JP2880552B2 - シーケンスコントローラのオンオフ信号伝送方法 - Google Patents

シーケンスコントローラのオンオフ信号伝送方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、演算装置がシーケンスプログラムに基づき
演算処理した結果としての入出力要素のオンオフ状態を
記憶する信号メモリを演算装置側の伝送装置に設け、こ
の信号メモリのオンオフ信号を遠隔地にあるリモート伝
送装置に伝送し、逆にこのリモート伝送装置から伝送さ
れるオンオフ信号を前記信号メモリに書き込むようにし
てオンオフ情報の信号交換を行うようにしたシーケンス
コントローラのオンオフ信号伝送方法に関する。
〈従来の技術〉 シーケンスコントローラは入力されたシーケンスプロ
グラムに応じて制御対象に当たるもの、例えば工作機械
の各動作要素の動作を制御するものであり、工作機械に
各動作要素の動作端に取付けられたリミットスイッチ等
の入力要素の状態を検出して各動作要素を駆動するソレ
ノイド等の出力要素の状態を制御する。近年、工作機械
の複雑化とともに、入出力要素も増加し、シーケンスコ
ントローラの演算装置に直接的に接続される入出力要素
以外に、遠隔地の入出力要素を制御するため、演算装置
側に伝送装置を設けると共に、遠隔地の入出力要素を接
続するリモート入出力回路側にリモート伝送装置を設
け、演算装置側の伝送装置に設けた信号メモリに入出力
要素のオンオフ情報を一旦記憶させたのち、シリアル伝
送で遠隔地に伝送する方法が採られるようになった。
このような場合、一般にシーケンスコントローラにお
いては、出力要素のオンオフ情報をリモート伝送装置に
伝送する制御を、シーケンスプログラムの演算中に並列
に行うことにより、演算サイクルを短縮している。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上述のようにシーケンスコントローラにお
ける出力要素のオンオフ情報のリモート入出力回路への
伝送はシーケンスプログラムに従う演算中に並列に行わ
れるために、演算装置に直接接続された入出力要素に比
べて、遠隔地の入出力要素の動作サイクルが長くなる。
従ってこれを考慮してシーケンスプログラムの設計を
する必要があり、結局シーケンスプログラムの設計が困
難となる問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上述した問題を解決するためになされたもの
で、演算装置はシーケンスプログラムに従う演算処理を
終了してリモート側の伝送装置に伝送するオンオフ情報
を前記演算装置側の伝送装置に設けた信号メモリに書込
んだ後に、前記演算装置側の伝送装置へ通信スタートを
指令し、これに応じて前記演算装置側の伝送装置が前記
リモート側の伝送装置との間でオンオフ情報をシリアル
伝送にて信号交換する共に、この信号交換の後に前記演
算装置へ通信完了信号を指令し、前記演算装置がこの通
信完了信号に応答して自身に直接接続された入力要素の
オンオフ情報及び前記信号メモリに書込まれたリモート
入力要素のオンオフ情報に基づいて前記シーケンスプロ
グラムに従う次回の演算処理を実行するようにしたもの
である。
〈作用〉 演算装置は、シーケンスプログラムに従う演算処理を
終了した後に、この演算処理の結果としてリモート側の
伝送装置に伝送するオンオフ情報を演算装置側の伝送装
置に設けた前記信号メモリに書込み、その後この演算装
置側の伝送装置に通信スタートを指令する。この指令に
応じて、演算装置側の伝送装置は、前記信号メモリに書
込まれたリモート出力要素に関するオンオフ情報をリモ
ート伝送装置へシリアル伝送し、その後このリモート伝
送装置からシリアル伝送されるリモート入力要素のオン
オフ情報を受信して前記信号メモリに書込み、この書込
みの完了時に通信完了を演算装置へ指令する。これによ
り、演算装置は、自身に直接接続された入力要素のオン
オフ情報及びリモート入力要素のオンオフ情報に基づい
て前記シーケンスプログラムに従う次回の演算処理を実
行する。演算装置は、この演算装置側の伝送装置がリモ
ート伝送装置とオンオフ情報の交換を実行している間は
シーケンスプログラムに従う演算処理の実行を阻止され
る。これにより、演算装置のシーケンスプログラムに従
う演算処理と両伝送装置間でのオンオフ情報の交換処理
とが交互に実行されるようになり、演算装置に直接接続
された入出力要素と遠隔地のリモート入出力要素との動
作サイクル時間を一定にすることができる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において10はシーケンスコントローラの演算装
置であり、この演算装置10には周辺入出力回路11aおよ
び演算装置側伝送装置15aが直接接続されている。この
演算装置側伝送装置15aはリモート伝送装置15b〜15nと
の通信における親局として作動し、これに伝送ライン16
を介して子局としてのリモート伝送装置15b〜15nが接続
されている。リモート伝送装置15b〜15nにはそれぞれリ
モート入出力回路11b〜11nが接続され、このリモート入
出力回路11a〜11nにはスイッチ、リレー等のリモート入
出力要素12が接続されている。演算装置側伝送装置15a
は信号メモリ20、ラインドライバ/レシーバ30a、マイ
クロコンピュータ31aとから構成されている。
信号メモリ20は、演算装置10の入出力アドレスバスIO
AD、入出力データバスIOD、読出し信号線RS、書込み信
号線WSに接続されるとともに入出力回路11aにも接続さ
れている。
信号メモリ20はマイクロコンピュータ31aを介してラ
インドライバ/レシーバ30aに接続され、マイクロコン
ピュータ31aは制御信号によって信号メモリ20のデータ
の書込み、読出しを制御してラインドライバ/レシーバ
30aに転送するようになっている。したがって、演算装
置10およびマイクロコンピュータ31aは、入出力命令を
実行することにより、信号メモリ20に対してオンオフ情
報の読出しと書込みを行うことができる。
ラインドライバ/レシーバ30aは、信号メモリ20に記
憶されたオンオフ情報をリモート伝送装置15b〜15nへ伝
送し、逆にリモート伝送他装置15b〜15nから送信される
オンオフ情報を受信する。
また信号メモリ20とラインドライバ/レシーバ30aと
の間のデータの転送は、マイクロコンピュータ31aが転
送すべきオンオフ情報の記憶されている番地を指定する
ことによって行われ、この後、マイクロコンピュータ31
aはシリアル転送を開始する。
また、オンオフ情報の受信時において、マイクロコン
ピュータ31aに受信完了信号が送出されると、マイクロ
コンピュータ31aは、受信したデータを書込むべきメモ
リアドレスをセットした後、ラインドライバ/レシーバ
30aから出力されているオンオフ情報を信号メモリ20に
供給し、これをそれぞれ異なった記憶アドレスに順次記
憶させる。リモート伝送装置15b〜15nの構成は、信号メ
モリ20を設けてない点を除き、上記した演算装置側の伝
送装置15aと同じ構成で、マイクロコンピュータ31bがリ
モート伝送装置側の動作を行う点で相違するのみなので
説明は省略する。
演算装置10は、マイクロコンピュータ1、シーケンス
メモリ2、バッファメモリ3にて構成されている。マイ
クロコンピュータ1はシーケンスメモリ2、バッファメ
モリ3、演算装置側伝送装置15aおよび周辺入出力回路1
1aに直接接続され、シーケンスメモリ2に記憶されたシ
ーケンスプログラムを順に実行してバッファメモリ3内
のオンオフ情報を更新してゆくとともに、バッファメモ
リ3内のオンオフ情報を演算装置側伝送装置15aおよび
周辺入出力回路11aとの間で交換する。
上記装置の動作について説明する。演算装置10のマイ
クロコンピュータ1は、電源が投入されると、第2図に
示す動作を繰り返し行い、演算装置側伝送装置15aのマ
イクロコンピュータ31aは第3図の動作を開始してステ
ップ200にて演算装置10からの通信スタートの信号待ち
となる。マイクロコンピュータ1は、ステップ100にて
シーケンスメモリ2に記憶されたシーケンスプログラム
を実行する。次にステップ101においてシーケンスプロ
グラムの処理が終了したことを確認すると、ステップ10
2に進み、リモート伝送装置15b〜15nに送るべきオンオ
フ情報のアドレス信号をアドレスバスIOADから送出し、
このアドレス信号に基づいて信号メモリ20のアドレスを
選択し、入出力信号線IODを介してリモート伝送装置15b
〜15nに送るべきオンオフ情報をバッファメモリ3より
送出し、信号メモリ20に書込んでゆく。そして全てのオ
ンオフ情報を信号メモリ20に書込むと、ステップ103に
進んで、通信スタート信号を伝送装置15aに送信する。
この通信スタート信号が送信されると、伝送装置15aの
マイクロコンピュータ31aは、第3図に示すステップ200
での待機状態からステップ201に移行してリモート伝送
装置番号信号を送出して、この番号が一致するリモート
伝送装置15b〜15nに転送すべきオンオフ情報が記憶され
ている番地をセットし、オンオフ情報を信号メモリ20か
ら順次読出し、ステップ202でオンオフ情報のシリアル
転送を開始する。マイクロコンピュータ31aは、演算装
置側伝送装置15aからのシリアル転送を完了すると、ス
テップ203に移行してリモート伝送装置15b〜15nからの
返答情報を待つ。リモート伝送装置15b〜15nより返答情
報があると、ステップ204に移行してリモート伝送装置1
5b〜15nからシリアル転送されるオンオフ情報を信号メ
モリ20の記憶アドレスに書込んでゆく。そして全てのリ
モート伝送装置15b〜15nがオンオフ情報のシリアル転送
を完了すると、ステップ205で通信完了を演算装置1に
送信してステップ200に戻る。
一方、演算装置10のマイクロコンピュータ1は、演算
装置側伝送装置15aがリモート伝送装置15b〜15nとオン
オフ情報の交換を行っている間にステップ104に進み直
接接続された周辺入出力回路11aとの間でオンオフ情報
の交換を行い、バッファメモリ3内に記憶してステップ
105に進み、演算装置側伝送装置15aから与えられる通信
終了信号が受信されるまで待機する。そして通信終了信
号を受信すると、ステップ106に移行して信号メモリ20
からオンオフ情報をバッファメモリ3に読込み、ステッ
プ100に戻る。従って、演算装置10のマイクロコンピュ
ータ1は、バッファメモリ3に記憶される周辺入出力要
素12及びリモート入出力要素12のオンオフ情報に基づい
てシーケンスプログラムに従う次回の演算処理を実行す
るようになる。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明においては、演算装置のシー
ケンスプログラムに従う演算処理と演算装置側伝送装置
とリモート伝送装置との間のシリアル伝送処理とを交互
に実行させるようにしたので、演算と信号交換が直列的
に実行されるようになり、演算装置に直接接続された周
辺入出力要素と遠隔地のリモート入出力要素の動作サイ
クル時間を一定にでき、このためシーケンスプログラム
の設計を容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を説明するものであり、第1図は
シーケンスコントローラの全体構成図、第2図は演算装
置のマイクロコンピュータの動作を示すフローチャー
ト、第3図は演算装置側伝送装置のマイクロコンピュー
タの動作を示すフローチャートである。 10……演算装置、1,31a〜31n……マイクロコンピュー
タ、3……バッファメモリ、11a……周辺入出力回路、1
1b〜11n……リモート入出力回路、12……入出力要素、1
5a……演算装置側伝送装置、15b〜15n……リモート伝送
装置、20……信号メモリ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算装置に対して周辺入出力回路が直接接
    続されると共にリモート入出力回路がシリアル伝送線に
    て接続された一対の演算装置側伝送装置及びリモート伝
    送装置を介して接続され、前記演算装置がシーケンスプ
    ログラムに基づく演算処理結果として出力要素のオンオ
    フ信号を前記演算装置側伝送装置内に設けた信号メモリ
    に記憶させると共に前記周辺入出力回路へ出力し、前記
    演算装置側伝送装置が前記信号メモリに記憶される出力
    要素のオンオフ信号をリモート伝送装置へ前記シリアル
    伝送線を介して伝送すると共に前記リモート入出力回路
    に接続された入力要素のオンオフ信号を前記リモート伝
    送装置から前記シリアル伝送線を介して前記信号メモリ
    に書き込むようにして前記リモート伝送装置と入出力要
    素のオンオフ信号の情報交換を行なうようにしたシーケ
    ンスコントローラのオンオフ信号伝送方法において、前
    記演算装置は前記シーケンスプログラムに基づく演算処
    理を終了して前記リモート入出力回路に接続された出力
    要素に対するオンオフ信号を前記演算装置側伝送装置の
    前記信号メモリに書き込んだ後に通信スタート指令を前
    記演算装置側伝送装置に送信し、前記演算装置側伝送装
    置は前記演算装置からの前記通信スタート指令に応答し
    て前記信号メモリに書き込まれている出力要素のオンオ
    フ信号を前記シリアル伝送線を介して前記リモート伝送
    装置に伝送すると共にこのリモート伝送装置から前記シ
    リアル伝送線を介して入力される入力要素のオンオフ信
    号を前記信号メモリに書き込んだ後に通信完了信号を前
    記演算装置に送信し、前記演算装置は前記通信スタート
    指令を送信してから前記通信完了信号を受信するまでは
    前記シーケンスプログラムに基づく次回の演算処理を実
    行せずに待機し、前記演算装置側伝送装置からの前記通
    信完了指令に応答して前記信号メモリに記憶された入力
    要素のオンオフ信号を読み込んで前記次回の演算処理を
    実行するようにしたことを特徴とするシーケンスコント
    ローラのオンオフ信号伝送方法。
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