JP2875492B2 - スクリードの自動加熱装置 - Google Patents

スクリードの自動加熱装置

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JP2875492B2 JP7043856A JP4385695A JP2875492B2 JP 2875492 B2 JP2875492 B2 JP 2875492B2 JP 7043856 A JP7043856 A JP 7043856A JP 4385695 A JP4385695 A JP 4385695A JP 2875492 B2 JP2875492 B2 JP 2875492B2
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    • E01C2301/10Heated screeds

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスクリードの自動加熱
装置に係り、さらに詳しくは、作業の安全性を確保する
とともに、作業効率のよいスクリードの自動加熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、路面に敷いた加熱混合物を加
熱したベースプレートで押圧しながら敷き均すスクリー
ド装置としては、例えば図6および図7に示されるよう
なアスファルト・フィニッシャが知られている。
【0003】このアスファルト・フィニッシャ1は、前
側(図6中左側)にダンプトラックにより運搬された舗
装用の加熱混合物である合材を受け取るホッパー3を備
えている。このホッパー3の底部には後方に延びるベル
トコンベア状のバーフィーダー5が設けられている。こ
のバーフィーダー5はホッパー3に供給された合材をア
スファルト・フィニッシャ1の後部へ搬送する。
【0004】アスファルト・フィニッシャ1の後部に
は、オーガー7が設けられており、回転することにより
前記バーフィーダー5で搬送されてスクリードの前方に
落下された合材を左右に拡げるようになっている。
【0005】また、アスファルト・フィニッシャ1の背
面中央部にはメインスクリード9を有し、その左右両側
には各々左右方向へ拡張可能なエクステンションスクリ
ード11L,11Rを有している。これらメインスクリ
ード9および左右のエクステンションスクリード11
L,11Rの底面には各々ベースプレート13が設けら
れており、このベースプレート13を加熱するためのメ
インバーナ15および図示しないブロアが各スクリード
9L,9R,11L,11Rに設けられている。
【0006】従って、前述のオーガー7により拡げられ
た合材は、メインスクリード9および左右のエクステン
ションスクリード11L,11Rのベースプレート13
により加熱されると共に押圧されて舗装幅に敷き均され
る。なお、路面に両勾配を付ける場合には、図8も併せ
て参照するに、メインスクリード9の中央にあるクラウ
ン17(ここではターンバックルである)によりメイン
スクリード9を折り曲げて勾配を付ける(図8参照)。
なお、このアスファルト・フィニッシャ1は、下側に設
けられているクローラC又はホイールにより走行自在と
なっている。
【0007】しかしながら、このようなアスファルト・
フィニッシャ1では、メインスクリード9および左右の
エクステンションスクリード11L,11Rを加熱する
主バーナの点火は手動スイッチにて点火装置を作動させ
ることにより行っており、その着火の確認は作業者の目
視により行い、消火も手動で行われているため、作業者
の注意と煩雑な手作業が要求され、作業者の負担が大き
い。また、バーナが失火した場合に作業者が気がつかな
いと燃料を放出し続け、不経済であると共に爆発等のお
それがあり危険である。
【0008】このため、実開平3−89712号公報に
示されるように、燃料の着火を確認する炎センサおよび
ベースプレート13の温度を検出する温度検知器と、炎
センサからの信号により着火を制御する着火制御手段お
よび温度検知器からの信号でベースプレート13の温度
を制御する温度制御手段を設けることにより、着火のミ
スを無くすとともにベースプレート13の温度を常に一
定に保つようにスクリード装置9,11を自動制御する
ことが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た実開平3−89712号公報に示されている技術にお
いては、着火ミスをなくすべく何度も着火動作を行うよ
うに制御されるが、万が一バーナを燃やすためのガスが
漏れて充満している場合に着火動作を行うとガス爆発を
起こす恐れもある。
【0010】また、特に冬季や寒冷地においては作業ス
タート時にベースプレート13を所定の温度に上げるの
に時間を要するため作業者が手作業によりトーチランプ
で加熱して時間短縮を図っているが、面倒であることお
よび局所的に加熱される恐れがあるという問題がある。
【0011】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、作業開始時における
ベースプレート加熱時間を短縮すると共に燃料漏れによ
る事故を防止することのできるスクリードの自動加熱装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のスクリードの自動加熱装置
は、路面に敷いた加熱混合物を主加熱装置により加熱さ
れたスクリードのベースプレートで押圧して敷き均すス
クリードの自動加熱装置であって、前記主加熱装置の燃
料であるガス漏れを検知するガス検出センサと、前記ス
クリードを加熱すべく退避自在に設けられた補助加熱装
置と、を備え、前記ガス検出センサがガス漏れを検出し
た場合には少なくとも着火装置の機器電源を断ち、ガス
漏れを検出しない場合において作業開始時に前記補助加
熱装置を作動させるように制御されるよう構成されてい
るものである。
【0013】上記の目的を達成するために、請求項2に
よる発明のスクリードの自動加熱装置は、請求項1記載
の補助加熱装置が複数の補助バーナから成り、スクリー
ドを均一に加熱すべく配されていることを特徴とするも
のである。
【0014】また、請求項3による発明のスクリードの
自動加熱装置は、請求項1又は2における補助加熱装置
の着火動作は手動で行われ、消火動作は自動で行われる
ことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1によるスクリードの自動加熱装置で
は、路面に敷いた加熱混合物を主加熱装置により加熱さ
れたスクリードのベースプレートが押圧して敷き均す際
に、作業開始時にガス検出センサが前記主加熱装置の燃
料であるガス漏れを検知した場合には少なくとも着火装
置の機器電源を断つ。また、ガス漏れを検出しない場合
には、前記スクリードに退避自在に設けられた補助加熱
装置が作業開始時に作動してスクリードを迅速に加熱し
て作業を開始できるようにするものである。
【0016】請求項2によるスクリードの自動加熱装置
では、請求項1記載の補助加熱装置が複数の補助バーナ
から成り、これらの補助バーナがスクリードを均一に加
熱するものである。
【0017】また、請求項3よるスクリードの自動加熱
装置では、請求項1又は2記載の補助加熱装置の着火動
作は手動で行われ、消火動作は自動で行われるものであ
る。
【0018】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。
【0019】図1および図2には、この発明に係るスク
リードの自動加熱装置を用いたアスファルト・フィニッ
シャ1のエクステンションスクリード11L,11Rの
一方が示されている。なお、前述の従来技術の項におい
て説明したものと共通する部位には共通の符号を付すと
共に重複する説明は省略する。また、メインスクリード
9の構造も全く同様なので、図中カッコ書きで同時に示
す。
【0020】メインスクリード9L,9R(中央のクラ
ウン17を境に左右に分けて加熱される)および左右の
エクステンションスクリード11L,11Rには、各ス
クリード9L,9R,11L,11Rの全幅にわたって
配管19を有する回動ブラケット21が上下に回動自在
に設けられている。前記配管19には、所定の間隔をお
いて補助加熱装置としての複数(ここでは3個)の補助
バーナ23がベースプレート13に向けて設けられてい
る。
【0021】この補助バーナ23は作業開始時には図2
中実線で示される位置にあって作業者の手により着火さ
れ、消火は自動制御により行われる。消火された後は図
2中二点鎖線で示されるように回動ブラケット21を上
方へ撥ね上げて作業の邪魔にならないようにする。
【0022】ベースプレート13上面で、直接補助バー
ナ23の炎が当たらない位置には、ベースプレート13
の温度を検知するための温度センサ25が設けられてい
る。また、各スクリード9L,9R,11L,11R内
には燃焼ガスのガス漏れを検出するためのガス検出セン
サ27も設けられている。
【0023】次に、図3に基づいて電気系統の説明をす
る。制御装置であるコントロールパネル29の表面に
は、温度や故障エラー等のコメントを表示する表示窓3
1、失火表示ランプ33,ガス漏れ検出表示ランプ3
5,警報ブザー・ランプ37を備えている。また、パワ
ースイッチ39,オート/マニュアル切換スイッチ4
1,各メインスクリード9L,9Rおよび左右のエクス
テンションスクリード11L,11Rに対するチャンネ
ルスイッチ43,チャンネルOKランプ45,チャンネ
ル失火ランプ47等が設けられており、これらにより制
御を行う。
【0024】コントロールパネル29には各スクリード
9L,9R,11L,11Rに設けられている温度セン
サ25およびガス検出センサ27が接続されている。温
度センサ25はベースプレート13の温度を測定すると
共に、着火後の温度上昇を検出する。また、ガス検出セ
ンサ27は燃焼ガスのガス漏れを検出し、コントロール
パネル29のガス漏れ検出表示ランプ35を点灯させる
と共に警報ブザー・ランプ37に信号を送ってこれを作
動させる。
【0025】コントロールパネル29には直流24V又
は12Vの電源49が接続されており、パワースイッチ
39をオンにすると機器電源開閉用リレー51が作動し
て所定の各部に電力を供給するようになっている。この
機器電源開閉用リレー51は、前述のガス検出センサ2
7がガス漏れを検出した場合に少なくとも着火装置の機
器電源供給を停止して危険を防止するものである。
【0026】機器電源開閉用リレー51には、各メイン
スクリード9L,9Rおよび左右のエクステンションス
クリード11L,11Rについて、イグナイターガス開
閉用電源開閉リレー53を介して着火装置用イグナイタ
ー55が接続されている。
【0027】イグナイターガス開閉用電源開閉リレー5
3は失火の際、コントロールパネル29の失火表示ラン
プ33が点灯しているチャンネルの着火装置用イグナイ
ター55と後述する燃焼ガス開閉用電磁弁57をオフに
するものである。
【0028】また、着火装置用イグナイター55は、ガ
ス燃焼用のイグニッションプラグ59に高圧電源を供給
するための回路であり、着火のために一定時間イグニッ
ションプラグ59を点火するように数回着火動作を繰り
返す。失火した場合や数回の着火動作で着火しない場合
には、コントロールパネル29に失火の信号を送る。ま
た、着火装置用イグナイター55には各スクリード9
L,9R,11L,11Rを加熱するための燃焼ガスを
供給するための弁である燃焼ガス開閉用電磁弁57が接
続されており、電力を供給して作動を制御する。
【0029】イグニッションプラグ59は高圧スパーク
をとばすことにより燃焼ガスに着火するものであり、正
常に着火された場合は着火装置用イグナイター55を通
してコントロールパネル29のチャンネルOKランプ4
5を点灯して着火を表示する。また、失火した場合には
着火装置用イグナイター55を通してコントロールパネ
ル29のチャンネル失火ランプ47を点灯して失火を表
示する。
【0030】また、機器電源開閉用リレー51には、各
メインスクリード9L,9Rおよび左右のエクステンシ
ョンスクリード11L,11Rについて、ブロア電源開
閉用リレー61を介してブロアBが接続されている。
【0031】ブロアBは、各スクリード9L,9R,1
1L,11R内に熱風を送って均一に加熱するための送
風機であり、着火の前に一定時間送風し、着火後燃焼中
にも送風する。また、失火した場合には一定時間送風し
て燃焼ガスを拡散してガス漏れによる爆発を防止する。
なお、ガス検出センサ27によりガス漏れが検出された
場合には機器用開閉電源を遮断する。
【0032】次に、図4に基づいてガス系統を説明す
る。燃焼ガスが入ったボンベ63には、メインバルブ6
5,レギュレータ67が取付けられている。ガス管GP
はメインスクリード9L,9Rおよびエクステンション
スクリード11L,11Rに接続されている。
【0033】メインスクリード9L,9Rにおいては、
メインスクリード用バルブ69を経て主加熱装置として
の各々左右のメインスクリード用メインバーナ15M
L,15MRに燃焼ガスが供給される。また、クイック
カプラ71および補助バーナ用切換バルブ73を介して
複数のメインスクリード用補助バーナ23ML,23M
Rに燃焼ガスが供給される。
【0034】同様に、エクステンションスクリード11
L,11Rにおいてもエクステンションスクリード用バ
ルブ75を介してエクステンションスクリード用メイン
バーナ15EL,15ERに燃焼ガスが供給され、クイ
ックカプラ71および補助バーナ用切換バルブ73を介
してエクステンションスクリード用補助バーナ23E
L,23ERに燃焼ガスが供給される。
【0035】次に、図3および図5に基づいて動作の説
明をする。なお、各スクリード9L,9R,11L,1
1Rについて全く同様の動作なので一つのスクリードに
ついてのみ説明する。
【0036】先ず、供給電源49(ステップS1)をオ
ンとすると、制御装置であるコントロールパネル29の
制御により(ステップS2)、温度センサ25が作動し
て各スクリード9L,9R,11L,11Rの温度を検
出して温度表示する(ステップST1)。同時に、ガス
検出センサ27が作動して、ガス漏れがないかチェック
する(ステップSG1)。もしガス漏れが検出された場
合には、機器電源をオフとし(ステップSG2)、コン
トロールパネル29のガス漏れ検出表示ランプ35を点
灯させる(ステップSG3)と共に警報ブザーをならし
警報ブザー・ランプ37を点灯させて警告する(ステッ
プSG4)。
【0037】一方、ガス漏れが検出されない場合には、
作業者はパワースイッチ39をオンにする(ステップS
3)。これにより機器電源開閉用リレー51がオン(ス
テップS4)とすると同時に警報ブザー・ランプ37を
オフとする(ステップS5)。続いて、イグナイターガ
ス開閉用電源開閉リレー53およびブロア電源開閉用リ
レー61をオンとして電源49がオンとなる(ステップ
S6)。次に、コントロールパネル29のオート/マニ
ュアル切換スイッチ41によりマニュアルを選択した場
合(ステップS7)には、手動により温度を設定する
(ステップS8)。
【0038】一方、オートを選択した場合(ステップS
9)、メインバーナ15においては、コントロールパネ
ル29の制御により先ず燃焼ガス開閉用電磁弁57を開
き(ステップSV1)、イグニッションプラグ59がス
パークを一定時間とばし(ステップSP1)、ブロア電
源開閉用リレー61をオンとしてブロアBを作動させる
(ステップSB1)。この間燃焼ガス開閉用電磁弁57
は開状態となっており(ステップSV2)、燃焼ガスを
供給するとともに炎センサの役割もしている(ステップ
SP2)。
【0039】このようにして燃焼ガスに点火され、各ス
クリード9L,9R,11L,11Rの温度を温度セン
サ25が検出して設定上限温度となると(ステップST
2)、燃焼ガス開閉用電磁弁57を閉じ(ステップSV
3)、同時に炎センサもオフとなるが(ステップSP
3)、その後も一定時間だけブロアBは作動し(ステッ
プSB2,ポストパージ)、その後停止する(ステップ
SB3)。
【0040】そして、各スクリード9L,9R,11
L,11Rの温度が設定下限温度以下になると(ステッ
プST3)再び燃焼ガス開閉用電磁弁57を開き(ステ
ップSV4)、イグニッションプラグ59が一定時間ス
パークをとばし(ステップSP4)、ブロアBを作動さ
せる(ステップSB4)。以下、設定上限温度となるま
で加熱し、この過程を繰り返すことにより各スクリード
9L,9R,11L,11Rの温度を設定温度の範囲内
に収めるように制御する。
【0041】前記イグニッションプラグ59による着火
動作が正常に行われない場合に着火していないことを検
知すると(ステップSP5)燃焼ガス開閉用電磁弁57
を閉じ(ステップSV5)、コントロールパネル29の
失火表示ランプ33を点灯させ同時に警報ブザー・ラン
プ37を作動させて警告する(ステップSP6)。
【0042】この時、どのスクリード9L,9R,11
L,11Rの着火が行われなかったかをチャンネルOK
ランプ45の不点灯により知ることができるので、燃焼
ガス開閉用電磁弁57を開いて(ステップSV6)、チ
ャンネルスイッチ43を手動でオンとする(ステップS
P7)。そして、着火が確認されると失火表示ランプ3
3および警報ブザー・ランプ37をオフとし(ステップ
SP8)、通常の温度制御に移る(ステップSP1)。
【0043】一方、補助バーナ23においては、最初の
メインバーナ15点火時には、手動により補助バーナ2
3用の燃焼ガス開閉用電磁弁57を開き(ステップSS
1)、手動によりイグニッションプラグ59でスパーク
をとばして着火を行う(ステップSS2)。その後、各
スクリード9L,9R,11L,11Rが設定温度に達
すると消火し(ステップSS3)、補助バーナ23を上
方へ退避させると共にクイックカプラ71を外す。
【0044】このようなスクリードの自動加熱装置によ
れば、各部に電源を供給する前にガス検出センサ27が
ガス漏れを検出し、ガス漏れがある場合には機器電源を
全てカットすると共に警報ブザー・ランプ37で警告す
るので、ガス漏れによる爆発を防止することができ、安
全な作業を確保することができる。
【0045】また、作業開始時にメインバーナ15に着
火させると同時に補助バーナ23にも着火させるので、
冬季や寒冷地においても各スクリード9L,9R,11
L,11Rの加熱を迅速に行うことができ、作業能率の
向上を図ることができる。
【0046】また、補助バーナ23の着火は手動で行
い、消火は自動で行うため、補助バーナ23が必要でな
い場合に誤操作により着火することが防止でき、安全性
の確保ができる。
【0047】また、ブロアBの働きのみならず補助バー
ナ23を複数設けることで局所的な加熱を避け、均一な
加熱を可能にする。
【0048】また、温度センサ25からの温度信号によ
り、コントロールパネル29が燃焼ガス開閉用電磁弁5
7およびイグニッションプラグ59を制御して設定上限
温度と設定下限温度との間の温度が確保できるようにす
るので、常に一定の温度を得ることができ、均一で良質
な舗装等が可能になる。
【0049】さらに、燃焼ガスの着火を確認し、着火し
ていない場合には燃焼ガス開閉用電磁弁57を閉じて燃
焼ガスの供給を絶つと共にコントロールパネル29の失
火表示ランプ33および警報ブザー・ランプ37により
警告するので、誤って燃焼ガスを出しっぱなしにするこ
とが防止でき、安全性のみならず経済性のためにも効果
的である。
【0050】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、前述の説明
においてはアスファルト・フィニッシャ1の各スクリー
ド9L,9R,11L,11Rについて説明したが、こ
れに限らない。
【0051】また、前述の実施例においては、補助バー
ナ23を各スクリード9L,9R,11L,11Rに3
個づつ配した場合について説明したが、この個数はバー
ナの能力や環境により適宜決定してこの発明を適用する
のが効果的である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるスクリードの自動加熱装置は、路面に敷いた加熱混
合物を主加熱装置により加熱されたスクリードのベース
プレートが押圧して敷き均す作業開始時に、ガス検出セ
ンサが前記主加熱装置の燃料であるガス漏れがないか調
べ、ガス漏れを検知した場合には少なくとも着火装置の
機器電源を断つのでガス漏れによるガス爆発を未然に防
止することができ、作業の安全性を確保することができ
る。また、ガス漏れを検出しない場合には、作業開始時
に前記スクリードに退避自在に設けられた補助加熱装置
を作動させてスクリードを加熱するので、冬季や寒冷地
においても短時間で所定の温度に達して作業を始めるこ
とができ、作業の能率が向上する。
【0053】請求項2によるこの発明のスクリードの自
動加熱装置では、請求項1記載の補助加熱装置が複数の
補助バーナから成り、これらの補助バーナがスクリード
を加熱するので均一な加熱を行うことができる。このた
め、均一で良質の舗装等を行うことができる。
【0054】また、請求項3によるこの発明のスクリー
ドの自動加熱装置によれば、請求項1又は2記載の補助
加熱装置の着火動作は手動で行われ、消火動作は自動で
行われるので、補助バーナが必要でない場合に誤操作に
より着火することが防止でき、安全性の確保ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスクリードの自動加熱装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1中II方向から見た側面図である。
【図3】この発明に係るスクリードの自動加熱装置の電
気系統を示すブロック図である。
【図4】この発明に係るスクリードの自動加熱装置のガ
ス系統を示すブロック図である。
【図5】この発明に係るスクリードの自動加熱装置の動
作を示すフローチャートである。
【図6】アスファルト・フィニッシャを示す側面図であ
る。
【図7】図6中VII 方向から見た平面図である。
【図8】舗装作業中のスクリードの状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
9 メインスクリード 11 エクステンションスクリード 13 ベースプレート 15 メインバーナ(主加熱装置) 23 補助バーナ(補助加熱装置) 27 ガス検出センサ 49 電源

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面に敷いた加熱混合物を主加熱装置に
    より加熱されたスクリードのベースプレートで押圧して
    敷き均すスクリードの自動加熱装置であって、前記主加
    熱装置の燃料であるガス漏れを検知するガス検出センサ
    と、前記スクリードを加熱すべく退避自在に設けられた
    補助加熱装置と、を備え、前記ガス検出センサがガス漏
    れを検出した場合には少なくとも着火装置の機器電源を
    断ち、ガス漏れを検出しない場合において作業開始時に
    前記補助加熱装置を作動させるように制御されるよう構
    成されているスクリードの自動加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記補助加熱装置が複数の補助バーナか
    ら成り、スクリードを均一に加熱すべく配されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のスクリードの自動加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補助加熱装置の着火動作は手動で行
    われ、消火動作は自動で行われることを特徴とする請求
    項1又は2記載のスクリードの自動加熱装置。
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