JP2882219B2 - 車両用差動制限制御装置 - Google Patents
車両用差動制限制御装置Info
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- differential
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、左右の車輪や前後の
車輪の差動回転を制限する差動制限装置に関し、特にそ
の差動制限力を制御する差動制限制御装置に関するもの
である。
車輪の差動回転を制限する差動制限装置に関し、特にそ
の差動制限力を制御する差動制限制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両の円滑な走行および旋回を行うため
に、左右輪や前後輪の差動回転を行わせる差動装置が使
用されていることは周知のとおりである。差動装置によ
って差動回転を行わせる必要のある車輪は駆動輪である
から、その差動制限を行った場合には、各車輪の駆動ト
ルクが変化し、車両の旋回性に影響を及ぼす。例えば、
後輪駆動車の旋回時に、左右輪の差動制限を強めれば、
旋回内輪による駆動作用が増大する一方、旋回外輪の制
動作用が強くなるから、ヨーを抑制する方向のモーメン
トが生じ、アンダーステア傾向が強くなる。
に、左右輪や前後輪の差動回転を行わせる差動装置が使
用されていることは周知のとおりである。差動装置によ
って差動回転を行わせる必要のある車輪は駆動輪である
から、その差動制限を行った場合には、各車輪の駆動ト
ルクが変化し、車両の旋回性に影響を及ぼす。例えば、
後輪駆動車の旋回時に、左右輪の差動制限を強めれば、
旋回内輪による駆動作用が増大する一方、旋回外輪の制
動作用が強くなるから、ヨーを抑制する方向のモーメン
トが生じ、アンダーステア傾向が強くなる。
【0003】このような差動制限に伴うステア特性の変
化を利用して車両の旋回性を向上させる装置が、特開昭
62−198522号公報に記載されている。この装置
は、実ヨーレートと目標ヨーレートとを比較し、実ヨー
レートが目標ヨーレートに一致するよう差動制限力を制
御するものであって、実ヨーレートが目標ヨーレートよ
り大きくなった場合には、差動制限力を高めてオーバー
ステア傾向を抑制することとしている。
化を利用して車両の旋回性を向上させる装置が、特開昭
62−198522号公報に記載されている。この装置
は、実ヨーレートと目標ヨーレートとを比較し、実ヨー
レートが目標ヨーレートに一致するよう差動制限力を制
御するものであって、実ヨーレートが目標ヨーレートよ
り大きくなった場合には、差動制限力を高めてオーバー
ステア傾向を抑制することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように左右輪
の差動制限力を高めた場合、一般的な傾向としてアンダ
ーステア傾向となるが、これは、旋回中に左右輪がある
程度以上のグリップ力を維持していることを条件として
成り立つ。すなわち旋回時の遠心力のために旋回内輪に
かかる荷重が小さくなったり、あるいは旋回内輪側の路
面μ(摩擦係数)が小さいなどの場合、差動制限を行う
ことによって旋回内輪がスリップし、それに伴って旋回
外輪の駆動トルクが大きくなるので、差動制限を行うこ
とによってオーバーステア傾向が強くなってしまう。
の差動制限力を高めた場合、一般的な傾向としてアンダ
ーステア傾向となるが、これは、旋回中に左右輪がある
程度以上のグリップ力を維持していることを条件として
成り立つ。すなわち旋回時の遠心力のために旋回内輪に
かかる荷重が小さくなったり、あるいは旋回内輪側の路
面μ(摩擦係数)が小さいなどの場合、差動制限を行う
ことによって旋回内輪がスリップし、それに伴って旋回
外輪の駆動トルクが大きくなるので、差動制限を行うこ
とによってオーバーステア傾向が強くなってしまう。
【0005】このような場合、上述した従来の装置で
は、差動制限を強めてしまうから、オーバーステア傾向
を抑制することができない。そこで旋回内輪がスリップ
して横力を失うような状態で実ヨーレートが目標ヨーレ
ートよりも大きくなった場合には、上述した装置とは反
対に、差動制限を弱めることが考えられる。しかしなが
ら差動制限を弱くすれば、グリップ力の充分にある外輪
に与えるトルクを下げることになるから、オーバーステ
ア傾向を抑えることができるものの、車両全体としての
駆動力が弱くなって加速性能が劣るものとなってしま
う。また差動制限を強めることにより、あるいは弱める
ことにより、オーバーステア傾向を一律に抑えるとすれ
ば、運転者がオーバーステア気味の走行を望んでアクセ
ル操作などを行っても、運転者の意図する走行を行うこ
とができなくなってしまう不都合がある。
は、差動制限を強めてしまうから、オーバーステア傾向
を抑制することができない。そこで旋回内輪がスリップ
して横力を失うような状態で実ヨーレートが目標ヨーレ
ートよりも大きくなった場合には、上述した装置とは反
対に、差動制限を弱めることが考えられる。しかしなが
ら差動制限を弱くすれば、グリップ力の充分にある外輪
に与えるトルクを下げることになるから、オーバーステ
ア傾向を抑えることができるものの、車両全体としての
駆動力が弱くなって加速性能が劣るものとなってしま
う。また差動制限を強めることにより、あるいは弱める
ことにより、オーバーステア傾向を一律に抑えるとすれ
ば、運転者がオーバーステア気味の走行を望んでアクセ
ル操作などを行っても、運転者の意図する走行を行うこ
とができなくなってしまう不都合がある。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、車両の走行安定性と運転者の意図する走行との両
立を図ることのできる差動制限装置を提供することを目
的とするものである。
ので、車両の走行安定性と運転者の意図する走行との両
立を図ることのできる差動制限装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、図1に示す構成としたことを特徴と
するものである。すなわちこの発明は、差動回転を制限
する差動制限装置1による差動制限力を、実ヨーレート
と目標ヨーレートとの偏差に基づいて制御する車両用差
動制限制御装置において、実ヨーレートと目標ヨーレー
トとの偏差を求めるヨーレート偏差検出手段2と、実ヨ
ーレートと目標ヨーレートとの偏差が所定の境界値以下
の場合には実ヨーレートが目標ヨーレートより大きいほ
ど差動制限力を大きくし、かつ実ヨーレートと目標ヨー
レートとの偏差が前記境界値より大きい場合には実ヨー
レートが目標ヨーレートより大きいほど差動制限力を小
さくする差動制限力決定手段3と、機関の出力の大きさ
を検出する機関出力検出手段4と、前記境界値を機関出
力に応じた値に設定する境界値設定手段5と、前記差動
制限力決定手段3で決定された差動制限力を達成するよ
う前記差動制限装置1に指示信号を出力する出力手段6
とを具備していることを特徴とするものである。
を達成するために、図1に示す構成としたことを特徴と
するものである。すなわちこの発明は、差動回転を制限
する差動制限装置1による差動制限力を、実ヨーレート
と目標ヨーレートとの偏差に基づいて制御する車両用差
動制限制御装置において、実ヨーレートと目標ヨーレー
トとの偏差を求めるヨーレート偏差検出手段2と、実ヨ
ーレートと目標ヨーレートとの偏差が所定の境界値以下
の場合には実ヨーレートが目標ヨーレートより大きいほ
ど差動制限力を大きくし、かつ実ヨーレートと目標ヨー
レートとの偏差が前記境界値より大きい場合には実ヨー
レートが目標ヨーレートより大きいほど差動制限力を小
さくする差動制限力決定手段3と、機関の出力の大きさ
を検出する機関出力検出手段4と、前記境界値を機関出
力に応じた値に設定する境界値設定手段5と、前記差動
制限力決定手段3で決定された差動制限力を達成するよ
う前記差動制限装置1に指示信号を出力する出力手段6
とを具備していることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明における差動制限力は、ヨーレート偏
差に基づいて差動制限力決定手段3によって決定され
る。すなわち実際に生じている実ヨーレートと車速や舵
角等に基づいて求まる目標ヨーレートとの偏差が、ヨー
レート偏差検出手段2によって求められ、その偏差が所
定の境界値以下であれば、実ヨーレートが目標ヨーレー
トより大きいほど差動制限力は大きい値に決定される。
これとは反対にヨーレート偏差が境界値より大きい場合
には、実ヨーレートが目標ヨーレートより大きいほど差
動制限力は小さい値に決定される。そして前記境界値
は、機関出力検出手段4によって検出された機関出力に
応じた値、例えばスロットル開度に応じて大きくなる値
に基づいて境界値設定手段5によって設定される。そし
て差動制限力決定手段3によって決定された差動制限力
を達成するよう出力手段6が差動制限装置1に指示信号
を出力する。
差に基づいて差動制限力決定手段3によって決定され
る。すなわち実際に生じている実ヨーレートと車速や舵
角等に基づいて求まる目標ヨーレートとの偏差が、ヨー
レート偏差検出手段2によって求められ、その偏差が所
定の境界値以下であれば、実ヨーレートが目標ヨーレー
トより大きいほど差動制限力は大きい値に決定される。
これとは反対にヨーレート偏差が境界値より大きい場合
には、実ヨーレートが目標ヨーレートより大きいほど差
動制限力は小さい値に決定される。そして前記境界値
は、機関出力検出手段4によって検出された機関出力に
応じた値、例えばスロットル開度に応じて大きくなる値
に基づいて境界値設定手段5によって設定される。そし
て差動制限力決定手段3によって決定された差動制限力
を達成するよう出力手段6が差動制限装置1に指示信号
を出力する。
【0009】ヨーレート偏差は旋回初期よりも旋回後期
ほど大きくなるのが一般的な傾向であり、したがってこ
の発明の装置では、アクセルペダルを踏み込んでスロッ
トル開度を大きくしてあれば、境界値が大きくなるの
で、ヨーレート偏差がかなり大きくなるまで境界値を越
えず、そのため旋回後期においても差動制限力を大きく
するから、運転者の意図するオーバーステア気味の加速
性のある走行を実現できる。これとは反対にスロットル
開度が小さいことに伴って境界値が小さい値であれば、
ヨーレート偏差がある程度大きくなると境界値を越えて
しまい、その結果、差動制限力を弱くするから、ヨーレ
ート偏差の大きくなる旋回後期において旋回外輪の駆動
トルクの増大が抑えられてアンダーステア傾向となる。
ほど大きくなるのが一般的な傾向であり、したがってこ
の発明の装置では、アクセルペダルを踏み込んでスロッ
トル開度を大きくしてあれば、境界値が大きくなるの
で、ヨーレート偏差がかなり大きくなるまで境界値を越
えず、そのため旋回後期においても差動制限力を大きく
するから、運転者の意図するオーバーステア気味の加速
性のある走行を実現できる。これとは反対にスロットル
開度が小さいことに伴って境界値が小さい値であれば、
ヨーレート偏差がある程度大きくなると境界値を越えて
しまい、その結果、差動制限力を弱くするから、ヨーレ
ート偏差の大きくなる旋回後期において旋回外輪の駆動
トルクの増大が抑えられてアンダーステア傾向となる。
【0010】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいてより具体
的に説明する。図2はこの発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、ここに示す例は、左右の後輪10,11を
フロント側に搭載したエンジン12によって駆動するF
R(フロントエンジン・リヤドライブ)車にこの発明を
適用した例であり、プロペラシャフト13は差動制限機
構を内蔵した差動装置14を介して、左右の後輪車軸1
5,16に連結されている。
的に説明する。図2はこの発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、ここに示す例は、左右の後輪10,11を
フロント側に搭載したエンジン12によって駆動するF
R(フロントエンジン・リヤドライブ)車にこの発明を
適用した例であり、プロペラシャフト13は差動制限機
構を内蔵した差動装置14を介して、左右の後輪車軸1
5,16に連結されている。
【0011】その差動装置14としては、従来知られて
いる差動装置を使用することができ、その一例を図示す
れば図3のとおりであって、プロペラシャフト13から
動力を伝達するためのリングギヤ17を取付けたデフケ
ース18の内部に、リングギヤ17の軸線に対して直交
する方向に軸線を向けて配置したピニオンギヤ19が保
持されており、さらにこのピニオンギヤ19に噛合する
左右一対のサイドギヤ(図では一方のサイドギヤのみを
示す)20が設けられている。このサイドギヤ20に
は、シャフト21の一端部がスプライン嵌合し、またそ
のシャフト21の他端部にはスリーブ22がスプライン
嵌合しており、さらにそのスリーブ22の外周部には、
複数の摩擦板23がスプライン嵌合している。
いる差動装置を使用することができ、その一例を図示す
れば図3のとおりであって、プロペラシャフト13から
動力を伝達するためのリングギヤ17を取付けたデフケ
ース18の内部に、リングギヤ17の軸線に対して直交
する方向に軸線を向けて配置したピニオンギヤ19が保
持されており、さらにこのピニオンギヤ19に噛合する
左右一対のサイドギヤ(図では一方のサイドギヤのみを
示す)20が設けられている。このサイドギヤ20に
は、シャフト21の一端部がスプライン嵌合し、またそ
のシャフト21の他端部にはスリーブ22がスプライン
嵌合しており、さらにそのスリーブ22の外周部には、
複数の摩擦板23がスプライン嵌合している。
【0012】一方、前記シャフト21の外周に伝達部材
24が相対回転自在に嵌合されており、その伝達部材2
4の一端部は、デフケース18にスプライン嵌合し、ま
た他方の端部は前記摩擦板23より大径の円筒状に形成
されるとともに、摩擦板23に対して交互に配列した他
の摩擦板25が、前記大径の円筒状部分の内周面にスプ
ライン嵌合されている。さらにこれらの摩擦板23,2
5と同一軸線上にピストン26が配置されており、その
ピストン26の背面側の油圧室27に差動制限油圧を供
給することにより、摩擦板23,25が押圧されて摩擦
接触し、その結果、デフケース18とサイドギヤ20と
の間でトルク伝達されて、差動制限が行われるようにな
っている。すなわちここに差動制限クラッチ28が形成
されている。
24が相対回転自在に嵌合されており、その伝達部材2
4の一端部は、デフケース18にスプライン嵌合し、ま
た他方の端部は前記摩擦板23より大径の円筒状に形成
されるとともに、摩擦板23に対して交互に配列した他
の摩擦板25が、前記大径の円筒状部分の内周面にスプ
ライン嵌合されている。さらにこれらの摩擦板23,2
5と同一軸線上にピストン26が配置されており、その
ピストン26の背面側の油圧室27に差動制限油圧を供
給することにより、摩擦板23,25が押圧されて摩擦
接触し、その結果、デフケース18とサイドギヤ20と
の間でトルク伝達されて、差動制限が行われるようにな
っている。すなわちここに差動制限クラッチ28が形成
されている。
【0013】上記の油圧室27に対して差動制限油圧を
給排するための油圧装置29と、その油圧を制御する油
圧制御装置30とが設けられている。図4は油圧装置2
9の主要部分を示しており、リザーバタンク31からオ
イルを汲み上げて加圧するポンプ32の吐出口にはリリ
ーフ弁33が接続されている。またこの吐出口には逆止
弁34を介して電流制御減圧弁35が接続され、さらに
逆止弁34と電流制御減圧弁35との間にアキュームレ
ータ36が接続されている。したがってリリーフ弁33
とアキュームレータ36とによって定まる一定油圧が電
流制御減圧弁35に供給されるようになっている。
給排するための油圧装置29と、その油圧を制御する油
圧制御装置30とが設けられている。図4は油圧装置2
9の主要部分を示しており、リザーバタンク31からオ
イルを汲み上げて加圧するポンプ32の吐出口にはリリ
ーフ弁33が接続されている。またこの吐出口には逆止
弁34を介して電流制御減圧弁35が接続され、さらに
逆止弁34と電流制御減圧弁35との間にアキュームレ
ータ36が接続されている。したがってリリーフ弁33
とアキュームレータ36とによって定まる一定油圧が電
流制御減圧弁35に供給されるようになっている。
【0014】電流制御減圧弁35は、電流値に応じて出
力圧を変えるものであって、電流値に比例して出力圧を
増大させるよう構成されており、その出力ポートが前記
油圧室27に接続されている。したがって差動制限クラ
ッチ28の付加油圧は制御電流Iに比例し、その特性の
一例を図示すれば図5のとおりである。また油圧制御装
置30は、この電流制御減圧弁35の電流を制御するも
のであって、中央演算処理装置(CPU)および記憶装
置(ROM,RAM)ならびに入出力インターフェース
を主体に構成されている。そして油圧制御装置30に
は、操舵角センサー37やヨーレートセンサー38、車
速センサー39、スロットル開度センサー40などが接
続されている。油圧制御装置30はこれらのセンサーな
どから入力されるデータに基づいて、設定するべき付加
油圧Pを演算し、その油圧Pとなる電流値をマップとし
て記憶してある図5の特性線から求めて、前述した電流
制御減圧弁35に出力するようになっている。
力圧を変えるものであって、電流値に比例して出力圧を
増大させるよう構成されており、その出力ポートが前記
油圧室27に接続されている。したがって差動制限クラ
ッチ28の付加油圧は制御電流Iに比例し、その特性の
一例を図示すれば図5のとおりである。また油圧制御装
置30は、この電流制御減圧弁35の電流を制御するも
のであって、中央演算処理装置(CPU)および記憶装
置(ROM,RAM)ならびに入出力インターフェース
を主体に構成されている。そして油圧制御装置30に
は、操舵角センサー37やヨーレートセンサー38、車
速センサー39、スロットル開度センサー40などが接
続されている。油圧制御装置30はこれらのセンサーな
どから入力されるデータに基づいて、設定するべき付加
油圧Pを演算し、その油圧Pとなる電流値をマップとし
て記憶してある図5の特性線から求めて、前述した電流
制御減圧弁35に出力するようになっている。
【0015】つぎに上述した装置の作用を図6のフロー
チャートに従って説明する。まず車速Vを読み込み(ス
テップ100)、その車速Vに応じた差動制限クラッチ
28への付加油圧Pをマップに基づいて決定する(ステ
ップ101)。そのマップの一例を示せば図7に示すと
おりであり、所定の車速までは付加油圧Pを一定圧と
し、それ以上の車速では、車速の増加に伴って低い油圧
とするよう設定されている。付加油圧Pの決定につづけ
て舵角δを読み込み(ステップ102)、その舵角δと
車速Vとから目標ヨーレートγ0 を算出する(ステップ
103)。この目標ヨーレートγ0 は、舵角δと車速V
との積として求めることができるが、これ以外に、スタ
ビリティファクターおよびホイールベースをも含む演算
式によって求めることができる。
チャートに従って説明する。まず車速Vを読み込み(ス
テップ100)、その車速Vに応じた差動制限クラッチ
28への付加油圧Pをマップに基づいて決定する(ステ
ップ101)。そのマップの一例を示せば図7に示すと
おりであり、所定の車速までは付加油圧Pを一定圧と
し、それ以上の車速では、車速の増加に伴って低い油圧
とするよう設定されている。付加油圧Pの決定につづけ
て舵角δを読み込み(ステップ102)、その舵角δと
車速Vとから目標ヨーレートγ0 を算出する(ステップ
103)。この目標ヨーレートγ0 は、舵角δと車速V
との積として求めることができるが、これ以外に、スタ
ビリティファクターおよびホイールベースをも含む演算
式によって求めることができる。
【0016】ステップ104では、実際に生じているヨ
ーレート(実ヨーレート)γを読み込み、この実ヨーレ
ートγと目標ヨーレートγ0 との偏差Δγを Δγ=(γ0 −γ)・γ の式で求める。なおここで、偏差Δγとして目標ヨーレ
ートγ0 と実ヨーレートγとの差と、実ヨーレートγと
の積を採っているのは次の理由による。すなわちヨーレ
ートは方向性のあるパラメータであるうえに、偏差Δγ
もアンダーステア傾向とオーバーステア傾向とを正
(+)、負(−)の符号で表すことになるから、上述の
ように積を採れば、左旋回時および右旋回時のいずれで
あっても、アンダーステア傾向のときは正の値になり、
また反対にオーバーステア傾向のときには負の値にな
る。
ーレート(実ヨーレート)γを読み込み、この実ヨーレ
ートγと目標ヨーレートγ0 との偏差Δγを Δγ=(γ0 −γ)・γ の式で求める。なおここで、偏差Δγとして目標ヨーレ
ートγ0 と実ヨーレートγとの差と、実ヨーレートγと
の積を採っているのは次の理由による。すなわちヨーレ
ートは方向性のあるパラメータであるうえに、偏差Δγ
もアンダーステア傾向とオーバーステア傾向とを正
(+)、負(−)の符号で表すことになるから、上述の
ように積を採れば、左旋回時および右旋回時のいずれで
あっても、アンダーステア傾向のときは正の値になり、
また反対にオーバーステア傾向のときには負の値にな
る。
【0017】つぎにスロットル開度θを読み込み(ステ
ップ106)、そのスロットル開度θに応じた境界値Δ
γmax と勾配値Kγとをマップから求める(ステップ1
07)。境界値Δγmax の値を決めているマップは図8
のとおりであり、所定のスロットル開度までは一定値と
され、それ以上のスロットル開度では、スロットル開度
の増大に応じて大きい値に設定されている。また勾配値
Kγは、後述する補正油圧Pγをヨーレート偏差Δγの
絶対値の増大に応じて低減制御する際の低下勾配を規定
するためのものであり、その値を決めているマップの一
例は図9のとおりである。すなわち所定のスロットル開
度まではスロットル開度の増大に伴って次第に小さい値
となり、所定以上のスロットル開度では“0”に設定さ
れている。
ップ106)、そのスロットル開度θに応じた境界値Δ
γmax と勾配値Kγとをマップから求める(ステップ1
07)。境界値Δγmax の値を決めているマップは図8
のとおりであり、所定のスロットル開度までは一定値と
され、それ以上のスロットル開度では、スロットル開度
の増大に応じて大きい値に設定されている。また勾配値
Kγは、後述する補正油圧Pγをヨーレート偏差Δγの
絶対値の増大に応じて低減制御する際の低下勾配を規定
するためのものであり、その値を決めているマップの一
例は図9のとおりである。すなわち所定のスロットル開
度まではスロットル開度の増大に伴って次第に小さい値
となり、所定以上のスロットル開度では“0”に設定さ
れている。
【0018】そして上記の境界値Δγmax と勾配値Kγ
とをパラメータとして含むマップに基づいて補正油圧P
γを求める(ステップ108)。この補正油圧Pγは、
図7に示す付加油圧Pに加えられる圧力であり、そのマ
ップの一例は、図10に示すように、横軸にヨーレート
偏差Δγをとり、縦軸に補正油圧Pγをとったものであ
り、ヨーレート偏差Δγが負の値となるオーバーステア
傾向の場合には、所定のヨーレート偏差までは補正油圧
Pγを“0”に設定し、それ以上のヨーレート偏差では
ヨーレート偏差Δγの増大に応じて補正油圧Pγを大き
くし、そしてヨーレート偏差Δγが境界値Δγmax を越
えた場合には、スロットル開度θに応じて決められた勾
配値Kγでヨーレート偏差Δγに応じて低くなるように
補正油圧Pγが設定されている。ステップ109では、
このようにして求められた補正油圧Pγを図7で求まる
付加油圧Pに加えた圧力を目標付加油圧Pとして採用
し、その圧力となる制御電流値Iを図5のマップから求
め(ステップ110)、その制御電流Iを出力する(ス
テップ111)。
とをパラメータとして含むマップに基づいて補正油圧P
γを求める(ステップ108)。この補正油圧Pγは、
図7に示す付加油圧Pに加えられる圧力であり、そのマ
ップの一例は、図10に示すように、横軸にヨーレート
偏差Δγをとり、縦軸に補正油圧Pγをとったものであ
り、ヨーレート偏差Δγが負の値となるオーバーステア
傾向の場合には、所定のヨーレート偏差までは補正油圧
Pγを“0”に設定し、それ以上のヨーレート偏差では
ヨーレート偏差Δγの増大に応じて補正油圧Pγを大き
くし、そしてヨーレート偏差Δγが境界値Δγmax を越
えた場合には、スロットル開度θに応じて決められた勾
配値Kγでヨーレート偏差Δγに応じて低くなるように
補正油圧Pγが設定されている。ステップ109では、
このようにして求められた補正油圧Pγを図7で求まる
付加油圧Pに加えた圧力を目標付加油圧Pとして採用
し、その圧力となる制御電流値Iを図5のマップから求
め(ステップ110)、その制御電流Iを出力する(ス
テップ111)。
【0019】したがって上述した装置では、実ヨーレー
トγが目標ヨーレートγ0 より大きくなるオーバーステ
ア傾向の場合、ヨーレート偏差Δγが境界値Δγmax 以
下であれば、ヨーレート偏差Δγの増大に応じて補正油
圧Pγが高くなり、その結果、差動制限クラッチ28に
供給される油圧が高くなって差動制限力が大きくなる。
すなわち旋回初期などのヨーレート偏差Δγが小さい状
態では、差動制限力がオーバーステア傾向の増大に応じ
て大きくなるから、ヨーを抑制するモーメントが大きく
なってオーバーステア傾向が弱められる。またヨーレー
ト偏差Δγが更に大きくなって境界値Δγmax を越えた
場合には、ヨーレート偏差Δγの増大に応じて補正油圧
Pγが勾配値Kγで低下し、その結果、ヨーレート偏差
Δγが大きくなるほど付加油圧Pすなわち差動制限力が
小さくなる。この状態では、旋回時の遠心力により旋回
内輪がスリップし易い状態になっているので、差動制限
力を弱くして旋回外輪の駆動トルクの増大を抑えること
により、オーバーステア傾向がアンダーステア傾向に是
正される。
トγが目標ヨーレートγ0 より大きくなるオーバーステ
ア傾向の場合、ヨーレート偏差Δγが境界値Δγmax 以
下であれば、ヨーレート偏差Δγの増大に応じて補正油
圧Pγが高くなり、その結果、差動制限クラッチ28に
供給される油圧が高くなって差動制限力が大きくなる。
すなわち旋回初期などのヨーレート偏差Δγが小さい状
態では、差動制限力がオーバーステア傾向の増大に応じ
て大きくなるから、ヨーを抑制するモーメントが大きく
なってオーバーステア傾向が弱められる。またヨーレー
ト偏差Δγが更に大きくなって境界値Δγmax を越えた
場合には、ヨーレート偏差Δγの増大に応じて補正油圧
Pγが勾配値Kγで低下し、その結果、ヨーレート偏差
Δγが大きくなるほど付加油圧Pすなわち差動制限力が
小さくなる。この状態では、旋回時の遠心力により旋回
内輪がスリップし易い状態になっているので、差動制限
力を弱くして旋回外輪の駆動トルクの増大を抑えること
により、オーバーステア傾向がアンダーステア傾向に是
正される。
【0020】そして上記の境界値Δγmax は、スロット
ル開度θの増大に応じて大きくなるよう設定されている
から、運転者がアクセルペダルを大きく踏み込んで高い
加速性およびオーバーステア傾向のステア特性の走行を
求めている場合には、前記境界値Δγmax が大きくなる
ことにより、オーバーステア傾向でしかもヨーレート偏
差Δγがかなり大きい状態であっても付加油圧Pを高く
して差動制限力を大きくするから、旋回外輪の駆動トル
クが大きくなって高い加速性を得ることができるととも
に、オーバーステア傾向の強い旋回性能を得ることがで
きる。またその場合、ヨーレート偏差Δγが境界値Δγ
max を越えても補正油圧Pγの低下勾配が、スロットル
開度θが大きいことにより小さい値になるから、差動制
限力を比較的大きい値に維持することになる。
ル開度θの増大に応じて大きくなるよう設定されている
から、運転者がアクセルペダルを大きく踏み込んで高い
加速性およびオーバーステア傾向のステア特性の走行を
求めている場合には、前記境界値Δγmax が大きくなる
ことにより、オーバーステア傾向でしかもヨーレート偏
差Δγがかなり大きい状態であっても付加油圧Pを高く
して差動制限力を大きくするから、旋回外輪の駆動トル
クが大きくなって高い加速性を得ることができるととも
に、オーバーステア傾向の強い旋回性能を得ることがで
きる。またその場合、ヨーレート偏差Δγが境界値Δγ
max を越えても補正油圧Pγの低下勾配が、スロットル
開度θが大きいことにより小さい値になるから、差動制
限力を比較的大きい値に維持することになる。
【0021】また反対にスロットル開度θが小さい場合
には、境界値Δγmax が小さい値であることにより、ヨ
ーレート偏差Δγが特に大きくならなくても境界値Δγ
maxを越えてしまい、旋回内輪がグリップ力を失うよう
なオーバーステア状態では、直ちに差動制限力を低くす
るので、オーバーステア傾向が抑制されて車両の安定性
が増す。
には、境界値Δγmax が小さい値であることにより、ヨ
ーレート偏差Δγが特に大きくならなくても境界値Δγ
maxを越えてしまい、旋回内輪がグリップ力を失うよう
なオーバーステア状態では、直ちに差動制限力を低くす
るので、オーバーステア傾向が抑制されて車両の安定性
が増す。
【0022】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものではないのであって、適用できる車両の駆動形式
や差動装置の構造などは、上記の実施例で示した構成以
外のものであってもよい。またヨーレート偏差に基づい
て補正油圧を求める替わりに、付加油圧をヨーレート偏
差に基づいて直接、求めることとしてもよい。さらにこ
の発明では、機関の出力の大きさをスロットル開度によ
らず吸気管負圧などの機関の出力に対応した他のパラメ
ータに基づいて検出することとしてもよい。
るものではないのであって、適用できる車両の駆動形式
や差動装置の構造などは、上記の実施例で示した構成以
外のものであってもよい。またヨーレート偏差に基づい
て補正油圧を求める替わりに、付加油圧をヨーレート偏
差に基づいて直接、求めることとしてもよい。さらにこ
の発明では、機関の出力の大きさをスロットル開度によ
らず吸気管負圧などの機関の出力に対応した他のパラメ
ータに基づいて検出することとしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の差動制限制御装置は、スロットル開度が大きい場合に
は、旋回の際のステア特性がオーバーステア傾向の強い
特性になっていても差動制限を強くするから、スロット
ル開度として現われている運転者の意図に従い加速性に
優れかつオーバーステア傾向を許容する走行を実現する
ことができる。またスロットル開度が小さい場合には、
境界値が小さい値になることにより、ヨーレート偏差が
比較的小さい状態であっても差動制限力を弱くしてオー
バーステア傾向を是正し、車両の安定性を確保できる。
このようにこの発明の装置によれば、車両の安定性を確
保しつつ、運転者の意図した走行を実現することができ
る。
の差動制限制御装置は、スロットル開度が大きい場合に
は、旋回の際のステア特性がオーバーステア傾向の強い
特性になっていても差動制限を強くするから、スロット
ル開度として現われている運転者の意図に従い加速性に
優れかつオーバーステア傾向を許容する走行を実現する
ことができる。またスロットル開度が小さい場合には、
境界値が小さい値になることにより、ヨーレート偏差が
比較的小さい状態であっても差動制限力を弱くしてオー
バーステア傾向を是正し、車両の安定性を確保できる。
このようにこの発明の装置によれば、車両の安定性を確
保しつつ、運転者の意図した走行を実現することができ
る。
【図1】この発明の基本的な構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明の一実施例を概略的に示すブロック図
である。
である。
【図3】差動装置の断面図である。
【図4】差動制限クラッチ圧を制御するための油圧回路
図である。
図である。
【図5】差動制限クラッチ油圧と制御電流との関係を示
すマップである。
すマップである。
【図6】差動制限クラッチ油圧を制御するためのルーチ
ンを示すフローチャートである。
ンを示すフローチャートである。
【図7】車速に基づいて付加油圧を求めるためのマップ
である。
である。
【図8】スロットル開度に基づいて境界値を求めるため
のマップである。
のマップである。
【図9】スロットル開度に基づいて車速に基づいて補正
油圧制御のための勾配値を求めるマップである。
油圧制御のための勾配値を求めるマップである。
【図10】ヨーレート偏差に基づいて補正油圧を求める
ためのマップである。
ためのマップである。
【符号の説明】 1 差動制限装置 2 ヨーレート偏差検出手段 3 差動制限力決定手段 4 機関出力検出手段 5 境界値設定手段 6 出力手段
Claims (1)
- 【請求項1】 差動回転を制限する差動制限装置による
差動制限力を、実ヨーレートと目標ヨーレートとの偏差
に基づいて制御する車両用差動制限制御装置において、 実ヨーレートと目標ヨーレートとの偏差を求めるヨーレ
ート偏差検出手段と、実ヨーレートと目標ヨーレートと
の偏差が所定の境界値以下の場合には実ヨーレートが目
標ヨーレートより大きいほど差動制限力を大きくし、か
つ実ヨーレートと目標ヨーレートとの偏差が前記境界値
より大きい場合には実ヨーレートが目標ヨーレートより
大きいほど差動制限力を小さくする差動制限力決定手段
と、機関の出力の大きさを検出する機関出力検出手段
と、前記境界値を機関出力に応じた値に設定する境界値
設定手段と、前記差動制限力決定手段で決定された差動
制限力を達成するよう前記差動制限装置に指示信号を出
力する出力手段とを具備していることを特徴とする車両
用差動制限制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32363692A JP2882219B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 車両用差動制限制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32363692A JP2882219B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 車両用差動制限制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144049A JPH06144049A (ja) | 1994-05-24 |
JP2882219B2 true JP2882219B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=18156940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32363692A Expired - Fee Related JP2882219B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 車両用差動制限制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882219B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9621620D0 (en) * | 1996-10-17 | 1996-12-11 | Intersurgical Ltd | Process for the manufacture of chemical absorbents,and novel chemical absorbent formulations |
JP5640581B2 (ja) * | 2010-09-03 | 2014-12-17 | 三菱自動車工業株式会社 | 差動制限機構の制御装置 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP32363692A patent/JP2882219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06144049A (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |