JP2880056B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2880056B2 JP32597893A JP32597893A JP2880056B2 JP 2880056 B2 JP2880056 B2 JP 2880056B2 JP 32597893 A JP32597893 A JP 32597893A JP 32597893 A JP32597893 A JP 32597893A JP 2880056 B2 JP2880056 B2 JP 2880056B2
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一之 寺尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板内に回路素
子としてツェナーダイオードが形成されている半導体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、半導体基板内にツェナーダイオ
ードが回路素子として形成された従来の半導体装置の断
面図である。図5において、10はシリコンからなる導
電形がP形の半導体基体、11は半導体基体10上に形
成されたN形のエピタキシアル層、12はエピタキシア
ル層11内に形成されたP形の拡散層、13は拡散層1
2内に形成されたN形の拡散層、14はP形の分離層で
ある。拡散層12と拡散層13の接触部分にPN接合が
あり、この両層によってツェナーダイオードが形成され
ている。
【0003】15は拡散層13に接触する多結晶シリコ
ン膜、16は多結晶シリコン膜15を介して拡散層13
に接触する電極、17は拡散層12に接触する電極であ
る。電極16はカソード電極、電極17はアノード電極
の役割をする。なお、多結晶シリコン膜15は浅い拡散
層13を形成するために設けられたものである。半導体
基体10とエピタキシアル層11からなる半導体基板上
には、エピタキシアル層11を直接被う絶縁層を設けて
あり、この絶縁層は2層の酸化膜(SiO2 )18、1
9からなる。
【0004】電極16と電極17の上側部分は酸化膜1
9上に配置されるが、酸化膜19上には配線層20も配
置されている。さらに、酸化膜19、酸化膜19上の電
極16と電極17の上側部分、配線層20を被って酸化
膜21からなる別の絶縁層が形成されている。酸化膜2
1の上には、酸化膜21を上下に貫通して配線層20と
接続する別の配線層22が配置されている。そして、こ
の配線層22と酸化膜21を被って半導体装置の表面保
護膜であるプラズマ励起窒化膜23を形成してある。電
極16、17、配線層20、22はアルミニウムから形
成される。
【0005】つまり、この半導体装置は2層配線構造で
あり、配線層20と配線層22間は接続の必要部分を除
いてその間にある酸化膜21によって絶縁されている。
なお、酸化膜21と酸化膜18、19の組成はほぼ同じ
である。ところがこのような半導体装置は、ツェナーダ
イオードの特性がしばしば不安定になり、図3のツェナ
ー電圧の時間変化を示す特性図の曲線C1のように、時
間の経過とともにツェナー電圧が大きく変化しやすい。
これは、プラズマ励起窒化膜23内に存在するH+ イオ
ンの影響と思われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、表面
保護膜であるプラズマ励起窒化膜の悪影響が回路素子と
して含まれるツェナーダイオードに現れないようにした
半導体装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回路素子とし
てツェナーダイオードが内部に形成されている多層配線
構造の半導体装置において、複数の配線層間を絶縁する
ための燐ガラス層、該燐ガラス層上に形成された最終金
属配線層及び該最終金属配線層を被うプラズマ励起窒化
膜を有し、ツェナーダイオードが形成された部分の該プ
ラズマ励起窒化膜が除去されていることを特徴とする。
さらに、1層配線構造の場合は、配線層を被う燐ガラス
層、該燐ガラス層を被うプラズマ励起窒化膜を順次形成
し、ツェナーダイオードが形成された部分のプラズマ励
起窒化膜を除去するとよい。
【0008】
【実施例】以下、本発明の半導体装置の実施例を示す図
1、図2を参照しながら説明する。図1は断面図、図2
は図1に対応する半導体基板部分の平面図であり、図5
と同一部分は同じ符号を付与してある。シリコンからな
る導電形がP形の半導体基体10上には、N形のエピタ
キシアル層11が形成され、さらにエピタキシアル層1
1内にはP形の拡散層12、拡散層12内にはN形の拡
散層13を夫々設けてある。そして、拡散層12と拡散
層13、その接触部分に形成されるPN接合によりツェ
ナーダイオードが半導体基体10とエピタキシアル層1
1からなる半導体基板内に形成されている。拡散層12
の周囲には、ツェナーダイオードが形成されるエピタキ
シアル層11の領域を分離するためのP形の分離層14
を設けてある。
【0009】浅い拡散層13を形成するために用いられ
た多結晶シリコン膜15が拡散層13に直接接触してお
り、多結晶シリコン膜15を介して拡散層13に接触す
る電極16、拡散層12に接触する電極17が夫々設け
られている。電極16はカソード電極、電極17はアノ
ード電極の役割をする。なお、多結晶シリコン膜15は
除かれる場合もある。半導体基板上には、エピタキシア
ル層11を直接被う2層の酸化膜(SiO2)18、1
9からなる絶縁層を設けてあり、電極16と電極17の
上側部分は酸化膜19上に配置されるが、酸化膜19上
には金属の配線層1も配置されている。さらに、酸化膜
19上の電極16と電極17の上側部分、配線層1を被
って酸化膜2(SiO2 )と燐ガラス膜3からなる別の
絶縁層が形成されている。
【0010】燐ガラス膜3の上には、燐ガラス膜3と酸
化膜2を上下に貫通して配線層1と接続する別の配線層
4が配置されている。そして、この配線層4と燐ガラス
膜3を被って半導体装置の表面保護膜であるプラズマ励
起窒化膜5を形成してある。このプラズマ励起窒化膜5
は、半導体基板のツェナーダイオードが形成されている
部分、つまり拡散層12の上側の部分には存在しない。
この半導体装置は2層配線構造であるが、配線層4と配
線層1の間にあって接続される部分を除いて両方の層を
絶縁する絶縁層が燐ガラス膜3を含み、さらにツェナー
ダイオードの形成されている上部にはプラズマ励起窒化
膜5が存在しないことが図5の従来の構成とは異なる。
【0011】従って、プラズマ励起窒化膜5のH+ イオ
ンによる不都合な影響がツェナーダイオードにおよぶこ
とはない。しかも、プラズマ励起窒化膜5の存在しない
部分には燐ガラス膜3があるのでNa+ イオン等の可動
イオンは固定され、プラズマ励起窒化膜5からなる保護
膜が存在しないことによるツェナーダイオードや半導体
装置の他の回路素子への影響もない。図3の特性図にお
ける曲線C2は、本発明の半導体装置のツェナーダイオ
ードのツェナー電圧の時間変化を示すが、最初にわずか
の初期変動があった後は時間の経過による変化は生じな
い。なお、プラズマ励起窒化膜5の存在しない部分は前
記したようにツェナーダイオードの形成されている拡散
層12の上側全体が望ましいが、部分的であってもよ
い。しかし、拡散層13と電極17の拡散層12への接
触部分6間には存在してはならない。また、実施例では
配線層が2層であるが、3層以上でもよく、最も上側の
最終配線層の上側に燐ガラス膜が形成される。
【0012】図4は本発明の半導体装置の他の実施例を
示す断面図であり、配線構造が1層の場合を示してい
る。図1と同じように、半導体基板上にはエピタキシア
ル層11を直接被う2層の酸化膜(SiO2 )18、1
9からなる絶縁層を設けてあり、電極16と電極17の
上側部分、さらに配線層8が酸化膜19上に配置されて
いる。さらに、酸化膜19上の電極16、17、配線層
8を被って酸化膜9(SiO2 )と燐ガラス膜7からな
る別の絶縁層が形成されている。そして、燐ガラス膜7
を被って半導体装置の表面保護膜であるプラズマ励起窒
化膜5を形成してある。このプラズマ励起窒化膜5は、
半導体基板のツェナーダイオードが形成されている部分
には存在しない。このように、配線構造が1層の半導体
装置を構成することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明の半導体装置
は、ツェナーダイオードの形成されている部分のプラズ
マ励起窒化膜が除去され、燐ガラス膜で被われている。
従って、ツェナーダイオードの特性におよぼすプラズマ
励起窒化膜の悪影響は除かれ、しかもプラズマ励起窒化
膜のないことによるツェナーダイオードや半導体装置の
保護が不十分になることもない。さらに、多層配線構造
の場合、燐ガラス膜は多層配線の配線層間を絶縁する絶
縁層、いわゆる層間層として存在するので、プラズマ励
起窒化膜の除去は、最も上側の最終配線層を半導体装置
の外側へ引き出すためのボンディングパッドと同時にで
きるので、従来に比較して燐ガラス膜を設けたにもかか
わらず最終のエッチング工程が複雑化しない利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の半導体装置の平面図である。
【図3】本発明のツエナーダイオードと従来のツエナー
ダイオードの特性図である。
【図4】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図5】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
3、7 燐ガラス膜 5 プラズマ励起窒化膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路素子としてツェナーダイオードが内
    部に形成されている多層配線構造の半導体装置におい
    て、複数の配線層間を絶縁するための燐ガラス膜、該燐
    ガラス膜上に形成された最終配線層及び該最終配線層を
    被うプラズマ励起窒化膜を有し、ツェナーダイオードが
    形成された部分の該プラズマ励起窒化膜が除去されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 回路素子としてツェナーダイオードが内
    部に形成されている1層配線構造の半導体装置におい
    て、配線層上に形成された燐ガラス膜、該燐ガラス膜を
    被うプラズマ励起窒化膜を有し、ツェナーダイオードが
    形成された部分の該プラズマ励起窒化膜が除去されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
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