JP2884242B2 - 搬器直接駆動式エレベータ - Google Patents

搬器直接駆動式エレベータ

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JP2884242B2
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正人 森
武 平
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ワイヤーロープを使用せず、搬器が直接駆
動する形式のエレベータに関するものである。
<従来の技術> 従来のエレベータは、ワイヤーロープによって駆動し
ている。そのために、次のような問題がある。
<本発明が解決しようとする問題点> ロープを使用して吊り上げているために、揚程が大き
くなればなるほどロープの直径、重量が増加し、強力な
駆動用動力が必要になる上に上昇速度にも限界があっ
た。
またロープを使用しているために、一つの搬器通路内
では複数の搬器を勝手に移動させることはできなかっ
た。
さらに、鉛直移動と水平移動とを組み合わせる、とい
った構造を採用することは不可能であった。
しかし将来は高層ビルの高さはますます高くなる傾向
にあり、さらに地上に向けて延びるだけではなく大深度
地下構造物の開発が活発化する傾向にある。
そうした場合に、高速、大量、3次元(水平、垂直の
組み合わせ)輸送のニーズは高まるばかりである。
<本発明の目的> 本発明は、このような問題を解決するためになされた
もので、次のような搬器直接駆動エレベータを提供する
ことを目的とする。
<イ>上昇、下降高さに制限を受けずに移動できるエレ
ベータ <ロ>同一の通路に複数の搬器を自由に運行させること
のできるエレベータ <ハ>鉛直移動だけでなく水平移動、およびこれらの組
み合わせの移動も可能なエレベータ <問題点を解決するための手段> すなわち本発明は、リニアモータ用の駆動コイルを持
つ搬器と、二次プレートを設置した通路より構成し、駆
動コイルは搬器の側面に、二次プレートは通路の壁面に
各々設置した、搬器直接駆動式エレベータである。
また本発明は、リニアモータ用の駆動コイルを持つ通
路と、二次プレートを設置した搬器より構成し、駆動コ
イルは通路の壁面に、二次プレートは搬器の側面に各々
設置した、搬器直接駆動式エレベータである。
<本発明の説明> 以下本発明を詳細に説明する。
<イ>搬器 搬器1は通常の容器であり、人を乗せるもの、貨物を
乗せるもの、などすべてが本発明の対象となる。
この搬器1の出入口は、従来の一般の搬器のように一
方向にのみ開口しているものではなく、人や物の接近位
置に応じて四方の側面に設置することが望ましい。
さらに物品の排出、受入れなどを考慮すると、床や天
井に扉を設けてこれを開閉するような構造を採用するこ
ともできる。
<ロ>通路 建築物、構築物には、搬器1が移動するための通路2
を設ける。
図面の実施例では超高層ビル、あるいは高さが千メー
トル前後の超超高層ビル内の通路2を想定しているが、
通常の建築物、あるいは地下に設ける構造物においても
当然使用可能である。
この通路2は、従来のエレベータのように鉛直方向に
設置した鉛直通路2Vだけではなく、鉛直通路2Vに接続し
た水平通路2H(第5図)、あるいは曲線通路2C(第3
図)をも対象とする点が特徴である。
また、搬器通路を環状に接続することもでき、循環式
のエレベータの構成も可能である。
<ハ>リニアモータ機構 搬器1の側面と、通路2の壁面にはリニアモータを構
成する駆動用コイルと二次プレートを、わずかな間隙を
保たせて配置する。
二次プレートは、電磁誘導により渦電流が流れやすい
アルミニュウムなどの電導体を板状に形成したものであ
る。
駆動用コイルを、搬器1の側面、前後面に設ければ、
二次プレートは駆動用コイルとわずかの隙間を介して通
路2壁面に設けることになる。
駆動用コイルを通路2壁面に設ければ、二次プレート
は搬器1の側面に設けることになる。
以下、取り付け位置に応じて説明する。
<ニ>コイルを搬器に設置する場合 第1、2図において、駆動コイルを搬器1側面に取り
付けた場合について説明する。
例えば搬器1の側面の上部には、鉛直駆動用コイル3
を設置する。
一方搬器1側面の下部には、水平駆動用コイル4を設
置する。
この場合には通路2の壁面に二次プレート5を<ハ>
鉛直移動や水平移動に限らず、鉛直移動から水平移動あ
るいは水平移動から鉛直移動への方向転換、およびこれ
らの組み合わせとなる曲線移動なども可能である。平通
路2H、あるいは曲線通路2Cがあるから、二次プレート5
も通路2の方向、形状に従ってその壁面に敷設される。
二次プレート5を床面に敷設するのではなく、壁面に
敷設することによって、鉛直、水平、あるいは曲面への
連続敷設が可能となる。
<ホ>コイルを通路に取り付ける場合 第4図において、水平駆動用コイル4を通路2の壁面
に取り付ける。
一方、鉛直駆動用コイル3を、昇降通路の壁面に取り
付ける。
この場合には、搬器1の側面には二次プレート5を取
り付ける。
そして昇降通路の上の床が開閉可能に構成しておく。
すると、各駆動用コイル、および床開閉機構への信号
の入力によって、搬器1の運搬物の水平、鉛直仕分けが
できる。
鉛直の昇降通路への仕分けは次のようにして行われ
る。
1)水平駆動用コイルの作動停止、 2)鉛直駆動用コイルの起動、搬器の支持 3)床の開放 4)搬器の下降 もちろん第4図の実施例においても、駆動用コイルと
二次プレートとを反対位置に配置することも可能であ
る。
<本発明の作用> 次に本発明の作動について説明する。
<イ>鉛直移動 搬器1を鉛直方向に走行させるには、鉛直駆動用コイ
ル3に交流を流すことによってコイルに進行磁界が発生
する。
すると二次プレート5側に誘導電流が発生し、フレミ
ングの左手の法則によって鉛直方向の推力によって搬器
1が昇降、下降することになる。
この場合には水平駆動用コイル4の作動は停止してい
る。
<ロ>水平移動 搬器1の水平駆動用コイル4に入力して、同様に水平
方向の駆動を行う。
この場合には鉛直駆動用コイル3の作動は停止してい
る。
こうして鉛直移動から水平移動、あるいはその反対も
きわめてスムーズに行うことができる。
<ハ>曲線通路の移動(第3図) 搬器通路2が曲線で形成してある場合には、鉛直駆動
用コイル3と、水平駆動用コイル4とを同時に作動させ
る。
すると鉛直方向の推力と、水平方向の推力との合成に
よって、斜め方向の合力が発生する。
そのために搬器1は、常に床面を水平に維持したま
ま、曲線通路2Cをスムーズに移動、走行する。
<ニ>乗降 人の乗降、物品の積み降ろしは、取り付け通路や床の
位置に対応した位置の、搬器1の扉や床、天井を開閉し
て行う。
したがって、搬器通路2の壁面に設置する二次プレー
ト5は、人や物品の進入路の配置や方向を考慮して敷設
することになる。
<他の実施例> 以上は駆動コイルと二次プレートとを組み合わせたタ
イプのリニア誘導モータを例にとったが、従来公知の他
の種類のリニアモータを採用できることはもちろんであ
る。
<本発明の効果> 本発明は上記したような構成からなるから、次によう
な効果を達成することができる。
<イ>搬器を、高さに制限を受けずに移動させることが
できる。
<ロ>同一の通路に複数の搬器を同時に運行させること
のできる。
したがって一通路に一搬器の従来の構造に比較して、
建築物の床面積を有効に利用することができる。
<ハ>鉛直移動だけでなく水平移動、およびこれらの組
み合わせの移動も可能である。
<ニ>搬器通路を環状に接続することもでき、循環式の
エレベータの構成も可能である。
<ホ>搬器側にコイルを設置すれば、各搬器が前後の搬
器と衝突しない範囲で自由に移動、停止を行うことがで
きる。
<ヘ>通路の壁面と搬器側面とでリニアモータを構成し
ているから、曲線通路においても搬器を常時鉛直に維持
して、すなわち搬器の床を常時水平に維持して走行させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明のエレベータの構造の斜視図 第2図:その側面図 第3図:曲線通路での移動状態の説明図 第4図:物品の仕分けに使用した構造の説明図 第5図:通路の組み合わせの説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−58542(JP,A) 特開 平1−92189(JP,A) 実開 昭62−136476(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 9/00 - 9/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リニアモータ用の鉛直駆動用コイルと水平
    駆動用コイルを持つ搬器と、 前記搬器の各駆動用コイルに対応する二次プレートを設
    置した通路より構成し、搬器の鉛直駆動用コイルによる
    駆動を水平駆動用コイルによる駆動に切り替えることに
    より、鉛直移動から水平移動に、あるいは搬器の水平駆
    動用コイルによる駆動を鉛直駆動用コイルによる駆動に
    切り替えることにより、水平移動から鉛直移動に移行自
    在とすることを特徴とする、 搬器直接駆動式エレベータ。
  2. 【請求項2】リニアモータ用の鉛直駆動用コイルと水平
    駆動用コイルを持つ通路と、 前記通路の各駆動コイルに対応する二次プレートを設置
    した搬器より構成し、通路の鉛直駆動用コイルによる搬
    器の駆動を水平駆動用コイルによる駆動に切り替えるこ
    とにより、搬器を鉛直移動から水平移動に、あるいは通
    路の水平駆動用コイルによる搬器の駆動を鉛直駆動用コ
    イルによる駆動に切り替えることにより、水平移動から
    鉛直移動に移行自在とすることを特徴とする、 搬器直接駆動式エレベータ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の搬器直接
    駆動式エレベータにおいて、鉛直移動と水平移動を組み
    合わせることにより、曲線通路の移動ができることを特
    徴とする、搬器直接駆動式エレベータ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    搬器直接駆動式エレベータにおいて、通路を循環路に形
    成することにより、循環移動ができることを特徴とす
    る、搬器直接駆動式エレベータ。
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