持されることによって、
各ワークWは傾斜に沿って移動し、ブロック状のワーク
群Yが崩れる。そして、洗浄液Xによる各ワークWの密
着力が弱まると共に各ワークWに付着していた余分な洗
浄液が落下する。これにより、ワークWに付着する洗浄
液Xの量も比較的少なくなるので、ワークWの乾燥にか
かる時間を短縮することができる。
【0035】そしてまた、図4(b)に示すように、各
ワーク群Yが崩されることによって、ワーク群Yとワー
ク群Yとの隙間が埋められ、熱風ダクト23から吸引ダ
クト24へと吸引される熱風が各ワークWの隙間をくま
なく抜けるようになる。これにより、各ワークWに均一
に熱風の熱を伝達させることができて各ワークの乾燥が
効率良く行われ、乾燥時間を短縮することができる。
【0036】そして、前記のように所定時間熱風を送風
して各ワークWの乾燥処理が終了したとき、昇降アーム
19が上昇し、その上昇過程において支持アーム18が
トレー1の把手部15が掛合してトレー1が乾燥槽17
から取り出される。このとき、熱風ダクト23のフード
28は、トレー1が水平状態になることによりトレー1
から離反し、これによってトレー1と熱風ダクト23と
の連結が解除される。
【0037】その後、図示しない払出し手段によって支
持アーム18が支持するトレー1を搬出部8に向かって
払出し、搬出部8の搬出コンベヤ34によって搬出され
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、前記支持部によって前記トレ
ーが傾斜状態で支持されることにより、互いに重なり合
っていた各ワークが水平状態から傾斜状態とされたとき
に自重で動くので、ワーク同士の重なり合いを容易に崩
すことができる。それと同時にワークに付着する水分が
落下し、ワークに付着する水分の量も比較的少なくなる
ので、ワークの乾燥にかかる時間を短縮することができ
る。また、上記のようにワーク同士の重なり合いが崩さ
れることによって、例えば複数のワークが上下方向に積
み重なって複数のワーク群が形成されていても、各ワー
ク群が崩されてワーク群とワーク群の隙間が埋められ、
熱風ダクトから吸引ダクトへと吸引される熱風が各ワー
クの隙間を抜けるようになるので、各ワークに均一に熱
風の熱を伝達させることができて各ワークの乾燥が効率
良く行われ、乾燥時間を短縮することができる。
【0039】また、前記吸引ダクトを前記支持部の支持
枠に連結して設けることにより、トレーを支持部に支持
させるだけで、吸引ダクトとトレーとを連結することが
できる。
【0040】また、前記トレーに備える前記把手部を、
前記昇降手段に設けた掛止部で掛止することにより、昇
降手段によってトレーを下降させるだけで、該トレーを
支持部に支持させることができる。
【0041】更に、前記熱風ダクトを前記昇降手段に対
して上動自在に該昇降手段に吊設することにより、トレ
ーが支持部に支持されたとき昇降手段が更に下降して
も、熱風ダクトが上動してトレーとの連結状態を確実に
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾燥装置を含む洗浄装置の
説明的平面図。
【図2】本発明の一実施例の乾燥装置を示す説明図。
【図3】本発明の実施例において採用したトレーを示す
説明的斜視図。
【図4】(a)は水平状態のワークを模式的に示す説明
図。(b)は傾斜状態のワークを模式的に示す説明図。
【符号の説明】 1…トレー、13…底板、14…側壁板、15…把手
部、16…乾燥装置、19…昇降アーム(昇降手段)、
20…支持部、21…支持枠、22…脚部、23…熱風
ダクト、24…吸引ダクト、33…掛止部、W…ワー
ク。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄された板状のワークに付着した洗浄液
    を乾燥させる乾燥装置であって、 通気自在の底板と該底板の周囲に起立する通気不能の側
    壁板とを備えて複数のワークを収納するトレーと、 該トレーの底板を傾斜させて支持する支持部と、 該支持部に支持された前記トレーの側壁板の上部に着脱
    自在に連結して該側壁板に包囲されたトレーの内部に熱
    風を送風する熱風ダクトと、 前記支持部に支持されたトレーの底部に連結して前記熱
    風ダクトにより送風された熱風を前記底板を介してトレ
    ーの内部から強制的に吸引する吸引ダクトとを備えるこ
    とを特徴とするワークの乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記支持部は、トレーの底部の端縁部全周
    に密着する支持枠と、該支持枠を傾斜状態に固定する脚
    部とによって構成されており、 前記吸引ダクトは、前記支持枠全周に一体に連結されて
    いることを特徴とする請求項1記載のワークの乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】前記トレーはその側壁板の外面に一対の把
    手部を備え、 前記支持部に向かって昇降する昇降手段を設け、 該昇降手段は、前記トレーの把手部を掛止して該トレー
    を支持すると共にトレーが支持部に支持された位置より
    も下降して前記把手部との掛止状態が解除される掛止部
    を備えることを特徴とする請求項1記載のワークの乾燥
    装置。
  4. 【請求項4】前記熱風ダクトは、該熱風ダクトが前記支
    持部に支持されたトレーに連結したとき、前記昇降手段
    に対して上動自在に該昇降手段に吊設されていることを
    特徴とする請求項3記載のワークの乾燥装置。
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