JPH072656Y2 - スクリード装置の自動加熱システム - Google Patents

スクリード装置の自動加熱システム

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JPH072656Y2
JPH072656Y2 JP15010789U JP15010789U JPH072656Y2 JP H072656 Y2 JPH072656 Y2 JP H072656Y2 JP 15010789 U JP15010789 U JP 15010789U JP 15010789 U JP15010789 U JP 15010789U JP H072656 Y2 JPH072656 Y2 JP H072656Y2
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JP
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base plate
temperature
fuel
ignition
screed
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JP15010789U
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俊司 大野
政信 八尾
直 矢倉
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は道路舗装に用いるスクリード装置の自動加熱シ
ステムに関する。
〔従来の技術〕
第6図は従来のアフファルト・フィニッシャの左側面
図、第7図はその平面図である。第8図は第6図の主ス
クリード5及び伸縮スクリード6の左右方向の各断面を
簡便のため一つの断面で代表して示した図である。
これらの図により、道路舗装の主要作業である合材敷均
しについて説明すると、先ず、ダンプカー1により、ア
スファルト・フィニッシャ上に落とされた加熱混合物で
ある合材2は、アスファルト・フィニッシャ後方までバ
ーコンベア3により搬送され、コンベアスクリュウ4に
より、左右作業幅である幅員7にわたって拡散された
後、主スクリード5及び主スクリード5の左右に油圧シ
リンダで拡縮する伸縮スクリード6により所定の幅員7
と所定の厚さ8に成形される。
成形は第8図に示すベースプレート15を後述する通り燃
焼器9によって加熱し、加熱混合物である合材2がベー
スプレート15に付着しない最適温度になったところでア
スファルト・フィニッシャを漸進させながら行なう。
ベースプレート15の加熱は、幅員7を均等に加熱する必
要から幅員7の大小に応じて燃焼器9を左右方向に複数
個所設置して行なうのが一般的である。また幅員7を更
に大きくして幅員11に達するようにする場合は第7図に
示すように補助スクリード10を継ぎ足し、相応して燃焼
対9を増設するのが普通である。
燃焼器9は第8図に示すように燃焼筒12、イグニッショ
ンスパークプラグ14よりなり、燃料吐出口13より噴出さ
せた燃料にイグニッションスパークプラグ14によって点
火し、それによって形成される連続炎をベースプレート
15に吹き付けて加熱する。一般に直熱燃焼筒式バーナと
称し、燃料にはLPG、軽油、燈油等を用いる。因みにこ
の他、熱風式バーナと称して第9図に示すように燃焼部
20で発生させた燃焼ガスを送風ファン19でベースプレー
ト15に吹き付けるバーナ等がある。
第10図は上記燃焼器9の立体的燃料系統図で燃料にLPG
を用いた場合を示し、プロパンボンベ21からメインコッ
ク25を経てマニホールド27に入ったガスはマニホールド
27から分岐配管された各コック26及びミニコック26aを
経て左右の各主スクリード5及び伸縮スクリード6に設
けられた燃焼器9にそれぞれ噴出されていく。図中、
“主L"は左側の主スクリード5に、“補L"は伸縮スクリ
ード6及び補助スクリード10にそれぞれ対応し、“主R"
及び“補R"は“主L"及び“補L"に対し、右側に設けられ
た対応主スクリード5、伸縮スクリード6及び補助スク
リード10をそれぞれ意味する。なお、22は電気系の制御
盤で、23はメインスイッチ、24はロータリスイッチであ
る。第11図はこれらの制御用電気系統図である。図中、
引出し線を付さずに部品等に直接、付した1〜8の番号
は図の左側から右側にむかって部品に付し、それが何番
目の部品であるかを示すためのいわば部品番号であっ
て、符号ではない。以降、これらの部品番号を指定する
必要の生じた場合は、符号の次にハイフンを介して、た
とえばイグナイタ29−3というふうに記載のこととす
る。図において、メインスイッチ23をONにした後、ロー
タリスイッチ24を先ず“補L"に接続すると、イグナイタ
29−1,29−2が励磁され、イグニッションスパークプラ
グ14−1,−2がスパークする。次に“主L"にロータリス
イッチ24を接続すると、イグニッションスパークプラグ
14−3,−4がスパークする。
このように構成されているのでプロパンボンベ21の下流
のメインコック25、コック26を開いた後、メインスイッ
チ23をON、ロータリスイッチ24を“補L"としてイグニッ
ションスパークプラグ14−1,−2をスパークさせながら
ミニコック26aを開にすると“補L"の燃焼器9(2個)
が点火され、燃焼を始める。順次、同様の操作を繰り返
して全部の燃焼器9を稼働させ、ベースプレート15が適
温になれば、ミニコック26aを閉じて消火し、敷均し作
業に移る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のスクリード装置には解決すべき次の課題があ
った。
即ち、バーナが着火したか否かの確認はオペレータの目
視によるが、複数の燃焼器を目視確認しながら次々と手
動操作によって着火させて稼働させるのは不断の注意力
と煩雑な手作業を要し、オペレータの疲労が大きい。ま
た、バーナが失火した場合、それがオペレータによって
発見されない限り燃料の出し放しとなり、危険であると
同時に非経済的である。加えて、ベースプレートの温度
管理はオペレータの勘に頼るため、オペレータの作業が
一層繁雑化すると同時にベースプレートの過熱を招きや
すく、相応してベースプレートの損耗を早める。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として、アスファルト・フ
ィニッシャ、リペーバ、リミキサ等に用いられ、路面に
加熱混合物を燃料を燃やして加熱したベースプレートに
よって押圧しながら敷き均すスクリード装置の加熱シス
テムにおいて、燃料の着火を検知する炎センサと、同炎
センサの検知信号により燃料の着火を制御する着火制御
手段と、ベースプレートの温度を検知する温度検知器
と、同温度検知器の検知信号により上記燃料の燃焼状態
を制御しそれによってベースプレートの温度を制御する
温度制御手段とを具備してなることを特徴とするスクリ
ード装置の加熱システムを提供しようとするものであ
る。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
即ち、炎センサが燃料の着火の有無を検知するのでも
し、失火があった場合は直ちにその信号によって着火制
御手段が作動し、着火操作が繰返されるため、着火の確
実性が高まると同時に加熱システムの稼働中に不測の失
火が生じても直ちに原状回復される。
また、温度検知器が常にベースプレートの温度を検知
し、最適温度域を外れた場合は温度制御手段によって直
ちに是正措置が自動的に講ぜられるのでベースプレート
の温度を常に最適温度に保つことができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例について第1図〜第3図により説明す
る。第1図は第8図に対応する本実施例の側断面図、第
2図は本実施例の燃料系統図、第3図は本実施例の電気
系統図である。なお、従来例と同様の構成品には同符号
を付し、説明を省略する。
第1図において、16は燃焼筒12の先端に設けられた炎セ
ンサで、燃焼面が形成されるとその信号が後述する電気
系統に入るよう配線されている。17はベースプレート15
に当接して設けられたベースプレート15の温度センサ
で、ベースプレート15の温度が所定範囲にあるか否かを
検知し、その信号を後述する電気系統に入れるよう配線
されている。その他の燃焼器9aの構成については第8図
と同様である。
次に上記構成の作用について第2図及び第3図により説
明する。
先ず第2図の燃料系統図において、メインコック25を開
くことによりプロパンボンベ21より燃料(プロパンガ
ス)がマニホールド27に入る。次いでマニホールド27か
らは各々電気操作(ソレノイド)によって開閉する電磁
開閉弁30を経て、電磁開閉弁31及びガス絞り部32に入
り、燃焼筒12に導かれる。ガス絞り部32を通過するプロ
パンガス量は、電磁開閉弁31を開時に通過する量と較べ
極少量に相当する量だけが通過できるよう“絞り”を設
定してある。従って、電磁開閉弁30が開、電磁開閉弁31
が閉のときは燃焼筒12へのプロパンガス量は極少量に抑
えられて弱燃状態となり、保温のみを果たす。また、電
磁開閉弁30,31が共に開のときは最大のプロパンガス量
が燃焼筒12へ流れて強燃状態を形成し、ベースプレート
15の急速加熱を行なう。
一方、第3図の電気系統図において主スイッチ33をONに
するとスイッチ34が励磁され電磁開閉弁30が開く。同時
に各燃焼筒1に設けられたイグニッションスパークプラ
グ(PG)14−1〜−8が発火するようイグナイタ(IG
T)29−1〜−8が励磁される。こうしてプロパンガス
に点火が行なわれ、第2図に示す燃焼筒12−1〜−8が
燃焼状態に入る。
燃焼状態に入ると炎センサ16がそれを検知し、接点スイ
ッチ36をOFFとなし、イグニッションスパークプラグ14
及びイグナイタ29の発火動作が停止する。発火動作にも
拘らず、不着火あるいは着火はしたものの失火に至った
場合は炎センサ16がそれを検知し、スイッチ34をOFFと
して燃焼筒12へのプロパンガスの供給を遮断した上、接
点スイッチ36を一定時間OFFにした後、再度、スイッチ3
4、接点スイッチ36をONとし、発火動作に入る。
ベースプレート15に当接された温度センサ17は所定の設
定温度に対し、ベースプレート15の温度が過熱状態とな
ればスイッチ34,35をOFFにしてプロパンガスの遮断を行
ない、消火動作に入る。ベースプレート15の温度が設定
温度以下となればスイッチ34,35がONとなり、同時に消
火状態では炎センサ16の信号による接点スイッチ36がON
動作により再度、燃料導入、発火動作による着火、燃焼
状態となる。
なお、温度センサ17の設定温度範囲内では第2図に記載
する電磁開閉弁31と温度センサ17との電気的接続によ
り、設定温度範囲の下限域では電磁開閉弁31が開、上限
域では閉となる機能を付与することにより、ベースプレ
ート15の急速過熱、保温過熱の自動切換が可能となるよ
う構成されている。
なお、燃焼状態を弱か強までプロポーショナルに変化さ
せたい場合は、たとえば第2図における電磁開閉弁31を
比例電磁弁で置き換えればよく、第4図はその一例とし
て用意された別の実施例である。即ち、燃焼筒12の上流
にプロポーショナルに開度を変えられる比例電磁弁37を
介装した例である。
以上、実施例はアスファルト・フィニッシャのスクリー
ド装置の例で説明したが、対象はアスファルト・フィニ
ッシャに限られるものではなく、リペーバ、リミキサ
等、加熱システムを有するスクリード装置を備えた対象
であれば、その機種を問わない。
また、ベースプレート15加熱のための燃料燃焼手段は上
記実施例に示した燃焼筒12によるいわゆるバーナ方式に
限定されるものではなく熱風式バーナであってもよく、
あるいは第5図に示す赤外線式バーナのバーナ本体18で
あってもよい。
また、炎センサ16は温度センサ、光センサ、熱電対等、
要するに燃焼形成、失火が検知できるセンサであれば如
何ようなセンサが用いられてもよい。
以上の通り、本実施例によれば炎センサ16によって燃焼
器9a着火の成否を検知し、もし、未着火の場合は着火す
る迄、自動的に着火操作を繰返すので、オペレータが目
視的に着火を確認しながら手動操作を行なう作業に較
べ、機械的かつ確実に着火できるという利点がある。ま
た、温度センサ17によってベースプレート15の温度を最
適温に保つのでオペレータの勘に頼った従来例に比し、
遥かに的確に適正温度を保つことができるばかりでな
く、ベースプレート15の過熱がなくなるのでベースプレ
ート15の熱損耗がなくなり、耐久性が増す等の利点もあ
る。
更には燃焼器9aの失火がなくなるので、たとえば生ガス
が出放しとなって不測の引火により、爆発、火災に至っ
たり、燃料が無駄に逸失したりすることがなくなるとい
う利点もある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
即ち、燃焼器の着火が自動的かつ確実に行なわれるので
オペレータの手動操作や不断の注意を必要とせず、かつ
燃焼器の個数の増加がオペレータの負担にならないので
広い幅員の路面であってもきわめて能率的に敷均し作業
ができる。
また、燃焼器の失火がなくなるので、燃料の出し放しに
よる危険や燃料の無駄がなくなる。
また、ベースプレートの温度が常に適温に保たれるの
で、常に均一優美な敷均し結果が得られる。また、ベー
スプレートの過熱がなくなるのでベースプレートの寿命
が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の燃焼筒近傍の側断面図、第
2図は上記実施例の燃料系統図、第3図は上記実施例の
電気系統図、第4図は第2図の一部に対応して示した別
の実施例の燃料系統図、第5図は上記実施例が対象とし
得る燃焼器の別の一例を示した側断面図、第6図は従来
のアスファルト・フィニッシャの左側面図、第7図は第
6図の平面図、第8図は第6図の主スクリード5及び伸
縮スクリード6の左右方向断面を一つの図で代表的に示
した側断面図、第9図は第8図に対応する別の従来例の
側断面図、第10図は従来例の立体的燃料系統図、第11図
は従来例の電気系統図である。 9a……燃焼器、12……燃焼筒、14……イグニッションス
パークプラグ、15……ベースプレート、16……炎セン
サ、17……温度センサ、18……バーナ本体、21……プロ
パンボンベ、25……メインコック、27……マニホール
ド、29……イグナイタ、30,31……電磁開閉弁、32……
ガス絞り、33……主スイッチ、34,35……スイッチ、36
……接点スイッチ、37……比例電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスファルト・フィニッシャ、リペーバ、
    リミキサ等に用いられ、路面に敷いた加熱混合物を燃料
    を燃やして加熱したベースプレートによって押圧しなが
    ら敷き均すスクリード装置の加熱システムにおいて、燃
    料の着火を検知する炎センサと、同炎センサの検知信号
    により燃料の着火を制御する着火制御手段と、ベースプ
    レートの温度を検知する温度検知器と、同温度検知器の
    検知信号により上記燃料の燃焼状態を制御しそれによっ
    てベースプレートの温度を制御する温度制御手段とを具
    備してなることを特徴とするスクリード装置の加熱シス
    テム。
JP15010789U 1989-12-28 1989-12-28 スクリード装置の自動加熱システム Expired - Lifetime JPH072656Y2 (ja)

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JPH0389712U JPH0389712U (ja) 1991-09-12
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JP5637913B2 (ja) * 2011-03-28 2014-12-10 住友建機株式会社 アスファルトフィニッシャにおけるスクリード加熱ダクト装置

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