JP2875340B2 - Ｓｍｃシート材の被覆フィルム剥ぎ取り装置 - Google Patents
Ｓｍｃシート材の被覆フィルム剥ぎ取り装置Info
- Publication number
- JP2875340B2 JP2875340B2 JP2120043A JP12004390A JP2875340B2 JP 2875340 B2 JP2875340 B2 JP 2875340B2 JP 2120043 A JP2120043 A JP 2120043A JP 12004390 A JP12004390 A JP 12004390A JP 2875340 B2 JP2875340 B2 JP 2875340B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- smc
- sheet material
- smc sheet
- take
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、SMC（シートモールディングコンパウン
ド）つまりプリプレグマットの両面に被覆されたフィル
ムを剥離する装置に関する。
ド）つまりプリプレグマットの両面に被覆されたフィル
ムを剥離する装置に関する。
SMCシート材（以下単にSMCという）は通常両面をフィ
ルムで被覆されており、使用に際しては該フィルムを剥
がす必要がある。
ルムで被覆されており、使用に際しては該フィルムを剥
がす必要がある。
このフィルムの剥ぎ取りに当っては、従来第２図に概
略図で示すような装置が使用されている。
略図で示すような装置が使用されている。
すなわち、SMC1を送りロール13,13′によって垂下状
態に送り出しながら、下方に設けた引き取りロール14,1
4′との間にドロー比をかけた状態で、両ロールの中間
に設けた剥ぎ取りロール15,15′によってフィルム2,2′
を剥ぎ取り、順次ロール16,16′に巻き取るように構成
されている。
態に送り出しながら、下方に設けた引き取りロール14,1
4′との間にドロー比をかけた状態で、両ロールの中間
に設けた剥ぎ取りロール15,15′によってフィルム2,2′
を剥ぎ取り、順次ロール16,16′に巻き取るように構成
されている。
このような従来の装置においては、送りロール13、1
3′と引き取りロール14,14′との間の緊張状態を保ち剥
ぎ取り易くするために、両ロール間にドローをかけてい
るが、これがかかりすぎるとSMCが切れる事故が発生し
易い。
3′と引き取りロール14,14′との間の緊張状態を保ち剥
ぎ取り易くするために、両ロール間にドローをかけてい
るが、これがかかりすぎるとSMCが切れる事故が発生し
易い。
また実際には引き取り量が一定に保たれにくい。
すなわちSMCの粘着性の変化で、引き取りロール14,1
4′がSMCとの接触でスリップを起すと、引き取り量が減
少し、送りロールによる送り出し量の方が多くなって、
両ロール間においてSMCにたるみが生じ、フィルムが剥
離しにくくなったり、SMC本体が送りロールや剥ぎ取り
ロールに巻き込まれたりする自己が生じ、剥ぎ取りがス
ムーズに行われなくなるという問題点があった。
4′がSMCとの接触でスリップを起すと、引き取り量が減
少し、送りロールによる送り出し量の方が多くなって、
両ロール間においてSMCにたるみが生じ、フィルムが剥
離しにくくなったり、SMC本体が送りロールや剥ぎ取り
ロールに巻き込まれたりする自己が生じ、剥ぎ取りがス
ムーズに行われなくなるという問題点があった。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決し、
スムーズにフィルムの剥ぎ取りができる装置を提供する
にある。
スムーズにフィルムの剥ぎ取りができる装置を提供する
にある。
上記の目的を達成するため、本発明のSMCシート材の
被覆フィルム剥ぎ取り装置は、上端部にSMCシート材
（１）を垂下供給するワンウェイクラッチ内蔵の送りロ
ール（3,3′）を設け、その下方には前記SMCシート材
（１）の被覆フィルム（2,2′）剥ぎ取りロール（5,
5′）及びSMCシート材引き取りロール（4,4′）を順次
所定間隔で配置してなり、常時は引き取りロール（4,
4′）の回転運動によってSMCシート材（１）を引き取
り、該引き取りロール（4,4′）とSMCシート材（１）と
にスリップが生じて、設定引き取り速度より低下した場
合には、送りロール（3,3′）の回転運動によってSMCシ
ート材（１）を送り出すようにしたことを特徴とするも
のである。
被覆フィルム剥ぎ取り装置は、上端部にSMCシート材
（１）を垂下供給するワンウェイクラッチ内蔵の送りロ
ール（3,3′）を設け、その下方には前記SMCシート材
（１）の被覆フィルム（2,2′）剥ぎ取りロール（5,
5′）及びSMCシート材引き取りロール（4,4′）を順次
所定間隔で配置してなり、常時は引き取りロール（4,
4′）の回転運動によってSMCシート材（１）を引き取
り、該引き取りロール（4,4′）とSMCシート材（１）と
にスリップが生じて、設定引き取り速度より低下した場
合には、送りロール（3,3′）の回転運動によってSMCシ
ート材（１）を送り出すようにしたことを特徴とするも
のである。
本発明装置により被覆フィルムを剥ぎ取るに当って
は、引き取りロール（4,4′）とワンウェイクラッチ内
蔵の送りロール（3,3′）との間のSMCにドローをかけて
緊張状態を保ちながら引き取るために、引き取りロール
（4,4′）と送りロール（3,3′）とのロール直径が同じ
である場合には、引き取りロール（4,4′）の回転速度
を多少早めに設定されている。
は、引き取りロール（4,4′）とワンウェイクラッチ内
蔵の送りロール（3,3′）との間のSMCにドローをかけて
緊張状態を保ちながら引き取るために、引き取りロール
（4,4′）と送りロール（3,3′）とのロール直径が同じ
である場合には、引き取りロール（4,4′）の回転速度
を多少早めに設定されている。
上記のように構成されているので、SMCは送りロール
を通り、下方に垂下し、引き取りロールで引き取られな
がら、その途中で剥ぎ取りロールによりフィルムが剥ぎ
取られる。
を通り、下方に垂下し、引き取りロールで引き取られな
がら、その途中で剥ぎ取りロールによりフィルムが剥ぎ
取られる。
通常の状態ではSMCシート材は引き取りロールの回転
運動によって引き取られ、またこのSMCシート材に接触
している送りロールもSMCシート材によってフリーに回
転される。
運動によって引き取られ、またこのSMCシート材に接触
している送りロールもSMCシート材によってフリーに回
転される。
このように剥ぎ取りが進行中に、SMC表面の粘着性等
に変化が生じて引き取りロールがスリップし、SMCの引
き取り速度が低下して設定以下の引き取り速度になる
と、今度は送りロールの回転運動によってSMCを送り出
すので、引き取りロール面のスリップが解消され、再び
元の状態に戻って引き取りロールによりSMCが引き取ら
れ、引き取り速度も回復する。
に変化が生じて引き取りロールがスリップし、SMCの引
き取り速度が低下して設定以下の引き取り速度になる
と、今度は送りロールの回転運動によってSMCを送り出
すので、引き取りロール面のスリップが解消され、再び
元の状態に戻って引き取りロールによりSMCが引き取ら
れ、引き取り速度も回復する。
したがって、送りロールと引き取りロールの間でSMC
がたるみを起こすことなく定量のSMCが送り出されると
裁断等の次の作業に供される。
がたるみを起こすことなく定量のSMCが送り出されると
裁断等の次の作業に供される。
第１図は本発明の基本構造を示す側面図で、１はSM
C、2,2′はその両面に被覆されたフィルムである。
C、2,2′はその両面に被覆されたフィルムである。
3,3′はSMCを挟着して下方に垂下させて送り出すワン
ウェイクラッチ内蔵の送りロールであり、図示していな
いが駆動装置により引き取りロールより低い回転速度で
回転される。
ウェイクラッチ内蔵の送りロールであり、図示していな
いが駆動装置により引き取りロールより低い回転速度で
回転される。
4,4′は引き取りロールであって、駆動装置により矢
示方向に回転してSMCを引き取る。
示方向に回転してSMCを引き取る。
該引き取りロール4,4′と前記送りロール3,3′との軸
回転速度比は、例えば両者のロール径が同一の場合に
は、SMCにドローを与えるため5:4程度に設定することが
好ましい。
回転速度比は、例えば両者のロール径が同一の場合に
は、SMCにドローを与えるため5:4程度に設定することが
好ましい。
5,5′は前記両ロール間にSMCの両側に相対して設けら
れたフィルム剥ぎ取りロールであって、該剥ぎ取りロー
ル5,5′で剥ぎ取られたフィルムは巻き取りロール6,6′
に各々巻き取られる。
れたフィルム剥ぎ取りロールであって、該剥ぎ取りロー
ル5,5′で剥ぎ取られたフィルムは巻き取りロール6,6′
に各々巻き取られる。
送りロールにワンウェイクラッチ内蔵の送りロールを
使用しているので、ドローによってSMCが切れることが
確実に防止でき、また垂下するSMCは常に適正な緊張状
態に保持され、たるみを生ずることがなく、不規則な巻
き込みが防止されるので、スムーズにフィルムの剥ぎ取
りを行うことができる。
使用しているので、ドローによってSMCが切れることが
確実に防止でき、また垂下するSMCは常に適正な緊張状
態に保持され、たるみを生ずることがなく、不規則な巻
き込みが防止されるので、スムーズにフィルムの剥ぎ取
りを行うことができる。
また機構も簡単であるから、従来装置を本発明装置に
改造も容易である等その効果は極めて大きい。
改造も容易である等その効果は極めて大きい。
第１図は本発明装置の構成を示す概略図で、第２図は従
来の装置の概略図である。 １……SMC、2,2′……被覆フィルム、 3,3′……送りロール、 4,4′……引き取りロール、 5,5′……剥ぎ取りロール
来の装置の概略図である。 １……SMC、2,2′……被覆フィルム、 3,3′……送りロール、 4,4′……引き取りロール、 5,5′……剥ぎ取りロール
Claims (1)
- 【請求項１】上端部にSMCシート材（１）を垂下供給す
るワンウェイクラッチ内蔵の送りロール（3,3′）を設
け、その下方には前記SMCシート材（１）の被覆フィル
ム（2,2′）剥ぎ取りロール（5,5′）及びSMCシート材
引き取りロール（4,4′）を順次所定間隔で配置してな
り、常時は引き取りロール（4,4′）の回転運動によっ
てSMCシート材（１）を引き取り、該引き取りロール
（4,4′）とSMCシート材（１）とにスリップが生じて、
設定引き取り速度より低下した場合には、送りロール
（3,3′）の回転運動によってSMCシート材（１）を送り
出すようにしたことを特徴とするSMCシート材の被覆フ
ィルム剥ぎ取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2120043A JP2875340B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | Ｓｍｃシート材の被覆フィルム剥ぎ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2120043A JP2875340B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | Ｓｍｃシート材の被覆フィルム剥ぎ取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0418428A JPH0418428A (ja) | 1992-01-22 |
| JP2875340B2 true JP2875340B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=14776486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2120043A Expired - Lifetime JP2875340B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | Ｓｍｃシート材の被覆フィルム剥ぎ取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875340B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP2120043A patent/JP2875340B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0418428A (ja) | 1992-01-22 |
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