JP2878196B2 - チップ先端部に弁機構を設けて成るボールペンレフィル - Google Patents

チップ先端部に弁機構を設けて成るボールペンレフィル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキ収容筒にイ
ンキを直詰して用いるボールペンレフィルのチップ先端
部のインキ乾燥防止やインキ漏出防止の目的で、インキ
収容筒の先端孔内にボールペンチップを嵌着すると共
に、チップ先端縁からその一部を外方に露出させ且つ回
動自在に抱持されたボールの後端面と接するボール押圧
部を有する可動部材と、その後端面に接してコイルスプ
リングを配設し、ボールを常にチップ先端縁の内壁面に
押圧するチップ先端部に弁機構を設けて成るボールペン
レフィルに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールペン用インキをインキ収容筒に直
詰し、該インキの後部にインキの消費に追従し且つイン
キ逆流を防止するインキフォロアーを装填し、インキ収
容筒の後端に通気手段を設けた尾栓を嵌着し更に、その
先端孔にボールペンチップを嵌着して成るボールペンレ
フィルは、インキ収容筒の内径が大きく且つインキ収蔵
量の多い部類のボールペンレフィルとして良く知られて
いる。
【0003】又、ボールペンチップの先端縁からその一
部を外方に露出させ且つ回動自在に抱持されたボールの
後端に接し、ボールを押圧する可動部材とコイルスプリ
ングが配設され、ボールをチップ先端縁の内壁に当接す
るように構成したボールペンも、例えば、実公昭39−
12125号公報のように、その目的とするところの違
いは感じられるものの従前から周知技術と見なされるも
のである。
【0004】更に、実開平6−86977号公報には、
ゲルインキをインキ収容筒に直詰し、該インキの後端に
インキの消費に追従するインキフォロアーが装填され更
に、インキ収容筒の後端に通気手段を有する尾栓を止着
すると共に、ボールがその先端縁で抱持され且つボール
がコイルスプリングに押圧されて先端縁の内壁に当接す
るように構成されたボールペンチップを、インキ収容筒
の先端孔に嵌着して成るボールペンレフィルが開示され
ている。
【0005】かかる技術は、20℃におけるインキ粘度
が20,000mPa.s以上の高粘度インキを用いた
永く主力の座にあった油性ボールペンに対し、筆跡の鮮
明さに加え軽いタッチでスムーズに筆記できる利点に着
目して、5mPa.s以下である低粘度の水性インキを
用いた水性ボールペンが、綿状にしたプラスチック繊維
をフィルムで被覆したインキ吸蔵体に、インキを吸蔵
し、中継芯を介在してインキ吸蔵体からボールにインキ
を誘導するように構成した中綿式水性ボールペンとして
更に、インキ収容筒に直接インキを収蔵し、櫛溝による
インキ出調整機能を有するペン芯機構を持ったペン芯式
直詰水性ボールペンとして次々に商品化され、ボールペ
ンの商品構成が増大且つ多様化する中で、高粘度インキ
によるボールペン或いは、低粘度インキによるボールペ
ンが、それぞれに抱える問題点の解決を画し、両インキ
と粘度特性を異にする剪断減粘性を有する水性又は油性
ゲルインキや中粘度油性インキを採用するに及んで、に
わかに注目されてきているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】静的な状態では高い粘
度を有するが筆記時のボールの回転で瞬時に粘度が低下
する剪断減粘性を付与した一般的にゲルインキと呼ばれ
るインキや、20℃におけるインキ粘度2,000〜1
0,000mPa.sの中粘度油性インキの採用は、高
粘度油性インキを用いたボールペンが筆圧が高く、筆跡
に泣き,ボテ,カスレ等の問題があること又、低粘度水
性インキを用いたボールペンがインキ消費量が多く、筆
跡のにじみや裏うつりする性能面の問題や、インキ収容
筒を大きくしたりインキ出量を適正に保つために部品数
が多いことからコスト高になる等の問題を解決しようと
するものである。しかしながら、高粘度油性インキを用
いたボールペンレフィルは、チップ先端部からのインキ
乾燥やインキ漏出の心配が無いから、軸筒内にレフィル
を収容し該軸筒の先端開口部からレフィルの筆記端部を
出し入れする出没装置を備え且つ、筆記端部を下向き状
態で携行するノック式ボールペンとして用いることがで
きる最大利点があったが、ボールペンチップのボールを
抱持する先端縁の内壁面にボールを常に押圧し、チップ
先端部からのインキ乾燥やインキ漏出を防止する弁機構
を伴う本発明が属するボールペンレフィルにあっては、
チップが下向き状態で仮にボールが脱落してしまうと、
インキは外部に流出して衣服を汚す結果を招来する欠陥
があるので、筆記端部を下向き状態で携行するノック式
ボールペンのレフィルとして用いることができない悩み
があった。本発明はこのボール脱落でチップ先端からイ
ンキが流出するのを阻止し、ノック式ボールペンにも用
いることのできるレフィルの現出を意図するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状態に鑑
みてなされたものであって、ボールペンチップのボール
が、当該ボールを抱持するチップ先端縁の摩耗等の事由
によりボールハウス内から外方に脱落した状態にあっ
て、ボールペンチップのインキ導通孔が後部孔で開口す
る開口部周辺と、コイルスプリングに弾発された可動部
材のボール押圧部近傍に設けた弁部が当接し、チップ先
端からのインキ流出を阻止する新たな弁機構を形成する
ことをもって課題を解決する手段とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、インキ収容筒内に剪断
減粘性を付与したインキ或いは、20℃におけるインキ
粘度2,000〜10,000mPa.sの中粘度油性
インキを収蔵し、該インキの後部にインキフォロアーを
装填し更に、インキ収容筒の後端に通気手段を設けた尾
栓を嵌着し、その先端孔内にボールペンチップを嵌着す
ると共に、チップ先端縁からその一部を外方に露出させ
且つ回動自在に抱持されたボールの後端面と接するボー
ル押圧部を有する可動部材と、該可動部材の後端面に接
してコイルスプリングを配設し、ボールを常にチップ先
端縁の内壁面に押圧するように構成したチップ先端部に
弁機構を設けて成るボールペンレフィルにおいて、ボー
ルペンチップのインキ導通孔と後部孔の連結部を傾斜面
に形成すると共に、可動部材のボールと接するボール押
圧部に隣接してチップ連結部の傾斜面と略同角に形成し
た接触部を有する弁部を設け、両者の当接により新たな
弁機構に形成したものである。
【0009】以上の新たに形成された弁機構は、ボール
を抱持する先端縁の摩耗やレフィルに加わる強い衝撃力
等の不測の事態でボールハウス内から外方にボールが脱
落した時、コイルスプリングの弾発力により瞬時に可動
部材が先端方向に移動し、可動部材の弁部がチップの後
部孔とインキ導通孔の連結部に当接する弁機構で、円周
にわたって両者が密接する弁作用によりチップ先端から
のインキ流出が阻止される。
【0010】新たに形成される弁機構は次なる構成によ
ってももたらされる。すなわち、ボールペンチップのイ
ンキ導通孔が後部孔で開口する開口部を形成すると共
に、可動部材のボールと接するボール押圧部に隣接して
一段径大に設けた弁部の接触部を傾斜面に形成し、両者
の当接により新たな弁機構とするものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を実施例を示した
図面を基に詳説する。
【0012】図1はチップ先端部に弁機構を設けて成る
ボールペンレフィルに関する本発明の第一実施例を説示
するために、チップ先端主要部を拡大して示した縦断面
図であり、図2は第一実施例のボールが脱落した場合に
作用する弁機構を説示するチップ先端部縦断面図で、図
3は第一実施例であるボールペンレフィルの全体を示す
縦断面図である。
【0013】本発明の第一実施例のボールペンレフィル
は図3及び図1に示したように、インキ収容筒内に2
0℃におけるインキ粘度2,000〜10,000mP
a.sの中粘度油性インキ2を収蔵し、該インキの後部
にインキの消費に追従し且つインキ逆流を防止するイン
キフォロアー3を装填し更に、インキ収容筒の後端開口
部1bには通気手段を有する尾栓4を止着すると共に、
インキ収容筒の先端孔1aに嵌着するボールペンチップ
内に、チップ先端縁5aからその一部を外方に露出さ
せ且つ回動自在に抱持されたボール6の後端面と接する
ボール押圧部7aを有する可動部材と、該可動部材の
後端面にその前端面を接するコイルスプリング8を配設
して、ボールを常にチップ先端縁の内壁面5bに押圧す
るよう構成したものである。
【0014】第一実施例について更に詳説すると、イン
キ収容筒はボールペンチップが嵌着する先端孔1a
を有する小径部1cと、ノック式ボールペンの場合その
前端面がバネ受座1dとなる中径部1eと、後端開口部
1bに尾栓4を止着する大径部1fとから成り、金属又
は合成樹脂で成形加工される。なお、大径部の前端面に
凹溝1gを設けてあるがこれは、大径部の前端面を軸筒
の係止段部(図示せず)に突き当てるキャップ式ボール
ペンにおいて、キャップ嵌合時に圧縮されるキャップ内
空気の逃げ通路とするもので、ノック式及びキャップ式
のいずれにも適用されるインキ収容筒に構成してある。
【0015】ボールペンチップ5は、テーパー状に削肉
された先端部にボールハウス5cを設け、ボールハウス
は中心に後部孔5dに貫通するインキ導通孔5eと、該
インキ導通孔から放射線状に穿設した複数のインキ溝5
fを設け、その底部をボール6に筆圧が加わった時のボ
ール座5gに形成し、ボールを収納した後チップ先端縁
5aをかしめ治具により内向きにかしめ加工を施し、ボ
ールの一部を外方に露出させ且つ回動自在に抱持してあ
る。又、後端で開口する後部孔とボールハウスに貫通す
るインキ導通孔との連結部5hを傾斜面に形成し、図2
で示すように、不測の事態でボール6がチップ先端縁5
aから外方に脱落した時、後述する可動部材7は先端方
向に移動し、当該可動部材の一段径大に設けた弁部7c
がチップの連結部5hに当接し、チップ先端からのイン
キ流出を阻止する新たな弁機構を構成することになる。
【0016】可動部材は、ボール6と接する外径がチ
ップのインキ導通孔5eより小径のボール押圧部7a
と、これに隣接してチップの後部孔5dより小径の弁部
7cと、略中央から後端に向けその外径がチップの後部
孔よりやや小径の複数枚のリブ状羽根部7dにより径方
向等間隔に区画して設けたインキ通路7eを有するイン
キ整流部7bとから成り、弁部の接触部7fはチップの
後部孔とインキ導通孔の連結部5hの傾斜面と略同角の
傾斜面に形成されている。なお、ボール押圧部の長さは
その先端面がボール脱落時にチップ先端縁5aより充分
内側に位置するように設定されるべきものである。
【0017】本発明の第一実施例は、以上の如く形成さ
れた可動部材を、ボール6とコイルスプリング8の間
に配置して、チップの後部孔5dにコイルスプリング
の後端を嵌着することにより、常にボールをチップ先端
縁5aの内壁面5bに押圧し、ノック式ボールペンの軸
筒内に収納されチップが下向き状態で携行又は放置され
ても、チップ先端からのインキ漏出(インキ垂れ下が
り)が防止でき更に、不測の事態でボールが脱落した場
合でも、チップの後部孔5dとインキ導通孔5eの連結
部5hと可動部材の弁部7cの接触部7fとの当接に
よりあらたな弁機構が作用し、チップ先端からのインキ
流出が阻止できるように構成したものである。
【0018】図4は本発明の第二実施例であるボールペ
ンレフィルの全体を示す縦断面図であり、図5は第二実
施例のボールが脱落した場合に作用する弁機構を説示す
るチップ先端部縦断面図である。なお、第二実施例の説
明に用いる符号は第一実施例の説明に用いた部材および
部位を示す符号と同じものについて同符号を用いて説明
する。
【0019】本発明の第二実施例のボールペンレフィル
は図4に示すものであって、インキ収容筒1はチップホ
ルダー部材9とインキ収容部材10が結合されて形成さ
れており、内部には静的な状態では高い粘度を有するが
筆記時のボール6の回転で粘度が瞬時に低下する剪断減
粘性を付与したインキ2を収蔵し、該インキの後部にイ
ンキフォロアー3を装填し、インキ収容部材(インキ収
容筒1)の後端開口部1bには通気手段を設けた尾栓4
を嵌着し更に、チップホルダー部材(インキ収容筒1)
の先端孔1aにボールペンチップ5を嵌着すると共に、
ボールの後端面と接するボール押圧部17aを有する可
動部材17と、該可動部材の後端面にその前端面を接す
るコイルスプリング8を配設して、ボールを常にチップ
先端縁5aの内壁面5bに押圧するよう構成したもので
ある。
【0020】次に、本発明の第二実施例が本発明の要旨
であるボール6が外方に脱落した状態において作用する
新たに設けた弁機構について詳述する。図5は第二実施
例のレフィルにおいて不測の事態でボールがチップ先端
縁5aから外方に脱落した状態において、コイルスプリ
ング8で押圧された可動部材17が先端方向に移動し、
チップ5のインキ導通孔5eが後部孔5dで開口する真
円に形成された開口部5hに、可動部材17のボール押
圧部17aに隣接して一段径大に設けた弁部17cの傾
斜面に形成した接触部17fが当接する新たな弁機構の
構成を示すもので、この弁作用によりチップ先端からの
インキ流出が阻止されることになる。
【0021】第二実施例のボールペンチップ5はインキ
導通孔5eの長さが通常より長目に形成してあり、ボー
ル座5gにインキ導通孔から放射状に刻設されるインキ
溝5fの加工においても、インキ導通孔が後部孔5dで
開口する開口部5hに影響が及ぶことなく、当該開口部
5hが真円に保たれるものであり又、可動部材17はボ
ール6と接するボール押圧部17aに隣接して一段径大
に設けた弁部17cが、ボール押圧部と連結する接触部
17fを傾斜面に形成するもので、上記以外については
第一実施例で記述した内容と大綱的に同一と見なされる
ものである。
【0022】なお、第二実施例におけるチップホルダー
9は、剪断減粘性を付与したインキ2を用いる場合にお
いて重要な役割を担う部材であるが、本発明の要旨と直
接関係する部分でないので説明を省略する。
【0023】本発明の第二実施例は、以上の如く形成さ
れた可動部材17をボール6とコイルスプリング8の間
に介在し、コイルスプリングの後端面をチップホルダー
部材9の先端孔1a内で支承し、常にボールをチップ先
端縁5aの内壁面5bに押圧し、ノック式ボールペンの
軸筒内に収納されチップ5が下向き状態で携行又は放置
されても、チップ先端からのインキ漏出(インキ垂れ下
がり)が防止でき更に、チップ先端縁5aの摩耗や不測
の事態でボールが脱落した場合でも、チップのインキ導
通孔5eが後部孔5dで開口する開口部5hと可動部材
弁部17cの接触部17fとの当接により、新たな弁機
構が作用しチップ先端からのインキ流出が阻止できるよ
うに構成したもので、これにより第一実施例同様にノッ
ク式ボールペンに不安なく使用できるボールペンレフィ
ルが提供できたものである。
【0024】
【発明の効果】従来、剪断減粘性を付与したインキ或い
は、20℃におけるインキ粘度2,000〜10,00
0mPa.sの中粘度油性インキを用いたボールペン
は、チップを上向きの状態で携行するキャップ式タイプ
で商品化され、しかも、キャップ内にはチップ先端部を
被覆する弾性材料から成るパッキンを用い、チップ先端
からのインキの乾燥やインキの漏出防止を行なってき
た。従って、チップを下向き状態で携行し且つチップ先
端部を被覆する部材のないノック式ボールペンに用いる
レフィルにすることは、万が一ボールが脱落した場合に
衣服をインキで汚損する恐れがあり実用化に踏み切れな
かったものである。
【0025】本発明はチップ先端部にインキ漏出防止の
弁機構を設けて成るボールペンレフィルに更に、ボール
脱落時にチップ先端からのインキ流出を阻止する弁機構
を新規に設定することでこの難題を解決したもので、当
然ボールが脱落したレフィルは筆記不能となるものの、
インキ流出による軸筒や衣服の汚損から免れ、安心して
ノック式ボールペンに収納されるレフィルとして用いる
ことができるので、これにより商品の展開が大きく画せ
る効果ははかり知れなく大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例であるボールペンレフィル
の先端主要部を拡大して示す一部切欠縦断面図である。
【図2】第一実施例のボールが脱落した時の状態を示す
チップ先端部切欠縦断面図である。
【図3】本発明の第一実施例であるボールペンレフィル
の総縦断面図である。
【図4】本発明の第二実施例であるボールペンレフィル
の総縦断面図である。
【図5】第二実施例のボールが脱落した時の状態を示す
チップ先端部切欠縦断面図である。
【符号の説明】
1 インキ収容筒 1a 先端孔 1b 後端開口部 2 ボールペン用インキ 3 インキフォロアー 4 尾栓 5 ボールペンチップ 5a チップ先端縁 5b 内壁面 5c ボールハウス 5d 後部孔 5e インキ導通孔 5h 開口部(連結部) 6 ボール 7、17 可動部材 7a、17a ボール押圧部 7c、17c 弁部 7f、17f 接触部 8 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−251594(JP,A) 特開 平9−248991(JP,A) 特開 平10−6683(JP,A) 特開 平10−16473(JP,A) 実開 平2−100673(JP,U) 特許2834067(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43K 1/08 B43K 7/02 B43K 7/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールペン用インキをインキ収容筒に直
    詰し、該インキの後部にインキの消費に追従し且つイン
    キ逆流を防止するインキフォロアーを装填し、インキ収
    容筒の後端開口部に通気手段を設けた尾栓を嵌着し更
    に、インキ収容筒の先端孔内にボールペンチップを嵌着
    すると共に、チップ先端縁からその一部を外方に露出さ
    せ且つ回動自在に抱持されたボールの後端面と接するボ
    ール押圧部を有する可動部材と、該可動部材の後端面に
    接してコイルスプリングを配設し、ボールを常にチップ
    先端縁の内壁面に押圧するように構成したチップ先端部
    に弁機構を設けて成るボールペンレフィルにおいて、前
    記ボールペンチップ()のボール(6)が、当該ボー
    ルを抱持するチップ先端縁(5a)の摩耗等の事由によ
    りボールハウス(5c)内から外方に脱落した状態にあ
    って、前記ボールペンチップ()のインキ導通孔(5
    e)が後部孔(5d)で開口する開口部(5h)周辺
    と、コイルスプリング(8)に弾発された前記可動部材
    )のボール押圧部(7a)近傍に設けた弁部(7
    c)が当接し、チップ先端からのインキ流出を阻止する
    新たな弁機構を形成したことを特徴とするチップ先端部
    に弁機構を設けて成るボールペンレフィル。
  2. 【請求項2】 前記ボールペン用インキ(2)が、静的
    な状態では高い粘度を有するが筆記時のボールの回転で
    粘度が低下する剪断減粘性を付与したインキ(2)或い
    は、20℃におけるインキ粘度2,000〜10,00
    0mPa.sの中粘度油性インキ(2)であることを特
    徴とする請求項1に記載のチップ先端部に弁機構を設け
    て成るボールペンレフィル。
  3. 【請求項3】 前記ボールペンチップ()のインキ導
    通孔(5e)と後部孔(5d)の連結部(5h)を傾斜
    面に形成すると共に、前記可動部材()のボール
    (6)と接するボール押圧部(7a)に隣接してチップ
    連結部(5h)の傾斜面と略同角に形成した接触部(7
    f)を有する弁部(7c)を設け、両者の当接により新
    たな弁機構に形成したことを特徴とする請求項1に記載
    のチップ先端部に弁機構を設けて成るボールペンレフィ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記ボールペンチップ(5)のインキ導
    通孔(5e)が後部孔(5d)で開口する開口部(5
    h)を形成すると共に、前記可動部材(7)のボール
    (6)と接するボール押圧部(7a)に隣接して一段径
    大に設けた弁部(7c)の接触部(7f)を傾斜面に形
    成し、両者の当接により新たな弁機構に形成したことを
    特徴とする請求項1に記載のチップ先端部に弁機構を設
    けて成るボールペンレフィル。
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