JP2877779B2 - 図形表示装置及び方法 - Google Patents

図形表示装置及び方法

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JP2877779B2
JP2877779B2 JP9046284A JP4628497A JP2877779B2 JP 2877779 B2 JP2877779 B2 JP 2877779B2 JP 9046284 A JP9046284 A JP 9046284A JP 4628497 A JP4628497 A JP 4628497A JP 2877779 B2 JP2877779 B2 JP 2877779B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、マップと図形発
生部とを用いて図形を回転表示することができる図形表
示装置及び方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、キャラクタジェネレータを用いた
装置によって図形(文字を含む)を表示するために、マ
ップおよびキャラクタジェネレータによって表示図形が
記憶されたメモリを構成し、マップから読出された読出
順序データによってキャラクタジェネレータから図形デ
ータを読出し、その読出した図形データを、ラスタスキ
ャン方式によって図形として表示している。この表示は
図22に示すように先ず、画面の右端においてラスタA
0を形成し順次、画面の左側に走査位置を移動させてラ
スタA1〜Anを表示することによって図形を表示して
いる。一つのラスタにはN個(例えば16個)のキャラ
クタが表示され、全て異なる図形の場合には、N種類の
図形が表示できる。(この図は一般的なブラウン管を9
0度回転させて用いている)。図23はこのような表示
を行なう装置の一例を示すブロック図であり、1はディ
ジタル信号を処理する処理装置、2はブラウン管の水平
方向の走査位置を指定するためのHカウンタ、3はブラ
ウン管の垂直方向の走査位置を指定するためのVカウン
タ、4はキャラクタジェネレータの読出アドレス順序が
記憶されたマップ部、5はキャラクタジェネレータ、6
はシフトレジスタ、7はブラウン管であり、Hカウンタ
2およびVカウンタ3は直交座標で表わされる読出信号
を発生する読出信号発生器を構成している。マップ部4
およびキャラクタジェネレータ5はグラフィックディス
プレイにおけるビデオRAMに相当する図形を表示する
ためのメモリを構成している。 【0003】このように構成された装置において、処理
装置1によって制御されるHカウンタ2およびVカウン
タ3の出力信号によってマップ部4に記憶された読出順
序データが順次読出され、その読出された読出順序デー
タ信号に対応する図形を表わす図形データがキャラクタ
ジェネレータ5から読出され、キャラクタジェネレータ
5は例えば、図24に示すように、文字Aが記憶されて
いる場合、文字Aの各行のデータが読出され、シフトレ
ジスタ6に記憶される。そしてこのデータは順番に図2
5(b)〜(f)に示すようなビデオ信号に変換され、
図25(a)に示すように文字Aがブラウン管7に表示
される。 【0004】このようにしてキャラクタジェネレータ5
に記憶されている図形データが読出され、ブラウン管に
表示されるので、複数のキャラクタジェネレータを備え
れば、形および大きさが任意な図形を表示することがで
きる。このとき、キャラクタジェネレータに記憶されて
いるデータの読出し開始位置を水平方向または垂直方向
にシフトすることによって、表示される画面も、水平方
向または垂直方向にシフトさせることができる。 【0005】このように、マップとキャラクタジェネレ
ータを用いて1つの走査線にN個の文字等を表示する表
示装置では、1文字に1つの読出順序データ、即ち、N
個の文字に対してN個の読出順序データを得、それぞれ
対応するキャラクタジェネレータへ供給して可視的な文
字としている。 【0006】このような装置においては、表示される文
字は、マップから読み出される読出順序データを変更す
ることによって変更される。つまり、1つの文字を変更
するには、マップ内の1つの読出順序データのみを変更
すればよい。したがって、こうした表示装置は、ゲラフ
ィックディスプレイにおけるビデオRAMの更新に比べ
て、遥かに高速に処理を行うことができ、ビデオゲーム
機等の高速動画処理のための表示装置に適している。ま
た、グラッフィクディスプレイのビデオRAMのよう
に、画面サイズに対応する大きなメモリ容量を必要とせ
ず、安価に製造することができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マップ
とキャラクタジェネレータとを用いる方式は、グラッフ
ィクディスプレイのビデオRAMを用いた方式のように
描画用の1系統のメモリではなく、属性を異にし共に直
接の描画用ではない2系統のメモリを必要とし、その分
だけ複雑になる。例えば、前記のように表示位置を水平
方向や垂直方向に移動表示させる位のことは可能だが、
描画用メモリを持たないため、図形を拡大・縮小表示す
ることが可能出あるかどうかも明らかでなく、まして、
図形の回転表示など、当該技術分野の技術者の全く思い
及ばないところであり、その手法は未知のものであっ
た。 【0008】そこで、この発明は、マップとキャラクタ
ジェネレータとを用いて図形の回転表示を可能とする装
置及び方法を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、この発明は、複数個のピクセルからなる区域
毎に独立した表示内容を指示するデータを記憶するマッ
プと、垂直方向読出信号および水平方向読出信号が入力
され、指定された回転量に対応した第1の読出信号およ
び第2の読出信号を出力する座標回転処理手段と、図形
発生手段と、を備え、前記第1の読出信号を前記マップ
に供給して該マップより読出順序データを得、該読出順
序データと前記第2の読出信号とを前記図形発生手段に
供給して図形データを得、該図形データによって図形表
示を行う図形表示装置であって、前記図形発生手段は、
ピクセル単位で、前記区域毎の独立した表示内容の読出
順序データを受けて該読出順序データに対応する図形デ
ータであって前記第2の読出信号によって特定されたピ
クセルデータを得、図形を回転表示することを特徴とす
る図形表示装置、を提供するばかりでなく、複数個のピ
クセルからなる区域毎に独立した表示内容を指示するデ
ータを記憶するマップを設けるステップと、垂直方向読
出信号および水平方向読出信号を受け取って、指定され
た回転量に対応した第1の読出信号および第2の読出信
号を出力するステップと、前記第1の読出信号に基づい
て前記マップから読出順序データを得るステップと、前
記読出順序データと前記第2の読出信号とから図形デー
タを得、該図形データによって図形表示を行うステップ
と、を備える図形表示方法であって、図形表示を行う前
記ステップが、ピクセル単位で、前記区域毎の独立した
表示内容の読出順序データを受けて該読出順序データに
対応する図形データであって前記第2の読出信号によっ
て特定されたピクセルデータを得、図形を回転表示する
ステップを含むことを特徴とする図形表示方法、を提供
する。 【0010】 【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施例を示す
ブロック図であり、図23と同一部分は同記号を用いて
いる。10は直交座標で表わされる読出信号の内、一方
の座標軸を指定する信号を発生するVカウンタ、11は
他方の座標軸を指定する信号を発生するHカウンタ、1
2は読出信号の座標系に回転を与える座標回転処理部、
13はマップ部4の記憶内容を読出すための信号を発生
するマップ読出信号発生部、14はキャラクタジェネレ
ータ部から図形データを読出すための信号を発生するキ
ャラクタジェネレータ読出信号発生部、15はキャラク
タジェネレータ部、16はキャラクタジェネレータ部1
5から読出したデータを図形に組立てる図形組立部であ
る。なお、キャラクタジェネレータ部15と図形組立部
16とを合わせて図形発生部という。 【0011】ここで、座標軸に回転を与えるということ
は図2に示すように、Vカウンタ10の出力信号をX方
向の座標軸に対応させ、Hカウンタ11の出力信号をY
方向の座標軸に対応させて表わした直交座標を、点線で
示すように角度θだけ傾斜させて、x軸−y軸で表わさ
れる新たな直交座標に変換することである。 【0012】グラフィックディスプレイにおけるビデオ
RAMのように、表示すべき図形を表わすデータがビデ
オRAMから順番にデータを読出すことによって、表示
内容を決まるとき、そのビデオRAMに相当するものを
この発明において、メモリと称する。 【0013】図1の装置はマップ部4のアクセスを行な
って得られる信号に基づき、キャラクタジェネレータ部
15からデータを読出して、そのデータによって図形表
示している。このためマップ部4とキャラクタジェネレ
ータ部15によってメモリを構成していることになり、
この装置ではメモリは図3のようになっている。図3は
4つの枠で構成されており、1つの枠の大きさはブラウ
ン管の1画面分を表わしており、メモリの右肩の記号A
で示す部分を絶対原点、絶対原点から左方向または下方
向にアクセスする方向を正、メモリの横方向を水平方
向、縦方向を垂直方向と定義する。また、ブラウン管の
表示画面の右肩である記号Bで示した部分をブラウン管
原点と定義する。 【0014】本装置は図4に示すように、Vカウンタ1
0およびHカウンタ11の出力信号をメモリの垂直方向
のアクセスに用いるか、水平方向のアクセスに用いるか
によって、その表示状態を次のように定義する。 【0015】(a)表示状態A(図4(a)の状態) Vカウンタ10の出力信号をメモリの水平方向のアクセ
スに用い、Hカウンタ11の出力信号を垂直方向のアク
セスに用い、水平方向のアクセス位置が時間の経過にと
もなってメモリの負(右)方向に進み、垂直方向のアク
セス位置がメモリの負(上)方向に進むもの。 【0016】(b)表示状態B(図4(b)の状態) Vカウンタ10の出力信号をメモリの垂直方向のアクセ
スに用い、Hカウンタ11の出力信号を水平方向のアク
セスに用い、垂直方向のアクセス位置が時間の経過にと
もなってメモリの負(上)方向に進み、水平方向のアク
セス位置がメモリの正(左)方向に進むもの。 【0017】(c)表示状態C(図4(c)の状態) Vカウンタ10の出力信号をメモリの水平方向のアクセ
スに用い、Hカウンタ11の出力信号を垂直方向のアク
セスに用い、水平方向のアクセス位置が時間の経過にと
もなってメモリの正(左)方向に進み、垂直方向のアク
セス位置がメモリの正(下)方向に進むもの。 【0018】(d)表示状態D(図4(d)の状態) Vカウンタ10の出力信号をメモリ垂直方向のアクセス
に用い、Hカウンタ11の出力信号を水平方向のアクセ
スに用い、垂直方向のアクセス位置が時間の経過にとも
なってメモリの正(下)方向に進み、水平方向のアクセ
ス位置がメモリの負(右)方向に進むもの。 【0019】Vカウンタ10は処理装置1から供給され
る表示状態信号が表示状態A、表示状態Bを表わすもの
であるときダウンカウントを行ない、表示状態C,Dを
表わすものであるときアップカウントを行なうようにな
っている。Hカウンタ11は処理装置1から供給される
表示状態信号が、表示状態B,Cを表わすものであると
きアップカウントを行ない、表示状態A,Dを表わすも
のであるときダウンカウントを行なうようになってい
る。 【0020】座標回転処理部12はVカウンタ10、H
カウンタ11から供給される直交座標で表わされる読出
信号に、表示状態信号、回転量信号、ブラウン管原点を
絶対座標で表わした原点信号、V信号、V4信号、H信
号、H4信号、CHG・AD(V)信号、CHG・AD
(H)信号、CHG・NO信号を発生するようになって
いる。 【0021】マップ読出信号発生部13はマップ部4の
記憶内容を読出す信号の他にキャラクタジェネレータ読
出信号発生部14に供給するV4L信号およびH4信号
を発生するようになっている。 【0022】座標回転処理部12は図5に示すように横
成分原点レジスタ12b、縦成分原点レジスタ12c、
セレクタ12d、セレクタ12e、回転信号演算部12
f、12g、加算器12h〜12kから構成されてい
る。 【0023】横成分原点レジスタ12bは、処理装置1
から供給される原点信号に応じてブラウン管原点座標の
絶対原点に対する横方向成分を表わすための信号を発生
するようになっている。また、縦成分原点レジスタ12
cは、縦方向成分を表わす信号を発生するようになって
いる。セレクタ12dは、処理装置1からの表示状態信
号が表示状態A,Cを表わすときは横成分原点レジスタ
12bから供給されている信号を出力し、表示状態B,
Dを表わすときは縦成分原点レジスタ12cから供給さ
れている信号を出力するようになっている。セレクタ1
2eは、処理装置1からの表示状態信号が表示状態A,
Cを表わすときは縦成分原点レジスタ12cから供給さ
れている信号を出力し、表示状態B,Dを表わすときは
横成分原点レジスタ12bから供給されている信号を出
力するようになっている。回転信号演算部12f,12
gは、処理装置1から供給される回転量を表わす信号に
応じてVカウンタ10、Hカウンタ11から供給されて
いる信号に回転を与えるようになっており、アフィン変
換を行なっている。 【0024】加算器12iはマップ部4の一方の座標上
の位置を表わす5ビットのV信号、キャラクタジェネレ
ータの縦方向座標軸上の位置を表わす2ビットのCHG
・AD(V)信号、図形組立部16に供給する2ビット
のCHG・NO信号を発生するようになっている。加算
器12kはマップ4の他方の座標軸上の位置を表わす5
ビットのH信号、キャラクタジェネレータの横方向座標
軸上の位置を表わす2ビットのCHG・AD(H)信
号、マスタタイミングを表わす2ビットのM・T信号を
発生するようになっている。このうち、V信号の下位1
ビットおよび、H信号の下位1ビットはキャラクタジェ
ネレータ読出信号発生部14の動作のために必要なH4
信号、V4信号として用いている。 【0025】マップ読出信号発生部13は図6に示すよ
うに、ラッチ13a、補正データ発生部13b、加算器
13c、セレクタ13d〜13i、EOR回路13j、
から構成されている。補正データ発生器13bは処理装
置1から供給される回転方向を表わす左右信号、表示状
態を表わす表示状態信号に応じて第1表に示す信号を発
生するようになっている。 【0026】 【表1】 【0027】第1表中、左とは図形を左回転させて表示
することであり、右とは図形を右回転させて表示するこ
とである。 【0028】セレクタ13d〜セレクタ13gは表示状
態信号が表示状態A,Cを表わすときは入力端子a側の
信号を出力し、表示状態信号が表示状態B,Dを表わす
ときは入力端子b側の信号を出力するようになってい
る。セレクタ13h、セレクタ13iはEOR回路13
jから供給される信号に応じて入力端子a1、a2側ま
たは入力端子b1,b2側の信号を出力するようになっ
ている。 【0029】マップ部4は図7に示すようにマップ4
a,4b、ラッチ4c,4dから構成されており、この
マップは図8に示すように、ブラウン管の16×16ピ
クセルに対応した部分が1単位となっており、これらが
32×32単位集まってマップ4aまたはマップ4bを
構成している。また、1単位のマップが指定された時、
このマップに対応する16×16のどのピクセルが走査
されるタイミングであってもそのマップ内の情報が読出
されるようになっている。すなわち、図8において、実
線で示すようなアクセスが行なわれている時、ピクセル
1に対応する部分からピクセル11に対応する部分まで
全てFというデータが読出されるようになっている。 【0030】キャラクタジェネレータ読出信号発生部1
4は図9に示すようにセレクタ14a〜14f、スイッ
チ回路14g,14j、ラッチ14h、シフトレジスタ
14i,14k、EOR回路14m,14n、から構成
されている。セレクタ14a〜14fは入力端子cに供
給される信号に応じて入力端子aまたは入力端子bが選
択されるようになっている。スイッチ回路14g,14
jは入力端子e,fに供給される左右信号または表示状
態信号に応じて、入力端子a〜dに供給されている信号
とその信号を出力する出力端子g〜jとの組み合わせを
第2表のモード1またはモード2の何れかに選択するよ
うになっている。そして『モード1』が選ばれるか『モ
ード2』が選ばれるかは第3表の基準によって決まるよ
うになっている。シフトレジスタ14iは1ビット4段
のシフトレジスタ、シフトレジスタ14kは2ビット4
段のシフトレジスタである。 【0031】 【表2】 【0032】 【表3】【0033】キャラクタジェネレータ部15は図10に
示すように、キャラクタジェネレータ15a〜15dに
よって構成されており、各キャラクタジェネレータは後
述するV形およびH形の2種類の図形パターンを、処理
装置1から供給される表示状態信号によって選択するよ
うになっているとともに、キャラクタジェネレータ読出
信号発生部14から供給された信号に応じて、その選択
された図形パターンから図形データが読出されるように
なっている。 【0034】図11はキャラクタジェネレータのパター
ンのうち、V形のパターンを示しており、枠外の横方向
の数字00〜11は加算器12kから出力されるCHG
・AD(H)信号で指定されるアドレスであり、縦方向
の数字は加算器12iから出力されるCHG・AD
(V)信号で指定されるアドレスである。1つの枠内は
a〜dの4つの部分に分解され、それらのa〜dの部分
のデータはキャラクタジェネレータ15a〜15dにそ
れぞれ対応しており、その部分はブラウン管の横方向1
ピクセル×縦方向4ピクセルのデータが記憶されてい
る。すなわち、縦横1つずつのアドレスで指定される部
分の枠は、4×4ピクセル分のデータを記憶している。
そして、キャラクタジェネレータの1つ記憶単位は4×
4アドレス分すなわち16×16ピクセル分となってい
る。 【0035】図形組立部16は図12に示すように、シ
フトレジスタ16a〜16d、セレクタ16e、シフト
レジスタ16fから構成されている。各シフトレジスタ
は処理装置1から供給される表示状態信号が表示状態
A,BのときMSB(最上位ビット)が先に出力され、
表示状態信号が表示状態C,DのときLSB(最下位ビ
ット)が先に出力されるようになっている。セレクタ1
6eはシフトレジスタ16fから供給される信号に応じ
て第4表のように入力信号を選択して送出するようにな
っている。 【0036】 【表4】【0037】シフトレジスタ16fは2ビットで8段の
シフトレジスタである。 【0038】このように構成した装置の動作は次のとう
りである。先ず、図形に回転を与えないときの表示動作
について説明する。このときは、図5に示すように処理
装置1からVカウンタ10およびHカウンタ11に表示
状態信号が供給され、横成分原点レジスタ12bおよび
縦成分原点レジスタ12cに、原点信号が供給される。
このときの画面は図22に示すような走査を行なうよう
になっており、この状態は表示状態Cの状態に相当し、
Vカウンタ10の出力信号によって図22の画面の横方
向位置が決まるようになっており、Hカウンタ11の出
力信号によって縦方向の位置が決まるようになってい
る。 【0039】Hカウンタ11の出力信号は加算器12k
および回転信号演算部12gに供給されるが、この場
合、図形に回転を与えないのであるから、回転信号演算
部12fおよび回転信号演算部12gは出力信号を発生
していない。 【0040】処理装置1から出力されている表示状態信
号が表示状態Cを表わしているとき、セレクタ12dお
よびセレクタ12eはそれぞれ横成分原点レジスタ12
bおよび縦成分原点レジスタ12cから発生している信
号を選択して出力している。この結果、加算器12hか
ら出力される信号は、Vカウンタ10の出力信号と横成
分原点レジスタ12bの出力信号とのデータを加算した
ものとなる。そして、回転信号演算部12gは出力信号
を発生していないのであるから、加算器12iは加算器
12hの出力信号をそのまま出力する。同様にして、加
算器12jは縦成分原点レジスタ12cの出力信号を出
力し、加算器12kは加算器12jの出力信号すなわ
ち、縦成分原点レジスタ12cの出力信号とHカウンタ
11とのデータを加算した信号を出力する。 【0041】加算器12iおよび加算器12kの出力信
号は図6に示すように、ラッチ13aおよびセレクタ1
3gに供給される。補正データ発生器13bは図形に回
転を与える必要がないとき、本来であれば出力信号を発
生する必要はないが、このために特別の処置をしていな
いので、補正データが発生している。そして、このデー
タは加算器13cで加算されるので、加算器13cから
は補正されたデータが出力される。しかし、このデータ
は図形に回転を与えないときは必要のないデータである
から、後述するキャラクタジェネレータ読出信号発生部
14で無視され、使用されないようになっている。 【0042】セレクタ13d〜セレクタ13gは前述し
たように表示状態Cのときは入力端子a側の信号を出力
するので、セレクタ13d,セレクタ13eは加算器1
3cの出力信号を送出し、セレクタ13f,セレクタ1
3gは加算器12kの出力信号を出力する。 【0043】セレクタ13h,セレクタ13iは前述し
たように、EOR回路13jから供給される信号に応じ
て入力端子a1,a2またはb1,b2に供給されてい
る信号を出力するようになっている。EOR回路13j
の一方に供給されるV4L信号は図22におけるラスタ
A0〜Anの一本を表示する図13(a)に示す期間、
変化しないが他の一方に供給されるH4信号は図22に
おける範囲Hにわたって縦方向位置のアドレスを指定す
るものであるから、図13(b)に示すようにV4L信
号の期間中、交互に変化する。このため、セレクタ13
h,セレクタ13iの出力信号は入力端子a1,a2側
とb1,b2側とが交互に切換えられる。 【0044】セレクタ13h,セレクタ13iの出力信
号は図7に示すように、マップ部4に供給されるのでマ
ップ4a,マップ4bから記憶内容が読出れ、読出され
た記憶内容がラッチ4c,ラッチ4dに記憶され、図9
に示すセレクタ14a,セレクタ14bに供給される。
これらのセレクタはH4信号とV4L信号とが供給され
ているEOR回路14mからの信号が供給されているの
で、セレクタ13h、セレクタ13iと同期して入力端
子a,bが切換られる。 【0045】セレクタ14a,セレクタ14bから読出
された信号はそれぞれセレクタ14c〜セレクタ14f
に供給され、それらのセレクタの端子cに供給されてい
る信号に応じて選択され出力される。このとき、セレク
タ14c〜セレクタ14fの端子bに供給される信号は
マップ読出信号発生部13の補正データ発生器13bに
よって補正されていないデータであり、端子aに供給さ
れるデータは補正されたデータである。しかし表示図形
に回転を与えないとき、補正されたデータは必要ない。
このため、スイッチ回路14gから送出される信号はセ
レクタ14c〜セレクタ14fの端子bを選択するもの
となっており、端子aに供給されている信号は無視され
るようになっている。 【0046】シフトレジスタ14kには加算器12iか
ら供給されるキャラクタジェネレータの番号を表わす信
号が記憶され、そこで記憶された信号がスイッチ回路1
4jに供給されている。そのスイッチ回路14jは表示
図形に回転を与えないとき、前述した第2表のモード1
の状態となっているので、それぞれ対向する出力端子か
ら信号が送出されている。 【0047】キャラクタジェネレータ読出信号発生部1
4で発生した信号は図10に示すように、キャラクタジ
ェネレータ15a〜キャラクタジェネレータ15dに供
給される。各キャラクタジェネレータは前述したよう
に、処理装置1から供給される表示状態信号に応じて、
後述するV形またはH形のパターンが選択されるように
なっているが、図形に回転を与えないとき、処理装置1
は表示状態Cの信号を送出しているので、V形のパター
ンが選択される。 【0048】V形のパターンのうちマップ部4によって
読出される単位は前述したように、図11に示すように
なっており、この例ではFという文字を表わす図形が記
憶されている部分を表わしている。図11において、枠
の外側で横方向に記載されたアドレスは図5の加算器1
2iから出力されるCHG・AD(V)信号によって指
定され、縦方向に記載されたアドレスは図5の加算器1
2kから出力されるCHG・AD(H)信号によって指
定される。このため、加算器12i,加算器12kから
供給されるV信号およびH信号によって図11中にI〜
XVIと記載した16種類のブロックを指定することが
できる。 【0049】このI〜XVIのブロックはさらに4つの
細かいブロックで構成されており、その細かなブロック
は各キャラクタジェネレータに対応している。すなわ
ち、a,b,c,dと記載された部分はそれぞれ、キャ
ラクタジェネレータ15a,キャラクタジェネレータ1
5b,キャラクタジェネレータ15c,キャラクタジェ
ネレータ15dに対応している。各キャラクタジェネレ
ータは図の縦方向に4ビットのデータを記憶しており、
図中斜線を施こした部分には『1』のデータが記憶さ
れ、その他の部分には『0』のデータが記憶されてい
る。このため、CHG・AD(V)信号および、CHG
・AD(H)信号のデータが共に00であるとき、第1
図の右上のIと記載された4つの細かいブロックが選択
され、キャラクタジェネレータ15aから『000
0』、キャラクタジェネレータ15bから『000
0』、キャラクタジェネレータ15cから『001
1』、キャラクタジェネレータ15dから『0011』
のデータが読出される。 【0050】これらのキャラクタジェネレータから読出
されたデータはシフトレジスタ16a〜シフトレジスタ
16dに供給されて記憶される。そして、最初のラスタ
を表示するときは図12のシフトレジスタ16fからセ
レクタ16eに対してシフトレジスタ16aを選択する
信号が供給される。この結果、シフトレジスタ16aの
データ、すなわちキャラクタジェネレータ15aから読
出されたデータだけが選択され、残りのシフトレジスタ
16b〜16dのデータは捨てられる。この時、シフト
レジスタ16a,16fのタイミングは同期するように
なっている。 【0051】次に、CHG・AD(H)信号のデータが
01になると、図11のブロックIIが選択され、その
中から同様にして、キャラクタジェネレータ15aから
読出されたテータだけが選択される。同様にして、CH
G・AD(H)信号のデータが10,11に変化する
と、図11のブロックIII,IVが選択されて、その
部分のキャラクタジェネレータ15aから読出されたデ
ータだけが選択される。 【0052】そして、図11の太線部分のデータが読出
された後はその下方に点線で示した部分のデータが同様
にして読出され、このような動作が次々と行なわれるこ
とによって、最初のラスタすなわち図22のラスタA0
が形成される。そして、ラスタA0が形成された後は同
様にして、順次隣のラスタが形成され、図22に示す最
後のラスタAnが形成されることによって、1枚の表示
画面が形成される。 【0053】すなわち、処理装置1によってV形のパタ
ーンが指定され、キャラクタジェネレータ読出信号発生
部14によって図11に示すようなI〜XVIの16個
のブロックの塊が選択され、CHG・AD(H)信号と
CHG・AD(V)信号によってI〜XVIのブロック
の内、1つのブロックが選択され、このことによってキ
ャラクタジェネレータ15a〜キャラクタジェネレータ
15dよりそれぞれ4ビットのデータが読出される。 【0054】CHG・AD(V)信号はラスタの1往復
毎に変化するが、CHG・AD(H)信号は走査の進行
にともなって変化するので、例えば図11において、C
HG・AD(V)信号が00のときCHG・AD(H)
信号が00,01,10,11と変化することによっ
て、右端のブロックI,II,III,IVからデータ
が順次読出される。 【0055】キャラクタジェネレータ15a〜キャラク
タジェネレータ15dより読出されたデータは図12に
示すシフトレジスタ16a〜シフトレジスタ16dに供
給されて記憶される。そして、シフトレジスタ16fか
ら供給される信号に対応して、セレクタ16eは端子a
〜dに供給されている信号を選択し、ブラウン管7に送
出して表示する。 【0056】このようにして順次、走査を行なっていけ
ばキャラクタジェネレータ部15から読出された図形を
表わす信号が画面に表示される。 【0057】このとき、原点データを変化させれば、水
平または垂直方向に表示画面を移動できる。 【0058】次に図形に回転を与える場合の動作につい
て説明する。図5に示す座標回転処理部12は図形に回
転を与えないとして説明したときの動作に加えて、加算
器12iおよび加算器12jの端子aに供給されている
信号に対して、回転信号演算器12fおよび回転信号演
算部12gから供給される出力信号を加算する演算を行
なう。このため、座標回転処理部12から出力される直
交座標を表わす信号は回転信号演算部12fおよび回転
信号演算部12gから供給される出力信号に対応した角
度だけ座標系が回転して図2に点線で示すようになる。
このように、座標系の回転が行なわれたことによって、
Vカウンタ10およびHカウンタ11の出力信号が図形
に回転を与えないときと同一の値であっても、メモリは
異なった位置がアクセスされることになる。 【0059】今、図14の四角形で示すメモリ空間にお
いて、横方向の位置がVアドレス(Vカウンタ10によ
って指定される座標をVアドレスと定義する)で指定さ
れ、縦方向の位置がHアドレス(Hカウンタ11によっ
て指定される座標をHアドレスと定義する)で指定され
る直交座標で表わされる座標系に回転が与えられていな
いとき、Vカウンタ10の値を固定し、Hカウンタ11
の値を変化させると、記号Aの実線で示す方向にアクセ
スが行なわれる。しかし、座標系に回転が与えられてい
るときは、記号Bの点線で示す方向にアクセスが行なわ
れる。すなわち、座標系に回転を与えたときにはメモリ
空間が斜めにアクセスされたことになる。 【0060】マップ読出信号発生部13から供給された
信号によってデータが読出されるマップ部4はブラウン
管7のピクセルが縦横16個で囲まれる区域毎に独立し
た表示内容が記憶されている。このマップ部4は例え
ば、図8に示すようなデータすなわち、中央の2重線で
囲まれた部分がアクセスされた時は文字Fを表わすデー
タが読出され、その右隣の部分がアクセスされた時は文
字Bを表わすデータが読出され、左隣がアクセスされた
時は文字Cを表わすデータが読出され、座標回転処理部
12によって座標系に右方向の回転が与えられている
と、マップ部4は図8の実線のようにアクセスされる。
このため、1番目から11番目までのピクセルはFとい
う文字を表示するためのデータが読出されるが、12番
目から16番目までのピクセルはCという文字を表示す
るためのデータが読出される。一方、表示タイミング信
号は16ピクセル毎に発生するようになっているので、
図8の横方向の2重線をよぎる度に発生する。 【0061】この結果、座標系に右回転を与え図8の実
線の矢印の方向にマップをアクセスしたときは、表示タ
イミング信号の1周期中に文字Fと文字Cを表示するた
めの2種類のデータが必要になる。このように、座標系
に右回転を与えたときは、表示タイミング信号期間中に
現在アクセスしている部分の記憶内容の外に、その左隣
の部分の記憶内容も読出す必要がある。また座標系に左
回転を与えて、図8の一点鎖線で示す矢印の方向にアク
セスするときには、アクセス中の部分の記憶内容の外
に、その右隣の部分の記憶内容も読出す必要がある。そ
こで、アクセス中の部分の記憶内容を『ナウ』、その左
隣の部分の記憶内容を『ネクスト』、右隣の部分の記憶
内容を『バック』と定義する。 【0062】図6の補正データ発生器13bはこのよう
な目的のために設けており、ラッチ13aから供給され
るマップのデータを読出すための5ビットの信号に対し
て、第1表で示すような補正を行なっている。例えば、
表示状態Cにおいて、図形を左回転させるとき、すなわ
ち座標系を右回転させるとき、ラッチ13aから供給さ
れる信号に対して1を加算するようになっており、図形
を右回転するときは1を減算するようになっている。表
示状態Cのとき、Vカウンタ10から供給されラッチ1
3aで記憶されている信号はマップの横方向の位置を示
している。このため、ラッチ13aから供給される5ビ
ットの信号は図8の横方向の位置すなわち文字C,F,
Bの識別を行なう。ラッチ13aから供給される5ビッ
トの信号が文字Fをアクセスしていた場合は、それに1
を加算することは左方向の位置を指定することになるか
ら、文字Cをアクセスすることを表わす。また、1を減
算することは文字Bをアクセスすることを表わす。この
結果、加算器13cの入力側の端子aの信号は現在アク
セス中の部分の記憶内容、すなわち『ナウ』の信号であ
るが、出力側の端子cの信号は処理装置1から供給され
る信号に応じて補正データ発生器13bの信号が加算さ
れ、『ネクスト』または『バック』の信号を表わすこと
になる。すなわち、1ラスタ期間中に『ナウ』をN個読
み出している他に、『ネクスト』または『バック』も読
み出しているので、マップよりN個以上の読出順序デー
タを読み出していることになる。 【0063】前述したように、加算器12iから出力さ
れるV信号はアクセスの行なわれている時点のマップの
横方向位置を指定する信号であり補正データ発生器13
bによる補正は、ラッチ13aから加算器13cに供給
される信号に対して行なわれる。このため、図形に回転
を与えるときは、例えば図8で実線に示すようなアクセ
スを行なっていると、アクセスの途中でV信号の内容、
すなわち加算器12iの出力信号が変化する。このた
め、表示タイミング信号の繰返し期間中は加算器12i
の出力信号が変化しても、加算器13cに供給されるV
信号の内容が変化しないように、ラッチ13aを設けて
データを固定する。 【0064】図9のセレクタ14a,セレクタ14bは
図6のラッチ13a,補正データ発生器13bに同期し
て切換えられているので、セレクタ14aは『ネクス
ト』または『バック』の信号を出力しており、セレクタ
14bは『ナウ』の信号を出力している。一方、表示状
態Cにおいて、図8における各記憶内容の横方向の選択
はV信号で行なわれ、縦方向の記憶内容の選択はH信号
で行なわれるので、図8の実線の矢印で示すようなアク
セスが行なわれていると、H4信号は1番目のピクセル
から16番目のピクセルまでをアクセスするときデータ
の内容が変化しないが、V4信号は12番目のピクセル
をアクセスするときからデータの内容が変化する。この
ためEOR回路14nの出力信号はこの時点を境に変化
するので、この変化によって表示する画面を『ネクス
ト』に切換える必要があることが判断される。 【0065】EOR回路14nで判断された情報はシフ
トレジスタ14iに記憶され、ラッチ14hで記憶され
る。そして、処理装置1から供給される左右信号および
表示状態信号によってスイッチ回路14gから第2表の
ようにモード1またはモード2のように制御された出力
信号が送出され、セレクタ14c〜14fのどのセレク
タが『ナウ』のデータを選択し、どのセレクタが『ネク
スト』のデータを選択するかが、決められる。 【0066】キャラクタジェネレータ読出信号発生部1
4から供給された信号によってキャラクタジェネレータ
部15から読出されたデータは図形組立部16で図形に
組立てられ、ブラウン管7に供給されて表示される。 【0067】前述の回転を行わない場合は、すべて『ナ
ウ』を選択していたので、セレクタ14c〜セレクタ1
4fの端子は、bを選択するのみになっていたが、回転
を行うときは、このように『ネクスト』が選択される
と、読出順序データの『ネクスト』を用いることにな
る。このように、回転をする場合は『ナウ』と『ネクス
ト』または、『バック』の両方を用いるので、回転を行
わないときに比べ、2倍の種類の読出順序データに対応
するキャラクタジェネレータの選択が行われる。また、
表示位置や表示角度により、図8の一点鎖線の矢印で示
すようなアクセスが行われていると『ナウ』と『バッ
ク』のキャラクタジェネレータが選択される。 【0068】この結果、座標系に回転を与えないとき、
図15(a)に示すように、三角形の図形が画面に表示
されているとき、図8の実線の矢印で示すようにメモリ
をアクセスすると、表示図形は図15(b)に示すよう
に左方向に回転した図形として表示される。また、図8
の一点鎖線で示すようにメモリをアクセスすると、表示
図形は図15(c)に示すように右方向に回転した図形
として表示される。 【0069】図20はキャラクタジェネレータに文字F
が記憶されているとき、このキャラクタジェネレータが
回転を与えられた太線で示す直交座標でアクセスされた
ときの表示状態を説明するための図である。同図におい
て、文字Fのデータは図11と同様に記憶されているの
で、CHG・NOの00はキャラクタジェネレータ15
aに、01はキャラクタジェネレータ15bに、10は
キャラクタジェネレータ15cに、11はキャラクタジ
ェネレータ15dに対応している。 【0070】キャラクタジェネレータから読出すデータ
は4個のキャラクタジェネレータから同時に読出され
て、シフトレジスタ16a〜16dに記憶される。最初
は1番目のピクセルから4番目のピクセルまでをアクセ
スし、シフトレジスタ16fからCHG・NOの10の
データがセレクタ16eに供給され、キャラクタジェネ
レータ15cのデータを記憶しているシフトレジスタ1
6cが選択される。そしてこのシフトレジスタ16cに
マスタタイミング信号が供給され、1番目のピクセルに
対応するデータと2番目のピクセルに対応するデータが
続けて読出される。このとき、他のシフトレジスタにも
マスタタイミング信号が供給されているので、記号B,
C,ロ,ハで表わされるピクセルに対応するデータも読
出されるが、これらのデータは今のタイミングではセレ
クタ16eで選択されていないので、出力されない。な
お、このタイミングでシフトレジスタ16cから読出さ
れたデータは文字Fではなく空白の部分であるから
『0』である。 【0071】次に3番目のピクセルに対応するために必
要なデータがキャラクタジェネレータ15dのデータを
記憶しているシフトレジスタ16dから読出すためにシ
フトレジスタ16fからデータ『11』がセレクタ16
eに供給される。そして、このシフトレジスタ16dか
らマスタタイミングの3ビット目に3番目のピクセルに
必要なデータが読出される。このデータは文字Fを表示
するためのものであるから、『1』である。同様にして
4番目のピクセルに対応するデータ『1』が読出される
が、このデータはCHG・AD(V)のデータが変化し
ているので、読出されたデータはそのCHG・AD
(V)信号に対応したキャラクタジェネレータのもので
ある。以下同様にして、5番目から8番目のピクセルま
でをアクセスし、次に9番目から12番目、18番目か
ら16番目までの繰り返しを行う。図20の例では、1
番目から15番目までが1つの読出順序データに対応
し、16番目のピクセル1つが別の読出順序データに対
応している。すなわち、1つの読出順序データに対して
少なくとも1つ以上のピクセルデータが対応している。
以下同様にして次々とアクセスが行われていく。 【0072】最初のアクセスが終了すると、記号A〜P
の列のアクセスが行なわれ、順次イ〜タの列、a〜pの
列とアクセスが行なわれていく。この結果、図21の斜
線部で示すように、文字Fが回転した図形が表示され
る。この装置ではCHG・AD(V)とCHG・AD
(H)とで指定されるキャラクタジェネレータは同時に
読出し、そのうちから必要なデータを使用するようにし
たので、メモリの読出し速度はこのメモリを1個で構成
したときの4分の1ですみ、装置を簡単で経済性良く構
成することができる。また図20の例ではキャラクタジ
ェネレータ15c,15d,15a,15bの順序に選
択が行なわれるようにシフトレジスタ16fから信号が
供給されたが、この信号はアクセスの開始されるキャラ
クタジェネレータの位置に対応して変化し、アクセス順
序に応じてデータの並べ換えが行なわれる。 【0073】メモリのアクセスは表示図形に回転を与え
る必要がないとき、図16の点P1とP2を結ぶ方向に
行なわれるが、回転を与える必要がないときは、処理装
置1から供給される回転量信号によってこのアクセス方
向が任意に制御される。この制御は図16に示すよう
に、現在走査中のピクセルの次に走査するピクセルは走
査中のピクセルに隣接するピクセルとなるようにしてい
る。このため、ピクセルP1の次に走査されるピクセル
はP2〜P4のいずれかであり、アクセス方向は最大4
5度に限定されるようになっている。 【0074】この結果、プラス、マイナス45度だけ異
なる方向のアクセスを行なうと、回転を与えないとき図
17の実線のように表示される図形は、図17の一点鎖
線の位置から点線の位置までの範囲で回転することにな
る。 【0075】しかし、このままでは表示図形に45度以
上の回転を与えることはできないが、メモリの横方向の
アクセスをHカウンタ11に基づいて加算器12kから
発生する信号(この信号をHアクセス信号と定義する)
によって行ない、メモリの縦方向のアクセスをVカウン
タ10に基づいて加算器12iから発生する信号(この
信号をVアクセス信号と定義する)によって行なうと、
図17に示すように表示されていた図形は、図18
(b)に示すように表示される。この結果、図18
(b)の一点鎖線で表示される図形は、図17の実線で
示す図形を135度右方向に回転させたことになる。一
方、図17において、Vアクセス信号および、Hアクセ
ス信号の変化方向をそれぞれ逆方向にすると、表示され
る図形は図18(a)に示すようになる。図18(a)
において、一点鎖線で示される図形は図17の実線で示
す図形を225度右方向に回転させたことになる。図1
8(a)において、Vアクセス信号およびHアクセス信
号を入れ換えると、表示される図形は図18(d)に示
すようになる。図18(d)において、一点鎖線で示さ
れる図形は図17の実線で示す図形を315度右方向に
回転させたことになる。そして、図18(d)において
Vアクセス信号とHアクセス信号を入れ換えたうえで、
Vアクセス信号のデータ変化方向を逆にすると、表示さ
れる図形は図18(c)に示すようになる。図18
(c)は図17で示される図形を360度右方向に回転
させたことになる。すなわち、Vアクセス信号およびH
アクセス信号のとりかたおよび、そのデータの変化方向
を選択することによって、図形を任意の角度に回転して
表示させることができる。 【0076】図18の表示状態は図3の表示状態に対応
しており、前述した表示状態A,B,C,Dにおける図
形の表示状態は図18における(a),(b),
(c),(d)のようになる。ここで、図18(a),
(c)と、図18(b),(d)とはVアクセス信号と
Hアクセス信号とが入れ換わっている。このようなアク
セス信号の入れ換えを行なうために、図6のセレクタ1
3d〜セレクタ13gを設けている。前述の図形に回転
を与える説明は表示状態Cにおける状態を基準に説明し
ているので、使用したキャラクタジェネレータのパター
ンは図11に示すように、横方向の位置がCHG・AD
(V)信号で表わされ、縦方向の位置がCHG・AD
(H)信号で表わされるV形のパターンを使用してい
た。表示状態Aにおいても、各信号の変化方向が変るだ
けで、信号の組み合わせそのものは変わらないので、図
11に示すV形のパターンが使用できる。しかし、表示
状態B,Dでは横方向がHアクセス信号であって、縦方
向がVアクセス信号であるから、図11に示すものと同
一の図形を画面に表示しようとすると、図19に示すよ
うなV形のパターンを90度回転させたH形のパターン
を使用する必要がある。このため、キャラクタジェネレ
ータ15a〜15dはV形のパターンとH形の種類のパ
ターンを有し、処理装置1から供給される表示状態信号
と回転信号とによってそのパターンを選択している。 【0077】なお、処理装置1は表示状態信号、原点信
号、回転量信号、左右方向信号を発生しているが、この
信号は操作者の手動によって制御しても良いし、ソフト
ウエアの制御によって発生しても良い。また回転角は最
大が45度としているがそれ以下でもよく、またマップ
およびキャラクタジェネレータで構成したメモリはRA
Mでもよいので、グラフイックディスプレイであって
も、極めて高速に図形の回転表示が行なえる。また、表
示図形に連続的な回転を与えるには処理装置1から発生
する回転量信号を連続的に変化させればよい。 【0078】 【発明の効果】以上説明したように、この発明は、ピク
セル単位で、区域毎の独立した表示内容の読出順序デー
タを受けて該読出順序データに対応する図形データであ
って第2の読出信号によって特定されたピクセルデータ
を得、図形を回転表示するようにしたので、マップにキ
ャラクタジェネレータを読み出す方式を取りながら、図
形の回転を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1はこの発明にかかる一実施例を示すブロッ
ク図、 【図2】図2は座標の回転を説明するためのグラフ、 【図3】図3はメモリと表示エリヤの関係を説明するた
めの図、 【図4】図4は表示状態を説明するための図、 【図5】図5は図1における座標回転処理部12の詳細
を示すブロック図、 【図6】図6は図1におけるマップ読出信号発生部13
の詳細を示すブロック図、 【図7】図7は図1におけるマップ部4の詳細を示すブ
ロック図、 【図8】図8はマップの記憶内容とアクセス方向を示す
図、 【図9】図9は図1におけるキャラクタジェネレータ読
出信号発生部14の詳細を示すブロック図、 【図10】図10は図1におけるキャラクタジェネレー
タ部15の詳細を示すブロック図、 【図11】図11はキャラクタジェネレータに記憶され
ているV形のパターンを示す図、 【図12】図12は図1における図形組立部16の詳細
を示すブロック図、 【図13】図13はV信号とH信号との関係を示す図、 【図14】図14はメモリのアクセス方向を示す図、 【図15】図15は表示図形に回転を与えたときに表示
される状態を示す図、 【図16】図16はピクセルの走査方向を示す図、 【図17】図17は表示状態Cにおいて表示図形の回転
範囲を示す図、 【図18】図18は4つの表示状態A,B,C,Dにお
いて同一の図形を回転させたときの表示状態を示す図、 【図19】図19はキャラクタジェネレータに記憶され
るH形のパターンを示す図、 【図20】図20は図形の回転を説明するためキャラク
タジェネレータをアクセスしている状態を示す図、 【図21】図21は図形の実際の表示状態を示す図、 【図22】図22はラスタを説明するための図、 【図23】図23は従来装置の構成を示すブロック図、 【図24】図24はキャラクタジェネレータの記憶内容
を説明するためのブロック図、 【図25】図25は図24において読出された信号が表
示される状態を示すタイミングチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−158685(JP,A) 特開 昭57−108975(JP,A) 特開 昭57−63586(JP,A) 特開 昭57−88492(JP,A) 特開 昭57−135984(JP,A) 実開 昭60−56090(JP,U) 実開 昭59−108370(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/24 G09G 5/36 G06T 3/60

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数個のピクセルからなる区域毎に独立した表示内
    容を指示するデータを記憶するマップと、 垂直方向読出信号および水平方向読出信号が入力され、
    指定された回転量に対応した第1の読出信号および第2
    の読出信号を出力する座標回転処理手段と、 図形発生手段と、 を備え、 前記第1の読出信号を前記マップに供給して該マップよ
    り読出順序データを得、該読出順序データと前記第2の
    読出信号とを前記図形発生手段に供給して図形データを
    得、該図形データによって図形表示を行う図形表示装置
    であって、 前記図形発生手段は、ピクセル単位で、前記区域毎の独
    立した表示内容の読出順序データを受けて該読出順序デ
    ータに対応する図形データであって前記第2の読出信号
    によって特定されたピクセルデータを得、図形を回転表
    示することを特徴とする図形表示装置。 2.複数個のピクセルからなる区域毎に独立した表示内
    容を指示するデータを記憶するマップを設けるステップ
    と、 垂直方向読出信号および水平方向読出信号を受け取っ
    て、指定された回転量に対応した第1の読出信号および
    第2の読出信号を出力するステップと、 前記第1の読出信号に基づいて前記マップから読出順序
    データを得るステップと、 前記読出順序データと前記第2の読出信号とから図形デ
    ータを得、該図形データによって図形表示を行うステッ
    プと、 を備える図形表示方法であって、 図形表示を行う前記ステップが、ピクセル単位で、前記
    区域毎の独立した表示内容の読出順序データを受けて該
    読出順序データに対応する図形データであって前記第2
    の読出信号によって特定されたピクセルデータを得、図
    形を回転表示するステップを含むことを特徴とする図形
    表示方法。
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