JP2875640B2 - 文書処理装置及び方法 - Google Patents

文書処理装置及び方法

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JP2875640B2 JP3051273A JP5127391A JP2875640B2 JP 2875640 B2 JP2875640 B2 JP 2875640B2 JP 3051273 A JP3051273 A JP 3051273A JP 5127391 A JP5127391 A JP 5127391A JP 2875640 B2 JP2875640 B2 JP 2875640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれが区切り記号
で区切られた複数の部分データを含む文書データを処理
する文書処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、このような文書処理システムで
は、入力された文書情報を文書ファイルとして記憶して
おり、これら文書フアイルが複数のユーザによる共同作
業の対象になる場合は、オペレーティングシステムによ
って、複数のユーザの間で文書ファイルを共有させ、他
のユーザによるそのファイルへのアクセスを禁止すると
いう方法をとっていた。例えば、UNIXオペレーティ
ングシステムでは、文書ファイルへの書き込み、参照
(読み出し)及び実行の許可を、各ファイル毎にそのフ
ァイルの所有者、グループ或いはその他のユーザに対し
て与えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】従って、このよう
な文書処理システムにおいて、あるグループにはそのフ
ァイルへの書込みを許可し、そのグループ外のユーザに
は、そのファイル書込みを許可しないという方法を取る
ことにより、そのファイルを特定のグループ内で共有す
ることができる。
【0004】また、このような文書ファイルを共有する
場合、1つのまとまりのある文書中で文書領域のそれぞ
れが担当者(ユーザ)ごとに分割されている時、それら
各文書領域が他のユーザによって変更されたかどうかを
確認するために、各文書領域のそれぞれについて、各所
有者がパスワードと文書内容から符号を生成し、この符
号を検査してその文書内容をチェックする手法を本出願
人は、先に特願平3−32897号において提案してい
る。
【0005】しかし、この場合は、内容の確認のために
は各文書要素ごとに担当者が自分のパスワードを入力し
て行う必要があった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、文書データに対して書き換えが行なわれたか否か
を、指定された文書データの部分データの内容と、その
部分データに対応して登録されているパスワードの両方
にもとづいて判別できる文書処理装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文書処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、それぞれが区切り記号で区切られた複数の部分デ
ータを含む文書データを処理する文書処理装置であっ
て、文書データを記憶する文書データ記憶手段と、前記
文書データ記憶手段に格納しようとする文書データの各
部分データに対応するパスワードを入力するパスワード
入力手段と、前記パスワード入力手段により入力された
パスワードを前記各部分データに対応付けて登録するパ
スワード登録手段と、前記各部分データと、前記各部分
データに対応する前記パスワードとを組み合わせて所定
のアルゴリズムに従って第1符号を生成する第1符号生
成手段と、前記各部分データを区切る前記区切り記号に
前記各部分データに対応する前記第1符号を埋め込んだ
文書データを作成する文書データ作成手段と、前記第1
符号が埋め込まれた文書データを前記文書データ記憶手
段に格納する格納手段と、前記文書データから読み出そ
うとする文書データを指定する文書データ指定手段と、
前記文書データ指定手段により指定された文書データの
各部分データと、当該各部分データに対応付けて前記パ
スワード登録手段に登録されたパスワードとを組み合わ
せて所定のアルゴリズムに従って第2符号を生成する第
2符号生成手段と、前記第2符号生成手段により生成さ
れた第2符号と、前記文書データ指定手段により指定さ
れた前記文書データの各部分データを区切る前記区切り
記号に埋め込まれている前記第1符号とを比較する比較
手段と、前記比較手段による比較の結果、前記第1符号
と第2符号とが一致しない部分データが、第3者により
不正に書き換えられていることを示す情報を出力する出
力手段とを有することを特徴とする。上記目的を達成す
るために本発明の文書処理方法は以下のような工程を備
える。即ち、それぞれが区切り記号で区切られた複数の
部分データを含む文書データを処理する文書処理装置に
おける文書処理方法であって、前記文書処理装置内の文
書データ記憶手段に格納しようとする文書データの各部
分データに対応するパスワードを入力するパスワード入
力工程と、前記パスワード入力工程で入力されたパスワ
ードを前記各部分データに対応付けて登録するパスワー
ド登録工程と、前記各部分データと、前記各部分データ
に対応する前記パスワードとを組み合わせて所定のアル
ゴリズムに従って第1符号を生成する第1符号生成工程
と、前記各部分データを区切る前記区切り記号に前記各
部分データに対応する前記第1符号を埋め込んだ文書デ
ータを作成する文書データ作成工程と、前記第1符号を
埋め込まれた文書データを前記文書データ記憶手段に格
納する格納工程と、前記文書データ記憶手段から読み出
そうとする文書データを指定する文書データ指定工程
と、前記文書データ指定工程で指定された文書データの
各部分データと、当該各部分データに対応付けて登録さ
れているパスワードとを組み合わせて所定のアルゴリズ
ムに従って第2符号を生成する第2符号生成工程と、前
記第2符号生成工程で生成された第2符号と、前記文書
データ指定工程で指定された前記文書データの各部分デ
ータを区切る前記区切り記号に埋め込まれている前記第
1符号とを比較する比較工程と、前記比較工程における
比較の結果、前記第1符号と第2符号とが一致しない部
分データが、第3者により不正に書き換えられているこ
とを示す情報を出力する出力工程とを有することを特徴
とする。
【作用】以上の構成において、文書データ記憶手段に格
納しようとする文書データの各部分データに対応するパ
スワードが入力されると、そのパスワードを文書データ
の各部分データに対応付けて登録し、その各部分データ
と、その各部分データに対応するパスワードとを組み合
わせて所定のアルゴリズムに従って第1符号を生成し、
その部分データを区切る区切り記号に、その各部分デー
タに対応する第1符号を埋め込んだ文書データを作成し
て文書データ記憶手段に格納する。そして、その文書デ
ータ記憶手段から読み出そうとする文書データの各部分
データが指定されると、その指定された各部分データ
と、その各部分データに対応付けて登録されているパス
ワードとを組み合わせて所定のアルゴリズムに従って第
2符号を生成し、その生成された第2符号と、指定され
た各部分データを区切る区切り記号に埋め込まれている
第1符号とを比較し、その比較の結果、第1符号と第2
符号とが一致しない部分データが第3者により不正に書
き換えられていることを示す情報を出力するように動作
する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。 <第1の実施例の文書処理システムの説明 (図1)>
本実施例では、1つの文書ファイルに格納されている文
書データが、1つ以上の文書要素からなり、各文書要素
毎に確認用のパスワードが設定されている場合で説明す
る。尚、以下の説明において、文書要素が「正当であ
る」とは、その文書要素を登録した時と、現在記憶され
ているその文書要素の内容とが一致していることを意味
しており、たとえ一度その文書内容が変更されても、現
在その内容が元に戻されていれば、その文書要素は「正
当」であるとする。
【0009】図1は、本実施例の文書処理システムの概
略構成を表わしたブロック図で、図中、1は本システム
のユーザ(文書作成者あるいは文書確認者)が本システ
ムに文書や指令を入力するための入力装置で、例えばキ
ーボードやマウス等を含んでいる。2は入力装置1より
入力された指令に基づいて、本実施例の処理を行なうた
めのCPU、3はCPU2の処理結果、あるいは本シス
テムからのメッセージをプリントアウト或いは表示する
ための出力装置で、例えばプリンタ或いはCRT等を備
えている。10は本実施例における処理プログラムを記
憶するための第1のメモリで、これらプログラムは予め
ROMやハードディスク等に記憶されていてもよく、或
いはフロッピィ等よりRAMに読み込まれたものであっ
てもよい。20は本実施例で取り扱う文書データを保管
するための第2のメモリ、30はワークエリアとして使
用され、本実施例の処理に要する各種データを一時的に
記憶するための第3のメモリである。4はCPUバスで
ある。尚、これら第1、第2、第3のメモリは別々に設
けられていなくてもよいことはもちろんである。
【0010】次に第1のメモリ10に記憶された各プロ
グラムについて説明する。101はパスワード登録プロ
グラムで、指定された文書要素に対するパスワードをパ
スワード登録表203に登録する。なお、パスワード登
録表203は、本処理のプログラムのみが読み書き可能
であり、文書作成者等が読んだり、書き込んだりできな
いような、特別の権限をもたせる。これはファイルのア
クセス禁止機能を用いて実現できる。102は文字列抽
出プログラムで、文書データ201から文書要素の内容
を取り出すためのプログラムで、以後、作成時文字列抽
出プログラムと呼ぶ。103は文字列変換プログラム
で、与えられた文字列を変形して別の文字列に変換して
いる。104は対応付けプログラムで、文書要素と文字
列変換プログラム103で得られた作成時正当性確認用
符号305との対応付けを行なっている。105は確認
用符号抽出プログラムで、文書データ202から文書要
素の正当性を確認するための比較用符号311を取出し
ている。106は文字列比較プログラムで、2つの文字
列が同一かどうかを判定している。107は文字列抽出
プログラムで、正当性確認用符号付き文書データ202
から文書要素の内容を取り出すためのプログラムで、こ
れ以後、確認時文字列抽出プログラムと呼ぶ。108は
パスワード抽出プログラムで、指定された文書要素に対
するパスワードをパスワード登録表203から取出すた
めのプログラムである。
【0011】次に、第2のメモリ20の構成について説
明する。
【0012】201は文書作成者が入力装置1より入力
して作成された、或いはフロッピィ等より読み取られた
文書データである。202は対応付けプログラム104
により正当性確認用符号が挿入されて登録された正当性
確認用符号付き文書データである。203はパスワード
登録表で、文書要素とパスワードとを対応付けて記憶し
ており、この登録表203はパスワード登録プログラム
101とパスワード抽出プログラム108によってのみ
アクセスできる。
【0013】次に、第3のメモリ30の構成を説明す
る。
【0014】301は作成時文書要素名で、文書データ
201の符号生成の対象となる文書要素を一意に指定す
るための作成時の文書要素名が記憶される。302は作
成時対象文字列で、文書データ201から抽出された符
号生成の対象となる文字列(作成時対象文字列)が記憶
される。303は作成時パスワードで、文書作成者が入
力装置1より、文書作成時に入力したパスワードが記憶
される。305は作成時正当性確認用符号で、文字列変
換プログラム103により、作成時対象文字列302と
作成時パスワード303とから作成される作成時正当性
確認用符号が格納される。306は確認時文書要素名
で、文書確認時に、正当性確認の対象とする文書要素を
一意に示す情報が格納される。307は確認時対象文字
列で、確認時文字列抽出プログラム107により正当性
確認用符号付き文書データ202から抽出された文字列
が記憶される。308は確認時パスワードで、パスワー
ド抽出プログラム108により、パスワード登録表20
3を参照して決定されたパスワードが記憶される。31
0は作成時正当性確認用符号で、文字列変換プログラム
103により、確認時対象文字列307と確認時パスワ
ードとから作成される符号が記憶されている。311は
比較用符号で、正当性確認用符号抽出プログラム105
により、確認用符号付き文書データ202から抽出され
た正当性確認用符号が記憶され、312は判定結果で、
文字列比較プログラム106による判定結果が記憶され
る。
【0015】<文書データの説明 (図2〜図3)>図
2は本実施例における入力文書データ201の一例を示
す図である。
【0016】図示のように、文書データ201は、ある
特定の文書区切り記号によって、文書要素ごとに分離さ
れており、ここでは、その文書区切り記号を“<”と
“>”としている。従って、各文書要素は“<”で始ま
り、“>”で終わる文字列となり、このスタート記号
“<”直後の文字を文書要素名とする。尚、これら文書
要素中に“<”と“>”の文字を、文書区切り記号以外
の目的で用いることは禁止されている。
【0017】そして、図3は抽出された文書要素の後
に、その文書要素が正当なものであるかを確認するため
の符号「!!!!」或いは「?????」等を付した状
態を示している。尚、これらの処理については詳しく後
述する。
【0018】次に、本実施例の文書処理システムにおけ
る処理の流れについて説明するが、ここでの処理は大き
く2つに分かれ、1つは文書作成を行なう処理と、他は
正当性を確認するための処理である。
【0019】初めに、オペレータによる文書データ作成
処理の流れを、図4のフローチャートを参照して説明す
る。
【0020】まずステップS1で、文書作成者(オペレ
ータ)は入力装置1より各文書要素に文書要素名が付さ
れた文書データ201の格納場所(たとえばファイル
名)と、確認用符号付文書データ202の格納場所を入
力し、処理対象を定める。次にステップS2で、文書デ
ータ201の中のどの文書要素を登録の対象とするか、
その文書要素名を入力装置1から入力する。この入力さ
れた文書要素名は作成時文書要素名301として記憶さ
れる。次にステップS3に進み、作成時文字列抽出プロ
グラム102を用いて、文書データ201から該当する
文書要素を取り出し、それを作成時対象文字列302と
して記憶する。次にステップS4に進み、オペレータが
入力装置1より作成時パスワード303を入力すると、
そのパスワードをパスワード登録表203に登録する
(ステップS5)。その後、ステップS3で取り出した
作成時対象文字列302と、ステップS4で入力された
作成時パスワード303から、ステップS6で文字列変
換プログラム103を用いて作成時正当性確認用符号3
05を作成する。尚、この作成時正当性確認用符号につ
いては後述する。そして最後に、ステップS7で対応付
けプログラム104を用いて、該当する文書要素と作成
時正当性確認用符号305の対応付け処理を行なって
(後述する)、文書作成処理を終了する。
【0021】次に図5のフローチャートを参照して、図
4のステップS3の作成時文字列抽出プログラム102
の処理について説明する。まず、文書要素の識別につい
て説明する。各文書要素は、文字“<”で始まり、それ
に対応する文字“>”で終わる文字列である。ここで、
文字“<”の直後から、最初の空白文字までの文字列
は、この文書要素の名称(文書要素名)となる。ここで
「対応する」というのは数式におけるカッコの対応と同
様のものであり、“<”は必ずひとつの“>”とペアに
なっている。つまり、“<”が開きカッコ、“>”が閉
じカッコの役目を果たしている。第1レベルの文書要素
のはじまりを表わす“<”のあとで、これに対応する
“>”が現れる前に、再び“<”が現れた場合、これは
第1レベルの文書要素の中に含まれる第2レベルの文書
要素のはじまりを表わしている。
【0022】まずステップS11で、図4のステップS
2で入力された文書要素名を基に、文書データ201か
ら同じ要素名を有する文書要素を検出するために文書要
素のスタート記号“<”を検出処理を開始する。ステッ
プS12で、この文書要素名が検出されないまま文書デ
ータ201が終了するとステップS14に進み、該当す
る文書要素がないことを表示してエラー終了する。
【0023】ステップS12で、この文書要素名を含む
スタート記号が検出されるとステップS13に進み、ス
タート記号“<”の次の文字コードから、これに対応す
るエンド記号“>”を検出するまで取り出し、その文書
要素の文字コード列を作成時対象文字列302に格納す
る。
【0024】次に、図6のフローチャートを参照して、
図4のステップS5で示されたパスワード登録処理につ
いて説明する。ここでは、文書要素名301に対応する
パスワードとして、作成時パスワードを登録する。
【0025】まずステップS21で、前述のステップS
2で入力されて作成時文書要素名301に記憶されてい
る文書要素名が、パスワード登録表203に登録されて
いるかを調べる。ステップS22で登録されている時は
ステップS23に進み、パスワード登録表203に登録
されている、その文書要素名に対応するパスワードを、
ステップS4で入力されて作成時パスワード303に記
憶されているパスワードと置き換える。一方、ステップ
S22で、その文書要素名が登録されていない時はステ
ップS24に進み、パスワード登録表203に、作成時
文書要素名301に記憶されている文書要素名と、作成
時パスワード303に記憶されているパスワードとを対
応付けて追加・登録する。尚、この処理は、パスワード
登録表203を更新できる特別な権限のもとに実行され
る。
【0026】図7は実施例のパスワード登録表203の
データ構成を示す図で、図示のごとくパスワードと文書
要素名とが対応して記憶されている。
【0027】次に図8を参照して、図4のステップS6
の符号生成処理について説明する。まずステップS31
で、作成時対象文字列302と作成時パスワード303
との2つの文字コード列を取り出し、ステップS32
で、文字列変換プログラム103を用いて作成時正当性
確認用符号305を作成する。尚、ここで作成時対象文
字列302と作成時パスワード303を文字コード列と
仮定しているが、単なるバイト列としてもよい。このよ
うなバイト列の時は、文字列変換プログラム103はバ
イト列変換プログラムとなることはいうまでもない。
【0028】この文字列変換プログラム103は、例え
ばUNIXにおけるパスワードの暗号化と同じようなア
ルゴリズムによって実現できる。即ち、ある文字列を事
実上逆変換できない方法によって、別の文字コード列に
変換するものである。但し、変換後の文字列中に、空白
文字と“<”,“>”が入らないようにしなければなら
ないことはいうまでもない。
【0029】次に図9のフローチャートを参照して、図
4のステップS7の対応付けプログラム104の処理に
ついて述べる。ここでは、対象となる文書要素の最後の
文字の後に、作成時正当性確認用符号305を正当性を
確認するための確認用符号として空白(スペース)文字
を隔てて挿入している。これは文書作成者が入力装置1
より直接入力してもよいが、自動的に行なってもよい。
自動的に行なう場合の一例を以下に示す。尚、これが挿
入された状態を示したのが前述した図3で、この図3に
は正当性確認用符号付き文書データ202の一例を示し
ており、ここで、“?????”が文書要素名が“a”
の文書要素の正当性確認用符号であり、“!!!!”が
文書要素名が“b”の文書要素の正当性確認用符号とし
ている。
【0030】図9において、まずステップS41で、作
成時文書要素名301が示す文書要素名を有する文書要
素(図4のステップS2で指示された)のエンド記号
“>”を検出する。そして、図8のステップS32で求
めた作成時正当性確認用符号305を正当性確認用符号
として、そのエンド記号“>”の直前に空白文字ととも
に挿入する(ステップS42)。これにより、この文書
データは正当性確認用符号付き文書データ202とし
て、指定された格納場所に格納する。ここで作成時正当
性確認用符号305の前に空白(スペース)を挿入する
のは、文書要素の内容と作成時正当性確認用符号305
とを区別できるようにするためである。
【0031】尚、前述の説明では、図4において、ステ
ップS6の符号生成処理を、ステップS3の文字列抽出
及びステップS4のパスワード入力後に行っているが、
ステップS3の対象文字列抽出処理を行ないながら、抽
出した文字コード列を逐次、文字列変換プログラム10
3により暗号化して、正当性用符号を作成してもよい。
【0032】次に、この正当性確認用符号付文書データ
202の正当性を確認する処理を、図10のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、ステップS50で、確
認対象となる正当性確認用符号付き文書データ202の
格納場所を文書確認者(担当者)は入力装置1より入力
する。続いてステップS51で、その文書データの確認
を行ないたいオペレータは、入力装置1より確認時文書
要素名306を入力する。これは、図4のステップS2
と同様に、確認したい文書要素の名前を入力するもの
で、この名前が入力されると確認時文書要素名306に
記憶される。次にステップS52に進み、確認時文字列
抽出プログラム107を用いて、確認用符号付き文書デ
ータ202から該当する確認時対象文字コード列307
を取り出す。次にステップS53に進み、パスワード登
録表203を参照して、その文書要素名に対応するパス
ワードを取り出し、確認時パスワード308に記憶す
る。次にステップS54に進み、ステップS52で取り
出した確認時対象文字コード列307と、ステップS5
3で取り出した確認時パスワード308とから、文字列
変換プログラムにより確認時正当性確認用符号310を
作成する。
【0033】そして、正当性確認用符号付き文書データ
202から、ステップS51で入力された確認時文書要
素名306が示す文書要素のエンド記号“>”を検出
し、エンド記号の直前の文字コード列(即ち、文書作成
時の図9のステップS42で挿入された、スペースを除
く正当性確認用符号(図3参照))を、比較用符号31
1として取り出す(ステップS55)。そしてステップ
S56に進み、ステップS54で作成した確認時正当性
確認用符号310と、ステップS55で抽出した比較用
符号311とを比較し、一致すればステップS57から
ステップS58に進み、正当である旨(例えば文字列
“yes”)を判定結果312に記述する。一方、ステ
ップS57で一致しない時はステップS59に進み、正
当でない旨(例えば文字列“no”)を判定結果312
に記述する。これで確認処理を終了する。
【0034】尚、図10のステップS52における確認
時文字列抽出プログラム107の処理は、図5のフロー
チャートで示された作成時文字列抽出プログラム102
の処理と同様であり、図5の説明において、文書データ
201を正当性確認用符号付き文書データ202に、作
成時文書要素名301を確認時文書要素名306に、作
成時対象文字列302を確認時対象文字列307に置き
換えることで同様に説明できるため、これらの説明を省
略する。但し、ここでは確認時対象文字列307から最
後尾の正当性確認用符号を除く必要がある。
【0035】次に図11のフローチャートを参照して、
パスワード抽出プログラム108の処理について説明す
る。ここでは、ステップS51で入力された文書要素名
を基に対応するパスワード、即ち、確認時パスワード3
08を取出すものである。
【0036】ステップS61では、ステップS51で入
力された文書要素名に基づいてパスワード登録表203
を参照し、その文書要素名が登録されているかをみる。
ステップS62で、文書要素名が登録されている時はス
テップS63に進み、それに対応するパスワードを読み
出して、これを確認時パスワード308として記憶す
る。一方、ステップS62で、その文書要素名が登録さ
れていない時はステップS64に進み、エラーを通知し
て処理を終了する。尚、この処理も、前述のパスワード
登録プログラムと同様に、パスワード登録表203を参
照できる特別な権限の下に実行される。
【0037】次に、図10のステップS54の符号生成
処理は、前述の図8の処理と同様にして実現できる。但
し、図8では、作成時対象文字列302であったのを、
この場合は確認時対象文字列307とし、作成時パスワ
ード303を確認時パスワード308に、作成時正当性
確認用符号305を確認時正当性確認用符号310に置
き換えれば、図8と全く同様にして説明できる。
【0038】このように本実施例では、正当性を確認し
たい文書要素名を指定するだけで、その文書データが変
更されていないかどうかを検出できる。尚、この実施例
では正当性を確認するための正当性確認用符号を文書中
に埋め込む場合で説明したが、本発明はこれに限定され
るものでなく、例えばこの確認用符号をパスワードと同
様に別ファイルで管理することも容易に想到できる。ま
た、この実施例では、文書要素の指定を文書要素の名前
で指定する様にしたが、文書要素の順番或いは、その位
置等により指定してもよい。
【0039】また、文書データ作成処理の中で、パスワ
ード登録表203の登録を同時に行う例について説明し
たが、登録は分離して行っておき、文書データ作成時に
は、登録済のパスワードを入力するようにし、このとき
には、パスワード登録表203を更新しないようにして
もよい。また、パスワード登録表は複数個用意でき、文
書データ指定時にパスワード登録表の格納場所を指定で
きるようにしてもよい。
【0040】<第2の実施例 (図12〜図18)>以
下、図12〜図18を参照して本発明の第2の実施例に
ついて説明する。尚、この第2の実施例では、第1の実
施例と同じく文書要素の正当性確認を行なう例について
述べるが、指定された文書要素の正当性を文書要素の所
有者(以下、単に所有者という)毎に登録されている正
当性確認用パスワードを利用して判定するのが特徴であ
る。尚、この第2の実施例に於て、前述の実施例と共通
する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0041】図12は第2の実施例における文書処理シ
ステムの概略構成を表わした図で、前述の図1と構成は
略同じであるが、以下に述べる第1、第2、第3のメモ
リに記憶されるプログラムやデータの種類が異なってい
る。
【0042】第1のメモリ10において、111は所有
者登録プログラムで、図1のパスワード登録プログラム
101に代わり、指定された文書要素に対して、文書作
成者が、このプログラムを使用して、その文書要素の所
有者を所有者登録表214に登録する。118はパスワ
ード抽出プログラムで、前述のパスワード抽出プログラ
ム108に代わり、所有者登録表214及びパスワード
登録表213を参照して、指定された文書要素のパスワ
ードを取り出すことができる。119はパスワード登録
プログラムで、文書要素とは独立して、所有者ごとのパ
スワードをパスワード登録表213に登録する。
【0043】次に第2のメモリ20のデータ構成を説明
すると、213はパスワード登録表で、図1のパスワー
ド登録表203とは異なり、所有者に対応したパスワー
ドを登録する登録表である。214は所有者登録表で、
文書要素と、その所有者との対応付け情報を記憶してい
る。尚、これらパスワード登録表213は、パスワード
登録プログラム119とパスワード抽出プログラム11
8によってのみアクセス可能とし、所有者登録表214
は所有者登録プログラム111とパスワード抽出プログ
ラム118によってのみアクセス可能とする。すなわ
ち、文書作成者や文書確認者が直接読み書きできないよ
うにする。
【0044】次に、第3のメモリ30の構成を説明する
と、313は作成時所有者名で、文書作成時に、文書作
成者が入力装置1より入力された、その文書要素の所有
者名が記憶されている。318は確認時所有者名で、パ
スワード抽出プログラム118により、指定された文書
要素に対して所有者登録表214より得られた所有者名
が登録される。
【0045】初めに、この第2の実施例の文書作成処理
の流れを図13のフローチャートを参照して説明する。
【0046】まずステップS71で、文書作成者は入力
装置1より文書データ201の格納場所(たとえばファ
イル名)と、確認用符号付文書データの格納場所を入力
し、処理対象を定める。次にステップS72に進み、文
書作成者により入力装置1より作成時文書要素名301
が入力されるとステップS73に進み、文字列抽出プロ
グラム102を用いて、文書データ201より該当する
作成時対象文字列302を取出す。更にステップS74
で、文書作成者が入力装置1より、文書作成時所有者名
313を入力するとステップS75に進み、その所有者
名を所有者登録プログラム111により所有者登録表2
14に登録する。
【0047】次にステップS76に進み、ステップS7
2でパスワード抽出プログラム118を用いて、入力さ
れた文書要素名301から作成時パスワード303を得
る。次にステップS77に進み、ステップS73で取り
出した作成時対象文字列302と、ステップS76で取
り出した作成時パスワード303とから、文字列変換プ
ログラム103により作成時正当性確認用符号305を
生成する。最後にステップS78に進み、対応付けプロ
グラム104を用いて、該当する文書要素と作成時正当
性確認用符号305の対応付け処理を行なって、正当性
確認用符号付き文書データの作成処理を終了する。
【0048】尚、図13のステップS75の所有者登録
プログラム111の処理は、前述した図4のステップS
5のパスワード登録プログラム101の処理と同様であ
り、ステップS5の作成時パスワード303を作成時所
有者名313に、パスワード登録表203を所有者登録
表214に置き換えることで説明できる。なお、この処
理もパスワード登録表214に書き込めるように、特別
な権限が与えられて実行される。以上で所有者登録処理
の説明を終了する。
【0049】次に、図13のステップS76のパスワー
ド抽出プログラム118の処理について述べる。ここで
は、所有者登録表214及びパスワード登録表213を
参照し、指定された文書要素301に対応するパスワー
ド、即ち作成時パスワード303を取り出すもので、こ
の処理の流れを図14のフローチャートを参照して説明
する。
【0050】まずステップS81で、所有者登録表21
4を参照して、入力された文書要素名301に対応する
所有者名の項目を探す。ステップS82で、対象項目が
見つかった場合はステップS83に進み、その項目の所
有者名部分をパスワード抽出時所有者名324とする。
一方、文書要素名301に関する項目が所有者登録表2
14に登録されていない場合はステップS89に進み、
エラーを通知して処理を終了する。
【0051】ステップS83に続いてステップS84に
進み、パスワード登録表213を参照してパスワード抽
出時所有者名324に対応する項目を探す。ステップS
85で対象項目が見つかった場合はステップS86に進
み、その項目のパスワード部分を作成時パスワード30
3として記憶する。一方、ステップS85で、所有者名
324に関する項目が登録されていない場合はステップ
S87に進み、エラーを通知して処理を終了する。
【0052】なお、この処理も、所有者登録表214お
よび、パスワード登録表213を参照できるように特別
な権限を与えられて実行される。図15にパスワード登
録表213のデータ構成例を示し、図16に所有者登録
表214の一例を示す。
【0053】これらの図より明らかな様に、パスワード
登録表213では、所有者名に対応してパスワードが登
録されており、所有者登録表214では、文書要素名に
対応して所有者名が登録されている。
【0054】次に図17のフローチャートを参照してパ
スワード登録表213について説明する。パスワード登
録表213、すなわち所有者名とそのパスワードの組の
各項目は、これまで述べてきた文書の正当性確認以前
に、パスワード登録プログラム119によって登録され
ているものとする。
【0055】まずステップS91で、入力装置1より登
録時の所有者名が入力されると登録時所有者名321に
記憶し、ステップS92では入力装置1より入力される
パスワードを入力して登録時パスワード323に記憶す
る。そしてステップS93に進み、この登録時パスワー
ド323と登録時所有者名321とを対応付けてパスワ
ード登録表213に追加する。次にステップS94で、
所有者となり得る全ての所有者名が登録されたかを調
べ、ステップS95で全ての登録が終っていれば処理を
終了する。そうでなければ、ステップS91〜S95の
処理を繰り返す。以上でパスワード登録処理を終了す
る。
【0056】前述第1の実施例と同様に、図13の正当
性確認用符号付き文書作成処理では、ステップS77の
符号生成処理を、ステップS73,S74,S75,S
76の後に行っているが、ステップS73の対象文字列
抽出処理を行いながら、抽出した文字を逐次、文字列変
換プログラム103に入力するようにしてもよい。
【0057】最後に図18のフローチャートを参照し
て、指定した文書要素の正当性確認処理の流れについて
説明する。
【0058】まず、ステップS100で、確認対象とな
る正当性確認用符号付文書データ202の格納場所が、
文書確認者により入力装置1から入力され、処理対象が
定まる。続いてステップS101において、文書確認者
により入力装置1から確認時文書要素名306が入力さ
れると、ステップS102で確認用符号付き文書データ
202から文字列抽出プログラム107を用いて、該当
する確認時対象文字列307を取り出す。次にステップ
S103に於て、パスワード抽出プログラム118によ
って、確認時文書要素名306に対応する確認時パスワ
ード308をパスワード登録表213および所有者登録
表214を参照して取り出し、その取り出した確認時対
象文字列307と、ステップS103で取り出した確認
時パスワード308とから、文字列変換プログラム10
3により、確認時正当性確認用符号310を作成する
(ステップS104)。
【0059】次にステップS105に進み、正当性確認
用符号付き文書データ202から、ステップS101で
入力された確認時文書要素名306が示す文書要素のエ
ンド記号“>”を検出し、そのエンド記号の直前の文字
列を比較用符号311として取り出す。次にステップS
106に進み、ステップS104で作成した確認時正当
性確認用符号310と、ステップS105で抽出した比
較用符号311とを比較し、一致すればステップS10
7に進み、正当である旨、例えば文字列“yes”を判
定結果312に記述する。又、ステップS107で一致
しない時はステップS108に進み、正当でない旨、例
えば文字列“no”を判定結果312に記述する。この
ようにして確認処理を終了する。
【0060】なお、本実施例では、文書作成時に、随
時、文書の所有者名を登録してゆく方について述べた
が、文書要素とその所有者との対応づけを、事前に割り
振っておき、文書の登録時に正当性確認符号を設定する
ことも考えられる。
【0061】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても良いし、1つの機器からなる装
置に適用しても良いし、システム或は装置にプログラム
を供給することによって達成される場合にも適用できる
ことはいうまでもない。
【0062】以上説明したように本実施例によれば、文
書要素の正当性を保持するパスワードを特定のプログラ
ムのみからアクセス可能な記憶領域に蓄えておき、文書
要素名を指定するだけで、パスワードを入力することな
く、その文書要素の正当性を確認できる。このため、文
書要素のパスワードを各文書要素ごとに所有者が入力す
る繁雑さを省くことができる。
【0063】これに伴つて、文書作成時および正当性確
認時のパスワード入力の誤りによる不必要な作業を軽減
できる。
【0064】また、正当性確認時におけるパスワード入
力が不要なことから、文書所有者以外のパスワードを知
らない第3者によっても、文書の正当性の確認だけは可
能となる。即ち、この方法により、定期的に文書内容の
正当性を確認する際に、必ずしも文書の所有者が介在す
る必要がなくなる。なお、上記実施例では、データ内容
の変更の有無を判定する対象のデータを文書データとし
たが、プログラムデータを対象としてもよい。すなわ
ち、本発明は、プログラムソースの正当性の確認に適用
することもできる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書データに対して書き換えが行なわれたか否かを、その
文書データの部分データを読み出す際に、パスワードを
入力することなく、その部分データの内容と、その部分
データに対応して登録されているパスワードの両方に基
づいて判別することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の文書処理システムの概
略構成を示すシステム構成図である。
【図2】実施例の文書データの文書要素を説明するため
の図である。
【図3】図2の文書データを確認用符号付文書データに
変換した例を示す図である。
【図4】第1の実施例の文書処理システムにおける文書
作成処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】第1の実施例の文字列抽出処理を説明するため
のフローチャートである。
【図6】第1の実施例におけるパスワード登録処理を説
明するためのフローチャートである。
【図7】第1の実施例のパスワード登録表のデータ構成
例を示す図である。
【図8】第1の実施例の符号生成処理を説明するための
フローチャートである。
【図9】第1の実施例の対応付け処理を説明するための
フローチャートである。
【図10】第1の実施例の文書確認処理を説明するため
のフローチャートである。
【図11】第1の実施例の確認時におけるパスワード取
出し処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明における第2の実施例の文書処理シス
テムの概略構成を示すシステム構成図である。
【図13】第2の実施例の文書処理システムにおける文
書作成処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図14】第2の実施例のパスワード取出し処理を説明
するためのフローチャートである。
【図15】第2の実施例のパスワード登録表のデータ構
成例を示す図である。
【図16】第2の実施例の所有者登録表のデータ構成例
を示す図である。
【図17】第2の実施例のパスワード登録処理を示すフ
ローチャートである。
【図18】第2の実施例の確認用符号付き文書確認処理
の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力装置 2 CPU 3 出力装置 4 バス 10,20,30 メモリ 105 正当性確認用符号抽出プログラム 107 確認時文字列抽出プログラム 108 パスワード抽出プログラム 201 文書データ 202 正当性確認用符号付き文書データ 203 パスワード登録表 214 所有者登録表 303 作成時パスワード 305 作成時正当性確認用符号 311 比較用符号 312 判定結果
フロントページの続き (72)発明者 山川 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 貴幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−278161(JP,A) 特開 平2−297273(JP,A) 特開 平2−28869(JP,A) 特開 平1−243172(JP,A) 特開 平1−161937(JP,A) 特開 平1−101042(JP,A) 特開 昭60−26387(JP,A) 特開 昭60−118954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/21 G06F 17/22 G06F 17/24 G06F 9/06 G09C 1/00 - 5/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが区切り記号で区切られた複数
    の部分データを含む文書データを処理する文書処理装置
    であって、文書データを記憶する文書データ記憶手段と、 前記文書データ記憶手段に格納しようとする文書データ
    の各部分データに対応するパスワードを入力するパスワ
    ード入力手段と、 前記パスワード入力手段により入力されたパスワードを
    前記各部分データに対応付けて登録するパスワード登録
    手段と、 前記各部分データと、前記各部分データに対応する前記
    パスワードとを組み合わせて所定のアルゴリズムに従っ
    て第1符号を生成する第1符号生成手段と、 前記各部分データを区切る前記区切り記号に前記各部分
    データに対応する前記第1符号を埋め込んだ文書データ
    を作成する文書データ作成手段と、前記第1符号が埋め込まれた文書データを前記文書デー
    タ記憶手段に格納する格納手段と、 前記文書データから読み出そうとする文書データを 指定
    する文書データ指定手段と、 前記文書データ指定手段により指定された文書データの
    部分データと、当該各部分データに対応付けて前記パ
    スワード登録手段に登録されたパスワードとを組み合わ
    せて所定のアルゴリズムに従って第2符号を生成する第
    2符号生成手段と、 前記第2符号生成手段により生成された第2符号と、前
    記文書データ指定手段により指定された前記文書データ
    各部分データを区切る前記区切り記号に埋め込まれて
    いる前記第1符号とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記第1符号と第2符
    号とが一致しない部分データが、第3者により不正に
    き換えられていることを示す情報を出力する出力手段
    と、 を有することを特徴とする文書データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記文書データ指定手段により指定され
    た文書データの部分データを指定する部分データ指定手
    段を有し、 前記第2符号生成手段は、前記部分データ指定手段によ
    り指定された部分データと、当該部分データに対応付け
    て前記パスワード登録手段に登録されたパスワードとを
    組み合わせて所定のアルゴリズムに従って第2符号を生
    成することを特徴とする請求項1に記載の文書データ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記部分データ指定手段は、前記文書デ
    ータ指定手段により指定された文書データにおける部分
    データの位置している順番に基づいて前記部分データを
    指定することを特徴とする請求項2に記載の文書データ
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記各部分データの区切り情報には、当
    該各部分データの名称が含まれており、前記部分データ
    指定手段は、前記名称を用いて前記部分データを指定す
    ることを特徴とする請求項2に記載の文書データ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 それぞれが区切り記号で区切られた複数
    の部分データを含む文書データを処理する文書処理装置
    における文書処理方法であって、 前記文書処理装置内の文書データ記憶手段に格納しよう
    とする文書データの各部分データに対応するパスワード
    を入力するパスワード入力工程と、 前記パスワード入力工程で入力されたパスワードを前記
    各部分データに対応付けて登録するパスワード登録工程
    と、 前記各部分データと、前記各部分データに対応する前記
    パスワードとを組み合わせて所定のアルゴリズムに従っ
    て第1符号を生成する第1符号生成工程と、 前記各部分データを区切る前記区切り記号に前記各部分
    データに対応する前記第1符号を埋め込んだ文書データ
    を作成する文書データ作成工程と、前記第1符号を埋め込まれた文書データを前記文書デー
    タ記憶手段に格納する格納工程と前記文書データ記憶手段から読み出そうとする 文書デー
    タを指定する文書データ指定工程と、 前記文書データ指定工程で指定された文書データの各
    分データと、当該部分データに対応付けて登録されて
    いるパスワードとを組み合わせて所定のアルゴリズムに
    従って第2符号を生成する第2符号生成工程と、 前記第2符号生成工程で生成された第2符号と、前記文
    書データ指定工程で指定された前記文書データの各部分
    データを区切る前記区切り記号に埋め込まれている前記
    第1符号とを比較する比較工程と、 前記比較工程における比較の結果、前記第1符号と第2
    符号とが一致しない部分データが、第3者により不正に
    書き換えられていることを示す情報を出力する出力工程
    と、 を有することを特徴とする文書データ処理方法。
  6. 【請求項6】 前記文書データ指定工程で指定された文
    書データの部分データを指定する部分データ指定工程を
    有し、 前記第2符号生成工程において、前記部分データ指定工
    程で指定された部分データと、当該部分データに対応付
    けて登録されているパスワードとを組み合わせて所定の
    アルゴリズムに従って第2符号を生成することを特徴と
    する請求項5に記載の文書データ処理方法。
  7. 【請求項7】 前記部分データ指定工程において、前記
    文書データ指定工程で指定された文書データにおける部
    分データの位置している順番に基づいて前記部分データ
    を指定することを特徴とする請求項6に記載の文書デー
    タ処理方法。
  8. 【請求項8】 前記各部分データの区切り情報には、当
    該各部分データの名称が含まれており、前記部分データ
    指定工程において、前記名称を用いて前記部分データを
    指定することを特徴とする請求項6に記載の文書データ
    処理方法。
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