JP2875610B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2875610B2
JP2875610B2 JP2226227A JP22622790A JP2875610B2 JP 2875610 B2 JP2875610 B2 JP 2875610B2 JP 2226227 A JP2226227 A JP 2226227A JP 22622790 A JP22622790 A JP 22622790A JP 2875610 B2 JP2875610 B2 JP 2875610B2
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雅人 浅沼
久志 国広
正利 兼重
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複写機、レーザープリンタ等の現像装置に
関する。
〈従来技術〉 複写機の小型化により、現像装置も小型化が必要とな
り、現像装置内の各ローラを小型化することが考えられ
た。しかし、ローラの小型化により、現像装置内に投入
できる現像剤の量が少なくなり、現像剤の長寿命化が望
めなくなる。
そこで、現像装置内に複数の攪拌部材を配し、現像装
置を横方向に長く形成して薄型化することで、現像剤の
量を充分に確保して長寿命化を図るとともに、現像装置
の小型化にも対応できるようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記の如き現像装置においては、横方
向に長く薄型化したため、現像剤の循環性、特に周方向
への攪拌性が問題となり、現像ローラおよび攪拌部材近
傍で現像剤に濃度差が生じ、正確な現像剤濃度の検知を
行なえず、画像に悪影響を及ぼすことがある。
本発明は、上記の鑑み、現像剤の攪拌性能を向上さ
せ、しかも装置自体を小型化できる現像装置の提供を目
的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明による課題解決手段は、第1,2図の如く、現像
槽2に、現像ローラ3と、トナーを現像剤と攪拌して現
像ローラ3側に搬送する複数個の攪拌部材4a,4bとを備
えた現像装置において、前記攪拌部材4a,4bは、切欠16a
が形成された現像剤を軸方向へ往復動させながら搬送す
る軸方向に対して所定角度傾斜させて設けられた複数個
の平板状のフイン16と、現像剤を周方向へ搬送する垂直
フイン17とを有し、前記現像槽2の下方に溜まった現像
剤を前記現像ローラ3から遠ざかる方向に搬送しかつ現
像剤を低い所から高い所に持上げながら攪拌できるよう
その取付位置中心P2,P3が現像ローラ3の軸中心P1から
離れるにつれて軸中心P1より順に低い位置となるよう配
置することにより各攪拌部材4a,4bを段階的に低く配置
し、前記現像槽2の底部を各攪拌部材4a,4bの配置位置
に応じて段階的に低く形成し、前記現像ローラ3より一
番離れた攪拌部材4bの軸中心より下方の現像槽2の側壁
に現像剤のトナー濃度を検知する濃度検知センサー9を
設け、前記現像ローラ3より一番離れた攪拌部材4bの上
方にトナー補給槽7からトナーを補給するためのトナー
補給口6を設けたものである。
〈作用〉 上記課題解決手段において、現像槽2内の現像剤と補
給されたトナーとは、攪拌部材4bの回転により、平板状
のフイン16の切欠16aを通ってこのフイン16を挟み往復
動しながら軸方向へ搬送されることにより、不均一に攪
拌されることなく全体に攪拌混合され、トナー同士が摺
擦し合って帯電され、垂直フイン17で周方向へ搬送され
ることによって、高い側の攪拌部材4aの方向へ持ち上げ
るように送られる。
その後、攪拌部材4aにより軸方向への攪拌が行なわれ
ながら、周方向への攪拌も行なわれる。このとき、現像
ローラ3の下方に溜まって現像剤が高い側の攪拌部材4a
及び低い側の攪拌部材4bの下方を通って現像ローラ3か
ら遠ざかる方向へ押し流され、再び攪拌部材4bにより攪
拌される。
そして、充分に攪拌された現像剤は、高い側の攪拌部
材4aにより現像ローラ3へ送られる。
したがって、攪拌部材4a,4bの取付位置を現像ローラ
3より低い位置とし、さらに各攪拌部材4a,4bを段階的
に低く配置することにより、現像槽2の下方に滞留する
現像剤がなくなり、現像剤の循環が効率よくスムーズに
行なわれる。そのため現像ローラ3と攪拌部材4a,4bの
近傍で、現像剤の濃度差がなくなり、画像を安定させる
ことができる。
また、現像槽2に小型の攪拌部材4a,4bおよび濃度検
知センサー9を横方向に配置することが可能となり、現
像剤の量を充分確保して現像装置を横方向に長く形成で
き、小型化を図ることができる。
しかも、現像槽2へ補給されるトナーは攪拌部材4bの
上方より補給されるので、濃度検知センサー9で検知さ
れる現像剤のトナー濃度はこの補給されたトナーの影響
を直接受けることなく、攪拌後のトナー濃度を検知する
ことができ、現像槽内のトナー濃度を正確に検知するこ
とができる。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す現像装置の断面図、第
2図は同じく攪拌部材の斜視図である。
本実施例の現像装置は、第1図の如く、感光体1に近
接配置された現像槽2に、現像ローラ3と、トナーを現
像剤と攪拌して現像ローラ3側に搬送する2個の第一,
第二攪拌部材4a,4bとを備えている。
そして、前記攪拌部材4a,4bは、現像剤を低い所から
高い所に持上げながら攪拌できるよう、その取付位置中
心P2,P3が現像ローラ3の軸中心P1から離れるにつれて
軸中心P1より順に低い位置となるように配置されたもの
である。
前記現像槽2は、感光体1に対向する側に開口5が形
成され、該開口5に前記現像ローラ3が配され、該現像
ローラ3よりも感光体1から離間する側に前記第一攪拌
部材4aと、該第一攪拌部材4aよりもさらに離間する側に
第二攪拌部材4bとが配置されている。
そして、現像槽2の第二攪拌部材4bの上方に、トナー
補給口6が形成され、該トナー補給口6にトナー補給槽
7が着脱自在に装着されている。
なお、図中、8はドクター、9はトナー濃度センサ
ー、10はトナー補給ローラ、11,12は第一,第二搬送ロ
ーラである。
前記現像ローラ3は、現像槽2に回転自在に支持され
た支軸3aに外嵌され現像槽2に固定されたマグネット体
13と、該マグネット体13に回転自在に外嵌されたスリー
ブ14とからなり、該スリーブ14はモータにより反時計方
向に回転駆動される。
前記第一攪拌部材4aおよび第二攪拌部材4bは、第2図
の如く、現像槽2に回転自在に支持されたローラ軸15a,
15bと、該ローラ軸15a,15bに傾斜して外嵌固定された切
欠16aを有する多数の楕円フイン16と、各楕円スリーブ1
6間でローラ軸15a,15bから半径方向へ突設された垂直フ
イン17とから構成され、各攪拌部材4a,4bのローラ軸15
a,15bは前記現像ローラ3を同じ方向にモータにより回
転駆動される。そして、現像剤は、前記楕円フイン16に
よりローラ軸方向への搬送が行なわれ、垂直フイン17に
より周方向への搬送が行なわれる。
前記現像ローラ3の軸中心P1と第一攪拌部材4aの取付
位置中心P2との垂直方向の段差Aは、攪拌部材4a,4bの
回転径が20〜40mmの場合、1〜10mmとされ、現像ローラ
3と第一攪拌部材4aとの間隔Bは、2mm以下となる。
また、第一攪拌部材4aと第二攪拌部材4bとの段差およ
び間隔も、上記と同じとされる。
上記構成において、トナー濃度センサー9の指令によ
りトナー補給槽7からトナー補給口6を通して補給され
たトナーは、第二攪拌部材4b上に落下する。そして、第
二攪拌部材4bの回転により、現像槽2内の現像剤とトナ
ーとが素早く混合攪拌され、トナーが摺擦し合って帯電
されて、第一攪拌部材4aの方向へ持ち上げるように送ら
れる。
その後、第一攪拌部材4aにより軸方向への攪拌が行な
われながら、周方向への攪拌も行なわれる。このとき、
現像ローラ3の下方に溜まった現像剤は、第一攪拌部材
4aの下方を通って第一攪拌部材4aより下方に位置する第
二攪拌部材4bの方に押し流されて、再び第二攪拌部材4b
により攪拌される。
そして、充分に攪拌された現像剤は、第一攪拌部材4a
により現像ローラ3へ送られ、スリーブ14上で穂立ちし
て、ドクター8により穂の高さが規制されながら、感光
体1へ搬送されていく。
したがって、攪拌部材4a,4bの取付位置を現像ローラ
3より低い位置とし、さらに各攪拌部材4a,4bの段階的
に低く配置することにより、現像槽2の下方に滞留する
現像剤がなくなり、現像剤の循環が効率よくスムーズに
行なわれる。そのため、現像ローラ3の下方の現像剤が
攪拌部材4a,4bの下方を通ってトナー濃度センサー9の
位置まで搬送されるので、トナー濃度センサー9ではト
ナー補給口6を通して補給された新たなトナーを含まな
い現像ローラ3付近と同様の現像剤の濃度を検出するこ
とができ、トナー濃度センサー9は現像ローラ3付近の
正確な濃度検知を行うことができ、画像を安定させるこ
とができる。
また、現像槽2に小型の攪拌部材4a,4bを横方向に配
置することが可能となり、現像剤の量を充分確保して現
像装置を横方向に長く形成でき、小型化を図ることがで
きる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
攪拌部材4a,4bは、ローラ形状のものに限らず、他の
形状のものでもよい。また、現像槽2に攪拌部材を3個
以上配した現像装置に、本発明を適用してもよい。
〈効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、トナ
ーを現像剤と攪拌して現像ローラ側に搬送する複数個の
攪拌部材は、切欠が形成された現像剤を軸方向へ往復動
させながら搬送する軸方向に対して所定角度傾斜させて
設けられた複数個の平板状のフインと、現像剤を周方向
へ搬送する垂直フインとを有し、前記現像槽の下方に溜
まった現像剤を前記現像ローラから遠ざかる方向に搬送
しかつ現像剤を低い所から高い所に持上げながら攪拌で
きるようその取付位置中心が現像ローラの軸中心から離
れるにつれて軸中心より順に低い位置となるよう配置さ
れているので、現像槽の下方に滞留する現像剤がなくな
り、現像剤の循環が効率よくスムーズに行なうことがで
きる。しかも、軸方向に対して所定角度傾斜させて設け
られた平板状のフインに切欠を形成することにより、こ
の切欠を通って現像剤がフインを挟み往復動しながら軸
方向へ搬送され、不均一に攪拌されることなく全体に確
実に攪拌混合され、この攪拌混合された現像剤を垂直フ
インにより周方向への搬送を行なうことができる。従っ
て、現像ローラと攪拌部材の近傍で、現像剤の濃度差が
なくなり、正確な濃度検知を行なうことができ、画像を
安定させることができる。
また、現像槽に小型の攪拌部材および濃度検知センサ
ーを横方向に配置することが可能となり、現像剤の量を
充分確保して現像装置を横方向に長く形成でき、小型化
を図ることができる。
しかも、現像槽へ補給されるトナーは攪拌部材の上方
より補給されるので、濃度検知センサーで検知される現
像剤のトナー濃度はこの補給されたトナーの影響を直接
受けることなく、攪拌後のトナー濃度を検知することが
でき、現像槽内のトナー濃度を正確に検知することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す現像装置の断面図、第
2図は同じく攪拌部材の斜視図である。 2:現像槽、3:現像ローラ、4a,4b:攪拌部材、P1:軸中
心、P2,P3:取付位置中心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼重 正利 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−64583(JP,A) 特開 昭63−8770(JP,A) 実開 昭60−110846(JP,U) 実開 昭63−86654(JP,U) 実開 平1−77650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08 110

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像槽に、現像ローラと、トナーを現像剤
    と攪拌して現像ローラ側に搬送する複数個の攪拌部材と
    を備えた現像装置において、 前記攪拌部材は、切欠が形成された現像剤を軸方向へ往
    復動させながら搬送する軸方向に対して所定角度傾斜さ
    せて設けられた複数個の平板状のフインと、現像剤を周
    方向へ搬送する垂直フインとを有し、 前記現像槽の下方に溜まった現像剤を前記現像ローラか
    ら遠ざかる方向に搬送しかつ現像剤を低い所から高い所
    に持上げながら攪拌できるようその取付位置中心が現像
    ローラの軸中心から離れるにつれて軸中心より順に低い
    位置となるよう配置することにより各攪拌部材を段階的
    に低く配置し、 前記現像槽の底部を各攪拌部材の配置位置に応じて段階
    的に低く形成し、 前記現像ローラより一番離れた攪拌部材の軸中心より下
    方の現像槽の側壁に現像剤のトナー濃度を検知する濃度
    検知センサーを設け、 前記現像ローラより一番離れた攪拌部材の上方にトナー
    補給槽からトナーを補給するためのトナー補給口を設け
    たことを特徴とする現像装置。
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JPH04106570A JPH04106570A (ja) 1992-04-08
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