JP2877711B2 - 操作部材の固定構造 - Google Patents

操作部材の固定構造

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JP2877711B2 JP32904094A JP32904094A JP2877711B2 JP 2877711 B2 JP2877711 B2 JP 2877711B2 JP 32904094 A JP32904094 A JP 32904094A JP 32904094 A JP32904094 A JP 32904094A JP 2877711 B2 JP2877711 B2 JP 2877711B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒部を有する操作部材
を棒状体に外嵌して固定する操作部材の固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の操作部材の固定構造としては、
図3及び図4に示すドアハンドルの固定構造があり、こ
のうち、図3は、ドアDに対してドア閉止保持装置20
が装着された状態を示している。この閉止保持装置20
は、ドアDを内外方向に貫通した四角断面の回動軸21
を備え、この回動軸21の両端に操作ハンドル22,2
3が嵌合固定され、このハンドル22,23の回動操作
により押出付勢状態にあるラッチ24が閉止保持装置2
0内の連動機構(図示省略)を介して引込み可能とされ
ている。
【0003】そして、前記回動軸21に固定されるドア
D外側の操作ハンドル23は、図に示すように、回動
軸21に外嵌された筒部31を備え、筒部31と回動軸
21に貫通状に設けた孔25,26に、管状ピン27を
抜出不能に打ち込むことにより固定されている。一方、
ドアD内側の操作ハンドル22は、この操作ハンドル2
2の筒部31に形成したねじ孔29に止めねじ30をね
じ込んで回動軸21に締付け固定されていて、従来、こ
のねじ孔29は軸嵌合孔28の中心軸線に対して垂直に
形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
止めねじ30の先端が回動軸21に対して垂直に当接し
ており、止めねじ30の締め付け力が回動軸21の外周
面に垂直に作用し、操作ハンドル22の筒部31は止め
ねじ30の先端と回動軸21の外周面との間の摩擦力の
みによって回動軸21に対して固定されていた。
【0005】このように、従来の固定構造は、止めねじ
30の締め付け力を回動軸21の抜け止め方向に直接作
用させているのではなく、止めねじ30と回動軸21と
の間の摩擦力によって回動軸21に対する固定力を間接
的に発生させているに過ぎないので、止めねじ30をい
くら強く締め付けても操作ハンドル22の回動軸21に
対する固定力をさほど増加することができかった。
【0006】このため、従来では、操作ハンドル22を
繰り返して回動操作しているうちに筒部31と回動軸2
1との間でガタつきが生じやすく、しかも、そのガタつ
きによって止めねじ30が緩められて、酷い場合には操
作ハンドル22が回動軸21から脱落することもあっ
た。本発明は、このような実状に鑑み、止めねじの締め
付け力を棒状体の抜け止め方向に直接作用させることに
より、操作部材の棒状体に対する固定力を長期に渡って
強固に維持できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、径方向に貫通するねじ孔が周側部に形成された操
作部材の筒部内に棒状体を同軸心状に挿通し、前記ねじ
孔に止めねじを螺合させて当該止めねじの先端を棒状体
の外周面に押圧することにより、前記筒部を棒状体に固
定するようにした操作部材の固定構造において、前記棒
状体の外周面における前記止めねじの先端が当接する部
分に、当該棒状体の抜け方向に向かうに従って同棒状体
の径内側に変位する傾斜面を形成したことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明では、前記筒部のねじ孔をそ
の軸心が棒状体の傾斜面に対して垂直となるように形成
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、棒状体1の抜け方向に向かうに従
って同棒状体1の径内側に変位する傾斜面11に止めね
じ9の先端が当接するので、図2に示すように、止めね
じ9の締めつけ力Fは、棒状体1を筒部2Aの内面へ径
外方向に押し付ける分力F1と、棒状体1を筒部2Aの
底側(図2の右側)へ押し付ける分力F2とに分かれて
当該棒状体1に作用する。
【0010】このため、棒状体1は、上記分力F1によ
って操作部材2の筒部2Aとの間で生じる摩擦力だけで
なく、もう一方の分力F2によって直接に筒部2Aに対
して抜け止めされることになる。また、筒部2Aのねじ
孔10を、その軸心が棒状体1の傾斜面11に対して垂
直となるように形成しているので、止めねじ9の先端面
9Aの傾斜面11に対する接触面積が大きくなり、止め
ねじ9が緩みに難くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1及び図2は、本発明をドアDの操作ハンドル
2,3と回動軸1との固定構造に採用した実施例を示
し、図中、1は断面四角状を呈する回動軸(棒状体)
で、この回動軸1のドアDを貫通して突出した内外両端
部1A,1Bに、それぞれ操作ハンドル(操作部材)
2,3の筒部2A,3Aが外嵌されている。
【0012】操作ハンドル2,3は、有底筒状の筒部2
A,3Aの底側に手持ち部2B,3Bを径外方向へ一体
に突設してなる。筒部2A,3Aには断面四角状の嵌合
孔4,5が設けられており、ドアDの外側に取り付けら
れる操作ハンドル3の筒部3Aには、回動軸1に設けた
固定ピン挿入孔6に連通するピン孔7が設けられ、この
両孔6,7に管状の固着ピン8が抜出さないように嵌入
固着されている。
【0013】一方、回動軸1のドアD内側端部1Aに嵌
合される操作ハンドル2の筒部2Aには止めねじ9を螺
合するためのねじ孔10が形成されている。このねじ孔
10は筒部2Aの外周面から内部の嵌合孔4へ貫通する
よう筒部2Aの周側部に開設されており、当該ねじ孔1
0に螺合される止めねじ9の先端を回動軸1の外周面に
押圧することにより、操作ハンドル2を回動軸1に固定
するようになっている。
【0014】前記回動軸1の外周面における前記止めね
じ9の先端が当接する部分には、回動軸1の抜け方向
(図1の左側)に向かうに従って回動軸1の径内側に変
位する傾斜面11が形成されていて、この傾斜面11
は、回動軸1の一側面をその軸心に対して角度θをもっ
て三角形状に切り欠くことによって形成されている。ま
た、前記操作ハンドル2の前記ねじ孔10は、その軸心
Cが、傾斜面11に対して垂直になるように設けられて
おり、これによって、止めねじ9の先端面9Aが傾斜面
11にピッタリと当接し、止めねじ9の先端面9Aの傾
斜面11に対する当接面積を可及的に増大させて、止め
ねじ9の緩みを防止している。
【0015】上記本実施例によれば、止めねじ9の先端
が回動軸1の傾斜面11に当接するので、図2に示すよ
うに、止めねじ9の締めつけ力Fは、回動軸1を筒部2
Aの内面へ径外方向に押し付ける分力F1と、回動軸1
を筒部2Aの底側(図2の右側)へ押し付ける分力F2
とに分かれて回動軸1に作用する。従って、操作ハンド
ル2に図2に矢印イで示す抜き出し方向に力が作用して
も、この抜き出し方向の力は回動軸1の径方向に作用す
る分力F1によって生じる摩擦力だけでなく、回動軸1
の軸心方向に沿って抜け止め側へ作用する分力F2によ
って相殺され、当該回動軸1が直接に筒部2Aに対して
抜け止めされることになる。
【0016】なお、前記止めねじ9又はねじ孔10の谷
部に例えば合成樹脂塗料よりなる緩み止め剤を塗布して
おくことにより、止めねじ9の先端面9Aが傾斜面11
に対して垂直に当接することと相まって、止めねじ9の
緩みがほぼ完全に防止され、操作ハンドル2の抜け止め
を確実にすることができる。本発明は上記した実施例に
限定されるものではない。
【0017】すなわち、本発明は、上記した回動軸1と
操作ハンドル2との固定だけでなく、例えば、滑車や歯
車のボス部等固定する場合等、広く棒状体に対する筒
部材の固定構造として採用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
棒状体1の抜け方向に向かうに従って径内側に変位する
傾斜面11が当該棒状体1の外周面に形成され、この傾
斜面11によって止めねじ9の締め付け力の分力F2が
棒状体1の抜け止め方向に作用して棒状体1が直接に筒
部2Aに対して抜け止めされるので、操作部材2の棒状
体1に対する固定力を長期に渡って維持できる。
【0019】また、本発明によれば、止めねじ9の先端
面9Aの傾斜面11に対する接触面積が大きくなって止
めねじ9が緩みに難くなるので、操作部材2の棒状体1
に対する固定力をより長期に渡って維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断平面図であ
る。
【図2】ねじ孔の開設方向を示す要部拡大図である。
【図3】 ドアに装着された操作ハンドルを示す斜視図で
ある。
【図4】 従来例を示す一部破断平面図である。
【符号の説明】
1 棒状体(回動軸) 2 操作部材(操作ハンドル) 2A 筒部 9 止めねじ 10 ねじ孔 11 傾斜面 C 軸心

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に貫通するねじ孔(10)が周側
    部に形成された操作部材(2)の筒部(2A)内に棒状
    体(1)を同軸心状に挿通し、前記ねじ孔(10)に止
    めねじ(9)を螺合させて当該止めねじ(9)の先端を
    棒状体(1)の外周面に押圧することにより、前記筒部
    (2A)を棒状体(1)に固定するようにした操作部材
    の固定構造において、 前記棒状体(1)の外周面における前記止めねじ(9)
    の先端が当接する部分に、当該棒状体(1)の抜け方向
    に向かうに従って同棒状体(1)の径内側に変位する傾
    斜面(11)を形成し 前記筒部(2A)のねじ孔(10)を、その軸心(C)
    が棒状体(1)の傾斜面(11)に対して垂直となるよ
    うに形成し たことを特徴とする操作部材の固定構造。
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