JP2002299388A - テープ二列供給装置 - Google Patents

テープ二列供給装置

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JP2002299388A
JP2002299388A JP2001096764A JP2001096764A JP2002299388A JP 2002299388 A JP2002299388 A JP 2002299388A JP 2001096764 A JP2001096764 A JP 2001096764A JP 2001096764 A JP2001096764 A JP 2001096764A JP 2002299388 A JP2002299388 A JP 2002299388A
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Yasuyuki Shiozawa
康之 塩澤
Noboru Imai
昇 今井
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻取り数二条に対して1台の巻取り用モータで
巻き取ることができるテープ二列供給装置を提供する。 【解決手段】機能テープ材料2と保護テープ3から成る
二層テープ又はさらにスペーサテープ4を加えた三層テ
ープを巻装したテープ供給体をその巻装軸の方向に二列
分配置し、前記保護テープ剥離機構又は更にスペーサテ
ープ剥離機構がそれぞれモータ10、11により回転駆
動される同一回転軸21上に二列分の巻き取りリール1
2を具備し、該リールに前記二層テープ又は三層テープ
から剥離される保護テープ又はスペーサテープを各々二
列にて巻取る構成とし、その各回転軸21と各巻き取り
リール12のボス部14との間にスリップクラッチ13
を設け、それぞれ巻き取りトルクが一定の設定値以上の
過張力となる時に空転するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル基板
等に接着剤付きテープなどの機能テープ材料を貼り付け
る加工装置のためのテープ供給装置、特に、機能テープ
材料がその表面の保護テープ又はさらに裏面のスペーサ
テープと共に巻装されたテープ供給体から給出される二
層テープ又は三層テープから、保護テープ又はスペーサ
テープを剥がし、その後の機能テープ材料を給出するの
に適したテープ供給装置に関するものである。
【0002】ここで機能テープ材料とは、フレキシブル
基板等に貼り付けられて半導体装置搭載用キャリアテー
プ(例えばTABテープ)の一構成要素となる接着剤付
テープなどをいう。
【0003】
【従来の技術】従来、接着剤付ポリイミドテープから成
る機能テープ材料、その表面の保護テープ及び裏面のス
ペーサテープより構成される三層テープから保護テープ
及びスペーサテープを剥がし、その剥離された後の機能
テープ材料を給出し、その機能テープ材料の接着剤上に
銅箔を圧着し、ラミネートテープ巻取りリールに巻取る
ラミネートテープの製造装置がある。
【0004】このラミネートテープ製造装置における機
能テープ材料送り出し部の保護テープ及びスペーサテー
プの剥離機構は、従来、巻取り列数と同じ台数の巻取り
用モータ及び巻取り張力調整装置によって構成されてい
る。すなわち、図4(a)(b)にテープ供給装置19
として示すように、機能テープ材料2、保護テープ3及
びスペーサテープ4より構成される三層テープが、テー
プ巻出しモータ9により巻き出され、駆動用モータ(ス
ピードコントロールモータ)18によって機能テープ材
料2が引っ張られることにより駆動され、搬送ローラ2
0によってテープ巻出しリール5から送り出される。ガ
イドロールから成るテープ分離部16において機能テー
プ材料2から保護テープ3及びスペーサテープ4が分離
され、一方の保護テープ3は保護テープ巻取りモータ
(トルクモータ)10により駆動される保護テープ巻取
りリール6に巻き取られ、また他方のスペーサテープ4
はスペーサテープ巻取りモータ(トルクモータ)11に
より駆動されるスペーサテープ巻取りリール7に巻き取
られる。
【0005】保護テープ3及びスペーサテープ4が剥離
された後の機能テープ材料2(ポリイミドフィルム及び
接着剤)は、図示してないが、例えば遠赤外線炉におい
て予熱された後、エアシリンダによって上下動するスチ
ールロール(その中の遠赤外線ヒータを含む)によって
銅箔送出リールから送り出される銅箔と圧着され、その
上面に層間紙送出リールより送り出される層間紙を添え
られてトルクモータにより駆動されるラミネートテープ
巻取りリールによって巻き取られる。
【0006】上記したように、従来のテープ供給装置1
9における保護テープ剥離機構及びスペーサテープ剥離
機構は、巻取り列数と同じ台数の保護テープ巻取りモー
タ10及びスペーサテープ巻取りモータ11と、ダンサ
ーロール機構(巻取り張力調整装置)17とによって構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の構成では、必要とするテープ列数に対し、巻取り数
と同じ数のトルクモータ及び補助の巻取り張力調整装置
が必要であり、設置スペース及びコストの観点からみて
問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、機能テープ材料と保護テープから成る二層テープ又
はさらにスペーサテープを加えた三層テープを二条同時
に繰り出し、それから剥離した不要な保護テープ又はス
ペーサテープを、各々二列にて巻き取る場合に、巻取り
数二条に対して1台の巻取り用モータで巻き取ることの
できる安価で省スペースなテープ二列供給装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成したものである。 (1)請求項1の発明に係るテープ二列供給装置は、フ
レキシブル基板等に接着剤付テープなどの機能テープ材
料を貼り付ける加工装置のためのテープ供給装置であっ
て、機能テープ材料がその表面の保護テープと共に巻装
されたテープ供給体と、このテープ供給体から給出され
る二層テープから保護テープを剥がす保護テープ剥離機
構とを備え、保護テープが剥離された後の機能テープ材
料を加工装置へ給出するテープ供給装置において、前記
テープ供給体をその巻装軸の方向に二列分配置し、前記
保護テープ剥離機構がモータにより回転駆動される同一
回転軸上に二列分の巻き取りリールを具備し、該リール
に前記各テープ供給体から繰り出される二層テープから
剥離した保護テープを各二列にて巻取る構成とし、前記
保護テープ剥離機構における回転軸と各巻き取りリール
のボス部との間にスリップクラッチを設け、それぞれ巻
き取りトルクが一定の設定値以上の過張力となる時に当
該巻き取りリールへの力伝達が空転するように構成した
ことを特徴とする。
【0010】この特徴によれば、二層テープの供給部が
二条同時に繰り出す場合に、不要となる保護テープの各
二列を共通の1台の駆動モータで巻き取ることができ、
省スペースなテープ二列供給装置を得ることができる。
そして、モータにより駆動される回転軸に列数分のスリ
ップクラッチを持たせているので、一台の巻取りトルク
に対して2つの張力調整が可能である。従って、本発明
のテープ二列供給装置によれば、安易に駆動部を増やす
ことなく安価な構造で二列供給機能を満たすことができ
る。
【0011】(2)請求項2の発明に係るテープ二列供
給装置は、フレキシブル基板等に接着剤付テープなどの
機能テープ材料を貼り付ける加工装置のためのテープ供
給装置であって、機能テープ材料がその表面の保護テー
プ及び裏面のスペーサテープと共に巻装されたテープ供
給体と、このテープ供給体から給出される三層テープか
ら保護テープ及びスペーサテープを剥がす保護テープ剥
離機構及びスペーサテープ剥離機構とを備え、保護テー
プ及びスペーサテープが剥離された後の機能テープ材料
を巻取り張力調整装置を通して加工装置へ給出するテー
プ供給装置において、前記テープ供給体をその巻装軸の
方向に二列分配置し、前記保護テープ剥離機構及びスペ
ーサテープ剥離機構がそれぞれモータにより回転駆動さ
れる同一回転軸上に二列分の巻き取りリールを具備し、
該リールに前記各テープ供給体から繰り出される三層テ
ープから剥離される保護テープ又はスペーサテープを各
々二列にて巻取る構成とし、前記保護テープ剥離機構及
びスペーサテープ剥離機構における各回転軸と各巻き取
りリールのボス部との間にスリップクラッチを設け、そ
れぞれ巻き取りトルクが一定の設定値以上の過張力とな
る時に当該巻き取りリールへの力伝達が空転するように
構成したことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、三層テープの供給装置が
二条同時に繰り出す場合に、不要となる保護テープ及び
スペーサテープを各々二列、計四列を巻取る為の駆動モ
ータを2台で巻き取れる機構を持った省スペースなテー
プ二列供給装置を得ることができる。そして、モータに
より駆動される回転軸に列数分のスリップクラッチを持
たせているので、一台の巻取りトルクに対して2つの張
力調整が可能である。つまり保護テープ及びスペーサテ
ープの各二列の巻取り張力を各々独立して調整出来る機
構を備えた安価で省スペースなテープ二列供給装置が得
られる。従って、本発明のテープ二列供給装置によれ
ば、安易に駆動部を増やすことなく安価な構造で二列供
給機能を満たすことができる。
【0013】(3)請求項3の発明は、請求項1又は2
記載のテープ二列供給装置において、前記スリップクラ
ッチが空転領域に入る前記一定の設定値のトルクを、保
護テープ巻径の最大時の張力がかかるモータトルクより
わずかに大きく設定したことを特徴とする。
【0014】(4)請求項4の発明は、請求項1、2又
は3記載のテープ二列供給装置において、前記各巻き取
りリールを前記スリップクラッチを残して前記回転軸か
ら軸方向外側に取り外し可能に構成したことを特徴とす
る。
【0015】この特徴によれば、保護テープ剥離機構又
はスペーサテープ剥離機構において、1軸に2つの巻き
取りリールを装置した構成の下でも、各列に巻き取られ
たスクラップを容易に取り外して処置することができ
る。
【0016】(5)請求項5の発明は、請求項2、3又
は4記載のテープ二列供給装置において、前記巻取り張
力調整装置として前記各列に対応する数のダンサーロー
ルを、各ダンサーロールが前記各列に対応して機能テー
プ材料の送り方向と直角な方向にずれて位置するように
配設したことを特徴とする。
【0017】この特徴によれば、巻取り張力調整装置の
ダンサーロールを同一平面内で高さ位置をずらせて配置
することができ、これにより独立したテープ一列供給装
置を2台配置する場合よりも、よりコンパクトな構成と
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0019】図1は、フレキシブル基板に接着剤付テー
プ(ポリイミドフィルム及び接着剤)から成る機能テー
プ材料2を貼り付ける加工装置(ラミネートテープ製造
装置)のためのテープ二列供給装置1を示したものであ
る。機能テープ材料2は、その表面の保護テープ3、裏
面のスペーサテープ4と共に、中空芯にリール状に巻装
されてテープ供給体を構成し、ここでは2つのテープ巻
出しリール5に巻かれている。この2つのテープ巻出し
リール5のテープ供給体は、その巻装軸の方向に二列分
(2条分)配置されている。なお、保護テープ3は機能
テープ材料2たる接着剤付テープの接着剤を保護するた
めに用いられ、スペーサテープ4は巻回した際の相互の
接触による傷の発生等を防止するために用いられる。
【0020】テープ二列供給装置1は上記テープ巻出し
リール5から給出される三層テープから保護テープ3及
びスペーサテープ4を剥がす保護テープ剥離機構及びス
ペーサテープ剥離機構とを備え、保護テープ3及びスペ
ーサテープ4が剥離された後の機能テープ材料2を、巻
取り張力調整装置たるダンサーロール機構17を通して
図示してない加工装置へ給出するようになっている。
【0021】詳述するに、機能テープ材料2、保護テー
プ3及びスペーサテープ4より構成される三層テープ
は、テープ巻出しモータ9により各テープ巻出しリール
5から巻き出され、ガイドロールから成るテープ分離部
16において、機能テープ材料2から保護テープ3及び
スペーサテープ4が分離される。
【0022】このうち保護テープ3及びスペーサテープ
4は搬送方向を変えられて各々の巻取りリール6、7へ
搬送される。そして、保護テープ3は、保護テープ巻取
りモータ(トルクモータ)10により駆動される保護テ
ープの巻取りリール6に巻き取られ、またスペーサテー
プ4はスペーサテープ巻取りモータ(トルクモータ)1
1により駆動されるスペーサテープ巻取りリール7に巻
き取られる。
【0023】一方、保護テープ3及びスペーサテープ4
が剥離された後の機能テープ材料2(ポリイミドフィル
ム及び接着剤)は、巻取り張力調整装置たるダンサーロ
ール機構17を通過し、必要張力を与えられて、図示し
てない加工装置内へと搬送される。具体的には、例えば
遠赤外線炉において予熱された後、エアシリンダによっ
て上下動するスチールロール(その中の遠赤外線ヒータ
を含む)によって銅箔送出リールから送り出される銅箔
と圧着され、その上面に層間紙送出リールより送り出さ
れる層間紙を添えられてトルクモータにより駆動される
ラミネートテープ巻取りリールによって巻き取られる。
【0024】上記保護テープ剥離機構及びスペーサテー
プ剥離機構の詳細を図2に、また分解図を図3に示す。
同図において、保護テープ剥離機構及びスペーサテープ
剥離機構は、それぞれモータ10、11により回転駆動
される同一回転軸21上に二列分の巻き取りリール(テ
ープ巻き取りリール部材12及びリールカバー板15)
を具備し、該リールに三層テープから剥離される保護テ
ープ3又はスペーサテープ4を各々二列にて巻取る構成
となっている。
【0025】保護テープ剥離機構及びスペーサテープ剥
離機構は同一構成であるので、代表的に保護テープ剥離
機構について説明するに、回転軸21には2つのミニチ
ュアスリップクラッチ13が軸方向に相前後して取り付
けられており、そのスリップクラッチ13の外周部(ス
リップクラッチ外筒8)に、2つのテープ巻取りリール
部材12、12がそのボス部14にて嵌装され、半径方
向外部からねじ込まれるネジにより取り付けられ、さら
にその軸方向外側にリールカバー板15が配設され、そ
の差込部15aにてスリップクラッチ外筒8に着脱自在
に取り付けられている。
【0026】このようにして、保護テープ巻取りモータ
10の駆動軸又はスペーサテープ巻取りモータ11の駆
動軸から成る回転軸21の一軸に対し、保護テープ二列
を巻き取り可能にするために、それぞれスリップクラッ
チ13が軸方向に前後して2台取り付けられ、各スリッ
プクラッチ13を介して2つの巻き取りリール部材1
2、12が独立に張力設定可能に取り付けられている。
【0027】張力設定は、各スリップクラッチ13を過
張力時は空転するよう調整しておく。この時の空転トル
クは、保護テープ又はスペーサテープの巻き径が最大の
時の張力がかかるモータトルクよりわずかに大きくして
いる。
【0028】よって巻取り動作は、巻取り開始時にはモ
ータ10又は11の巻取りトルクにより二列同時に巻取
りを開始するが、各列の巻き径は作業状態によりまちま
ちであるため、例えば巻き径の大きい方が先にスリップ
クラッチ13の空転トルクに達し、そのスリップクラッ
チ本体に対しスリップクラッチ外筒8がテープ巻取りリ
ール部材12のボス部14ごと相対的に空転する。遅れ
て、隣の巻き径の小さい方が、同様に空転するまで巻き
取られる。
【0029】その後、保護テープ巻取りリール6又はス
ペーサテープ巻取りリール7の各列に巻き取られたスク
ラップは、図3に示すように、外側のテープ巻取りリー
ル部材12及びリールカバー板15ごと一方向(軸方向
外側)にスリップクラッチ13から取り外し、リールカ
バー板15を外して取り出すことで回収処置することが
できる。
【0030】上記実施形態のテープ二列供給装置によれ
ば、保護テープ剥離機構及びスペーサテープ剥離機構
は、それぞれが多数条の1軸巻き取りでありながら、各
条の巻き取り速度を独立してコントロールすることがで
きるため、条間に巻き取り速度の差が生じた場合でも、
巻取機の運転を停止して調整する必要なしに、巻き取り
不良のない整然とした巻き取りを行うことができる。ま
た、各条に対応した巻取機を設置した場合に較べ、必要
とするスペースが少なくて済み、条数が増える毎に巻取
機が増えるというコストの増加を抑えることができる。
【0031】上記実施形態では、保護テープ剥離機構及
びスペーサテープ剥離機構の双方を二条の1軸巻き取り
機として構成したが、取り扱う機能テープ材料とその層
間に重ね合わせるテープの種類により、保護テープ剥離
機構及びスペーサテープ剥離機構のいずれか一方を二条
の1軸巻き取り機として構成することもできる。例え
ば、機能テープ材料が接着剤付テープであって、これを
接着剤の保護テープと共に巻装した二層テープを取り扱
う場合には、この二層テープから保護テープを剥がす保
護テープ剥離機構についてのみ、二条の1軸巻き取り機
として構成することができる。同様に、キャリアテープ
とスペーサテープとを重ね合わせて巻装し、且つ給出す
るテープ供給体を取り扱う場合には、キャリアテープと
スペーサテープから成る二層テープからスペーサテープ
を剥がすスペーサテープ剥離機構についてのみ、二条の
1軸巻き取り機として構成することができる。
【0032】上記実施形態では、本発明のテープ二列供
給装置を二条の1軸巻き取り機として構成したが、テー
プ供給体、保護テープ剥離機構及びスペーサテープ剥離
機構並びに巻取り張力調整装置の列数を必要な列数分だ
け配置することにより、さらに多列化することができ、
しかも安価に構成することが可能である。
【0033】本発明のテープ二列供給装置は、主に連続
加工を行なうリール状TABテープに接着剤付テープな
どの機能テープ材料を加熱貼り合わせる加工装置(ラミ
ネートテープ製造装置)に適用し、合理化目的のため機
能テープを複数列供給する装置に最も適する。しかし、
本発明はこれに限定されるものではなく、供給装置全体
を例えば90゜傾けて縦方向に機能テープ材料を送り出
すように構成することにより、縦搬送のフープ材料供給
装置に応用することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような優れた効果が得られる。
【0035】(1)請求項1、3〜5に記載の発明によ
れば、機能テープ材料がその表面の保護テープと共に巻
装されたテープ供給体をその巻装軸の方向に二列分配置
し、前記保護テープ剥離機構がモータにより回転駆動さ
れる同一回転軸上に二列分の巻き取りリールを具備し、
該リールに前記各テープ供給体から繰り出される二層テ
ープから剥離した保護テープを各二列にて巻取る構成と
し、前記保護テープ剥離機構における回転軸と各巻き取
りリールのボス部との間にスリップクラッチを設け、そ
れぞれ巻き取りトルクが一定の設定値以上の過張力とな
る時に当該巻き取りリールへの力伝達が空転するように
構成したので、二層テープの供給部が二条同時に繰り出
す場合に、不要となる保護テープの各二列を共通の1台
の駆動モータで巻き取ることができ、省スペースなテー
プ二列供給装置を得ることができる。つまり、限られた
装置内空間に比較的コンパクトな多列テープ供給装置を
機構上安価に設置することが可能になる。そして、モー
タにより駆動される回転軸に列数分のスリップクラッチ
を持たせているので、一台の巻取りトルクに対して2つ
の張力調整が可能である。従って、本発明のテープ二列
供給装置によれば、安易に駆動部を増やすことなく安価
な構造で二列供給機能を満たすことができる。
【0036】(2)請求項2〜5に記載の発明によれ
ば、機能テープ材料がその表面の保護テープ及び裏面の
スペーサテープと共に巻装されたテープ供給体をその巻
装軸の方向に二列分配置し、前記保護テープ剥離機構及
びスペーサテープ剥離機構がそれぞれモータにより回転
駆動される同一回転軸上に二列分の巻き取りリールを具
備し、該リールに前記各テープ供給体から繰り出される
三層テープから剥離される保護テープ又はスペーサテー
プを各々二列にて巻取る構成とし、前記保護テープ剥離
機構及びスペーサテープ剥離機構における各回転軸と各
巻き取りリールのボス部との間にスリップクラッチを設
け、それぞれ巻き取りトルクが一定の設定値以上の過張
力となる時に当該巻き取りリールへの力伝達が空転する
ように構成したので、三層テープの供給装置が二条同時
に繰り出す場合に、不要となる保護テープ及びスペーサ
テープを、各々二列、計四列にて、2台の駆動モータで
巻き取ることができ、省スペースなテープ二列供給装置
を得ることができる。そして、モータにより駆動される
回転軸に列数分のスリップクラッチを持たせているの
で、一台の巻取りトルクに対して2つの張力調整が可能
である。つまり保護テープ及びスペーサテープの各二列
の巻取り張力を各々独立して調整出来る機構を備えた安
価で省スペースなテープ二列供給装置が得られる。従っ
て、本発明のテープ二列供給装置によれば、安易に駆動
部を増やすことなく安価な構造で二列供給機能を満たす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ二列供給装置を示したもので、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明のテープ二列供給装置における保護テー
プ剥離機構及びスペーサテープ剥離機構のスリップクラ
ッチ部の構成を示した断面図である。
【図3】図2のスリップクラッチ部を分離した状態を示
した断面図である。
【図4】従来のテープ供給装置を示したもので、(a)
は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 テープ二列供給装置 2 機能テープ材料 3 保護テープ 4 スペーサテープ 5 テープ巻出しリール 6 保護テープ巻取りリール 7 スペーサテープ巻取りリール 8 スリップクラッチ外筒 10 保護テープ巻取りモータ 11 スペーサテープ巻取りモータ 12 テープ巻取りリール部材 13 スリップクラッチ 14 ボス部 15 リールカバー板 17 ダンサーロール機構(巻取り張力調整装置) 21 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F108 JA04 5F044 MM49

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブル基板等に接着剤付テープなど
    の機能テープ材料を貼り付ける加工装置のためのテープ
    供給装置であって、機能テープ材料がその表面の保護テ
    ープと共に巻装されたテープ供給体と、このテープ供給
    体から給出される二層テープから保護テープを剥がす保
    護テープ剥離機構とを備え、保護テープが剥離された後
    の機能テープ材料を巻取り張力調整装置を通して加工装
    置へ給出するテープ供給装置において、 前記テープ供給体をその巻装軸の方向に二列分配置し、 前記保護テープ剥離機構がモータにより回転駆動される
    同一回転軸上に二列分の巻き取りリールを具備し、該リ
    ールに前記各テープ供給体から繰り出される二層テープ
    から剥離した保護テープを各二列にて巻取る構成とし、 前記保護テープ剥離機構における回転軸と各巻き取りリ
    ールのボス部との間にスリップクラッチを設け、それぞ
    れ巻き取りトルクが一定の設定値以上の過張力となる時
    に当該巻き取りリールへの力伝達が空転するように構成
    したことを特徴とするテープ二列供給装置。
  2. 【請求項2】フレキシブル基板等に接着剤付テープなど
    の機能テープ材料を貼り付ける加工装置のためのテープ
    供給装置であって、機能テープ材料がその表面の保護テ
    ープ及び裏面のスペーサテープと共に巻装されたテープ
    供給体と、このテープ供給体から給出される三層テープ
    から保護テープ及びスペーサテープを剥がす保護テープ
    剥離機構及びスペーサテープ剥離機構とを備え、保護テ
    ープ及びスペーサテープが剥離された後の機能テープ材
    料を巻取り張力調整装置を通して加工装置へ給出するテ
    ープ供給装置において、 前記テープ供給体をその巻装軸の方向に二列分配置し、 前記保護テープ剥離機構及びスペーサテープ剥離機構が
    それぞれモータにより回転駆動される同一回転軸上に二
    列分の巻き取りリールを具備し、該リールに前記各テー
    プ供給体から繰り出される三層テープから剥離される保
    護テープ又はスペーサテープを各々二列にて巻取る構成
    とし、 前記保護テープ剥離機構及びスペーサテープ剥離機構に
    おける各回転軸と各巻き取りリールのボス部との間にス
    リップクラッチを設け、それぞれ巻き取りトルクが一定
    の設定値以上の過張力となる時に当該巻き取りリールへ
    の力伝達が空転するように構成したことを特徴とするテ
    ープ二列供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のテープ二列供給装置
    において、前記スリップクラッチが空転領域に入る前記
    一定の設定値のトルクを、保護テープ巻径の最大時の張
    力がかかるモータトルクよりわずかに大きく設定したこ
    とを特徴とするテープ二列供給装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載のテープ二列供給
    装置において、前記各巻き取りリールを前記スリップク
    ラッチを残して前記回転軸から軸方向外側に取り外し可
    能に構成したことを特徴とするテープ二列供給装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3又は4記載のテープ二列供給
    装置において、前記巻取り張力調整装置として前記各列
    に対応する数のダンサーロールを、各ダンサーロールが
    前記各列に対応して機能テープ材料の送り方向と直角な
    方向にずれて位置するように配設したことを特徴とする
    テープ二列供給装置。
JP2001096764A 2001-03-29 2001-03-29 テープ二列供給装置 Withdrawn JP2002299388A (ja)

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