JP2884062B2 - 切り込み深さ表示装置付コンクリートカッター - Google Patents

切り込み深さ表示装置付コンクリートカッター

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JP2884062B2
JP2884062B2 JP8106192A JP10619296A JP2884062B2 JP 2884062 B2 JP2884062 B2 JP 2884062B2 JP 8106192 A JP8106192 A JP 8106192A JP 10619296 A JP10619296 A JP 10619296A JP 2884062 B2 JP2884062 B2 JP 2884062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブレードの切り
込み深さ表示装置付コンクリートカッターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートカッターにおけるブ
レードの切り込み深さを表示する装置としては図7に示
すようなものが提案され、使用されている。すなわち、
フレーム1に軸支された昇降アーム8の取付軸に指針2
1を取り付け、フレーム1に目盛22を取り付け、指針
21が指示する目盛を読みとるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の指針式の構
造においては、次のような問題点があった。 1)指針21の表示位置が機構上、作業者から見にくい
側面下部とならざるを得ないため、切り込み深さが確認
しにくい。 2)ブレードの切り込み開始時に、作業姿勢を変えて指
針を0又は確認しやすい目盛に合わせなければならず、
作業性が悪い。 3)ブレードサイズを変更した場合には、その都度基準
点が変わるため、作業姿勢を変えて指針位置を調整する
必要がある。 4)指針による目盛の表示はデジタル表示ではないの
で、読み取り誤差が生じやすい。 5)表示部がブレード側であるために確認作業が危険で
ある上、指針側に障害物がある場合などは表示を確認す
ることができない。 6)目盛が切り込み作業時の汚泥、塵埃等で汚れやす
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、昇降ネジを
回転させることによってブレードの取付軸を昇降させる
ようにしたコンクリートカッターに、前記昇降ネジの運
動量を入力し、昇降ネジの昇降運動量を加減してデジタ
ル表示するゼロリセット付カウンタを、前記昇降ネジの
操作ハンドルの近傍、すなわちハンドルを操作する作業
者の視野内に取り付けることにより、上記従来の問題点
を解決したものである。昇降ネジの昇降運動量をカウン
タへ入力する手段は、昇降ネジの回転量を入力情報と
し、昇降ネジの上端部に回転伝達板を取り付け、この回
転伝達板の周縁部にラックを環状に形成し、このラック
と螺合するピニオンを前記カウンタの入力軸に取り付け
る構造(請求項1)や、昇降ネジの昇降量を入力情報と
し、昇降ネ ジをウオームとして利用し、これにかみ合う
ウオームギヤをカウンタの入力軸に取り付ける構造(請
求項2)が考えられる。カウンタは、昇降ネジの回転数
をブレードの取付軸の昇降距離に換算して表示するもの
とすると(請求項3)、昇降距離表示の精度が高まる
が、昇降ネジの昇降量をブレードの昇降距離に換算して
表示したり、あるいは昇降ネジの回転数又は昇降量をそ
のまま表示し、換算表をカウンタ脇に設置してブレード
の取付軸の昇降量を知るようにしてもよい。
【0005】
【作用】この発明において、ブレードの取付軸を昇降さ
せるために昇降ネジを回転させると、昇降ネジの回転数
又は昇降量がカウンタへ入力される。そして、昇降ネジ
の昇降量又は昇降ネジの昇降量から換算されたブレード
の取付軸の昇降量がカウンタにデジタル表示される。そ
して、カウンタはゼロリセット付であるから、ブレード
が接地したときにカウンタの表示を0とすることによ
り、ブレードサイズが変わっても、簡易な操作により正
しい昇降量が表示される。また、カウンタの取付位置は
上面パネルなど、作業者から最も確認しやすく、かつ通
常の作業姿勢のままでセット操作が可能なハンドル近傍
であるから、安全にかつ正確な数値を読みとることがで
きる。
【0006】
【実施の形態】図1において、フレーム1の前方上部に
エンジン2が設置してあり、下部にブレード3がその取
付軸4に取り付けてある。前記フレーム1の後方にはネ
ジ受け筒5が取り付けてあり、このネジ受け筒5に昇降
ネジ6が螺合している。この昇降ネジ6の上端には昇降
ネジ6を回転させるためのハンドル7が取り付けてあ
る。前記ネジ受け筒5の下端には昇降アーム8の一端が
取り付けてある。この昇降アーム7はその中間部がフレ
ーム1に軸支され、他端には支持輪9が取り付けてあ
る。図中符号10は水タンクである。
【0007】上記のように構成されたコンクリートカッ
ターにおいて、ハンドル7を回転させて昇降ネジ6を昇
降させると、昇降アーム8がそのフレーム1への取付軸
を支店として回動し、支持輪9が昇降するので、フレー
ム1は後輪の軸11を支点として回動し、ブレードの取
付軸4が昇降する。すなわち、ハンドル7あるいは昇降
ネジ6の回転数、昇降ネジ6の昇降量に応じてブレード
3の切り込み深さが変化する。
【0008】ここで、図4ないし図6に示すように、前
記昇降ネジ6の上端部には切り込み深さの表示装置が取
り付けてある。すなわち、昇降ネジ6の上端部に昇降ネ
ジ6の回転をカウンタ12に入力するための回転伝達板
13が取り付けてある。この回転伝達板13の上面周縁
部にはラック13aが環状に形成してあり、このラック
13aにカウンタ12の入力軸に取付られたピニオン1
4が螺合し、回転伝達板13の回転すなわち昇降ネジ6
の回転が正確にカウンタ12へ入力されるようにしてあ
る。そして、昇降ネジ6の回転量に対応したブレードの
取付軸4の昇降距離が表示されるように、ラック13a
とピニオン14のギヤ比が構成してある。
【0009】前記カウンタ12は、昇降ネジ6をネジ受
け筒5を押し下げる方向に回転させたときに加算され、
昇降ネジ6を逆方向に回転させたときに減算されるよう
に構成してある。また、カウンタ12にはゼロリセット
機構が組み込まれており、リセットボタン12aを押す
ことによって数値表示部12bの数値が0表示になるよ
うにしてある。
【0010】前記カウンタ12及び回転伝達板13は作
業者の胸元に位置する上面パネル15の下側に配置して
あり、カウンタ12のリセットボタン12a及び数値表
示部12bは上面パネル15の表面に露出して、作業者
が操作しやすく、かつ数値を確認しやすいようにしてあ
る。
【0011】この実施形態の装置の使用方法は以下の通
りである。作業開始時には図1のように、ブレード3が
浮き上がった状態となっている。ここで、ハンドル7を
回転させてネジ受け筒5を下方へ移動させると、昇降ア
ーム8が上方へ回動し、ブレード3が下方へ移動する。
このとき、昇降ネジ6と共に回転伝達板13が回転し、
その回転がラック13a、ピニオン14を経てカウンタ
12へ入力される。カウンタ12へ入力された回転量の
情報はプレードの取付軸4の昇降量の数値に換算、加算
されてカウンタ12の数値表示部12bに表示される。
ハンドルを逆方向に回転させると、表示数値は減算され
る。
【0012】上記の操作によりブレード3が下降し接地
すると接触音が発生する。このとき一時ハンドル操作を
停止してカウンタ12のリセットボタン12aを押して
数値表示部12bの表示を0にリセットする。以後、ハ
ンドル7を回転して切り込みを続けると、ブレード3が
接地した後の切り込み量に応じた数値がカウンタ12の
数値表示部12bに表示される。
【0013】すなわち、この実施形態においては、昇降
ネジ6の回転数に対応したブレード取付軸4の昇降量が
カウンタ12に数値でデジタル表示される。しかも、リ
セットボタン12aの操作により、ブレードの径に係わ
らず、常にブレードが接地した以後の移動量が表示され
る。そして、回転伝達板13のラック13aとカウンタ
入力軸のピニオン14とのギヤ比を適宜設定することに
より、センチメートル表示でもインチ表示でも任意の表
示が可能である。そして、ミリメートル単位での表示も
可能である。なお、昇降アーム8、フレーム1はいずれ
も円運動を行うので、昇降ネジ6の一定回転量に対する
ブレード取付軸4の垂直方向の移動量は一定ではない
が、フレーム1の回動角度は水平線を基準として上下1
5度程度が通常であるから、誤差は極めて小さい。
【0014】上記実施形態においては、回転伝達板13
のラック13aとピニオン14とのギヤ比の設定によっ
て、昇降ネジの回転数をブレード取付軸4の昇降量に換
算する構成としたが、カウンタ12の内部ギヤによって
換算するようにしてもよい。また、カウンタの取付位置
はハンドルの近傍であれば上面パネルに限定されない。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果が得られ
る。 1)カウンタはハンドルの近傍に設置したので、ハンド
ルを操作する作業者から見やすく、切り込み深さの確認
が容易である。 2)カウンタにはゼロリセット機構を備えたので、ブレ
ードの切り込み開始時におけるリセット操作が容易であ
り、しかもリセットボタンを作業者の手元に配置するこ
とが可能であるから、作業性がよい。 3)ブレードサイズを変更した場合も、ブレード接地時
にリセットボタンを押すのみで正確な切り込み深さを表
示することができる。 4)カウンタはデジタル表示なので、読み取り誤差が生
じるおそれはない。 5)目盛が切り込み作業時の汚泥、塵埃等で汚れるおそ
れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施形態のブレードを浮かせた状態
の側面図である。
【図2】 同じくブレード接地状態の側面図である。
【図3】 同じく切り込み状態の側面図である。
【図4】 同じく切り込み深さ表示装置の正面図であ
る。
【図5】 同じく切り込み深さ表示装置の平面図であ
る。
【図6】 同じく上面パネル部分の平面図である。
【図7】 従来例の側面図である。
【符号の簡単な説明】
1 フレーム 2 エンジン 3 ブレード 4 ブレード取付軸 5 ネジ受け筒 6 昇降ネジ 7 ハンドル 8 昇降アーム 9 支持輪 10 水タンク 11 後輪 12 カウンタ 12a リセットボタン 12b 数値表示部 13 回転伝達板 13a ラック 14 ピニオン 15 上面パネル 21 指針

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降ネジを回転させることによってブレ
    ードの取付軸を昇降させるようにしたコンクリートカッ
    ターにおいて、 前記昇降ネジの移動量を入力し、昇降ネジの昇降移動量
    を加減してデジタル表示するゼロリセット付カウンタを
    前記昇降ネジの操作ハンドルの近傍に取り付け、前記昇
    降ネジの移動量の入力手段は、前記昇降ネジの上端部に
    回転伝達板を取り付け、この回転伝達板の周縁部にラッ
    クを環状に形成し、このラックに前記カウンタの入力軸
    に取り付けられたピニオンを螺合した構成とした、切り
    込み深さ表示装置付コンクリートカッター
  2. 【請求項2】 昇降ネジを回転させることによってブレ
    ードの取付軸を昇降させるようにしたコンクリートカッ
    ターにおいて、 前記昇降ネジの移動量を入力し、昇降ネジの昇降移動量
    を加減してデジタル表示するゼロリセット付カウンタを
    前記昇降ネジの操作ハンドルの近傍に取り付け、前記昇
    降ネジの移動量の入力手段は、前記昇降ネジに前記カウ
    ンタの入力軸に取り付けられたウオームギアを螺合した
    構成とした、 切り込み深さ表示装置付コンクリートカッ
    ター
  3. 【請求項3】 カウンタは、昇降ネジの回転数をブレー
    ドの取付軸の昇降距離に換算して表示するものとした、
    請求項1又は2に記載の切り込み深さ表示装置付コンク
    リートカッター
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