JP2883843B2 - 包装用補助装置 - Google Patents

包装用補助装置

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JP2883843B2
JP2883843B2 JP35370795A JP35370795A JP2883843B2 JP 2883843 B2 JP2883843 B2 JP 2883843B2 JP 35370795 A JP35370795 A JP 35370795A JP 35370795 A JP35370795 A JP 35370795A JP 2883843 B2 JP2883843 B2 JP 2883843B2
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packaging bag
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bag
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Fukuoka Marumoto Co Ltd
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  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナスやキュウリ等
の蔬菜類や果物、花卉等を包装袋で包装する際に使用す
る包装用補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーストア等において販売されてい
る蔬菜類や果物は、その多くが適当な個数をポリエチレ
ン等の合成樹脂フィルム製の袋に入れて包装されてい
る。通常、この包装作業は蔬菜類や果物を生産者から集
荷し、スーパーストア等に納入するまでの過程で行われ
る。
【0003】包装の形態は、例えば、ナスやキュウリ等
は3〜5個程度、ピーマンやジャガイモやタマネギ等は
3〜6個程度、リンゴや柿等は3〜4個程度を合成樹脂
フィルム製の袋に入れ、上部を粘着テープで縛るか、又
は熱融着したものが一般的である。
【0004】これらの包装作業は、生産地の農業協同組
合等の施設において行われているが、取扱量が多い施設
では自動包装機により、また取扱量が少ない施設では手
作業により行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この包装作業を手作業
により行う場合、被包装物である蔬菜類や果物の種類に
よっては作業能率が著しく低下する。例えば、ナスやピ
ーマン、リンゴや柿等、表面が滑らかなものを包装する
場合、これらを数個まとめて合成樹脂フィルム製の包装
袋に入れる際、その表面が包装袋のフィルム内面に密着
して滑りにくいため包装袋の底へ進みにくい。このた
め、1個ずつ順に包装袋に入れるようにすれば、フィル
ム内面への密着は緩和されるが、作業能率は大幅に低下
する。
【0006】また、ナスの場合は、その全体形状と弾力
性により、ナス同士の表面が密着しやすいため、2本目
以降を袋に入れる際に、ナスの表面が包装袋のフィルム
内面に密着するだけでなく、先に入れたナスの表面にも
密着してしまい、後から入れようとするナスが前にも後
ろにも動かなくなることがある。
【0007】この対策として、被包装物を袋に入れると
きに、被包装物の表面が袋内部に接触しないように、漏
斗状の補助具を介して被包装物を袋に入れることが行わ
れているが、1袋ごとに漏斗状の補助具を着脱しなけれ
ばならないため、非常に手間がかかるという問題があ
る。
【0008】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、被包装物の表面を包装袋のフィルム内面に密着させ
ることなく包装可能であり、かつ包装作業の能率を大幅
に向上させることのできる包装用補助装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の包装用補助装置では、ベース材に立設した
支柱に回転体を軸支し、同回転体にアーム材を取付け、
さらに被包装物が通過可能な開口を有する包装袋保持枠
を同アーム材に取付けたことを特徴とする。
【0010】本発明の包装用補助具では、回転体ととも
に保持枠を備えたアームを回転させ、円を描いて移動す
る保持枠の通過経路の所定位置において、保持枠に対し
て包装袋を被着させ、次に同保持枠を別の位置まで回転
移動させ、後述するような手順で保持枠に被着した包装
袋内へ被包装物を挿入する。包装袋内への被包装物の挿
入が完了すると、被包装物は包装袋とともに保持枠から
離脱するので、保持枠は空になる。そこで、さらに保持
枠を回転移動させると前記所定位置へ行き、そこで再び
包装袋が被着され、次の被包装物の挿入が開始される。
以下、このように保持枠を回転させ、この過程を繰り返
すことにより包装作業を行う。
【0011】ここで、保持枠に被着した包装袋内へ被包
装物を挿入する手順について説明する。前記被着手段に
より包装袋を被着した保持枠において、包装袋の上方か
ら被包装物を前記保持枠内に押し込むと、包装袋の底部
が前記保持枠内の下方に押し込まれ、包装袋本体は反転
しつつ被包装物を包み込みながら、被包装物とともに前
記保持枠内を通過し、包装袋内への被包装物の挿入が完
了する。
【0012】前記包装過程において、被包装物表面と包
装袋のフィルム内面とは接触するものの、両者間の相対
的な移動は必要なく、被包装物表面とフィルム内面とは
接触したまま同時に移動するので、表面が滑らかで、フ
ィルム内面に密着しやすい被包装物であっても、包装袋
内への挿入は円滑に行われる。
【0013】次に、前記回転体の回転を一定角度ごとに
係止するクリック機構を備えたことを特徴とする。回転
体の回転を一定角度ごとに係止することにより、保持枠
も所定位置に保持される。このため、包装袋を被着した
保持枠を所定位置、例えば水平位置で保持する構造とす
ることにより、包装袋内への被包装物の挿入作業の容易
化を図ることができる。
【0014】ここで、前記クリック機構が、前記回転体
とこれを軸支する固定軸との接触面において、同固定軸
の外周面に設けた凹部と、同回転体の内周から突出する
突起および同突起を前記固定軸の外周面方向に付勢する
弾性体とからなることを特徴とする。回転体を回転させ
ることにより、回転体の内周の突起が固定軸外周面の凹
部の位置まで来ると、弾性体の付勢力により突起が凹部
に嵌入し、回転体の回転が阻止される。したがって、保
持枠は所定位置で保持され、この状態で、保持枠に被着
した包装袋内への被包装物の挿入作業を行うことができ
る。挿入作業が完了したら、アーム材または保持枠等に
回転方向の力を加えることにより、突起が凹部から離脱
するため、回転可能となる。
【0015】このように、突起が凹部の位置に来るたび
に回転体が係止され、保持枠が保持状態となる。したが
って、固定軸外周面に複数の凹部を一定角度ごとに設け
ておけば、その一定角度ごとに回転体を係止することに
より、保持枠を所定位置に保持できる。
【0016】前述したように、回転体内周面の突起が固
定軸外周面の凹部に嵌入することにより、回転体の回転
が阻止され、保持枠は所定位置で保持される。そこで、
前記凹部に嵌入した突起が同凹部から離脱する際に通過
する離脱用ガイド面を前記凹部に隣接させて設けてもよ
い。凹部に隣接して離脱用ガイド面を設ければ、挿入作
業が完了し、再び保持枠を回転移動させるとき、突起が
凹部から容易に離脱できる。すなわち、凹部に嵌入して
いた突起は、凹部から一旦離脱用ガイド面上に移動し、
この上を摺動をしながら回転体の外周面にガイドされる
ため離脱がスムーズに行われる。
【0017】なお、離脱用ガイド面は凹部の片側にのみ
設けているため、回転体を一定方向(以下「正方向」と
いう。)に回転させた場合にのみ離脱が容易であり、係
止中の逆回転を阻止している。包装作業完了後、回転体
を正方向へ回転させるように力を加えれば突起は離脱用
ガイド面に沿って凹部から容易に離脱するためこの方向
へ回転が可能となる。すなわち、回転体は、正方向にの
み回転可能であり、しかも一定角度ごとに係止されるた
め、保持枠も正方向にのみ回転移動可能であり、所定位
置に来るたびに保持される。
【0018】ここで、前記固定軸がスプライン軸および
これに嵌合するボスからなることを特徴とする。固定軸
をスプライン軸およびこれに嵌合するボスからなる2重
構造とすることにより、スプライン軸に対するボスの嵌
合位置を回転方向に沿って変更することができる。した
がって、固定軸の外周面、すなわちボスの外周面の凹部
の位置を回転方向に沿って変更することができる。凹部
の位置を変更すると、回転軸の係止位置が変わるため、
保持枠の保持位置を変えることができる。
【0019】一方、前記回転体の回転により保持枠に包
装袋を被せる被着手段を前記保持枠の通過経路に設けた
ことを特徴とする。保持枠通過経路に被着手段を設け、
保持枠を回転移動させる際に、被着手段の部分を通過さ
せることにより、保持枠に包装袋を被せる作業を行う。
【0020】前記被着手段が、包装袋を載置する収納部
と、同包装袋の開口部を開いた状態に保持する袋保持手
段とからなることを特徴とする。回転体とともに保持枠
を回転移動させると、同被着手段により開口部を開いた
状態で保持されている包装袋に向かって、保持枠が接近
していき、開口部から包装袋内に入ることにより、保持
枠に包装袋を被せた状態となる。保持枠をさらに回転さ
せると、それに連れて、保持枠に被った包装袋は収納部
から離脱し、被着が完了する。すなわち、保持枠の回転
移動に伴い、保持枠が前記被着手段を通過することによ
り、保持枠への包装袋の被着が自動的に行われる。
【0021】前記袋保持手段が、前記収納部に立設した
袋係止用ピンと、同収納部に収納した包装袋の開口部に
向かって送風する送風機とで構成されたことを特徴とす
る。収納部に収納した包装袋を袋係止用ピンで係止して
おき、その包装袋の開口部に向かって送風すると空気は
開口部から包装袋内に入るため、包装袋は開口部を開き
かつ大きく膨らむが、袋係止用ピンにより、その位置で
保持される。すなわち、包装袋は開口部を開いた状態の
まま保持され、保持枠の接近を待機する。
【0022】前記送風機の送風量を変化させる風量調節
手段を設けたことを特徴とする。送風機は包装袋を膨張
させるためのものであるが、風量調節手段により、包装
袋の大きさや、包装作業の速度に応じて、適切な送風量
を設定することができる。風量調節手段としては、送風
ファンモータの回転数を変える手段、送風機の吸気口あ
るいは排気口に調整ゲートを設ける手段等を採用するこ
とができる。
【0023】前記収納部の包装袋載置面を凹面としたこ
とを特徴とする。包装袋が膨張すると、その形状は筒形
状になるため、包装袋載置面を予め凹面としておくこと
により、送風したとき包装袋の開口部が開きやすくな
り、また膨張した包装袋がズレることなく安定した状態
に保持できる。
【0024】前記包装袋載置面に載置された包装袋の開
口部を押さえる錘を有することを特徴とする。載置され
た包装袋の開口部を錘で押さえておくことにより、開口
部に向かって送風したとき最上部にある包装袋のみを膨
張させることができる。また、膨張状態で待機中の包装
袋が、風の力により袋係止用ピンから離脱し、吹き飛ば
されるのを防止できる。したがって、保持枠への包装袋
の被着は1枚ずつ確実に行われる。
【0025】ここで、前記包装袋開口部と接触する錘の
辺縁部を櫛歯形状としたことを特徴とする。錘の辺縁部
を櫛歯形状としたことにより、前記包装袋載置面に載置
された包装袋の開口部と錘との接触面積が少なくなるた
め、包装袋の離脱が極めてスムーズに行われる。一方、
錘の重量は櫛歯部分に均等に分散してかかっているた
め、包装袋は確実に係止できる。
【0026】また、前記錘の下方に突起部を設け、同突
起部を前記収納部の包装袋載置面に設けた凹部に着脱自
在に嵌入させたことを特徴とする。錘下方の突起部を凹
部に嵌入させておくことにより、保持枠に被着された包
装袋が、収納部から離脱する際に錘がズレたり、外れた
りするのを防止している。また、包装作業が進み、包装
袋載置面に載置されている包装袋の積層厚さが減少して
いくと、それに連れて錘の突起部が凹部内に沈下してい
き、錘全体も下がっていくため、常に最上部にある包装
袋の開口部を確実に押さえることができる。
【0027】一方、前記収納部の包装袋載置面に突条ま
たは段差を設けたことを特徴とする。包装袋載置面に載
置した包装袋は積層状態にあるため、自重により下方に
あるものほど強い圧力を受けている。したがって、下方
にある包装袋ほど、フィルム面同士が強く密着する傾向
がある。このため、包装袋が離脱していくことにより包
装袋載置面に載置した包装袋が減少していき、下方にあ
った包装袋を使用する段階になると、送風により容易に
開口部が開かないおそれがある。
【0028】そこで、包装袋載置面に突条または段差を
設けることにより、この上に載置する包装袋の自重圧力
を分散させ、その結果として垂直下向き圧力を減少させ
ることにより包装袋のフィルム面同士の密着を防止して
いる。したがって、包装袋載置面に載置した包装袋が減
少してもフィルム面同士の密着が発生せず、送風により
最上部にある包装袋の開口部を確実に開いて、膨張させ
ることができる。なお、突条または段差を設ける位置
は、包装袋載置面において、包装袋の開口部の少し下方
に相当する部分に、包装袋を横断する方向に設けること
が望ましい。また、突条または段差より後方の包装袋載
置面を徐々に高くしていき、傾斜面を形成してもよい。
傾斜面とすることにより、この面上に載置した包装袋の
開口部がさらに開き易くなる。
【0029】さらに、包装袋を被着した前記保持枠が当
接することにより、包装袋の被着状態を整える修正部材
を同保持枠の通過経路に設けたことを特徴とする。前記
被着手段により保持枠に包装袋を被着したとき、被着状
態が不完全なことがあるため、同保持枠の通過経路に修
正部材を設け、保持枠の回転移動時に、この修正部材に
包装袋を被着した保持枠を当接させることにより、包装
袋の被着状態を整え、確実な被着状態を得る。
【0030】次に、前記保持枠の下部外周面を前記保持
枠の軸方向と平行な面とするとともに、前記下部外周面
の上方に連なる上部外周面を前記軸に向かって傾斜する
傾斜面とし、前記保持枠の上部内周面を前記傾斜面の上
縁から下方に向かって滑らかにカーブした凸状曲面とし
たことを特徴とする。ここで、滑らかにカーブした凸状
曲面とは、変曲点のない連続した曲面を意味する。
【0031】保持枠の下部外周面を保持枠の軸方向と平
行な面とし、前記下部外周面に連なる上部外周面を前記
軸上方に向かって傾斜する傾斜面としているため、前記
保持枠の外周面全体の概略形状は上に向かって細くなっ
た形状である。このため包装作業開始時において、前記
保持枠に包装袋を被着させるとき、その作業が容易とな
る。
【0032】また、保持枠に被着した包装袋に被包装物
を挿入する際、包装袋のフィルム面は、まず前記保持枠
の下部外周面とこれに連なる傾斜面に沿って滑りながら
上昇し、次に前記保持枠の上縁付近で下方に反転された
後、前記上縁から下方に向かって滑らかにカーブした凸
状曲面に沿って滑りながら下降するという移動経路をと
る。
【0033】被包装物の挿入作業を開始するとき、前記
保持枠にセットした包装袋のフィルム面は下方に垂れ下
がり前記軸とほぼ平行な状態となるが、前記下部外周面
も前記軸方向と平行であるため、結局、前記フィルム面
は前記下部外周面とほぼ平行な状態で垂れ下がってい
る。このため、被包装物の挿入が開始され、前記フィル
ム面が上昇する場合も、前記フィルム面の移動は下部外
周面に沿って円滑に行われる。
【0034】さらに、前記下部外周面に連なる傾斜面は
前記軸上方に向かって傾斜しているため、前記フィルム
面がこの傾斜面に沿って上昇することにより、前記フィ
ルム面は、前記保持枠の上縁付近での反転が行われるの
に適した角度に傾けられる。
【0035】つまり、包装袋のフィルム面を前記軸と平
行、即ち垂直に上昇している状態からそのまま真下へ反
転させようとすると、前記フィルム面を180°回転さ
せなければならないが、前記フィルム面をまず前記傾斜
面に沿って上昇させ、その後反転させれば、180°か
ら前記傾斜面の傾斜角度を引いた残りの角度分の回転で
すむので、前記フィルム面の反転は容易である。即ち、
前記フィルム面は、前記傾斜面に沿って上昇していくこ
とにより、反転のための準備体勢が整えられるため、前
記上縁付近での前記フィルム面の反転は非常にスムーズ
に行われる。
【0036】なお、前記フィルム面が前記保持枠の上縁
付近で反転される場合、前記フィルム面が前記傾斜面及
び前記上縁から下方に向かって滑らかにカーブした凸状
曲面に沿って移動することにより、フィルム面の反転部
分と前記上縁との間には適度の隙間が生じる。このた
め、フィルム面と保持枠との密着が防止され、フィルム
面の反転がスムーズに行われる。また、前記凸状曲面は
滑らかにカーブした変曲点のない連続した曲面であるた
め、その後の下降経路でのフィルム面の滑りも極めて良
好である。
【0037】次に、前記凸状曲面の下縁から前記保持枠
の下端までの内周面を外周方向に拡張させ空洞部とした
ことを特徴とする。保持枠内周の下部に、全周にわたっ
て空洞部が形成されているため、被包装物が挿入された
包装袋が前記凸状曲面の下縁の位置より下に下降する
と、包装袋に対する拘束がなくなり、包装袋の下降が円
滑に行われる。
【0038】また、前記傾斜面の傾斜角度を前記軸に対
して30〜45°とし、前記傾斜面と下部外周面との境
界および前記凸状曲面の下縁を、前記保持枠の上端から
下端までの高さの約1/2より上の位置に設けたことを
特徴とする。前述したように、包装袋のフィルム面を、
垂直上昇している状態からそのまま真下へ反転させよう
とすると、前記フィルム面を180°回転させなければ
ならないが、前記傾斜面の傾斜角度を前記軸に対して3
0〜45°とすれば、残りの150〜135°の回転で
すむため、前記フィルム面の反転は非常にスムーズに行
われる。
【0039】このように、前記傾斜面の傾斜角度を前記
軸に対して30°〜45°とすると、包装袋のフィルム
面の滑動及び反転の状態が最も良好である。なお、前記
傾斜角度が30°未満の場合は前述した傾斜面としての
作用が弱いため包装袋のフィルム面の反転がスムーズに
行われず、45°以上の場合は前記傾斜面とフィルム面
との摩擦抵抗が大きくなりフィルム面の滑動がスムーズ
に行われない。
【0040】一方、前記傾斜面と下部外周面との境界お
よび前記凸状曲面の下縁を前記保持枠の上端から下端ま
での高さの1/2より上の位置に設けた形状にすると、
保持枠の下部外周面および空洞部の上下方向の長さが相
対的に長くなるため、包装袋を上下方向にガイドする作
用が良好となり、包装袋の反転および滑動がスムーズか
つ安定して行われれる。
【0041】次に、保持枠が円形または楕円形のリング
状であることを特徴とする。保持枠を円形リング状とし
た場合は、被包装物は包装袋の中心部に集合した状態に
挿入され、どちらの方向からみても均等に包装されるた
め、被包装物の方向にとらわれず包装作業を行うことが
できる。
【0042】一方、保持枠を楕円形リング状とした場合
は、被包装物が包装袋内の中心部にかたまらず横並びに
偏平した状態に包装されるため、包装後の被包装物が見
えやすく、陳列時の美観に優れるというメリットがあ
る。このように、保持枠を円形または楕円形のリング状
とすることにより、包装状態を変えることができるた
め、被包装物の種類、形状、性質に応じた適切な包装を
行うことができる。
【0043】なお、保持枠の形状が、円形リング状、楕
円形リング状のいずれの場合であっても、包装袋内への
被包装物の挿入は円滑に行うことができるため、包装作
業を効率よく行える。
【0044】次に、前記保持枠とアーム材との間に、包
装袋の傾斜を阻止するガード部材を設けたことを特徴と
する。保持枠に被着した包装袋に被包装物を挿入し、こ
の包装袋が保持枠を通過した後、そのまま真下に降下せ
ず斜めになった場合、包装袋はガード部材に当接して傾
斜が阻止され真下方向へガイドされるため、通過は円滑
に行われる。また、包装袋の傾斜により、被包装物の挿
入状態が悪化して、包装後の美観を損なうこともない。
【0045】一方、前記アーム材が伸縮可能であること
を特徴とする。アーム材を伸縮可能とすることにより、
被包装物の長さに応じて保持枠の位置変更が可能とな
る。また、作業者に応じて保持枠の位置を変更すること
により、無理のない姿勢で包装作業を行うことができる
ようになる。
【0046】次に、前記アーム材が回転体に対して着脱
可能であることを特徴とする。アーム材を着脱可能とす
ることにより、被包装物の種類、大きさ等に応じて、適
切な形状、大きさのアーム材に取り替えることが可能と
なる。一方、保持枠を取り付けた状態のアーム材を回転
体から取り外して別の固定ベース材等に取り付けること
により、固定式の包装用補助具として使用することもで
きる。
【0047】また、前記保持枠がアーム材に対して着脱
可能であることを特徴とする。保持枠を着脱可能とする
ことにより、被包装物の種類、形状、性状等に応じて保
持枠を取り替えることが可能となり、包装作業を効率的
に行うことができる。また、保持枠のみを取り外して、
固定ベース材等に立設した支柱に取り付けることによ
り、固定式の包装用補助具として使用することもでき
る。
【0048】前記保持枠がアーム材に対して取付位置変
更可能であることを特徴とする。保持枠の取付位置を変
更可能とすることにより、被包装物の種類、形状、性状
等に対応することができる。また、作業者や作業条件に
合わせて保持枠の取り付け位置を変更することにより、
作業者は無理のない姿勢で包装作業を行うことができ
る。
【0049】また、アーム材の形状がL字形状であるこ
とを特徴とする。アーム材の形状をL字形状とすること
により、アーム材の先端側は、回転体の回転によって描
かれる円の接線と同一方向になるため、保持枠に対する
包装袋の被着が確実に行われ、また保持枠に被着された
包装袋内への被包装物の挿入作業をスムーズに行うこと
ができる。
【0050】前記回転体の周囲に3本のアーム材を設け
たことを特徴とする。アーム材を3本とすることによ
り、アーム材の配列間隔が適度となり、保持枠への包装
袋の被着および包装袋への被包装物の挿入作業を順次、
効率的に行うことができる。なお、アーム材を2本以下
にすると包装作業の効率が著しく低下し、4本以上にす
ると隣接するアーム材同士の間隔が近すぎ保持枠へ被着
した包装袋の開口部が隣のアーム材に触れて包装作業を
妨げる傾向がある。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0052】図1は実施の形態を示す正面図、図2,3
は同斜視図である。本実施の形態の包装用補助装置1で
は、ベース材2に立設した支柱3に回転体4を軸支し、
回転体4にL字形状のアーム5を3本取付け、さらに被
包装物が通過可能な開口を有する保持枠6を各アーム5
に取付けている。
【0053】図1に示す包装用補助装置1においては、
回転体4とともにアーム5の先端の保持枠6を反時計方
向に回転させることにより保持枠6への包装袋7の被着
を行い、次に、保持枠6をさらに反時計方向に回転させ
た位置で係止させ、包装袋7への被包装物の挿入作業を
行う。つまり、保持枠6が回転体4の下方に設けた被着
手段部分を通過することにより保持枠6に対して包装袋
7が被着され、次に、保持枠6を右上方の位置まで回転
移動させると、後述するクリック機構により保持枠6が
係止されるため、この状態において後述するような手順
に従い保持枠6に被着した包装袋7内へ被包装物を挿入
する。
【0054】包装袋7内への被包装物の挿入が完了する
と、被包装物は包装袋7とともに保持枠6から離脱する
ため、保持枠6は空になる。そこで、保持枠6に反時計
方向の力を加えるとクリック機構が解除されて回転移動
して行き、被着手段の位置へ戻る。そして、被着手段部
分を通過することにより包装袋7が再び被着された後、
右上方の位置まで回転移動してい行き、クリック機構に
より係止され、次の被包装物の挿入が開始される。以
下、保持枠6を回転移動させて前記工程を繰り返すこと
により保持枠6への包装袋7の被着、および包装袋7内
への挿入作業を行う。包装用補助装置1により、包装袋
7の被着、被包装物の挿入作業を連続的に行うことがで
きるため、包装作業の効率が大幅に向上する。
【0055】ここで、図4に基づいて、保持枠6に被着
した包装袋7内へ被包装物を挿入する手順について説明
する。被着手段により保持枠6に対して包装袋7を被着
させ保持枠6を右上方の位置まで回転移動させると、図
4(a)に示す状態となる。
【0056】次に、図4(b)に示すように、包装袋7
の上方から被包装物であるナス8を保持枠6内に押し込
むと、包装袋7の底部が保持枠6内の下方に押し込ま
れ、包装袋7本体は反転しつつナス8を包み込みなが
ら、ナス8とともに保持枠6内を通過していく。
【0057】さらに、ナス8を保持枠6内に押し込んで
いくと、図4(c)に示すように、ナス8は包装袋7と
ともに保持枠6内を通過し、最終的には保持枠6の下方
へ離脱し、挿入作業が完了する。
【0058】このような挿入作業において、ナス8表面
と包装袋7のフィルム面とは接触するものの、両者間の
相対的な移動は必要なく、ナス8表面とフィルム面とは
接触したまま同時に移動するので、表面が滑らかで、フ
ィルム面に密着しやすいナス8であっても、包装袋7内
への挿入は極めて円滑に行われる。
【0059】次に、図5,6に基づき保持枠6の形状、
機能等について詳しく説明する。図5はアーム5および
保持枠6部分の斜視図、図6は保持枠6の一部切欠斜視
図である。これらの図に示すように、保持枠6の下部外
周面9を保持枠6の軸C方向と平行な面とするととも
に、下部外周面9の上方に連なる上部外周面を軸Cに向
かって傾斜する傾斜面10とし、保持枠6の上部内周面
を、傾斜面10の上縁11から下方に向かって滑らかに
カーブした変曲点のない連続した凸状曲面12としてい
る。
【0060】このように、保持枠6の下部外周面9を軸
C方向と平行な面とし、これに連なる傾斜面10を形成
しているため、保持枠6の外周面全体の概略形状は上に
向かって細くなった形状である。このため、後述する被
着手段により、保持枠6に包装袋7を被着させる場合、
被着が容易かつ確実に行われる。
【0061】また、保持枠6に被着した包装袋7にナス
8を挿入する際、包装袋7のフィルム面は、まず保持枠
6の下部外周面9とこれに連なる傾斜面10に沿って滑
りながら上昇し、次に保持枠6の上縁11付近で下方に
反転された後、上縁11から凸状曲面12に沿って滑り
ながら下降するという移動経路13をとる。
【0062】ナス8の挿入作業を開始するとき、保持枠
6に被着した包装袋7のフィルム面は、下部外周面9と
ほぼ平行な状態で垂れ下がっている。このため、ナス8
の挿入が開始され、包装袋7のフィルム面が上昇する場
合も、フィルム面の移動は下部外周面9に沿って円滑に
行われる。
【0063】さらに、下部外周面9に連なる傾斜面10
は軸C上方に向かって傾斜しているため、包装袋7のフ
ィルム面がこの傾斜面10に沿って上昇することによ
り、フィルム面は、保持枠6の上縁11付近での反転が
行われるのに適した角度に傾けられる。
【0064】つまり、包装袋7のフィルム面を軸Cと平
行、即ち垂直に上昇している状態からそのまま真下へ反
転させようとすると、フィルム面を180°回転させな
ければならないが、フィルム面をまず傾斜面10に沿っ
て上昇させ、その後反転させれば、180°から傾斜面
10の傾斜角度θを引いた残りの角度分の回転ですむの
で、フィルム面の反転が容易である。すなわち、包装袋
7のフィルム面は、傾斜面10に沿って上昇していくこ
とにより、反転のための準備体勢が整えられるため、上
縁11付近での反転は非常にスムーズに行われる。
【0065】本実施の形態では、傾斜面10の傾斜角度
θを軸Cに対して30〜45°としている。このため、
包装袋7のフィルム面を上縁11で反転させるとき18
0°から30〜45°を引いた、残りの150〜135
°の回転ですむため、フィルム面の反転は非常にスムー
ズに行われた。
【0066】なお、前記傾斜角度が30°未満の場合は
傾斜面10としての作用が弱いため包装袋7のフィルム
面の反転がスムーズに行われず、45°以上の場合は傾
斜面10とフィルム面との摩擦抵抗が大きくなり滑動が
スムーズに行われない。
【0067】さらに、包装袋7のフィルム面が保持枠6
の上縁11付近で反転される場合、フィルム面が傾斜面
10及び凸状曲面12に沿って移動することにより、フ
ィルム面の反転部分と上縁11との間には適度の隙間1
4が生じる。このため、フィルム面と保持枠6との密着
が防止され、反転がスムーズに行われる。また、凸状曲
面12は滑らかにカーブした変曲点のない連続した曲面
であるため、その後の下降経路13でのフィルム面の滑
りも極めて良好である。
【0068】次に、凸状曲面12の下縁15から保持枠
6の下端16までの内周面17を外周方向に拡張させ、
全周にわたって空洞部18を形成している。このため、
ナス8を挿入した包装袋7が凸状曲面12の下縁15よ
り下降すると、包装袋7に対する拘束がなくなり、下降
が円滑に行われる。
【0069】一方、傾斜面10と下部外周面9との境界
19および凸状曲面12の下縁15を、保持枠6の上縁
11から下端16までの高さhの約1/2より上の位置
に設けている。したがって、保持枠6の下部外周面9お
よび空洞部18の上下方向の長さが相対的に長くなるた
め、包装袋7を上下方向にガイドする作用が効果的とな
り、挿入作業に伴う包装袋7の反転および滑動がスムー
ズかつ安定して行われれる。
【0070】次に、図7,8に基づいて、回転体4のク
リック機構について説明する。図7はアーム5および保
持枠6を備えた回転体4を、支柱3に装着する前の状態
を示す斜視図であり、図8は回転体4を支柱3に装着し
た状態の縦断面図である。
【0071】包装用補助装置1は、回転体4の回転を1
20°ごとに係止するクリック機構を備えている。この
ため、保持枠6を反時計方向に回転させると、回転体4
の回転は120°ごとに係止され、図1に示すように、
保持枠6は右上方の位置に来るたびに、水平状態に保持
される。したがって、この状態において、保持枠6に被
着された包装袋7内へのナス8の挿入作業を行う。
【0072】次に、図8に示すように、クリック機構は
回転体4とこれを軸支する固定軸20との接触面におい
て、固定軸20の外周面23に設けた凹部24と、回転
体4の内周25から突出する突起26および突起26を
固定軸20の外周面23方向に付勢するスプリング27
とからなる。回転体4を回転させ、回転体4の内周25
の突起26が固定軸20の外周面23の凹部24の位置
まで来ると、スプリング27の付勢力により突起26が
凹部24に嵌入し、回転体4の回転が阻止される。この
ため、右上方に位置する保持枠6は、水平状態で保持さ
れるため、この状態でナス8の挿入作業を行うことがで
きる。挿入作業が完了したら、アーム5または保持枠6
等に反時計方向の回転力を加えれば、突起26が凹部2
4から離脱し回転する。
【0073】このように、突起26が凹部24の位置に
来るたびに回転体4が係止され、保持枠6が保持状態と
なる。したがって、固定軸20の外周面23に複数の凹
部24を一定角度ごとに設けておけば、その一定角度ご
とに回転体4を係止することにより、保持枠6を所定位
置に保持できる。
【0074】ここで、固定軸20の詳しい構造について
説明する。図8に示すように、固定軸20はスプライン
軸21およびこれに嵌合するボス22からなる2重構造
となっている。ボス22は、前記クリック機構の一部を
なすため、回転体4側に取り付けており、図7に示すよ
うに、回転体4とともにスプライン軸21に着脱でき
る。したがって、スプライン軸21に対するボス22の
嵌合位置を回転方向に沿って変更することにより、ボス
22の外周面23の凹部24の位置を回転方向に沿って
変更することができる。凹部24の位置を変更すると、
回転体4の係止位置が変わるため、保持枠6の保持位置
を変えることができる。
【0075】また、凹部24に嵌入した突起26が凹部
24から離脱する際に通過する離脱用ガイド面28を凹
部24に隣接させて設けている。前述したように、突起
26が凹部24に嵌入することにより、回転体4の回転
が阻止され、保持枠6は所定位置で保持される。ここ
で、凹部24に隣接して離脱用ガイド面28を設けれ
ば、挿入作業が完了し再び保持枠6を回転移動させると
き、突起26が凹部24から容易に離脱できる。すなわ
ち、凹部24に嵌入していた突起26は、凹部24から
一旦離脱用ガイド面28上に移動し、この上を摺動しな
がら回転体4の外周面23にガイドされるため離脱はス
ムーズに行われる。
【0076】なお、離脱用ガイド面28は凹部24の片
側にのみ設けているため、回転体42を反時計方向に回
転させた場合にのみ離脱が容易である。すなわち、回転
体4は、反時計方向にのみ回転可能であり、しかも12
0°ごとに係止されるため、保持枠6も反時計方向にの
み回転移動可能であり、所定位置に来るたびに保持され
る。
【0077】次に、図1,2,3に示すように、回転体
4の回転により保持枠6に包装袋7を被せる被着手段を
保持枠6の通過経路である固定軸20の下方に設けてい
る。回転体4とともに保持枠6を回転移動させることに
より、被着手段を用いて、保持枠6に、底部を上にして
包装袋7を被せる作業を行う。
【0078】被着手段は、包装袋7を載置する収納部2
9と、包装袋7の開口部70を開いた状態に保持する袋
保持手段とからなる。回転体4とともに保持枠6を回転
移動させると、被着手段により開口部70を開いた状態
で保持されている包装袋7に向かって、保持枠6が接近
していき、開口部70から包装袋7内に入り、保持枠6
に包装袋7を被せた状態となる。保持枠6をさらに回転
させるとそれに連れて、保持枠6に被った包装袋7は収
納部29から離脱し、被着が完了する。すなわち、保持
枠6の回転移動に伴い、保持枠6が被着手段を通過する
ことにより、保持枠6への包装袋7の被着が自動的に行
われる。
【0079】図1,図9および図10に示すように、袋
保持手段は、収納部29の包装袋載置面30に立設した
袋係止用ピン31と、包装袋載置面30に載置した包装
袋7の開口部70に向かって送風する送風機32とで構
成されている。包装袋載置面30に載置した包装袋7を
袋係止用ピン31で係止しておき、その包装袋7の開口
部70に向かって送風すると空気は開口部70から包装
袋7内に入るため、包装袋7は開口部70を開きかつ大
きく膨らむが、袋係止用ピン31により、その位置で保
持される。すなわち、包装袋7は開口部70を開いた状
態のまま保持され、保持枠6が接近してくるのを待機す
る。
【0080】ここで、送風機32の送風量を変化させる
ために、送風ファンモータの回転数を変える切替スイッ
チ33を設けている。したがって、切替スイッチ33を
切り替えることにより、包装袋7の大きさや、包装作業
の速度に応じて、適切な送風量を設定することができ
る。風量調節手段としては、このほかに、送風機の吸気
口あるいは排気口に調整ゲートを設ける手段等を採用す
ることもできる。
【0081】次に、図11に示すように、包装袋載置面
30を凹面としている。包装袋7が膨張すると、その形
状は筒形状になるため、包装袋載置面30を予め凹面と
しておくことにより、送風したとき包装袋7の開口部7
0が開きやすくなり、また膨張した包装袋7がズレるこ
となく安定した状態に保持できる。
【0082】また、包装袋載置面30に載置した包装袋
7の開口部70を錘34で押さえている。包装袋7の開
口部70を錘34で押さえておくことにより、開口部7
0に向かって送風したとき最上部にある包装袋7のみを
膨張させることができる。また、膨張状態で待機中の包
装袋7が、風の力により袋係止用ピン31から離脱し、
吹き飛ばされるのを防止する。したがって、保持枠6へ
の包装袋7の被着は1枚ずつ確実に行われる。
【0083】ここで、錘34の辺縁部35を櫛歯形状と
している。辺縁部35を櫛歯形状としたことにより、包
装袋載置面30に載置された包装袋7の開口部70と錘
34との接触面積が少なくなるため、包装袋7の離脱が
極めてスムーズに行われる。一方、錘34の重量は櫛歯
部分に均等に分散してかかっているため、包装袋7は確
実に係止できる。
【0084】さらに、錘34の下方に突起部36を設
け、突起部36を包装袋載置面30に設けた凹部37に
着脱自在に嵌入させている。突起部36を凹部37に嵌
入させておくことにより、保持枠6に被着された包装袋
7が、収納部29から離脱する際に錘34がズレたり、
外れたりするのを防止する。また、包装作業が進み、包
装袋載置面30に載置されている包装袋7の積層厚さが
減少していくと、それに連れて錘34の突起部36が凹
部37内に沈下していき、錘34全体も下がっていくた
め、常に最上部にある包装袋7の開口部70を確実に押
さえる。
【0085】一方、包装袋載置面30に突条38を設け
ている。包装袋載置面30に載置した包装袋7は積層状
態にあるため、自重により下方にあるものほど強い圧力
を受けている。したがって、下方にある包装袋7ほど、
フィルム面同士が強く密着する傾向がある。このため、
包装袋7が離脱していくことにより包装袋載置面30に
載置した包装袋7が減少していき、下方にあった包装袋
7を使用する段階になると、送風により容易に開口部7
0が開かないことがある。
【0086】そこで、包装袋載置面30に突条38を設
けることにより、この上に載置する包装袋7の自重圧力
を分散させ、その結果として垂直下向き圧力を減少させ
ることにより包装袋7のフィルム面同士の密着を防止し
ている。したがって、包装袋載置面30に載置した包装
袋7が減少してもフィルム面同士の密着が発生せず、送
風により最上部にある包装袋7の開口部70を確実に開
いて、膨張させることができる。なお、突条38を設け
る位置は、包装袋載置面30において、包装袋7の開口
部70の少し下方に相当する部分に、包装袋7を横断す
る方向に設けることが望ましい。また、突条38の代わ
りに、突条38位置にこれと同じ方向の段差を設け、こ
の段差より後方の包装袋載置面を徐々に高くした傾斜面
を形成してもよい。傾斜面とすることにより、この面上
に載置した包装袋の開口部がさらに開き易くなるという
メリットがある。
【0087】ここで、図11に基づき包装袋7を包装袋
載置面30にセットする方法を説明する。包装袋7の開
口部70の両側には予め係止孔72が設けられているた
め、積層させた包装袋7の係止孔72にコ字形状の補助
具75の両端を挿入した状態にする。次に、補助具75
の両端を袋係止用ピン31の上部の穴31aに挿入する
ことにより、補助具75の両端と袋係止用ピン31とを
連結させ、このままの状態で、包装袋7を袋係止用ピン
31へ移動させる。包装袋7を全て袋係止用ピン31へ
移動したら、補助具75を袋係止用ピン31から抜き取
り、セットを完了する。
【0088】また、包装袋7を被着した保持枠6が当接
することにより、包装袋7の被着状態を整える修正部材
39を保持枠6の通過経路に設けている。被着手段によ
り保持枠6に包装袋7を被着したとき、被着状態が不完
全なことがあるため、保持枠6の通過経路に修正部材3
9を設け、保持枠6の回転移動時に、この修正部材39
に、包装袋7を被着した状態の保持枠6を当接させるこ
とにより、包装袋7の被着状態を整え、確実な被着状態
を得る。
【0089】修正部材39は、図12に示すように、プ
レート材40の上方にゴム板41を貼付した構造をして
おり、保持枠6に被着直後の包装袋7がゴム板41を摺
動していくことにより被着状態が整えられる。なお、図
13に示すように、修正部材39は、可撓性を有するフ
レキシブルパイプ42の先端にゴム板41を取り付けた
構造としてもよい。フレキシブルパイプ42を使用する
ことにより、作業現場において、ゴム板41の位置、姿
勢等を変更できるため、適切な作業条件を設定すること
ができ、また、包装袋7のサイズ変更等にも適切に対応
できる。
【0090】次に、保持枠6とアーム5との間に、包装
袋7の傾斜を阻止するガード部材43を設けている。保
持枠6に被着した包装袋7にナス8を挿入し、この包装
袋7が保持枠6を通過した後、そのまま真下に降下せず
斜めになった場合、包装袋7はガード部材43に当接し
て傾斜が阻止され真下方向へガイドされるため、通過は
円滑に行われる。また、包装袋7の傾斜により、ナス8
の挿入状態が悪化して、包装後の美観を損なうこともな
い。
【0091】一方、保持枠6はアーム5に対して着脱可
能となっている。保持枠6を着脱可能とすることによ
り、被包装物の種類、形状、性状等に応じて保持枠6を
取り替えることが可能となり、包装作業を効率的に行う
ことができる。また、図14に示すように、保持枠6の
みを取り外して、固定ベース材44等に立設した支柱4
5に取り付けることにより、固定式包装用補助具46と
して使用することもできる。
【0092】次に、包装用補助装置1では、アーム5の
形状をL字形状としているため、アーム5の先端は、回
転方向と同じ方向を向くことになり、保持枠6に対する
包装袋7の被着が確実に行われ、また図4に示すナス8
の挿入作業を効率的に行うことができる。
【0093】また、包装用補助装置1では、回転体4の
周囲に3本のアーム5を設けている。アーム5を3本と
することにより、アーム5の配列間隔が適度となり、保
持枠6への包装袋7の被着および包装袋7へのナス8の
装入作業を順次、効率的に行うことができる。なお、ア
ームを2本以下にすると包装作業の効率が著しく低下
し、4本以上にすると隣接するアーム同士の間隔が近す
ぎ保持枠へ被着した包装袋の開口部が隣のアームに触れ
て包装作業を妨げる傾向がある。
【0094】次に、包装用補助装置1では、保持枠6を
円形リング状としているため、ナス8は包装袋7の中心
部に集合した状態に挿入され、どちらの方向からみても
均等に包装されるため、ナス8の方向にとらわれず包装
作業を行うことができる。
【0095】一方、図15に示すように楕円形リング状
の保持枠47を採用することもできる。楕円形リング状
の保持枠47を採用した場合は、被包装物が包装袋内の
中心部にかたまらず横並びに偏平した状態に包装される
ため、包装後の被包装物が見えやすく、陳列時の美観に
優れるというメリットがある。このように、保持枠を円
形または楕円形のリング状とすることにより、包装状態
を変えることができるため、被包装物の種類、形状、性
質に応じた適切な包装を行うことができる。
【0096】なお、円形リング状の保持枠6、楕円形リ
ング状の保持枠47のいずれの場合であっても、これら
に被着した包装袋内への被包装物の挿入は円滑に行うこ
とができ、包装作業を効率よく行える。
【0097】次に、保持枠6がアーム5に対して取付位
置変更可能としてもよい。保持枠6の取付位置を変更可
能とすることにより、被包装物の種類、形状、性状等に
適切に対応することができる。また、作業者や作業条件
に合わせて保持枠の取り付け位置を変更することによ
り、作業者は無理のない姿勢で包装作業を行うことがで
きる。
【0098】また、アーム5を伸縮可能としてもよい。
アーム5を伸縮可能とすることにより、被包装物の長さ
に応じて保持枠6の位置変更が可能となる。また、作業
者に応じて保持枠6の位置を変更することにより、無理
のない姿勢で包装作業を行うことができるようになる。
【0099】さらに、アーム5を回転体4に対して着脱
可能としてもよい。アーム5を着脱可能とすることによ
り、被包装物の種類、大きさ等に応じて、適切な形状、
大きさのアームに取り替えることが可能となる。一方、
保持枠6を取り付けたままのアーム5を回転体4から取
り外して別の固定ベース材等に取り付けることにより、
固定式の包装用補助具として使用することもできる。
【0100】以上、本実施の形態では、被包装物がナス
8である場合の包装作業について説明したが、包装用補
助装置1は、ナス8に限らず、これ以外の被包装物を包
装する場合にも広く使用できることはいうまでもない。
【0101】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0102】(a)本発明の包装用補助装置では、ベー
ス材に立設した支柱に回転体を軸支し、同回転体にアー
ム材を取付け、さらに被包装物が通過可能な開口を有す
る包装袋保持枠を同アーム材に取付けることにより、保
持枠を回転させながら包装作業を行うことができる。す
なわち、保持枠への包装袋の被着、および被着した包装
袋内への被包装物の挿入を連続的に行うことができるた
め包装作業の効率が大幅に向上する。
【0103】(b)包装袋保持枠に、予め底部を上にし
て包装袋を被着させておき、上方から被包装物を前記保
持枠内に向けて押し込み、包装袋を反転させながら被包
装物を袋内に挿入して包装することができるため、表面
が滑らかで、包装袋フィルム面に密着しやすい被包装物
であっても、包装袋内への挿入は円滑に行われ、効率よ
く包装作業が行える。
【0104】(c)包装袋保持枠の外周に軸と平行な下
部外周面とこれに連なる傾斜面とを設け、内周面に凸状
曲面を設け、その下方に空洞部を形成することによっ
て、保持枠に包装袋を被せる作業が容易であるだけでな
く、包装作業中の包装袋の反転が極めて円滑に行われ、
また保持枠と包装袋との滑りが良好となり、包装作業の
効率が大幅に向上する。
【0105】(d)回転体の回転を一定角度ごとに係止
するクリック機構を設けることにより、保持枠が所定位
置に保持されため、包装袋を被着した保持枠を、例えば
水平位置で保持する構造にすることにより、包装袋内へ
の被包装物の挿入作業を容易かつ効率的に行うことがで
きる。
【0106】(e)固定軸をスプライン軸およびこれに
嵌合するボスからなる2重構造とすることにより、クリ
ック機構の作用に伴う保持枠の保持位置を変えることが
可能である。
【0107】(f)保持枠に包装袋を被せるための被着
手段を保持枠の通過経路に設け、保持枠を回転移動させ
ることにより自動的に包装袋を被着させるため、被着作
業を容易かつ確実に行うことができる。
【0108】(g)包装袋を膨張させるための送風を行
う送風機に、風量調節手段を設けることにより、包装袋
の大きさや包装作業の速度に応じて、適切な送風量を設
定することができるため、効率的である。
【0109】(h)包装袋収納部の包装袋載置面を凹面
とすることにより、包装袋の開口部が送風時に開きやす
くなり、また膨張した包装袋がズレたり離脱することな
く、安定した状態に保持できる。
【0110】(i)包装袋載置面に載置された包装袋の
開口部を押さえる錘を設けることにより、開口部に向か
って送風したとき最上部にある包装袋のみを膨張させる
ことができ、膨張状態で待機中の包装袋が、風の力で袋
係止用ピンから離脱し、吹き飛ばされるのを防止でき
る。したがって、保持枠への包装袋の被着は1枚ずつ確
実に行われる。
【0111】(j)包装袋開口部と接触する錘の辺縁部
を櫛歯形状とすることにより、包装袋を確実に係止で
き、包装袋の離脱も極めてスムーズとなる。
【0112】(k)錘の下方に突起部を設け、突起部を
凹部に嵌入させておくことにより、保持枠に被着された
包装袋が、収納部から離脱する際に錘がズレたり、外れ
たりするのを防止できる。また、包装作業が進み、包装
袋載置面に載置されている包装袋の積層厚さが減少して
いくに連れて錘の突起部が凹部内に沈下していき、錘全
体も下がっていくため、常に最上部にある包装袋の開口
部を確実に押さえることができる。
【0113】(l)包装袋載置面に突条を設けることに
より、この上に載置する包装袋の自重による圧力が分散
し、その結果として垂直下向き圧力も減少するため、包
装袋のフィルム面同士の密着を防止できる。
【0114】(m)修正部材を保持枠の通過経路に設け
ることにより、包装袋を被着した保持枠が修正部材に当
接して被着状態が整えられるため、確実な被着状態を得
ることができる。
【0115】(n)保持枠の縦断面を縦長の所定形状に
することにより包装袋の反転および滑動がスムーズかつ
安定して行われるため、包装作業の効率が大幅に向上す
る。
【0116】(o)保持枠を円形または楕円形のリング
状とすることにより、包装状態を変えることができるた
め、被包装物の種類、形状、性質に応じた適切な包装を
行うことができる。
【0117】(p)保持枠と支柱との間に、包装袋の傾
斜を阻止するガード部材を設けることにより、保持枠に
被着した包装袋の通過は円滑に行われ、包装袋の傾斜に
より、被包装物の挿入状態が悪化して、包装後の美観を
損なうこともない。
【0118】(q)保持枠をアーム材に対して着脱可能
とすることにより、被包装物の種類、形状、性状等に応
じて保持枠を取り替えることが可能となり、包装作業を
効率的に行うことができる。また、保持枠のみを取り外
して、固定ベース材等に立設した支柱に取り付けること
により、固定式の包装用補助具として使用することもで
きる。
【0119】(r)アーム材の形状をL字形状とするこ
とにより、アーム材の先端側は、回転方向を向くため、
保持枠に対する包装袋の被着が確実に行われ、また保持
枠に被着された包装袋内への被包装物の挿入作業をスム
ーズに行うことができる。
【0120】(s)回転体の周囲に3本のアーム材を設
けることにより、アーム材の配列間隔が適度となり、保
持枠への包装袋の被着および包装袋への被包装物の装入
作業を順次、効率的に行うことができる。
【0121】(t)アーム材を伸縮可能とすることによ
り、被包装物の長さに応じて保持枠の位置変更が可能と
なり、また、作業者に応じて保持枠の位置を変更できる
ため、無理のない姿勢で包装作業を行うことができる。
【0122】(u)アーム材を回転体に対して着脱可能
とすることにより、被包装物の種類、大きさ等に応じ
て、適切な形状、大きさのアーム材に取り替えることが
可能となる。一方、保持枠を取り付けた状態のアーム材
を回転体から取り外して別の固定ベース材等に取り付け
ることにより、固定式の包装用補助具として使用するこ
ともできる。
【0123】(v)アーム材に対する保持枠の取付位置
を変更可能とすることにより、被包装物の種類、形状、
性状等に適切に対応することができる。また、作業者や
作業条件に合わせて保持枠の取り付け位置を変更するこ
とにより、作業者は無理のない姿勢で包装作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す正面図である。
【図2】実施の形態を示す斜視図である。
【図3】実施の形態を示す斜視図である。
【図4】包装の手順を示す説明図である。
【図5】保持枠およびアーム部分の斜視図である。
【図6】保持枠の一部切欠斜視図である。
【図7】実施の形態を示す斜視図である。
【図8】回転体および固定軸部分の縦断面図である。
【図9】包装袋の開口状態を示す正面図である。
【図10】包装袋の開口状態を示す平面図である。
【図11】包装袋の装着手順を示す斜視図である。
【図12】修正部材付近を示す斜視図である。
【図13】修正部材の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図14】固定状態で使用する場合の斜視図である。
【図15】保持枠の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 包装用補助装置 2 ベース材 3 支柱 4 回転体 5 アーム 6 保持枠 7 包装袋 8 ナス 9 下部外周面 10 傾斜面 11 上縁 12 凸状曲面 13 移動経路 14 隙間 15 下縁 16 下端 17 内周面 18 空洞部 19 境界 20 固定軸 21 スプライン軸 22 ボス 23 外周面 24 凹部 25 内周 26 突起 27 スプリング 28 離脱用ガイド面 29 収納部 30 包装袋載置面 31 袋係止用ピン 32 送風機 33 スイッチ 34 錘 35 辺縁部 36 突起部 37 凹部 38 突条 39 修正部材 40 プレート材 41 ゴム板 42 フレキシブルパイプ 43 ガード部材 44 固定ベース材 45 支柱 46 包装用補助具 47 保持枠 70 開口部 71 係止孔 75 補助具 h 保持枠の高さ θ 傾斜角度 C 軸

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース材に立設された支柱に軸支され水
    平軸を軸心として回転可能な回転体と、同回転体に取り
    付けられたアーム材と、同アーム材に取り付けられ、包
    装袋が被着可能であるとともに、被包装物を収容した包
    装袋が滑動しながら通過可能な開口を有する包装袋保持
    枠と、同包装袋保持枠の通過経路に配置され、前記回転
    体の回転により包装袋保持枠に包装袋を被せる包装袋被
    着手段とを備えた包装用補助装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体の回転を一定角度ごとに係止
    するクリック機構を備えた請求項1記載の包装用補助装
    置。
  3. 【請求項3】 前記クリック機構が、前記回転体とこれ
    を軸支する固定軸との接触面において、同固定軸の外周
    面に設けた凹部と、同回転体の内周から突出する突起お
    よび同突起を前記固定軸の外周面方向に付勢する弾性体
    とからなる請求項2記載の包装用補助装置。
  4. 【請求項4】 前記凹部に嵌入した突起が同凹部から離
    脱する際に通過する離脱用ガイド面を前記凹部に隣接さ
    せて設けた請求項3記載の包装用補助装置。
  5. 【請求項5】 前記固定軸がスプライン軸およびこれに
    嵌合する穴を有するボスからなる請求項3記載の包装用
    補助装置。
  6. 【請求項6】 前記包装袋被着手段が、包装袋を載置す
    る収納部と、同包装袋の開口部を開いた状態で保持する
    袋保持手段とからなる請求項1記載の包装用補助装置。
  7. 【請求項7】 前記袋保持手段が、前記収納部に立設し
    た袋係止用ピンと、同収納部に収納した包装袋の開口部
    に向かって送風する送風機とで構成された請求項6記載
    包装用補助装置。
  8. 【請求項8】 前記送風機の送風量を変化させる手段を
    設けた請求項7記載の包装用補助装置。
  9. 【請求項9】 前記収納部の包装袋載置面を凹面とした
    請求項6記載の包装用補助装置
  10. 【請求項10】 前記包装袋載置面に載置された包装袋
    の開口部を押さ える錘を有する請求項7記載の包装用補
    助装置。
  11. 【請求項11】 前記包装袋開口部と接触する錘の辺縁
    部分を櫛歯形状とした請求項10記載の包装用補助装
    置。
  12. 【請求項12】 前記錘の下方に突起を設け、同突起を
    前記収納部の包装袋載置面の前方に設けた凹部に着脱自
    在に嵌入させた請求項10,11記載の包装用補助装
    置。
  13. 【請求項13】 前記収納部の包装袋載置面に突条また
    は段差を設けた請求項6,9記載の包装用補助装置。
  14. 【請求項14】 包装袋を被着した前記保持枠が当接す
    ることにより、包装袋の被着状態を整える修正部材を同
    保持枠の通過経路に設けた請求項1記載の包装用補助装
    置。
  15. 【請求項15】 前記保持枠の下部外周面を前記保持枠
    の軸方向と平行な面とするとともに、前記下部外周面の
    上方に連なる上部外周面を前記軸に向かって傾斜する傾
    斜面とし、前記保持枠の上部内周面を前記傾斜面の上縁
    から下方に向かって滑らかにカーブした凸状曲面とした
    請求項1記載の包装用補助装置。
  16. 【請求項16】 前記凸状曲面の下縁から前記保持枠の
    下端までの内周面を外周方向に拡張させ空洞部とした請
    求項15記載の包装用補助装置。
  17. 【請求項17】 前記傾斜面の傾斜角度を前記軸に対し
    て30〜45°とし、前記傾斜面と下部外周面との境界
    および前記凸状曲面の下縁を、前記保持枠の上端から下
    端までの高さの約1/2より上の位置に設けた請求項1
    5,16記載の包装用補助装置。
  18. 【請求項18】 前記保持枠が円形または楕円形のリン
    グ状である請求項15記載の包装用補助装置。
  19. 【請求項19】 前記保持枠とアーム材との間に、包装
    袋の傾斜を阻止するガード部材を設けた請求項1記載の
    包装用補助装置。
  20. 【請求項20】 前記アーム材が伸縮可能な請求項1記
    載の包装用補助装置。
  21. 【請求項21】 前記アーム材が回転体に対して着脱可
    能である請求項 1記載の包装用補助装置。
  22. 【請求項22】 前記包装袋保持枠がアーム材に対して
    着脱可能である請求項1記載の包装用補助装置。
  23. 【請求項23】 前記包装袋保持枠がアーム材に対して
    取付位置変更可能である請求項1記載の包装用補助装
    置。
  24. 【請求項24】 前記アーム材の形状がL字形状である
    請求項1記載の包装用補助装置。
  25. 【請求項25】 前記回転体に3本のアーム材を取付け
    た請求項1記載の包装用補助装置。
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