JP2879455B2 - 生理痛緩和用外用剤 - Google Patents
生理痛緩和用外用剤Info
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- JP2879455B2 JP2879455B2 JP1321528A JP32152889A JP2879455B2 JP 2879455 B2 JP2879455 B2 JP 2879455B2 JP 1321528 A JP1321528 A JP 1321528A JP 32152889 A JP32152889 A JP 32152889A JP 2879455 B2 JP2879455 B2 JP 2879455B2
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- Japan
- Prior art keywords
- external preparation
- menstrual pain
- pain
- capsicum
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は生理痛緩和用の外用剤に関する。
［従来の技術］ 生理痛は女性特有の症状であり、大部分の女性が経験
し、その自覚症状として主に下腹部の痛み、腰部の痛み
が混交して起こる。発明者らが105名の女性を対象にア
ンケートを行ったところ、生理前に症状のある人92名、
生理中に症状のある人100名であり、生理前、生理中と
ともに症状のないと答えた人はたった１名であった。そ
の中、生理前及び生理中に下腹部の痛み、腫れ、重圧
感、冷え、腰部の痛みなどを混交した症状を訴えた人は
105名中100名であった。生理痛に悩んでいる女性がとっ
ている対策としては鎮痛剤を服用する、漢方薬を服
用する、腹巻きやカイロで腹部や腰部を暖める、腹
部、腰部などのマッサージ又はヨガ体操をする、甘い
ものを控えたり暖かいものを食べるなど食事療法を行
う、などである。
し、その自覚症状として主に下腹部の痛み、腰部の痛み
が混交して起こる。発明者らが105名の女性を対象にア
ンケートを行ったところ、生理前に症状のある人92名、
生理中に症状のある人100名であり、生理前、生理中と
ともに症状のないと答えた人はたった１名であった。そ
の中、生理前及び生理中に下腹部の痛み、腫れ、重圧
感、冷え、腰部の痛みなどを混交した症状を訴えた人は
105名中100名であった。生理痛に悩んでいる女性がとっ
ている対策としては鎮痛剤を服用する、漢方薬を服
用する、腹巻きやカイロで腹部や腰部を暖める、腹
部、腰部などのマッサージ又はヨガ体操をする、甘い
ものを控えたり暖かいものを食べるなど食事療法を行
う、などである。
しかしながら、は習慣性や胃障害などの副作用の不
安が強く、は即効性がなく体質に合わないと効果がな
い、は格好が悪い、は時間を要し面倒である、は
積極的な療法でない、などの短所があり、いずれも有効
な手段とは言えない。
安が強く、は即効性がなく体質に合わないと効果がな
い、は格好が悪い、は時間を要し面倒である、は
積極的な療法でない、などの短所があり、いずれも有効
な手段とは言えない。
一方、従来の外用剤は、鎮痛、消炎、鎮痒、収斂など
の原因の明らかな症状に対し、鎮痛剤、消炎剤、鎮痒
剤、収斂剤を含有したものがそれぞれの症状に従って使
用されているが、生理痛緩和に外用剤を使用することは
知られていなかった。
の原因の明らかな症状に対し、鎮痛剤、消炎剤、鎮痒
剤、収斂剤を含有したものがそれぞれの症状に従って使
用されているが、生理痛緩和に外用剤を使用することは
知られていなかった。
［発明が解決しようとする課題］ 生理痛を緩和するために、簡便に使用でき、効果に即
効性かつ持続性があり、副作用の心配が少なく、万が一
かゆみ、かぶれなどが生じた場合にも、はがす、ふきと
るなどの処置により投与を中止することが出来るなどの
特徴を有する方法が望まれている。
効性かつ持続性があり、副作用の心配が少なく、万が一
かゆみ、かぶれなどが生じた場合にも、はがす、ふきと
るなどの処置により投与を中止することが出来るなどの
特徴を有する方法が望まれている。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、生理痛緩和用の外用剤に関する。
従来、生理痛緩和のための薬物による療法には鎮痛剤
や漢方剤の服用が行われており、外用剤を使用する方法
は知られていなかった。それは、生理痛の原因が明らか
でなく、また、生理痛が下腹部の痛み、腫れ、重圧感、
冷え、腰部の痛みなどを総合的に自覚するため、どのよ
うな薬剤を使用してよいか知り得なかったためと思われ
る。本発明は、それらの総合的な自覚症状を一括して解
消する外用剤に関する。
や漢方剤の服用が行われており、外用剤を使用する方法
は知られていなかった。それは、生理痛の原因が明らか
でなく、また、生理痛が下腹部の痛み、腫れ、重圧感、
冷え、腰部の痛みなどを総合的に自覚するため、どのよ
うな薬剤を使用してよいか知り得なかったためと思われ
る。本発明は、それらの総合的な自覚症状を一括して解
消する外用剤に関する。
本発明の生理痛緩和用外用剤は、ノニル酸ワニリルア
ミド、カプサイシン、ニコチン酸ベンジルエステル、ト
ウガラシ末、トウガラシエキス、トウガラシチンキ、テ
レビン油又はカンフルから選ばれた１種又は２種以上を
含有することを特徴とし、外用剤の剤型としては貼付
剤、半固形剤、液剤などが挙げられる。
ミド、カプサイシン、ニコチン酸ベンジルエステル、ト
ウガラシ末、トウガラシエキス、トウガラシチンキ、テ
レビン油又はカンフルから選ばれた１種又は２種以上を
含有することを特徴とし、外用剤の剤型としては貼付
剤、半固形剤、液剤などが挙げられる。
また、本発明の生理痛緩和用外用剤は、生理痛緩和効
果はもとより、下腹部又は腰部へ貼付又は塗布すること
を特徴とするので、下腹部又は腰部の皮膚がかぶれたり
刺激が強すぎないため、また剥がし易く、剥がした後が
残らないなどの特徴を総合的にもたらすために、成分含
有量が、ノニル酸ワニリルアミド0.001〜0.1％、カプサ
イシン0.001〜0.025％、ニコチン酸ベンジルエステル0.
001〜0.04％、トウガラシ末0.1〜10％、トウガラシエキ
ス0.001〜1.0％、トウガラシチンキ0.05〜5.0％、テレ
ビン油0.05〜1.5％又はカンフル0.03〜6.0％であるとと
もに、サリチル酸エステルなどの消炎成分を加えたり、
貼付剤の場合の粘着度もボールテスト（医薬品製造指針
の粘着剤の製剤試験法）No.5以下にすることが好まし
い。また、貼付剤とする場合の形状は、長方形、正方
形、楕円形のいずれでもよいが、貼付部位が柔らかく、
伸縮し易いので、部位によくフィットし、貼り易く、剥
がし易くするために楕円形が特に好ましい。
果はもとより、下腹部又は腰部へ貼付又は塗布すること
を特徴とするので、下腹部又は腰部の皮膚がかぶれたり
刺激が強すぎないため、また剥がし易く、剥がした後が
残らないなどの特徴を総合的にもたらすために、成分含
有量が、ノニル酸ワニリルアミド0.001〜0.1％、カプサ
イシン0.001〜0.025％、ニコチン酸ベンジルエステル0.
001〜0.04％、トウガラシ末0.1〜10％、トウガラシエキ
ス0.001〜1.0％、トウガラシチンキ0.05〜5.0％、テレ
ビン油0.05〜1.5％又はカンフル0.03〜6.0％であるとと
もに、サリチル酸エステルなどの消炎成分を加えたり、
貼付剤の場合の粘着度もボールテスト（医薬品製造指針
の粘着剤の製剤試験法）No.5以下にすることが好まし
い。また、貼付剤とする場合の形状は、長方形、正方
形、楕円形のいずれでもよいが、貼付部位が柔らかく、
伸縮し易いので、部位によくフィットし、貼り易く、剥
がし易くするために楕円形が特に好ましい。
本発明の生理痛緩和用外用剤を製剤化するためには貼
付剤、半固形剤、液剤などの製剤化に使用する通常の添
加剤、例えば脂肪、脂肪油、脂肪酸塩、ろう、樹脂、ワ
セリン、ラノリン、パラフィン、プラスチック、ゴム、
グリコール類、高級アルコール、グリセリン、水、乳化
剤、懸濁化剤などを剤型に応じ適宜添加する。
付剤、半固形剤、液剤などの製剤化に使用する通常の添
加剤、例えば脂肪、脂肪油、脂肪酸塩、ろう、樹脂、ワ
セリン、ラノリン、パラフィン、プラスチック、ゴム、
グリコール類、高級アルコール、グリセリン、水、乳化
剤、懸濁化剤などを剤型に応じ適宜添加する。
［作用］ 本発明の外用剤の生理痛緩和効果及び使用感について
示す。
示す。
生理痛の女性33名（下腹部に痛みを生じる:16名、腰
部に痛みを生じる:3名、下腹部と腰部に痛みを生じる:1
4名）を対象に、実施例１で製造した外用剤を下腹部及
び腰部へ貼付してもらい、生理痛緩和効果及び使用感に
ついてのアンケートを行った。結果を表１及び表２に示
す。
部に痛みを生じる:3名、下腹部と腰部に痛みを生じる:1
4名）を対象に、実施例１で製造した外用剤を下腹部及
び腰部へ貼付してもらい、生理痛緩和効果及び使用感に
ついてのアンケートを行った。結果を表１及び表２に示
す。
以上の通り、本発明の外用剤は、生理痛緩和効果及び
使用感において、優れていることが確認された。
使用感において、優れていることが確認された。
以下、本発明について実施例をあげて説明する。
＊実施例１ 下記の処方成分を用い慣用な方法により、基布加工及
び膏体製造を行い、次いで塗布加工して楕円形の貼付剤
を得た。尚、貼付剤の粘着度はボールテストNo.3程度で
あった。
び膏体製造を行い、次いで塗布加工して楕円形の貼付剤
を得た。尚、貼付剤の粘着度はボールテストNo.3程度で
あった。
＜処方＞ ノニル酸ワニリルアミド 0.007％ サリチル酸グリコール 10.0％ 合成ゴム 46.0％ ポリブテン 20.0％ ラノリン 8.0％ 炭酸カルシウム 適量 ＊実施例２ ノニル酸ワニリルアミド0.5gを第11改正日本薬局方記
載の親水軟膏500gに練り込み、これに更に前記と同様の
親水軟膏500gを加え、練り合わせ、軟膏剤を得た。
載の親水軟膏500gに練り込み、これに更に前記と同様の
親水軟膏500gを加え、練り合わせ、軟膏剤を得た。
＊実施例３ 下記の処方成分中、トウガラシチンキ、カンフル及び
サリチル酸メチルをアルコールに溶解し、次いでプロピ
レングリコールを加えて混和し、更に水を加え、アルコ
ールにより全量100mlとして液剤を得た。
サリチル酸メチルをアルコールに溶解し、次いでプロピ
レングリコールを加えて混和し、更に水を加え、アルコ
ールにより全量100mlとして液剤を得た。
＜処方＞ トウガラシチンキ 1.0g カンフル 3.0g サリチル酸メチル 8.0g プロピレングリコール 5.0ml 水 10.0ml アルコール 適量 ［発明の効果］ 生理痛緩和用の、貼付剤、半固形剤、液剤などの外用
剤に関するものであり、従来の鎮痛剤、漢方薬などの服
用とは異なり、副作用の心配が少なく、万が一かゆみ、
かぶれなどが生じた場合にも、はがす、ふきとるなどの
処置により投与を中止することが出来、使用感に優れて
いるなど種々の利点を有する新しいタイプの生理痛緩和
用外用剤である。
剤に関するものであり、従来の鎮痛剤、漢方薬などの服
用とは異なり、副作用の心配が少なく、万が一かゆみ、
かぶれなどが生じた場合にも、はがす、ふきとるなどの
処置により投与を中止することが出来、使用感に優れて
いるなど種々の利点を有する新しいタイプの生理痛緩和
用外用剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 森井 隆信 (56)参考文献 特開 昭56−139413（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−214733（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61K 1/165,31/125,31/455 A61K 35/78,9/70 ＣＡ（ＳＴＮ) ＭＥＤＬＩＮＥ（ＳＴＮ)
Claims (4)
- 【請求項１】ノニル酸ワニリルアミド、カプサイシン、
ニコチン酸ベンジルエステル、トウガラシ末、トウガラ
シエキス、トウガラシチンキ、テレビン油又はカンフル
から選ばれた１種又は２種以上を含有する生理痛緩和用
外用剤。 - 【請求項２】成分含有量が、ノニル酸ワニリルアミド0.
001〜0.1％、カプサイシン0.001〜0.025％、ニコチン酸
ベンジルエステル0.001〜0.04％、トウガラシ末0.1〜10
％、トウガラシエキス0.001〜1.0％、トウガラシチンキ
0.05〜5.0％、テレビン油0.05〜1.5％又はカンフル0.03
〜6.0％である請求項１記載の外用剤。 - 【請求項３】外用剤が貼付剤である場合の貼付剤の粘着
度がボールテストNo.5以下である請求項１記載の外用
剤。 - 【請求項４】下腹部又は腰部へ貼付又は塗布する請求項
１記載の外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1321528A JP2879455B2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 生理痛緩和用外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1321528A JP2879455B2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 生理痛緩和用外用剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03184915A JPH03184915A (ja) | 1991-08-12 |
| JP2879455B2 true JP2879455B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=18133578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1321528A Expired - Fee Related JP2879455B2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 生理痛緩和用外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2879455B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5431914A (en) * | 1992-04-17 | 1995-07-11 | Adekunle; Michael | Method of treating an internal condition by external application of capsaicin without the need for systemic absorption |
| JP3550242B2 (ja) * | 1996-01-18 | 2004-08-04 | 積水化学工業株式会社 | 生理痛症状緩和用貼付剤 |
| WO2005117981A1 (en) | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Sri International | Formulations comprising a capsaicinoid a local anesthetic and/or an antipruritic agent for the treatment of pain |
| CN104173487B (zh) * | 2014-09-12 | 2016-08-17 | 洛阳民华生物科技有限公司 | 一种用于改善颈肩腰腿疼痛的中药暖贴及其制备工艺 |
| WO2019003163A2 (en) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | Buzzelet Development And Technologies Ltd. | CANNABINOID PRODUCT ENRICHED IN TERPENE GOOD FOR WOMEN'S HEALTH |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP1321528A patent/JP2879455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03184915A (ja) | 1991-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |