JP2882941B2 - 超音波モータ装置 - Google Patents

超音波モータ装置

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JP2882941B2
JP2882941B2 JP4202754A JP20275492A JP2882941B2 JP 2882941 B2 JP2882941 B2 JP 2882941B2 JP 4202754 A JP4202754 A JP 4202754A JP 20275492 A JP20275492 A JP 20275492A JP 2882941 B2 JP2882941 B2 JP 2882941B2
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幹雄 梅田
徹 中澤
利男 高橋
洋一 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動を利用して
ロータを回転させる超音波モータに関するもので、特に
回転数を検知することのできるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波振動を利用してロータを回
転させるようにした超音波モータが開発されている。超
音波モータは電気−機械変換効率が大変高く、低電圧で
しかも低速であっても大きな駆動トルクを発生させるこ
とのできるものである。中でも、低速であっても安定し
て回転トルクを発生し、しかも制御が容易な複合振動子
型超音波モータは様々な分野での使用が期待されてい
る。
【0003】従来、この種の超音波モータとして図4に
示す構造の超音波モータ10が知られている。図4に示
す超音波モータ10は、円柱形状のステータ24の一方
の面(摺接面)にロータ12が当接されてなり、ステー
タ24には、ステータ24の周方向にねじり振動を発生
する第1圧電素子16と、軸方向に振動を発生する第2
圧電素子20が組み込まれている。ステータ24のステ
ータボトム14とステータホルダ18とステータヘッド
22はセンタボルト30にて連設されている。さらにス
テータヘッド22にはロータ12が回転自在に連結され
ていると共に、ロータ12はばね部材26にてステータ
24に押圧されている。
【0004】この構成の超音波モータにおいては、両圧
電素子16,20の振動を組み合わせることにより、ス
テータ24の摺接面をリサージュ図形を描くように運動
させて、その摺接面に押圧触しているロータ12を回転
させるようにしている。
【0005】この超音波モータ10の回転駆動力を利用
する場合には、例えば図4に示したように、超音波モー
タ10を取付部材34にフランジ32にて支持固定し、
また超音波モータ10が内部に配置されるような円筒状
の回転部材36を取付部材34に対して回転自在になる
ように設け、ロータ12と回転部材36とを例えばスポ
ーク28にて連結し、超音波モータ装置を構成する。こ
の状態において、ロータ12が回転すれば回転部材36
もこれに連動して回転するようになる。尚、フランジ3
2は超音波モータ10の振動の節の位置に設けなければ
ならない。上記構成の超音波モータ装置は、ロールスク
リーンやブラインド等の巻上げ装置として好適に使用さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波モー
タ装置では、ロータ12もしくは回転部材36の回転制
御の為に、ロータ12もしくは回転部材36の回転数を
検出することが必要である。このロータ12もしくは回
転部材36の回転数を検出する手段としては、ロータ1
2の外側に着磁部を設け、さらにこの着磁部に対向させ
て磁気検出センサを配置してなるエンコーダや、市販の
エンコーダをロータ12やさらにはロータ12よりも先
方(ばね部材26側)の位置で回転部材36に装着して
使用することが考えられる。
【0007】しかしながら、これらの方法はエンコーダ
のリード線を超音波モータ10の取り付けられている取
付部材34側に引き出すには例えばスポーク28等によ
って遮られ困難な為、リード線を、超音波モータの取り
付けられていない側の端部から引き出すしかなかった。
この為、リード線が長くなり(一般のロールスクリーン
に使用した場合、2〜3m)、超音波モータ10を組み
付る際の組み付け作業性が極端に悪くなってしまうもの
であった。さらに、リード線が超音波モータと遠ざかる
方向に引き出されてしまうため、超音波モータのドライ
ブ回路装置にエンコーダで検出した情報を伝送するのに
もさらにリード線の取り回しが不便であり、簡便さに劣
るものであった。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、エンコーダで検出した超音波モータのロータ
の回転数の情報を超音波モータ装置の外部に容易に引き
出すことの可能な構造とし、作業性の向上と製造コスト
の低減を図るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の超音波モ
ータ装置は、円柱形状のステータの先端側に、該ステー
タの周方向に振動する第1の圧電素子と、該ステータの
軸方向に振動する第2の圧電素子とが組み込まれ、該ス
テータを軸方向に貫通するセンタボルトに回転自在に軸
支されてステータの先端側に押圧されるロータを具備し
てなる超音波モータと、前記ステータの後端に取り付け
られた取付部材と、前記超音波モータを内部に収納して
前記取付部材に回転自在に支持されて前記ロータと連動
する円筒状の回転部材と、前記超音波モータの先方に設
けられて前記回転部材の回転数を検出するエンコーダと
が備えられ、前記ステータの後端に、前記ステータより
小径な縮径部と、該縮径部より大径であって前記取付部
材に接合される取付端部とが形成され、前記センタボル
トを軸方向に貫通する穿孔と、前記縮径部と前記取付端
部と前記取付部材を貫通して前記穿孔に連通する別の穿
孔とが形成され、前記エンコーダに接続されると共に前
記穿孔及び前記別の穿孔に挿通されて前記取付部材の外
方に導出されたリード線が備えられたことを特徴とする
ものである。
【0010】請求項2記載の超音波モータ装置は、円柱
形状のステータの先端側に、該ステータの周方向に振動
する第1の圧電素子と、該ステータの軸方向に振動する
第2の圧電素子とが組み込まれ、該ステータを軸方向に
貫通するセンタボルトに回転自在に軸支されてステータ
の先端側に押圧されるロータを具備してなる超音波モー
タと、前記ステータの後端に取り付けられた取付部材
と、前記超音波モータを内部に収納して前記取付部材に
回転自在に支持されて前記ロータと連動する円筒状の回
転部材と、前記超音波モータの先方に設けられて前記回
転部材の回転数を検出するエンコーダとが備えられ、前
記ステータの後端に、前記ステータより小径な縮径部
と、該縮径部より大径であって前記取付部材に接合され
る取付端部とが形成されると共に、前記取付端部及び前
記取付部材を貫通する穿孔が形成され、前記縮径部に巻
取器が回転自在に設けられ、前記エンコーダに接続され
て前記巻取器に至るまでに前記回転部材に沿って配設さ
れると共に前記巻取器に巻取られ、更に前記穿孔に挿通
されて前記取付部材の外部に導出されたリード線が備え
られたことを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の超音波モータ装置は、円柱
形状のステータの先端側に、該ステータの周方向に振動
する第1の圧電素子と、該ステータの軸方向に振動する
第2の圧電素子とが組み込まれ、該ステータを軸方向に
貫通するセンタボルトに回転自在に軸支されてステータ
の先端側に押圧されるロータを具備してなる超音波モー
タと、前記ステータの後端に取り付けられた取付部材
と、前記超音波モータを内部に収納して前記取付部材に
回転自在に支持されて前記ロータと連動する円筒状の回
転部材と、前記超音波モータの先方に設けられて前記回
転部材の回転数を検出するエンコーダとが備えられ、前
記ステータの後端に、前記ステータより小径な縮径部
と、該縮径部より大径であって前記取付部材に接合され
る取付端部とが形成されると共に、前記縮径部の一部と
前記取付端部と前記取付部材を貫通する穿孔が形成さ
れ、前記回転部材の内側面に形成されたリング状の摺接
部と前記エンコーダとを接続する第1のリード線と、前
記縮径部から突出して前記摺接部に一端が摺接する導電
体からなるブラシ部材と、該ブラシ部材に接続されると
共に前記穿孔に挿通されて前記取付部材の外部に導出さ
れた第2のリード線とを備えてなることを特徴とするも
のである。
【0012】
【作用】本発明の超音波モータ装置は、いずれも、 (1)円柱形状のステータの先端側に、該ステータの周
方向に振動する第1の圧電素子と、該ステータの軸方向
に振動する第2の圧電素子とが組み込まれ、該ステータ
を軸方向に貫通するセンタボルトに回転自在に軸支され
てステータの先端側に押圧されるロータを具備してなる
超音波モータ (2)前記ステータの後端に取り付けられた取付部材 (3)前記超音波モータを収納して前記ロータと連動す
円筒状の回転部材 (4)前記超音波モータの先方に設けられて前記回転部
材の回転数を検出するエンコーダ を有している。また、超音波モータのステータの後端に
は、前記ステータより小径な縮径部と、該縮径部より大
径であって前記取付部材に接合される取付端部とが形成
されている。
【0013】さらに、請求項1記載の超音波モータ装置
では、前記センタボルトを軸方向に貫通する穿孔と、前
記縮径部と前記取付端部と前記取付部材を貫通して前記
穿孔に連通する別の穿孔とが形成されている。更にこの
超音波モータ装置には、前記エンコーダに接続されると
共に前記穿孔及び前記別の穿孔に挿通されて前記取付部
材の外方に導出されたリード線が備えられている。
【0014】請求項2記載の超音波モータ装置では、
記取付端部及び前記取付部材を貫通する穿孔が形成され
ると共に、前記縮径部に巻取器が回転自在に設けられて
いる。 更にこの超音波モータ装置には、前記エンコーダ
から前記巻取器に至る間に前記回転部材に沿って配設さ
れて前記巻取器に巻取られ、更に前記穿孔に挿通されて
前記取付部材の外部に導出されたリード線が備えられて
いる。
【0015】請求項3記載の超音波モータ装置では、
記縮径部の一部と前記取付端部と前記取付部材を貫通す
る穿孔が形成されている。 更にこの超音波モータ装置に
は、前記回転部材の内側面に形成されたリング状の摺接
部と前記エンコーダとを接続する第1のリード線と、前
記縮径部から突出して前記摺接部に一端が摺接する導電
体からなるブラシ部材と、該ブラシ部材に接続されると
共に前記穿孔に挿通されて前記取付部材の外部に導出さ
れた第2のリード線とが備えられている。
【0016】請求項1記載の超音波モータ装置では、ロ
ータの回転時であっても回転することのないセンタボル
トとステータの後端に形成され、センタボルトとステー
タの後端部分を貫通する穿孔及び別の穿孔の内部をリー
ド線が挿通するもので、ロータの回転の影響を全く受け
ることなく、しかも最短距離でエンコーダに接続された
リード線を超音波モータの取り付けられている取付部材
から外部に導出することができる。また、ステータの後
端に形成された縮径部を介して超音波モータと取付部材
が接続されているので、超音波モータの振動に影響され
ずに超音波モータと取付部材を強固に固定できる。
【0017】請求項2記載の超音波モータ装置では、回
転する回転部材に沿ってリード線を配設するものの、回
転部材の回転に伴って生じるリード線の不足分を巻取器
からリード線が引き出ることで補い、また、リード線の
過剰分を巻取器がリード線を巻き取り収容することで吸
収するので、常に適当な長さのリード線を維持すること
ができる。また、ステータの後端に形成された縮径部を
介して超音波モータと取付部材が接続されているので、
超音波モータの振動に影響されずに超音波モータと取付
部材を強固に固定できる。
【0018】請求項3記載の超音波モータ装置では、回
転部材とともに回転し、エンコーダからの電気信号が伝
送されるリング状の摺接部と、超音波モータ装置の外部
に導出するリード線とを摺接部に接触し続けるブラシ部
材で接続するもので回転部材の回転の影響を受けること
なく、常時エンコーダからの電気信号を超音波モータ装
置の外部にまで伝送し続けることができる。また、ステ
ータの後端に形成された縮径部を介して超音波モータと
取付部材が接続されているので、超音波モータの振動に
影響されずに超音波モータと取付部材を強固に固定でき
る。
【0019】
【実施例】〔実施例1〕実施例1の超音波モータ装置を
図1を参照して説明する。図1において、超音波モータ
40は円柱形状のステータ41と、リング状のロータ1
2で概略構成され、ステータ41は、ステータボトム4
4と第1圧電素子16とステータホルダ18と第2圧電
素子20とステータヘッド22とがセンタボルト52を
軸に連設されて構成されている。第1圧電素子16はス
テータ41の周方向に振動する圧電素子であり、第2圧
電素子20はステータ41の軸方向に振動する圧電素子
である。
【0020】ロータ12はベアリング11を介してセン
タボルト52を軸としてステータ41と回転自在に連結
されている。さらに、センタボルト52に螺合したナッ
ト27で係止されたばね部材26の弾発力によって、ロ
ータ12はステータヘッド22の端面(摺接面)に圧接
している。
【0021】さらに、ステータ41の後端であるステー
タボトム44には縮径部42と取付端部38が形成され
ている。取付端部38の端面は取付部材46に接着固定
されている。また、縮径部42の径はステータボトム4
4よりも小径とされ、取付端部38の径は、縮径部42
よりも大径とされている。ステータ41の取付部材46
への支持固定は接着の他にも、ねじ留め等の各種手段を
用いても良い。また、縮径部42ないし取付端部38は
ステータボトム44と一体に形成されたものであること
の他、ステータ41の中心を抜出したセンタボルト52
と一体に形成されてなるものであってもよい。
【0022】超音波モータ40は円筒状の回転部材50
内に配置されている。回転部材50はベアリング48に
て取付部材46に回転自在に支持されている。さらに、
ロータ12と回転部材50の間には連結部材54が介在
している。連結部材54はロータ12の回転駆動力を回
転部材50に伝達するもので、ロータ12と回転部材5
0は一体に連動するようになっている。連結部材54に
はドーナツ形状のゴム部材の他、金属製のスポークやド
ーナツ状板等、ロータ12と回転部材50を連動させる
ものであればどのようなものであっても良い。
【0023】図1に示すように、超音波モータ40を取
付部材46に支持固定するのに、ステータボトム44に
縮径部42を形成した上でステータ41の端面を固定す
る方法であれば、超音波モータ40の振動の節に形成し
たフランジによる固定法によらずとも、超音波モータ4
0の振動に悪影響を及ぼすことなく、超音波モータ40
を取付部材46に強固に固定することができる。従来、
図4から明らかなように、フランジ32による固定方法
であっては、フランジ32を固定するために、取付部材
34をフランジ32の位置にまで延出する必要があった
が、本実施例のように、フランジによらない固定方法で
あれば、取付部材46をフランジが形成されるべき位置
(超音波モータ76の振動の節)にまで延出する必要が
なく、取付部材46の小型化が可能となる。尤も、これ
は一実施例であって、本発明の超音波モータ装置はフラ
ンジを用いる固定方法によるものであっても構わない。
【0024】超音波モータ40のばね部材26よりも先
方にはエンコーダ56が設けられている。エンコーダ5
6は回転部材50とエンコーダ取付部材58を介して連
結されており、エンコーダ56は回転部材50の回転数
を検出する。エンコーダ56には光学式または磁気式等
の各種ロータリーエンコーダを用いることができる。
【0025】超音波モータ40の中心部を軸方向に貫通
するセンタボルト52には、さらにその軸方向に貫通す
る穿孔60が形成されている。縮径部42及び取付端部
38、さらに取付部材46にも穿孔60と連続する別の
穿孔62,64が形成されている。エンコーダ56と接
続しているリード線66は、穿孔60,62,64に挿
通され、取付部材46の外方に導出し、エンコーダ回路
装置(図示略)と接続している。
【0026】上記構成の超音波モータ40においては、
両圧電素子16,20に交流電圧を印加し、それぞれの
超音波振動を組み合わせることにより、ステータ41の
摺接面をリサージュ図形を描くように運動させて、その
摺接面に押圧触しているロータ12が一定方向に連続し
て回転するようになっている。
【0027】そして、上記構成の超音波モータ装置であ
れば、超音波モータ40が駆動することによって、ロー
タ12が回転し、ロータ12に連動して回転部材50が
回転すると、その回転数がエンコーダ56で検出され
る。エンコーダ56で検出した回転数情報は電気信号と
してリード線66を伝わって外部のエンコーダ回路装置
にリアルタイムで伝送される。従って、本実施例の超音
波モータ装置であれば、エンコーダ回路装置は得られた
超音波モータ装置の回転数情報を超音波モータのドライ
ブ回路装置に伝送し、これをフィードバックすることが
できるので、常時、適正な回転を生じさせるように超音
波モータ40を制御することができる。
【0028】また、エンコーダ56からのリード線66
は、ロータ12の回転に遮られることなく容易最短距
離で超音波モータ40の取り付けられている側の取付部
46から外部に引き出すことができるので、リード線
66の長さを短くすることができると共に、超音波モー
タ40を組み付ける際の作業性が格段に向上する。
【0029】また、エンコーダ56と接続されているリ
ード線66を通す別の穿孔64と、超音波モータ40を
駆動するために両圧電素子16,20に接続されている
リード線(図示略)を通す穿孔を共用することができる
ので、製造ないし取付工程を簡易化することができ、コ
ストダウンを達成することもできる。さらにまた、エン
コーダと接続されているリード線66と、超音波モータ
40を駆動するためのリード線とをまとめたり、束ねる
ことができるので、このことからも製造ないし取付工程
を簡易化することができ、コストダウンを達成すること
ができる。
【0030】〔実施例2〕実施例2の超音波モータ装置
を図2を参照して説明する。図2に示した超音波モータ
76も実施例1で示した超音波モータ40と同様に、円
柱形状のステータ41と、リング状のロータ12で概略
構成され、ステータ41は、ステータボトム44と第1
圧電素子16とステータホルダ18と第2圧電素子20
とステータヘッド22とがセンタボルト30を軸に連設
されて構成されている。第1圧電素子16はステータ4
1の周方向に振動する圧電素子であり、第2圧電素子2
0はステータ41の軸方向に振動する圧電素子である。
【0031】ロータ12はベアリング(図示略)を介し
てセンタボルト30を軸としてステータ41と回転自在
に連結されている。また、センタボルト30に螺合した
ナット27で係止されたばね部材26の弾発力によっ
て、ロータ12はステータヘッド22の端面(摺接面)
に圧接している。
【0032】さらに、ステータ41の後端であるステー
タボトム44には縮径部42と取付端部38が形成さ
れ、取付端部38の端面が取付部材46に接着固定され
ている。また、縮径部42の径はステータボトム44よ
りも小径とされ、取付端部38の径は、縮径部42より
も大径とされている。ステータ41の取付部材46への
支持固定は接着の他にも、ねじ留め等の各種手段を用い
ても良い。また、縮径部42ないし取付端部38はステ
ータボトム44と一体に形成されたものであることの
他、ステータ41の中心を抜出したセンタボルト30と
一体に形成されてなるものであってもよい。
【0033】超音波モータ40は円筒状の回転部材50
内に配置されている。回転部材50はベアリング48に
て取付部材46に回転自在に支持されている。さらに、
ロータ12と回転部材50の間には連結部材78が介在
している。連結部材78はロータ12の回転駆動力を回
転部材50に伝達するもので、ロータ12と回転部材5
0は一体に連動するようになっている。連結部材78に
はドーナツ形状のゴム部材等を使用できる。尚、ロータ
12の外周面には嵌装穴13,13が形成され、嵌装穴
13にゴム部材の内周面に形成された突起(図示略)が
差し込められ、ゴム部材とロータ12が滑らないように
することができる。また、連結部材78はドーナツ形状
のゴム部材に限られるものではなく、金属製のスポーク
やドーナツ状板を介在させてロータ12と回転部材50
を連動させるもの等、ロータ12の回転駆動力を回転部
材50に伝達するものであればどのようなものであって
も良い。
【0034】また、図2に示すように、超音波モータ7
6を取付部材46に支持固定するのに、ステータボトム
44に縮径部42を形成した上でステータ41の端面を
固定する方法であれば、超音波モータ76の振動の節に
形成したフランジによる固定法によらずとも、超音波モ
ータ76の振動に悪影響を及ぼすことなく、超音波モー
タ76を取付部材46に強固に固定することができる。
従来、図4から明らかなように、フランジ32による固
定方法であっては、フランジ32を固定するために、取
付部材34をフランジ32の位置にまで延出する必要が
あったが、本実施例のように、フランジによらない固定
方法であれば、取付部材46をフランジが形成されるべ
き位置(超音波モータ76の振動の節)にまで延出する
必要がなく、取付部材46の小型化が可能となる。尤
も、これは一実施例であって、本発明の超音波モータ装
置はフランジを用いる固定方法によるものであっても構
わない。但し、その際には、第1リード線68を通すた
めの孔をフランジに形成しなけらばならない。
【0035】超音波モータ76のばね部材26よりも先
方にはエンコーダ56が設けられている。エンコーダ5
6は回転部材50とエンコーダ取付部材58を介して連
結されており、エンコーダ56は回転部材50の回転数
を検出する。エンコーダ56には光学式または磁気式等
の各種ロータリーエンコーダを用いることができる。
【0036】ステータ41の縮径部42には、第2リー
ド線70の巻回されている巻取器74が設けられてい
る。巻取器74は円板状で、その中心を貫通する縮径部
42を軸に回転し、回転することにより、第2リード線
70を巻き取り、収容し、またはその巻き取る際の回転
に対し逆回転することで第2リード線70を引き出すこ
とのできるものである。第2リード線70にはフレキシ
ブルプリント配線基板(Flexible PrintedCirciuts:F
PC)を使用することができる。エンコーダ56に接続
している第1リード線68は回転部材50に貼着され
て、連結部材78の外周縁に穿設された孔を挿通し、第
2リード線70の一端と接続している。第2リード線7
0の他端には第3リード線72が接続されており、第3
リード線72は取付端部38に形成された穿孔62及び
取付部材46に形成された穿孔64内を通り、取付部材
46の外方に導出し、エンコーダ回路装置(図示略)と
接続している。
【0037】この構成の超音波モータ装置においては、
超音波モータ76の両圧電素子16,20に交流電圧を
印加し、それぞれの超音波振動を組み合わせることによ
り、ステータ41の摺接面をリサージュ図形を描くよう
に運動させて、その摺接面に押圧触しているロータ12
が一定方向に連続して回転するようになっている。そし
て、超音波モータ76が駆動し、ロータ12が回転する
ことによって、回転部材50がロータ12に連動して回
転する。
【0038】巻取器74は回転部材50の回転に伴い、
巻取器74に巻回されている第2リード線70を引き出
したり、または巻取器74から引き出ていた第2リード
線70を巻き取る。即ち、回転部材50の回転方向によ
って第2リード線70は巻取器74から引き出たり、ま
たは巻き取られる。従って、第1リード線68が回転部
材50に、または第3リード線72が取付部材46に固
定されていても、回転部材50の回転に伴うリード線の
不足分または過剰分は第2リード線70で吸収され、常
に適当な長さのリード線が保たれる。
【0039】図2に示す超音波モータ装置は特にロール
スクリーンやブラインドの巻上げ装置として好適に使用
されるもので、回転部材50の一方向への回転数はある
程度限定されており、第2リード線70は予め予想され
る長さ分だけ巻取器74に巻回しておけば良い。実際
上、ロールスクリーンやブラインドの巻上げ装置として
使用する場合、巻取器74の第2リード線70を巻き取
る容量に問題は生じないものである。
【0040】また、回転部材50が回転すると、その回
転数がエンコーダ56で検出される。エンコーダ56で
検出した回転数情報は電気信号として第1リード線6
8、第1リード線68と接続している第2リード線7
0、第2リード線70と接続している第3リード線72
を経て外部のエンコーダ回路装置に伝送される。
【0041】従って、実施例2の超音波モータ装置であ
れば、常時、回転部材50もしくはロータ12の回転数
を検出し、かつ回転数情報を超音波モータ装置の外部の
エンコーダ回路装置にリアルタイムで伝送することが可
能であるので、回転数を超音波モータ76にフィードバ
ックする等の制御をすることもできる。
【0042】実施例2の超音波モータ装置であれば、エ
ンコーダ56からのリード線(第1リード線68,第2
リード線70,第3リード線72)はロータ12の回転
に遮られることなく、容易超音波モータ76の取り付
けられている側の取付部材46から外部に引き出すこと
ができるので、超音波モータ40を組み付ける際の作業
性が格段に向上する。
【0043】また、エンコーダ56の信号を伝送する第
3リード線72を通す穿孔62,64と、超音波モータ
を駆動するために両圧電素子16,20に接続されてい
るリード線(図示略)を通す穿孔を共用することができ
るので、製造ないし取付工程を簡易化することができ、
コストダウンを達成することもできる。さらにまた、エ
ンコーダと接続されているリード線と、超音波モータを
駆動するためのリード線とをまとめたり、束ねることが
できるので、このことからも製造ないし取付工程を簡易
化することができ、コストダウンを達成することができ
る。
【0044】尚、実施例2ではステータ41に縮径部4
2を形成し、その縮径部42に巻取器74を設けたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、巻取器74は
ロータ12と共に回転せず、固定されている部材に形成
されていれば良い。しかしながら、図2から明らかな通
り、縮径部42に巻取器74が設けられることで、巻取
器74を設けるために回転部材50の径を大きくする必
要がなく、超音波モータ装置の小型化を図ることができ
る。
【0045】尚、本実施例ではエンコーダとエンコーダ
回路装置を接続するリード線を第1リード線68と第2
リード線70と第3リード線72の3本のリード線を接
続することで構成したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、例えば、1本のリード線をその一端をエンコ
ーダ56に接続し、さらにそのリード線を回転部材50
に沿って這わせ、巻取器74で巻き取らせ、穿孔62,
64を通して超音波モータ装置の外部に導出して1本で
構成するものであっても勿論良い。
【0046】〔実施例3〕実施例3の超音波モータ装置
を図3を参照して説明する。図3に示した超音波モータ
80も、実施例1で示した超音波モータ40と同様に、
円柱形状のステータ41と、リング状のロータ12で概
略構成され、ステータ41は、ステータボトム44と第
1圧電素子16とステータホルダ18と第2圧電素子2
0とステータヘッド22とがセンタボルト30を軸とし
て連設されて構成されている。第1圧電素子16はステ
ータ41の周方向に振動する圧電素子であり、第2圧電
素子20はステータ41の軸方向に振動する圧電素子で
ある。
【0047】ロータ12はベアリング(図示略)を介し
てセンタボルト30を軸としてステータ41と回転自在
に連結されている。また、センタボルト30に螺合した
ナット27で係止されたばね部材26の弾発力によっ
て、ロータ12はステータヘッド22の端面(摺接面)
に圧接している。
【0048】さらに、ステータ41の後端であるステー
タボトム44には縮径部42と取付端部38が形成さ
れ、取付端部38の端面が取付部材46に接着固定され
ている。また、縮径部42の径はステータボトム44よ
りも小径とされ、取付端部38の径は、縮径部42より
も大径とされている。ステータ41の取付部材46への
支持固定は接着の他にも、ねじ留め等の各種手段を用い
ても良い。また、縮径部42ないし取付端部38はステ
ータボトム44と一体に形成されたものであることの
他、ステータ41の中心を抜出したセンタボルト52と
一体に形成されてなるものであってもよい。
【0049】超音波モータ80は円筒状の回転部材50
内に配置されている。回転部材50はベアリング48に
て取付部材46に回転自在に支持されている。さらに、
ロータ12と回転部材50の間には連結部材78が介在
している。連結部材78はロータ12の回転駆動力を回
転部材50に伝達するもので、ロータ12と回転部材5
0は一体に連動するようになっている。連結部材78に
はドーナツ形状のゴム部材等を適用することができる。
尚、ロータ12の外周面には嵌装穴13,13が形成さ
れ、嵌装穴13にゴム部材の内周面に形成された突起
(図示略)が差し込められ、ゴム部材とロータ12が滑
らないようにすることができる。また、連結部材78は
ドーナツ形状のゴム部材に限定されるものではなく、金
属製のスポークやドーナツ状板を介在させてロータ12
と回転部材50を連動させるもの等、ロータ12の回転
駆動力を回転部材50に伝達するものであればどのよう
なものであっても良い。
【0050】また、図3に示すように、超音波モータ4
0を取付部材46に支持固定するのに、ステータボトム
44に縮径部42を形成した上でステータ41の端面を
固定する方法であれば、超音波モータ80の振動の節に
形成したフランジによる固定法によらずとも、超音波モ
ータ80の振動に悪影響を及ぼすことなく、超音波モー
タ80を取付部材46に強固に固定することができる。
従来、図4から明らかなように、フランジ32による固
定方法であっては、フランジ32を固定するために、取
付部材34をフランジ32の位置にまで延出する必要が
あったが、本実施例のように、フランジによらない固定
方法であれば、取付部材46をフランジが形成されるべ
き位置(超音波モータ80の振動の節)にまで延出する
必要がなく、取付部材46の小型化が可能となる。尤
も、これは一実施例であって、本発明の超音波モータ装
置はフランジを用いる固定方法によるものであっても構
わない。但し、その際には、第1リード線82を通すた
めの孔をフランジに形成しなけらばならない。
【0051】超音波モータ80のばね部材26よりも先
方にはエンコーダ56が設けられている。エンコーダ5
6は回転部材50とエンコーダ取付部材58を介して連
結されており、エンコーダ56は回転部材50の回転数
を検出する。エンコーダ56には光学式または磁気式等
の各種ロータリーエンコーダを用いることができる。
【0052】エンコーダ56には第1リード線82が接
続され、第1リード線82は連結部材78の外周縁に穿
設された孔を挿通し、摺接部84と接続している。摺接
部84は導電体からなるリング形状のもので、回転部材
50の内側面に固定されている。縮径部42にはブラシ
部材86が形成されている。ブラシ部材86は縮径部4
2に固定されて摺接部84と接し、回転部材50に連動
して摺接部84が回転すると、ブラシ部材86の先端部
は摺接部84を摺動する。ブラシ部材86は導電体で構
成され、例えば、りん青銅等を適用できる。
【0053】実施例3の構成の超音波モータ装置におい
ては、超音波モータ80の両圧電素子16,20に交流
電圧を印加し、それぞれの超音波振動を組み合わせるこ
とにより、ステータ41の摺接面をリサージュ図形を描
くように運動させて、その摺接面に押圧触しているロー
タ12が一定方向に連続して回転するようになってい
る。
【0054】そして、超音波モータ80が駆動し、ロー
タ12が回転すると、ロータ12に連動して回転部材5
0が回転する。回転部材50が回転すると、その回転数
がエンコーダ56で検出される。エンコーダ56で検出
された回転数情報は電気信号として第1リード線82を
伝わり、摺動部84に伝送される。さらに電気信号は摺
動部84から、摺動部84に接触しているブラシ部材8
6と、ブラシ部材86に接続されている第2リード線8
8を経て取付部材46の外方に導かれ、エンコーダ回路
装置(図示略)に伝送される。
【0055】従って、本実施例の超音波モータ装置であ
れば、常時、回転部材50もしくはロータ12の回転数
を検出し、かつ検出した回転数情報をリアルタイムで超
音波モータのドライブ装置にフィードバックすることが
できるので、常時、適正な回転を生じさせるように超音
波モータ80を制御することができる。また、エンコー
ダ56からの信号を伝送するリード線は、ロータ12の
回転に遮られることなく、容易超音波モータ40の取
り付けられている取付部材46から外部に引き出すこと
ができる。従って、リード線の長さを短くすることがで
きると共に、超音波モータ40を組み付ける際の作業性
が格段に向上する。
【0056】また、エンコーダと接続されている第2リ
ード線88を通す穿孔62,64と、超音波モータを駆
動するために両圧電素子16,20に接続されているリ
ード線(図示略)を通す穿孔を共用することができるの
で、製造ないし取付工程を簡易化することができ、コス
トダウンを達成することもできる。さらにまた、エンコ
ーダと接続されているリード線と、超音波モータを駆動
するためのリード線とをまとめたり、束ねることができ
るので、このことからも製造ないし取付工程を簡易化す
ることができ、コストダウンを達成することができる。
【0057】尚、本実施例ではステータ41に縮径部4
2を形成し、その縮径部42にブラシ部材86を形成し
たものであるが、本発明はこれに限定されるものではな
く、ブラシ部材86はロータ12と共に回転せず、固定
されている部材に形成されていれば良い。しかしなが
ら、図3から明らかな通り、縮径部42にブラシ部材8
6が形成されることで、ブラシ部材86を形成するため
に回転部材50の径を大きくする必要がなく、超音波モ
ータ装置の小型化を図ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の超音波モータ装置は、超音波モ
ータの先方に設けられて、超音波モータのロータと連動
する回転部材の回転数を検出するエンコーダに接続され
ているリード線を、 (1)請求項1記載の発明では、超音波モータのセンタ
ボルト及びステータの後端を貫通する穿孔及び別の穿孔
に挿通させて、超音波モータ装置の外部にそのリード線
を導出したものであって、ロータの回転の影響を受ける
ことなく、リード線を取付部材から導出することができ
る。 (2)請求項2記載の発明では、回転部材に沿って配設
し、巻取器にて巻回させた後に超音波モータ装置の外部
にそのリード線を導出したものであって、回転部材の回
転によって生じるリード線の不足分または過剰分を巻取
器で吸収し、常に適当なリード線の長さを保つことので
きるものである。 (3)請求項3記載の発明では、回転部材に沿って配設
し、その先端に摺接部を形成し、その摺接部と超音波モ
ータ装置の外部に導出するリード線とをブラシ部材で接
続したもので、ロータの回転の影響を受けることなく、
絶えずエンコーダからの電気信号が超音波モータ装置の
外部に伝送することのできるものである。
【0059】従って、請求項1〜3のいずれの超音波モ
ータ装置であっても、超音波モータが駆動することによ
って、ロータが回転し、ロータに連動して回転部材が回
転すると、その回転数がエンコーダで検出され、エンコ
ーダで検出した回転数情報は電気信号としてリード線
(請求項3記載の超音波モータ装置では、ブラシ部材を
介して)を伝わって外部にリアルタイムで伝送される。
従って、回転数情報を超音波モータのドライブ回路装置
に伝送し、これをフィードバックすることができるの
で、常時、適正な回転を生じさせるように超音波モータ
を制御することができる。
【0060】そして、エンコーダからのリード線は、ロ
ータの回転に遮られることなく容易超音波モータの取
り付けられている側の取付部材から外部に引き出すこと
ができるので、リード線の長さを短くすることができる
と共に、超音波モータを組み付ける際の作業性が格段に
向上する。特に、請求項1記載の超音波モータ装置であ
っては、リード線を最短距離で外部に引き出すことがで
きる。
【0061】また、エンコーダと接続されているリード
線を通す穿孔と、超音波モータを駆動するために両圧電
素子に接続されているリード線を通す穿孔を共用するこ
とができるので、製造ないし取付工程を簡易化すること
ができ、コストダウンを達成することもできる。さらに
また、エンコーダと接続されているリード線と、超音波
モータを駆動するためのリード線とをまとめたり、束ね
ることができるので、このことからも製造ないし取付工
程を簡易化することができ、コストダウンを達成するこ
とができる。更に、本発明の超音波モータ装置において
は、ステータの後端に形成された縮径部を介して超音波
モータと取付部材が接続されているので、超音波モータ
の振動に影響されずに超音波モータと取付部材を強固に
固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の超音波モータ装置の側断面図であ
る。
【図2】実施例2の超音波モータ装置の側面図である。
【図3】実施例3の超音波モータ装置の側面図である。
【図4】従来例の超音波モータ装置の側面図である。
【符号の説明】
10 超音波モータ 12 ロータ 16 第1圧電素子 20 第2圧電素子 24 ステータ 30 センタボルト 34 取付部材 36 回転部材 38 取付端部 40 超音波モータ 41 ステータ42 縮径部 46 取付部材 50 回転部材 52 センタボルト 56 エンコーダ 60 穿孔 62 穿孔(別の穿孔) 64 穿孔(別の穿孔) 66 リード線 68 第1リード線 70 第2リード線 72 第3リード線 74 巻取器 76 超音波モータ 80 超音波モータ 82 第1リード線 84 摺接部 86 ブラシ部材 88 第2リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 利男 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)発明者 木村 洋一 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−101681(JP,A) 特開 昭62−208886(JP,A) 特開 平2−193575(JP,A) 特開 平3−289375(JP,A) 特開 昭61−15546(JP,A) 特開 平4−91671(JP,A) 特開 平4−91673(JP,A) 特開 平4−145881(JP,A) 実開 平2−104992(JP,U) 実開 昭62−54560(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02N 2/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形状のステータの先端側に、該ステ
    ータの周方向に振動する第1の圧電素子と、該ステータ
    の軸方向に振動する第2の圧電素子とが組み込まれ、該
    ステータを軸方向に貫通するセンタボルトに回転自在に
    軸支されてステータの先端側に押圧されるロータを具備
    してなる超音波モータと、前記ステータの後端に取り付
    けられた取付部材と、前記超音波モータを内部に収納し
    て前記取付部材に回転自在に支持されて前記ロータと連
    動する円筒状の回転部材と、前記超音波モータの先方に
    設けられて前記回転部材の回転数を検出するエンコーダ
    が備えられ、 前記ステータの後端に、前記ステータより小径な縮径部
    と、該縮径部より大径であって前記取付部材に接合され
    る取付端部とが形成され、 前記センタボルトを軸方向に貫通する穿孔と、前記縮径
    部と前記取付端部と前記取付部材を貫通して前記穿孔に
    連通する別の穿孔とが形成され、 前記エンコーダに接続されると共に前記穿孔及び前記別
    の穿孔に挿通されて前記取付部材の外方に導出されたリ
    ード線が備えられた ことを特徴とする超音波モータ装
    置。
  2. 【請求項2】 円柱形状のステータの先端側に、該ステ
    ータの周方向に振動する第1の圧電素子と、該ステータ
    の軸方向に振動する第2の圧電素子とが組み込まれ、該
    ステータを軸方向に貫通するセンタボルトに回転自在に
    軸支されてステータの先端側に押圧されるロータを具備
    してなる超音波モータと、前記ステータの後端に取り付
    けられた取付部材と、前記超音波モータを内部に収納し
    て前記取付部材に回転自在に支持されて前記ロータと連
    動する円筒状の回転部材と、前記超音波モータの先方に
    設けられて前記回転部材の回転数を検出するエンコーダ
    が備えられ、 前記ステータの後端に、前記ステータより小径な縮径部
    と、該縮径部より大径であって前記取付部材に接合され
    る取付端部とが形成されると共に、前記取付端部及び前
    記取付部材を貫通する穿孔が形成され、前記縮径部に巻
    取器が回転自在に設けられ、 前記エンコーダに接続されて前記巻取器に至るまでに前
    記回転部材に沿って配 設されると共に前記巻取器に巻取
    られ、更に前記穿孔に挿通されて前記取付部材の外部に
    導出されたリード線が備えられた ことを特徴とする超音
    波モータ装置。
  3. 【請求項3】 円柱形状のステータの先端側に、該ステ
    ータの周方向に振動する第1の圧電素子と、該ステータ
    の軸方向に振動する第2の圧電素子とが組み込まれ、該
    ステータを軸方向に貫通するセンタボルトに回転自在に
    軸支されてステータの先端側に押圧されるロータを具備
    してなる超音波モータと、前記ステータの後端に取り付
    けられた取付部材と、前記超音波モータを内部に収納し
    て前記取付部材に回転自在に支持されて前記ロータと連
    動する円筒状の回転部材と、前記超音波モータの先方に
    設けられて前記回転部材の回転数を検出するエンコーダ
    が備えられ、 前記ステータの後端に、前記ステータより小径な縮径部
    と、該縮径部より大径であって前記取付部材に接合され
    る取付端部とが形成されると共に、前記縮径部の一部と
    前記取付端部と前記取付部材を貫通する穿孔が形成さ
    れ、 前記回転部材の内側面に形成されたリング状の摺接部と
    前記エンコーダを接続する第1のリード線と、前記
    径部から突出して前記摺接部に一端が摺接する導電体か
    らなるブラシ部材と、該ブラシ部材に接続されると共に
    前記穿孔に挿通されて前記取付部材の外部に導出された
    第2のリード線とを備えてなることを特徴とする超音波
    モータ装置。
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