JP2882796B2 - 空気入りタイヤのトレッドパターン構造 - Google Patents
空気入りタイヤのトレッドパターン構造Info
- Publication number
- JP2882796B2 JP2882796B2 JP62334826A JP33482687A JP2882796B2 JP 2882796 B2 JP2882796 B2 JP 2882796B2 JP 62334826 A JP62334826 A JP 62334826A JP 33482687 A JP33482687 A JP 33482687A JP 2882796 B2 JP2882796 B2 JP 2882796B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pitch
- circumferential
- ribs
- elements
- noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0318—Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、空気入りタイヤのトレッドパターン構造
に関する。 従来の技術 従来、空気入りタイヤが発生する騒音を低減させるた
めに種々の提案がなされており、例えば、トレットパタ
ーンのピッチを周方向に変化させたものが知られてい
る。このものは、タイヤ赤道面を境界として左右に配置
された2本の周方向リブに、複数種類、例えばA、B、
C3種類のピッチ群を同一周方向に一定順序で、例えば周
方向にA、B、C、B、A、B、C……の順序で配置し
たものであり、各ピッチ群を同一ピッチ長さである複数
のピッチ要素、例えばブロックから構成したものであ
る。また、このものは、加硫モールドの製作を容易にす
るため、前記左右の周方向リブのピッチ配列を完全同
一、即ちいずれの周方向位置においても同一種類のピッ
チ要素が対向するようにしている。そして、前述のよう
にトレッドパターンのピッチ配列を変化させると、各ピ
ッチ要素が路面に踏み込みあるいは跳り出す際に発生す
る打撃音の時間間隔が変化し、これによりパターン騒音
が相当程度低減されるのである。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、近年、車両が高級化し、また道路も良
路化するに従い、車両の居住性能に対する欲求が高くな
り、従来の騒音低減効果では満足できなくなってきた。 問題点を解決するための手段 このため、本発明者は鋭意研究を重ね、騒音を確実、
容易に低下させることができる空気入りタイヤのトレッ
ドパターン構造を発明した。このものは、複数種類のピ
ッチ群を同一周方向に一定順序で配置して構成した複数
本の周方向リブを備え、各ピッチ群を同一ピッチ長さで
ある複数のピッチ要素から構成した空気入りタイヤのト
レッドパターン構造において、隣接する2つの周方向リ
ブにおける前記ピッチ要素の配列を完全同一とするとと
もに、これら2つの周方向リブ間にいずれかのピッチ長
さの1倍以上の周方向位相差を設けることにより、これ
ら2つの周方向リブにおいて種類の異なるピッチ要素が
対向する領域を周方向に互いに離して複数個所設けるよ
うにしたものである。 作用 この発明では、隣接する2つの周方向リブにおける前
記ピッチ要素の配列を完全同一とするとともに、これら
2つの周方向リブ間にいずれかのピッチ長さの1倍以上
の周方向位相差を設けることにより、これら2つの周方
向リブにおいて種類の異なるピッチ要素が対向、例え
ば、Aピッチ群のピッチ要素とBピッチ群のピッチ要素
とが対向、する領域を、周方向に互いに離して複数個所
設けるようにしている。この結果、前記対向する領域で
は走行時にピッチ要素が発生する打撃音の時間間隔、周
波数が隣接するリブで異なることになり、騒音の周波数
が広く分散してホワイトノイズ化するのである。また、
隣接する2つの周方向リブにおいて同時に接地するピッ
チ要素が周方向に所定量だけずれていると、これら両ピ
ッチ要素から発生する打撃音がほぼ逆位相となって互い
に打ち消し合い、騒音の音圧レベルが低下する。このこ
とから騒音音圧レベルの低下を図るには、前述のように
同時に発生する打撃音がほぼ逆位相の関係となるピッチ
要素の数を多くすることが効果的であるが、この発明で
は、前述のように2つの周方向リブの間にいずれかのピ
ッチ長さの1倍以上の周方向位相差が設けられているも
のの、これらの両リブのピッチ要素の配列は完全同一、
即ち、両リブのピッチ群の種類数、周方向の配置順序、
各ピッチ長さ、各ピッチ群を構成するピッチ要素数はい
ずれも同一であるため、両リブにおいて同時に接地する
ピッチ要素の間にある程度の規則性が存在して、これら
ピッチ要素間の周方向ずれ量を各ピッチ要素について比
較的容易に求めることができ、これにより、同時に発生
する打撃音がほぼ逆位相のピッチ要素の数が多くなる、
即ち騒音音圧レベルを効果的に低下させることができる
周方向位相差の値を容易に求めることができる。 実施例 以下、この発明の第1実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図はこの発明を適用した空気入りタイヤ1のトレ
ッド部2の展開図である。同図において、3はタイヤ赤
道面であり、このタイヤ赤道面3の左側および右側のト
レッド部2には周方向に延びる左側リブ4および右側リ
ブ5が設けられている。これら左、右側リブ4、5は共
に複数種類のピッチ群、この実施例ではA、B、Cと3
種類のピッチ群を同一周方向に一定順序で配置、この実
施例ではA、B、C、B、A、B、C、B、A、B、
C、Bの順序で配置して構成している。なお、この実施
例においてはピッチ群を3種類としたが、騒音低減のた
めにはピッチ群を3種類以上にすることが好ましい。そ
して、各ピッチ群A、B、Cは同一ピッチ長さである複
数のピッチ要素から構成されている。即ち、ピッチ群A
はピッチ長さPa(任意のピッチ要素aの基準点から次の
ピッチ要素aの基準点に対応する点までの距離)が同一
のピッチ要素a、例えばブロックを複数個集合して構成
しているが、第1、2、3番目に現われるピッチ群Aは
それぞれ構成するピッチ要素aの数が異なり、右側リブ
5においては、第1番目は5個、第2番目は8個、第3
番目は9個である。また、ピッチ群Bはピッチ長さPbが
同一のピッチ要素bを複数個集合して構成しており、右
側リブ5において、第1、2、3、4、5、6番目に表
われるピッチ群Bのピッチ要素bの数はそれぞれ5、
2、3、5、5、2個である。さらに、ピッチ群Cはピ
ッチ長さPcが同一のピッチ要素cを複数個集合して構成
しており、右側リブ5において、第1、2、3番目に表
われるピッチ群Cのピッチ要素cの数はそれぞれ8、
6、8個である。そして、これらのピッチ要素a、b、
cのピッチ長さPa、Pb、Pcの比は、この実施例では8.5:
10:11.5であり、各リブ4、5におけるピッチ要素a、
b、cの合計数はそれぞれ22個で互いに等しい。ここで
前記左、右側リブ4、5間には周方向の位相差Sが存
在、この実施例では左側リブ4に比較して右側リブ5が
ピッチ長さPaの2.7倍だけ遅相しているが、これら左、
右側リブ4、5を構成するピッチ要素の配列は完全同
一、即ち、両リブ4、5のピッチ群の種類数、周方向の
配置順序、各ピッチ長さ、各ピッチ群を構成するピッチ
要素数は同一である。このように左、右側リブ4、5間
に周方向位相差Sが存在すると、隣接する左、右側リブ
4、5において種類の異なる、即ちピッチ長さの異なる
ピッチ要素同士が対向する領域Rが発生する。即ち、ピ
ッチ要素aとピッチ要素bとが対向、ピッチ要素aとピ
ッチ要素cとが対向またはピッチ要素bとピッチ要素c
とが対向する領域Rが発生するのである。このような対
向領域Rは、隣接する周方向リブのピッチ要素の配列が
完全同一であるとき、周方向位相差Sがいずれかのピッ
チ長さの1倍以上であれば、複数個所周方向に互いに離
れて生じる。この実施例では対向領域Rは10個所生じて
いるが、各対向領域Rの周方向長さは図中に示してあ
る。なお、このような対向領域Rは6個所以上生じてい
ることが好ましく、10〜12個所生じていることがさらに
好ましい。 前述のような空気入りタイヤ1を走行させると、ピッ
チ要素a、b、cが路面を叩き打撃音を発生させるが、
3種類のピッチ群A、B、Cを一定順序で配置しピッチ
配列を変化させているので、打撃音の時間間隔が変化し
パターン騒音が相当程度低減される。しかも、同一構成
の左、右側リブ4、5間に周方向の位相差Sを設けるこ
とにより、左、右側リブ4、5において種類の異なるピ
ッチ要素a、b、cが対向する領域Rを、周方向に互い
に離して複数個所設けたので、該対向領域Rでは前記打
撃音の時間間隔、周波数がリブ4、5毎に異なり、騒音
の周波数が広く分散して騒音がホワイトノイズ化するの
である。また、前記左、右側リブ4、5において同時に
接地するピッチ要素が周方向に所定量だけずれている
と、これら両ピッチ要素から発生する打撃音がほぼ逆位
相となって互いに打ち消し合い、騒音の音圧レベルが低
下する。このことから騒音音圧レベルの低下を図るに
は、前述のように同時に発生する打撃音がほぼ逆位相の
関係となるピッチ要素の数を多くすることが効果的であ
るが、この実施例では、前述のように左、右側リブ4、
5の間にピッチ長さPaの2.7倍の周方向位相差Sを設け
ているものの、これら両リブ4、5のピッチ要素の配列
は前述のように完全同一であるため、両リブ4、5にお
いて同時に接地するピッチ要素の間にある程度の規則性
が存在して、これらピッチ要素間の周方向ずれ量を各ピ
ッチ要素について比較的容易に求めることができ、これ
により、同時に発生する打撃音がほぼ逆位相のピッチ要
素の数が多くなる、即ち騒音音圧レベルを効果的に低下
させることができる周方向位相差Sの値を容易に求める
ことができるのである。 第2図はこの発明の第2実施例を示す図である。この
実施例においては、各ピッチ群A、B、Cを構成するピ
ッチ要素a、b、cの数を第1実施例と異ならしめ、こ
れにより各リブ4、5におけるピッチ要素a、b、cの
合計数の比を1:1.5:1とするとともに、両リブ4、5間
の周方向位相差Sをピッチ長さPaの3.9倍としている。
このようにすると、対向領域Rの数は10となる。 第3図はこの発明の第3実施例を示す図である。この
実施例では、各リブ4、5におけるピッチ要素a、b、
cの合計数の比を1:2:1とし、両リブ4、5間の周方向
位相差Sをピッチ長さPaの2.7倍としている。このよう
にすると、対向領域Rの数は10となる。 第4図はこの発明の第4実施例を示す図である。この
実施例では、左側リブ4におけるピッチ要素a、b、c
の合計数の比を1:1:1にするとともに、右側リブ5にお
けるピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:1.5:1に
し、両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPaの
1.5倍としている。このようにすると、対向領域Rの数
は11となる。 第5図はこの発明の第5実施例を示す図である。この
実施例では、左側リブ4におけるピッチ要素a、b、c
の合計数の比を1:1.5:1にするとともに、右側リブ5に
おけるピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:2:1に
し、両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPaの
2.7倍としている。このようにすると、対向領域Rの数
は10となる。 第6図はこの発明の第6実施例を示す図である。この
実施例では、左側リブ4におけるピッチ要素a、b、c
の合計数の比を1:1:1にするとともに、右側リブ5にお
けるピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:2:1にし、
両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPaの2.7
倍としている。このようにすると、対向領域Rの数は11
となる。 第7図はこの発明の第7実施例を示す図である。この
実施例は左側リブ4におけるピッチ要素a、b、cの合
計数の比を1:1:1にするとともに、右側リブ5における
ピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:2:1にし、さら
に、左側リブ4を右側リブ5より遅相させるとともに、
これら両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPa
の1.3倍としている。このようにすると、対向領域Rの
数は12となる。 次に、第1の騒音試験について説明する。この試験に
おいては、各ピッチ要素の形状が第8図に示すような比
較タイヤ1、2および本発明を適用した供試タイヤを準
備したが、前記供試タイヤは前記第3実施例で説明した
パターン形状のタイヤ(周方向位相差Sが2.7Pa)であ
り、一方、比較タイヤ1は、前記供試タイヤの周方向位
相差Sを零とした、即ち左、右側リブはいずれの位置で
も同一種類のピッチ要素が対向したパターン形状のタイ
ヤであり、比較タイヤ2は前記供試タイヤの周方向位相
差Sをピッチ長さPaの0.5倍としたパターン形状のタイ
ヤである。このようなパターン形状のタイヤに対してそ
れぞれシミュレーションを行ない、各タイヤが発生する
騒音を求めたが、その結果を第9図に示す。同図から本
発明を適用した供試タイヤは、ピーク騒音が低減して音
圧レベルが全体的に平坦となり、ホワイトノイズ化して
いることが理解できる。 次に、第2の騒音試験について説明する。この試験に
おいては、前述した比較タイヤ2(周方向位相差Sが0.
5Pa)および供試タイヤ(周方向位相差Sが2.7Pa)を準
備し、各タイヤをドラム上で回転させてその騒音を測定
した。測定結果を第10図に示すが、同図から明らかなよ
うに、供試タイヤは比較タイヤ2より全速度範囲におい
て騒音が低下している。また、このような両タイヤを実
車に装着してフィーリングテストを行なったところ、供
試タイヤの方がばらけた音に聞こえ、騒音がホワイトノ
イズ化しているとともに、全体的に音圧レベルも低下し
ていた。なお、この試験に使用したタイヤのサイズは20
5/65R15であった。 なお、前述の実施例においては、ピッチ群の種類を3
種類としたが、この発明においては2種類または4種類
以上としてもよい。また、前述の実施例においては、ピ
ッチ群をA、B、C、B、A、B、C、B、A、B、
C、Bの順序で配置したが、この配置順序はどのような
ものでもよい。さらに、前述の実施例においては、トレ
ッド部2に2本の周方向リブ、即ち左、右側リブ4、5
を設けたが、この発明においては、トレッド部2に3本
以上の周方向リブを設けてもよい。また、前述の実施例
においては、隣接する左、右側リブ4、5に周方向位相
差Sを設けることにより、対向領域Rを複数個所設ける
ようにしたが、この発明においては、隣接する周方向リ
ブ同士で、ピッチ群の種類、種類数を変えることによ
り、ピッチ群の配置順序を変えることにより、各ピッチ
群を構成するピッチ要素の数を変えることにより、また
は、これらを組み合わせることにより、対向領域Rを複
数個所設けるようにしてもよい。 発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、パターン騒
音を確実、容易に低減させることができる。
に関する。 従来の技術 従来、空気入りタイヤが発生する騒音を低減させるた
めに種々の提案がなされており、例えば、トレットパタ
ーンのピッチを周方向に変化させたものが知られてい
る。このものは、タイヤ赤道面を境界として左右に配置
された2本の周方向リブに、複数種類、例えばA、B、
C3種類のピッチ群を同一周方向に一定順序で、例えば周
方向にA、B、C、B、A、B、C……の順序で配置し
たものであり、各ピッチ群を同一ピッチ長さである複数
のピッチ要素、例えばブロックから構成したものであ
る。また、このものは、加硫モールドの製作を容易にす
るため、前記左右の周方向リブのピッチ配列を完全同
一、即ちいずれの周方向位置においても同一種類のピッ
チ要素が対向するようにしている。そして、前述のよう
にトレッドパターンのピッチ配列を変化させると、各ピ
ッチ要素が路面に踏み込みあるいは跳り出す際に発生す
る打撃音の時間間隔が変化し、これによりパターン騒音
が相当程度低減されるのである。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、近年、車両が高級化し、また道路も良
路化するに従い、車両の居住性能に対する欲求が高くな
り、従来の騒音低減効果では満足できなくなってきた。 問題点を解決するための手段 このため、本発明者は鋭意研究を重ね、騒音を確実、
容易に低下させることができる空気入りタイヤのトレッ
ドパターン構造を発明した。このものは、複数種類のピ
ッチ群を同一周方向に一定順序で配置して構成した複数
本の周方向リブを備え、各ピッチ群を同一ピッチ長さで
ある複数のピッチ要素から構成した空気入りタイヤのト
レッドパターン構造において、隣接する2つの周方向リ
ブにおける前記ピッチ要素の配列を完全同一とするとと
もに、これら2つの周方向リブ間にいずれかのピッチ長
さの1倍以上の周方向位相差を設けることにより、これ
ら2つの周方向リブにおいて種類の異なるピッチ要素が
対向する領域を周方向に互いに離して複数個所設けるよ
うにしたものである。 作用 この発明では、隣接する2つの周方向リブにおける前
記ピッチ要素の配列を完全同一とするとともに、これら
2つの周方向リブ間にいずれかのピッチ長さの1倍以上
の周方向位相差を設けることにより、これら2つの周方
向リブにおいて種類の異なるピッチ要素が対向、例え
ば、Aピッチ群のピッチ要素とBピッチ群のピッチ要素
とが対向、する領域を、周方向に互いに離して複数個所
設けるようにしている。この結果、前記対向する領域で
は走行時にピッチ要素が発生する打撃音の時間間隔、周
波数が隣接するリブで異なることになり、騒音の周波数
が広く分散してホワイトノイズ化するのである。また、
隣接する2つの周方向リブにおいて同時に接地するピッ
チ要素が周方向に所定量だけずれていると、これら両ピ
ッチ要素から発生する打撃音がほぼ逆位相となって互い
に打ち消し合い、騒音の音圧レベルが低下する。このこ
とから騒音音圧レベルの低下を図るには、前述のように
同時に発生する打撃音がほぼ逆位相の関係となるピッチ
要素の数を多くすることが効果的であるが、この発明で
は、前述のように2つの周方向リブの間にいずれかのピ
ッチ長さの1倍以上の周方向位相差が設けられているも
のの、これらの両リブのピッチ要素の配列は完全同一、
即ち、両リブのピッチ群の種類数、周方向の配置順序、
各ピッチ長さ、各ピッチ群を構成するピッチ要素数はい
ずれも同一であるため、両リブにおいて同時に接地する
ピッチ要素の間にある程度の規則性が存在して、これら
ピッチ要素間の周方向ずれ量を各ピッチ要素について比
較的容易に求めることができ、これにより、同時に発生
する打撃音がほぼ逆位相のピッチ要素の数が多くなる、
即ち騒音音圧レベルを効果的に低下させることができる
周方向位相差の値を容易に求めることができる。 実施例 以下、この発明の第1実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図はこの発明を適用した空気入りタイヤ1のトレ
ッド部2の展開図である。同図において、3はタイヤ赤
道面であり、このタイヤ赤道面3の左側および右側のト
レッド部2には周方向に延びる左側リブ4および右側リ
ブ5が設けられている。これら左、右側リブ4、5は共
に複数種類のピッチ群、この実施例ではA、B、Cと3
種類のピッチ群を同一周方向に一定順序で配置、この実
施例ではA、B、C、B、A、B、C、B、A、B、
C、Bの順序で配置して構成している。なお、この実施
例においてはピッチ群を3種類としたが、騒音低減のた
めにはピッチ群を3種類以上にすることが好ましい。そ
して、各ピッチ群A、B、Cは同一ピッチ長さである複
数のピッチ要素から構成されている。即ち、ピッチ群A
はピッチ長さPa(任意のピッチ要素aの基準点から次の
ピッチ要素aの基準点に対応する点までの距離)が同一
のピッチ要素a、例えばブロックを複数個集合して構成
しているが、第1、2、3番目に現われるピッチ群Aは
それぞれ構成するピッチ要素aの数が異なり、右側リブ
5においては、第1番目は5個、第2番目は8個、第3
番目は9個である。また、ピッチ群Bはピッチ長さPbが
同一のピッチ要素bを複数個集合して構成しており、右
側リブ5において、第1、2、3、4、5、6番目に表
われるピッチ群Bのピッチ要素bの数はそれぞれ5、
2、3、5、5、2個である。さらに、ピッチ群Cはピ
ッチ長さPcが同一のピッチ要素cを複数個集合して構成
しており、右側リブ5において、第1、2、3番目に表
われるピッチ群Cのピッチ要素cの数はそれぞれ8、
6、8個である。そして、これらのピッチ要素a、b、
cのピッチ長さPa、Pb、Pcの比は、この実施例では8.5:
10:11.5であり、各リブ4、5におけるピッチ要素a、
b、cの合計数はそれぞれ22個で互いに等しい。ここで
前記左、右側リブ4、5間には周方向の位相差Sが存
在、この実施例では左側リブ4に比較して右側リブ5が
ピッチ長さPaの2.7倍だけ遅相しているが、これら左、
右側リブ4、5を構成するピッチ要素の配列は完全同
一、即ち、両リブ4、5のピッチ群の種類数、周方向の
配置順序、各ピッチ長さ、各ピッチ群を構成するピッチ
要素数は同一である。このように左、右側リブ4、5間
に周方向位相差Sが存在すると、隣接する左、右側リブ
4、5において種類の異なる、即ちピッチ長さの異なる
ピッチ要素同士が対向する領域Rが発生する。即ち、ピ
ッチ要素aとピッチ要素bとが対向、ピッチ要素aとピ
ッチ要素cとが対向またはピッチ要素bとピッチ要素c
とが対向する領域Rが発生するのである。このような対
向領域Rは、隣接する周方向リブのピッチ要素の配列が
完全同一であるとき、周方向位相差Sがいずれかのピッ
チ長さの1倍以上であれば、複数個所周方向に互いに離
れて生じる。この実施例では対向領域Rは10個所生じて
いるが、各対向領域Rの周方向長さは図中に示してあ
る。なお、このような対向領域Rは6個所以上生じてい
ることが好ましく、10〜12個所生じていることがさらに
好ましい。 前述のような空気入りタイヤ1を走行させると、ピッ
チ要素a、b、cが路面を叩き打撃音を発生させるが、
3種類のピッチ群A、B、Cを一定順序で配置しピッチ
配列を変化させているので、打撃音の時間間隔が変化し
パターン騒音が相当程度低減される。しかも、同一構成
の左、右側リブ4、5間に周方向の位相差Sを設けるこ
とにより、左、右側リブ4、5において種類の異なるピ
ッチ要素a、b、cが対向する領域Rを、周方向に互い
に離して複数個所設けたので、該対向領域Rでは前記打
撃音の時間間隔、周波数がリブ4、5毎に異なり、騒音
の周波数が広く分散して騒音がホワイトノイズ化するの
である。また、前記左、右側リブ4、5において同時に
接地するピッチ要素が周方向に所定量だけずれている
と、これら両ピッチ要素から発生する打撃音がほぼ逆位
相となって互いに打ち消し合い、騒音の音圧レベルが低
下する。このことから騒音音圧レベルの低下を図るに
は、前述のように同時に発生する打撃音がほぼ逆位相の
関係となるピッチ要素の数を多くすることが効果的であ
るが、この実施例では、前述のように左、右側リブ4、
5の間にピッチ長さPaの2.7倍の周方向位相差Sを設け
ているものの、これら両リブ4、5のピッチ要素の配列
は前述のように完全同一であるため、両リブ4、5にお
いて同時に接地するピッチ要素の間にある程度の規則性
が存在して、これらピッチ要素間の周方向ずれ量を各ピ
ッチ要素について比較的容易に求めることができ、これ
により、同時に発生する打撃音がほぼ逆位相のピッチ要
素の数が多くなる、即ち騒音音圧レベルを効果的に低下
させることができる周方向位相差Sの値を容易に求める
ことができるのである。 第2図はこの発明の第2実施例を示す図である。この
実施例においては、各ピッチ群A、B、Cを構成するピ
ッチ要素a、b、cの数を第1実施例と異ならしめ、こ
れにより各リブ4、5におけるピッチ要素a、b、cの
合計数の比を1:1.5:1とするとともに、両リブ4、5間
の周方向位相差Sをピッチ長さPaの3.9倍としている。
このようにすると、対向領域Rの数は10となる。 第3図はこの発明の第3実施例を示す図である。この
実施例では、各リブ4、5におけるピッチ要素a、b、
cの合計数の比を1:2:1とし、両リブ4、5間の周方向
位相差Sをピッチ長さPaの2.7倍としている。このよう
にすると、対向領域Rの数は10となる。 第4図はこの発明の第4実施例を示す図である。この
実施例では、左側リブ4におけるピッチ要素a、b、c
の合計数の比を1:1:1にするとともに、右側リブ5にお
けるピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:1.5:1に
し、両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPaの
1.5倍としている。このようにすると、対向領域Rの数
は11となる。 第5図はこの発明の第5実施例を示す図である。この
実施例では、左側リブ4におけるピッチ要素a、b、c
の合計数の比を1:1.5:1にするとともに、右側リブ5に
おけるピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:2:1に
し、両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPaの
2.7倍としている。このようにすると、対向領域Rの数
は10となる。 第6図はこの発明の第6実施例を示す図である。この
実施例では、左側リブ4におけるピッチ要素a、b、c
の合計数の比を1:1:1にするとともに、右側リブ5にお
けるピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:2:1にし、
両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPaの2.7
倍としている。このようにすると、対向領域Rの数は11
となる。 第7図はこの発明の第7実施例を示す図である。この
実施例は左側リブ4におけるピッチ要素a、b、cの合
計数の比を1:1:1にするとともに、右側リブ5における
ピッチ要素a、b、cの合計数の比を1:2:1にし、さら
に、左側リブ4を右側リブ5より遅相させるとともに、
これら両リブ4、5間の周方向位相差Sをピッチ長さPa
の1.3倍としている。このようにすると、対向領域Rの
数は12となる。 次に、第1の騒音試験について説明する。この試験に
おいては、各ピッチ要素の形状が第8図に示すような比
較タイヤ1、2および本発明を適用した供試タイヤを準
備したが、前記供試タイヤは前記第3実施例で説明した
パターン形状のタイヤ(周方向位相差Sが2.7Pa)であ
り、一方、比較タイヤ1は、前記供試タイヤの周方向位
相差Sを零とした、即ち左、右側リブはいずれの位置で
も同一種類のピッチ要素が対向したパターン形状のタイ
ヤであり、比較タイヤ2は前記供試タイヤの周方向位相
差Sをピッチ長さPaの0.5倍としたパターン形状のタイ
ヤである。このようなパターン形状のタイヤに対してそ
れぞれシミュレーションを行ない、各タイヤが発生する
騒音を求めたが、その結果を第9図に示す。同図から本
発明を適用した供試タイヤは、ピーク騒音が低減して音
圧レベルが全体的に平坦となり、ホワイトノイズ化して
いることが理解できる。 次に、第2の騒音試験について説明する。この試験に
おいては、前述した比較タイヤ2(周方向位相差Sが0.
5Pa)および供試タイヤ(周方向位相差Sが2.7Pa)を準
備し、各タイヤをドラム上で回転させてその騒音を測定
した。測定結果を第10図に示すが、同図から明らかなよ
うに、供試タイヤは比較タイヤ2より全速度範囲におい
て騒音が低下している。また、このような両タイヤを実
車に装着してフィーリングテストを行なったところ、供
試タイヤの方がばらけた音に聞こえ、騒音がホワイトノ
イズ化しているとともに、全体的に音圧レベルも低下し
ていた。なお、この試験に使用したタイヤのサイズは20
5/65R15であった。 なお、前述の実施例においては、ピッチ群の種類を3
種類としたが、この発明においては2種類または4種類
以上としてもよい。また、前述の実施例においては、ピ
ッチ群をA、B、C、B、A、B、C、B、A、B、
C、Bの順序で配置したが、この配置順序はどのような
ものでもよい。さらに、前述の実施例においては、トレ
ッド部2に2本の周方向リブ、即ち左、右側リブ4、5
を設けたが、この発明においては、トレッド部2に3本
以上の周方向リブを設けてもよい。また、前述の実施例
においては、隣接する左、右側リブ4、5に周方向位相
差Sを設けることにより、対向領域Rを複数個所設ける
ようにしたが、この発明においては、隣接する周方向リ
ブ同士で、ピッチ群の種類、種類数を変えることによ
り、ピッチ群の配置順序を変えることにより、各ピッチ
群を構成するピッチ要素の数を変えることにより、また
は、これらを組み合わせることにより、対向領域Rを複
数個所設けるようにしてもよい。 発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、パターン騒
音を確実、容易に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示すトレッド部の展開
図、第2図はこの発明の第2実施例を示すトレッド部の
展開図、第3図はこの発明の第3実施例を示すトレッド
部の展開図、第4図はこの発明の第4実施例を示すトレ
ッド部の展開図、第5図はこの発明の第5実施例を示す
トレッド部の展開図、第6図はこの発明の第6実施例を
示すトレッド部の展開図、第7図はこの発明の第7実施
例を示すトレッド部の展開図、第8図は騒音試験に使用
したタイヤのピッチ要素の形状を示す平面図、第9図は
騒音試験(シミュレーション試験)の結果を示すグラ
フ、第10図は騒音試験(ドラム試験)の結果を示すグラ
フである。 1……空気入りタイヤ、4、5……周方向リブ A、B、C……ピッチ群、Pa、Pb、Pc……ピッチ長さ a、b、c……ピッチ要素、R……対向する領域
図、第2図はこの発明の第2実施例を示すトレッド部の
展開図、第3図はこの発明の第3実施例を示すトレッド
部の展開図、第4図はこの発明の第4実施例を示すトレ
ッド部の展開図、第5図はこの発明の第5実施例を示す
トレッド部の展開図、第6図はこの発明の第6実施例を
示すトレッド部の展開図、第7図はこの発明の第7実施
例を示すトレッド部の展開図、第8図は騒音試験に使用
したタイヤのピッチ要素の形状を示す平面図、第9図は
騒音試験(シミュレーション試験)の結果を示すグラ
フ、第10図は騒音試験(ドラム試験)の結果を示すグラ
フである。 1……空気入りタイヤ、4、5……周方向リブ A、B、C……ピッチ群、Pa、Pb、Pc……ピッチ長さ a、b、c……ピッチ要素、R……対向する領域
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
B60C 11/03 - 11/12
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数種類のピッチ群を同一周方向に一定順序で配置
して構成した複数本の周方向リブを備え、各ピッチ群を
同一ピッチ長さである複数のピッチ要素から構成した空
気入りタイヤのトレッドパターン構造において、隣接す
る2つの周方向リブにおける前記ピッチ要素の配列を完
全同一とするとともに、これら2つの周方向リブ間にい
ずれかのピッチ長さの1倍以上の周方向位相差を設ける
ことにより、これら2つの周方向リブにおいて種類の異
なるピッチ要素が対向する領域を周方向に互いに離して
複数個所設けるようにしたことを特徴とする空気入りタ
イヤのトレッドパターン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62334826A JP2882796B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 空気入りタイヤのトレッドパターン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62334826A JP2882796B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 空気入りタイヤのトレッドパターン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178005A JPH01178005A (ja) | 1989-07-14 |
JP2882796B2 true JP2882796B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=18281647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62334826A Expired - Fee Related JP2882796B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 空気入りタイヤのトレッドパターン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882796B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2709184B2 (ja) * | 1990-09-14 | 1998-02-04 | オーツタイヤ株式会社 | タイヤのトレッドパターン構造 |
DE4332811C2 (de) * | 1993-09-27 | 1996-12-05 | Continental Ag | Profilierter Fahrzeugreifen und Verfahren zum Bemessen des optimalen Phasenversatzes zwischen nebeneinander angeordneten Laufflächenteilen |
AT401641B (de) * | 1993-12-16 | 1996-10-25 | Semperit Ag | Reifenlaufstreifen |
DE60234936D1 (de) | 2001-08-22 | 2010-02-11 | Bridgestone Americas Tire | Verfahren zur analyse von reifenprofilschrittfolgen basierend auf der variation der stollensteifigkeiten |
KR100987418B1 (ko) | 2002-11-01 | 2010-10-12 | 브리지스톤 어메리카스 타이어 오퍼레이션스, 엘엘씨 | 타이어 소음 피치 시퀀스 설계방법 |
KR100565974B1 (ko) * | 2003-01-23 | 2006-03-30 | 한국타이어 주식회사 | 공기입 타이어 |
CA2787953A1 (en) | 2010-01-27 | 2011-08-04 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire with noise-reducing tread pattern |
JP7097178B2 (ja) * | 2017-12-12 | 2022-07-07 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116108A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
US4721141A (en) * | 1986-05-21 | 1988-01-26 | The Goodyear Tire And Rubber Company | Asymmetrical tire pitching techniques |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62334826A patent/JP2882796B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178005A (ja) | 1989-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100308771B1 (ko) | 저소음 공기 타이어 트레드(pneumatictiretread)및 그 제조방법 | |
JP2882796B2 (ja) | 空気入りタイヤのトレッドパターン構造 | |
JPH04221207A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2886540B2 (ja) | 偏平空気入りラジアルタイヤ | |
JPH08188016A (ja) | モーターサイクル用タイヤ | |
JP2968664B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
JP3515278B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3168432B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2749879B2 (ja) | 非対称トレッドを備えた空気入りタイヤ | |
JPH07172110A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3471503B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2755995B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3029636B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2905256B2 (ja) | 高速走行用空気入りタイヤ | |
JPH03186403A (ja) | 氷雪路用空気入りタイヤ | |
JPH0476804B2 (ja) | ||
JP2973023B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3096924B2 (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
JPS63188505A (ja) | 低騒音空気入りタイヤ | |
JP2700812B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPS63141804A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPS61196807A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH0310909A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH01254407A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH04310407A (ja) | スタッドレスタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |