JPH09175519A - 包装用補助具 - Google Patents

包装用補助具

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JPH09175519A
JPH09175519A JP35015095A JP35015095A JPH09175519A JP H09175519 A JPH09175519 A JP H09175519A JP 35015095 A JP35015095 A JP 35015095A JP 35015095 A JP35015095 A JP 35015095A JP H09175519 A JPH09175519 A JP H09175519A
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JP
Japan
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packaging bag
holding frame
packaging
bag holding
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP35015095A
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English (en)
Inventor
Kohei Yamamoto
山本浩平
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Fukuoka Marumoto Co Ltd
Original Assignee
Fukuoka Marumoto Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 被包装物が通過可能な開口を有する保持
枠2,3と、これを支持する支柱4,5およびベース6
を備えた包装用保持具1において、保持枠2,3の下部
外周面20を保持枠2,3の軸Cと平行な面とするとと
もに、下部外周面20に連なる上部外周面を軸上方に向
かって傾斜する傾斜面10とし、さらに保持枠の上部内
周面を傾斜面の上縁9から下方に向かって滑らかにカー
ブした凸状曲面11とする。 【効果】 被包装物の表面を包装袋のフィルム内面に密
着させることなく包装することができ、包装作業の効率
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナスやキュウリ等
の蔬菜類や果物、花卉等を包装する際に使用する包装用
補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーストア等において販売されてい
る蔬菜類や果物は、その多くが適当な個数をポリエチレ
ン等の合成樹脂フィルム製の袋に入れて包装されてい
る。通常、この包装作業は、蔬菜類や果物を、生産者か
ら集荷し、スーパーストア等に納入するまでの過程で行
われる。
【0003】包装の形態は、例えば、ナスやキュウリ等
は3〜5個程度、ピーマンやジャガイモやタマネギ等は
3〜6個程度、リンゴや柿等は3〜4個程度を合成樹脂
フィルム製の袋に入れ、上部を粘着テープで縛るか、又
は熱融着したものが一般的である。
【0004】これらの包装作業は、生産地の農業協同組
合等の施設において行われているが、取扱量が多い施設
では自動包装機により、また取扱量が少ない施設では手
作業により行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この包装作業を手作業
により行う場合、被包装物である蔬菜類や果物の種類に
よっては作業能率が著しく低下する。例えば、ナスやピ
ーマン、リンゴや柿等、表面が滑らかなものを包装する
場合、これらを数個まとめて合成樹脂フィルム製の包装
袋に入れる際、その表面が包装袋のフィルム内面に密着
して滑りにくいため包装袋の底へ進みにくい。このた
め、1個ずつ順に包装袋に入れるようにすれば、フィル
ム内面への密着は緩和されるが、作業能率は大幅に低下
する。
【0006】また、ナスの場合は、その全体形状と弾力
性により、ナス同士の表面が密着しやすいため、2本目
以降を袋に入れる際に、ナスの表面が包装袋のフィルム
内面に密着するだけでなく、先に入れたナスの表面にも
密着してしまい、後から入れようとするナスが前にも後
ろにも動かなくなることがある。
【0007】この対策として、被包装物を袋に入れると
きに、被包装物の表面が袋内部に接触しないように、漏
斗状の補助具を介して被包装物を袋に入れることが行わ
れているが、1袋ごとに漏斗状の補助具を着脱しなけれ
ばならないため、非常に手間がかかるという問題があ
る。
【0008】そこで本発明が解決しようとする課題は、
被包装物の表面を包装袋のフィルム内面に密着させるこ
となく包装可能とし、かかる包装作業の能率を向上させ
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の包装用補助具は、被包装物が通過可能な開
口を有する包装袋保持枠と、包装袋保持枠を支持する支
柱と、支柱を設置面に支持するベースとを備え,包装袋
保持枠の下部外周面を包装袋保持枠の軸方向と平行な面
とするとともに、下部外周面に連なる上部外周面を軸上
方に向かって傾斜する傾斜面とし、さらに包装袋保持枠
の上部内周面を傾斜面の上縁から下方に向かって滑らか
にカーブした凸状曲面としたことを特徴とする。ここ
で、滑らかにカーブした凸状曲面とは、変曲点のない連
続した曲面を意味する。
【0010】本発明の包装用補助具では、包装袋保持枠
に、底部を上にして包装袋を被せ、包装袋の上方から被
包装物を包装袋保持枠内に押し込むことにより、包装袋
の底部が包装袋保持枠の下方に押し込まれ、包装袋本体
は反転しつつ被包装物を包み込みながら、被包装物とと
もに包装袋保持枠内を通過し、包装袋内への被包装物の
挿入が完了する。
【0011】前記包装過程において、被包装物表面と包
装袋のフィルム内面とは接触するものの、両者間の相対
的な移動は必要なく、被包装物表面とフィルム内面とは
接触したまま同時に移動するので、表面が滑らかでフィ
ルム内面に密着しやすい被包装物であっても、包装袋内
への挿入は円滑に行われる。
【0012】ここで、包装袋保持枠の下部外周面を包装
袋保持枠の軸方向と平行な面とし、下部外周面に連なる
上部外周面を包装袋保持枠の軸上方に向かって傾斜する
傾斜面としているため、包装袋保持枠の外周面全体の概
略形状は上に向かって細くなった形状である。このため
包装作業開始時、包装袋保持枠に包装用袋をセットする
とき、底部を上にして包装用袋を被せる作業が容易とな
る。
【0013】また、包装作業において、包装袋のフィル
ム面は、まず包装袋保持枠の下部外周面とこれに連なる
傾斜面に沿って滑りながら上昇し、次に包装袋保持枠の
上縁付近で下方に反転された後、包装袋保持枠の上縁か
ら下方に向かって滑らかにカーブした凸状曲面に沿って
滑りながら下降するという移動経路をとる。
【0014】包装作業の開始時、包装袋保持枠にセット
した包装袋のフィルム面は下方に垂れ下がり包装袋保持
枠の軸とほぼ平行な状態となっているが、包装袋保持枠
の下部外周面も軸方向と平行であるため、包装袋のフィ
ルム面は包装袋保持枠の下部外周面とほぼ平行な状態で
垂れ下がっている。このため、包装作業が開始され、包
装袋のフィルム面が上昇する場合も、フィルム面の移動
は下部外周面に沿って円滑に行われる。
【0015】また、包装袋保持枠の下部外周面に連なる
傾斜面は包装袋保持枠の軸上方に向かって傾斜している
ため、包装袋のフィルム面がこの傾斜面に沿って上昇す
ることにより、フィルム面は、包装袋保持枠の上縁付近
での反転が行われるのに適した角度に傾けられる。
【0016】つまり、包装袋のフィルム面を包装袋保持
枠の軸と平行、即ち垂直に上昇している状態からそのま
ま真下へ反転させようとすると、包装袋のフィルム面を
180°回転させなければならないが、フィルム面をま
ず傾斜面に沿って上昇させ、その後反転させれば、18
0°から傾斜面の傾斜角度を引いた残りの角度分の回転
ですむので、フィルム面の反転は容易である。即ち、包
装袋のフィルム面は、傾斜面に沿って上昇していくこと
により、反転のための準備体勢が整えられるため、包装
袋保持枠の上縁付近でのフィルム面の反転は非常にスム
ーズに行われる。
【0017】次に、包装袋のフィルム面が包装袋保持枠
の上縁付近で反転される場合、フィルム面が包装袋保持
枠の下部外周面の傾斜面及び上縁から下方に向かって滑
らかにカーブした凸状曲面に沿って移動することによ
り、フィルム面の反転部分と包装袋保持枠の上縁との間
には適度の隙間が生じる。このため、フィルム面と包装
袋保持枠との密着が防止され、フィルム面の反転がスム
ーズに行われる。また、凸状曲面は滑らかにカーブした
変曲点のない連続した曲面であるため、その後の下降経
路でのフィルム面の滑りも極めて良好である。
【0018】さらに、包装袋保持枠の凸状曲面の下縁か
ら包装袋保持枠の下端までの内周面を外周方向に拡張さ
せ空洞部としたことを特徴とする。このように、凸状曲
面の下縁から包装袋保持枠の下端までの下部内周面を外
周方向に拡張させているため、包装袋保持枠内周の下部
には、全周にわたって空洞部が形成されている。このた
め、被包装物が挿入された包装袋が凸状曲面の下縁の位
置より下に下降すると、包装袋に対する拘束がなくな
り、包装袋の下降は円滑に行われる。
【0019】また、包装袋保持枠の下部外周面の傾斜面
の傾斜角度を包装袋保持枠の軸に対して30〜45°と
し、傾斜面と下部外周面との境界および凸状曲面の下縁
を包装袋保持枠の上端から下端までの高さの1/2より
上の位置に設けたことを特徴とする。
【0020】前述したように、包装袋のフィルム面を、
垂直上昇している状態からそのまま真下へ反転させよう
とすると、フィルム面を180°回転させなければなら
ないが、包装袋保持枠の傾斜面の傾斜角度を包装袋保持
枠の軸に対して30〜45°とすれば、残りの150〜
135°の回転ですむため、フィルム面の反転は非常に
スムーズに行われる。
【0021】即ち、包装袋保持枠の傾斜面の傾斜角度を
包装袋保持枠の軸に対して30°〜45°とすると、包
装袋のフィルム面の滑動及び反転の状態が最も良好であ
る。なお、前記傾斜角度が30°未満の場合は前述した
傾斜面としての作用が弱いため包装袋のフィルム面の反
転がスムーズ行われず、45°以上の場合は前記傾斜面
とフィルム面との摩擦抵抗が大きくなりフィルム面の滑
動がスムーズに行われない。
【0022】一方、前記傾斜面と下部外周面との境界お
よび前記凸状曲面の下縁を包装袋保持枠の上端から下端
までの高さの1/2より上の位置に設けた形状にするこ
とにより、包装袋保持枠の下部外周面および空洞部の上
下方向の長さが相対的に長くなり、包装袋を所定方向に
ガイドする作用が良好となるため、包装袋の反転および
滑動がスムーズかつ安定して行われれる。
【0023】また本発明においては、包装袋保持枠が円
形または楕円形のリング状であることを特徴とする。包
装袋保持枠を円形リング状とした場合は、被包装物は包
装袋の中心部に集合した状態に挿入され、どちらの方向
からみても均等に包装されるため、被包装物の方向にと
らわれず包装作業を行うことができる。
【0024】一方、包装袋保持枠を楕円形リング状とし
た場合は、被包装物が包装袋内の中心部にかたまらず横
並びに偏平した状態に包装されるため、包装袋内の被包
装物が見えやすく、陳列時の美観に優れるというメリッ
トがある。このように、包装袋保持枠を円形または楕円
形のリング状とすることにより、被包装物の包装状態を
変えることができるため、被包装物の種類、形態に応じ
た適切な包装を行うことができる。
【0025】なお、包装袋保持枠の形状が、円形リング
状、楕円形リング状のいずれの場合であっても、包装袋
内への被包装物の挿入は円滑に行うことができるため、
包装作業を効率よく行える。
【0026】さらに本発明においては、包装袋保持枠と
支柱との間に、包装袋の傾斜を阻止するガード部材を設
けたことを特徴とする。被包装物を挿入した包装袋が包
装用保持枠を通過した後、そのまま真下に降下せず斜め
になった場合でも、包装袋はガード部材に当接して傾斜
が阻止され真下方向へガイドされるため、通過は円滑に
行われ、被包装物の挿入状態が悪化することもない。
【0027】ここで、包装袋保持枠を支持する支柱に対
する包装袋保持枠の取付位置を変更可能な構造、あるい
は支柱の長さを変更可能な構造にしてもよい。このよう
な構造にすることにより、被包装物の長さに合わせて、
設置面から包装袋保持枠までの高さを変更できる。ま
た、包装用補助具の設置場所、作業者の身長等の各種作
業条件に応じて、包装袋保持枠の高さを調整できるた
め、作業者は無理のない姿勢で包装作業を行うことがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示す斜視
図、図2は同平面図、図3(a)は図2のX−X線断面
図、(b)は同部分拡大図である。
【0029】本実施の形態の包装用補助具1は、図1,
2に示すように、合成樹脂等を素材として円形リング状
に成形した2個の保持枠2,3、主支柱4、支柱5、及
びベース6とから構成される。保持枠2は、主支柱4に
より、ほぼ水平状態を保つように保持されている。
【0030】図3に示すように、保持枠2の下部外周面
20を軸Cと平行な面とするとともに、下部外周面20
の上方に連なる上部外周面を軸C上方に向かって傾斜す
る傾斜面10とし、その内側面上部には上縁9から下方
へ滑らかにカーブする凸状曲面11を設けている。ま
た、凸状曲面11の下縁11aから保持枠2の下端2a
までの下部内周面30を外周方向に拡張させているた
め、保持枠2内周の下部には、全周にわたって空洞部3
0kが形成されている。
【0031】図3(b)に明瞭に示すように、傾斜面1
0の下縁10aを保持枠2の高さhの約1/2の位置と
し、その傾斜角度θを軸Cに対して33°とし、凸状曲
面11の下縁11aを保持枠2の高さhの1/2よりや
や上の位置にしている。
【0032】このように、保持枠2の外周面には軸C方
向と平行な下部外周面20と、軸C上方に向かって傾斜
する傾斜面10とを設けているため、保持枠2の外周面
全体の概略形状は上に向かって細くなった形状である。
このため包装作業開始にあたり、保持枠2に包装袋H1
をセットするとき、底部を上にして包装袋H1 を被せる
作業が容易である。
【0033】実際の包装作業において、保持枠2に被せ
た包装袋H1 のフィルム面HF の移動経路は、図3
(a)に示すような経路12をたどる。まず保持枠2の
下部外周面20とこれに連なる傾斜面10に沿って滑り
ながら上昇し、次に傾斜面10の上縁9付近で下方に反
転された後、上縁9から下方に向かって滑らかにカーブ
した凸状曲面11に沿って滑りながら下降する。
【0034】包装作業の開始前、保持枠2にセットした
包装袋H1 のフィルム面HF は下方に垂れ下がり軸Cと
ほぼ平行な状態となっているが、下部外周面20も軸C
方向と平行であるため、フィルム面HF は下部外周面2
0とほぼ平行な状態で垂れ下がっている。このため、包
装作業が開始され、フィルム面HF が上昇する場合も、
フィルム面HF の移動は下部外周面20に沿って円滑に
行われる。
【0035】また、下部外周面20に連なる傾斜面10
は軸C上方に向かって傾斜しているため、フィルム面H
F がこの傾斜面10に沿って上昇することにより、フィ
ルム面HF は、上縁9付近での反転が行われるのに適し
た角度に傾けられる。
【0036】つまり、フィルム面HF を軸Cと平行に上
昇している状態からそのまま下方へ反転させようとする
と、フィルム面HF を1回で180°回転させなければ
ならないが、まずフィルム面HF を傾斜角度33°の傾
斜面に沿って上昇させ、その後反転させれば180°か
ら33°を引いた残りの147°の回転ですむので、フ
ィルム面HF の反転は容易である。即ち、フィルム面H
F は、傾斜面に沿って上昇していくことにより、反転の
ための準備体勢が整えられるため、上縁9付近での反転
は非常にスムーズに行われる。
【0037】次に、フィルム面HF が上縁9付近で反転
される場合、フィルム面HF が傾斜面10を経て上縁9
から下方に向かって滑らかにカーブした凸状曲面11に
沿って移動することにより、フィルム面HF の反転部分
と上縁9との間には適度の隙間13が生じる。このた
め、フィルム面HF と保持枠2との密着が未然に防止さ
れ、フィルム面HF の反転がスムーズに行われる。ま
た、凸状曲面11は滑らかにカーブした変曲点のない連
続した曲面であるため、その後の下降経路でのフィルム
面HF の滑りも極めて良好である。
【0038】さらに、凸状曲面11の下縁11aから保
持枠2の下端2aまでの下部内周面30を外周方向に拡
張させているため、保持枠2内周の下部には、全周にわ
たって空洞部30kが形成されている。このため、被包
装物が挿入された包装袋H1が凸状曲面11の下縁11
aの位置より下に下降すると、包装袋H1 に対する拘束
がなくなり、包装袋H1 の下降は極めて円滑に行われ
る。
【0039】図3(b)に明瞭に示すように、傾斜面1
0の下縁10aの位置を保持枠2の高さhの1/2の位
置より上とし、その傾斜角度θを軸Cに対して33°と
したところ、包装袋H1 のフィルムの滑りが最も良好で
あった。また、凸状曲面11の下縁11aの位置を保持
枠2の高さhの1/2よりやや上の位置にしたところ、
被包装物のナスN1 を挿入した包装袋H1 の通過が極め
て円滑にかつ安定して行われた。以上の作用、効果は、
保持枠3に関しても全く同様である。
【0040】なお、図4に示すように、傾斜面10の下
縁10aの位置および曲面11の下縁11aの位置を保
持枠2の高さhの1/2よりさらに上の位置にしてもよ
い。このような形状にすることにより、下部外周面20
および空洞部30kの上下方向の長さが相対的に長くな
るため、包装袋の反転、通過がさらに安定してスムーズ
に行われる。
【0041】本実施の形態の包装用補助具1では、包装
袋保持枠を円形リング状としているため、被包装物であ
るナスN1 は包装袋H1 の中心部に集合した状態に挿入
され、どちらの方向からみても均等に包装されるため、
ナスN1 の方向を気にせずに包装作業を行えるというメ
リットがある。
【0042】ここで、図5(a)は主支柱4の係止部を
示す一部切欠側面図、同図(b)は(a)のA−A線断
面図である。図5に示すように、保持枠3は、支柱5の
下端部に設けたフック7を主支柱4に設けた係止孔8に
係合させることにより水平状態を保つように保持されて
いる。このとき、複数の係止孔8のいずれかを選択して
フック7を係合させることにより、保持枠3の高さを上
下に調節できる。また、フック7は係止孔8に対して着
脱自在であるため、保持枠2のみを使用し保持枠3を使
わないとき、あるいは、収納するときは、フック7を係
止孔8から抜いて支柱5を取り外しておくこともでき
る。
【0043】次に、図6に基づき、包装用保助具1を使
用した包装作業の手順について詳しく説明する。まず、
図6(a)に示すように、袋H1 ,H2 を底部を上にし
て、それぞれ保持枠2,3に被せる。次に、数個のナス
1 ,N2 を手に持って袋H1 ,H2 の底部に当て、つ
いでナスN1 ,N2 を保持枠2,3内に袋H1 ,H2
と押し込む(図6(b))。これにより、袋H1 ,H2
はナスN1 ,N2 に押されて、底部が保持枠2,3の下
方に押し込まれ、袋H1 ,H2 本体は反転しつつ、ナス
1 ,N2 とともに保持枠2,3を通過し、ベース6付
近に落下して、袋H1 ,H2 内へのナスN1 ,N2 の挿
入が完了する(図6(c))。
【0044】このように、底部を上にした袋H1 ,H2
を保持枠2,3に被せ、袋H1 ,H2 の上方からナスN
1 ,N2 を保持枠2,3内に向けて押し込み、袋H1
2を反転させながら、ナスN1 ,N2 を袋H1 ,H2
内に挿入することにより、図6(a)〜(c)の段階
で、ナスN1 ,N2 と袋H1 ,H2 とは接触するもの
の、接触したままで同時に移動するので、表面が滑らか
で袋H1 ,H2 に密着しやすいナスN1 ,N2 であって
も、袋H1 ,H2 への挿入は円滑に行われ、能率よく包
装できる。
【0045】なお、ここでは保持枠2,3を同時に使用
する場合について説明したが、いずれか一方の保持枠の
みを使用することも無論可能である。また、包装用保助
具1では、大きさの異なる2つの保持枠2,3を設けて
いるが、大きさが等しい2以上の保持枠を設けてもよ
く、また保持枠1つだけとしても、効率の良い包装作業
を行うことができる。
【0046】次に、図7に基づいて他の実施の形態につ
いて説明する。この図に示す包装用補助具24では、保
持枠25の形状を楕円形リング状としている。保持枠2
5を楕円形リング状としたことにより、被包装物が包装
袋内の中心部にかたまらず横並びに偏平した状態に包装
されるため、包装袋内の被包装物が見えやすく、陳列時
の美観にも優れている。このため、包装用補助具24
は、ほうれん草などの軟弱な野菜類を包装する場合に向
いている。包装用補助具24においても、包装袋内への
被包装物の挿入は前記の実施の形態のものと同様、円滑
に行うことができる。
【0047】さらに、図8に基づいて他の実施の形態に
ついて説明する。この図に示す包装用補助具26では、
保持枠27と支柱28との間に、包装袋の傾斜を阻止す
るガード部材29を設けている。被包装物を挿入した包
装袋が保持枠27を通過した後、そのまま真下に降下せ
ず斜めになった場合でも、包装袋はガード部材29に当
接して傾斜が阻止され真下方向へガイドされるため、通
過は円滑に行われ、被包装物の挿入状態が悪化すること
もない。
【0048】なお、前述した包装用補助具1,24,2
6において、支柱に対する保持枠の取付位置を変更可能
な構造、あるいは支柱の長さが伸縮可能な構造にするこ
ともできる。このような構造にすることより、設置面か
ら保持枠までの高さを変更できるようになるので、被包
装物の長さに合わせて保持枠の位置を適切に決めること
ができる。また、包装用補助具の設置場所、作業者の身
長等の各種作業条件に応じた保持枠の高さ調整もできる
ので、作業者は無理のない姿勢で包装作業を行うことが
できる。
【0049】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0050】(a)ほぼ水平に保持した包装袋保持枠
に、予め底部を上にした合成樹脂フィルム製の袋を包装
袋保持枠に被せておき、上方から被包装物を包装袋保持
枠内に向けて押し込み、袋を反転させながら被包装物を
袋内に挿入して包装することができ、表面が滑らかで、
袋フィルム内面に密着しやすい被包装物であっても、袋
内への挿入は円滑に行われ、効率よく包装作業が行え
る。
【0051】(b)包装袋保持枠の外周に軸と平行な下
部外周面とこれに連なる傾斜面とを設け、内周面に凸状
曲面を設け、その下方に空洞部を形成することによっ
て、包装袋保持枠に、包装袋を被せる作業が容易である
だけでなく、包装作業中の包装袋の反転が極めて円滑に
行われ、また包装袋保持枠と包装袋との滑りが良好とな
り、包装作業の効率が大幅に向上する。
【0052】(c)全体構造はシンプルで、小型なの
で、小規模の施設においても容易に導入することがで
き、人手による包装作業の効率が向上する。
【0053】(d)包装袋保持枠を円形または楕円形リ
ング状とすることにより包装状態を変えることができる
ため、被包装物の種類、形態、性質等に応じた適切な包
装を行うことができる。
【0054】(e)保持枠と支柱との間にガード部材を
設けることにより、被包装物を挿入した包装袋が保持枠
通過後に傾斜することなく真下方向へガイドされるた
め、通過は円滑に行われ、包装状態も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態を示す平面図である。
【図3】(a)は図2のX−X線断面図、(b)は
(a)の要部拡大図である。
【図4】包装袋保持枠の一部切欠断面図である。
【図5】(a)は係止孔付近を示す一部切欠側面図、
(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図6】包装の手順を示す説明図である。
【図7】他の実施の形態を示す斜視図である。
【図8】他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,24,26 包装用補助具 2,3,25,27 保持枠 4 主支柱 5 支柱 6 ベース 7 フック 8 係止孔 9 上縁 10 傾斜面 11 凸状曲面 10a,11a 下縁 12 経路 13 隙間 20 下部外周面 29 ガード部材 30 下部内周面 30k 空洞部 h 保持枠の高さ θ 傾斜角度 C 軸 H1 ,H2 包装袋 HF フィルム面 N1 ,N2 ナス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物が通過可能な開口を有する包装
    袋保持枠と、前記包装袋保持枠を支持する支柱と、前記
    支柱を設置面に支持するベースとを備え,前記包装袋保
    持枠の下部外周面を包装袋保持枠の軸方向と平行な垂直
    面とするとともに、前記下部外周面の上方に連なる上部
    外周面を前記軸上方に向かって傾斜する傾斜面とし、前
    記包装袋保持枠の上部内周面を前記傾斜面の上縁から下
    方に向かって滑らかにカーブした凸状曲面とした包装用
    補助具。
  2. 【請求項2】 前記凸状曲面の下縁から前記包装袋保持
    枠の下端までの内周面を外周方向に拡張させ空洞部とし
    た請求項1記載の包装用補助具。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面の傾斜角度を前記軸に対して
    30〜45°とし、前記傾斜面と下部外周面との境界お
    よび前記凸状曲面の下縁を、前記包装袋保持枠の上端か
    ら下端までの高さの約1/2より上の位置に設けた請求
    項1,2記載の包装用補助具。
  4. 【請求項4】 前記包装袋保持枠が円形または楕円形の
    リング状である請求項1記載の包装用補助具。
  5. 【請求項5】 前記包装袋保持枠と支柱との間に、包装
    袋の傾斜を阻止するガード部材を設けた請求項1記載の
    包装用補助具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105747482A (zh) * 2014-12-18 2016-07-13 上海市格致中学 环保饮用水包装

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CN105747482A (zh) * 2014-12-18 2016-07-13 上海市格致中学 环保饮用水包装

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