JPH035661A

JPH035661A - 天井設置形空気調和機

Info

Publication number: JPH035661A
Application number: JP13884689A
Authority: JP
Inventors: Masao Oishi; 征夫大石
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-05-31
Filing date: 1989-05-31
Publication date: 1991-01-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は１例えば、空調室の天井に沿って設けられた天
井パネルから熱交換空気を吹き出す天井設置形空気調和
機に関する。

（従来の技術）例えば、冷凍サイクルを利用して冷暖房を行ない空調室
内の温度や湿度を調節する空気調和機には、第６図に示
すような天井設置形のものがある。すなわち、このタイ
プの空気調和機１は、天井に埋め込まれた空気調和機本
体２を天井パネル３の裏面側に配置しているため、空調
室における配置スペースが不要であり、室内の美観を損
ねることがないという利点がある。

さらに、このタイプの空気調和機１では、天上パネル３
は、空調室の天井にその板面を沿わせ、且つ空調室内に
板面を露出した状態で取り付けられる。また、この天井
パネル３は、吸込口４や吹出口５を存している。そして
、天上パネル３は吹出口５に、熱交換空気の吹出方向を
調節する例えば２つの、矩形板状のルーバ６．６を有し
ている。

また、最近は、存在感を与えず目立たなないようにする
ため、天井パネル３は薄型に設定される傾向にある。さ
らに、天井パネル３には、天井の模様にマツチし天井面
と一体的に見えるよう石目調にデザインされたものがあ
る。

また、上記ルーバ６．６には、例えば天井パネル３にそ
の両端部を枢支されたものがある。そして、ルーバ６．
６はモータ（図示しない）等により駆動され、枢支部を
中心として回動変位し、第７図〜第９図に示すように、
天井パネル３の表側板１１ｉ１ｉ７に対して傾斜するよ
うになっている。そして、ルーバ６．６は、傾斜角度を
変化させることによって、第８図中および第９図中に矢
印Ａ、Ａで示すように熱交換空気の流出方向を調節する
。

ここで、第７図は、ルーバ６．６が吹出口５を閉じた時
の状態を示している。また、第８図は暖房運転時のルー
バ６．６の状態を示しており、第９図は冷房運転時のル
ーバ６．６の状態を示している。そして、各図中に８．
８で示すのは、ルーバ６．６に突設され天井パネル３の
側に回動自在に差込まれた支持ボスである。また、第６
図中に１３で示すのは、空気調和機１に対して離れた所
から指令を発するリモコン装置である。

（発明が解決しようとする課題）ところで、上述のような天井設置形の空気調和機１では
、ルーバ６．６の支持ボス８．８の数を多く設定すると
、ルーバ６．６の回動中心にばらつきが生じ易くなる。

また、このような場合には、ルーバ６．６を円滑に回動
変位させることができず、このことを原因として異音を
生じることがあった。

さらに、ルーバ６．６を駆動するモータとして、歯車等
により駆動力を伝達するギャードモータに替えて、マイ
コン信号を受けて駆動軸を回動変位させるステッピング
モータが多く採用されつつある。しかし、ステッピング
モータはトルクが小さいため、ステッピングモータを採
用する場合には、モータの駆動力をルーバ６．６へ確実
に、損失なく滑らかに伝達する必要があった。

さらに、上述のような空気調和機１では、天井パネル３
のデザインに合わせてルーバ６．６の外観部を樹脂成形
品で構成したものがある。そして、このような空気調和
機１ではルーバ６．６の材質として、剛性は大であって
も色調を限られる例えばＡＳ−Ｇ　（グラスファイバ入
りアクリロニトリルスチレン共重合）等の樹脂は採用せ
ずに、ＰＳ−ＨＩＳ（耐衝撃性ポリスチレン樹脂）系等
の色調豊富な樹脂を採用している。しかし、ＰＳ−ＨＩ
Ｓ系の樹脂は剛性が小さいため、暖房運転中の暖気の熱
により、第１０図中に示すようにルーバに反りが生じ、
外観を損ねることがあった。

本発明の目的とするところは、ルーバを円滑に、且つ均
一な軌道で回動変位させることが可能な天井設置形空気
調和機を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段及び作用）上記目的を達成
するために本発明は、天井パネルと、駆動手段と、天井
パネルに枢支された風向調節用の複数のルーバと、駆動
手段により駆動され、その回動中心に対して偏倚した駆
動力伝達手段を有しこの駆動力伝達手段を回動変位させ
る第１のリンクと、この第１のリンクの駆動力伝達手段
に枢支され、第１のリンクの回動にともなって変位する
とともに、複数のルーバの、回動中心から偏倚した部位
を回動自在に支持し、変位することによって複数のルー
バを連動させる第２のリンクとを具備したことにある。

こうすることによって本発明は、ルーバを円滑に、且つ
均一な軌道で回動させられるようにしたことにある。

（実施例）以下１本発明の一実施例を第１図〜第５図に基づいて説
明する。なお、従来の技術の項で説明したものと重複す
るものについては同一番号を付し、その説明は省略する
。

第１図は本発明の一実施例の要部を示すものである。そ
して、第１図〜第４図中に３で示すのは、例えば合成樹
脂からなり、空調室の天井に取り付けられた天井パネル
である。この天井パネル３は、板状のパネル本体３ａに
吸込口（図示しない）や吹出口５を有している。さらに
、天井パネル３は、パネル本体の裏面側に、天井に埋め
込まれた空気調和機本体２を有している。

さらに、天井パネル３は、吹出口５の形状を長方形状に
設定されている。そして、天井パネル３は吹出口５の長
手方向一端部に、第３図中に示すように、第１の支持板
部１１、および第２の支持板部１２を有している。そし
て、天井パネル３は、第１の支持板部１１を裏面側に垂
設している。

さらに、天井パネル３は、第２の支持板部１２を空調室
の側へ垂設しており、第２の支持板部１２を、第１の支
持板部１１よりも天井パネル３の中央側に配置している
。そして、天井パネル３は、第２の支持板部１２により
吹出口５の周縁部の一部を構成している。

また、天井パネル３には、駆動手段としてのステッピン
グモータ１３が設けられている。このステッピングモー
タ１３は、第１の支持板部１１の外側に配置されており
、天井パネル３に固定されている。さらに、ステッピン
グモータ１３は、その駆動軸１４を第１の支持板部１１
に差込んでおり、駆動軸１４を第１の支持板部１１の内
側面から略垂直に突出させている。

さらに、上記駆動軸１４には第１のリンク１５が取付け
られている。この第１のリンク１５はアーム状に成形さ
れたものである。そして、第１のリンク１５は、その一
端側に上記駆動軸１４を差し込まれており、駆動軸１４
に連結され固定されている。そして、第１のリンク１５
は、駆動軸１４に対して遠心方向に延びており、その一
端側を中心として駆動軸１４と一体的に回転するように
なっている。

さらに、第１のリンク１５は、その他端側に駆動力伝達
手段としての枢支ピン１６を垂設している。そして、第
１のリンク１５はこの枢支ピン１６を、ステッピングモ
ータ１３が位置する側の逆側、すなわち、吹出口５の中
央側へ突出させている。さらに、第１のリンク１５はそ
の回動中心に対して、枢支ピン１６を距離Ｂだけ離間さ
せている。そして、第１のリンク１５は、ステッピング
モータ１３により駆動されて、枢支ピン１６を回動変位
させるようになっている。

また、各図中に１７で示すのは第２のリンクである。こ
の第２のリンク１７は三角形板状に成形されている。そ
して、第２のリンク１７は、第１のリンク１５に略平行
に対向しており、その１つの角部に第１のリンク１５の
枢支ピン１６を貫通させている。そして、第２のリンク
１７は、第１のリンク１５により支持されており、かっ
、枢支ピン１６に対して回動自在になっている。

さらに、各図中に１８．１８で示すのは風向調節用のル
ーバである。このルーバ１８．１８は、天井パネル３と
同一の材質からなるもので、共に長方形板状に成形され
ている。そして、ルーバ１８．１８は、その表側板面１
９．１つを略平坦に設定されている。さらに、ルーバ１
８．１８はその裏側の板面に、円弧状に成形されルーバ
１８．１８の裏側に突出する厚肉な凸部２０，２０を有
している。

また、ルーバ１８．１８にはそれぞれガイド部２１．２
１が設けられている。このガイド部２１．２１　ハ、／
Ｉ／−ｔ＜　１８．１８に一体に成形されており、ルー
バ１８．１８の裏側に突出している。さらに、ガイド部
２１．２１は、ルーバ１８．１８の長手方向に沿った一
方の縁部に形成されている。

そして、ガイド部２１．２１は、凸部２０．２０と連続
して形成され、ルーバ１８．１８の裏側から突出する方
向に延びるガイド面２２．２２を有している。そして、
ガイド部２１．２１はガイド面２２．２２を、ルーバ１
８．１８の幅方向中央側から縁部側へいくほど突出量が
大となるよう傾斜させている。

また、各ルーバ１８には、第５図中に示すように、複数
の突出板２３・・・が一体に設けられている。

この突出板２３・・・は、ルーバ１８に裏側へ向けて略
垂直に突設されている。そして、突出板２３・・・は、
ルーバ１８の長手方向両端部、および、長手方向中間部
とにそれぞれ配置されている。

さらに、各突出板２３・・・は円柱状の支持ボス２４・
・・をその板面に垂設している。そして、各突出板２３
・・・は、支持ボス２４・・・を天井パネル３に回動自
在に差し込んでいる。なお、ルーバ１８の長手方向両端
部に配置された２つの突出板２３・・・は、それぞれの
支持ボス２４・・・を互いに逆側へ向けて突出させてい
る。

また、ルーバ１８の長手方向一端部に配置された突出板
２３ａには、各図中に示すように延長部２５が設けられ
ている。この延長部２５は、突出板２３ａに一体に設け
られており、ルーバ１８の側を基端側としている。さら
に、延長部２５は第３図中に示すように、その先端部に
支持ボス２６を垂設している。

そして、延長部２５は支持ボス２６をルーバ１８に対し
て外側に向けており、この支持ボス２６を、上記第２の
リンク１７の１つの角部に略垂直に、かつ回転自在に差
込んでいる。さらに、延長部２５は、第１図中に示すよ
うに、その支持ボス２６とルーバ１８の回動中心との距
ＡｔＣを、第１のリンク１５の回動中心と枢支ピン１６
との離間ｆｆ１Ｂと略等しく設定されている。

ここで、第２のリンク１７の残りの１つの角部には、も
う一方のルーバ１８と一体な支持ボス２６が、上述のル
ーバ１８と同様に回転自在に差込まれている。

すなわち、上述の空気調和機１では、ステッピングモー
タ１３の駆動により、第１のリンク１５が、駆動軸１４
との連結部２７を中心として回転する。そして、第１図
に示すようにルーバ１８．１８が吹出口５を閉じた状態
を基準として説明すれば、第１のリンク１５が枢支ビン
１６を天井パネル３の外側、すなわち図中の左側へ向け
て角度αだけ回動変位させる。

さらに、第２図に示すように、枢支ビン１６の回動変位
にともなって第２のリンク１７が、枢支ピン１６との間
に滑りを生じながら向きを変えずに図中の左側へ変位す
る。そして、第２のリンク１７は上記延長部２５．２５
を、支持ボス２４．２４と天井パネル３との連結部２８
を中心として回動させ、さらに、ルーバ１８．１８を上
記連結部２８を中心として天井パネル３の中央側、すな
わち図中の右側へ角度β、γだけ回動変位させる。

そして、このことによって、ルーバ１８．１８は連動し
てその傾斜角度を変化させ、図中に矢印り、Ｄで示すよ
うに熱交換空気の吹出し方向を調節する。ここで、第２
図は、暖房運転時のルーバ１８．１８の状態を示してい
る。また、第４図は、冷房運転時のルーバ１８．１８の
状態を示している。

このような空気調和機１では、ステッピングモータ１３
に連結された第１のリンク１５の回動変位量を、第１の
リンク１５に枢支された第２のリンク１７を介してルー
バ１８．１８に伝えているので、第２図中に示す角度α
、β、γを全て略等しくすることができ、ステッピング
モータ１３の回転角度をルーバ１８．１８に正確に、損
失なく伝えることができる。

また、１つの部品（第２のリンク１７）で２つのルーバ
１８．１８を支持し駆動力の伝達を行っているので、寸
法誤差が小さく、また、ルーバ１８．１を均一に、且つ
、円滑に動作させることができる。さらに、空気調和機
１は、支持ボス２４・・・　２６の数を少なく設定でき
る。

また、本実施例では、ルーバ１８．１８に凸部２０．２
０及びガイド面２２．２２を設けているので、ルーバ１
８．１８を厚肉に設定でき、ルーバ１８．１８の剛性を
向上することができる。したがって、例えば暖房運転時
にルーバ１８．１８が反りを生じるということがなく、
見栄えが良い。

また、従来、冷房運転時には、風向や騒音、および結露
への対応として、ルーバ１８．１８の開度を小とするこ
とが行われていたが、ルーバ１８．１８にガイド部２１
．２１を設けているので、上記空気調和機１は、冷房運
転時であってもルーバ１８．１８の開度を大とすること
ができる。つまり、第４図中に示すように、上述の空気
調和機１は、熱交換空気Ａ、Ａをガイド面２２．２２に
沿わせて吹き出す。したがって、ルーバ１８．１８の開
度を大としても、冷房運転時の熱交換空気をガイド面２
２．２２を介して上向きに吹出すことができる。そして
、冷気を空調室の天井面に沿うよう吹出すことができ、
さらに、冷房運転時に室温を天井側から下方側へ変化さ
せることができる。

［発明の効果］以上説明したように本発明は、天井パネルに枢支された
風向調節用の複数のルーバと、回動中心に対して偏倚し
た駆動力伝達手段を有し、この駆動手段により駆動され
駆動力伝達手段を回動変位させる第１のリンクと、この
第１のリンクの駆動力伝達手段に枢支され、第１のリン
クの回動にともなって変位するとともに、複数のルーバ
の、回動中心から偏倚した部位を回動自在に支持し、変
位することによって複数のルーバを連動させる第２のリ
ンクとを具備したものである。

したがって本発明は、ルーバを円滑に、且つ均一な軌道
で回動させることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図および第２図は要部を示す断面図、第３図は同じく要
部を示す正面図、第４図は同じく要部を示す断面図、第
５図はルーバを示す斜視図、第６図〜第１０図は従来例
を示すもので、第６図は全体の斜視図、第７図〜第９図
は第６図中のＥ−Ｅ線に沿った断面図、第１０図は天井
パネルを示す斜視図である。１・・・天井設置形空気調和機、３・・・天井パネル、
１３・・・ステッピングモータ（駆動手段）１５・・・
第１のリンク、１７・・・第２のリンク、１８．１８・
・・ルーバ。

Claims

【特許請求の範囲】

天井パネルと、駆動手段と、上記天井パネルに枢支され
た風向調節用の複数のルーバと、上記駆動手段により駆
動され、その回動中心に対して偏倚した駆動力伝達手段
を有しこの駆動力伝達手段を回動変位させる第１のリン
クと、この第１のリンクの駆動力伝達手段に枢支され、
上記第１のリンクの回動にともなって変位するとともに
、上記複数のルーバの、回動中心から偏倚した部位を回
動自在に支持し、変位することによって上記複数のルー
バを連動させる第２のリンクとを具備した天井設置形空
気調和機。