JP2877262B2 - 輪転印刷機の保護紙剥取補助装置 - Google Patents

輪転印刷機の保護紙剥取補助装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機の給紙装置
において紙継ぎに先立ち、巻取紙のV字形表皮に貼付さ
れた接着部材より保護紙を剥離する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11に新聞輪転機の3本アームを有す
る給紙装置を示す。この給紙装置は、一対のY型機脚1
の軸受部に回転自在に支持された主軸2、主軸2に回転
方向には係合され、その軸方向には移動自在に取付けら
れた一対の3本アーム3、3本アーム3の各アーム先端
部に設けられた支持軸4及び紙継用ペースタアーム5よ
り構成されていて、120°の間隔に配置された3本ア
ームの各アームは、主軸2の約120°回転毎に矢印の
方向に紙継ぎ位置P、巻取紙装着位置Q及び待機位置R
に順次移動する。図11では紙継ぎ完了直後、紙継ぎ位
置Pにあった巻取紙Aが、この巻取紙Aより印刷のため
に紙が繰出され、その直径が予め定められた径に減少し
たので、3本アーム3が120°回転し巻取紙装着位置
Qに移動した状態を示している。またこの図11の待機
位置Rには、図13乃至図16に示す巻取紙のV字形の
表皮に貼付されている接着部材31,32の保護紙34
を剥ぎ取る自動保護紙剥離装置10(図12)および保
護紙剥取り時表皮のしわの影響がないようにするため表
皮1枚だけを真空にて浮かす装置40(図12)が設け
られている。前記保護紙剥離装置10は給紙装置の一対
のY形機脚1又はこれに近接してそれぞれ一対の着脱機
構20,20′が設けられており、この両機構20,2
0′の間に取付けられた巻取紙のV字形表皮に当接し保
護紙34の剥離を行う。この剥離装置10は、一対のチ
ャンネル11,11′とチャンネル11に取付けられた
ブラケット12に回転自在に支えられたコロ13と、チ
ャンネル11に固定された複数の小型エアシリンダ14
と一対のチャンネルの両側を連結する支持バー15に回
動自在に支えられた軸16と、軸16に小型エアシリン
ダ14と同数取付けられたレバー17と、最大巻取紙幅
と同じ幅を有し、レバー17により押圧されて巻取紙側
へ撓む薄いばね板のナイフ18と支持バー15に回転自
在に支えられているコロ19と、により構成されてい
る。この剥離装置10の、巻取紙の回転方向で、手前に
配設された真空吸着装置40の吸着ヘッド41が設けて
あり、巻取紙の表皮1枚を吸引し、巻取紙のラジアル方
向に浮かすようにしている。尚、吸着する箇所は、図1
2および図14の接着部材31のV字端寄りの31aお
よび先端テープ32のある部分である。
【0003】この浮いた表皮部分の前後(回転方向で
の)をコロ13と19で押さえ、エアシリンダ14に
て、ナイフ18の先端を撓ませて保護紙の下側へ挿入し
て、巻取紙の回転と、ナイフ18の先端の弾性復元によ
り保護紙を剥がす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には、
次のような問題点がある。巻取紙は吸湿によりリング状
のしわを発生する。(図14の一点鎖線)一般に紙庫に
て紙継ぎのために巻取紙の表皮仕立てを行うが、これら
仕立てられた巻取紙が直ちに輪転印刷機に使用されると
は限らない。従って仕立てられた巻取紙に貼付された紙
継ぎ用の接着部材には、糊面の乾燥や、ごみの付着によ
り接着力が低下するのを防ぐため、保護紙は貼付された
ままになっている。また上記のように巻取紙が仕立てら
れたあと給紙装置に装着される迄に可成りの時間がある
ので、吸湿によりしわを生ずることが多い。よって巻取
紙の保護紙を剥離する時、このしわを考慮に入れないと
剥離が良好に行われない。
【0005】例えば、わずかな縦しわのある巻取紙の表
面にナイフを当てても、図15のように縦しわの谷間に
ある保護紙を剥がし得ないことがある。真空吸着により
表皮1枚を浮かしたのち、ナイフにて保護紙を剥がす方
法は効果的であるが、十分な真空吸着を行うための真空
源を設置することには、スペース的にもコスト的にも問
題がある。特にしわの状態がひどくない時は、簡単な方
法でしわの影響を押さえることが経済的である。
【0006】本発明は、比較的簡単な機構で、しわのあ
る巻取紙に対しても粘着テープの保護紙の除去を確実に
行うことができる、輪転印刷機の保護紙剥取補助装置
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】保護紙を剥がす時、保護
紙の剥がし始め側の先端のみをめくりおこす剥取り補助
装置を設ける。剥がし始め側の先物をめくりおこす剥取
り補助装置の剥離用部材として、例えば幅の短い弾性の
ある薄い、幅方向には柔らかい剛性を持つ板ばねを巻取
紙幅サイズと給紙装置における巻取紙の装置位置に応じ
て複数設け、その先端は直角に近い鋭角に折り曲げる。
【0008】また、上記各ばね板はそれぞれの電磁弁に
て制御されるエアシリンダにて、剥離を行う位置(作
用)と行わない位置(解放)を取り、これらばね板は選
択的に作用、解放されるようにする。
【0009】
【作用】弾性ある薄いばね板の先端部分は、幅方向に柔
らかい剛性を有しているので、巻取紙の表面のしわの起
伏によく順応する。よって折り曲った先端にて保護紙を
十分な量(2〜3mm程度で十分)、めくり起こすこと
が出来るので、少々の縦じわがあってもナイフを確実に
保護紙の下に挿入することが可能である。
【0010】巻取紙の幅サイズおよび幅方向の取付け位
置により、接着部材の先端位置が異なるので、選択的に
上記ばね板を作用および解放出来るようにしたことで、
接着部材の先端位置にあるばね板のみを作用させること
が可能となる。
【0011】
【実施例】図1に本発明による保護紙剥離装置を示す。
この保護紙剥離装置は、特願平02−181514号と
して特許出願されている保護紙剥離装置10と、剥取り
補助装置50とより構成されている。補助装置50は、
巻取紙の回転方向で剥取装置10の手前に設置されてい
て、短幅の薄い弾性のある複数のばね板51と、このば
ね板51と同数の、ばね板51の剥離を行う作用位置と
剥離を行わない解放位置とに切換えるエアシリンダ52
と、これらばね板51を選択的に作用および解放する図
示しない制御装置と、この制御装置により作動する電磁
弁とよりなっている。
【0012】また、これらばね板51は接着部材31,
32の位置が巻取紙の幅サイズおよび給紙装置での巻取
紙の装着位置により図13に示すように変るので、これ
ら接着部材31,32の位置に1対1に対応して設けら
れている(図13参照)。接着部材31,32の保護紙
34を剥がすには、矢印の方向に回転している巻取紙の
表皮のV字形端に貼付されている接着部材31,32の
先端の少し前方に、ばね板51をあてる(図2)。ばね
板51の幅方向の剛性が軟らかいので、ばね板51の先
端は、しわの発生している巻取紙の表面に沿って撓み、
直角に近い鋭角に折曲げられた先端51aにて表皮を傷
つけることなく、保護紙34の先端を図2〜図7の順序
でめくりおこす。次にめくられた保護紙34の先端と接
着部材31又は32との間に、前述の保護紙剥離装置1
0のナイフ18の先端を、コロ13と19にて表皮部分
の前後(回転方向での)を押さえ、エアシリンダ14に
て撓ませて挿入し、巻取紙の回転とナイフ18の先端の
弾性復元により、保護紙34を剥がす。
【0013】次に、保護紙剥取補助装置の剥離用部材の
実施例を図8,図9について説明する。ばね板51の先
端部分には、細いピッチでスリット51bが巻取紙の幅
方向に、多数入れられている。よって、ばね板51の先
端部分は巻取紙のしわのある表皮に順応して弯曲する。
【0014】図10は、剥離用部材の他の実施例であ
り、熊手形剥離用部材を示す。支持具52にほそい薄い
ばね板53が適正な間を置いて巻取紙の幅方向に複数片
配置されている。ばね板51の先端部分51a(図8,
図9)およびほそい薄いばね板53の先端部分53a
(図10)は、直角に近い鋭角に曲がっていて、保護紙
34の先端を引掛けて起こすと、保護紙34の先端より
外れる。なお保護紙34の剥ぎ取り動作は、前述の如
く、図2〜図7で表される。
【0015】
【発明の効果】(1)自動保護紙剥離装置にて保護紙を
剥離する前に保護紙の先端を部分的にめくりおこす剥取
り補助装置を設けることにより、巻取紙の表層部にしわ
が発生しても、しわの谷間にある保護紙を剥がしそこな
うことなく完全に剥ぎ取ることが出来る。
【0016】また巻取紙の幅方向に複数設けられた前記
剥取り補助装置を選択的に作用および解放し得るので、
巻取紙幅サイズおよび巻取紙の給紙装置における幅方向
の装着に応じて必要な剥取り補助装置のみを作動させる
ことが出来る。 (2)ある程度幅のある薄い弾性のあるばね板の先端に
巻取紙の幅方向に細かいピッチのスリットを入れること
により、ばね板の前記幅方向の剛性が非常に軟らかくな
り、巻取紙のしわの生じた表面に沿って曲がるため、保
護紙の剥がし始め側の先端を接着部材との間に、ばね板
の先端を確実に挿入することが出来、十分に剥がし始め
側の先端を十分にめくりあげるので、ナイフを表皮のし
わに影響されずにめくりあがった先端と接着部材との間
に挿入することが出来る。従って、確実に保護紙をナイ
フにて剥がし得る。また熊手型のほそい薄い弾性のある
ばね板を用いた場合も、同様に、しわに影響されずに保
護紙の剥がし始め側の先端を一片のばね板にて引掛けて
めくりあげることができる。更に上述の両ばね板の先端
部分が直角に近い鋭角に折れ曲がっているので、保護紙
の剥がし始め側の先端を引掛けて十分な量めくりあげ、
めくりあげが終了すると保護紙より容易に外れるので、
保護紙の先端はめくりあがったままの状態となりナイフ
の挿入を確実容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る保護紙剥離装置の側面図
である。
【図2】保護紙剥取補助装置の剥離用部材の作動順序の
最初の段階を示す図である。
【図3】図2の次の段階を示す図である。
【図4】図3の次の段階を示す図である。
【図5】図4の次の段階を示す図である。
【図6】図5の次の段階を示す図である。
【図7】図6の次の段階を示す図である。
【図8】保護紙剥取補助装置の剥離用部材の実施例の斜
視図である。
【図9】図8に示したばね板先端が巻取紙のシワに対応
して移動する状況を示す図である。
【図10】保護紙剥取補助装置の剥離用部材の他の実施
例を示す斜視図である。
【図11】従来の保護紙剥離装置と保護紙剥取補助装置
を設けた給紙装置の側面図である。
【図12】従来の保護紙剥離装置と保護紙剥取補助装置
の側面図である。
【図13】剥離用部材が保護紙を剥ぎ取る順序を示す図
である。
【図14】巻取紙のV字形端を示す斜視図である。
【図15】巻取紙表皮の縦シワを誇張して示した図であ
る。
【図16】図14のX−X断面図である。
【符号の説明】
10 保護紙剥離装置 34 保護紙 50 剥取り補助装置 51 ばね板 52 エアシリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪転印刷機の給紙装置に設置され、巻取
    紙表皮のV字形に切断された縁に沿って貼付された両面
    接着テープおよびV字形の先端に貼付された先端テープ
    の保護紙を紙継ぎに先だって取除く自動保護紙剥離装置
    に付属して設けられる剥取補助装置において、前記自動
    保護紙剥離装置にて保護紙を剥離する前に保護紙の剥が
    し初め側の先端をめくりあげる剥取補助装置に、巻取紙
    の幅方向に複数分割されあるいは、適正な間隔を置いて
    配置されその先端部分を直角に近い鋭角に折曲げられた
    弾性を有する剥離用部材を使用したことを特徴とする
    転印刷機の保護紙剥取補助装置。
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