JP2876212B2 - 金型のガス抜き装置 - Google Patents

金型のガス抜き装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金型鋳造におけるキャビティのガス抜き装
置に関する。
[従来の技術] 従来、外部制御信号で開閉する金型のガス抜き装置の
代表例としては、特開昭61−165262に開示されているよ
うにバルブを油空圧シリンダで開閉する構造のものであ
る。
以下第4図に依って、この従来方法を説明する。該第
4図に示す様にバルブ装置は固定金型17又は移動金型19
のいずれか一方の金型に取り付けられ、軸方向の通路24
を閉じたとき、凸起部端面がシート22の端面に一致する
弁体23と、該弁体23を常時一方に押圧するスプリング26
と両金型17,19により形成されるキャビティ20に面して
一側の金型に埋め込まれ、キャビティ20に溶湯の流れ込
んだことを検出するセンサーと、該センサーの信号によ
り弁体23を移動させて、通路24を閉にする弁体移動機構
2627から成っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の金型のガス抜き装置では、バル
ブ装置が複雑でコスト高であり、しかも比較的取付けス
ペースが大きくなるので小形の金型には装着が困難であ
った。
本発明は、上述の点に鑑み、構造が簡単で、小形化が
容易であるガス抜き装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、本発明では、金型鋳造の
移動金型と固定金型の型分離面に該金型のキャビティに
連通するガス抜き溝を設け、該ガス抜き溝に埋設した閉
塞片と、該閉塞片を摺動自在に支持し、前記閉塞片を迅
速に開閉するための変位拡大機構と該変位拡大機構の入
力部に装着した圧電アクチュエータと該圧電アクチュエ
ータを制御する制御電源装置と該制御電源装置に前記閉
塞片を閉塞する信号を入力する閉塞信号装置とから構成
され、前記閉塞信号装置は、射出速度が低速から高速に
切換わる瞬間に、閉塞信号を発信し、ダイカスト鋳造の
射出中における前記閉塞片の閉塞を、最適のタイミング
で行うことを特徴とする金型のガス抜き装置を提供す
る。
[作 用] 本発明に依れば、閉塞片3は隙間T、巾Bのガス抜き
通路を形成して開いていて、閉塞信号装置8から信号が
制御電源装置7に入力され、矩形波形に高電圧を圧電ア
クチュエータ6に印荷する。該圧電アクチュエータ6は
応答速度が極めて高いので瞬間的に変位して、変位拡大
機構5により、変位を拡大し該変位拡大機構の変位拡大
部に取着されている前記閉塞片3を閉塞させる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第一図において、1は固定金型、2は移動金型、4は
前記の金型の型分離面2aに設けた、キャビティ(不図
示)に連通するガス抜き溝であり、Bは該ガス抜き溝4
の巾、Cは該ガス抜き溝の深さである。
9は閉塞片3を埋設している溝で巾B、深さEであ
り、前記閉塞片3を摺動自在に挿入している。
5は変位拡大機構で、該変位拡大機構5の拡大変位部
に取着されている前記閉塞片3を動かすための弾性変位
による支点を有するレバー機構であり、該変位拡大機構
5を変位するための変位入力部に圧電アクチュエータ6
を装着している。
該圧電アクチュエータ6は圧電セラミックス等による
アクチュエータで例えば100μm変位するものを使用す
ると変位拡大機構5で10倍に拡大すると1mm変位するこ
とになる。
前記変位拡大機構5の本体5aをボルト10で固定金型1
に固定するようになっている。したがって金型に加工す
るのは前記溝9だけであるので取付けが容易であり、互
換性がある。
前記圧電アクチュエータ6は極めて微小の電流で作動
するが、そのための高圧電圧を発生させる制御電源装置
7を配設し、さらに該制御電源装置7に入力信号を送る
閉塞信号装置8が設けられている。前記信号は該閉塞信
号装置8内のコントローラ14より発信されるが、この発
信に際しては射出プランジャ13が射出のため押し出され
る時に、その射出速度が低速から高速に切換わる点Dに
おいて、前記信号が発するようにするため、射出シリン
ダ11のピストンロッド11aに磁性、非磁性の等ピッチの
パターンで表面を形成し、磁気センサ12を近接させてデ
ジタルスケールを構成させ、射出プランジャ13のストロ
ーク位置の検出と射出プランジャの移動速度の検出もで
きるようになっている。
前記閉塞装置8は図示のものに限定するものでなく、
射出プランジャのストローク位置を前記の様に磁気セン
サー12で検出する方法とは別に、リミットスイッチ等で
検出して最適の閉塞タイミングを調整してもよい。
第3図は本発明の他の実施例の概略図である該第3図
においては、第1図と異なる部分のみ図示し、他は同様
であるので省略する。本実施例では、第1の実施例と違
って第3図に図示してある様に、変位拡大機構5のレバ
ー支点5bを該変位拡大機構5の入力部に装着した圧電ア
クチュエータ6の下方に移した場合である。
従って、閉塞片3は、常時、前記変位拡大機構5のバ
ネ力によって閉塞されており、第1図における第1の実
施例の場合と反対に閉塞信号が発信されると制御電源装
置7から出力される圧電アクチュエータ6への印荷電圧
が0になり、前記変位拡大機構5のバネ力によって閉塞
するようにしている。他は第1図の第1の実施例と構成
は同じであるが、下記の点で、本実施例は先の実施例と
異なる。
即ち第1図を参照して説明すると、射出スリーブに給
湯する時点から、前記制御電源装置7の出力の圧電アク
チュエータ6への印荷電圧を最大にして、前記閉塞片3
は全開して、隙間Tは最大になっている。
そして射出プランジャ13が前進して射出が始まり、前
記D点の前後で設定した最適のタイミングで閉塞信号が
発信されると前記印荷電圧は0になり前記閉塞片3は閉
塞する。
第1図および第2図ともに、変位拡大機構5の隙間を
密閉して水分や異物の侵入を防止するために充填材16を
該変位拡大機構5に取着し、さらに保護カバー(不図
示)を取り付けて異物の侵入を防いでいる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に依れば、小形で極めて
応答性の高い圧電アクチュエータを装着した閉塞片可動
装置により、最適のタイミングで閉塞片を閉塞すること
ができ、ガス抜き効率を向上するとともに、小形化とコ
スト低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の概略説明図、第2図は第1図
のA−A断面図、第3図は本発明の他の実施例の概略説
明図、第4図は従来例の断面図である。 1……固定金型、2……移動金型、15……スリーブ、31
……孔、32……パーティングライン、33……真空源、34
……押板、35……押出用ネジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型鋳造の移動金型と固定金型の型分離面
    に該金型のキャビティに連通するガス抜き溝を設け、 該ガス抜き溝に埋設した閉塞片と、 該閉塞片を摺動自在に支持し、前記閉塞片を迅速に開閉
    するための変位拡大機構と、 該変位拡大機構の入力部に装着した圧電アクチュエータ
    と該圧電アクチュエータを制御する制御電源装置と、 該制御電源装置に前記閉塞片を閉塞する信号を入力する
    閉塞信号装置とから構成され、 前記閉塞信号装置は、射出速度が低速から高速に切換わ
    る瞬間に、閉塞信号を発信し、 ダイカスト鋳造の射出中における前記閉塞片の閉塞を、
    最適のタイミングで行うことを特徴とする金型のガス抜
    き装置。
JP63198717A 1988-08-09 1988-08-09 金型のガス抜き装置 Expired - Fee Related JP2876212B2 (ja)

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JPS6138770A (ja) * 1984-07-31 1986-02-24 Hitachi Metals Ltd 圧力鋳造のガス抜き兼用部分加圧装置
JPS61165262A (ja) * 1985-01-18 1986-07-25 Toshiba Mach Co Ltd ダイカスト金型のバルブ装置

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