JP2752965B2 - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JP2752965B2
JP2752965B2 JP2517097A JP2517097A JP2752965B2 JP 2752965 B2 JP2752965 B2 JP 2752965B2 JP 2517097 A JP2517097 A JP 2517097A JP 2517097 A JP2517097 A JP 2517097A JP 2752965 B2 JP2752965 B2 JP 2752965B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はエッチング装置,プ
ラズマCVD装置,スパッタ装置等の半導体製造工程に
適した真空処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近の半導体製造プロセス技術の進歩は
著しく、ドライエッチング装置においても1μmパター
ンを処理する機種が現われ、注目を浴びている。このよ
うな微細化が進むにつれ、基板は大口径化し、それに伴
って半導体製造装置の占有床面積あたりのスループット
(時間あたりの基板処理枚数)を向上させることおよび
製造プロセス技術の多様化に応えることが大きな課題と
なっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような要求を解決
するためには装置を小形化するとともに、複数の真空処
理室を用いて多目的処理を行うことが必要で、しかも、
プロセス変更やライン変更に対応して真空処理室数を自
由に変えてシステムが構成あるいは編成できる真空処理
モジュールが要求されるようになってきた。これに対し
て、従来の、例えば、特開昭57−128928号公報
に開示されているような真空処理室と大気中での基板搬
送ラインを結合したモジュールを増設できるタイプでは
清浄度の悪い大気中を経て基板が次の真空処理室に搬送
されるので、処理途中で次の真空処理室に処理を引き継
ぐようなプロセス工程への適用にはむかない。 【0004】また、実開昭57−39430号公報に開
示されているようないくつかの真空処理室と一つのバッ
ファ室との間を基板が搬送されて連続的に処理されるよ
うなタイプでは真空処理室数が固定され、プロセス変更
やライン変更に対応して真空処理室数を変更したりする
自由度がなく、使用しづらいという問題点を有してい
る。 【0005】本発明の目的は、プロセス変更やラン変更
に対応して、真空処理室数を自由に変えて、システムの
構成あるいは編成ができる真空処理装置を提供すること
にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、基板を
一枚づつ処理する真空処理室と、該真空処理室に連通す
るバッファ室と、前記真空処理室と前記バッファ室間で
前記基板を一枚づつ搬送する基板搬送手段とを備えた真
空処理装置において、前記真空処理室は複数の室からな
り、かつ、各真空処理室と前記バッファ室間を仕切る開
閉手段は、前記基板搬送手段により基板面が水平方向と
なるように保持された基板を1枚だけ通過出来る開口面
積を有し、前記各真空処理室及び前記バッファ室の各室
を排気する排気手段を備えていることにある。 【0007】本発明によれば、バッファ室と各真空処理
室の間に設けられる真空開閉手段の開口面積は、基板が
1枚通過可能な面積であれば良く、従って、各真空処理
室間での残留プロセスガスの混入がほとんど生じないた
め、各真空処理室でのプロセスガスに対する独立性を確
保出来る。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図5で
説明する。図1で、真空処理装置は、真空排気可能なバ
ッファ室10と、バッファ室10に設けられた真空処理
室20と、基板30を矢印A方向に搬送可能なバッファ
室10に内設された第1の基板搬送手段(図示省略)
と、第1の基板搬送手段の両端に対応してバッファ室1
0の側壁に設けられたゲート弁,仕切具等の真空開閉手
段40,41と、この場合、真空開閉手段40,41が
設けられた側壁と直角をなし第1の基板搬送手段をはさ
んで真空処理室20と対応する側壁に設けられたゲート
弁等の他の真空開閉手段50,51を介してバッファ室
10に具設された真空予備室60と、第1の基板搬送手
段との間で他の真空開閉手段50,51を介して基板3
0を矢印B,C方向に搬送する第2の基板搬送手段(図
示省略)と、第1の基板搬送手段の基板搬送経路上で、
かつ、真空処理室20に対応して設けられた基板受渡手
段(図示省略)と、基板受渡手段と真空処理室20との
間で基板30を矢印D方向に搬送する第3の基板搬送手
段(図示省略)とを有している。なお、この場合、真空
予備室60には、基板カセット70,71を昇降駆動す
るカセット昇降装置(図示省略)のカセットテーブル
(図示省略)が昇降可能に他の真空開閉手段50,51
と対応して内設されている。 【0009】第1〜第3の基板搬送手段,基板受渡手段
等を図2で更に詳細に説明する。 【0010】図2において、第1の基板搬送手段はベル
ト搬送装置80であり、ベルト搬送装置80は、その全
体を昇降装置、例えば、シリンダ81で昇降駆動される
と共に、モータ82でベルト83を回転駆動される。 【0011】第2の基板搬送手段は、他の真空開閉手段
50,51をはさんで真空予備室60に設けられたベル
ト搬送装置90,100とバッファ室10に設けられた
ベルト搬送装置110,120である。ベルト搬送装置
90のプーリ91,92とプーリ91,92に無端に巻
掛けられたベルト93とは、カセット昇降装置130の
カセットテーブル131に対応し、かつ、カセットテー
ブル131が最高位置まで上昇させられた時点でもその
上方に位置するように配設されている。 【0012】ベルト93はモータ94で回転駆動され
る。ベルト搬送装置110はモータ111でベルト11
2を回転駆動され、ベルト搬送装置110のベルト搬送
装置80側端部は、ベルト搬送装置80のベルト83の
一方の昇降動を阻害しないように、この場合、V字形に
折曲され最終端のプーリ113は、ベルト搬送装置80
のベルト83間に位置するように設けられている。な
お、ベルト搬送装置90のベルト93とベルト搬送装置
110のベルト112とは同一レベルであり、ベルト搬
送装置90とベルト搬送装置110との他の真空開閉手
段50側端の間隔は、基板30の受渡しに支障のない大
きさとなっている。 【0013】ベルト搬送装置100のプーリ101,1
02とプーリ101,102に無端に巻掛けられたベル
ト103とは、ベルト搬送装置90と同様に配設され、
ベルト103はモータ104で回動駆動される。ベルト
搬送装置120はモータ121でベルト122を回転駆
動され、ベルト搬送装置120のベルト搬送装置80側
端部は、ベルト搬送装置110の場合と同様にベルト搬
送装置80のベルト83の一方の昇降動を阻害しないよ
うにV字形に折曲され最終端のプーリ123は、ベルト
搬送装置80のベルト83間に位置するように設けられ
ている。 【0014】なお、ベルト搬送装置100のベルト10
3とベルト搬送装置120のベルト122とは同一レベ
ルであり、ベルト搬送装置100とベルト搬送装置12
0との他の真空開閉手段51側端の間隔は、基板30の
受渡しに支障のない大きさとなっている。また、ベルト
搬送装置110のプーリ113とプーリ113に対応す
るプーリ114との間隔は、基板30の落下を防止して
良好に受渡し可能な大きさであり、ベルト搬送装置12
0のプーリ123に対応するプーリ124との間隔も同
様の大きさである。なお、ベルト搬送装置80は、ベル
ト83のレベルがベルト搬送装置110,120のベル
ト112,122のレベル以下並びに以上になるように
昇降駆動される。 【0015】基板受渡手段140は、ベルト搬送装置8
0のベルト83間の寸法より小さい基板テーブル141
と昇降装置、例えば、シリンダ142とで構成されてい
る。基板テーブル141は真空処理室20と対応する位
置で、この場合は、ベルト搬送装置110,120の間
の位置で、ベルト搬送装置80のベルト83間を通過し
シリンダ142で昇降可能に設けられている。 【0016】第3の基板搬送手段は、アーム搬送装置1
50,160である。アーム搬送装置150は、基板す
くい具151とアーム152と回動装置、例えば、パル
スモータ153とで構成されている。パルスモータ15
3は、ベルト搬送装置80と真空処理室20との間で、
かつ、基板受渡手段140の基板テーブル141の中心
と真空処理室20の基板電極21の中心とを結ぶ線の一
方の側(図2では左側)に設けられ、パルスモータ15
3には、アーム152の一端が設けられている。アーム
152の他端には基板すくい具151が設けられてい
る。また、アーム搬送装置160は、基板すくい具16
1とアーム162と回動装置、例えば、パルスモータ1
63とで構成されている。パルスモータ163は、ベル
ト搬送装置80と真空処理室20との間で、かつ、基板
受渡手段140の基板テーブル141の中心と真空処理室
20の基板電極21の中心とを結ぶ線の他方の側(図2
では右側)に設けられ、パルスモータ163には、アー
ム162の一端が設けられている。アーム162の他端
には、基板すくい具161が設けられている。この場
合、基板すくい具151,161,アーム152,16
2の寸法は、基板テーブル141並びに基板電極21に
基板30が載置されている場合、この基板30を基板す
くい具151,161ですくい可能な寸法である。 【0017】また、アーム152,162は、基板すく
い具151,161で基板30を基板テーブル141と
基板電極21との間で搬送可能にパルスモータ153,
163でそれぞれ部分回動される。なお、この場合、ア
ーム152,162の動作平面はアーム152が上面、
アーム162で下面と異なり、例えば、アーム搬送装置
150で基板30を基板テーブル141から基板電極2
1へ搬送する際に、アーム搬送装置160で基板30を
基板電極21から基板テーブル141へ搬送するのを阻
害しないようになっている。 【0018】カセット昇降装置130は、カセットテー
ブル131と、カセットテーブル131に垂設され下端
部にネジが形成された昇降ロッド132と、モータ13
3で回動駆動される歯車134と、歯車134と噛合し
設けられると共に昇降ロッド132の下端部が螺合され
た歯車135とで構成されている。基板電極21は、ラ
ック・ピニオン機構22を介しモータ23の回動により
昇降駆動される。また、基板電極21の中心部には、基
板支持用の爪24が昇降装置、例えば、シリンダ25で
昇降可能に設けられている。爪24は、その表面が基板
電極21の表面以下になる位置と、アーム搬送装置15
0,160の基板すくい具151,161と基板30を
受渡し可能な位置との間で昇降駆動される。 【0019】図1,図2で示される真空処理装置では、
次のような基板処理を行うことができる。 【0020】まず、他の真空開閉手段50に対応するカ
セットテーブル131は、最下部に下降させられ、他の
真空開閉手段51に対応するカセットテーブル(図示省
略)は最上部に上昇させられる。他の真空開閉手段5
0,51が、例えば、シリンダ52,53の駆動により
閉止されバッファ室10と真空予備室60との連通は気
密に遮断されると共に、真空開閉手段40,41が閉止
又は仕切られてバッファ室10と外部との連通も気密に
遮断される。この状態でバッファ室10は真空排気装置
(図示省略)を作動させることで所定圧力に減圧排気さ
れる。 【0021】一方、真空予備室60には、外部が大気側
である場合は、真空予備室60に設けられた扉等の大気
真空開閉手段(図示省略)を開放することで所定枚数の
基板30が装填された基板カセット(以下、供給カセッ
トと略)70と基板回収用の空の基板カセット(以下、
回収カセットと略)71とが搬入されて、供給カセット
70は他の真空開閉手段50に対応するカセットテーブ
ル131に、回収カセット71は他の真空開閉手段51
に対応するカセットテーブルにそれぞれ載置される。 【0022】その後、大気真空開閉手段は閉止され真空
予備室60は、真空排気装置(図示省略)でバッファ室
10の圧力と同程度の圧力まで減圧排気される。その
後、シリンダ52の駆動により他の真空開閉手段50が
開放され、これによりバッファ室10と真空予備室60
とは連通状態となる。この状態下で、モータ133を駆
動しカセットテーブル131を1ピッチ分下降させるこ
とで供給カセット70の、この場合、最下部に装填され
た基板30はベルト93に載置される。 【0023】その後、モータ94によりベルト93を回
転駆動することで載置された基板30は他の真空開閉手
段50側へ搬送され、モータ111により回転駆動され
ているベルト112に他の真空開閉手段50を介して渡
される。ベルト112に渡された基板30はベルト搬送
装置80側へ搬送される。なお、このときベルト83の
レベルがベルト112のレベル以下となるようにベルト
搬送装置80全体はシリンダ81により降下させられて
いる。 【0024】その後、基板30がプーリ113,114
にかかる程度に搬送されてきた時点でベルト83のレベ
ルがベルト112のレベル以上となるようにベルト搬送
装置80全体はシリンダ81により上昇させられ、これ
により基板30はベルト112からベルト83へ渡され
る。ベルト83に渡された基板30は、モータ82の駆
動により基板テーブル141に対応する位置まで搬送さ
れた後に、基板テーブル141をシリンダ142で上昇
させることで基板テーブル141に受取られる。基板テ
ーブル141に受取られた基板30は、例えば、オリフ
ラ合せ装置170でオリフラを合わされる。 【0025】その後、基板30は、例えば、基板のせ具
151に渡されアーム152をパルスモータ153で真
空処理室20側へ回転駆動することで、バッファ室10
を経て真空処理室20の基板電極21の上方へ搬送され
る。その後、爪24をシリンダ25で上昇させること
で、基板のせ具151の基板30は、爪24に受取られ
る。その後、基板30を爪24に渡した基板のせ具15
1は、真空処理室20外のバッファ室10に退避させら
れる。その後、爪24を、その表面が基板電極21の表
面以下となるようにシリンダ25で下降させることで、
基板30は爪24から基板電極21に渡されて載置され
る。 【0026】その後、仕切り用のフランジ180と、フ
ランジ180の裏面とバッファ室10の底壁とに跨設さ
れたベローズ181と、フランジ180を昇降駆動する
昇降装置、例えば、シリンダ182とで構成される仕切
り手段183によりバッファ室10と真空処理室20と
は仕切られる。この状態で、まず、基板電極20と、基
板電極30の上方に対向して真空処理室20に設けられ
た対向電極(図示省略)との電極間隔は、モータ23を
駆動することにより適正間隔に調節される。その後、真
空処理室20には、流量を調節されてプロセスガスが導
入されると共に、真空排気装置(図示省略)の駆動によ
り真空処理室20の圧力は処理圧力に調整される。 【0027】その後、例えば、基板電極21に接続され
た電源、例えば、高周波電源(図示省略)より基板電極
21に高周波電力を印加することで、対向電極と基板電
極21との間には、グロー放電が生じ、該放電によりプ
ロセスガスはプラズマ化される。このプラズマにより基
板電極21に載置された基板30は、エッチング処理等
所定処理される。この間、供給カセット70からは、上
記した操作により基板30が取り出されベルト搬送装置
110,80で搬送されて基板テーブル141に渡され
オリフラが合わされた後に基板のせ具151に渡され
る。 【0028】真空処理室20での処理が終了した後に仕
切り手段183によるバッファ室10と真空処理室20
の仕切りは解除され、真空処理室20はバッファ室10
と再び連通させられる。その後、基板電極21は、所定
位置まで降下させられ、爪24をシリンダ25で上昇さ
せることで、処理済みの基板30は、基板電極21から
除去され爪24に渡される。その後、基板のせ具161
を爪24に渡された基板30の裏面に対応する位置まで
回転させた後に、爪24をシリンダ25で下降させるこ
とで、処理済みの基板30は基板のせ具161に渡され
る。 【0029】その後、基板のせ具151に渡された基板
30は、基板テーブル141から基板電極21へ、ま
た、基板のせ具161に渡された処理済みの基板30は
基板電極21から基板テーブル141へそれぞれ搬送さ
れる。基板電極21へ搬送された基板30は、上記した
操作により所定処理される。この間、基板テーブル14
1に搬送された処理済みの基板30は、基板テーブル1
41をシリンダ142で下降させることでベルト搬送装
置80のベルト83に渡され、その後、ベルト83,1
22のモータ82,121による回転駆動で他の真空開
閉手段51側へ搬送される。なお、ベルト83からベル
ト122への処理済みの基板30の受渡しは、ベルト1
12からベルト83への基板30の受渡しと逆操作によ
り行われる。シリンダ53の駆動により他の真空開閉手
段51が開放され、モータ104によりベルト103を
回転駆動することで、他の真空開閉手段51側へ搬送さ
れてきた処理済みの基板30は他の真空開閉手段51を
介して真空予備室60に搬入され、その後、カセットテ
ーブルを1ピッチ分上昇させることで回収カセット71
に回収される。 【0030】また、供給カセット70からは上記した操
作により基板30が取り出されベルト搬送装置110,
80で搬送されて基板テーブル141に渡されオリフラ
が合わされた後に基板のせ具151に渡される。 【0031】以上のような操作を繰り返し実施すること
で、供給カセット70からは基板30が1枚毎取り出さ
れ、真空予備室60からバッファ室10を経て真空処理
室20に搬送され、真空処理室20で1枚毎処理され、
処理済みの基板30は、真空処理室20からバッファ室
10を経て真空予備室60に搬送されて1枚毎回収カセ
ット71に回収される。 【0032】図3は、図1,図2で示される真空処理装
置を1モジュールとして真空開閉手段40,41を介し
て2モジュール連設した場合の例を示すものである。な
お、図3での構成部品は、図2のそれと全て同一であ
り、したがって、構成,作用等の説明は省略する。図3
で示される真空処理装置では、図4(a)〜図4(c)
に示すような基板処理を行うことができる。 【0033】即ち、図4(a)に示すように基板30を
連設された真空処理装置の二つの真空処理室20でシリ
ーズ処理することも、図4(b)に示すように、基板3
0を連設された真空処理装置の二つの真空処理室20で
パラレル処理することも、図4(c)に示すように、基
板30を、連設された真空処理装置毎の真空処理室20
でパラレル処理することもできる。 【0034】なおこのような基板処理モードで図4
(a),(b)に示される基板処理モードの場合、前段の
真空処理装置の真空予備室60に供給カセット(図示省
略)を少なくとも1個セットし、後段の真空処理装置の
真空予備室60に回収カセット(図示省略)を少なくと
も1個セットするようにする。また、図4(c)に示さ
れる基板処理モードの場合、各真空処理装置の真空予備
室60に供給カセット(図示省略),回収カセット(図
示省略)を各1個セットするようにする。 【0035】また、図1,図2で示される真空処理装置
を1モジュールとして真空開閉手段40,41を介して
2モジュール連設した場合、各真空処理装置における基
板30の搬送はバッファ室10を経ることで行われる。 【0036】更に、図1,図2で示される真空処理装置
を1モジュールとして真空開閉手段40,41を介して
3モジュール以上連設した場合は、図4に示すような基
板処理モードに加えて図5(a),(b)に示すような基
板処理を行うことができる。即ち、図5(a)に示すよ
うに、基板30を連設された真空処理装置の前段の真空
処理装置の真空処理室20と、この場合は、中段の真空
処理装置の真空処理室20とで、まず、パラレル処理
し、引続き後段の真空処理装置の真空処理室20でシリ
ーズ処理することも、図5(b)に示すように、基板3
0を連設された真空処理装置の前段と中段の真空処理装
置の真空処理室20でシリーズ処理すると共に、前段と
後段の真空処理装置の真空処理室20でシリーズ処理す
ることもできる。 【0037】なお、このような基板処理モードの場合、
前段の真空処理装置の真空予備室60に供給カセット
(図示省略)を2個セットし、後段の真空処理装置の真
空予備室60に回収カセット(図示省略)を2個セット
するようにする。 【0038】また、各真空処理装置の真空処理室20で
基板30をシリーズ処理する場合は、前段の真空処理装
置の真空予備室60に供給カセットを1個セットし、後
段の真空処理装置の真空予備室に回収カセットを1個セ
ットするようにする。 【0039】また、各真空処理装置の真空処理室で基板
30をパラレル処理する場合は、前段の真空処理装置の
真空予備室に供給カセットを少なくとも1個セットし後
段の真空処理装置の真空予備室に回収カセットを少なく
とも1個セットするようにする。 【0040】また、各真空処理装置を独立させそれぞれ
の真空処理室で基板をパラレル処理する場合は、各真空
処理装置の真空予備室に供給カセットと回収カセットと
を各1個セットするようにする。また、図1,図2で示
される真空処理装置を1モジュールとして真空開閉手段
40,41を介して3モジュール以上連設した場合で
も、各真空処理装置における基板30の搬送は、バッフ
ァ室10を経ることで行われる。 【0041】本実施例のような真空処理装置では、次の
ような効果が得られる。 【0042】(1)プロセス変更やライン変更に対応して
真空処理室数を自由に変えてシステム構成あるいは編成
ができる。 【0043】(2)基板は真空排気されているバッファ室
を経て次の真空処理室に搬送されるため、処理途中で次
の真空処理室へ処理を引継ぐようなプロセス工程にも問
題なく適用できる。 【0044】(3)第2の基板搬送手段と第3の基板搬送
手段とを平行とし真空処理装置の前面横幅を小さくする
ことができ、多モジュール構成がし易くなっている。 【0045】(4)真空予備室を真空排気可能なカセット
室としているので、真空処理装置の奥行寸法を小さくす
ることができ、多モジュールシステムでは、1モジュー
ルに2個のカセットをセットすることも可能でスループ
ット向上時のカセットセット時間間隔を長くすることが
できる。 【0046】(5)第3の基板搬送手段として動作平面の
異なるアーム搬送装置を用いているので、真空処理室へ
の基板の搬入,搬出を同時に行うことができるので、ス
ループットを向上できる。 【0047】(6)多モジュールによるシリーズ処理ある
いはパラレル処理が可能となるため、真空処理装置の小
形化と合わせ床面積当りのスループットを向上させるこ
とができる。 【0048】(7)バッファ室に設けられる真空開閉手段
の開口面積は、基板が1枚通過可能な面積であればよ
く、したがって、多モジュールの場合、真空処理装置間
での残留プロセスガスの混入がほとんど生じないため、
各真空処理装置でのプロセスガスに対する独立性を確保
できる。 【0049】なお、真空処理装置の奥行寸法を小さくし
て、しかも他の装置との連続一貫処理を目指す場合は、
図6に示すように、真空予備室60′を例えば、真空開
閉手段40を介してバッファ室10に具設すると共に、
矢印A方向に基板30を搬送する第1の基板搬送手段で
あるベルト搬送装置(図示省略)との間で真空開閉手段
40を介して矢印E方向に基板30を受渡し可能に第2
の基板搬送手段であるベルト搬送装置(図示省略)を真
空予備室60′に設けるようにする。この場合、他の真
空開閉手段は不用である。 【0050】以上、説明した実施例では、真空予備室を
供給カセット,回収カセットが外部より搬入されてセッ
トされるような真空予備室としているが、特に、このよ
うな真空予備室に限定する必要はない。例えば、供給カ
セット,回収カセットを真空予備室に固定してセット
し、供給カセットに外部から所定枚数基板を装填すると
共に、回収カセットに回収された基板を回収カセットか
ら取り出して外部へ搬出するようにしても良い。 【0051】また、第1の基板搬送手段は、ベルト搬送
装置の他に基板をバッファ室に設けられた真空開閉手段
との間で搬送するようなものであれば良い。また、第2
の基板搬送手段は、ベルト搬送装置の他に、例えば、ア
ームが直進するアーム搬送装置,アームが回動するアー
ム搬送装置等を用いても良い。 【0052】 【発明の効果】本発明によれば、バッファ室と各真空処
理室の間に設けられる真空開閉手段の開口面積は、基板
が1枚通過可能な面積であれば良く、従って、各真空処
理室間での残留プロセスガスの混入がほとんど生じない
ため、各真空処理室でのプロセスガスに対する独立性を
確保出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による真空処理装置の一実施例を示す平
面図。 【図2】図1の真空処理装置の基板搬送手段の斜視構成
図。 【図3】図1の真空処理装置を2モジュール連設した真
空処理装置の基板搬送手段の斜視構成図。 【図4】2モジュール真空処理装置での基板処理モード
図。 【図5】3モジュール真空処理装置での他の基板処理モ
ード図。 【図6】本発明による真空処理装置の他の実施例を示す
平面図。 【符号の説明】 10…バッファ室、20…真空処理室、30…基板、4
0,41…真空開閉手段、50,51…他の真空開閉手
段、60,60′…真空予備室、80ないし120…ベ
ルト搬送装置、140…基板受渡手段、150,160
…アーム搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 史雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 坪根 恒彦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 金井 謙雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 特開 昭57−149748(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/68 H01L 21/205

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.基板を一枚づつ処理する真空処理室と、該真空処理
    室に連通するバッファ室と、前記真空処理室と前記バッ
    ファ室間で前記基板を一枚づつ搬送する基板搬送手段と
    を備えた真空処理装置において、 前記真空処理室は複数の室からなり、かつ、各真空処理
    室と前記バッファ室間を仕切る開閉手段は、前記基板搬
    送手段により基板面が水平方向となるように保持された
    基板を1枚だけ通過出来る開口面積を有し、 前記各真空処理室及び前記バッファ室の各室を排気する
    排気手段を備えていることを特徴とする真空処理装置。
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