JP2882118B2 - ガス調理器 - Google Patents
ガス調理器Info
- Publication number
- JP2882118B2 JP2882118B2 JP24555091A JP24555091A JP2882118B2 JP 2882118 B2 JP2882118 B2 JP 2882118B2 JP 24555091 A JP24555091 A JP 24555091A JP 24555091 A JP24555091 A JP 24555091A JP 2882118 B2 JP2882118 B2 JP 2882118B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- burner
- catalyst
- catalyst layer
- cooked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Gas Burners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガステーブルに装着さ
れるグリルあるいは箱型調理器としてグリル、オーブン
に応用されるガス調理器に関するものである。
れるグリルあるいは箱型調理器としてグリル、オーブン
に応用されるガス調理器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のガス調理器は、たとえば
図３に示すように加熱室１の上下の中央部に被調理物２
を載置する焼き網３があり、加熱室１の天井部には上部
ガスバーナ４が装着され、下部の両側にはブンゼン火炎
を水平方向に形成する下部ガスバーナ５が装着され、こ
れらの各バーナで被調理物２の上下両面を同時に加熱す
る両面焼きグリルがある。
図３に示すように加熱室１の上下の中央部に被調理物２
を載置する焼き網３があり、加熱室１の天井部には上部
ガスバーナ４が装着され、下部の両側にはブンゼン火炎
を水平方向に形成する下部ガスバーナ５が装着され、こ
れらの各バーナで被調理物２の上下両面を同時に加熱す
る両面焼きグリルがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のガス調
理器では被調理物をブンゼン火炎だけで加熱するために
熱のエネルギーが被調理物の表面層に集中し易く、表面
がよく加熱調理される割には内部における火の通りはあ
まり良くなかった。そのために内部まで火の通りをよく
するためには火力を弱くし、小さな火炎で時間をかけて
調理する必要があった。特に、被調理物の体積が大きく
なるとその問題点が気になることであった。 したがっ
て、本発明は上記従来の問題点を鑑み、迅速に被調理物
を内部まで調理できるガス調理器の提供を可能にするた
めのものである。
理器では被調理物をブンゼン火炎だけで加熱するために
熱のエネルギーが被調理物の表面層に集中し易く、表面
がよく加熱調理される割には内部における火の通りはあ
まり良くなかった。そのために内部まで火の通りをよく
するためには火力を弱くし、小さな火炎で時間をかけて
調理する必要があった。特に、被調理物の体積が大きく
なるとその問題点が気になることであった。 したがっ
て、本発明は上記従来の問題点を鑑み、迅速に被調理物
を内部まで調理できるガス調理器の提供を可能にするた
めのものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒バーナ部
とガスバーナ部とを有することを特徴とするガス調理器
である。また、本発明は加熱室下部に設けたガスバーナ
部を先に点火し、触媒バーナ部の触媒層が所定の温度に
達したことを検知した後、触媒層に燃料と空気との予混
合気を供給し、触媒バーナ部を点火することを特徴とす
るガス調理器である。
とガスバーナ部とを有することを特徴とするガス調理器
である。また、本発明は加熱室下部に設けたガスバーナ
部を先に点火し、触媒バーナ部の触媒層が所定の温度に
達したことを検知した後、触媒層に燃料と空気との予混
合気を供給し、触媒バーナ部を点火することを特徴とす
るガス調理器である。
【０００５】
【作用】本発明は上記手段により、従来ガスバーナ部に
よる被調理物への加熱に加えて、触媒バーナ部からの輻
射加熱によっても被調理物を加熱することが可能とな
り、その結果ガスバーナ部（ブンゼン火炎）の火力をあ
まり弱めることなく被調理物の表面、内部とも好ましい
加熱状態へと導くことができ、調理時間の短縮化が可能
となる。
よる被調理物への加熱に加えて、触媒バーナ部からの輻
射加熱によっても被調理物を加熱することが可能とな
り、その結果ガスバーナ部（ブンゼン火炎）の火力をあ
まり弱めることなく被調理物の表面、内部とも好ましい
加熱状態へと導くことができ、調理時間の短縮化が可能
となる。
【０００６】この時触媒バーナ部の輻射を被調理物に効
果的に放射するために加熱室上部に触媒バーナ部を設
け、ガスバーナ部を加熱室下部に設ける。この構成とす
ることで着火時に触媒バーナ部の触媒層をガスバーナ部
で触媒が活性温度に達するまで充分予熱することがで
き、本発明によるガス調理器はガスバーナ部を先に点火
することで触媒バーナ部のための予熱バーナは不要とし
た。触媒バーナ部を点火させる時には、触媒バーナ部の
触媒層が充分な活性温度に予熱されているかどうかを熱
電対等で検知することが必要であり、検知後に触媒層へ
燃料と空気の予混合気を供給することで安定かつ燃焼特
性に優れた触媒燃焼を達成することができる。
果的に放射するために加熱室上部に触媒バーナ部を設
け、ガスバーナ部を加熱室下部に設ける。この構成とす
ることで着火時に触媒バーナ部の触媒層をガスバーナ部
で触媒が活性温度に達するまで充分予熱することがで
き、本発明によるガス調理器はガスバーナ部を先に点火
することで触媒バーナ部のための予熱バーナは不要とし
た。触媒バーナ部を点火させる時には、触媒バーナ部の
触媒層が充分な活性温度に予熱されているかどうかを熱
電対等で検知することが必要であり、検知後に触媒層へ
燃料と空気の予混合気を供給することで安定かつ燃焼特
性に優れた触媒燃焼を達成することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図１に本発明のガス調理器の全体構成を示
す正面断面図を示す。１は加熱室、２は被調理物、３は
焼き網、５はガスバーナ、６は触媒層であり、ハニカム
セラミックスあるいは耐熱無機繊維マットからなる触媒
層６の下部両側に燃料と空気との予混合気を吹き出すノ
ズル７が設けられている。
て説明する。図１に本発明のガス調理器の全体構成を示
す正面断面図を示す。１は加熱室、２は被調理物、３は
焼き網、５はガスバーナ、６は触媒層であり、ハニカム
セラミックスあるいは耐熱無機繊維マットからなる触媒
層６の下部両側に燃料と空気との予混合気を吹き出すノ
ズル７が設けられている。
【０００８】次に図２は本発明の一実施例におけるガス
調理器のシステム図である。ガスバーナ５の炎孔部に火
移りするように臨ませた種火バーナ８を設けて、種火バ
ーナ８には点火プラグ９と着火の有無を判断する着火検
知器１０が装着されている。また、触媒層６の下部に位
置するノズル７にはガス管１１から燃料ガスとファン１
２から空気が混合器１３に供給され、予混合された後触
媒層６に向けて斜め方向に吹き出される。触媒層６には
熱電対１４が設置され、触媒層６の温度がガスバーナ５
で充分な活性温度に達しているかを判断する。ガスは電
磁弁１５−ａ、１５−ｂ、１５−ｃを経てそれぞれ種火
バーナ８、ガスバーナ５、ノズル７へと供給される。さ
らに、１６は制御部であり、着火検知器１０、熱電対１
４等からの情報をもとに電磁弁１５−ａ、１５−ｂ、１
５−ｃあるいはファン１２に信号を送る。
調理器のシステム図である。ガスバーナ５の炎孔部に火
移りするように臨ませた種火バーナ８を設けて、種火バ
ーナ８には点火プラグ９と着火の有無を判断する着火検
知器１０が装着されている。また、触媒層６の下部に位
置するノズル７にはガス管１１から燃料ガスとファン１
２から空気が混合器１３に供給され、予混合された後触
媒層６に向けて斜め方向に吹き出される。触媒層６には
熱電対１４が設置され、触媒層６の温度がガスバーナ５
で充分な活性温度に達しているかを判断する。ガスは電
磁弁１５−ａ、１５−ｂ、１５−ｃを経てそれぞれ種火
バーナ８、ガスバーナ５、ノズル７へと供給される。さ
らに、１６は制御部であり、着火検知器１０、熱電対１
４等からの情報をもとに電磁弁１５−ａ、１５−ｂ、１
５−ｃあるいはファン１２に信号を送る。
【０００９】次に制御動作について説明する。まず点火
プラグ９が放電を開始し、電磁弁１５−ａを開き、種火
バーナ８にガスを供給して種火バーナ８を点火させる。
着火したことを着火検知器１０によって判断した後、点
火プラグ９の放電を停止させる。次にガスバーナ５用の
電磁弁１５−ｂを開き、ガスバーナ５に点火する。その
後、触媒層６の下表面部の温度上昇を待ち、充分な活性
温度に達したことを熱電対１４で判断した後、電磁弁１
５−ｃを開くとともにファン１２を始動させ、ノズル７
から燃料と空気との予混合気を触媒層６に送り触媒燃焼
を開始させる。
プラグ９が放電を開始し、電磁弁１５−ａを開き、種火
バーナ８にガスを供給して種火バーナ８を点火させる。
着火したことを着火検知器１０によって判断した後、点
火プラグ９の放電を停止させる。次にガスバーナ５用の
電磁弁１５−ｂを開き、ガスバーナ５に点火する。その
後、触媒層６の下表面部の温度上昇を待ち、充分な活性
温度に達したことを熱電対１４で判断した後、電磁弁１
５−ｃを開くとともにファン１２を始動させ、ノズル７
から燃料と空気との予混合気を触媒層６に送り触媒燃焼
を開始させる。
【００１０】上記の動作により被加熱物２は下部からは
ガスバーナによって、また上部からは触媒層の輻射によ
って加熱調理されることとなる。
ガスバーナによって、また上部からは触媒層の輻射によ
って加熱調理されることとなる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ガスバーナ部による被
調理物への加熱に加えて、触媒バーナ部からの輻射加熱
によっても被調理物を加熱することが可能となる。また
触媒バーナ部をガスバーナ部の上部に配置し、ガスバー
ナ部点火後触媒バーナ部を点火することで触媒バーナ部
用の予熱バーナは不要となり、触媒層には燃料と空気の
予混合気を供給するため安定かつ燃焼特性に優れた燃焼
を達成できる。
調理物への加熱に加えて、触媒バーナ部からの輻射加熱
によっても被調理物を加熱することが可能となる。また
触媒バーナ部をガスバーナ部の上部に配置し、ガスバー
ナ部点火後触媒バーナ部を点火することで触媒バーナ部
用の予熱バーナは不要となり、触媒層には燃料と空気の
予混合気を供給するため安定かつ燃焼特性に優れた燃焼
を達成できる。
【図１】本発明の一実施例であるガス調理器の構成図
【図２】本発明の一実施例であるガス調理器の動作を示
すためのシステム構成図
すためのシステム構成図
【図３】従来のガス調理器の構成図
１ 加熱室 ２ 被調理物 ３ 焼き網 ４ 上部ガスバーナ ５ 下部ガスバーナ ６ 触媒層 ７ ノズル ８ 種火バーナ ９ 点火プラグ １０ 着火検知器 １１ ガス管 １２ ファン １３ 混合器 １４ 熱電対 １５ａ，ｂ，ｃ 電磁弁 １６ 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24C 3/02 F24C 3/12
Claims (1)
- 【請求項１】加熱室下部に設けたガスバーナ部を先に点
火し、加熱室上部に設けた触媒バーナ部の触媒層が所定
の温度に達したことを検知した後、触媒層に燃料と空気
との予混合気を供給し、触媒バーナ部を点火することを
特徴とするガス調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24555091A JP2882118B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ガス調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24555091A JP2882118B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ガス調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579633A JPH0579633A (ja) | 1993-03-30 |
| JP2882118B2 true JP2882118B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=17135370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24555091A Expired - Fee Related JP2882118B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ガス調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2882118B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP24555091A patent/JP2882118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0579633A (ja) | 1993-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5909533A (en) | Electric cooking oven with infrared gas broiler | |
| JPS5912930B2 (ja) | ガスレンジ | |
| JP2882118B2 (ja) | ガス調理器 | |
| JP2004286351A (ja) | 間接加熱型コンロ | |
| CN218128144U (zh) | 食物用加热装置 | |
| JPH0444967Y2 (ja) | ||
| JPH02178521A (ja) | ガス加熱調理器 | |
| JPS6362657B2 (ja) | ||
| JP2006118758A (ja) | ガスコンロ | |
| JP2819813B2 (ja) | 焼成調理器 | |
| JP4131058B2 (ja) | 給湯器 | |
| JPH02154926A (ja) | 焼成器 | |
| KR100209527B1 (ko) | 그릴연소장치 | |
| KR200292934Y1 (ko) | 히터 | |
| CN2240322Y (zh) | 以燃气为燃料的食品烤箱 | |
| JP2022160886A (ja) | 加熱調理装置 | |
| JPH0774687B2 (ja) | ガス燃焼装置およびガス加熱調理器 | |
| EP2796791B1 (en) | High efficiency gas oven and method for operating thereof | |
| KR20060032343A (ko) | 가스복사조리기의 점화 어셈블리 및 이의 점화 제어 방법 | |
| CN100504177C (zh) | 煤气辐射烹调器具 | |
| JP3860262B2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
| JPH0674893B2 (ja) | 焙焼器 | |
| JPH0217328A (ja) | 焙焼器 | |
| JPH07332675A (ja) | ガス調理器 | |
| JPS63143411A (ja) | 触媒燃焼器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |