JP2877038B2 - 利得制御回路 - Google Patents

利得制御回路

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JP2877038B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号レベルのゲイ
ンを制御する利得制御回路に関し、特に、例えばダイレ
クト・コンバージェンス受信機のAGC回路にあってD
Cオフセットの変動を抑えるようにした利得制御回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ダイレクト・コンバージェンス
受信機をバースト信号受信に適用する場合、受信機の入
力レベルすなわち受信信号レベルの大小如何にかかわら
ず、ベースバンド増幅器は、リニアなゲインをもって動
作しなくてはならない。しかも、この受信機を通常の室
内環境で支障なく動作させるに当っては、ベースバンド
ゲインは、60dB以上の制御範囲が必要とされる。
【0003】図3は、従来技術における電圧制御ゲイン
アンプ回路を示し、電圧制御ゲインアンプ5とレベル検
出器20とにより構成される。このうち、電圧制御ゲイ
ンアンプ5では、高インピーダンス入力のオペアンプ5
1を使用することにより、直線性にすぐれたゲイン制御
が得られる。この場合、オペアンプ51の外付け部には
出力信号の帰還ループが形成され、この帰還ループには
判定レベル信号との間の振幅レベルを得るレベル検出器
20が介在されている。したがって、電圧制御ゲインア
ンプ5からは判定レベル信号に基づいた出力レベル信号
が出力されることになる。
【0004】そして、この帰還ループがあるが故に図4
に示すような滑らかな入出力特性が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く大幅なゲインを得ると共に帰還ループにより円滑な
特性を得るとしても、DCオフセットの変化による問題
がある。すなわち、オペアンプ51の外付け部にて増幅
度を変化するに当っては、ゲインに応じてオフセット電
圧が変化することは通常の増幅器設計では避けられず、
特に無線通信において、隣接信号排除特性を改善するた
め、直交復調器出力をできる限り低く設定した場合には
数マイクロ・ボルトのDCオフセットも問題となる。ま
た、通常の差動増幅器にてギルバード・セルを用いてゲ
イン変化をさせた場合には、数ミリボルトのDCオフセ
ット変化を生じ、このオフセットは信号レベルと同一か
それ以上となる。
【0006】いずれにしても、増幅器のゲインを変化さ
せると増幅器のDCレベルが変化し、ゲイン減少による
レベル低下時には、信号レベルとDCレベル変化とを切
り分けることができず、AGC動作が不安定となる。
【0007】このため、DCオフセットが不変となる増
幅器が必要となる。
【0008】公知技術としては、参照信号と高周波増幅
手段の出力信号とからベースバンド信号を検波し、その
出力信号をAC増幅することにより、生じたビートの振
動中心の上下のエネルギー平均値はマクロ的に等しいこ
とからレベルシフトが生じないことを利用して、DCオ
フセットを除去するというもの(特開平4−13354
6号公報)、出力のDCオフセットを制御する回路と振
幅を一定にするAGC制御回路とを独立させ、AGC制
御誤差に関係なくDCオフセットが一定となるようにす
るもの(特開平3−249811号公報)があげられる
が、いずれにしても本発明に係る方式のオフセット不変
手段とは別異である。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑み、ゲインの変
化によってもDCオフセットが変化なく、ゲインの減少
によるレベル低下とAGC動作の不安定という問題を除
去した利得制御回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、次の構成を特徴とする。
【0011】(1)入力信号をN段増幅するN個の増幅
器と、N個の前記増幅器の各段の出力信号の振幅レベル
を求めるN個のレベル検出器と、判定レベル信号と前記
レベル検出器の出力信号を比較して比較信号を出力する
N個の比較器と、N個の前記増幅器の各段の出力信号と
N個の前記比較器の出力信号とを受けて前記判定レベル
信号に相応する振幅を出力している前記増幅器の出力信
号を出力する自動切り替えスイッチとを有することを特
徴とする。
【0012】(2)前記自動切り替えスイッチは、前記
N段の増幅器のうち初段の増幅器を除いて前記判定レベ
ル信号以下の振幅レベルを出力する最後段の増幅器の出
力信号を出力する自動切り替えスイッチであることを特
徴とする。
【0013】各段増幅器については、帰還ループを形成
せず、単一の増幅器の増幅度は変化することなく、増幅
器を直列に接続していることにより、DCオフセットが
変化しない。このため、DCオフセットのみの取り除き
が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態について
説明する。従来では、差動アンプであるオペアンプの外
付け部にて帰還ループを形成しており、円滑な入出力特
性を得るものであるが、少なくとも帰還ループが無い状
態ではDCオフセットは変化しない。
【0015】このため、本実施形態では、少なくとも帰
還しない回路とした。その代り、増幅度変化のために複
数増幅器を縦続接続した。
【0016】図1は利得制御回路の実施例ブロック図で
ある。図に示すように、増幅器11、12、13が直列
に接続され、この増幅器11、12、13の各出力は、
自動切替スイッチ4に接続されると共に、増幅器11、
12、13の出力信号(A)(B)(C)の振幅レベル
を求めるレベル検出器21、22、23に接続される。
また、レベル検出器21、22、23は、それぞれ比較
器31、32、33に接続され、この比較器31、3
2、33では、検出器21、22、23の各検出レベル
と判定レベル信号との大小を比較し、(H)又は(L)
を出力するものである。すなわち、各比較器31、3
2、33では、判定レベル信号と各レベル検出器21、
22、23からの出力信号を比較し、各レベル検出器2
1、22、23からの出力信号が判定レベル信号より大
きい信号レベルの場合は(H)を、小さい信号レベルの
場合は(L)を出力する。この場合、(H)(L)は、
比較器31では出力信号(α)、比較器32では出力信
号(β)、比較器33では出力信号(γ)となる。
【0017】自動切り替えスイッチ4は、各増幅器1
1、12、13の出力が接続されると共に比較器31、
32、33の出力が接続され、自動切り替えスイッチ4
では比較器31、32、33の出力信号(α)(β)
(γ)の(H)(L)の組合せにより増幅器11、1
2、13の出力(A)(B)(C)を選択して出力する
ものである。つまり、自動切り替えスイッチ4では、各
比較器31、32、33の出力信号(α)(β)(γ)
が(H)(H)(H)及び(L)(H)(H)ならば増
幅器11の出力信号(A)を、(L)(L)(H)なら
ば増幅器12の出力信号(B)を、(L)(L)(L)
ならば増幅器13の出力信号(C)を選択して出力す
る。
【0018】この結果、AGC利得では、各比較器3
1、32、33の出力が(L)(L)(L)の時、増幅
器13の出力信号(C)が自動切り替えスイッチ4から
出力され、増幅器13の出力信号(C)が判定レベルに
なると、即ち各比較器31、32、33の出力が(L)
(L)(H)になると、自動切り替えスイッチ4の出力
は、増幅器12の出力信号(B)に切り替わり、更に、
増幅器12の出力信号(B)が判定レベルになると、即
ち各比較器31、32、33の出力が(L)(H)
(H)になると、自動切り替えスイッチ4の出力は、増
幅器11の出力信号(A)に切り替わる。この切り替わ
りの状態を図示したのが、図2である。比較器31、3
2、33の出力状態により増幅器の出力(A)(B)
(C)が切り替わっている。
【0019】利得制御回路では、受信信号レベルの高低
如何にかかわらず一定レベル状態で動作を行なうことに
なる。そして、上述の如く各増幅器11、12、13に
は帰還ループが存在せず、増幅率は変化させない代り、
増幅器を直列接続している。この結果、増幅器のDCオ
フセットは変化することがなく、AGC制御にあっては
DCオフセットを除去することが可能となる。こうし
て、AGC回路としては、高速かつ安定した動作が得ら
れる。なお、図1では3段の増幅器を示したが、その段
数は複数段でそれは3段に限られない。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、利得制
御回路により各増幅器の増幅率を変化させない為、増幅
器のDCオフセットも変化しない。このため、DCオフ
セットを取り除くことにより、安定した動作が期待出来
る。更に、バースト動作では、通常のAGCに比べ、極
めて高速に動作させることが出来るという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の利得制御回路の実施例を示すブロック
図。
【図2】本発明の実施例でのAGC制御を示す入出力特
性線図。
【図3】従来例のブロック図。
【図4】従来例でのAGC制御の入出力特性線図。
【符号の説明】
11、12、13 増幅器 20、21、22、23 レベル検出器 31、32、33 比較器 4 自動切り替えスイッチ 5 電圧制御ゲインアンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をN段増幅するN個の増幅器
    と、前記N個の増幅器の各段の出力信号の振幅レベルを
    求めるN個のレベル検出器と、判定レベル信号と前記レ
    ベル検出器の出力信号を比較して比較信号を出力するN
    個の比較器と、N個の前記増幅器の各段の出力信号とN
    個の前記比較器の出力信号とを受けて前記判定レベル信
    号に相応する振幅を出力している前記増幅器の出力信号
    を出力する自動切り替えスイッチとを有することを特徴
    とする利得制御回路。
  2. 【請求項2】 前記自動切り替えスイッチは、前記N段
    の増幅器のうち初段の増幅器を除いて前記判定レベル信
    号以下の振幅レベルを出力する最後段の増幅器の出力信
    号を出力する自動切り替えスイッチであることを特徴と
    する請求項1記載の利得制御回路。
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