JP2884751B2 - 連動機構 - Google Patents

連動機構

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JP2884751B2 JP25361690A JP25361690A JP2884751B2 JP 2884751 B2 JP2884751 B2 JP 2884751B2 JP 25361690 A JP25361690 A JP 25361690A JP 25361690 A JP25361690 A JP 25361690A JP 2884751 B2 JP2884751 B2 JP 2884751B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、連動機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば、第20図に示すように、駆動側及び従動
側ダンパ41,42を備えた自動車用空調装置が考えられて
いる。この装置では、各ダンパ41,42の回動軸の軸心が
略直交しており、駆動側ダンパ41を回動させることによ
って従動側ダンパ42が自動的に回動するようになってい
る。即ち、両ダンパ41,42間には、一対の突片43a,43bを
有する中間プレート43が回動可能に設けられており、一
方の突片43aは長孔43cが透設されている。そして、駆動
側ダンパ41に連結されたシャフト44の先端部が前記長孔
43a及び、この長孔43aと交差する方向へ延びる案内溝45
内に係入されるとともに、従動側ダンパ42と中間プレー
ト43の突片43bとがシャフト46によって連結されてい
る。この装置によれば、駆動側ダンパ41が回動すると、
シャフト44の先端が案内溝45によってガイドされながら
矢印A方向へ移動するとともに中間プレート43が矢印B
方向へ回動する。そして、中間プレート43の回転力はシ
ャフト46を介して従動側ダンパ42に伝達され、同ダンパ
42が軸を中心として回動する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、第20図に示す方法では、耐久性、強度につ
いては問題ないが、部品点数が多くなり、組み付け箇所
も多くなってしまっていた。
この発明の目的は、構造が簡単で、信頼性が高い連動
機構を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、互いにその回動軸の軸心が略直交する一
対の回動部材を連動して開閉動作させるための機構であ
って、 駆動側の回動部材に設けられた駆動側支持部材に連結
棒の一端を、当該駆動側の回動部材の軸心に対し直交す
る方向にのみ回動可能に支持するとともに、従動側の回
動部材に設けられた従動側支持部材に連結棒挿入孔を形
成し前記連結棒の他端を前記連結棒挿入孔に出没可能に
嵌挿支持した連動機構をその要旨とするものである。
〔作用〕
駆動側の回動部材が回動されると、その軸心に対し直
交する方向に駆動側支持部材が移動し、連結棒が回動し
ながら従動側支持部材を押圧して、従動側の回動部材を
回動させる。この際、駆動側支持部材の連結棒の回動中
心と従動側支持部材の連結棒挿入孔との距離は、回動部
材の回動に伴い変化するが、この変化分は連結棒が連結
棒挿入孔を出没することにより吸収される。
〔実施例〕
以下、この発明を自動車用空調装置に具体化した一実
施例を図面に従って説明する。
第2図は自動車用空調装置の平面図であり、第3図は
自動車用空調装置の側面図であり、第4図は自動車用空
調装置の正面図である。
自動車用空調装置のエアダクト1には送風機2が配置
され、送風機2により内気又は外気がエアダクト1内に
導入される。又、エアダクト1内の送風機2の下流には
エバポレータ3が配置され、前記内気又は外気は同エバ
ポレータ3を通過する際に熱交換されて冷風となる。
又、エバポレータ3の下流にはヒータコア4が配置さ
れ、エバポレータ3からの冷風はエアミックスダンパ5
a,5bの開度に応じてヒータコア4内に入り込み、同ヒー
タコア4を通過する際に加熱される。
さらに、エアダクト1内のヒータコア4の下流側には
デフ吹出口6とベント吹出口7とヒート吹出口8が設け
られている。又、第3図に示すように、ヒート吹出口8
にはヒートダンパ12が設けられるとともに、デフ吹出口
6にはデフダンパ13が設けられている。さらに、ベント
吹出口7におけるやや上流側にはベントダンパ11が回動
可能に設けられるとともに、このベントダンパ11の下流
側とエバポレータ3の下流側とは冷風バイパス通路9に
て連通している。つまり、冷風バイパス通路9はヒータ
コア4をバイパスしている。この冷風バイパス通路9内
には冷風バイパスダンパ10が回動可能に設けられてい
る。
ベントダンパ11とヒートダンパ12とデフダンパ13には
それぞれサーボモータ(図示略)が駆動連結され、同モ
ータより各ダンパ11,12,13が開閉される。
本自動車用空調装置の前面には第5図に示すコントロ
ールパネル14が取り付けられ、同パネル14に設けられた
モード切替レバー15の操作によりベントモード、バイレ
ベルモード、ヒートモード、ヒートデフモード、デフモ
ードに切り替えることができるようになっている。そし
て、各モード設定により前記サーボモータが駆動されて
各ダンパ11,12,13が開閉される。
第1図に示すように、ベントダンパ11と冷風バイパス
ダンパ10との間には、駆動側のベントダンパ11の回動を
冷風バイパスダンパ10に伝達して、これを回動させるた
めの連動機構16が設けられている。
以下に、この連動機構16を説明する。
ベントダンパ11は横長長方形状の板材17と、板材17の
両端から延びる回動軸18とを備え、両者は合成樹脂によ
り一体的に形成されている。板材17の両面には、互いに
同形同寸法の一対のスポンジ板19が接着されており、一
方のスポンジ板19の右端部からは、板材17に設けられた
支持板20が突出している。支持板20には連結棒挿入用の
貫通孔31があけられている(第8図参照)。同様に、冷
風バイパスダンパ10は縦長長方形状の板材21と、板材21
の上下両端から延びる回動軸22とを備え、両者は合成樹
脂により一体的に形成されている。板材21の両面には互
いに同形同寸法の一対のスポンジ板23が接着されてお
り、一方のスポンジ板23の下端部からは、板材21に設け
られた台座24が突出している。台座24には連結棒挿入用
の貫通孔25があけられている。
第6図には、ベントダンパ11と冷風バイパスダンパ10
とを連結するための銅製連結棒26を示す。この銅製連結
棒26の材料は太さ約3mmの銅製の丸棒であり、その左端
部が屈曲点P1において左方へ直角に折り曲げられてい
る。第7図及び第8図に示すように、銅製連結棒26の左
端部には銅製連結棒26を前記支持板20に対し回動可能
に、かつ抜け落ち不能に支持するためのブッシュ27が装
着されている。このブッシュ27は、孔を有する板状部28
と、その板状部28の孔の周囲に設けられた2片の弾性片
29と、同板状部28の弾性片29とは反対の面に設けられた
把持部30とから構成され、全体が合成樹脂によって形成
されている。
そして、銅製連結棒26の屈曲点P1より左側部分が板状
部28を通って両弾性片29間に挿通されるとともに、同屈
曲点P1よりも右側部分が把持部30内に挿入係止されて、
銅製連結棒26とブッシュ27とが一体となっている。前記
ブッシュ27の両弾性片29及び銅製連結棒26の左端部は支
持板20の貫通孔31に挿入され、両弾性片29の係止部と板
状部28とによって支持片20が挟み込まれている。
さらに、第6図において、銅製連結棒26の中間部分は
2箇所の屈曲点P2,P3において曲げ加工されている。
又、銅製連結棒26の右端部が屈曲点P4において上方へ向
けて略直角に折り曲げ加工されるとともに、その屈曲点
P4から上方へL1離れた屈曲点P5において斜め右上方へ折
り曲げ加工されている。
そして、第9図及び第10図に示すように、銅製連結棒
26の右端部は、その屈曲点P4とP5との間の部分が冷風バ
イパスダンパ10の台座24の貫通孔25に嵌挿されている。
この貫通孔25を中心として銅製連結棒26がX矢印方向へ
回動できるとともに、X矢印方向に直交するY矢印方向
に回動できるようになっている。このX矢印方向への銅
製連結棒26の回動の際に、屈曲点P4とP5との間の部分が
貫通孔25内で摺動する。
次に、このように構成した連動機構16を備えた自動車
用空調装置の作用を説明する。
ヒートモード又はヒートデフモードあるいはデフモー
ドの際には、第1図に示すように、ベントダンパ11と冷
風バイパスダンパ10が共に閉状態となる。この状態か
ら、ベントモード(冷房時)又はバイレベルモードにな
ると、ベントダンパ11に連結されたサーボモータが駆動
され、ベントダンパ11を第1図中、W矢印方向に回動し
て同ダンパ11を開く。このベントダンパ11の開動動作に
伴い支持板20が下動し、銅製連結棒26が支持板20の貫通
孔31を中心に回動しながら台座24を押圧する。この押圧
により冷風バイパスダンパ10が開動動作され、第11図に
示すように、両ダンパ11,10とも開状態になる。
この際、第12図及び第13図に示すように、ベントダン
パ11での銅製連結棒26の回動中心と冷風バイパスダンパ
10での貫通孔25の中心部Mとの距離Lを考えると、ベン
トダンパ11と冷風バイパスダンパ10との回転に伴い、距
離Lは初期のLsから最小値Lminを通り最終値Leとなる。
この距離変化分(=Le−Lmin)は銅製連結棒26が台座24
の貫通孔25内を出没することにより吸収される。
又、逆に、開状態となったベントダンパ11及び冷風バ
イパスダンパ10を閉状態にするときは、ベントダンパ11
に連結されたサーボモータによりベントダンパ11が第1
図中のW矢印方向とは逆向きに回動される。すると、支
持板20が上動して銅製連結棒26が支持板20の貫通孔31を
中心に回動しながら台座24を押圧して冷風バイパスダン
パ10を閉動動作させる。この際の距離変化分(=Le−Lm
in)も銅製連結棒26が台座24の貫通孔25内を出没するこ
とにより吸収される。
このように本実施例では、駆動側の回動部材であるベ
ントダンパ11に支持板20(駆動側支持部材)を設け、こ
の支持板20に銅製連結棒26の一端をベントダンパ11の回
動軸18の中心に対し直交する方向にのみ回動可能に支持
し、従動側の回動部材である冷風バイパスダンパ10に台
座24(従動側支持部材)を設け、この台座24には貫通孔
25(棒材挿入孔)を形成し、銅製連結棒26の他端を貫通
孔25に出没可能に嵌挿支持した。よって、第20図に示す
方法のような中間部材がないので部品点数が少なく、か
つ、組み付け箇所も少なくできる。その結果、構造が簡
単で、信頼性が高い連動機構とすることができる。
尚、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、駆動側のベントダンパ11に設けられる銅製
連結棒26の支持構造として、上記実施例でのブッシュ27
を用いることなく第14図及び第15図に示すように、直
接、支持板20の貫通孔31内に銅製連結棒26の一端を挿入
するとともに、抜け止め部32により抜けないようにして
もよい。あるいは、第16図及び第17図に示すように、支
持板20に対し4分割した爪部33を設け、この部分に抜け
止め突起34を有する銅製連結棒26の先端を嵌め込んでも
よい。
さらに、駆動側のベントダンパ11に設けられる銅製連
結棒26の支持構造として、第18図及び第19図に示すよう
に、貫通孔35を有する支持板36を設け、この貫通孔35に
2箇所にわたり曲げ加工した銅製連結棒26の先端を挿入
支持してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によれば、構造が簡単
で、信頼性が高い連動機構とすることができる優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の連動機構の斜視図、第2図は自動車用
空調装置の平面図、第3図は自動車用空調装置の側面
図、第4図は自動車用空調装置の正面図、第5図は自動
車用空調装置のコントロールパネルの正面図、第6図は
銅製連結棒を示す図、第7図は第1図のC−C断面図、
第8図は第7図のD−D断面図、第9図は第1図のE−
E断面図、第10図は第1図でのF矢視図、第11図は動作
を説明するための連動機構の斜視図、第12図は動作を説
明するための連動機構の断面図、第13図は動作を説明す
るための図、第14図は別例の連動機構を示す図、第15図
は第14図のG−G断面図、第16図は他の別例の連動機構
を示す図、第17図は第16図のH−H断面図、第18図は他
の別例の連動機構を示す図、第19図は第18図のI−I断
面図、第20図は従来技術を説明するための図である。 10は従動側の回動部材としての冷風バイパスダンパ、11
は駆動側の回動部材としてのベントダンパ、16は連動機
構、18は回動軸、20は駆動側支持部材としての支持板、
22は回動軸、24は従動側支持部材としての台座、25は棒
材挿入孔としての貫通孔、26は銅製連結棒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 善之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−76850(JP,U) 実開 昭57−126621(JP,U) 実開 昭54−56070(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/10 B60H 1/00 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いにその回動軸の軸心が略直交する一対
    の回動部材を連動して開閉動作させるための機構であっ
    て、 駆動側の回動部材11に設けられた駆動側支持部材20に連
    結棒26の一端を、当該駆動側の回動部材の軸心に対し直
    交する方向にのみ回動可能に支持するとともに、従動側
    の回動部材10に設けられた従動側支持部材24に連結棒挿
    入孔25を形成し前記連結棒26の他端を前記連結棒挿入孔
    に出没可能に嵌挿支持したことを特徴とする連動機構。
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CN107923640B (zh) * 2015-10-29 2020-07-28 三菱电机株式会社 换热换气装置

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