JP2876562B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2876562B2
JP2876562B2 JP13964790A JP13964790A JP2876562B2 JP 2876562 B2 JP2876562 B2 JP 2876562B2 JP 13964790 A JP13964790 A JP 13964790A JP 13964790 A JP13964790 A JP 13964790A JP 2876562 B2 JP2876562 B2 JP 2876562B2
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浩志 高田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、レールに沿って走行する走行台車に荷物を
支持せしめてこれを搬送する搬送装置に関する。
(従来の技術) 斯かる搬送装置においては、一般にレールは直線と曲
線を組み合わせた形状を有しており、走行台車はこのレ
ールに沿って三次元空間を走行する。
ところで、レールの曲線部分としては、水平面上で曲
がっている部分(以下、水平R部と称す)と垂直面上で
曲がっている昇降部分(以下、垂直R部と称す)がある
が、これらの部分の形状は曲率が一定の円弧曲線とされ
ていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のようにレールの曲線部分(水平
R部及び垂直R部)の形状を円弧状とした場合、走行台
車の走行速度が一定であると仮定すると、レールの直線
部分から曲線部分に移る箇所域は逆に曲線部分から直線
部分に移る箇所でレールの曲率が急激に変化し、走行台
車に作用する加速度も急激に変化して該走行台車に衝撃
的な振動が発生し、走行台車の円滑な走行が阻害される
という不具合が生じる。
上記のことを第9図に基づいて説明すると、リレー1
には2つの垂直R部1bと1dがあり、このレール1の水平
部1aを走行台車2が等速度で走行しているときには、該
走行台車2には1G(G=9.8m/sec2)の重力速度agが図
示のように鉛直下方に作用する。
その後、走行台車2が垂直R部1bを走行すると、これ
には1Gの重力加速度agと該重力加速度agの方向とは逆方
向の遠心加速度ac1が作用し、結果として該走行台車2
には重力加速度agと遠心加速度ac1とをベクトル合成し
て得られる加速度a1が作用し、この加速度a1は重力加速
度agの大きさである1Gよりも大きくなる。
従って、レール1の水平部1aと垂直R部1bとの接点A
においては、走行台車2に作用する加速度が1Gからa1
急激に増加し、このために走行台車2には振動が発生す
る。そして、垂直R部1bの曲率は一定であるため、走行
台車2が該垂直R部1bを走行している間は該走行台車2
に作用する加速度a1は一定となり、走行台車2が直線部
1cを走行するときにはこれに遠心加速度が作用しないた
め、該走行台車2には再び1Gの重力加速度agのみが作用
する。
従って、垂直R部1bと直線部1cとの接点Bでは走行台
車2に作用する加速度がa1から急激に1Gまで減少し、こ
のために走行台車2には振動が発生する。
次に、走行台車2がレール1の垂直R部1dを走行する
と、これには重力加速度agの他に該重力加速度agと同方
向の遠心加速度ac2が作用するため、結果として走行台
車2には重力加速度agと遠心加速度ac2とをベクトル合
成して得られる加速度a2が作用し、この加速度a2の絶対
値は垂直R部1bにおいて走行台車2に作用する前記加速
度a1よりも大きい(a2>a1)ため、レール1の直線部1c
と垂直R部1dとの接点Cではより大きな加速度の変化
(増加)が生じ、走行台車2にはより大きな振動が発生
する。そして、同様に接点Dでも大きな振動が発生す
る。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、レールの曲線部分における走行台車の振動
を小さく抑えて走行台車の滑らかな走行を実現するとと
もに、レールの曲線部分の長さの増加を抑えることがで
きる搬送装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、レールに沿って
走行する走行台車にその進行方向に回動自在に移載装置
を吊り下げ支持し、該移載装置の荷物を支持せしめてこ
れを搬送する搬送装置において、前記レールの曲線部分
の曲線の始まりと終りの所定区間の形状をクロソイド曲
線とし、該クロソイド曲線部分に挟まれた中間区間の形
状を円弧曲線としたことを特徴とする。
(作用) 一般に、クロソイド曲線は曲率が始点からの曲線の長
さに比例して連続的に変化する特徴を有するため、この
クロソイド曲線をその曲線部分の一部に含むレールを備
える本発明に係る搬送装置にあっては、レールの曲線部
分を走行する際に走行台車に作用する加速度は連続的に
変わり、該走行台車の振動が小さく抑えられる。
又、クロソイド曲線は曲率が零となる点を持つため、
このクロソイド曲線を用いたレールの曲線部分を直線部
分に容易に接続することができる。
更に、レールの曲線部分のクロソイド曲線部分に挟ま
れた中間区間の形状を円弧曲線としたため、曲線部分の
長さの増加を抑えることができる。
(実施例) 以下に本発明の基本原理を第1図乃至第5図に基づい
て説明する。
第1図は搬送装置の走行台車に作用する加速度の変化
を説明するための図、第2図はクロソイド曲線を示す
図、第3図、第4図、第5図はそれぞれクロソイド曲線
の位置と傾き角との関係を示す図、位置と曲率との関係
を示す図、位置と縮み率との関係を示す図である。
第1図に示すように、搬送装置は工場の天井等に設置
されたレール1を有するが、このレール1は第1図に示
す昇降部分の他、図示しない水平面内で曲がっている部
分(水平R部)を有し、走行台車2はこのレール1に沿
って三次元空間を自力で走行する。そして、走行台車2
の下部には移載装置3が回動自在に吊り下げ支持されて
おり、荷物Wはこの移載装置3に支持されて所定の場所
へ搬送される。
ところで、第1図に示すレール1の昇降部分は2つの
垂直R部1b,1dとこれら両垂直R部1b,1dを点B,Cで結ぶ
直線部1cとで構成され、垂直R部1b,1dは点A,Dでそれぞ
れ水平部1a,1eに接続されている。
而して、本実施例では上記垂直R部1b,1dの形状とし
てクロソイド曲線が採用されている。尚、レール1の不
図示の水平R部の形状にもクロソイド曲線が採用されて
いる。
ここで、クロソイド曲線の一般的特徴を第2図乃至第
5図に基づいて説明する。
第2図にレール1の前記垂直R部1b(点Aから点Bま
での区間)におけるクロソイド曲線の形状を示すが、ク
ロソイド曲線上の任意の点Pにおいて引いた接線tが水
平部1aの延長線lとなす角度を傾き角φとすると、この
傾き角φは第3図に示すようにクロソイド曲線の始点A
からの曲線の長さ(位置)s(第2図参照)に比例して
直線的に増加する。
又、クロソイド曲線の曲率CV(=dφ/ds)は第4図
に示すように始点Aからの長さsの増加と共に零から直
線的に増加して中間点Mにてピークに達した後、直線的
に減少して終点Bにおいて再び零となる。従って、曲率
Cvの長さsに対する変化率dCV/dsを縮み率CUと定義する
と、この縮み率CUは第5図に示すように点Aから点Mま
での区間では正の一定値を示し、点Mにおいて正と負が
逆転し、点Mから点Bまでの区間では負の一定値を示
す。
尚、上記のようにクロソイド曲線は曲率が零となる点
A,Bを持つため、垂直R部1bの両端を点A,Bにおいて水平
部1a、直線部1cに容易に接続することができ、このこと
は他方の垂直R部1dについても同様である。
次に、第1図に示すレール1の昇降部分を走行する走
行台車2に作用する加速度の変化を第1図に基づいて説
明する。
レール1の水平部1aを走行台車2が等速度で走行して
いるときには、従来と同様に該走行台車2には1Gの重力
加速度agが図示のように鉛直下方に作用する。
その後、走行台車2が垂直R部1bを走行すると、これ
には1Gの重力加速度agと該重力加速度agの方向とは逆方
向の遠心加速度acが作用し、結果として走行台車2には
重力加速度agと遠心加速度acとをベクトル合成して得ら
れる加速度aが作用する。ここで、レール1の垂直R部
1bでの曲率CVは始点Aから終点Bまで第4図に示すよう
に連続的に増減し、少なくとも従来のように急激に変化
することがないため、前記遠心加速度acも始点Aにおけ
る零から直線的に増加してピークに達した後、直線的に
減少して終点Bにおいて再び零となる。
従って、レール1の垂直R部1bにおいて走行台車2に
作用する前記加速度aも第1図に示すように始点Aから
直線的に増加してピークに達した後、終点Bまで直線的
に減少し、終点Bにおいて重力加速度agの値1Gに等しく
なる。このように、垂直R部1bにおいて走行台車2に作
用する加速度aが従来のように急激に変化するのではな
く、徐々に増減するため、走行台車2に衝撃的な振動が
発生することがなく、該走行台車2の安定した走行が確
保される。
次に、走行台車2が直線部1cを走行するときには、該
走行台車2には遠心加速度は作用せず、1Gの重力加速度
agのみが鉛直下方に作用する。
その後、走行台車2がもう一方の垂直R部1dを走行す
ると、これには1Gの重力加速度agの他に該重力加速度ag
と同方向の遠心加速度ac′が作用するため、結果的に走
行台車2には重力加速度agと遠心加速度ac′とをベクト
ル合成して得られる加速度a′が作用し、この加速度
a′の絶対値は前記加速度aのそれよりも大きくなる
(a′>a)。
然るに、垂直R部1dにおいてもその形状としてクロソ
イド曲線が採用されているため、前述と同様の理由によ
って走行台車2に作用する加速度a′が徐々に増減し、
該走行台車2には衝撃的な振動が発生しない。そして、
走行台車2が水平部1eを走行するときには、該走行台車
2には1Gの重力加速度agのみが作用する。
ところで、以上のように曲線部の形状をその全区画に
亘ってクロソイド曲線とすると、円弧曲線とした場合に
比べて曲線部分の長さが長くなり、走行台車の既設のス
テーションの位置の変更やコストアップを招く。
そこで、本発明では、曲線部分の形状として第6図に
示すように点A〜A′の区間S1及び点B′〜Bの区間S3
にクロソイド曲線を用い、その中間の点A′〜B′の区
間S2に円弧曲線を用いれば、この曲線部分における曲率
CVと縮み率CUは曲率部分の長さsに対してそれぞれ第7
図、第8図に示すように変化する。
即ち、クロソイド曲線を採用する点A〜A′の区間S1
では曲率CVは零から直線的に増加し、縮み率CUは正の一
定値を示すが、円弧曲線を採用する点A′〜B′の区間
S2では曲率CVが一定となり、従って、縮み率CUは零とな
る。そして、再びクロソイド曲線を採用する点B′〜B
の区間S3では曲率CVが直線的に零まで減少し、縮み率CU
は負の一定値を示す。
而して、上記のようにレールの曲線部分の形状として
クロソイド曲線と円弧曲線を併用しても、第7図に示す
ように曲率CVは徐々に増減し、少なくとも急激に変化し
ないため、走行台車に作用する加速度の急激な変化が起
こらず、走行台車に衝撃的な振動が発生することがな
く、該走行台車の安定した走行が確保される上、曲線部
分の長さの増加を抑えることができ、走行台車の既設の
ステーションの位置の変更やコストアップを免れること
ができる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、レー
ルに沿って走行する走行台車にその進行方向に回動自在
に移載装置を吊り下げ支持し、該移載装置の荷物を支持
せしめてこれを搬送する搬送装置において、前記レール
の曲線部分の曲線の始まりと終りの所定区間の形状をク
ロソイド曲線とし、該クロソイド曲線部分に挟まれた中
間区間の形状を円弧曲線としたため、レールの曲線部分
における走行台車の振動を小さく抑えて走行台車の滑ら
かな走行を実現するとともに、レールの曲線部分の長さ
の増加を抑えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本原理を説明するための搬送装置の
走行台車に作用する加速度の変化を示す図図、第2図は
クロソイド曲線を示す図、第3図、第4図、第5図はそ
れぞれクロソイド曲線の位置と傾き角との関係を示す
図、位置と曲率との関係を示す図、位置と縮み率との関
係を示す図、第6図は本発明に係る搬送装置のレールの
曲線形状図、第7図、第8図は同レールの位置と曲率と
の関係を示す図、位置と縮み率との関係を示す図、第9
図は従来の搬送装置において走行台車に作用する加速度
の変化を説明するための図である。 1…レール、1b,1d…垂直R部(曲線部分)、2…走行
台車、3…移載装置、A…始点、B…終点、W…荷物。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールに沿って走行する走行台車にその進
    行方向に回動自在に移載装置を吊り下げ支持し、該移載
    装置に荷物を支持せしめてこれを搬送する搬送装置にお
    いて、 前記レールの曲線部分の曲線の始まりと終りの所定区間
    の形状をクロソイド曲線とし、該クロソイド曲線部分に
    挟まれた中間区間の形状を円弧曲線としたことを特徴と
    する搬送装置。
JP13964790A 1990-05-31 1990-05-31 搬送装置 Expired - Lifetime JP2876562B2 (ja)

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