JP2884197B2 - 暖房器のタイマ運転制御装置 - Google Patents
暖房器のタイマ運転制御装置Info
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- JP2884197B2 JP2884197B2 JP7941191A JP7941191A JP2884197B2 JP 2884197 B2 JP2884197 B2 JP 2884197B2 JP 7941191 A JP7941191 A JP 7941191A JP 7941191 A JP7941191 A JP 7941191A JP 2884197 B2 JP2884197 B2 JP 2884197B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房器等のタイマ運転
制御装置の改良に関するものである。
制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、希望する時刻に室温を設定温度に
近づけるために、予め設定時刻より前に自動運転が開始
されるように、タイマ手段により暖房器を制御してい
た。
近づけるために、予め設定時刻より前に自動運転が開始
されるように、タイマ手段により暖房器を制御してい
た。
【0003】このタイマ手段により暖房器を動作させる
ためのタイマ前倒し時間の決め方については、暖房器運
転開始時の現在温度の時間変化を計測して、暖房器の能
力と室内環境との関係を学習することにより、タイマ設
定手段による自動運転時刻を補正する例がある(特開平
2−61448号公報)。
ためのタイマ前倒し時間の決め方については、暖房器運
転開始時の現在温度の時間変化を計測して、暖房器の能
力と室内環境との関係を学習することにより、タイマ設
定手段による自動運転時刻を補正する例がある(特開平
2−61448号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な従来例で
は、暖房器の運転開始時に暖房器の能力と室内環境を学
習させてタイマ設定手段による自動運転開始時刻を補正
している。この補正のための演算は代表的な暖房能力を
基礎にして行なわれているが、実際に生産される個々の
器体には暖房能力にバラツキがあるため、このバラツキ
によって暖房能力の大きな器体では、タイマ設定時刻よ
り必要以上に前から自動運転が開始されることになって
不経済であり、逆に暖房能力の小さな器体ではタイマ設
定時刻になっても設定温度を得ることが出来ないという
不具合があった。本発明は、このような不具合を解決す
るためのものである。
は、暖房器の運転開始時に暖房器の能力と室内環境を学
習させてタイマ設定手段による自動運転開始時刻を補正
している。この補正のための演算は代表的な暖房能力を
基礎にして行なわれているが、実際に生産される個々の
器体には暖房能力にバラツキがあるため、このバラツキ
によって暖房能力の大きな器体では、タイマ設定時刻よ
り必要以上に前から自動運転が開始されることになって
不経済であり、逆に暖房能力の小さな器体ではタイマ設
定時刻になっても設定温度を得ることが出来ないという
不具合があった。本発明は、このような不具合を解決す
るためのものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、室温検出手段
によって検出される暖房運転停止時の室温の下降状態か
ら暖房対象の熱負荷を演算して記憶するとともに、タイ
マ運転が予約されたときに予め与えられることになるタ
イマ運転待ち時間の前に室温検出手段によって検出され
る室温と設定手段によって設定された暖房希望温度(設
定温度)との間の温度差を求め、この求められた温度差
と記憶された熱負荷との関係からタイマ前倒し時間を決
定する。
によって検出される暖房運転停止時の室温の下降状態か
ら暖房対象の熱負荷を演算して記憶するとともに、タイ
マ運転が予約されたときに予め与えられることになるタ
イマ運転待ち時間の前に室温検出手段によって検出され
る室温と設定手段によって設定された暖房希望温度(設
定温度)との間の温度差を求め、この求められた温度差
と記憶された熱負荷との関係からタイマ前倒し時間を決
定する。
【0006】
【作用】タイマ運転の予約が行なわれている場合、暖房
運転停止後の室温の下降状態から熱負荷を求めて記憶し
ておき、予め与えられたタイマ運転待ち時間前に室温検
出手段によって検出される室温と設定手段によって設定
された暖房希望温度(設定温度)との間の温度差を求
め、この求められた温度差と記憶された熱負荷との関係
からタイマ前倒し時間を決定し、その決定されたタイマ
前倒し時間に暖房手段を動作させる。そしてタイマによ
って設定した希望時刻には設定温度(希望温度にな
る)。
運転停止後の室温の下降状態から熱負荷を求めて記憶し
ておき、予め与えられたタイマ運転待ち時間前に室温検
出手段によって検出される室温と設定手段によって設定
された暖房希望温度(設定温度)との間の温度差を求
め、この求められた温度差と記憶された熱負荷との関係
からタイマ前倒し時間を決定し、その決定されたタイマ
前倒し時間に暖房手段を動作させる。そしてタイマによ
って設定した希望時刻には設定温度(希望温度にな
る)。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面とともに説明する。
【0008】1は商用電源で、2はバーナ(図示せず)
に燃料を供給するためのポンプ他で構成された暖房手段
で、3はこの暖房手段によって発生する燃焼熱を室内へ
循環させるための対流ファンモータ、4はバーナに点火
するための点火器である。5は時計機能、演算機能、記
憶機能などを備えたマイクロコンピュータで構成され、
前述暖房手段2他を制御する制御手段であるところの制
御回路である。6は電源トランスで、このトランス6の
出力はブリッジダイオード7によって、整流し、コンデ
ンサ8で平滑化された電源12となり、レギュレータ
9、コンデンサ10によって定電圧化された電源13と
なる。14は室温を検知するサーミスタからなる室温検
出手段で、抵抗15を介して電源12、13のゼロボル
ト側へ接続し、その接続点をマイクロコンピュータ(以
下マイコンと称す)5のA/D変換ポート5−1へ接続
し、室温を読み込む。16は設定手段であるところの操
作部で、マイコン5よりのキーストロボ出力ポート群5
−2よりパルスを出力し、操作部16の操作信号をマイ
コン5はキー入力ポート群5−3より読み込む。又、操
作部16には運転を開始させるための運転スイッチ16
−1と、停止させるための切スイッチ16−2と、タイ
マ運転させるためのタイマ運転スイッチ16−3と、表
示又はスイッチの機能の切換をする切換スイッチ16−
4と、時計、タイマ、温度を設定するための時/下げス
イッチ16−5と分/上げスイッチ16−6と前記切換
スイッチ16−4とよりなる設定手段16Aとが設けら
れている。
に燃料を供給するためのポンプ他で構成された暖房手段
で、3はこの暖房手段によって発生する燃焼熱を室内へ
循環させるための対流ファンモータ、4はバーナに点火
するための点火器である。5は時計機能、演算機能、記
憶機能などを備えたマイクロコンピュータで構成され、
前述暖房手段2他を制御する制御手段であるところの制
御回路である。6は電源トランスで、このトランス6の
出力はブリッジダイオード7によって、整流し、コンデ
ンサ8で平滑化された電源12となり、レギュレータ
9、コンデンサ10によって定電圧化された電源13と
なる。14は室温を検知するサーミスタからなる室温検
出手段で、抵抗15を介して電源12、13のゼロボル
ト側へ接続し、その接続点をマイクロコンピュータ(以
下マイコンと称す)5のA/D変換ポート5−1へ接続
し、室温を読み込む。16は設定手段であるところの操
作部で、マイコン5よりのキーストロボ出力ポート群5
−2よりパルスを出力し、操作部16の操作信号をマイ
コン5はキー入力ポート群5−3より読み込む。又、操
作部16には運転を開始させるための運転スイッチ16
−1と、停止させるための切スイッチ16−2と、タイ
マ運転させるためのタイマ運転スイッチ16−3と、表
示又はスイッチの機能の切換をする切換スイッチ16−
4と、時計、タイマ、温度を設定するための時/下げス
イッチ16−5と分/上げスイッチ16−6と前記切換
スイッチ16−4とよりなる設定手段16Aとが設けら
れている。
【0009】17は表示部でマイコン5のセグメント制
御用出力用ポート群5−4よりバッファドライバー群1
8を介して表示部17のセグメントを制御する。一方デ
ジットはマイコン5のデジット制御用出力ポート群5−
5よりドライバー群19を介して制御される。表示部1
7には、時計設定温度、室温等を表示する数字LED1
7−1、午前、午後、温度、運転状態を表示する午前L
ED17−2、午後LED17−3、温度LED17−
4、運転LED17−5、時計/室温、時計合わせ、タ
イマ合わせ、タイマ運転を表示する時計/室温LED1
7−6、時計合わせLED17−7、タイマ合わせLE
D17−8、タイマ運転LED17−9よりなる。マイ
コン5の出力ポート5−6、5−7、5−8は夫々ドラ
イバー20、21、22を介してリレー23、24、2
5を制御するためのポートである。 リレー23、2
4、25は夫々コイル23−1、24−1、25−1、
接点23−2、24−2、25−2よりなり、接点23
−2、24−2、25−2はポンプ2、対流ファンモー
タ3、点火器4を制御する。
御用出力用ポート群5−4よりバッファドライバー群1
8を介して表示部17のセグメントを制御する。一方デ
ジットはマイコン5のデジット制御用出力ポート群5−
5よりドライバー群19を介して制御される。表示部1
7には、時計設定温度、室温等を表示する数字LED1
7−1、午前、午後、温度、運転状態を表示する午前L
ED17−2、午後LED17−3、温度LED17−
4、運転LED17−5、時計/室温、時計合わせ、タ
イマ合わせ、タイマ運転を表示する時計/室温LED1
7−6、時計合わせLED17−7、タイマ合わせLE
D17−8、タイマ運転LED17−9よりなる。マイ
コン5の出力ポート5−6、5−7、5−8は夫々ドラ
イバー20、21、22を介してリレー23、24、2
5を制御するためのポートである。 リレー23、2
4、25は夫々コイル23−1、24−1、25−1、
接点23−2、24−2、25−2よりなり、接点23
−2、24−2、25−2はポンプ2、対流ファンモー
タ3、点火器4を制御する。
【0010】操作部16に関しては、マイコン5のプロ
グラムにより出力ポート群5−2から常時キーストロボ
出力が出力されているため、スイッチを押すことにより
キースキャン入力ポート群5−3よりパルス入力が入る
ので、どのスイッチが押されたかが判るようになってい
る。そして判別されたスイッチに対応するLEDをセグ
メント出力ポート群5−4、デジット出力群5−5より
出力し、点灯、点滅、消灯を行なう。切換SW16−4
の場合は押した回数毎にサイクリックに時計/室温LE
D17−6、時計合わせLED17−7、タイマ合わせ
LED17−8が一個づつ点灯、消灯をくり返す。午前
LED17−2、午後LED17−3、温度LED17
−4、数字LED17−1はマイコン5の内部で判断し
て、どのモードかによって表示する。
グラムにより出力ポート群5−2から常時キーストロボ
出力が出力されているため、スイッチを押すことにより
キースキャン入力ポート群5−3よりパルス入力が入る
ので、どのスイッチが押されたかが判るようになってい
る。そして判別されたスイッチに対応するLEDをセグ
メント出力ポート群5−4、デジット出力群5−5より
出力し、点灯、点滅、消灯を行なう。切換SW16−4
の場合は押した回数毎にサイクリックに時計/室温LE
D17−6、時計合わせLED17−7、タイマ合わせ
LED17−8が一個づつ点灯、消灯をくり返す。午前
LED17−2、午後LED17−3、温度LED17
−4、数字LED17−1はマイコン5の内部で判断し
て、どのモードかによって表示する。
【0011】時計を設定する場合は切換スイッチ16−
4を押し、表示部17の時計合わせLED17−7が点
灯するまで何回も押す。時/下げスイッチ16−5を押
し、数字表示LED17−1の上位桁2桁の数字LED
17−1a(設定温度表示と共用)と午前LED17−
2、午後LED17−3とがサイクリックに変化し、表
示する。例えば午前0〜午後11という具合に使用者が
設定したい所で止める。
4を押し、表示部17の時計合わせLED17−7が点
灯するまで何回も押す。時/下げスイッチ16−5を押
し、数字表示LED17−1の上位桁2桁の数字LED
17−1a(設定温度表示と共用)と午前LED17−
2、午後LED17−3とがサイクリックに変化し、表
示する。例えば午前0〜午後11という具合に使用者が
設定したい所で止める。
【0012】次に分/上げスイッチ16−6を押すと、
数字LED17−1の下2桁の数字LED17−1b
(設定表示と共用)がサイクリックに変化し、表示す
る。例えば0〜59という具合に、使用設定したい所で
止める。そして時計合わせが終了したら、次に切換スイ
ッチ16−4を1回押す。こうすると時計がスタート
し、数字LED17−1のコロンが点灯する。
数字LED17−1の下2桁の数字LED17−1b
(設定表示と共用)がサイクリックに変化し、表示す
る。例えば0〜59という具合に、使用設定したい所で
止める。そして時計合わせが終了したら、次に切換スイ
ッチ16−4を1回押す。こうすると時計がスタート
し、数字LED17−1のコロンが点灯する。
【0013】次にタイマ合わせLED17−8が点灯す
る。時計合わせと同様に時/下げスイッチ16−5を押
すと、午前LED17−2、午後LED17−3、数字
LED17−1aがサイクリックに変化し、表示する。
例えば午前0〜午後11という具合に使用者が暖めてお
きたい希望時刻まで進める。
る。時計合わせと同様に時/下げスイッチ16−5を押
すと、午前LED17−2、午後LED17−3、数字
LED17−1aがサイクリックに変化し、表示する。
例えば午前0〜午後11という具合に使用者が暖めてお
きたい希望時刻まで進める。
【0014】次に分/上げスイッチ16−6を押すと、
数字LED17−1bがサイクリックに変化し、表示す
る。例えば0〜59という具合に、使用者が暖めておき
たい希望時刻まで進める。
数字LED17−1bがサイクリックに変化し、表示す
る。例えば0〜59という具合に、使用者が暖めておき
たい希望時刻まで進める。
【0015】次に切換スイッチ16−4を1回押すと、
数字LED17−1のコロンが点灯し、タイマ運転時刻
(暖めておきたい時刻)がマイコン5内部に記憶され
る。時計/室温LED17−6が点灯する。マイコン5
内部にはマイコンリセット時、予め設定温度(例えば2
2℃)が設定されているが使用者が設定をずらしたい場
合には、時/下げスイッチ16−5を押すと数字LED
17−1aがサイクリックに減少し、分/上げスイッチ
16−6を押すと数字LED17−1bがサイクリック
に増大するので、希望の温度で設定する。
数字LED17−1のコロンが点灯し、タイマ運転時刻
(暖めておきたい時刻)がマイコン5内部に記憶され
る。時計/室温LED17−6が点灯する。マイコン5
内部にはマイコンリセット時、予め設定温度(例えば2
2℃)が設定されているが使用者が設定をずらしたい場
合には、時/下げスイッチ16−5を押すと数字LED
17−1aがサイクリックに減少し、分/上げスイッチ
16−6を押すと数字LED17−1bがサイクリック
に増大するので、希望の温度で設定する。
【0016】このままの状態がある一定時間続いた後、
運転させない場合には、現在の時刻表示に戻す。
運転させない場合には、現在の時刻表示に戻す。
【0017】通常運転(手動運転)させたい場合には、
運転スイッチ16−1を押す。こうすると運転LED1
7−5は点灯し、マイコン5の出力ポート5−6、5−
7、5−8より出力し、リレー25、23、24をオン
させ、点火器4、ポンプ2、対流ファンモータ3を動作
させる。暖房器は動作を開始する。点火器4はバーナ
(図示せず)の着火を検出したら停止させる。またマイ
コン5は室温検出手段であるサーミスタ14からの信号
をA/D変換ポート5−1を介して、温度(室温)とし
てデジタル値として読み取り、表示部17は時計表示よ
り温度表示にかわる。午前LED17−2、午後LED
17−3コロンが消灯、温度LED17−4は点灯、数
字LED17−1aは設定温度、数字LED17−1b
は室温を表示する。又時計/室温LED17−6は変化
しない。
運転スイッチ16−1を押す。こうすると運転LED1
7−5は点灯し、マイコン5の出力ポート5−6、5−
7、5−8より出力し、リレー25、23、24をオン
させ、点火器4、ポンプ2、対流ファンモータ3を動作
させる。暖房器は動作を開始する。点火器4はバーナ
(図示せず)の着火を検出したら停止させる。またマイ
コン5は室温検出手段であるサーミスタ14からの信号
をA/D変換ポート5−1を介して、温度(室温)とし
てデジタル値として読み取り、表示部17は時計表示よ
り温度表示にかわる。午前LED17−2、午後LED
17−3コロンが消灯、温度LED17−4は点灯、数
字LED17−1aは設定温度、数字LED17−1b
は室温を表示する。又時計/室温LED17−6は変化
しない。
【0018】切スイッチ16−2を押すと、マイコン5
は停止と判断して運転LED17−5が消灯し、出力ポ
ート5−6、5−7、(5−8)よりの出力は停止さ
れ、リレー23、24、(25)はオフし、ポンプ2、
対流ファンモータ3は動作を停止する。表示部17は温
度表示より時計表示にかわる。午前LED17−2又は
午後LED17−3、コロンが点灯し、温度LED17
−4は消灯し、暖房器の運転は停止する。タイマ運転の
場合、マイコン5の制御機能は図2のようになってい
る。
は停止と判断して運転LED17−5が消灯し、出力ポ
ート5−6、5−7、(5−8)よりの出力は停止さ
れ、リレー23、24、(25)はオフし、ポンプ2、
対流ファンモータ3は動作を停止する。表示部17は温
度表示より時計表示にかわる。午前LED17−2又は
午後LED17−3、コロンが点灯し、温度LED17
−4は消灯し、暖房器の運転は停止する。タイマ運転の
場合、マイコン5の制御機能は図2のようになってい
る。
【0019】今、タイマ運転に先立って、設定手段16
Aによってすでにタイマ時刻および設定温度が与えられ
ていると仮定する。ステップS1 にてマイコン5は運転
停止後も室温検出用サーミスタ14により検知した時々
刻々の室温信号を読み取る。そしてステップS2 にて時
々刻々の室温により、室温の下降状態(温度勾配)を計
算し、それにより熱負荷を演算し、マイコン5の記憶部
に記憶する。
Aによってすでにタイマ時刻および設定温度が与えられ
ていると仮定する。ステップS1 にてマイコン5は運転
停止後も室温検出用サーミスタ14により検知した時々
刻々の室温信号を読み取る。そしてステップS2 にて時
々刻々の室温により、室温の下降状態(温度勾配)を計
算し、それにより熱負荷を演算し、マイコン5の記憶部
に記憶する。
【0020】尚設定温度と室温との温度差によりタイマ
前倒し時間を求めるため、熱負荷をパラメータとした表
又は計算式をマイコン5の記憶部へ記憶させておく。例
えば、温度差が同じでも熱負荷が大きい場合には、タイ
マ前倒し時間は長くなる。即ち熱負荷が大きい(部屋が
大きい等)場合には運転開始時刻が早目になる。
前倒し時間を求めるため、熱負荷をパラメータとした表
又は計算式をマイコン5の記憶部へ記憶させておく。例
えば、温度差が同じでも熱負荷が大きい場合には、タイ
マ前倒し時間は長くなる。即ち熱負荷が大きい(部屋が
大きい等)場合には運転開始時刻が早目になる。
【0021】タイマ運転する場合、タイマ前倒し時間前
に室温を検出する必要があるので、そのため時間をタイ
マ運転待ち時間(通常45分〜90分位)と呼び、この
時間をマイコン5の内部へ予め設定しておく。
に室温を検出する必要があるので、そのため時間をタイ
マ運転待ち時間(通常45分〜90分位)と呼び、この
時間をマイコン5の内部へ予め設定しておく。
【0022】タイマ運転する場合には、ステップS3 に
て、タイマ運転スイッチ16−3を押すとある一定時間
時計表示からタイマ運転時刻表示に切換わる。即ち、午
前LED17−2、午後LED17−3、数字LED1
7−1はタイマ運転時刻の数字表示に切換わり、タイマ
運転LED17−9は点灯し続ける。ステップS4 にお
いて、マイコン5はタイマ運転時刻よりタイマ運転待ち
時間前の時刻までタイマ待ちの状態を続ける。ステップ
S5 において、タイマ運転待ち時間になると、そのとき
の室温をサーミスタ14により検出する。ステップ6に
おいて、マイコン5は設定温度と室温の差に求められた
即ち温度差を求め、前回停止したときの熱負荷を、パラ
メータとして記憶部に記憶している表又は計算式に従っ
て演算し、タイマ前倒し時間を求める。そしてステップ
S7 において、タイマ運転時刻より前倒し時間前の時間
までタイマ待ちの状態を続ける。タイマ前倒し時間にな
るとマイコン5により運転LED17−5を点灯させ、
表示部17は時計表示より温度表示に切換え、午前LE
D17−2、午後LED17−3、コロンは消灯、温度
LED17−4は点灯する。又マイコン5の出力ポート
5−8、5−6、5−7より出力し、点火器4、ポンプ
2、対流ファンモータ3を動作させ、暖房手段2の運転
を開始させる。マイコン5の内部には温度差とタイマ前
倒し時間との関係を熱負荷をパラメータとして決めてあ
るので、暖房手段2の発熱量や熱負荷が代表値でなくと
もタイマ運転時刻には希望の温度(設定温度)になる。
て、タイマ運転スイッチ16−3を押すとある一定時間
時計表示からタイマ運転時刻表示に切換わる。即ち、午
前LED17−2、午後LED17−3、数字LED1
7−1はタイマ運転時刻の数字表示に切換わり、タイマ
運転LED17−9は点灯し続ける。ステップS4 にお
いて、マイコン5はタイマ運転時刻よりタイマ運転待ち
時間前の時刻までタイマ待ちの状態を続ける。ステップ
S5 において、タイマ運転待ち時間になると、そのとき
の室温をサーミスタ14により検出する。ステップ6に
おいて、マイコン5は設定温度と室温の差に求められた
即ち温度差を求め、前回停止したときの熱負荷を、パラ
メータとして記憶部に記憶している表又は計算式に従っ
て演算し、タイマ前倒し時間を求める。そしてステップ
S7 において、タイマ運転時刻より前倒し時間前の時間
までタイマ待ちの状態を続ける。タイマ前倒し時間にな
るとマイコン5により運転LED17−5を点灯させ、
表示部17は時計表示より温度表示に切換え、午前LE
D17−2、午後LED17−3、コロンは消灯、温度
LED17−4は点灯する。又マイコン5の出力ポート
5−8、5−6、5−7より出力し、点火器4、ポンプ
2、対流ファンモータ3を動作させ、暖房手段2の運転
を開始させる。マイコン5の内部には温度差とタイマ前
倒し時間との関係を熱負荷をパラメータとして決めてあ
るので、暖房手段2の発熱量や熱負荷が代表値でなくと
もタイマ運転時刻には希望の温度(設定温度)になる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、暖房器を停止させた場
合の温度勾配により熱負荷を求め、温度差とタイマ前倒
し時間との関係を熱負荷をパラメータとして決めている
ので、暖房能力や熱負荷が代表値から外れていてもタイ
マ運転をさせた場合に、タイマ運転時刻には希望の温度
になっており、暖め過ぎや暖め不足がなくなる。また暖
房手段を停止させた時からの温度下降勾配なので、暖房
器の発熱量のバラツキ等影響を受けない。
合の温度勾配により熱負荷を求め、温度差とタイマ前倒
し時間との関係を熱負荷をパラメータとして決めている
ので、暖房能力や熱負荷が代表値から外れていてもタイ
マ運転をさせた場合に、タイマ運転時刻には希望の温度
になっており、暖め過ぎや暖め不足がなくなる。また暖
房手段を停止させた時からの温度下降勾配なので、暖房
器の発熱量のバラツキ等影響を受けない。
【0024】また温度差と熱負荷とタイマ前倒し時間と
の関係を温度差をパラメータとして扱っても同様の効果
がある。
の関係を温度差をパラメータとして扱っても同様の効果
がある。
【図1】本発明の一実施例を示すタイマ運転制御装置の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示すタイマ運転を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
2 暖房手段 5 制御手段 14 室温検出手段 16A 設定手段
Claims (1)
- 【請求項1】 暖房手段(2)と、室温を検出する室温検
出手段(14)と、タイマ時刻設定および暖房温度設定を行
なう設定手段(16A)と、そして前記室温検出手段によっ
て検出される暖房運転停止時の室温の下降状態から暖房
対象の熱負荷を演算して記憶するとともに予め与えられ
たタイマ運転待ち時間前に前記室温検出手段によって検
出される室温と前記設定手段によって設定された設定温
度との間の温度差を求めてこの求められた温度差と前記
記憶された熱負荷との関係からタイマ前倒し時間を決定
して前記暖房手段を制御する制御手段(5)とで構成した
ことを特徴とする暖房器のタイマ運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7941191A JP2884197B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 暖房器のタイマ運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7941191A JP2884197B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 暖房器のタイマ運転制御装置 |
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JPH04313619A JPH04313619A (ja) | 1992-11-05 |
JP2884197B2 true JP2884197B2 (ja) | 1999-04-19 |
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-
1991
- 1991-04-12 JP JP7941191A patent/JP2884197B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04313619A (ja) | 1992-11-05 |
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