JPH09160360A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JPH09160360A JPH09160360A JP7319920A JP31992095A JPH09160360A JP H09160360 A JPH09160360 A JP H09160360A JP 7319920 A JP7319920 A JP 7319920A JP 31992095 A JP31992095 A JP 31992095A JP H09160360 A JPH09160360 A JP H09160360A
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- JP
- Japan
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- toner
- developer
- stirring
- developing roller
- conveying member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー補給口から補給されたトナーがその場
所に滞留することなく、絶えず現像剤中に取り込まれて
撹拌搬送される、低コストでコンパクトな現像装置を提
供すること。 【解決手段】 像担持体1表面に現像剤を付与する現像
ローラ2と、この現像ローラ2の軸方向の一部に配置さ
れたトナー補給口9と、前記現像ローラ2と平行に配置
され、前記トナー補給口9からのトナーを前記現像剤と
混合・搬送するためのスクリューから成る第1の撹拌搬
送部材5と、この第1の撹拌搬送部材5と同様の形状を
有していて、現像剤を現像ローラ2に供給する第2の撹
拌搬送部材4とを備えた現像装置であって、前記第1の
撹拌搬送部材5は、その前記トナー補給口9に対応する
位置近傍の最大径Rが、他の部分の最大径rより大きく
設定されている。
所に滞留することなく、絶えず現像剤中に取り込まれて
撹拌搬送される、低コストでコンパクトな現像装置を提
供すること。 【解決手段】 像担持体1表面に現像剤を付与する現像
ローラ2と、この現像ローラ2の軸方向の一部に配置さ
れたトナー補給口9と、前記現像ローラ2と平行に配置
され、前記トナー補給口9からのトナーを前記現像剤と
混合・搬送するためのスクリューから成る第1の撹拌搬
送部材5と、この第1の撹拌搬送部材5と同様の形状を
有していて、現像剤を現像ローラ2に供給する第2の撹
拌搬送部材4とを備えた現像装置であって、前記第1の
撹拌搬送部材5は、その前記トナー補給口9に対応する
位置近傍の最大径Rが、他の部分の最大径rより大きく
設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
ター、ファクシミリ等に用いられる画像形成装置の一部
を構成し、2成分の現像剤を使用する現像装置に関する
ものである。
ター、ファクシミリ等に用いられる画像形成装置の一部
を構成し、2成分の現像剤を使用する現像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置において
は、コンパクト化、低コスト化が進んでいるため、必然
的に、画像形成装置の一部を構成する現像装置に対して
もコンパクト化、低コスト化が求められる。そこで、例
えば特開平1−134483号公報等に開示されるよう
に、2本のスクリュー状の撹拌搬送部材を用いて、現像
剤を現像ローラの長手方向に沿って双方向に循環させる
ことにより、現像剤の撹拌搬送を簡素化した現像装置が
実用化されている。しかし、この現像装置において、現
像ローラの軸方向全域でトナーを補給するような構造に
すると、装置が大型化してしまうと同時に制御が困難と
なる。そこで、トナー補給を現像ローラの軸方向の長さ
域内の一部分で行う構成にすることにより現像装置のさ
らなる小型化を実現することができる。
は、コンパクト化、低コスト化が進んでいるため、必然
的に、画像形成装置の一部を構成する現像装置に対して
もコンパクト化、低コスト化が求められる。そこで、例
えば特開平1−134483号公報等に開示されるよう
に、2本のスクリュー状の撹拌搬送部材を用いて、現像
剤を現像ローラの長手方向に沿って双方向に循環させる
ことにより、現像剤の撹拌搬送を簡素化した現像装置が
実用化されている。しかし、この現像装置において、現
像ローラの軸方向全域でトナーを補給するような構造に
すると、装置が大型化してしまうと同時に制御が困難と
なる。そこで、トナー補給を現像ローラの軸方向の長さ
域内の一部分で行う構成にすることにより現像装置のさ
らなる小型化を実現することができる。
【0003】そのような構成の現像装置は、例えば図8
に示すように、トナーがトナー補給口9から補給された
後、第1の撹拌搬送部材5によって図中右方向に撹拌搬
送されて現像剤と混合され、現像ローラ2側のスペース
である受渡し部13に受け渡されて、今度は第2の撹拌
搬送部材4によって現像ローラ2に供給されると共に、
残りの現像剤は、図中左方向に撹拌搬送され、受渡し部
14で再び第1の撹拌搬送部材5側に供給される。この
ようにして、トナーと現像剤が混合・搬送されると共に
現像装置内を循環する。
に示すように、トナーがトナー補給口9から補給された
後、第1の撹拌搬送部材5によって図中右方向に撹拌搬
送されて現像剤と混合され、現像ローラ2側のスペース
である受渡し部13に受け渡されて、今度は第2の撹拌
搬送部材4によって現像ローラ2に供給されると共に、
残りの現像剤は、図中左方向に撹拌搬送され、受渡し部
14で再び第1の撹拌搬送部材5側に供給される。この
ようにして、トナーと現像剤が混合・搬送されると共に
現像装置内を循環する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像装置においては、現像装置内の現像剤の量が多
くなった場合に、第1の撹拌搬送部材5のスクリュー部
分が現像剤下に埋もれてしまい、図9に示すように、点
線で示すところまで現像剤面が上昇すると、その上のト
ナー補給口9から供給されたトナーは、現像剤とうまく
混合されないため、トナー濃度検知センサー10はトナ
ーの低濃度を検知し、トナー補給をいつまでも行う結果
となって、トナー補給口9の近傍にはトナーが滞留して
しまい、斜線で示すようなトナーTの山が形成されてい
く。
来の現像装置においては、現像装置内の現像剤の量が多
くなった場合に、第1の撹拌搬送部材5のスクリュー部
分が現像剤下に埋もれてしまい、図9に示すように、点
線で示すところまで現像剤面が上昇すると、その上のト
ナー補給口9から供給されたトナーは、現像剤とうまく
混合されないため、トナー濃度検知センサー10はトナ
ーの低濃度を検知し、トナー補給をいつまでも行う結果
となって、トナー補給口9の近傍にはトナーが滞留して
しまい、斜線で示すようなトナーTの山が形成されてい
く。
【0005】この状態から、現像剤中のトナー濃度の低
下と共に、現像剤の量が低下してくると現像剤面が下が
るので、第1の撹拌搬送部材5によって、斜線で示した
トナーが一気に現像剤中に取り込まれることになり、こ
れによってトナー飛散、地肌汚れ等が生じて、画像品質
に悪影響が及ぶという問題点があった。この問題は、現
像装置へ何かの外的衝撃が加わった場合にも、同様に引
き起こされる。そこで、この発明は、上述した従来の問
題点を解消して、トナー補給口から補給されたトナーが
その付近に滞留することなく、絶えず現像剤中に取り込
まれて撹拌搬送され、トナー飛散や地肌汚れが生じるの
を防止することができる、低コストでコンパクトな現像
装置を提供することを課題としている。
下と共に、現像剤の量が低下してくると現像剤面が下が
るので、第1の撹拌搬送部材5によって、斜線で示した
トナーが一気に現像剤中に取り込まれることになり、こ
れによってトナー飛散、地肌汚れ等が生じて、画像品質
に悪影響が及ぶという問題点があった。この問題は、現
像装置へ何かの外的衝撃が加わった場合にも、同様に引
き起こされる。そこで、この発明は、上述した従来の問
題点を解消して、トナー補給口から補給されたトナーが
その付近に滞留することなく、絶えず現像剤中に取り込
まれて撹拌搬送され、トナー飛散や地肌汚れが生じるの
を防止することができる、低コストでコンパクトな現像
装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨とすると
ころは、請求項1では、像担持体表面に2成分の現像剤
を付与する現像ローラと、この現像ローラの軸方向の一
部に配置されたトナー補給口と、前記現像ローラと平行
に配置され、前記トナー補給口から補給されたトナーを
前記現像剤と混合して搬送するためのスクリューから成
る第1の撹拌搬送部材と、この第1の撹拌搬送部材と同
様の形状を有し、これと平行に配置された第2の撹拌搬
送部材とを備え、前記第1の撹拌搬送部材と第2の撹拌
搬送部材によって現像剤を循環搬送しながら前記現像ロ
ーラへ供給する現像装置において、前記第1の撹拌搬送
部材は、その前記トナー補給口に対応する位置近傍の最
大径が、他の部分の最大径より大きく設定されているこ
とである。
ころは、請求項1では、像担持体表面に2成分の現像剤
を付与する現像ローラと、この現像ローラの軸方向の一
部に配置されたトナー補給口と、前記現像ローラと平行
に配置され、前記トナー補給口から補給されたトナーを
前記現像剤と混合して搬送するためのスクリューから成
る第1の撹拌搬送部材と、この第1の撹拌搬送部材と同
様の形状を有し、これと平行に配置された第2の撹拌搬
送部材とを備え、前記第1の撹拌搬送部材と第2の撹拌
搬送部材によって現像剤を循環搬送しながら前記現像ロ
ーラへ供給する現像装置において、前記第1の撹拌搬送
部材は、その前記トナー補給口に対応する位置近傍の最
大径が、他の部分の最大径より大きく設定されているこ
とである。
【0007】請求項2では、前記第1の撹拌搬送部材
は、その前記トナー補給口に対応する位置近傍の前記ス
クリューのピッチが、他の部分のピッチより大きく設定
されていることである。請求項3では、前記トナー補給
口は、前記第1の撹拌搬送部材の最高点の位置よりも低
い位置に設けられ、且つ、このトナー補給口の内周全体
に磁性部材が取り付けられていることである。請求項4
では、前記第1の撹拌搬送部材は、その前記トナー補給
口に対応する位置近傍の中心軸内に、磁性部材が内臓さ
れていることである。
は、その前記トナー補給口に対応する位置近傍の前記ス
クリューのピッチが、他の部分のピッチより大きく設定
されていることである。請求項3では、前記トナー補給
口は、前記第1の撹拌搬送部材の最高点の位置よりも低
い位置に設けられ、且つ、このトナー補給口の内周全体
に磁性部材が取り付けられていることである。請求項4
では、前記第1の撹拌搬送部材は、その前記トナー補給
口に対応する位置近傍の中心軸内に、磁性部材が内臓さ
れていることである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。請求項1に基づく現像装置は、図1に示すよう
に、ハウジング8内に、像担持体である感光体ドラム
1、この感光体ドラム1に近接して現像ローラ2、この
現像ローラ2に2成分の現像剤を供給すると共に現像剤
を撹拌搬送する、スクリュー形状の第2の撹拌搬送部材
4、この第2の撹拌搬送部材4に対して仕切り板3を間
に置いた位置に、同様のスクリュー形状の第1の撹拌搬
送部材5が、それぞれ平行に配置されることにより構成
されている。
明する。請求項1に基づく現像装置は、図1に示すよう
に、ハウジング8内に、像担持体である感光体ドラム
1、この感光体ドラム1に近接して現像ローラ2、この
現像ローラ2に2成分の現像剤を供給すると共に現像剤
を撹拌搬送する、スクリュー形状の第2の撹拌搬送部材
4、この第2の撹拌搬送部材4に対して仕切り板3を間
に置いた位置に、同様のスクリュー形状の第1の撹拌搬
送部材5が、それぞれ平行に配置されることにより構成
されている。
【0009】ハウジング8には、図示しないトナー補給
装置からのトナーをハウジング8内へ供給するトナー補
給口9、現像剤中のトナーの濃度を検知するためのトナ
ー濃度センサ10がそれぞれ設けられており、第1,第
2の撹拌搬送部材4,5は、図示しない一つの駆動系に
より回転駆動される。第1の撹拌搬送部材5は、図2に
も示すように、ハウジング8に設けられたトナー補給口
9に対応する位置とその近傍の部分には、他の部分のス
クリュー5bの最大径rより大きい最大径Rを有する大
径スクリュー5aが形成されている。
装置からのトナーをハウジング8内へ供給するトナー補
給口9、現像剤中のトナーの濃度を検知するためのトナ
ー濃度センサ10がそれぞれ設けられており、第1,第
2の撹拌搬送部材4,5は、図示しない一つの駆動系に
より回転駆動される。第1の撹拌搬送部材5は、図2に
も示すように、ハウジング8に設けられたトナー補給口
9に対応する位置とその近傍の部分には、他の部分のス
クリュー5bの最大径rより大きい最大径Rを有する大
径スクリュー5aが形成されている。
【0010】この構成において、ハウジング8内の現像
剤の量が増加して、例えば図1に示すように、現像剤面
が点線の位置まで上昇した場合、スクリュー5bの部分
は現像剤下に埋もれていても、大径スクリュー5aは現
像剤面より上に出ているため、この部分に補給されたト
ナーは、滞留することなく撹拌搬送される。なお、第1
の撹拌搬送部材5のスクリュー径のすべての部分を大き
くした場合は、撹拌搬送量が増加して、スクリューの回
転トルクが大幅に増大するため、前記駆動系のパワーア
ップが必要となり、コストアップにつながる。
剤の量が増加して、例えば図1に示すように、現像剤面
が点線の位置まで上昇した場合、スクリュー5bの部分
は現像剤下に埋もれていても、大径スクリュー5aは現
像剤面より上に出ているため、この部分に補給されたト
ナーは、滞留することなく撹拌搬送される。なお、第1
の撹拌搬送部材5のスクリュー径のすべての部分を大き
くした場合は、撹拌搬送量が増加して、スクリューの回
転トルクが大幅に増大するため、前記駆動系のパワーア
ップが必要となり、コストアップにつながる。
【0011】請求項2に基づく実施例の構成も請求項1
と略同様であって、同一部材には同一番号を付してい
る。異なっているのは、図3に示すように、第1の撹拌
搬送部材5の、トナー補給口9に対応する位置とその近
傍の部分には、他の部分のスクリュー5bのピッチより
大きいピッチを有するスクリュー5cが形成されている
点である。この構成において、スクリュー5cの部分
は、他の部分のスクリュー5bよりも搬送力が高く、他
の部分5bが現像剤下に埋もれる場合でも、スクリュー
5cの部分は埋もれにくくなって、この部分にトナーが
滞留するのを抑えられる。
と略同様であって、同一部材には同一番号を付してい
る。異なっているのは、図3に示すように、第1の撹拌
搬送部材5の、トナー補給口9に対応する位置とその近
傍の部分には、他の部分のスクリュー5bのピッチより
大きいピッチを有するスクリュー5cが形成されている
点である。この構成において、スクリュー5cの部分
は、他の部分のスクリュー5bよりも搬送力が高く、他
の部分5bが現像剤下に埋もれる場合でも、スクリュー
5cの部分は埋もれにくくなって、この部分にトナーが
滞留するのを抑えられる。
【0012】次に、請求項3に基づく実施例について説
明する。この実施例の構成は、図4に示すように、請求
項1の実施例と略同じであり、同一部材には同一番号を
付している。異なっているのは、ハウジング8のトナー
補給口9が、第1の撹拌搬送部材5のスクリューの最高
点の位置Hよりも低い位置に設けられると共に、図5に
示すように、トナー補給口9の周囲に磁石等の磁性部材
15を取り付けている点である。この構成において、現
像剤面が上昇して、第1の撹拌搬送部材5が現像剤下に
埋もれた場合でも、トナー補給口9が第1の撹拌搬送部
材5に近接しているので、現像剤中でトナーが第1の撹
拌搬送部材5に直接供給され、撹拌・搬送される。ま
た、トナー補給口9の周辺には磁性部材15によって磁
気的なシールドが形成されるため、トナー補給口9から
逆流しようとする現像剤をこの磁気シールドで捉えるこ
とにより、逆流しないようにすると共に、磁気シールド
で捉えられた現像剤にトナーが補給されて第1の撹拌搬
送部材5によってそれらが撹拌・混合される。
明する。この実施例の構成は、図4に示すように、請求
項1の実施例と略同じであり、同一部材には同一番号を
付している。異なっているのは、ハウジング8のトナー
補給口9が、第1の撹拌搬送部材5のスクリューの最高
点の位置Hよりも低い位置に設けられると共に、図5に
示すように、トナー補給口9の周囲に磁石等の磁性部材
15を取り付けている点である。この構成において、現
像剤面が上昇して、第1の撹拌搬送部材5が現像剤下に
埋もれた場合でも、トナー補給口9が第1の撹拌搬送部
材5に近接しているので、現像剤中でトナーが第1の撹
拌搬送部材5に直接供給され、撹拌・搬送される。ま
た、トナー補給口9の周辺には磁性部材15によって磁
気的なシールドが形成されるため、トナー補給口9から
逆流しようとする現像剤をこの磁気シールドで捉えるこ
とにより、逆流しないようにすると共に、磁気シールド
で捉えられた現像剤にトナーが補給されて第1の撹拌搬
送部材5によってそれらが撹拌・混合される。
【0013】次に、請求項4に基づく実施例について説
明する。この実施例の構成は、図6に示すように、請求
項2の実施例と略同じであり、同一部材には同一番号を
付している。異なっているのは、図7に示すように、第
1の撹拌搬送部材5の中心軸であるシャフト5dの内部
に磁性部材16を内臓させている点である。この構成に
おいて、第1の撹拌搬送部材5の磁性部材16が配置さ
れている部分とその近傍においては、図6に示すよう
に、磁界のために現像剤が穂立ち状態となり、この状態
でトナー補給口9からトナーが補給されるとそれらの穂
の間に入り込んで、トナーが取り込まれた形になり、ス
クリュー5cによって搬送されて、磁界の影響のないと
ころまで搬送されると、穂が壊れてトナー現像剤内部に
混入され、撹拌・搬送されていく。なお、この実施例に
おいては、請求項2の実施例と組み合わせた形に構成し
たが、組み合わせはこれに限らず、上記4つの実施例の
内、何れかを組み合わせて用いることもできる。
明する。この実施例の構成は、図6に示すように、請求
項2の実施例と略同じであり、同一部材には同一番号を
付している。異なっているのは、図7に示すように、第
1の撹拌搬送部材5の中心軸であるシャフト5dの内部
に磁性部材16を内臓させている点である。この構成に
おいて、第1の撹拌搬送部材5の磁性部材16が配置さ
れている部分とその近傍においては、図6に示すよう
に、磁界のために現像剤が穂立ち状態となり、この状態
でトナー補給口9からトナーが補給されるとそれらの穂
の間に入り込んで、トナーが取り込まれた形になり、ス
クリュー5cによって搬送されて、磁界の影響のないと
ころまで搬送されると、穂が壊れてトナー現像剤内部に
混入され、撹拌・搬送されていく。なお、この実施例に
おいては、請求項2の実施例と組み合わせた形に構成し
たが、組み合わせはこれに限らず、上記4つの実施例の
内、何れかを組み合わせて用いることもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1によれ
ば、第1の撹拌搬送部材は、その前記トナー補給口に対
応する位置近傍の最大が、他の部分の最大径より大きく
設定されているので、現像剤の量が増加した場合に、前
記第1の撹拌搬送部材の他の部分は現像剤下に埋もれて
も、トナーが滞留し易いトナー補給口近傍の最大径の大
きい部分は現像剤面より上に出るため、その部分の撹拌
能力が高まり、トナーの滞留を防止することができ、ト
ナー飛散や地肌汚れ等の画像品質の低下を防止すること
ができる。
ば、第1の撹拌搬送部材は、その前記トナー補給口に対
応する位置近傍の最大が、他の部分の最大径より大きく
設定されているので、現像剤の量が増加した場合に、前
記第1の撹拌搬送部材の他の部分は現像剤下に埋もれて
も、トナーが滞留し易いトナー補給口近傍の最大径の大
きい部分は現像剤面より上に出るため、その部分の撹拌
能力が高まり、トナーの滞留を防止することができ、ト
ナー飛散や地肌汚れ等の画像品質の低下を防止すること
ができる。
【0015】請求項2によれば、前記第1の撹拌搬送部
材は、そのトナー補給口に対応する位置近傍の前記スク
リューのピッチが、他の部分のピッチより大きく設定さ
れているので、スクリューのピッチが大きい部分のトナ
ーの搬送能力が高まって、この部分が現像剤下に埋もれ
にくくなり、トナーの滞留を防止することができる。結
果として、トナー飛散や地肌汚れ等の画像品質の低下を
防止することができる。請求項3によれば、前記トナー
補給口は、前記第1の撹拌搬送部材の最高点の位置より
も低い位置に設けられ、且つ、このトナー補給口の内周
全体に磁性部材が取り付けられているので、現像剤の量
が増加した場合に、第1の撹拌搬送部材は現像剤下に埋
もれても、トナー補給口から補給されたトナーを滞留さ
せることなく十分に撹拌することができ、トナー飛散や
地肌汚れ等の画像品質の低下を防止することができる。
また、トナー補給口の前記磁性部材によって、逆流しよ
うとするトナーが捉えられるため、トナーの逆流を防止
することができる。請求項4によれば、前記第1の撹拌
搬送部材は、その前記トナー補給口に対応する位置近傍
の中心軸内に、磁性部材が内臓されているので、この部
分近傍の現像剤が穂立ち状態となり、この穂立ち状態の
現像剤へトナーが取り込まれるため、トナーの搬送能力
が高まってトナーの滞留を防止することができ、トナー
飛散や地肌汚れ等の画像品質の低下を防止することがで
きる。
材は、そのトナー補給口に対応する位置近傍の前記スク
リューのピッチが、他の部分のピッチより大きく設定さ
れているので、スクリューのピッチが大きい部分のトナ
ーの搬送能力が高まって、この部分が現像剤下に埋もれ
にくくなり、トナーの滞留を防止することができる。結
果として、トナー飛散や地肌汚れ等の画像品質の低下を
防止することができる。請求項3によれば、前記トナー
補給口は、前記第1の撹拌搬送部材の最高点の位置より
も低い位置に設けられ、且つ、このトナー補給口の内周
全体に磁性部材が取り付けられているので、現像剤の量
が増加した場合に、第1の撹拌搬送部材は現像剤下に埋
もれても、トナー補給口から補給されたトナーを滞留さ
せることなく十分に撹拌することができ、トナー飛散や
地肌汚れ等の画像品質の低下を防止することができる。
また、トナー補給口の前記磁性部材によって、逆流しよ
うとするトナーが捉えられるため、トナーの逆流を防止
することができる。請求項4によれば、前記第1の撹拌
搬送部材は、その前記トナー補給口に対応する位置近傍
の中心軸内に、磁性部材が内臓されているので、この部
分近傍の現像剤が穂立ち状態となり、この穂立ち状態の
現像剤へトナーが取り込まれるため、トナーの搬送能力
が高まってトナーの滞留を防止することができ、トナー
飛散や地肌汚れ等の画像品質の低下を防止することがで
きる。
【図1】この発明の実施例を示す現像装置の概略構成図
である。
である。
【図2】請求項1に基づく第1の撹拌搬送部材の形状を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】請求項2に基づく第1の撹拌搬送部材の形状を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図4】請求項3に基づく現像装置を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図5】トナー補給口に取り付けた磁性部材を示す説明
図である。
図である。
【図6】請求項4に基づく現像装置を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図7】請求項4に基づく第1の撹拌搬送部材の形状を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図8】従来の現像装置を示す平断面構成図である。
【図9】従来の現像装置を示す側断面構成図である。
1 像担持体 2 現像ローラ 4 第2の撹拌搬送部材 5 第1の撹拌搬送部材 5d 中心軸 9 トナー補給口 15,16 磁性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前 亜佐美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 望月 学 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内
Claims (4)
- 【請求項1】像担持体表面に2成分の現像剤を付与する
現像ローラと、この現像ローラの軸方向の一部に配置さ
れたトナー補給口と、前記現像ローラと平行に配置さ
れ、前記トナー補給口から補給されたトナーを前記現像
剤と混合して搬送するためのスクリューから成る第1の
撹拌搬送部材と、この第1の撹拌搬送部材と同様の形状
で、これと平行に配置された第2の撹拌搬送部材とを備
え、前記第1の撹拌搬送部材と第2の撹拌搬送部材によ
って現像剤を循環搬送しながら前記現像ローラへ供給す
る現像装置において、 前記第1の撹拌搬送部材は、その前記トナー補給口に対
応する位置近傍の最大径が、他の部分の最大径より大き
いことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】前記第1の撹拌搬送部材は、その前記トナ
ー補給口に対応する位置近傍の前記スクリューのピッチ
が、他の部分のピッチより大きいことを特徴とする請求
項1記載の現像装置。 - 【請求項3】前記トナー補給口は、前記第1の撹拌搬送
部材の最高点の位置よりも低い位置に設けられ、且つ、
このトナー補給口の内周全域に磁性部材が取り付けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。 - 【請求項4】前記第1の撹拌搬送部材は、その前記トナ
ー補給口に対応する位置近傍の中心軸内に、磁性部材が
内臓されていることを特徴とする請求項1記載の現像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319920A JPH09160360A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319920A JPH09160360A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09160360A true JPH09160360A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18115713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7319920A Pending JPH09160360A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09160360A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002318491A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Ricoh Co Ltd | 2成分現像器 |
US7493068B2 (en) | 2005-04-28 | 2009-02-17 | Kyocera Mita Corporation | Developing unit with agitation transport members |
US20100124442A1 (en) * | 2008-11-17 | 2010-05-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Developing device, developing method, and image forming apparatus |
US7917076B2 (en) | 2009-01-29 | 2011-03-29 | Kyocera Mita Corporation | Toner conveying device and image forming apparatus |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7319920A patent/JPH09160360A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002318491A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Ricoh Co Ltd | 2成分現像器 |
US7493068B2 (en) | 2005-04-28 | 2009-02-17 | Kyocera Mita Corporation | Developing unit with agitation transport members |
US20100124442A1 (en) * | 2008-11-17 | 2010-05-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Developing device, developing method, and image forming apparatus |
US7917076B2 (en) | 2009-01-29 | 2011-03-29 | Kyocera Mita Corporation | Toner conveying device and image forming apparatus |
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