JP2884976B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JP2884976B2
JP2884976B2 JP5003740A JP374093A JP2884976B2 JP 2884976 B2 JP2884976 B2 JP 2884976B2 JP 5003740 A JP5003740 A JP 5003740A JP 374093 A JP374093 A JP 374093A JP 2884976 B2 JP2884976 B2 JP 2884976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フューエルタンク内
の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置、特に、車両
転倒時に燃料をフューエルタンク内に戻す機能が付加さ
れた燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図3に示すようなものがある。
【0003】これによれば、燃料はフューエルタンク1
から、フューエルポンプ2に吸入されて圧送され、フュ
ーエルダンパー3により、燃料の脈動がおさえられ、フ
ューエルフィルタ4でゴミや水が濾過された後、燃料は
フューエルインジェクタ5やコールドスタートバルブ6
に流れて行き、フューエルインジェクタ5からインテー
クマニホールド7の各気筒毎に噴射される。余分な燃料
はプレッシャレギュレータ8を通って、フューエルタン
ク1に戻される。このときプレッシャレギュレータ8
は、フューエルポンプ2からプレッシャレギュレータ8
までの燃圧を決められた圧力に調整する。
【0004】一方、冷却水温度が低いときは、始動時の
みコールドスタートバルブ6から燃料がインテークマニ
ホールド7内に噴射される。
【0005】なお、他のこの種のものとしては、例えば
実開昭63ー192615号公報に記載されたようなも
のがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、車両が転倒して配管9が損
傷したような場合に燃料漏れを防止するため、通常は配
管9の配設位置を調整したり、配管9を保護するプロテ
クタを配設したりすることにより対応していることか
ら、配設作業が面倒であると共に、コスト高となる、と
いう問題がある。
【0007】そこで、この発明は、車両が転倒して配管
に損傷等が生じても燃料の流出を自動的に防止でき、且
つ、安価な燃料供給装置を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、フューエルタンク内の燃料
をフューエルポンプにて圧送してプレッシャレギュレー
タ及びチェックバルブを介して内燃機関に供給すると共
に、余分な燃料をプレッシャレギュレータのリターンパ
イプを介して前記フュエールタンクに戻す燃料供給装置
において、前記プレッシャレギュレータは、ハウジング
内に重りが移動自在に設けられて、通常走行時では該重
りの重量によりダイヤフラムにて前記リターンパイプが
閉成され、車両転倒時には、前記重りの移動によりダイ
ヤフラムにて前記リターンパイプが開成されるように設
定され、前記チェックバルブは、前記プレッシャレギュ
レータと内燃機関との間に設けられ、前記リターンパイ
プ閉成時にフューエルポンプの圧力により配管を開成
し、前記リターンパイプ開成時に配管を閉成する燃料供
給装置としたことを特徴としている。
【0009】
【作 用】かかる手段によれば、通常の走行状態では、
フューエルタンク内の燃料はフューエルポンプにてプレ
ッシャレギュレータ及びチェックバルブに圧送される。
このプレッシャレギュレータでは、重りの重量によりダ
イヤフラムにてリターンパイプが閉成されているため、
所定の圧力がチェックバルブに作用する。この圧力によ
りチェックバルブが開成され、燃料が内燃機関に供給さ
れる。
【0010】一方、車両が転倒した場合には、重りが移
動し、この重りの重量がダイヤフラムに作用しなくなる
ため、リターンパイプが開成される。これにより、プレ
ッシャレギュレータの内圧が高くならないことから、チ
ェックバルブは閉成状態にあり、フューエルポンプによ
り、プレッシャレギュレータ内に圧送された燃料は、リ
ターンパイプからフューエルタンク内に戻されることと
なり、チェックバルブから先、つまり、内燃機関側へは
燃料が送られることがない。従って、チェックバルブと
内燃機関との間の配管が損傷したとしても、ここから多
量の燃料が漏れるようなことがない。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1及び図2は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0013】まず構成を説明すると、符号11はフュー
エルタンクで、このフューエルタンク11内の燃料が、
フューエルポンプ12,プレッシャレギュレータ13,
チェックバルブ14及びフューエルフィルタ15等を介
して内燃機関16に圧送されるようになっている。
【0014】詳しくは、このフューエルタンク11内に
は、底面部11a側に、燃料を圧送するフューエルポン
プ12が配設されると共に、このポンプ12から燃料が
圧送されるプレッシャレギュレータ13及びチェックバ
ルブ14が上面部11bに配設されている。
【0015】また、フューエルフィルタ11は、チェッ
クバルブ14の内燃機関16側に配設され、このフィル
タ11が内燃機関16のフューエルインジェクタ17及
びコールドスタートバルブ18に接続されている。
【0016】そのプレッシャレギュレータ13は、ハウ
ジング13a内を上側室13bと下側室13cとに画成
するダイヤフラム13dが配設され、この下側室13c
側に、燃料をフューエルタンク11内に戻すためのリタ
ーンパイプ13eが上下方向に沿って配設されている。
このリターンパイプ13eの上側開口が前記ダイヤフラ
ム13dにより開閉されるようになっている。また、こ
の下側室13cに、フューエルポンプ12とチェックバ
ルブ14とが接続されている。さらに、上側室13bに
は、ダイヤフラム13dの上側に所定のバネ定数のコイ
ルスプリング13fが配設されると共に、このコイルス
プリング13fの上側に重り13gが配設されている。
この重り13gは、図1中上下方向に移動自在に配設さ
れており、通常の走行状態では、この重り13gの重量
がダイヤフラム13dに作用するようになっている。さ
らに、この上側室13bと内燃機関16のインテークマ
ニホールド20とが接続されている。これにより、イン
テークマニホールド20内が所定の負圧となった時に、
重り13gの重量に抗してダイヤフラム13dが上方に
変形されてリターンパイプ13eが開成されるようにな
っている。
【0017】また、チェックバルブ14は、ハウジング
14a内に、図1中右側の流入口を開閉する開閉弁14
bが設けられ、この開閉弁14bがスプリング14cに
よりその流入口を閉成するように所定の付勢力で付勢さ
れている。このスプリング14cの付勢力は、リターン
パイプ13eの閉成状態で、フューエルポンプ12の圧
力が作用した時に、開閉弁14bが開成されるような大
きさに設定されている。
【0018】次に、かかる構成の燃料供給装置の作用に
ついて説明する。
【0019】通常の走行状態では、フューエルタンク1
1内の燃料はフューエルポンプ12にてプレッシャレギ
ュレータ13及びチェックバルブ14に圧送される。こ
のプレッシャレギュレータ13では、重り13gの重量
によりダイヤフラム13dにてリターンパイプ13eが
閉成されているため、所定の圧力がチェックバルブ14
の開閉弁14bに作用する。この圧力によりチェックバ
ルブ14の開閉弁14bがスプリング14cの付勢力に
抗して図1中左側に移動されて、流入口が開成されるこ
とにより、燃料がフューエルフィルタ15に圧送され、
ここで、ゴミや水が濾過された後、フューエルインジェ
クタ17及びコールドスタートバルブ18に供給され
る。
【0020】ここで、インテークマニホールド20内の
負圧が所定値より大きくなると、上側室13b内の負圧
が大きくなるため、ダイヤフラム13dが上方に変形し
て、リターンパイプ13eが開成され、燃料がリターン
パイプ13eを介してフューエルタンク11内に戻され
る。
【0021】一方、図2に示すように、車両が転倒した
場合には、重り13gの重量がダイヤフラム13dに作
用しなくなるため、フューエルポンプ12からの圧力に
よりダイヤフラム13dが図に示すように変形して、リ
ターンパイプ13eが開成されることとなる。これによ
り、プレッシャレギュレータ13の内圧が高くならない
ため、チェックバルブ14は閉成状態にあり、フューエ
ルポンプ12により、プレッシャレギュレータ13内に
圧送された燃料は、リターンパイプ13eからフューエ
ルタンク11内に戻されることとなり、チェックバルブ
14から先、つまり、内燃機関16側へは燃料が送られ
ることがない。従って、チェックバルブ14と内燃機関
16との間の配管19が損傷したとしても、ここから多
量の燃料が漏れるようなことがなく、その結果、配管1
9のレイアウトに特に苦慮することがないと共に、配管
19を覆うプロテクタも必要ない。
【0022】特に、この実施例では、プレッシャレギュ
レータ13及びチェックバルブ14がフューエルタンク
11の上面部11bに設けられているため、車両転倒時
には、フューエルタンク11から外側に出ている配管1
9に燃料が圧送されることがないことから、一層効果的
に燃料漏れが防止されることとなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、車両が転倒した場合には、重りが移動し、この重
りの重量がダイヤフラムに作用しなくなるため、リター
ンパイプが開成されて、プレッシャレギュレータの内圧
が高くならないことから、チェックバルブは閉成状態に
あり、フューエルポンプにより、プレッシャレギュレー
タ内に圧送された燃料は、リターンパイプからフューエ
ルタンク内に戻されることとなり、チェックバルブから
先、つまり、内燃機関側へは燃料が送られることがな
い。従って、構造の簡単化による安価な燃料供給装置に
より、チェックバルブと内燃機関との間の配管が損傷し
たとしても、燃料の流れを自動的に止めることができ
る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の燃料供給装置の一実施例を示す説明
図である。
【図2】同一実施例に係る車両転倒状態を示す図1に相
当する説明図である。
【図3】従来例を示す図1に相当する説明図である。
【符号の説明】
11 フューエルタンク 12 フューエルポンプ 13 プレッシャレギュレータ 13a ハウジング 13d ダイヤフラム 13e リターンパイプ 13g 重り 14 チェックバルブ 16 内燃機関 19 配管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルタンク内の燃料をフューエル
    ポンプにて圧送してプレッシャレギュレータ及びチェッ
    クバルブを介して内燃機関に供給すると共に、余分な燃
    料をプレッシャレギュレータのリターンパイプを介して
    前記フュエールタンクに戻す燃料供給装置において、 前記プレッシャレギュレータは、ハウジング内に重りが
    移動自在に設けられて、通常走行時では該重りの重量に
    よりダイヤフラムにて前記リターンパイプが閉成され、
    車両転倒時には、前記重りの移動によりダイヤフラムに
    て前記リターンパイプが開成されるように設定され、 前記チェックバルブは、前記プレッシャレギュレータと
    内燃機関との間に設けられ、前記リターンパイプ閉成時
    にフューエルポンプの圧力により配管を開成し、前記リ
    ターンパイプ開成時に配管を閉成するように設定された
    ことを特徴とする燃料供給装置。
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JP3156218B2 (ja) * 1994-04-22 2001-04-16 三菱電機株式会社 燃料供給装置及び調圧装置
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