JP2883596B2 - 真空処理装置及び基板の処理方法 - Google Patents

真空処理装置及び基板の処理方法

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JP2883596B2 JP9165719A JP16571997A JP2883596B2 JP 2883596 B2 JP2883596 B2 JP 2883596B2 JP 9165719 A JP9165719 A JP 9165719A JP 16571997 A JP16571997 A JP 16571997A JP 2883596 B2 JP2883596 B2 JP 2883596B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の利用分野】本発明はエッチング装置、プラズマ
CVD装置、スパッタ装置等の半導体製造工程における
真空処理装置に関するものである。 【0002】 【発明の背景】最近の半導体製造プロセス技術の進歩は
著しく、ドライエッチング装置においても1μmパター
ンを処理する機種が現われ、注目を浴びている。このよ
うな微細化が進むにつれ、基板は大口径化し、それに伴
って半導体製造装置の占有床面積あたりのスループット
(時間あたりの基板処理枚数)を向上させることおよび
製造プロセス技術の多様化に応えることが大きな課題と
なっている。 【0003】このような要求を解決するためには装置を
小形化するとともに、複数の真空処理室を用いて多目的
処理を行うことが必要で、しかも、プロセス変更やライ
ン変更に対応して真空処理室数を自由に変えてシステム
が構成あるいは編成できる真空処理モジュールが要求さ
れるようになってきた。これに対して、従来の、例え
ば、特開昭57−128928号公報に開示されている
ような真空処理室と大気中での基板搬送ラインを結合し
たモジュールを増設できるタイプでは清浄度の悪い大気
中を経て基板が次の真空処理室に搬送されるので、処理
途中で次の真空処理室に処理を引き継ぐようなプロセス
工程への適用にはむかない。また、実開昭57−394
30号公報に開示されているようないくつかの真空処理
室と一つのバッファ室との間を基板が搬送されて連続的
に処理されるようなタイプでは真空処理室数や処理の種
類が固定され、プロセス変更やライン変更に対応して真
空処理室数や処理の種類を変更したりする自由度がな
く、使用しづらいという問題点を有している。 【0004】 【発明の目的】本発明の目的は、上記問題を解決するた
めに、装置を小形化した真空処理装置及びそれを用いた
基板の処理方法を提供することにある。 【0005】 【発明の概要】本発明は、基板をー枚づつ処理する真空
処理室と、前記基板の搬送手段を有しかつ前記真空処理
室に連通するバッファ室とを備えた真空処理装置におい
て、前記バッファ室と前記真空処理室が、一部の空間を
共有するようにして上下に重なって構成され、前記バッ
ファ室と前記真空処理室間で前記基板を搬送する時に
は、該共有する空間を前記バッファ室と前記真空処理室
の双方に連通状態とし、前記基板処理時には、該共有す
る空間を前記真空処理室の一部として前記バッファ室か
ら隔離する手段を設けたことを特徴とする。 【0006】本発明の他の特徴は、基板をー枚づつ処理
する真空処理室と、前記基板の搬送手段を有しかつ前記
真空処理室に連通したバッファ室とを備え、前記バッフ
ァ室と前記真空処理室とが一部の空間を共有するように
して上下に重なって構成され、前記バッファ室と前記真
空処理室との間に設けられた隔離手段を備えた真空処理
装置による基板の処理方法であって、前記隔離手段を操
作して、前記共有する空間が前記バッファ室及び前記真
空処理室の双方に連通する状態として、前記バッファ室
から前記真空処理室の処理空間に前記基板を搬送し、
記隔離手段により前記バッファ室と前記真空処理室とを
隔離し前記共有する空間を前記真空処理室の一部とした
状態で、該真空処理室において前記基板を処理し、前記
隔離手段を操作して、前記共有する空間が前記バッファ
室及び前記真空処理室の双方に連通する状態として、
記真空処理室内の処理済み基板を前記バッファ室内に搬
送することにある。 【0007】本発明によれば、同種の処理をする処理室
を使う場合にはパラレル処理モードとし、異なった処理
を順次行う処理室を編成した場合にはシリーズ処理モー
ドとするといった自由度が有り、システム構成上、処理
室を変更しやすい真空処理室となる。 【0008】 【発明の実施例】本発明の一実施例を図1〜図5で説明
する。図1で、真空処理装置は、真空排気可能なバッフ
ァ室10と、バッファ室10に設けられた真空処理室2
0と、基板30を矢印A方向に搬送可能なバッファ室1
0に内設された第1の基板搬送手段(図示省略)と、第
1の基板搬送手段の両端に対応してバッファ室10の側
壁に設けられたゲート弁、仕切具等の真空開閉手段4
0、41と、この場合、真空開閉手段40、41が設け
られた側壁と直角をなし第1の基板搬送手段をはさんで
真空処理室20と対応する側壁に設けられたゲート弁等
の他の真空開閉手段50、51を介してバッファ室10
に具設された真空予備室60と、第1の基板搬送手段と
の間で他の真空開閉手段50、51を介して基板30を
矢印B、C方向に搬送する第2の基板搬送手段(図示省
略)と、第1の基板搬送手段の基板搬送経路上で、か
つ、真空処理室20に対応して設けられた基板受渡手段
(図示省略)と、基板受渡手段と真空処理室20との間
で基板30を矢印D方向に搬送する第3の基板搬送手段
(図示省略)とを有している。なお、この場合、真空予
備室60には、基板カセット70、71を昇降駆動する
カセット昇降装置(図示省略)のカセットテーブル(図
示省略)が昇降可能に他の真空開閉手段50、51と対
応して内設されている。第1〜第3の基板搬送手段、基
板受渡手段等を図2で更に詳細に説明する。 【0009】図2において、第1の基板搬送手段は、ベ
ルト搬送装置80であり、ベルト搬送装置80は、その
全体を昇降装置、例えば、シリンダ81で昇降駆動され
ると共に、モータ82でベルト83を回転駆動される。 【0010】第2の基板搬送手段は、他の真空開閉手段
50、51をはさんで真空予備室60に設けられたベル
ト搬送装置90、100とバッファ室10に設けられた
ベルト搬送装置110、120である。ベルト搬送装置
90のプーリ91、92とプーリ91、92に無端に巻
掛けられたベルト93とは、カセット昇降装置130の
カセットテーブル131に対応し、かつ、カセットテー
ブル131が最高位置まで上昇させられた時点でもその
上方に位置するように配設されている。ベルト93はモ
ータ94で回転駆動される。ベルト搬送装置110はモ
ータ111でベルト112を回転駆動され、ベルト搬送
装置110のベルト搬送装置80側端部は、ベルト搬送
装置80のベルト83の一方の昇降動を阻害しないよう
に、この場合、V字形に折曲され最終端のプーリ113
は、ベルト搬送装置80のベルト83間に位置するよう
に設けられている。 【0011】なお、ベルト搬送装置90のベルト93と
ベルト搬送装置110のベルト112とは同一レベルで
あり、ベルト搬送装置90とベルト搬送装置110との
他の真空開閉手段50側端の間隔は、基板30の受渡し
に支障のない大きさとなっている。ベルト搬送装置10
0のプーリ101、102とプーリ101、102に無
端に巻掛けられたベルト103とは、ベルト搬送装置9
0と同様に配設され、ベルト103はモータ104で回
動駆動される。ベルト搬送装置120はモータ121で
ベルト122を回転駆動され、ベルト搬送装置120の
ベルト搬送装置80側端部は、ベルト搬送装置110の
場合と同様にベルト搬送装置80のベルト83の一方の
昇降動を阻害しないようにV字形に折曲され最終端のプ
ーリ123は、ベルト搬送装置80のベルト83間に位
置するように設けられている。なお、ベルト搬送装置1
00のベルト103とベルト搬送装置120のベルト1
22とは同一レベルであり、ベルト搬送装置100とベ
ルト搬送装置120との他の真空開閉手段51側端の間
隔は、基板30の受渡しに支障のない大きさとなってい
る。 【0012】また、ベルト搬送装置110のプーリ11
3とプーリ113に対応するプーリ114との間隔は、
基板30の落下を防止して良好に受渡し可能な大きさで
あり、ベルト搬送装置120のプーリ123に対応する
プーリ124との間隔も同様の大きさである。なお、ベ
ルト搬送装置80は、ベルト83のレベルがベルト搬送
装置110、120のベルト112、122のレベル以
下並びに以上になるように昇降駆動される。 【0013】基板受渡手段140は、ベルト搬送装置8
0のベルト83間の寸法より小さい基板テーブル141
と昇降装置、例えば、シリンダ142とで構成されてい
る。基板テーブル141は真空処理室20と対応する位
置で、この場合は、ベルト搬送装置110、120の間
の位置で、ベルト搬送装置80のベルト83間を通過し
シリンダ142で昇降可能に設けられている。 【0014】第3の基板搬送手段は、アーム搬送装置1
50、160である。アーム搬送装置150は、基板す
くい具151とアーム152と回動装置、例えば、パル
スモータ153とで構成されている。パルスモータ15
3は、ベルト搬送装置80と真空処理室20との間で、
かつ、基板受渡手段140の基板テーブル141の中心
と真空処理室20の基板電極21の中心とを結ぶ線の一
方の側(図2では左側)に設けられ、パルスモータ15
3には、アーム152の一端が設けられている。アーム
152の他端には基板すくい具151が設けられてい
る。 【0015】また、アーム搬送装置160は、基板すく
い具161とアーム162と回動装置、例えば、パルス
モータ163とで構成されている。パルスモータ163
は、ベルト搬送装置80と真空処理室20との間で、か
つ、基板受渡手段140の基板テーブル141の中心と真
空処理室20の基板電極21の中心とを結ぶ線の他方の
側(図2では右側)に設けられ、パルスモータ163に
は、アーム162の一端が設けられている。アーム16
2の他端には、基板すくい具161が設けられている。
この場合、基板すくい具151、161、アーム15
2、162の寸法は、基板テーブル141並びに基板電
極21に基板30が載置されている場合、この基板30
を基板すくい具151、161ですくい可能な寸法であ
る。また、アーム152、162は、基板すくい具15
1、161で基板30を基板テーブル141と基板電極
21との間で搬送可能にパルスモータ153、163で
それぞれ部分回動される。なお、この場合、アーム15
2、162の動作平面はアーム152が上面、アーム1
62で下面と異なり、例えば、アーム搬送装置150で
基板30を基板テーブル141から基板電極21へ搬送
する際に、アーム搬送装置160で基板30を基板電極
21から基板テーブル141へ搬送するのを阻害しない
ようになっている。 【0016】カセット昇降装置130は、カセットテー
ブル131と、カセットテーブル131に垂設され下端
部にネジが形成された昇降ロッド132と、モータ13
3で回動駆動される歯車134と、歯車134と噛合し
設けられると共に昇降ロッド132の下端部が螺合され
た歯車135とで構成されている。 【0017】基板電極21は、ラック・ピニオン機構2
2を介しモータ23の回動により昇降駆動される。ま
た、基板電極21の中心部には、基板支持用の爪24が
昇降装置、例えば、シリンダ25で昇降可能に設けられ
ている。爪24は、その表面が基板電極21の表面以下
になる位置と、アーム搬送装置150、160の基板す
くい具151、161と基板30を受渡し可能な位置と
の間で昇降駆動される。図1、図2で示される真空処理
装置では、次のような基板処理を行うことができる。 【0018】まず、他の真空開閉手段50に対応するカ
セットテーブル131は、最下部に下降させられ、他の
真空開閉手段51に対応するカセットテーブル(図示省
略)は最上部に上昇させられる。他の真空開閉手段5
0、51が、例えば、シリンダ52、53の駆動により
閉止されバッファ室10と真空予備室60との連通は気
密に遮断されると共に、真空開閉手段40、41が閉止
又は仕切られてバッファ室10と外部との連通も気密に
遮断される。この状態でバッファ室10は真空排気装置
(図示省略)を作動させることで所定圧力に減圧排気さ
れる。 【0019】一方、真空予備室60には、外部が大気側
である場合は、真空予備室60に設けられた扉等の大気
真空開閉手段(図示省略)を開放することで所定枚数の
基板30が装填された基板カセット(以下、供給カセッ
トと略)70と基板回収用の空の基板カセット(以下、
回収カセットと略)71とが搬入されて、供給カセット
70は他の真空開閉手段50に対応するカセットテーブ
ル131に、回収カセット71は他の真空開閉手段51
に対応するカセットテーブルにそれぞれ載置される。そ
の後、大気真空開閉手段は閉止され真空予備室60は、
真空排気装置(図示省略)でバッファ室10の圧力と同
程度の圧力まで減圧排気される。その後、シリンダ52
の駆動により他の真空開閉手段50が開放され、これに
よりバッファ室10と真空予備室60とは連通状態とな
る。 【0020】この状態下で、モータ133を駆動しカセ
ットテーブル131を1ピッチ分下降させることで供給
カセット70の、この場合、最下部に装填された基板3
0はベルト93に載置される。その後、モータ94によ
りベルト93を回転駆動することで載置された基板30
は他の真空開閉手段50側へ搬送され、モータ111に
より回転駆動されているベルト112に他の真空開閉手
段50を介して渡される。ベルト112に渡された基板
30はベルト搬送装置80側へ搬送される。なお、この
ときベルト83のレベルがベルト112のレベル以下と
なるようにベルト搬送装置80全体はシリンダ81によ
り降下させられている。 【0021】その後、基板30がプーリ113、114
にかかる程度に搬送されてきた時点でベルト83のレベ
ルがベルト112のレベル以上となるようにベルト搬送
装置80全体はシリンダ81により上昇させられ、これ
により基板30はベルト112からベルト83へ渡され
る。ベルト83に渡された基板30は、モータ82の駆
動により基板テーブル141に対応する位置まで搬送さ
れた後に、基板テーブル141をシリンダ142で上昇
させることで基板テーブル141に受取られる。基板テ
ーブル141に受取られた基板30は、例えば、オリフ
ラ合せ装置170でオリフラを合わされる。 【0022】その後、基板30は、例えば、基板のせ具
151に渡されアーム152をパルスモータ153で真
空処理室20側へ回転駆動することで、バッファ室10
を経て真空処理室20の基板電極21の上方へ搬送され
る。その後、爪24をシリンダ25で上昇させること
で、基板のせ具151の基板30は、爪24に受取られ
る。その後、基板30を爪24に渡した基板のせ具15
1は、真空処理室20外のバッファ室10に退避させら
れる。その後、爪24を、その表面が基板電極21の表
面以下となるようにシリンダ25で下降させることで、
基板30は爪24から基板電極21に渡されて載置され
る。 【0023】その後、仕切り用のフランジ180と、フ
ランジ180の裏面とバッファ室10の底壁とに跨設さ
れたベローズ181と、フランジ180を昇降駆動する
昇降装置、例えば、シリンダ182とで構成される仕切
り手段183によりバッファ室10と真空処理室20と
は仕切られる。この状態で、まず、基板電極20と、基
板電極30の上方に対向して真空処理室20に設けられ
た対向電極(図示省略)との電極間隔は、モータ23を
駆動することにより適正間隔に調節される。その後、真
空処理室20には、流量を調節されてプロセスガスが導
入されると共に、真空排気装置(図示省略)の駆動によ
り真空処理室20の圧力は処理圧力に調整される。 【0024】その後、例えば、基板電極21に接続され
た電源、例えば、高周波電源(図示省略)より基板電極
21に高周波電力を印加することで、対向電極と基板電
極21との間には、グロー放電が生じ、該放電によりプ
ロセスガスはプラズマ化される。このプラズマにより基
板電極21に載置された基板30は、エッチング処理等
所定処理される。この間、供給カセット70からは、上
記した操作により基板30が取り出されベルト搬送装置
110、80で搬送されて基板テーブル141に渡され
オリフラが合わされた後に基板のせ具151に渡され
る。 【0025】真空処理室20での処理が終了した後に仕
切り手段183によるバッファ室10と真空処理室20
の仕切りは解除され、真空処理室20はバッファ室10
と再び連通させられる。その後、基板電極21は、所定
位置まで降下させられ、爪24をシリンダ25で上昇さ
せることで、処理済みの基板30は、基板電極21から
除去され爪24に渡される。その後、基板のせ具161
を爪24に渡された基板30の裏面に対応する位置まで
回転させた後に、爪24をシリンダ25で下降させるこ
とで、処理済みの基板30は基板のせ具161に渡され
る。 【0026】その後、基板のせ具151に渡された基板
30は、基板テーブル141から基板電極21へ、ま
た、基板のせ具161に渡された処理済みの基板30は
基板電極21から基板テーブル141へそれぞれ搬送さ
れる。基板電極21へ搬送された基板30は、上記した
操作により所定処理される。 【0027】この間、基板テーブル141に搬送された
処理済みの基板30は、基板テーブル141をシリンダ
142で下降させることでベルト搬送装置80のベルト
83に渡され、その後、ベルト83、122のモータ8
2、121による回転駆動で他の真空開閉手段51側へ
搬送される。なお、ベルト83からベルト122への処
理済みの基板30の受渡しは、ベルト112からベルト
83への基板30の受渡しと逆操作により行われる。シ
リンダ53の駆動により他の真空開閉手段51が開放さ
れ、モータ104によりベルト103を回転駆動するこ
とで、他の真空開閉手段51側へ搬送されてきた処理済
みの基板30は他の真空開閉手段51を介して真空予備
室60に搬入され、その後、カセットテーブルを1ピッ
チ分上昇させることで回収カセット71に回収される。 【0028】また、供給カセット70からは上記した操
作により基板30が取り出されベルト搬送装置110、
80で搬送されて基板テーブル141に渡されオリフラ
が合わされた後に基板のせ具151に渡される。 【0029】以上のような操作を繰り返し実施すること
で、供給カセット70からは基板30が1枚毎取り出さ
れ、真空予備室60からバッファ室10を経て真空処理
室20に搬送され、真空処理室20で1枚毎処理され、
処理済みの基板30は、真空処理室20からバッファ室
10を経て真空予備室60に搬送されて1枚毎回収カセ
ット71に回収される。 【0030】図3は、図1、図2で示される真空処理装
置を1モジュールとして真空開閉手段40、41を介し
て2モジュール連設した場合の例を示すものである。な
お、図3での構成部品は、図2のそれと全て同一であ
り、したがって、構成、作用等の説明は省略する。図3
で示される真空処理装置では、図4(a)〜図4(c)
に示すような基板処理を行うことができる。 【0031】即ち、図4(a)に示すように基板30を
連設された真空処理装置の二つの真空処理室20でシリ
ーズ処理することも、図4(b)に示すように、基板3
0を連設された真空処理装置の二つの真空処理室20で
パラレル処理することも、図4(c)に示すように、基
板30を、連設された真空処理装置毎の真空処理室20
でパラレル処理することもできる。 【0032】なおこのような基板処理モードで図4
(a)、(b)に示される基板処理モードの場合、前段
の真空処理装置の真空予備室60に供給カセット(図示
省略)を少なくとも1個セットし、後段の真空処理装置
の真空予備室60に回収カセット(図示省略)を少なく
とも1個セットするようにする。また、図4(c)に示
される基板処理モードの場合、各真空処理装置の真空予
備室60に供給カセット(図示省略)、回収カセット
(図示省略)を各1個セットするようにする。また、図
1、図2で示される真空処理装置を1モジュールとして
真空開閉手段40、41を介して2モジュール連設した
場合、各真空処理装置における基板30の搬送はバッフ
ァ室10を経ることで行われる。 【0033】更に、図1、図2で示される真空処理装置
を1モジュールとして真空開閉手段40、41を介して
3モジュール以上連設した場合は、図4に示すような基
板処理モードに加えて図5(a)、(b)に示すような
基板処理を行うことができる。 【0034】即ち、図5(a)に示すように、基板30
を連設された真空処理装置の前段の真空処理装置の真空
処理室20と、この場合は、中段の真空処理装置の真空
処理室20とで、まず、パラレル処理し、引続き後段の
真空処理装置の真空処理室20でシリーズ処理すること
も、図5(b)に示すように、基板30を連設された真
空処理装置の前段と中段の真空処理装置の真空処理室2
0でシリーズ処理すると共に、前段と後段の真空処理装
置の真空処理室20でシリーズ処理することもできる。
なお、このような基板処理モードの場合、前段の真空処
理装置の真空予備室60に供給カセット(図示省略)を
2個セットし、後段の真空処理装置の真空予備室60に
回収カセット(図示省略)を2個セットするようにす
る。 【0035】また、各真空処理装置の真空処理室20で
基板30をシリーズ処理する場合は、前段の真空処理装
置の真空予備室60に供給カセットを1個セットし、後
段の真空処理装置の真空予備室に回収カセットを1個セ
ットするようにする。また、各真空処理装置の真空処理
室で基板30をパラレル処理する場合は、前段の真空処
理装置の真空予備室に供給カセットを少なくとも1個セ
ットし後段の真空処理装置の真空予備室に回収カセット
を少なくとも1個セットするようにする。 【0036】また、各真空処理装置を独立させそれぞれ
の真空処理室で基板をパラレル処理する場合は、各真空
処理装置の真空予備室に供給カセットと回収カセットと
を各1個セットするようにする。また、図1、図2で示
される真空処理装置を1モジュールとして真空開閉手段
40、41を介して3モジュール以上連設した場合で
も、各真空処理装置における基板30の搬送は、バッフ
ァ室10を経ることで行われる。 【0037】本実施例のような真空処理装置では、次の
ような効果が得られる。 (1)プロセス変更やライン変更に対応して真空処理室数
を自由に変えてシステム構成あるいは編成ができる。 (2)基板は真空排気されているバッファ室を経て次の真
空処理室に搬送されるため、処理途中で次の真空処理室
へ処理を引継ぐようなプロセス工程にも問題なく適用で
きる。 (3)第2の基板搬送手段と第3の基板搬送手段とを平行
とし真空処理装置の前面横幅を小さくすることができ、
多モジュール構成がし易くなっている。 【0038】(4)真空予備室を真空排気可能なカセット
室としているので、真空処理装置の奥行寸法を小さくす
ることができ、多モジュールシステムでは、1モジュー
ルに2個のカセットをセットすることも可能でスループ
ット向上時のカセットセット時間間隔を長くすることが
できる。 (5)第3の基板搬送手段として動作平面の異なるアーム
搬送装置を用いているので、真空処理室への基板の搬
入、搬出を同時に行うことができるので、スループット
を向上できる。 【0039】(6)多モジュールによるシリーズ処理ある
いはパラレル処理が可能となるため、真空処理装置の小
形化と合わせ床面積当りのスループットを向上させるこ
とができる。 (7)バッファ室に設けられる真空開閉手段の開口面積
は、基板が1枚通過可能な面積であればよく、したがっ
て、多モジュールの場合、真空処理装置間での残留プロ
セスガスの混入がほとんど生じないため、各真空処理装
置でのプロセスガスに対する独立性を確保できる。 【0040】なお、真空処理装置の奥行寸法を小さくし
て、しかも他の装置との連続一貫処理を目指す場合は、
図6に示すように、真空予備室60′を例えば、真空開
閉手段40を介してバッファ室10に具設すると共に、
矢印A方向に基板30を搬送する第1の基板搬送手段で
あるベルト搬送装置(図示省略)との間で真空開閉手段
40を介して矢印E方向に基板30を受渡し可能に第2
の基板搬送手段であるベルト搬送装置(図示省略)を真
空予備室60′に設けるようにする。この場合、他の真
空開閉手段は不用である。 【0041】以上、説明した実施例では、真空予備室を
供給カセット、回収カセットが外部より搬入されてセッ
トされるような真空予備室としているが、特に、このよ
うな真空予備室に限定する必要はない。例えば、供給カ
セット、回収カセットを真空予備室に固定してセット
し、供給カセットに外部から所定枚数基板を装填すると
共に、回収カセットに回収された基板を回収カセットか
ら取り出して外部へ搬出するようにしても良い。 【0042】また、第1の基板搬送手段は、ベルト搬送
装置の他に基板をバッファ室に設けられた真空開閉手段
との間で搬送するようなものであれば良い。また、第2
の基板搬送手段は、ベルト搬送装置の他に、例えば、ア
ームが直進するアーム搬送装置、アームが回動するアー
ム搬送装置等を用いても良い。 【0043】 【発明の効果】本発明によれば、バッファ室と上下に重
なるようにして真空処理室を設けたために、真空処理装
置を小型化する、すなわち、真空処理装置の床占有面積
を小さくし省スペースを図ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による真空処理装置の一実施例を示す平
面図。 【図2】図1の真空処理装置の基板搬送手段の斜視構成
図。 【図3】図1の真空処理装置を2モジュール連設した真
空処理装置の基板搬送手段の斜視構成図。 【図4】(a)ないし(c)は、2モジュール真空処理
装置での基板処理モード図。 【図5】(a)、(b)は、3モジュール真空処理装置
での他の基板処理モード図。 【図6】本発明による真空処理装置の他の実施例を示す
平面図。 【符号の説明】 10…バッファ室、20…真空処理室、30…基板、4
0、41…真空開閉手段、50、51…他の真空開閉手
段、60、60′…真空予備室、80ないし120…ベ
ルト搬送装置、140…基板受渡手段、150、160
…アーム搬送装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 史雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 坪根 恒彦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 金井 謙雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 特開 昭57−149748(JP,A) 特開 昭58−158911(JP,A) 特開 昭58−170028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/68 H01L 21/203 H01L 21/205 H01L 21/3065

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.基板をー枚づつ処理する真空処理室と、前記基板の
    搬送手段を有しかつ前記真空処理室に連通するバッファ
    室とを備えた真空処理装置において、 前記バッファ室と前記真空処理室が、一部の空間を共有
    するようにして上下に重なって構成され、 前記バッファ室と前記真空処理室間で前記基板を搬送す
    る時には、該共有する空間を前記バッファ室と前記真空
    処理室の双方に連通状態とし、前記基板処理時には、該
    共有する空間を前記真空処理室の一部として前記バッフ
    ァ室から隔離する手段を設け たことを特徴とする真空処
    理装置。 2.請求項1記載の真空処理装置において、前記隔離す
    る手段として前記バッファ室と前記真空処理室とを仕切
    る仕切手段を有し、該仕切手段は、 仕切用のフランジと、該フランジの裏面と前記バッファ
    室の底壁とにまたがって設けられたべローズと、前記フ
    ランジを昇降駆動する昇降装置とで構成された仕切部材
    とを備えた、ことを特徴とする真空処理装置。 3.請求項2記載の真空処理装置において、前記真空処
    理室で前記基板が載置される電極を上下動させる電極上
    下動手段を備えたことを特徴とする真空処理装置。 4.請求項3記載の真空処理装置において、前記昇降装
    置と前記電極上下動手段とは別々に動作するよう構成さ
    れている、ことを特徴とする真空処理装置。 5.基板をー枚づつ処理する真空処理室と、前記基板の
    搬送手段を有しかつ前記真空処理室に連通したバッファ
    室とを備え、前記バッファ室と前記真空処理室とが一部
    の空間を共有するようにして上下に重なって構成され、
    前記バッファ室と前記真空処理室との間に設けられた隔
    離手段を備えた真空処理装置による基板の処理方法であ
    って、 前記隔離手段を操作して、前記共有する空間が前記バッ
    ファ室及び前記真空処 理室の双方に連通する状態とし
    て、前記バッファ室から 前記真空処理室の処理空間に、
    前記基板を搬送し、前記隔離手段により前記バッファ室と前記真空処理室と
    を隔離し前記共有する空間を前記真空処理室の一部とし
    た状態で、 該真空処理室において前記基板を処理し、前記隔離手段を操作して、前記共有する空間が前記バッ
    ファ室及び前記真空処理室の双方に連通する状態とし
    て、 前記真空処理室内の処理済み基板を前記バッファ室
    内に搬送することを特徴とする基板の処理方法。 6.基板をー枚づつ処理する真空処理室と、前記基板の
    搬送手段を有しかつ前記真空処理室に連通したバッファ
    室とを備えた真空処理装置であって、前記バッファ室と
    上下に重なる位置に前記真空処理室を設けた真空処理装
    置による基板の処理方法において、 前記バッファ室と前記真空処理室とを仕切るフランジお
    よび前記真空処理室で基板が載置される電極をぞれぞ
    れ、前記バッファ室に対応した高さに下降させ、前記バ
    ッファ室内の基板を搬送して前記電極上に載置し、 該基板の載置された電極を前記真空処理室の処理空間の
    所定位置に上昇させ、 前記フランジを上昇させて前記バッファ室と前記真空処
    理室とを仕切り、 前記真空処理室で前記基板を処理し、 前記基板の処理後、前記フランジおよび前記電極をぞれ
    ぞれ、前記バッファ室に対応した高さに下降させ、 前記真空処理室内の処理済み基板を前記バッファ室内に
    搬送することを特徴とする基板の処理方法。
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JPS57149748A (en) * 1981-03-12 1982-09-16 Anelva Corp Treating device for substrate
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