JP2878642B2 - 液体充填包装設備の生産管理方法 - Google Patents

液体充填包装設備の生産管理方法

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JP2878642B2
JP2878642B2 JP8126336A JP12633696A JP2878642B2 JP 2878642 B2 JP2878642 B2 JP 2878642B2 JP 8126336 A JP8126336 A JP 8126336A JP 12633696 A JP12633696 A JP 12633696A JP 2878642 B2 JP2878642 B2 JP 2878642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体充填包装設備の
生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】洗剤等の液体充填包装設備では、生産ラ
インに充填機と製箱機と箱詰機とを設置し、タンクから
供給される液体を充填機により容器に充填するととも
に、製箱機により箱を組立て、充填済の容器を箱詰機に
搬入するとともに、組立てた箱を箱詰機に搬入し、所定
容器数の容器を箱詰めして梱を形成し、生産予定梱数の
梱を生産しようとするものがある。
【0003】そして、従来技術では、タンクの残液がな
くなった時点を、生産完了時点としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、タンクの残液がなくなった時点を生産完了の基準
時点としているため、下記〜の問題点がある。 生産完了時点で必ずしも梱を構成する容器数、箱数が
まとまらない。このため、容器1個単位又は箱1個単位
での端数在庫が発生する。
【0005】タンクの残液がなくなった生産完了時点
で、容器構成材料(空ボトル、キャップ等)又は箱構成
材料はライン内に残留する。このため、ライン内に残留
している容器構成材料や箱構成材料を回収する作業が必
要となり、生産性が悪い。
【0006】製箱機によって組立て済となった箱が上
記により残留する場合、箱は廃棄となり、生産性が悪
い。
【0007】本発明の課題は、容器の生産予定数を梱単
位でぴったり生産完了し、容器の端数在庫を発生させ
ず、かつ生産性を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、液体充填包装ラインに充填機と箱詰機とを設置し、
タンクから供給される液体を充填機により容器に充填
し、充填済の容器を箱詰機に搬入し、所定容器数の容器
を箱詰めして梱を形成し、生産予定梱数S1の梱を生産
する液体充填包装設備の生産管理方法において、充填機
の実際の生産状態からタンク内の液体の単位液量により
生産できる単位出来高梱数をチェックし、タンクの残液
量に単位出来高梱数を乗じた値と、既生産分の出来高梱
数とを加えた生産可能梱数S2を求め、生産予定梱数S
1と生産可能梱数S2とを比較し(但し、ΔSをばらつ
き許容梱数範囲とする)、S2=S1±ΔSであれば生
産予定梱数S1を予定通りとし、S2>S1±ΔSであ
れば生産予定梱数S1をS2に増量修正又は予定通りと
し、S2<S1±ΔSであれば生産予定梱数S1をS2
に減量修正するようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、液体充填包装
ラインに充填機と製箱機と箱詰機とを設置し、タンクか
ら供給される液体を充填機により容器に充填するととも
に、製箱機により箱を組立て、充填済の容器を箱詰機に
搬入するとともに、組立てた箱を箱詰機に搬入し、所定
容器数の容器を箱詰めして梱を形成し、生産予定梱数の
梱を生産する液体充填包装設備の生産管理方法におい
て、請求項1に記載の手順により定めた生産予定梱数を
登録し、生産予定梱数に梱内容器数を乗じた生産予定容
器数相当値から、出来高容器数相当値と、ライン内在籍
容器数相当値とを減じた生産終了接近表示値が予め定め
た値αに到達した生産終了接近時点で、充填機への容器
構成材料の新たな投入と製箱機への箱構成材料の新たな
投入とを待機し、ライン内在籍容器を順次箱詰機に搬入
することにより箱詰めして梱を形成し、箱詰機へのライ
ン内在籍容器の搬入が無くなった時点で、生産予定梱数
に梱内容器数を乗じた生産予定容器数相当値から、出来
高容器数相当値と、箱詰機内在籍容器数相当値とを減じ
た生産不足容器数相当値βを求め、生産不足容器数相当
値βに対応する不足分の容器構成材料と箱構成材料とを
充填機と製箱機のそれぞれに再投入し、生産予定梱数の
梱を生産完了するようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項2記載
の本発明において更に、前記出来高容器数相当値が、既
生産分の出来高梱数に梱内容器数を乗じた値であるよう
にしたものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項2又は
3に記載の本発明において更に、前記容器の生産ライン
は充填機から箱詰機を経由する循環移動経路を有し、上
記循環移動経路に容器搬送具を循環移動可能としてな
り、上記循環移動経路は箱詰機内で互いに並列をなす第
1の経路と第2の経路とに分岐され、前記生産終了接近
時点から生産完了するまでの間、容器入りの容器搬送具
は第1の経路に振り分け、空の容器搬送具は第2の経路
に振り分けて箱詰機を通過せしめるようにしたものであ
る。
【0012】請求項1に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 生産完了の基準時点をタンクの残液基準とするに際
し、充填機の実際の生産状態からタンク内の液体の単位
液量により生産できる単位出来高梱数をチェックし、こ
れに基づいて生産予定梱数を修正するものであるため、
液余り、液不足による不測の無駄作業を解消できる。即
ち、充填機では、実際の充填量が容器への入れ目のばら
つき等により規定量(例えば200cc/分)に対し若干の誤
差を伴うため、液体の単位液量により生産できる単位出
来高梱数を実際の生産状態に基づいてチェックし、生産
予定梱数を実際の生産状態に則するように修正するもの
である。
【0013】生産終了段階で、容器の生産数を梱単位
の出来高で管理するため、容器の生産予定数を梱単位で
ぴったり生産完了できる。従って、容器の端数在庫は発
生せず、生産計画通りの生産管理が可能になる。
【0014】請求項2、3に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 生産完了時点で、容器構成材料と箱構成材料をライン
内に残留せしめることがない。このため、ライン内に残
留する容器構成材料や箱構成材料を回収する作業は不要
となり、生産性が良い。
【0015】また、製箱機によって組立て済となった箱
がライン内に残留することもなく、箱の廃棄を生ずるこ
とがないから、生産性が良い。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 生産ライン内での容器の搬送のために、容器搬送具を
循環移動させるとき、(a) 通常生産段階では容器入りの
容器搬送具を箱詰機内の第1と第2の両経路に導いて梱
を形成し、(b) 生産最終段階で、箱詰機へのライン内在
籍容器の搬入が一旦無くなった後に再投入された容器入
りの容器搬送具は箱詰機内の第1の経路に導いて梱を形
成し、空の容器搬送具は箱詰機内の第2の経路に導いて
箱詰機を通過させることができる。従って、生産最終段
階での生産調整のためにライン内に混在することとなる
容器入りの容器搬送具と空の容器搬送具とを必要最小限
の設備構成にてスムースに処理できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は液体充填包装設備を示す模
式図、図2は液体充填包装設備を示す斜視図、図3は箱
詰機を示す平面図、図4は箱詰機を示す正面図、図5は
箱詰機内での容器搬送具の流れを示す模式図、図6は生
産予定梱数修正フローを示す流れ図、図7は生産管理フ
ローを示す流れ図、図8は図7の生産管理フローの中の
生産最終段階でのフローを詳細に示す流れ図である。
【0018】(液体充填包装設備10)(図1、図2、
図5) 液体充填包装設備10は、ボトル1に洗剤等の液体を充
填し、その後ボトル1にキャップ2を装着し、キャップ
2を装着されたボトル1を包装箱3に箱詰めするもので
ある。そして、液体充填包装設備10は、ボトル整列供
給機11、ボトル搬送具搬送コンベヤ12、キャップ整
列供給機13、キャップ搬送具搬送コンベヤ14、充填
機15、キャップ装着機16、製箱機17、箱詰機18
を有している。
【0019】尚、ボトル整列供給機11はボトル格納タ
ンク11Aを付帯し、キャップ整列供給機13はキャッ
プ格納タンク13Aを付帯し、箱詰機18はウェイトチ
ェッカ18Aを付帯している。
【0020】また、充填機15は液体供給タンク15
A、ポンプ15Bを付帯し、ポンプ15Bが圧送するタ
ンク15A内の液体を多数の充填ノズルのそれぞれに位
置付けられたボトル1のそれぞれに規定量ずつ充填す
る。
【0021】液体充填包装設備10による充填/包装処
理は下記(1) 〜(5) の如くになされる。 (1) ボトル整列供給機11において、ボトル搬送具搬送
コンベヤ12によって導入されてくる空のボトル搬送具
19(袴)にボトル1を整列して移載し、ボトル1を移
載されたボトル搬送具19をボトル搬送具搬送コンベヤ
12によって排出する。
【0022】(2) キャップ整列供給機13において、キ
ャップ搬送具搬送コンベヤ14によって導入されてくる
空のキャップ搬送具21にキャップ2を整列して移載
し、キャップ2を移載されたキャップ搬送具21をキャ
ップ搬送具搬送コンベヤ14によって排出する。
【0023】(3) 充填機15において、ボトル搬送具搬
送コンベヤ12から受け渡されたボトル搬送具19内の
ボトル1に、タンク15Aから供給される液体を充填す
る。
【0024】(4) キャップ装着機16において、充填機
15から受け渡されたボトル搬送具19内の液体充填済
のボトル1に、キャップ搬送具搬送コンベヤ14から受
け渡されたキャップ搬送具21内のキャップ2を取り出
して装着する。ここで、キャップ2を取り出されて空と
なったキャップ搬送具21は、キャップ搬送具搬送コン
ベヤ14によって再び上記(2) のキャップ整列供給機1
3に導入される。
【0025】(5) 製箱機17は紙シートから箱を作り、
この箱を箱詰機18に供給する。箱詰機18において、
上記(4) でキャップ2を装着されたボトル1を後述する
箱詰ロボット34によりボトル搬送具19から取り出
し、このボトル1を包装箱3に箱詰めする。ここで、ボ
トル1を取り出されて空となったボトル搬送具19は、
ボトル搬送具搬送コンベヤ12によって再び上記(1) の
ボトル整列供給機11に導入される。
【0026】ここで、ボトル搬送具搬送コンベヤ12
は、図5に示す如く、箱詰機18内で互いに並列をなす
第1の経路12Aと第2の経路12Bとに分岐され(振
分点P)、通常生産段階では、キャップ装着機16から
搬送されてくるボトル入りのボトル搬送具19を第1の
経路12Aと第2の経路12Bとに交互に振分け、それ
ら2列の経路12A、12Bに各6個のボトル搬送具1
9を整列させた後、箱詰ロボット34によりそれらボト
ル搬送具19から6本×2列(全12本)のボトル1を
同時に取出して箱3に箱詰する。
【0027】尚、上述の通常生産段階では、キャップ装
着機16から搬送されてくる空(ボトル無し)のボトル
搬送具19を振分点Pの手前のリジェクトラインRから
排出する。
【0028】以下、箱詰機18について説明する。 (箱詰機18)(図3、図4) 箱詰機18は、製箱機17から供給される箱3を整列し
て供給する箱整列供給機31と、箱整列供給機31から
供給された箱3を一定の間隔で搬送する箱搬送コンベヤ
32と、箱搬送コンベヤ32により箱詰作業位置に位置
付けられた箱3のフラップを開口保持するフラップ開口
装置33と、箱詰機18内で前述のように2列の経路1
2A、12Bに整列された各列6個のボトル搬送具19
から6本×2列のボトル1を同時に取出して箱3に装填
する箱詰ロボット34と、箱詰ロボット34によりボト
ル1を装填された箱3のフラップを折込んで包装する包
装機35と、包装機35により包装された箱3を2個接
着して集合包装箱(ペアケース)からなる1個の梱4を
形成する梱形成装置36とを有する。尚、箱詰ロボット
34は、上述の6本×2列の各ボトル1を把持するため
の左右各1列のハンド34A、34Bを有している。
【0029】(生産管理)(図6〜図8) 液体充填包装設備10において、生産予定梱数の梱4
(12本で1箱、2箱で1梱)を生産する生産管理方法
について説明する。
【0030】(1) 生産予定梱数の修正(図6) 制御装置は、通常生産の過程で、生産予定梱数を下記
〜により修正する。 制御装置に生産予定梱数S1を入力し、通常生産に入
る。尚、この通常生産段階では、キャップ装着機16か
ら搬送されてくるボトル搬送具19をコンベヤ12の振
分点Pで第1の経路12Aと第2の経路12Bに振分け
る。そして、箱詰ロボット34は左右のハンド34A、
34Bにより、箱詰機18内の経路12A、12Bで整
列された各列6個のボトル搬送具19から6本×2列の
ボトル1を同時に取出し、箱3に詰める。この箱3は、
梱形成装置36で2個接着されて1個の梱4となって箱
詰機18から搬出される。そして、箱詰機18の出側に
置いてあるウェイトチェッカ18Aで、箱詰機18から
搬出される梱4の重量を計量検査し、通過梱数を累計
し、結果として、出来高梱数を管理する。
【0031】充填機15の実際の生産状態(運転状
態)からタンク15A内の液体の単位液量A(例えば1t
on)により生産できる単位出来高梱数をチェックする。
【0032】具体的には、タンク15Aの残液量Taを
取り込み、単位出来高梱数カウンタをクリアする。そし
て、単位出来高梱数カウンタは前述のウェイトチェッカ
18Aにより求められる出来高梱数のカウントを開始す
る。このカウントは、タンク15Aの残液量Tが、カウ
ント開始時のTaから単位液量Aだけ減少した時点で停
止し、このときのカウント値を単位出来高梱数Cとす
る。
【0033】タンク15Aの残液量に単位出来高梱数
Cを乗じた値と、前述のウェイトチェッカ18Aが上記
の通常生産の開始時点から累計した既生産分の出来高
梱数Dとを加えた値を、生産可能梱数S2として求め
る。
【0034】生産予定梱数S1と生産可能梱数S2と
を比較し(但し、ΔSをばらつき許容梱数範囲とす
る)、下記(a) 〜(c) の判断を行なう。 (a) S2=S1±ΔS 残液量は当初の生産予定梱数S1に対し適正であり、生
産予定梱数S1を予定通りとする。
【0035】(b) S2>S1±ΔS 残液量は当初の生産予定梱数S1に対し過多であり、液
余り警報を発する。同時に、生産予定梱数S1をS2に
増量修正し、又は生産予定梱数S1を予定通りとする。
【0036】(c) S2<S1±ΔS 残液量は当初の生産予定梱数S1に対し過小であり、液
不足警報を発する。同時に、生産予定梱数S1をS2に
減量修正する。
【0037】上記〜を、タンク15Aの残液量T
が、単位液量Aに生産終了接近量kを加えた値より低減
するまで繰り返し、生産予定梱数S1の修正作業(更
新)を続ける。
【0038】タンク15Aの残液量Tが、単位液量A
に生産終了接近量kを加えた値より低減した時点で、上
記〜を終了し、これによって修正終了した生産予定
梱数S1を登録に供する。
【0039】(2) 生産予定梱数の登録(図7) 制御装置は、上記(1) による修正を終了した生産予定梱
数S1を登録し、通常生産を続ける。
【0040】(3) 出来高梱数の管理(図7) 制御装置は、前述のウェイトチェッカ18Aにより求め
られる通常生産の開始時点からの出来高梱数の累計を続
ける。
【0041】(4) 生産終了接近時点の管理(図7) 生産予定梱数に梱内ボトル数(24個)を乗じた生産予
定ボトル数から、既生産分の出来高梱数に梱内ボトル数
(24個)を乗じた出来高ボトル数と、ライン内在籍ボ
トル数(箱詰機18内の箱数×12個+ボトル整列供給
機11の出側〜箱詰機18間のボトル数)とを減じた生
産終了接近表示値が予め定めた値αに到達したとき、生
産終了接近時点とする。
【0042】尚、上述の出来高ボトル数は、出来高ボト
ル相当数であればよく、従って、ボトル整列供給機1
1からライン内に供給されたボトル数、もしくは充填
機15で充填を終了して充填機15から排出されたボト
ル数、を用いるものであっても良い。
【0043】以下、下記(5) 〜(10)の生産最終段階に入
る。 (5) 材料の投入待機(図7) 上記(4) の生産終了接近時点の到来で、ボトル整列供給
機11による空ボトル1の新たな投入、キャップ整列供
給機13によるキャップ2の新たな投入、製箱機17に
対する紙シートの新たな投入を待機(一時停止)する。
【0044】(6) 箱詰機片列運転とコンベヤ振り分け制
御(図7、図8) ライン内在籍ボトル1をボトル搬送具19により順次箱
詰機18に搬入して箱3に詰め、梱4を形成する。具体
的には下記〜である。 コンベヤ12の振分点Pに位置付けられているボトル
搬送具19の振り分け装置を第1の経路12Aの側に固
定する。
【0045】上記の結果、第2の経路12Bでボト
ル入りのボトル搬送具19が箱内1列分(6個のボトル
搬送具19)に満たなくなったとき(例えばボトル入り
のボトル搬送具19が2個不足)、振分点Pの振り分け
装置を第2の経路12Bの側に切換え、不足分のボトル
搬送具19を第2の経路12Bに導入してやる。
【0046】上記の後、箱詰ロボット34は、第1
の経路12Aに整列された6個のボトル搬送具19から
6個のボトル1をハンド34Aにて抜き取り、その後再
び第1の経路12Aに整列された6個のボトル搬送具1
9から6個のボトル1をハンド34Bにより抜き取り、
それらのハンド34A、34Bに把持した2列6個(全
12個)のボトル1を箱3に詰める。
【0047】上記の後、第2の経路12Bの不足分
のボトル搬送具19が第2の経路12Bに到達し、第1
の経路12Aと第2の経路12Bに各6個のボトル搬送
具19が整列したら、箱詰ロボット34は、それらのハ
ンド34A、34Bにより経路12A、12Bの各列6
個のボトル1を同時に抜き取り、それらのボトル1を箱
3に詰める。この時点で、第2の経路12B側でのボト
ル入りのボトル搬送具19は皆無となる。
【0048】その後、上記の振り分け状態下で、上
記を繰り返す。そして、キャップ装着機16から搬送
されてくるボトル入りの最後のボトル搬送具19が第1
の経路12Aに導入されたら、振分点Pの振り分け装置
は第2の経路12Bの側に切換え、第2の経路12Bに
空のボトル搬送具19が溜ったら、このボトル搬送具1
9を6個ずつ1グループとしてボトル整列供給機11の
側に払い出す。
【0049】(7) 箱詰機18の入口でボトル不足(図
7、図8) 箱詰機18の入口でライン内在籍ボトル入りのボトル搬
送具19が箱内1列分(6個のボトル搬送具19)に満
たなくなったとき、生産不足ボトル数βを求める。
【0050】この生産不足ボトル数βは、生産予定梱数
に梱内ボトル数(24個)を乗じた生産予定ボトル数か
ら、既生産分の出来高梱数に梱内ボトル数(24個)を
乗じた出来高ボトル数と、箱詰機18内在籍ボトル数
(箱詰機18内の箱数×12個+箱詰機18の入口ボト
ル数+ロボット34のハンド34A、34Bによる把持
ボトル数)とを減じた値である。
【0051】(8) 箱詰機18で生産不足ボトル数βを要
求(図7、図8) 尚、上記(7) 、(8) は、生産不足箱のシートについても
同様になされる。即ち、箱詰機18の箱マガジン部で空
箱不足のとき、生産不足シート数γを求める。この生産
不足シート数γは、生産予定数(梱数)×2から、出来
高梱数×2と、箱詰機内実箱数と、箱詰機内空箱数とを
減じた値である。そして、箱詰機18は上述の生産不足
シート数γを要求する(図7)。
【0052】(9) 不足分の空ボトル1、キャップ2、箱
3のシートを再投入(図7、図8) 生産不足ボトル数βに対応する不足分の空ボトル1、キ
ャップ2、箱3のシートのそれぞれについて、ボトル整
列供給機11により空ボトル1を再投入、キャップ整列
供給機13によりキャップ2を再投入、製箱機17に対
してシートを再投入する。
【0053】これにより、不足分のボトル1が充填機1
5で液体を充填され、キャップ装着機16でキャップ2
を装着されて、ボトル搬送具19によりコンベヤ12の
第1の経路12Aに搬入され、第1の経路12Aに1列
6個のボトル搬送具19が整列せしめられると、箱詰ロ
ボット34は、第1の経路12Aに整列された6個のボ
トル搬送具19から6個のボトル1をハンド34Aによ
り抜き取り、その後再び第1の経路12Aに整列された
6個のボトル搬送具19から6個のボトル1をハンド3
4Bにより抜き取り、それらのハンド34A、34Bに
把持している2列6個(全12個)のボトル1を箱3に
詰める。以後、これを、生産不足ボトル数β分の最後の
ボトル1についてまで繰り返す。
【0054】(10)生産完了(図7) 出来高梱数と、[箱詰機18内のボトル入り在籍箱数/
2]との加算値が生産予定梱数S1に等しくなったら、
箱詰機18内のボトル入り箱3を払い出す。これによ
り、最終の出来高梱数Dが生産予定梱数S1にぴったり
合致するものとなり、生産完了に至る。
【0055】以下、本実施の形態の作用について説明す
る。 生産完了の基準時点をタンク15Aの残液基準とする
に際し、充填機15の実際の生産状態からタンク15A
内の液体の単位液量により生産できる単位出来高梱数C
をチェックし、これに基づいて生産予定梱数S1を修正
するものであるため、液余り、液不足による不測の無駄
作業を解消できる。即ち、充填機15では、実際の充填
量が容器への入れ目のばらつき等により規定量(例えば
200cc/分)に対し若干の誤差を伴うため、液体の単位液
量により生産できる単位出来高梱数Cを実際の生産状態
に基づいてチェックし、生産予定梱数S1を実際の生産
状態に則するように修正するものである。
【0056】生産終了段階で、ボトルの生産数を梱単
位の出来高で管理するため、ボトルの生産予定数を梱単
位でぴったり生産完了できる。従って、ボトルの端数在
庫は発生せず、生産計画通りの生産管理が可能になる。
【0057】生産完了時点で、ボトル構成材料(空ボ
トル1、キャップ2)又は箱構成材料(箱3のシート)
のいずれもがライン内に残留することがない。このた
め、ライン内に残留するボトル構成材料や箱構成材料を
回収する作業は不要となり、生産性が良い。
【0058】また、製箱機17によって組立て済となっ
た箱3がライン内に残留することもなく、箱3の廃棄を
生ずることがないから、生産性が良い。
【0059】生産ライン内でのボトルの搬送のため
に、ボトル搬送具19を循環移動させるとき、(a) 通常
生産段階ではボトル入りのボトル搬送具を箱詰機18内
の第1と第2の両経路12A、12Bに導いて梱4を形
成し、(b) 生産最終段階で、箱詰機18へのライン内在
籍ボトルの搬入が一旦無くなった後に再投入されたボト
ル入りのボトル搬送具19は箱詰機18内の第1の経路
12Aに導いて梱4を形成し、空のボトル搬送具19は
箱詰機18内の第2の経路12Bに導いて箱詰機18を
通過させることができる。従って、生産最終段階での生
産調整のためにライン内に混在することとなるボトル入
りのボトル搬送具19と空のボトル搬送具19とを必要
最小限の設備構成にてスムースに処理できる。
【0060】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、箱
詰機18内でのコンベヤ12は第1の経路12Aのみの
1列とし、図1のリジェクトラインRをこの第1の経路
12Aに並列化するように箱詰機18の入側でコンベヤ
12から分岐し、このリジェクトラインRを箱詰機18
の出側(ボトル整列供給機11の入側)でコンベヤ12
に合流せしめるものとし、生産終了接近時点から生産完
了するまでの間の空のボトル搬送具19をリジェクトラ
インRからボトル整列供給機11の側に移送するものと
しても良い。
【0061】また、本発明のタンクは、液体を収容でき
るものであれば、いずれの形態からなるものであっても
よい。
【0062】また、タンクの残液量は重量で管理するも
のに限らず、レベル(容積)で管理するものであっても
よい。
【0063】また、充填機に接続されるタンクがn基あ
る場合には、最終n基目の液体を使用するに至った段階
から、生産予定梱数S1の修正作業を行なうものであっ
てもよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、容器の生
産予定数を梱単位でぴったり生産完了し、容器の端数在
庫を発生させず、かつ生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は液体充填包装設備を示す模式図である。
【図2】図2は液体充填包装設備を示す斜視図である。
【図3】図3は箱詰機を示す平面図である。
【図4】図4は箱詰機を示す正面図である。
【図5】図5は箱詰機内での容器搬送具の流れを示す模
式図である。
【図6】図6は生産予定梱数修正フローを示す流れ図で
ある。
【図7】図7は生産管理フローを示す流れ図である。
【図8】図8は図7の生産管理フローの中の生産最終段
階でのフローを詳細に示す流れ図である。
【符号の説明】
1 ボトル(容器) 3 箱 4 梱 12 コンベヤ 12A 第1の経路 12B 第2の経路 15 充填機 16 キャップ装着機(容器処理装置) 17 製箱機 18 箱詰機 19 ボトル搬送具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07C 1/00 - 15/00 B65B 3/26 B65B 57/00 G06F 19/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体充填包装ラインに充填機と箱詰機と
    を設置し、 タンクから供給される液体を充填機により容器に充填
    し、 充填済の容器を箱詰機に搬入し、所定容器数の容器を箱
    詰めして梱を形成し、 生産予定梱数S1の梱を生産する液体充填包装設備の生
    産管理方法において、 充填機の実際の生産状態からタンク内の液体の単位液量
    により生産できる単位出来高梱数をチェックし、 タンクの残液量に単位出来高梱数を乗じた値と、既生産
    分の出来高梱数とを加えた生産可能梱数S2を求め、 生産予定梱数S1と生産可能梱数S2とを比較し(但
    し、ΔSをばらつき許容梱数範囲とする)、S2=S1
    ±ΔSであれば生産予定梱数S1を予定通りとし、S2
    >S1±ΔSであれば生産予定梱数S1をS2に増量修
    正又は予定通りとし、S2<S1±ΔSであれば生産予
    定梱数S1をS2に減量修正することを特徴とする液体
    充填包装設備の生産管理方法。
  2. 【請求項2】 液体充填包装ラインに充填機と製箱機と
    箱詰機とを設置し、 タンクから供給される液体を充填機により容器に充填す
    るとともに、製箱機により箱を組立て、 充填済の容器を箱詰機に搬入するとともに、組立てた箱
    を箱詰機に搬入し、所定容器数の容器を箱詰めして梱を
    形成し、 生産予定梱数の梱を生産する液体充填包装設備の生産管
    理方法において、 請求項1に記載の手順により定めた生産予定梱数を登録
    し、 生産予定梱数に梱内容器数を乗じた生産予定容器数相当
    値から、出来高容器数相当値と、ライン内在籍容器数相
    当値とを減じた生産終了接近表示値が予め定めた値αに
    到達した生産終了接近時点で、充填機への容器構成材料
    の新たな投入と製箱機への箱構成材料の新たな投入とを
    待機し、 ライン内在籍容器を順次箱詰機に搬入することにより箱
    詰めして梱を形成し、 箱詰機へのライン内在籍容器の搬入が無くなった時点
    で、生産予定梱数に梱内容器数を乗じた生産予定容器数
    相当値から、出来高容器数相当値と、箱詰機内在籍容器
    数相当値とを減じた生産不足容器数相当値βを求め、 生産不足容器数相当値βに対応する不足分の容器構成材
    料と箱構成材料とを充填機と製箱機のそれぞれに再投入
    し、生産予定梱数の梱を生産完了することを特徴とする
    液体充填包装設備の生産管理方法。
  3. 【請求項3】 前記出来高容器数相当値が、既生産分の
    出来高梱数に梱内容器数を乗じた値である請求項2記載
    の液体充填包装設備の生産管理方法。
  4. 【請求項4】 前記容器の生産ラインは充填機から箱詰
    機を経由する循環移動経路を有し、上記循環移動経路に
    容器搬送具を循環移動可能としてなり、 上記循環移動経路は箱詰機内で互いに並列をなす第1の
    経路と第2の経路とに分岐され、 前記生産終了接近時点から生産完了するまでの間、容器
    入りの容器搬送具は第1の経路に振り分け、空の容器搬
    送具は第2の経路に振り分けて箱詰機を通過せしめる請
    求項2又は3記載の液体充填包装設備の生産管理方法。
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